JPH0631001Y2 - 脱気孔付防水シ−ト - Google Patents

脱気孔付防水シ−ト

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JPH0631001Y2
JPH0631001Y2 JP2571487U JP2571487U JPH0631001Y2 JP H0631001 Y2 JPH0631001 Y2 JP H0631001Y2 JP 2571487 U JP2571487 U JP 2571487U JP 2571487 U JP2571487 U JP 2571487U JP H0631001 Y2 JPH0631001 Y2 JP H0631001Y2
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JP
Japan
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waterproof sheet
deaeration
hole
deaeration hole
laid
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Application number
JP2571487U
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JPS63134031U (ja
Inventor
利照 木原
Original Assignee
株式会社アサヒコーポレーション
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、建物の陸屋根防水工法において陸屋根に敷設
する脱気孔付の防水シートの改良に関する。
(従来の技術) 従来の建物の陸屋根防水工法において、陸屋根平面部及
びパラペットへの立上り壁面に建物の内壁へ雨水が浸透
してひゞ割れを助長させる損傷や、内部室内への雨水等
の水漏れを防止するために防水シートを敷設することが
行われている。この場合に、陸屋根に防水シートを敷設
するに当り、下地の乾燥を持つことなく下地が湿潤状態
にもかゝわらず防水シートを浮かし張り敷設することが
行われているが、敷設した後に防水シート内面側に生ず
る水蒸気を防水シート外に放出するために実開昭60-879
40号公報に見られるように脱気筒を設けた考案が提案さ
れている。しかしながら、このように脱気筒を用いると
きには、脱気筒を別途製作しなければならず、且つこれ
を取付けるに当り、該シートと脱気筒周りとを防水処理
を施さなければならないという工程を必要としていた。
これを解決するために実開昭60-87936号公報記載のよう
に第6図示のような提案がされている。
この構成にあっては、従来の脱気筒をなくし、陸屋根平
面部aからパラペット部bへ立上る防水シートcの上方
端部をパラペットひさし縁dに固定する防水シート端末
押え具eを設ける。該押えeはパラペットひさし縁dの
下面に装着する図示のような外下方に延びる面fに脱気
孔gを形成したものである。
しかしながらこのような押え具eは、脱気孔gが開放し
ているため、雨水の浸入を防止するように製作するに
は、図示のように外下方へ延る面fを形成し脱気孔gを
設けるために特別の金型を要する。
(本考案の解決すべき問題点) 本考案は、前記のような従来の不都合を解消し、前記脱
気筒や脱気孔を備えた押え具を用いることなく、防水シ
ート内への雨水の浸入を防止し、防水シート内の水蒸気
を放出する脱気孔を構造簡単に構成することができる脱
気孔付防水シートを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前記の目的を達成するために陸屋根の屋上平
面部からパラペット部へ立上る部分の垂直面部に敷設す
る防水シートにおいて、該垂直面部に添わせて敷設する
防水シートの部位に内外面に貫通する脱気孔を設け、該
脱気孔を被覆する防水性シート片を該脱気孔の下方に延
びる未接着部を残して防水シート外面に接着して設け、
該未接着部を防水シートの内外面を連通する脱気通路と
したことを特徴とする。
(作用) 本考案は、かゝる構成を採用したので、従来のような脱
気筒や脱気孔押え具を要することなく、防水シートの立
上り部に形成して設けた脱気孔及び未接着部である脱気
通路を介して防水シート内側の水蒸気を排出することが
でき、外部から防水シート内への雨水の浸入を防ぐこと
ができる。
(実施例) 本考案の実施の一例を示す第1〜3図について説明す
る。
陸屋根1の屋上平面部2からパラペット部3に立上る部
分の垂直面部4において、パラペット部3のひさし部5
の下面にブチルテープ6を間に鋼板7をそれぞれの端縁
が接するように装着し、金具8で取付け固定した。
この鋼板7に該防水シート9の立上り端縁部10を接着
固定して取り付け、該ひさし部5の下面と、接する該防
水シート9の端縁部10及び該鋼板7との間には、雨水
浸入防止のためシーリング材11を充填した。
該防水シート9の内面は、屋上平面部2の固定具12に
接着固定されている以外は、浮かし張り敷設されてい
る。
この構成は従来と相違しないが、本考案の実施例では、
該防水シート9の立上り敷設する上方の部位に、該シー
ト9の内外面に貫通する脱気孔13を設け、該脱気孔1
3を被覆する防水シート9と同材料の防水性シート片1
4を未接着部15を残して外面に接着した。
該未接着部15は、外部から雨水が浸入しないように脱
気孔13より下方側に垂直に延るように設け、防水性シ
ート片14外の防水シート9の外面に脱気孔13と連通
するようにし、これを脱気通路とした。
尚、外面に被覆する防水性シート片14は該防水シート
9と一致させた色を使用すると防水性シート片14の張
付け状態にも違和感を与えない。
また、該未接着部15は、第2図示のように脱気孔13
の直下方に延したが、第4及び第5図示のように、脱気
孔13の下方に向け斜めに設けても、また複数に設けて
もよい。
前記実施例では、防水性シート片14は、防水シート9
と同じものを使用したが、これは防水性を有するシート
材であればよい。
従って、前記の構成によるときは、防水シート9の立上
る部位に内外面に貫通する脱気孔13を設け、該脱気孔
13を被覆する防水性シート片14を未接着部15を残
して外面に接着して設けて、該未接着部15を介して該
シート9の内外面と連通する脱気通路により、水蒸気を
排出できるようにし、且つ、脱気孔13より下方に向け
て該未接着部15を設けて外部から雨水が浸入すること
を防止する。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によるときは、
防水シートがパラペット部へ立上る部分の垂直面部に添
わせて敷設する部位に、該シートの内外面に貫通して設
けた脱気孔と、該脱気孔を被覆する防水性シート片を該
脱気孔の下方に延びる部分を残して外面に接着して防水
シートの内外面を連通する脱気通路を形成したので、防
水シートの内面側の水蒸気の脱気は該脱気孔及び脱気通
路を介して行われ、そして脱気孔から、防水シート内へ
の雨水の浸入を防止できると共に、構造が簡単となって
従来のような脱気筒や脱気孔付押え具を必要としない脱
気孔付防水シートを提供するの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は、本考案の実施の一例を示し第1図
は防水シートの敷設状態を示す斜視図、第2図は第1図
のII−II線截断面図、第3図は第2図の部分拡大図、第
4図及び第5図は第1図の実施例の変形例を示す平面図
第6図は従来例を示す縦断面図である。 1……陸屋根、2……屋上平面部 3……パラペット部、4……垂直面部 9……防水シート、13……脱気孔 14……防水性シート片、15……未接着部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】陸屋根の屋上平面部からパラペット部へ立
    上る部分の垂直面部に敷設する防水シートにおいて、垂
    直面部に添わせて敷設する防水シートの部位に内外面に
    貫通する脱気孔を設け、該脱気孔を被覆する防水性シー
    ト片を該脱気孔の下方に延びる未接着部を残して防水シ
    ート外面に接着して設け、該未接着部を防水シートの内
    外面を連通する脱気通路としたことを特徴とする脱気孔
    付防水シート。
JP2571487U 1987-02-25 1987-02-25 脱気孔付防水シ−ト Expired - Lifetime JPH0631001Y2 (ja)

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JPS63134031U JPS63134031U (ja) 1988-09-01
JPH0631001Y2 true JPH0631001Y2 (ja) 1994-08-22

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