JP2614009B2 - カッター装置 - Google Patents

カッター装置

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JP2614009B2
JP2614009B2 JP22241893A JP22241893A JP2614009B2 JP 2614009 B2 JP2614009 B2 JP 2614009B2 JP 22241893 A JP22241893 A JP 22241893A JP 22241893 A JP22241893 A JP 22241893A JP 2614009 B2 JP2614009 B2 JP 2614009B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プリンタ,発券機等
に設けられ、例えば帯状に連続して順次印字が行われた
長尺紙,布,ラベル等の印字媒体などの切断媒体(この
明細書中では単に「媒体」という)を、移動刃と固定刃
とにより所定の長さに切断するカッター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリンタ等の印字装置は、例え
ばロール状に巻かれた長尺紙等の印字する媒体を順次繰
り出し、そこに熱転写リボンを密着させた状態でサーマ
ルヘッドにより所要の印字を行っている。
【0003】このような印字装置には、その印字後の媒
体を所定の長さごとに切断するカッター装置が設けられ
ており、そのカッター装置としては、例えば図10に示
すように切断する媒体2の搬送方向(矢示A方向)に直
交する幅方向に沿って配設された固定刃1に矢示B方向
に往復移動する移動刃である丸刃3を圧接させ、その固
定刃1上に搬送した長尺紙等の媒体2を、丸刃3を固定
刃1の刃先に沿って移動させることにより所定の長さに
順次切断するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに固定刃の刃先に沿って丸刃を圧接させながら移動さ
せるカッター装置の場合には、長尺紙等の切断する媒体
を所定の長さに切断した直後にそれを順次積載しようと
すると、その切断された媒体が図10に示した媒体2′
のように切断線2aが固定刃1に対して傾いてしまいや
すかった。
【0005】そのため、このような丸刃を移動させて長
尺紙等の媒体を切断する方式のカッター装置では、媒体
を切断した直後はそれを積載せずに、それを下流側へ搬
送して切断位置から離れた処で姿勢を正した状態でトレ
イ上に積載したり、媒体を切断後に積載せずにそのまま
切り落して回収してしまうようにしている場合が多い。
【0006】また、媒体を切断直後にトレイ上に積層状
態に積載していく場合には、トレイ上に先に積載されて
いる媒体の最上位のものが次に搬送されてくる媒体の先
端によって押されてしまうことがあるため、積層状態が
乱れ易いということもあった。
【0007】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、移動刃を固定刃の刃先に沿って移動させて
長尺紙等の媒体を切断する場合に、媒体の切断直後にそ
の切断した媒体を順次積載するようにしても、それが乱
れのないきれいな積層状態になるようにすることを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、上述したようなカッター装置において、
移動刃と固定刃とによる切断位置に対して媒体の搬送方
向下流側に設けられ、媒体の媒体面を押え付けることに
よりその媒体面の面内方向(図10でX,Y軸方向の平
面内方向)への媒体のずれを抑制する位置とその媒体面
から退避する位置に移動可能な媒体ずれ抑制部材と、移
動刃と固定刃とにより切断されて媒体ずれ抑制部材によ
って押え付けられた媒体を順次積層状態にし、その積層
枚数に応じて媒体ずれ抑制部材から離れていくように装
置固定部に移動可能に保持されたスタックトレイとを備
えるようにしたものである。
【0009】そして、上記カッター装置において、媒体
ずれ抑制部材が、移動刃の移動に伴って媒体面から退避
する位置からその媒体面を押え付ける位置に移動される
柔軟性を有するベルトであるようにするとよい。また、
上記カッター装置において、ベルトが歯付きのベルトで
あり、移動刃又はその移動刃と一体で回転する部材に、
