JPH0664798A - クロスロール交換装置における織布切断装置 - Google Patents

クロスロール交換装置における織布切断装置

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JPH0664798A
JPH0664798A JP21948992A JP21948992A JPH0664798A JP H0664798 A JPH0664798 A JP H0664798A JP 21948992 A JP21948992 A JP 21948992A JP 21948992 A JP21948992 A JP 21948992A JP H0664798 A JPH0664798 A JP H0664798A
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洋一 牧野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クロスロール交換の際の織布切断を円滑に行
なう。 【構成】 ガイドレール29にはカッター32がスライ
ダ33を介して支持されている。ガイドレール29には
カッター駆動モータ30が装着されている。カッター駆
動モータ30にはカッター32がチェーン31を介して
作動連結されている。カッター32はカッター駆動モー
タ30の駆動によりガイドレール29に沿って走行す
る。ガイドレール29にはレールカバー35が支持され
ている。レールカバー35にはノズルパイプ36が支持
されている。ガイドレール29及びノズルパイプ36に
は滑り止めシート37A,37Bが貼着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻き上げ完了したクロ
スロールと空クロスロールとを交換する装置における織
布切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のクロスロール自動交換装置が特
開昭61−23060号公報に開示されている。この公
報におけるクロスロール自動交換装置は全てクロスロー
ル搬送車側に設置されており、織機上のクロスロールが
巻き上げ完了状態になるとクロスロール搬送車が呼出し
を受けて織機前方の移載作業位置へ到着する。クロスロ
ール搬送車が織機前方の移載作業位置へ到着停止する
と、クロスロール自動交換装置が一連のクロスロール交
換動作を遂行し、織機上の巻き上げ完了したクロスロー
ル(以下、満ロールという)が搬送車側へ移載されると
共に、搬送車上の空クロスロール(以下、空ロールとい
う)が織機側へ移載される。次いでクロスロール自動交
換装置を構成するクロス切断機構が空ロールと満ロール
との間の織布を切断し、織機側の織布切断端部が空ロー
ルに巻き付けられると共に、搬送車側の織布切断端部が
満ロールに巻き取られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来のクロスロー
ル交換装置では、クロスロール搬送車側に移載された満
ロールを回転して織布に張力を付与し、この張力付与状
態で織布切断が行われる。クロスロール交換中も製織は
継続している。しかしながら、織布切断に失敗すれば織
機上の織布巻き取り位置に空ロールを装着することがで
きず、製織を停止しなければならない。織布切断失敗の
原因としてはカッターが織布端部を切断開始する際の切
断抵抗が挙げられる。満ロールの回転による張力付与は
経糸方向へのものであり、カッターの切断経路に対して
は直交する。そのため、張力がかなり高くないと切断経
路上の織布部位には緯糸方向への皺が寄り、この皺がカ
ッターの進行に対して大きな抵抗となる。このような進
行抵抗が生じると切断ミスを生じ易く、織布の皺による
進行抵抗は布端という切断開始端部で特に大きい。この
切断抵抗により織布端部に皺が寄り、織布切断に失敗す
るおそれがある。
【0004】特開平2−106544号公報では切断刃
の両側にテンションバーを配置したカッター装置が開示
されている。両テンションバーは切断刃の近辺の布を屈
曲して張力を与え、両テンションバーにより張力を付与
された織布部位が切断刃の進行によって切断される。し
かしながら、両テンションバーは切断刃と一体的に移動
するため、織布に皺が寄り易い。
【0005】本発明は、クロスロール交換動作中の織布
