JP7072101B1 - 屈曲サンドイッチパネル - Google Patents

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【課題】浸入した水分の悪影響が抑えられ得ること。【解決手段】屈曲サンドイッチパネル30は、外皮部50と、内皮部52と、皮間部54とを備える。外皮部50が、露出面部70,70の対と、連結部72と、張出部74,74の対とを有している。連結部72は、露出面部70,70の対を連結する。皮間部54が、芯材110,110の対と防水層の対とを有している。芯材110,110の対は、連結部72に対向する空間を挟んで互いに対向する。防水層は、連結部72に対向する空間に対向する箇所に配置される。防水層の一端が連結部72に密着する。サンドイッチパネル10は、シール材をさらに備える。シール材は、防水層114,114の双方に密着する。シール材60は、連結部72に対向する。【選択図】図3

Description

本発明は、屈曲サンドイッチパネルに関する。
特許文献1は金属サンドイッチパネルを開示する。この金属サンドイッチパネルにおいて、二枚の金属製外皮の間に芯材が充填されている。これら金属製外皮の一方の側端部を屈曲させて側面カバー片が設けられる。この側面カバー片は、芯材の側端面を被覆する。この側面カバー片を屈曲させて端部カバー片が設けられる。端部カバー片は他方の金属製外皮側に配置される。この端部カバー片の先端部を屈曲させて係止片が形成される。係止片は芯材に形成された係止溝に挿入される。他方の金属製外皮の側端部を屈曲させて他の係止片が形成される。他の係止片は、芯材に形成された他の係止溝に挿入される。特許文献1に開示されている金属サンドイッチパネルは、断熱性や意匠性の低下を抑えながら効率よく製造できる。また、特許文献1に開示されている金属サンドイッチパネルは、コーナー用として利用可能である。
特開2012-172333号公報
しかしながら、特許文献1に開示された金属サンドイッチパネルには、水分がいったん内部に浸入してしまうとその水分による悪影響を抑えがたいという問題点がある。
本発明は、このような問題を解消するものである。その目的は、浸入した水分の悪影響を抑え得る屈曲サンドイッチパネルを提供することにある。
本発明の屈曲サンドイッチパネルが説明される。なお、この欄で図中の符号を使用したのは、発明の内容の理解を助けるためであって、内容を図示した範囲に限定する意図ではない。
上述された課題を解決するために、本発明のある局面に従うと、屈曲サンドイッチパネル30は、外皮部50と、内皮部52と、皮間部54とを備える。外皮部50は、金属板が屈曲することにより形成される。内皮部52は、外皮部50に対向する。皮間部54は、外皮部50と内皮部52との間に配置される。外皮部50が、露出面部70,70の対と、連結部72と、張出部74,74の対とを有している。露出面部70は、露出する面を形成する。連結部72は、金属板のうち屈曲する箇所によって形成される。連結部72は、露出面部70,70の対を連結する。張出部74,74の対は、金属板の一部からそれぞれ形成される。張出部74,74の対は、露出面部70,70の対それぞれの端から外皮部50と内皮部52との間へ張り出す。内皮部52が、内側板部90,90の対を有する。内側板部90,90の対は、露出面部70,70の対に1対1に対向する。皮間部54が、芯材110,110の対と、防水層114,114の対とを有している。芯材110,110の対は、露出面部70と内側板部90との間にそれぞれ配置される。芯材110,110の対は、連結部72に対向する空間を挟んで互いに対向する。防水層114,114の対は、芯材110,110の対それぞれの表面のうち連結部72に対向する空間に対向する面の張出部74側の端から張出部74とは反対側の端までにわたり形成される。防水層114,114の一端がそれぞれ連結部72に密着する。屈曲サンドイッチパネル30は、シール材60をさらに備える。シール材60は、防水層114,114の対の双方に密着する。シール材60は、防水層114,114のうち張出部74側の端から張出部74とは反対側の端までにわたり配置される。シール材60は、連結部72に対向する。