上記ベルトの歯に噛み合う溝を形成するようにするとよ
い。
【0010】さらに、上記カッター装置において、ベル
トが外周に等ピッチで螺旋状に連ねた螺旋状突起を有
し、移動刃又はその移動刃と一体に回転する部材の上記
ベルトと接触する部位に、螺旋状突起と噛み合う溝を形
成するようにしてもよい。また、上記カッター装置にお
いて、媒体ずれ抑制部材が、固定刃と平行に所定の長さ
で配設された媒体押え付け部材であるようにしてもよ
い。
【0011】そして、そのカッター装置において、移動
刃が移動する切断動作時にその移動刃又はその移動刃と
共に切断方向に移動される部材に係合し、媒体押え付け
部材を媒体を押え付ける位置に移動させる切断動作連動
部材を設けるとよい。
【0012】さらに、上記カッター装置において、媒体
押え付け部材を媒体面から退避する位置から媒体面を押
え付ける位置に任意に移動させるアクチュエータと、そ
のアクチュエータを切断する媒体の種類に応じて選択的
に移動刃による切断動作に連動して動作させる手段とを
設けるとよい。
【0013】
【作用】このように構成したカッター装置によれば、移
動刃を切断方向に移動させて媒体を切断する時に、媒体
ずれ抑制部材を媒体のずれを抑制する位置に移動させる
ようにすれば、媒体はその媒体ずれ抑制部材によって媒
体面が押え付けられた状態で切断されるので、媒体をそ
の切断直後にスタックトレイに積層状態にしても乱れな
い。
【0014】また、その切断された媒体が順次積層され
ていくと、スタックトレイはその媒体の積層枚数に応じ
て移動していくので、その最後に積層された媒体の媒体
面が媒体の搬送面に対して一定に保たれる。
【0015】そして、その媒体ずれ抑制部材を、柔軟性
を有するベルトにすれば、移動刃を丸刃にしてその丸刃
の媒体切断に影響を与えない外周部分にベルトを巻き掛
けると、その丸刃が回転しながら切断方向へ移動する
と、その丸刃の外周部分に接するベルトの部分が順次移
動しながら切断する媒体の媒体面を押え付けていくよう
になるので、確実な媒体の切断ができると共に切断した
後の媒体の位置を乱さないようにすることができる。
【0016】また、その回転を伴いながら切断方向へ移
動する移動刃(丸刃)とベルトとを備えたカッター装置に
おいて、ベルトを歯付きのベルトにして、移動刃又はそ
れと一体で回転する部材にベルトの歯に噛み合う溝を形
成したり、あるいはベルトの外周に等ピッチで螺旋状に
連ねた螺旋状突起を形成し、移動刃又はそれと一体で回
転する部材のベルトと接触する部位に溝を形成すれば、
移動刃は切断方向への移動時にそのベルトの歯や螺旋状
突起に噛み合いながら回転して移動し、切断方向への滑
りが生じにくくなるので、媒体をより確実に切断するこ
とができる。
【0017】さらに、媒体ずれ抑制部材を固定刃と平行
に配設した媒体押え付け部材であるようにすれば、媒体
の切断時に媒体押え付け部材により媒体を切断方向に沿
って広い範囲で押え付けることができるので、より確実
な媒体の切断ができると共に切断後の媒体を乱すことな
しにスタックトレイに積載することができる。
【0018】また、切断動作連動部材を設ければ、移動
刃が移動する切断動作時に、その移動刃と共に切断方向
に移動する部材に切断動作連動部材が係合して、それが
媒体押え付け部材を媒体に押え付ける位置に移動するの
で、その状態で媒体の切断を行うことができる。
【0019】さらに、媒体押え付け部材の媒体面から退
避する位置から媒体面を押え付ける位置に任意に移動さ
せるアクチュエータと、それを選択的に動作させる手段
とを設ければ、そのアクチュエータの作動を使用する媒
体の種類に応じて選択的に行うことにより、媒体押え付
け部材の押し付け動作を媒体の種類や使用状況に応じて
選択的に行わせることができる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明によるカッター装置の
一実施例を示す構成図、図2はそのカッター装置を搭載
した印字装置を示す全体構成図である。
【0021】図2に示す印字装置は、帯状に連続した長
尺紙等の媒体22を切断するカッター装置21を備えて
おり、そのカッター装置21は移動刃である丸刃35と
切断方向(図で手前と奥方向)に延びる固定刃36とを
一対有し、丸刃35を固定刃36にバネ等により圧接さ
せながら、その固定刃36の切断方向に延びる刃先(左