切断を確実に行ない得る織布切断装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
織布巻き取り位置から満ロール仮置位置に満ロールを移
行し、満ロール仮置位置上の満ロールと空ロールとの間
の織布をその幅方向へ切断するカッターを備えたクロス
ロール交換装置を対象とし、織布に接してカッター進行
方向への織布移動を阻止する滑り止め手段を少なくとも
織布切断開始側に設けた。
【0007】
【作用】カッターが織布切断を開始すると、この切断開
始作用が織布をカッター進行方向へ移動させようとす
る。滑り止め手段と織布との間の滑り止め作用はこの織
布移動に対抗し、切断経路上におけるカッター進行方向
への織布端部移動が阻止される。従って、織布端部に皺
が寄ることはなく、織布切断が円滑に遂行される。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図8に基づいて説明する。図1に示すように1は織機の
サイドフレームであり、織機の左右両サイドフレーム1
間に架設されたサーフェスローラ2及びプレスローラ3
が織布Wを引き取る。サーフェスローラ2及びプレスロ
ーラ3の協働によって引き取られる織布Wは織布巻き取
り位置P1 上のクロスロール4に巻き取られる。クロス
ロール4の布周面にはクロスガイドバー5が接してお
り、織布Wがクロスガイドバー5によって巻皺防止作用
を受けつつクロスロール4に巻き取られる。クロスガイ
ドバー5は左右一対の支持アーム6によって支持されて
おり、支持アーム6はサイドフレーム1上の固定部1a
によって回動位置を規制される。この回動規制によって
クロスガイドバー5の最下動位置が図5に示す位置に規
制される。
【0009】図2に示すようにクロスロール4のロール
軸は大径軸部4aと小径軸部4bとからなり、クロスロ
ール4は小径軸部4bを介して織布巻き取り位置P1
の装着凹部(図示略)に回転可能に支持される。大径軸
部4aの一端側には歯部4cが刻設されている。織布巻
き取り位置P1 上のクロスロール4の歯部4cは駆動歯
車7に噛合している。駆動歯車7は中間歯車8、スプロ
ケット9、チェーン10及びスプロケット11を介して
サーフェスローラ2に作動連結されている。従って、ク
ロスロール4は、織機駆動モータ(図示略)によって駆
動されるサーフェスローラ2の回転に同期して織布巻き
取り方向に回転する。
【0010】図1及び図2に示すように織布巻き取り位
置P1 上のクロスロール4はクロスロールストッパ12
A,12Bによって常には前記装着凹部からの転出を阻
止されている。クロスロールストッパ12A,12Bは
図示しない復帰ばねによってクロスロール転出阻止位置
に保持されており、クロスロール4の小径軸部4bに当
接している。
【0011】図1に示すように左右のサイドフレーム1
間には仮置台車13が格納されている。仮置台車13は
モータ14の正逆転によって織機の前後方向に走行す
る。仮置台車13には左右一対のスタンド部15A,1
5Bが立設形成されており、スタンド部15A,15B
の上端には満ロール仮置凹部15aが形成されている。
仮置凹部15aの近傍には対ローラ16A,16Bが取
り付けられており、クロスロール4の大径軸部4aが対
ローラ16A,16B上に載置されるようになってい
る。
【0012】一方のスタンド部15Bの上端部にはリミ
ットスイッチ17が取り付けられている。リミットスイ
ッチ17は対ローラ16A,16B上に載置されたクロ
スロール4の大径軸部4aによってONされる。
【0013】図1及び図2に示すようにスタンド部15
A,15Bの上端には蹴り出しレバー18A,18B及
び転出阻止解除レバー19A,19Bが取り付けられて
いる。
【0014】スタンド部15A,15Bには空ロール支
持アーム20A,20Bが回動可能に支持されている。
左右の空ロール支持アーム20A,20Bの先端にはハ
ンド20aが取り付けられている。ハンド20aは円弧
状の板ばね製であり、空ロール4Aの環状溝4dを把持
及び解放可能である。
【0015】一方の空ロール支持アーム20Aにはトル
クモータ型の空ロール回転モータ21が取り付けられて
いる。空ロール回転モータ21の駆動ギヤ21aはハン
ド20a上の空ロール4Aの歯部4cに噛合し、空ロー
ル回転モータ21の正逆転によってハンド20a上の空