張出部74は、金属板の一部から形成される。張出部74,74の対は、露出面部70,70の対それぞれの端から外皮部50と内皮部52との間へ張り出す。これにより、露出面部70が露出し張出部74が露出面部70の上となるように屈曲サンドイッチパネル30が配置されると、雨水その他の水分が露出面部70およびその上から直接に皮間部54へ浸入することは抑えられる。この場合、雨水その他の水分は、露出面部70の表面を伝って流れ落ちるか、露出面部70の上端を伝って露出面部70の両脇に流れる。露出面部70の両脇に流れた水分のうち連結部72の上に到達したものの一部が、外皮部50と内皮部52との間へ浸入する。外皮部50と内皮部52との間へ浸入した水分は、連結部72と防水層114,114の対とシール材60とに囲まれた空間を通ってその空間の下部へ流れ落ちる。その分、外皮部50と内皮部52との間へ流入した水分が芯材110へ浸透することは抑えられる。水分が芯材110へ浸透することが抑えられるので、浸入した水分の悪影響が抑えられ得る。
また、上述された外皮部50が、溝形成部76,76の対をさらに有していることが望ましい。溝形成部76は、金属板の一部から形成される。溝形成部76,76の対は、露出面部70,70の対それぞれの端のうち張出部74と反対側の端に連なる。溝形成部76は、連結部72に対向する空間へ向かって開口する溝を形成する。この場合、溝形成部76に排水孔120が形成されていることが望ましい。
溝形成部76が形成する溝は、連結部72に対向する空間へ向かって開口する。連結部72と防水層114,114の対とシール材60とに囲まれた空間を通ってその空間の下部へ流れ落ちた水分は、その溝を流れる。その溝を流れた水分は、排水孔120から流出する。これにより、本発明にかかる屈曲サンドイッチパネル30が上下に並ぶように配置されているとき、上の屈曲サンドイッチパネル30から排出された水分は、下の屈曲サンドイッチパネル30の連結部72の上部から離れた箇所を流れることとなる。その結果、屈曲サンドイッチパネル30が上下に並ぶように配置されているとき、下の屈曲サンドイッチパネル30への水分の浸入が抑えられ得る。
もしくは、上述された排水孔120が溝形成部76により形成される溝のうち内側板部90側の側面に形成されていることが望ましい。
排水孔120が溝形成部76により形成される溝のうち内側板部90側の側面に形成されている。この場合、排水孔120が露出面部70側の側面に形成されている場合に比べ、雨水その他の水分がその排水孔120を経て上述された溝の内部に浸入し難くなる。その結果、溝の内部に水分が溜まることによる悪影響が抑えられ得る。
本発明によれば、浸入した水分の悪影響が抑えられ得る。
本発明のある実施形態にかかる屈曲サンドイッチパネルの役割が示される概念図である。 本発明のある実施形態にかかる屈曲サンドイッチパネルの構成が示される概念図である。 図2のA-A断面図である。 図2のB-B断面図である。 本発明のある実施形態にかかるVカット工程後の平坦サンドイッチパネルが示される概念図である。 本発明のある実施形態にかかる接着層除去工程後の平坦サンドイッチパネルが示される概念図である。 本発明のある実施形態にかかるシーリング工程後の平坦サンドイッチパネルが示される概念図である。 本発明のある実施形態にかかるベンダー加工工程後の平坦サンドイッチパネルが示される概念図である。 本発明のある実施形態にかかるシール材取付工程後の平坦サンドイッチパネルが示される概念図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態が説明される。以下の説明では、同一の部品には同一の符号が付されている。それらの名称および機能は同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返されない。
図1は、本実施形態にかかる屈曲サンドイッチパネル30の役割が示される概念図である。図1に基づいて、本実施形態にかかる屈曲サンドイッチパネル30の役割が説明される。
本実施形態にかかる屈曲サンドイッチパネル30は周知の平坦サンドイッチパネル32と共に建築物20の外壁に配置される。屈曲サンドイッチパネル30は建築物20のコーナーに縦に並ぶように配置されている。したがって、ある屈曲サンドイッチパネル30の上に他の屈曲サンドイッチパネル30が配置される。前者の屈曲サンドイッチパネル30の下にさらに別の屈曲サンドイッチパネル30が配置される。
図2は、本実施形態にかかる屈曲サンドイッチパネル30の構成が示される概念図である。図2において、屈曲サンドイッチパネル30の一部は切り欠かれている。図2に基づいて、本実施形態にかかる屈曲サンドイッチパネル30の役割が説明される。
図2に示されるように、本実施形態にかかる屈曲サンドイッチパネル30は、外皮部50と、内皮部52と、皮間部54と、裏当体56と、横目地パッキン58とを備える。