面上端)に沿ってキャリッジ34を図1に示すカッター
フレーム56に沿って摺動部材68a,68bを介して
移動させることにより、その丸刃35と固定刃36との
間に位置させた媒体22を切断する。
【0022】そのカッター装置21は、印字後に所定の
長さに切断する媒体22が、薄紙,布ラベル等の比較的
その媒体面22aに対して直交する図2の矢示Z方向
(面外方向)の剛性が低い媒体であっても、その切断を
直線性良くきれいに行えるようにするため、切断する媒
体22を丸刃35と固定刃36とによる切断位置近傍
(図2で固定刃36の上面付近)で押え付けて固定する
押え部材37を設けている。
【0023】また、このカッター装置21は、押え部材
37をカッター装置21の丸刃35の移動(切断動作)
に連動して媒体22を上記の切断位置近傍で押え付ける
位置と、丸刃35と固定刃36とによる切断位置に媒体
22を搬送可能にする退避位置(図2に示す位置)とに
移動させる連動機構20を備えているが、その連動機構
20はこの発明には直接関係しないため、その詳しい説
明を省略する。
【0024】この印字装置は、カッター装置21の搬送
上流側(図2で右方)に、互いにローラが圧接回転する
搬送ローラ対23を設けていて、さらにその搬送上流側
には媒体22に印字を行うサーマルヘッド24を配設し
ている。そのサーマルヘッド24は、ライン型のサーマ
ルヘッドであり、サーマルヘッドプレート25の下面に
固定されていて、ヘッドフレーム26に取り付けられて
いる加圧部材(図示せず)によってプラテンローラ27
に押し付けられている。
【0025】そして、そのサーマルヘッド24とプラテ
ンローラ27との間に印字を行う媒体22を熱転写リボ
ン28を介して挟み込んで、サーマルヘッド24により
選択的に加熱印字しながらプラテンローラ27を矢示E
方向に回転させ、印字する媒体22上に所要の印字を行
う。
【0026】そのプラテンローラ27による媒体22の
搬送により、熱転写リボン28は供給リボン軸29側か
ら繰り出され、それがガイド軸30を経てサーマルヘッ
ド24により印字されることによって媒体22の上面に
密着し、矢示F方向に回転する巻取り軸31によってそ
の印字に使用された部分に加えられるテンションと、図
2で矢示方向に回転する搬送ローラ対23の搬送力によ
り媒体22に加えられるテンションとによってリボン剥
離プレート32により媒体22から剥離され、巻取りガ
イド軸33を経て巻取り軸31に巻き取られる。
【0027】一方、印字が行われた媒体22は、搬送ロ
ーラ対23によりカッター装置21に送り込まれ、搬送
経路上に取り付けられている透過型又は反射型センサ
(図示せず)が媒体22を検知して出力した信号、又は
媒体22の搬送量に対応するプラテンローラ27の回転
量のデータを基にして指示される媒体22の切断長さに
対応する切断タイミングごとに、カッター装置21の丸
刃35を軸43を介して回転可能に保持しているキャリ
ッジ34が同図で手前側から奥、及び奥から手前側に交
互に移動されることによって、その移動式の丸刃35と
装置に固定されている固定刃36とにより所定の長さに
切断される。
【0028】そして、その切断された媒体22′は、ス
タックトレイ40上に順次積層状態にスタックされてい
く。そのスタックトレイ40は、図1に明示するように
固定刃36の直後に設けられていて、図1にはスタック
基準面46aのみを図示している装置固定部46に、矢
示C方向にのみ移動可能に図示しないブラケットを介し
て取り付けられていて、そのブラケットが一定の摩擦力
を持って装置固定部46に対して摺動しながら上下移動
する。
【0029】また、このカッター装置21は、丸刃35
と固定刃36とによる切断位置に対して媒体22の搬送
方向下流側に設けられ、媒体22の媒体面22aを押え
付けることによりその媒体面22aの面内方向への媒体
22のずれを抑制する位置とその媒体面22aから退避
する位置に移動可能な媒体ずれ抑制部材である媒体ずれ
抑制ベルト47を設けており、丸刃35と固定刃36に
より切断されて媒体ずれ抑制ベルト47によって押え付
けられた媒体22をスタックトレイ40上に順次積層状
態に載置し、その積層枚数に応じてスタックトレイ40
が押し下げられて媒体ずれ抑制ベルト47から次第に離
れていくようになっている。
【0030】その媒体ずれ抑制ベルト47は、丸刃35