ロール4Aが回転する。
【0016】図2に示すように一方のスタンド部15A
の内側面にはモータ22が取り付けられている。その駆
動ギヤ22aがスタンド部15Aの外側面に配設されて
おり、駆動ギヤ22aには中間歯車23が噛合してい
る。中間歯車23の歯車軸23aは左右両スタンド部1
5A,15B間に架設されている。歯車軸23aの両端
にはスプロケット24A,24Bが止着されている。
【0017】空ロール支持アーム20A.20Bの支軸
20bにはスプロケット25A,25Bが止着されてい
る。スプロケット25A,25Bとスプロケット24
A,24Bとはチェーン26A,26Bを介して作動連
結されている。従って、モータ22の正逆転によって空
ロール支持アーム20A,20Bが回動する。仮置台車
13が図1の格納位置にある場合には空ロール支持アー
ム20A,20Bは織布巻き取り位置P1 上のクロスロ
ール4の上方で空ロール4Aを支持する。
【0018】図1及び図2に示すように空ロール支持ア
ーム20Aの支軸20b上には歯車27が相対回転可能
に支持されており、スタンド部15Aには電磁クラッチ
28が歯車27に隣接して止着されている。電磁クラッ
チ28のクラッチ板28aは電磁クラッチ28のONに
よって歯車27の側面に押接し、この押接作用によって
歯車27がスタンド部15Aに対して相対回転不能とな
る。
【0019】図2に示すように左右のスタンド部15
A,15Bの中間部間にはガイドレール29が架設支持
されている。ガイドレール29の一端部にはカッター駆
動モータ30が装着されている。カッター駆動モータ3
0の駆動スプロケット30a及びガイドスプロケット4
5には無端状チェーン31が巻き掛けられており、チェ
ーン31にはカッター32が連結されている。カッター
32にはスライダ33が止着されている。スライダ33
はガイドレール29にスライド可能に支持されている。
従って、カッター駆動モータ30の正逆駆動によりカッ
ター32がガイドレール29に沿って走行する。カッタ
ー32は常には図2及び図4に示す位置に待機する。
【0020】図3に示すようにガイドレール29にはレ
ールカバー35が支持されている。レールカバー35に
はノズルパイプ36が取り付けられている。図4に示す
ようにガイドレール29の他端部にはカッター検出器3
4が装着されている。カッター検出器34はカッター3
2の走行経路末端に検出領域を持つ。
【0021】図3及び図4に示すようにガイドレール2
9上及びノズルパイプ36上には滑り止めシート37
A,37Bが貼着されている。この貼着位置はカッター
32の待機位置付近である。滑り止めシート37A,3
7Bの表面は粗面状態となっており、この粗面と織布W
とが接触した状態では滑り止めシート37A,27Bは
織布Wに対して大きな摩擦抵抗を付与する。
【0022】図1に示すように仮置台車13には4つの
近接スイッチ38,39,40,41が取り付けられて
おり、織機側に取り付けられた被検出体42との出会い
によってONする。図8に示すように近接スイッチ38
〜41、リミットスイッチ17及びカッター検出器34
の出力信号はクロス交換制御コンピュータC1 に取り込
まれる。クロス交換制御コンピュータC1 は織機制御コ
ンピュータC0 、近接スイッチ38〜41、リミットス
イッチ17及びカッター検出器34からの入力信号に応
答してモータ14,21,22,30、電磁クラッチ2
8及びノズルパイプ36用の電磁バルブ43の作動を制
御する。
【0023】織機制御コンピュータC0 は機台回転角度
検出用のロータリエンコーダ44から出力される機台1
回転毎の原点信号をカウントし、このカウント数が所定
数に達するとクロスロール交換信号をクロス交換制御コ
ンピュータC1 に出力する。クロス交換制御コンピュー
タC1 はクロスロール交換信号の入力に応答してモータ
14の正転を指令する。モータ14の正転により仮置台
車13が図1の格納位置から図5の最前進位置まで移動
する。この移動途中に転出阻止解除レバー19A,19
Bがクロスロールストッパ12A,12Bに当接し、ク
ロスロールストッパ12A,12Bが図1に示す転出阻
止位置から下方へずらされる。次いで、蹴り出しレバー
18A,18Bが織布巻き取り位置P1 上の満ロール4
Bの大径軸部4aに当接し、満ロール4Bがスタンド部
15A,15B上の対ローラ16A,16Bに転出載置