外皮部50は、建築物20の外壁となる位置に配置される。外皮部50は、金属板が屈曲することにより形成される。本実施形態の場合、その金属板は鋼板である。
内皮部52は、外皮部50に対向する。その結果、内皮部52は外皮部50から見て建築物20の内側となる位置に配置される。内皮部52も、金属板が屈曲することにより形成される。本実施形態の場合、内皮部52を形成するための金属板も鋼板である。
皮間部54は、外皮部50と内皮部52との間に配置される。皮間部54は、外皮部50と内皮部52との基部となる。本実施形態の場合、外皮部50と内皮部52とは皮間部54に接着されている。
裏当体56は、内皮部52に取付けられる。裏当体56は、内皮部52を補強する。本実施形態の場合、裏当体56は、屈曲した鋼板である。
横目地パッキン58は、外皮部50のうち屈曲した箇所に取付けられる。横目地パッキン58は、屈曲サンドイッチパネル30の内部への雨水その他の水分の浸入を抑制する。
図3は、図2のA-A断面図である。図2と図3とに基づいて、本実施形態にかかる外皮部50と内皮部52と皮間部54との構成が説明される。
本実施形態の場合、外皮部50は、露出面部70,70の対と、連結部72と、張出部74,74の対と、溝形成部76,76の対とを有している。露出面部70は、露出する面を形成する。本実施形態の場合、この面は、建築物20の外壁に配置されたときその建築物20の外部に露出する面である。連結部72は、金属板のうち屈曲する箇所によって形成される。図2に示されるように、連結部72は、露出面部70,70の対を連結する。張出部74は、連結部72を形成している金属板の一部から形成される。張出部74,74の対は、露出面部70,70の対それぞれの端から外皮部50と内皮部52との間へ張り出す。本実施形態の場合、その端は、この屈曲サンドイッチパネル30が建築物20の外壁に配置されたとき上端となる端である。溝形成部76は、連結部72を形成している金属板の一部から形成される。溝形成部76,76の対は、露出面部70,70の対それぞれの端のうち張出部74と反対側の端に連なる。その結果、溝形成部76は、この屈曲サンドイッチパネル30が建築物20の外壁に配置されたとき露出面部70の下端に配置されることとなる。本実施形態の場合、溝形成部76は後述される芯材110の下端より下まで突出している。したがって、この屈曲サンドイッチパネル30の下に別の屈曲サンドイッチパネル30が配置されるとき、前者の屈曲サンドイッチパネル30の溝形成部76は、後者の屈曲サンドイッチパネル30の上端を覆うこととなる。溝形成部76は、連結部72に対向する空間へ向かって開口する溝を形成する。本実施形態の場合、溝形成部76には排水孔120が形成されている。本実施形態の場合、その排水孔120は、溝形成部76により形成される溝のうち内側板部90側の側面に形成されている。
本実施形態の場合、内皮部52は、内側板部90,90の対を有する。内側板部90,90の対は、露出面部70,70の対に1対1に対向する。
皮間部54が、芯材110,110の対と、嵌込材112,112の対とを有している。芯材110,110の対は、露出面部70と内側板部90との間にそれぞれ配置される。芯材110,110の対は、連結部72に対向する空間を挟んで互いに対向する。嵌込材112,112の対は、張出部74と内側板部90との間にそれぞれ配置される。嵌込材112は、他の屈曲サンドイッチパネル30の下端に形成されている凹部に嵌込まれる。これにより、ある屈曲サンドイッチパネル30と他の屈曲サンドイッチパネル30との間に位置ずれが生じることが防止される。
図4は、図2のB-B断面図である。図2乃至図4に基づいて、本実施形態にかかる防水層114とシール材60と充填材62とが説明される。
皮間部54が、防水層114,114の対をさらに有している。防水層114,114の対は、芯材110,110の表面のうち連結部72に対向する空間に対向する面にそれぞれ形成されている。防水層114,114の対は、芯材110,110のその表面の張出部74側の端から張出部74とは反対側すなわち溝形成部76側の端までにわたり形成されている。防水層114,114の一端がその張出部74側の端から張出部74とは反対側すなわち溝形成部76側の端までにわたり連結部72に密着する。本実施形態の場合、防水層114は周知のシーリング材を素材とする。このため、防水層114には水が浸透しない。