を軸受を介して回転自在に支持する軸43に軸受49を
介して回転可能に取り付けられたプーリ50に図3に示
すように掛け渡されており、その媒体ずれ抑制ベルト4
7をキャリッジ34に間隔を置いて対称な位置に回転自
在に取り付けたプーリ39,39に掛け渡し、その一端
47aを取付金具を介して装置の固定部に固定すると共
に、他端47bに固定した取付金具を引張コイルバネ5
1を介して同様に装置の固定部に固定している。
【0031】この媒体ずれ抑制ベルト47は、素材にシ
リコンゴム,ポリウレタン,ナイロン,アラミド繊維の
何れかの材料か、あるいはこれらの材料を組み合わせて
形成した柔軟性を有するベルトであり、図3に仮想線で
示す退避する位置から丸刃35が矢示D方向に移動する
と、それに伴って同方向に移動するプーリ50によって
最下点に位置する部分47cが媒体22の媒体面22a
(上面)を押え付けて媒体22のずれを抑制する。
【0032】このような柔軟性を有する媒体ずれ抑制ベ
ルト47は、固定刃36に平行して張られた部分がプー
リ50によって押し下げられて最下点に位置する部分4
7cが、丸刃35の矢示D方向への移動によりそのベル
ト上で順次位置が変わっていくのに十分なしなやかさを
保ちつつ、切断された後の媒体22のその媒体面22a
の面内方向のずれ(図3で左右方向及び手前と奥方向等
の媒体面22aに沿う方向のずれ)を抑制するために必
要な摩擦抵抗を発生させることができる。
【0033】なお、この媒体ずれ抑制ベルト47の最下
点に位置する部分47cは、丸刃35の図3で矢示D方
向の移動に際しても丸刃35は回転しながら移動するの
で、その際の媒体ずれ抑制ベルト47の若干の伸縮によ
る分を除けば矢示D方向に移動することはない。
【0034】したがって、媒体の切断方向に移動する丸
刃35を用いたこのカッター装置21で、切断直後の媒
体をスタックトレイ40上に順次積載するようにして
も、図3の矢示D(逆方向の場合も同じ)方向に丸刃3
5が切断時に移動しても媒体22の切断される部分は図
1に示すように媒体ずれ抑制ベルト47で押えられた状
態になるので、積層状態に載置された媒体22′を丸刃
35によって跳ね飛ばして積層状態を乱してしまうよう
なことがない。
【0035】そして、その媒体ずれ抑制ベルト47によ
って媒体面22aが押え付けられながら媒体22が切断
されると、丸刃35は図3で媒体22′よりも左方側の
退避する位置で一旦停止し、その状態で次に切断する媒
体22が図2に示すように切断位置まで搬送されるのを
待つ。
【0036】そして、その媒体22が切断位置に達する
と、丸刃35が図3で左方の位置から右方へ移動して再
び切断動作を開始するため、前述した場合と同様にその
切断時に媒体22の媒体面22aが媒体ずれ抑制ベルト
47の最下点に位置する部分47cによって押え付けら
れながら切断される。なお、この丸刃35の移動による
媒体22の切断動作は、媒体22の切断が完了する度
に、図3に仮想線で示すホームポジションまでその都度
戻るようにしてもよい。
【0037】このようにして、帯状の媒体22を所定の
長さに順次切断していくと、その切断された媒体22′
は、図1に示すようにほとんど横ずれすることなしにス
タックトレイ40上に積層状態で載置されていく。この
際に、スタックトレイ40は、切断された媒体22′が
載置されて重ねられていく度に、その媒体22′の厚さ
分だけ押し下げられて行く。したがって、その積層状態
にある媒体22′の最上位の媒体面22aの位置は、積
層枚数に係りなくカッター装置21に対して一定の位置
に保たれる。
【0038】また、そのスタックトレイ40上に載置さ
れた媒体22′の最上位のものの媒体面22aの高さ
は、カッター装置21の下ガイド板41と固定刃36の
上面等によって形成される搬送路の高さよりも若干低く
なるようにしてあり、丸刃35が図3に仮想線で示した
退避する位置に移動することによって媒体ずれ抑制ベル
ト47が媒体面22aから離れて退避する位置に移動し
たときでも、スタックトレイ40上の最上位の媒体の媒
体面22aの位置がカッター装置21の上記搬送路より
も若干低くなるようにしてある。
【0039】すなわち、媒体ずれ抑制ベルト47が退避
する位置に移動して最上位の媒体面22aが媒体ずれ抑
制ベルト47による押え付けが解除された時には、積載
されている媒体22′の媒体同士の密着性がなくなっ
