JPH0666470B2 - Mis型半導体装置 - Google Patents

Mis型半導体装置

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Publication number
JPH0666470B2
JPH0666470B2 JP4008263A JP826392A JPH0666470B2 JP H0666470 B2 JPH0666470 B2 JP H0666470B2 JP 4008263 A JP4008263 A JP 4008263A JP 826392 A JP826392 A JP 826392A JP H0666470 B2 JPH0666470 B2 JP H0666470B2
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JP
Japan
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region
insulating film
semiconductor device
gate electrode
silicon substrate
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Application number
JP4008263A
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Inventor
政資 浅見
Original Assignee
日本プレシジョン・サーキッツ株式会社
株式会社精工舎
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Publication date
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  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はMIS(MOS)型半導
体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のMIS(MOS)型半導体装置に
おいて、ゲ―ト電極はゲ―ト絶縁膜の上に面状に設けら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、MIS(M
OS)型半導体装置において、速度を速くするには、チ
ャネル部分の長さLを短くするか、チャネル部分の幅W
を広くとるかすればよいことが知られている。しかし、
チャネルの長さLをあまり小さくすると、ソ―ス領域と
ドレイン領域とが近接しすぎてパンチスル―がおき、い
わゆるショ―トチャネル効果が生じるおそれがある。し
たがって、Lを小さくすることについては制約がある。
他方、チャネルの幅Wを大きくすると、一つのトランジ
スタの占める割合が大きくなり、高集積化の要請に反す
ることになる。
【0004】本発明の目的は、高速化および高集積化が
可能なMIS(MOS)型半導体装置を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明におけるMIS型
半導体装置は、第1領域とこの第1領域の両側に設けら
れこの第1領域よりも浅い第2領域とからなる凹部を設
けた半導体基板と、上記第1領域に対応して設けられた
筒状のゲ―ト電極と、上記筒状のゲ―ト電極の筒内の上
記第1領域から筒外の上記第2領域にわたって設けられ
筒内をチャネル領域とし筒外をソース領域およびドレイ
ン領域とした半導体物質層と、上記筒状のゲート電極と
上記半導体物質層との間に設けられた筒状のゲート絶縁
膜とを有する
【0006】
【実施例】図1に示すように、シリコン基板1に2段に
凹部2を形成する。深さは、1段めのステップが基板面
から約0.5μ、2段めのステップが1段めのステップ
から0.2〜0.3μである。
【0007】このような凹部2を設けたシリコン基板1
の表面に絶縁膜3を形成する。絶縁膜3の形成方法は、
熱酸化により表面に酸化膜SiO2 を形成する等の方法
による(図2(A)、図2(B))。
【0008】ついで、上部凹部2に電極膜4を設ける。
この電極膜4は対向位置に立上り部5、6を有する断面
U字状のもので、材料としてはモリブデンシリサイドな
どを用いてスパッタリングにて形成する。上記電極膜上
に絶縁膜7を設ける(図3(A)、図3(B))。な
お、立上り部5、6の上面には絶縁膜は設けられていな
いが、この段階ではここも絶縁膜で被覆しておいて後で
この部分を除くようにしてもよい。
【0009】つぎに、上記絶縁膜7で被覆した電極膜4
の凹部およびその両側にわたって半導体物質層8を形成
する。具体的にはシリコンの単結晶をエピタキシャル成
長させて形成する。この半導体物質層8の上に上記絶縁
膜7の立上り部5、6の内側の部分と連続させて絶縁膜
9を設け、上記絶縁膜7と絶縁膜9とは筒状のゲ―ト絶
縁膜10となる(図4(A)、図4(B))。
【0010】この絶縁膜9の上に電極膜11を設ける。
これは上記の電極膜4と同じ材料のもので、例えばモリ
ブデンシリサイドをスパッタリングにて設ける。その
際、電極膜11は上記電極膜4の立上り部5、6と連続
させて形成する。したがって、電極膜4と電極膜11と
は筒状のゲ―ト電極12を形成することになる(図5
(A)、図5(B))。
【0011】上記電極膜11の表面を絶縁膜13にて被
覆する。そして、この絶縁膜13をマスクとして利用し
て、上記筒状のゲ―ト電極12の開口部の外側の半導体
物質層8にイオンを打込んで、ソ―ス領域14およびド
レイン領域15をつくる(図6(A)、図6(B))。
【0012】この上に絶縁膜16、アルミ配線17、P
SG保護膜18を設けて、MOS型半導体装置を完成す
る(図7(A)、図7(B))。
【0013】このように、ゲ―ト電極12は筒状に形成
され、筒状部内の半導体物質部分はチャネルとして作用
することになる。
【0014】なお、上述の実施例において、半導体物質
層8を形成した際凹凸が生じた場合、これを平坦になら
すようにする。また、ソ―ス領域14およびドレイン領
域15を形成する際、イオン打込み法のほか熱拡散を用
いてもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明におけるMIS(MOS)型半導
体装置では、半導体基板に設けた凹部の第1領域に対応
して筒状のゲート電極を設け、ゲート電極の筒内から筒
外にわたって上記凹部に半導体物質層を設け、筒状のゲ
ート電極と半導体物質層との間に筒状のゲート絶縁膜を
設けたので、高速化および高集積化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であり、凹部を形成したシリコ
ン基板の要部斜視図である。
【図2】図2(A)は図1のシリコン基板をA−A線で
見た状態での製造工程説明図であり、図2(B)は図1
のシリコン基板をB−B線で見た状態での製造工程説明
図である。
【図3】図3(A)は図1のシリコン基板をA−A線で
見た状態での製造工程説明図であり、図3(B)は図1
のシリコン基板をB−B線で見た状態での製造工程説明
図である。
【図4】図4(A)は図1のシリコン基板をA−A線で
見た状態での製造工程説明図であり、図4(B)は図1
のシリコン基板をB−B線で見た状態での製造工程説明
図である。
【図5】図5(A)は図1のシリコン基板をA−A線で
見た状態での製造工程説明図であり、図5(B)は図1
のシリコン基板をB−B線で見た状態での製造工程説明
図である。
【図6】図6(A)は図1のシリコン基板をA−A線で
見た状態での製造工程説明図であり、図6(B)は図1
のシリコン基板をB−B線で見た状態での製造工程説明
図である。
【図7】図7(A)は図1のシリコン基板をA−A線で
見た状態での製造工程説明図であり、図7(B)は図1
のシリコン基板をB−B線で見た状態での製造工程説明
図である。
【符号の説明】
1……シリコン基板 2……凹部 8……半導体物質層 10……ゲ―ト絶縁膜 12……ゲ―ト電極 14……ソ―ス領域 15……ドレイン領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1領域とこの第1領域の両側に設けら
    れこの第1領域よりも浅い第2領域とからなる凹部を設
    けた半導体基板と、 上記第1領域に対応して設けられた筒状のゲ―ト電極
    と、 上記筒状のゲ―ト電極の筒内の上記第1領域から筒外の
    上記第2領域にわたって設けられ筒内をチャネル領域と
    し筒外をソース領域およびドレイン領域とした半導体物
    質層と、 上記筒状のゲート電極と上記半導体物質層との間に設け
    られた筒状のゲート絶縁膜と を有するMIS型半導体装置。
JP4008263A 1992-01-21 1992-01-21 Mis型半導体装置 Expired - Lifetime JPH0666470B2 (ja)

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JPH05235337A JPH05235337A (ja) 1993-09-10
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