本実施形態にかかる屈曲サンドイッチパネル30は、シール材60と充填材62とをさらに備えている。シール材60は、防水層114のうち張出部74側の端から張出部74とは反対側すなわち溝形成部76側の端までにわたり配置される。シール材60は、その張出部74側の端から張出部74とは反対側すなわち溝形成部76側の端までにわたり防水層114,114の対の双方に密着する。シール材60は、連結部72に対向する。本実施形態の場合、シール材60のうち連結部72側の端は、張出部74とは反対側すなわち溝形成部76側に近い区間ほど連結部72に近づいている。また、本実施形態の場合、シール材60は、エチレンプロピレンゴム(EPDM)製である。このため、シール材60には水が浸透しない。充填材62は、張出部74,74の対が互いに接する箇所に配置される。充填材62は、張出部74と芯材110との隙間へ水が浸入することを防止する。本実施形態の場合、充填材62は周知のシーリング材を素材とする。このため、充填材62には水が浸透しない。
[製造方法の説明]
図5は、本実施形態にかかるVカット工程後の平坦サンドイッチパネル32が示される概念図である。図6は、本実施形態にかかる接着層除去工程後の平坦サンドイッチパネル32が示される概念図である。図7は、本実施形態にかかるシーリング工程後の平坦サンドイッチパネル32が示される概念図である。図8は、本実施形態にかかるベンダー加工工程後の平坦サンドイッチパネル32が示される概念図である。図9は、本実施形態にかかるシール材取付工程後の平坦サンドイッチパネル32が示される概念図である。図5乃至図9に基づいて、本実施形態にかかる屈曲サンドイッチパネル30の製造方法が説明される。なお、図5乃至図9においては嵌込材112となる部材が示されていないが、実際の平坦サンドイッチパネル32は嵌込材112となる部材を備えている。
本実施形態にかかる屈曲サンドイッチパネル30は、周知の平坦サンドイッチパネル32を加工することにより製造される。そのため、まず、作業者は、その平坦サンドイッチパネル32のうち、連結部72となる箇所に対向する部分を取り除く。これにより、図5に示される斜面130と嵌込材112,112の対とが形成される。図5に示される斜面130に対向するように、図示されない斜面も形成される。張出部74,74の対、および、内側板部90,90の対も形成される。本実施形態において、屈曲サンドイッチパネル30の露出面部70となる部分の表面に対するこれらの斜面の傾きはπ/4ラジアン(45°)である。これは、後のベンダー加工工程後に露出面部70,70の対となる箇所がなす角度をπ/2ラジアン(90°)とするためである。
平坦サンドイッチパネル32のうち連結部72となる箇所に対向する部分が取り除かれると、図6に示されているように、作業者は、上述された斜面の底部132を除去する。これにより、平坦サンドイッチパネル32のうち本実施形態にかかる連結部72となる箇所が露出する。また、芯材110,110の対が形成される。次いで、作業者は、平坦サンドイッチパネル32へ、本実施形態にかかる排水孔120,120の対となる孔をあける。これにより、溝形成部76,76の対が形成されたことになる。
斜面の底部132が除去され排水孔120,120の対となる孔があけられると、作業者は、芯材110,110の対それぞれにおいて除去された底部132に隣接していた領域に周知のシーリング材を塗布する。図7に示されているように、このとき塗布されたシーリング材が本実施形態にかかる屈曲サンドイッチパネル30の防水層114,114の対となる。
防水層114,114が形成されると、作業者は、周知の方法により平坦サンドイッチパネル32のうち本実施形態にかかる連結部72となる箇所を図8に示されているように折り曲げる。これにより、本実施形態にかかる屈曲サンドイッチパネル30の連結部72が形成される。
連結部72が形成されると、作業者は、連結部72となった箇所をいったん拡げる。連結部72となった箇所がいったん拡げられると、作業者は、防水層114,114の対それぞれへ図9に示されているようにシール材60を貼り付ける。シール材60が貼り付けられると、作業者は、張出部74,74の対が互いに接する箇所に周知のシーリング材を充填する。図9に示されているように、このとき充填されたシーリング材が本実施形態にかかる屈曲サンドイッチパネル30の充填材62,62の対となる。シーリング材が充填されると、作業者は、連結部72となった箇所を再び折り曲げる。連結部72となった箇所が再び折り曲げられると、作業者は、裏当体56を取付ける。次いで、作業者は、横目地パッキン58を連結部72のすぐ上に固定する。これにより、本実施形態にかかる屈曲サンドイッチパネル30が完成する。
[動作の説明]