て、媒体22′全体の浮き上がりが生じるため最上位の
媒体面22aがカッターフレーム56の下端に固定して
いるL字状のガイト板66の下面に当接し、その浮き上
がりが規制されて位置決めされる。この時においても、
その媒体面22aの高さは下ガイド板41等による搬送
路の高さよりも若干低くなるようにしてある。
【0040】したがって、図1に示したように、所定の
長さに切断されてスタックトレイ40上に積層状態に載
置された媒体22′の最上位のものの上に次に切断され
る媒体22が搬送されても、その搬送される媒体22は
スタックトレイ40上の最上位の媒体22′よりも高い
位置から送り込まれるので、その媒体22の先端が最上
位の媒体22′の後端に当たってそれを押し出してしま
うようなことがない。
【0041】なお、この最上位の媒体22′上に送り込
まれる媒体22は、その先端がガイ板66の下側に入
り込んで所定の切断位置まで搬送されるが、その際にそ
の下側の既に積載されている媒体22′が摩擦力により
図1で左方側へずれることも考えられる。そのような場
合には、スタックトレイ40上に、セット位置を移動調
整可能な付き当てガイド板67を設けておくとよい。
【0042】このようにして、スタックトレイ40上に
切断された媒体22′が順次積層されていき、その積載
枚数に応じてスタックトレイ40が下降していくと、そ
れが一定の積層高さになった時に装置固定部46のスタ
ック基準面46aに取り付けられているセンサ(図示せ
ず)がそれを検知し、その信号により印字装置が停止す
る。
【0043】したがって、引き続き媒体22に印字を行
ってそれを切断する場合には、そのスタックトレイ40
上に載置された媒体22′を取り出してから再び開始す
る。なお、本実施例では、スタックトレイに、切断され
た媒体22′を上から下に順次積層していく場合につい
て説明したが、媒体22が本実施例に対して90°起き
上がった状態で搬送・排出されるような印字装置におい
ては、切断された媒体22′は横方向に順次積層されて
いくことになる。本発明は、このような印字装置に設け
られたカッター装置にも適用できるものである。
【0044】図4は丸刃の外周に形成したV字溝に媒体
ずれ抑制ベルトを直接掛け渡すようにしたカッター装置
の実施例を示す図1と同様な構成図であり、図1と対応
する部分には同一の符号を付してある。このカッター
置は、媒体ずれ抑制ベルト47を巻き掛ける部材に専用
のプーリを使用せずに丸刃35の外周にV字溝35aを
形成して、そこに媒体ずれ抑制ベルト47を直接巻き掛
けるようにした点のみが図1の実施例と異なる。
【0045】このようにすると、丸刃35は、切断動作
時に固定刃36の刃先に沿って移動すると、その外周の
V字溝35aには媒体ずれ抑制ベルト47が巻き掛けら
れているので、媒体22の切断に対して順方向(固定刃
36に対して正転方向)に強制的に回転されながら切断
方向に移動していく。
【0046】そのため、媒体切断時に丸刃35は、それ
が切断に対して順方向に回転することによって切断する
媒体22に対して媒体面22aの面内方向、すなわち図
4で手前側又は奥方向(丸刃35を移動させる切断方向
によって逆になる)にずらさせる力をほとんど発生させ
ないので、切断された後の媒体22′がスタックトレイ
40上にほとんどずれを生じることなしに積層状態に載
置される。
【0047】なお、この実施例においても、媒体ずれ抑
制ベルト47の一方の側の端部には、図3で説明したよ
うな引張コイルバネ51を装着して、その媒体ずれ抑制
ベルト47に常に所定の張力を与えるようにしているの
で、丸刃35のV字溝35aと媒体ずれ抑制ベルト47
とが安定した摩擦力で接するようになっている。このよ
うに、丸刃35を支持する軸43と同軸上にプーリを配
置しなくても、丸刃35の外周のV字溝35aに媒体ず
れ抑制ベルト47を直接掛け渡すことによって、図1と
同様な効果を奏することができる。
【0048】図5は丸刃と媒体ずれ抑制ベルトとの接触
部でそれらに相対的な滑りを生じにくくした実施例を示
す背面図、図6はその異なる例を示す背面図である。図
5に示した実施例は、媒体ずれ抑制ベルト57を、内面
側に等ピッチで歯57aを形成した歯付きのベルトと
し、移動刃である丸刃35に媒体ずれ抑制ベルト57の
歯57aに噛み合う溝部62aを形成したプーリ62を