される。即ち、対ローラ16A,16Bが満ロール仮置
位置P2 となる。満ロール4Bが満ロール仮置位置P2
上に載置されると、満ロール4Bの歯部4cと歯車27
とが噛合すると共に、リミットスイッチ17がONす
る。
【0024】満ロール4Bを載置した仮置台車13が図
5に示す最前進位置に向けて移動すると、満ロール4B
から織布Wが引き出される。この引き出しにより満ロー
ル4Bが対ローラ16A,16B上で回転する。近接ス
イッチ38と被検出体42との出会いによって近接スイ
ッチ38がONする。クロス交換制御コンピュータC 1
はこのON信号に応答してモータ14の作動を停止す
る。モータ14の停止により仮置台車13が図5の最前
進位置に停止する。
【0025】仮置台車13の停止後、クロス交換制御コ
ンピュータC1 はモータ22の所定量正転を指令する。
モータ22の正転により空ロール支持アーム20A,2
0Bが図5に示す位置まで下動し、ハンド20a上の空
ロール4Aが織機と満ロール4Bとの間の織布Wを押し
下げる。満ロール4Bから織布巻き取り位置P1 側へ連
なる織布Wはガイドレール29及びノズルパイプ36の
上に接した後、空ロール4Aに接した状態でその下側を
通る。織布Wの布端Weは滑り止めシート37A,37
Bに接する。
【0026】次いで、クロス交換制御コンピュータC1
は電磁クラッチ28のONを指令する。電磁クラッチ2
8のONによりクラッチ板28aが歯車27に押接し、
歯車27がスタンド部15Aに対して相対回転不能とな
る。従って、満ロール4Bは仮置位置P2 上での回転を
阻止される。
【0027】仮置台車13が格納位置から離れている状
態においても製織は継続しており、製織布Wはクロスガ
イドバー5側からハンド20a上の空ロール4A側に送
り出される。
【0028】モータ22の所定量正転後、クロス交換制
御コンピュータC1 は空ロール回転モータ21の逆転を
指令し、空ロール4Aがハンド20a上で逆転する。こ
の逆転により満ロール4Bと空ロール4Aとの間の織布
Wの張力が上昇し、この張力が所定値に達するとトルク
モータ型の空ロール回転モータ21の回転が停止する。
この状態では満ロール4Bと空ロール4Aとの間の織布
Wの張力が切断に適する状態となっている。
【0029】空ロール回転モータ21の逆転後、クロス
交換制御コンピュータC1 はカッター駆動モータ30の
正転を指令すると共に、電磁バルブ43の励磁を指令す
る。図2の待機位置にあるカッター32がカッター駆動
モータ30の正転によりカッター駆動モータ30側から
カッター検出器34に向けて走行し、ガイドレール29
及びノズルパイプ36の上を通る織布Wが導入溝32b
に導入されて切断されてゆく。この切断と同時に図6に
矢印で示すようにノズルパイプ36が空ロール4Aに向
けてエア噴射する。空ロール4A側の織布切断端部W1
はノズルパイプ36の噴射作用によって空ロール4Aの
周面に巻き掛けられる。
【0030】カッター32がカッター検出器34の検出
領域に到達すると織布Wの切断が完了する。カッター3
2がカッター検出器34の検出領域に到達すると、カッ
ター検出器34がカッター検出信号をクロス交換制御コ
ンピュータC1 に出力する。クロス交換制御コンピュー
タC1 はカッター検出信号の入力に応答してカッター駆
動モータ30の逆転を指令する。この逆転によりカッタ
ー32が待機位置に復帰する。
【0031】導入溝32b内へ導入された布端Weが刃
32aに当たると、布端Weには切断抵抗が作用する。
織布Wの張力が充分に高くない場合には布端Weには皺
が寄り、導入溝32b内への布導入が阻害される。布導
入が阻害されると織布切断が困難になる。
【0032】しかしながら、本実施例では図4に示すよ
うに布端Weが滑り止めシート37A,37B上に屈曲
接触しており、滑り止めシート37A,37Bが布端W
eに対して大きな摩擦抵抗を付与している。この摩擦抵
抗が前記切断抵抗に対して対抗し、織布切断方向への大
きな摺接抵抗が布端Weに作用する。従って、布端We
には皺が生じることはなく、カッター32は布端Weを
円滑に切断開始してゆく。
【0033】織布Wの切断後、クロス交換制御コンピュ
ータC1 は空ロール回転モータ21の正転及びモータ2
2の所定量逆転を指令する。モータ22の逆転により空
ロール支持アーム20A,20Bが上動し、空ロール4