以下、本実施形態にかかる屈曲サンドイッチパネル30における動作が説明される。上述されたように、本実施形態にかかる屈曲サンドイッチパネル30は建築物20のコーナーに縦に並ぶように配置される。雨天その他の理由により本実施形態にかかる屈曲サンドイッチパネル30に水がかかると、その水の一部は連結部72の上端から本実施形態にかかる屈曲サンドイッチパネル30の内部に浸入する。屈曲サンドイッチパネル30の内部に浸入した水は、連結部72と防水層114,114とシール材60とによって囲まれた空間に流入する。この空間の内壁はいずれも水が浸透しない素材からできているので、屈曲サンドイッチパネル30の内部に浸入した水は、この空間を通って下に流れ落ちる。流れ落ちた水は溝形成部76が形成する溝を経て排水孔120から流出する。
[本実施形態にかかる効果の説明]
本実施形態にかかる屈曲サンドイッチパネル30によれば、浸入した水分の悪影響が抑えられ得る。
また、本実施形態にかかる屈曲サンドイッチパネル30によれば、これが上下に並ぶように配置されているとき、ある屈曲サンドイッチパネル30の下に配置される屈曲サンドイッチパネル30への水分の浸入が抑えられ得る。
また、本実施形態にかかる屈曲サンドイッチパネル30によれば、溝の内部に水分が溜まることによる悪影響が抑えられ得る。
[変形例の説明]
今回開示された実施形態はすべての点で例示である。本発明の範囲は上述した実施形態に基づいて制限されるものではない。もちろん、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更をしてもよい。
例えば、排水孔120の位置は特定されない。排水孔120は設けられていなくてもよい。外皮部50は溝形成部76を有していなくてもよい。
また、シール材60の配置は特に限定されない。ただし、次に述べられる3つの要件が満たされることが前提である。その第1の要件は、防水層114,114の対の双方に密着することである。その第2の要件は、防水層114,114のうち張出部74側の端から張出部74とは反対側の端までにわたり配置されることである。その第3の要件は、連結部72に対向することである。
20…建築物
30…屈曲サンドイッチパネル
32…平坦サンドイッチパネル
50…外皮部
52…内皮部
54…皮間部
56…裏当体
58…横目地パッキン
60…シール材
62…充填材
70…露出面部
72…連結部
74…張出部
76…溝形成部
90…内側板部
110…芯材
112…嵌込材
114…防水層
120…排水孔
130…斜面
132…底部

Claims (3)

  1. 金属板が屈曲することにより形成される外皮部と、
    前記外皮部に対向する内皮部と、
    前記外皮部と前記内皮部との間に配置される皮間部とを備える屈曲サンドイッチパネルであって、
    前記外皮部が、
    露出する面を形成する露出面部の対と、
    前記金属板のうち屈曲する箇所によって形成される、前記露出面部の対を連結する連結部と、
    前記金属板の一部からそれぞれ形成される、前記露出面部の対それぞれの端から前記外皮部と前記内皮部との間へ張り出す張出部の対とを有しており、
    前記内皮部が、前記露出面部の対に1対1に対向する内側板部の対を有しており、
    前記皮間部が、
    前記露出面部と前記内側板部との間にそれぞれ配置され前記連結部に対向する空間を挟んで互いに対向する芯材の対と、
    前記芯材の対それぞれの表面のうち前記連結部に対向する空間に対向する面の前記張出部側の端から前記張出部とは反対側の端までにわたり形成され、一端がそれぞれ前記連結部に密着する防水層の対とを有しており、
    前記防水層の対の双方に密着し、前記防水層のうち前記張出部側の端から前記張出部とは反対側の端までにわたり配置され、前記連結部に対向するシール材をさらに備えていることを特徴とする屈曲サンドイッチパネル。
  2. 前記外皮部が、前記金属板の一部から形成され、前記露出面部の対それぞれの端のうち前記張出部と反対側の前記端に連なり、前記連結部に対向する空間へ向かって開口する溝を形成する溝形成部の対をさらに有しており、
    前記溝形成部に、排水孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の屈曲サンドイッチパネル。
  3. 前記排水孔が、前記溝形成部により形成される溝のうち前記内側板部側の側面に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の屈曲サンドイッチパネル。
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