一体に固定している。
【0049】このようにすれば、丸刃35が切断動作時
に固定刃の長手方向(図5で左右方向)に移動した際
に、丸刃35と媒体ずれ抑制ベルト57との相対的な滑
りを非常に小さくすることができるので、丸刃35が切
断方向に移動した際に切断中の媒体には、その移動方向
にずらさせる力がほとんど作用しないため、より効率的
で確実な媒体の切断ができる。
【0050】また、図6に示した実施例は、媒体ずれ抑
制ベルト47の外周に螺旋状に巻いた鋼線55を嵌入さ
せて、その螺旋状に連ねた部分が図示のように略等ピッ
チになるようにして、媒体ずれ抑制ベルト47がその外
周面に螺旋状突起55aを有するようにし、丸刃35に
媒体ずれ抑制ベルト47の螺旋状突起55aと噛み合う
溝部62a′を形成したプーリ62′を一体に固定して
いる。
【0051】このようにしても、図5の実施例と同様
に、丸刃35と媒体ずれ抑制ベルト47との相対的な滑
りを非常に小さくすることができるので、媒体の切断を
効率的に且つ切断した媒体の積載位置を乱すことなくス
タックトレイ40上に積載することができる。なお、図
5及び図6の媒体ずれ抑制ベルト57及び47は、その
両端が図3の実施例と同様に、その一方に取り付けた引
張コイルバネ51によって所定の張力で張装されてい
る。
【0052】また、図6の実施例における媒体ずれ抑制
ベルト47の螺旋状突起55aは、媒体ずれ抑制ベルト
47に別体の螺旋状に巻いた鋼線55を嵌入させて形成
した場合の例を示したが、例えば媒体ずれ抑制ベルトを
ゴム材によって形成し、その外周面に螺旋状突起を最初
から一体成形により形成したものであってもよい。
【0053】また、図5及び図6の実施例において、媒
体ずれ抑制ベルト57の歯57a及び螺旋状突起55a
に噛み合う溝部62a及び62a′は、丸刃35の媒体
の切断に影響を与えない外周部分に直接形成するように
してもよい。
【0054】図7は異なる形状の媒体ずれ抑制部材を設
けたカッター装置の実施例を示す構成図、図8はその背
面図であり、図1及び図3と対応する部分には同一の符
号を付してある。このカッター装置は、媒体22の媒体
面を押え付けることにより媒体のずれを抑制する媒体ず
れ抑制部材が、固定刃36と平行に所定の長さで媒体の
切断方向に沿って配設された細長い柔軟性を有する媒体
押え付け部材53であり、それが図8に示すようにブラ
ケット54の下面略中央に媒体の切断方向(同図で左右
方向)に沿って一体に固定されている。
【0055】そのブラケット54は、図7で左方側の両
端部を上方にそれぞれ略直角に折り曲げて支持面54
a,54b(図8)を形成し、その各支持面に形成した
取付孔内にカッターフレーム56′の両側面にそれぞれ
固定されたスタッド58,58を嵌入させて抜け止め5
9,59を装着し、それが媒体押え付け部材53と共に
図7に実線と仮想線で示す位置とに揺動できるようにな
っている。
【0056】そして、その一方のスタッド58に、ねじ
りコイルバネ60の巻装部を嵌入させ、そのねじりコイ
ルバネ60の一端をブラケット54の支持面54aの端
縁に、他端をカッターフレーム56′の端縁に係止し
て、そのねじりコイルバネ60の付勢力(復元力)によ
り、ブラケット54が図7に仮想線で示す位置まで揺動
されて、図示しないストッパに当接してその位置が規制
されるようにしている。
【0057】また、ブラケット54は、図7で右端側を
上方へ略直角に折り曲げて切断動作連動部54cを形成
し、そこに図8に示すようにブラケット54の幅方向の
略中央に所定の長さで同一の高さの係合縁部54dと、
その両側に傾斜部54e,54fをそれぞれ形成してい
る。
【0058】その切断動作連動部54cは、切断動作連
動部材として機能する部分であり、移動刃である丸刃3
5が切断方向に移動する切断動作時に、傾斜部54e,
54f及び係合縁部54dが丸刃35の裏側に形成され
ている係合外周部35bの下端側に係合することによっ
て、ブラケット54全体を図7に仮想線で示す位置から
実線で示す位置まで揺動させ、それによって媒体押え付
け部材53を媒体22を押え付ける位置に移動させる。
【0059】このカッター装置は、切断動作が開始され
ると、カッターモータ(図示せず)が駆動されてタイミ
ングベルト42が回動し、それによってキャリッジ34
が退避した位置から移動されて丸刃35が切断方向に移