Aが織布巻き取り位置P1 の高さ位置に合わせられる。
織機側の織布切断端部W1 は空ロール回転モータ21の
正転により空ロール4Aに巻き取られる。この状態から
クロス交換制御コンピュータC1 はモータ14の逆転を
指令する。モータ14の逆転により仮置台車13が格納
位置に向けて後退する。即ち、空ロール4Aは織機側の
織布切断端部W 1 を巻き取りながら織布巻き取り位置P
1 に向かう。
【0034】仮置台車13の後退に伴う近接スイッチ4
0と被検出体42との出会いにより仮置台車13が図7
に仮想線で示す空ロール挿入位置に停止する。この後退
停止によりハンド20a上の空ロール4Aが織布巻き取
り位置P1 に挿入される。
【0035】空ロール挿入後、仮置台車13が前進し、
近接スイッチ39と被検出体42との出会いにより停止
する。仮置台車13は満ロール4Bを搭載してこの停止
位置で搬送車の到着を待つ。搬送車は搭載してきた空ロ
ールをハンド20a上に移すと共に、満ロール4Bを受
け取る。満ロール4Bが仮置台車13から離れるとリミ
ットスイッチ17がOFFし、仮置台車13が図1の格
納位置に後退する。
【0036】本発明は勿論前記実施例にのみ限定される
ものではなく、例えば前記実施例におけるノズルパイプ
36の周面といった織布を屈曲させる部位にのみ滑り止
めシートを設けたり、織布切断経路全体にわたって滑り
止めシートを配設したり、テープ表面に硬質の起毛を設
けた滑り止めシートを用いてもよい。
【0037】あるいはカラーの周面に滑り止めシートを
貼ったり、滑り止め用の針を植設した滑り止めリングを
ノズルパイプ36に回転可能かつスライド不能に嵌めて
用いてもよい。ガイドレール29及びノズルパイプ36
に接する織布が経糸方向へ移動するような場合、滑り止
めリングが回転し、滑り止めリングと織布との不要な擦
れが回避される。
【0038】又、本発明では織布に接するガイドレール
部位及びノズルパイプ部位に溶射、コーニング加工等に
より滑り止め用の粗面加工を施してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、織布に接
してカッターの進行方向への織布移動を阻止する滑り止
め手段を少なくとも織布切断開始側に設けたので、切断
抵抗による皺寄りが防止され、皺寄りに起因する切断ミ
スを回避し得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 仮置台車が格納位置にある状態を示す側面図
である。
【図2】 仮置台車の一部省略要部背面図である。
【図3】 要部拡大側面図である。
【図4】 要部拡大斜視図である。
【図5】 仮置台車が最前進位置にある状態を示す側面
図である。
【図6】 織布切断状態を示す平面図である。
【図7】 仮置台車が空ロール装着位置にある状態を示
す側面図である。
【図8】 制御ブロック図である。
【符号の説明】
4A…空ロール、4B…満ロール、13…仮置台車、3
2…カッター、37A,37B…滑り止めシート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織布巻き取り位置から満ロール仮置位置に
    満ロールを移行し、満ロール仮置位置上の満ロールと空
    ロールとの間の織布をその幅方向へ切断するカッターを
    備えたクロスロール交換装置において、 織布に接してカッターの進行方向への織布移動を阻止す
    る滑り止め手段を少なくとも織布切断開始側に設けたク
    ロスロール交換装置における織布切断装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104085718A (zh) * 2014-07-04 2014-10-08 吴江市纺织科技中心有限公司 一种布料连续生产装置
JP2015075497A (ja) * 2013-10-04 2015-04-20 キヤノン株式会社 連結装置およびシート搬送装置ならびに駆動伝達装置

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CN104085718B (zh) * 2014-07-04 2016-08-31 吴江市纺织科技中心有限公司 一种布料连续生产装置

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