動する。すると、その丸刃35の裏面の係合外周部35
bが、ブラケット54の傾斜部54eに係合(丸刃35
が図8で右から左へ移動する場合)してそれを押し下げ
るため、ブラケット54全体が図7のスタッド58を中
心にして図で時計回り方向に揺動し、媒体押え付け部材
53が押し下げられる。
【0060】そして、その係合外周部35bが切断動作
連動部54cの中で最も高い位置の係合縁部54dに係
合する位置になると、ブラケット54の揺動角が最大と
なって、媒体押え付け部材53がこれから切断を開始す
る媒体22の媒体面22aに接してそれを押え付ける。
【0061】したがって、切断される媒体22は、この
ように媒体押え付け部材53によって媒体面22aが押
え付けられた状態で切断されるので、前述した各実施例
と同様に切断直後にスタックトレイ40上に積載されて
も、それがスタックトレイ40上で乱れたりするような
ことがない。
【0062】また、この実施例においても、図1で説明
した実施例と同様に、切断した後の媒体22′の最上位
のものの媒体面22aの高さを、次にカッター装置に搬
送されてくる媒体22の高さよりも若干低くなるよう
に、図7では図示を省略しているが、図1に示したガイ
ド板66をカッターフレーム56′の下端に固定すると
共に、ブラケット54にそのガイド板66との干渉を避
けるための開口を形成し、その開口内にガイド板66を
通してその下面が媒体22′の上面に接触可能にしてい
るので、スタックトレイ40上に既に積載されている媒
体22′の後端を、次に切断するためにその媒体22′
上に送り込まれる媒体22の先端で押し退けて積載位置
を乱してしまうようなことがない。
【0063】なお、媒体押え付け部材53は、例えば素
材にシリコンゴム,ポリウレタン,ナイロン,アラミド
繊維の何れかの材料か、あるいはこれらの材料を組み合
わせて形成したものを使用すると効果的である。このよ
うな材料のもので形成することにより、切断後の媒体2
2′のその媒体面22aの面内方向のずれを、その媒体
面22aを押え付けることによって抑制するために必要
な摩擦抵抗を発生させることができ、媒体22(2
2′)との接触に際しても不要な汚れを残すことなし
に、上記媒体のずれを抑制することができる。
【0064】なお、この実施例においても、切断動作時
にブラケット54を介して媒体押え付け部材53が図7
に実線で示す位置まで押し下げられるので、スタックト
レイ40がその上に載置された媒体22′の積載枚数に
応じて下降していくため、そのスタックトレイ40に積
載された媒体の最上位のものの媒体面22aの位置が一
定の高さに保たれる。また、媒体押え付け部材53を、
切断動作に連動させて媒体を押え付ける位置に移動させ
るメカ的な機構は、種々変形可能である。
【0065】図9は媒体ずれ抑制部材を媒体面を押え付
ける位置に任意に移動させることができるアクチュエー
タを設けたカッター装置の実施例を示す図7と同様な構
成図であり、図7及び図8と対応する部分には同一の符
号を付してある。
【0066】この実施例によるカッター装置は、図7の
実施例に対し、媒体押え付け部材53を媒体面22aか
ら退避する仮想線で示す位置からその媒体面22aを押
え付ける実線で示す位置に任意に移動させるアクチュエ
ータであるソレノイド61と、そのソレノイド61を媒
体の種類に応じて選択的に丸刃35による切断動作に連
動して動作させる手段であるソレノイド駆動選択スイッ
チ63とを設けた点のみが異なる。
【0067】そのソレノイド61は、引張コイルバネ6
4を介してブラケット54に取り付けられていて、その
ソレノイド61がOFFの時には、ブラケット54はね
じりコイルバネ60の付勢力により、図9に仮想線で示
すように媒体押え付け部材53が媒体面22aから退避
する位置にある。
【0068】そして、ソレノイド61がONになると、
ブラケット54が図9で時計回り方向に揺動されること
によって媒体押え付け部材53が媒体面22aを押え付
ける実線で示す位置に移動する。したがって、この実施
例によれば、媒体押え付け部材53による媒体22の押
え付け動作を、使用する媒体の種類に応じて選択的に行
うことができる。
【0069】なお、ソレノイド駆動選択スイッチ63に
よってソレノイド61をONにする操作をした際に、丸
刃35による切断動作に連動してそのソレノイド61を
ONにし、媒体22の切断後にOFFにする制御は、例
えば図8に示したブラケット54の切断動作連動部54
cの両側の傾斜部54e,54fに対応する位置に丸刃
35の係合外周部35bがそれぞれ達したときにキャリ
ッジ34を検知できるように、透過型のフォトセンサを
その2つの位置に対応させて配設し、そのキャリッジ3
4が丸刃35と共にホームポジションから切断方向に移
動して最初に一方のフォトセンサがキャリッジ34を検
知した時にソレノイド61をONにし、次にもう一方の
フォトセンサがキャリッジ34を検知した時にソレノイ
ド61をOFFにするように、マイクロコンピュータで
制御することによってできる。
【0070】また、図7及び図9の各実施例では、移動
刃が回転する丸刃である場合の例について説明したが、
この2つの実施例においては、切断する媒体の面に対し
て傾斜した角度で鋭利な刃を固定刃に沿って移動させて
切り込んでいく回転しない移動刃を備えたカッター装置
であっても、同様に適用することができる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、次に記載する効果を奏する。請求項1のカッター装
置によれば、媒体の切断時に媒体ずれ抑制部材によって
媒体を押え付けることができるので、移動刃を固定刃の
刃先に沿って移動させて長尺紙等の媒体を切断した直後
にその媒体を順次積載するようにしても、切断した媒体
を移動刃が跳ね飛ばすようなことがないため、きれいな
乱れのない積層状態にすることができる。
【0072】また、スタックトレイは、媒体ずれ抑制部
材に押し付けられながら積層された媒体の枚数に応じて
媒体ずれ抑制部材から離れる方向に移動していくので、
そのスタックトレイに昇降手段等を設けなくてもスタッ
クトレイの最後の媒体の媒体面の位置を常に一定にする
ことができ、モータ等を使用した昇降手段等を必要とし
ない分だけ構成を簡単にすることができる。
【0073】請求項2のカッター装置によれば、媒体ず
れ抑制部材が柔軟性を有するベルトであるため、媒体の
切断時にそれを媒体面に押え付ける位置まで移動させる
ことができるので、ずれの生じない効率的な媒体の切断
ができる。
【0074】請求項3及び4のカッター装置によれば、
媒体の切断時に移動刃を確実に回転させながら切断方向
に移動させることができるので、移動刃の切断方向への
滑りが非常に小さくなることによって媒体をずらすこと
なしに、より確実に効率よく切断することができる。
【0075】請求項5のカッター装置によれば、媒体ず
れ抑制部材が固定刃と平行に所定の長さで配設された媒
体押え付け部材であるため、切断する媒体を広範囲に亘
って押え付けることができるので、媒体面の面内方向へ
のずれを抑える抑制力が更に高まる。
【0076】請求項6のカッター装置によれば、媒体押
え付け部材の媒体を押え付ける位置と媒体面から退避す
る位置への移動動作を移動刃の切断動作と連動させるこ
とができるので、装置に媒体押え付け部材を移動刃の切
断動作に連動させるための制御系や媒体押え付け部材を
駆動させるためのアクチュエータを付加する必要がない
ので、その分構成を簡単にできると共にコストダウンで
きる。
【0077】請求項7のカッター装置によれば、媒体押
え付け部材による媒体の押え付け動作を、アクチュエー
タの動作有無により選択的に行わせることができるの
で、使用する媒体の種類に応じて媒体の押え付け動作を
させるか否かを任意に選択することができるため、媒体
の種類や使用状況に見合った媒体の押え付けができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるカッター装置の一実施例を示す
構成図である。
【図2】同じくそのカッター装置を搭載した印字装置を
示す全体構成図である。
【図3】図1のカッター装置の背面図である。
【図4】丸刃の外周に形成したV字溝に媒体ずれ抑制ベ
ルトを直接掛け渡すようにしたカッター装置の実施例を
示す図1と同様な構成図である。
【図5】丸刃と媒体ずれ抑制ベルトとの接触部をそれら
の相対的な滑りを非常に小さくするような形状にした実
施例を示す背面図である。
【図6】その丸刃と媒体ずれ抑制ベルトの相対的な滑り
を非常に小さくするようにした異なる実施例を示す背面
図である。
【図7】異なる形状の媒体ずれ抑制部材を設けたカッタ
ー装置の実施例を示す構成図である。
【図8】同じくそのカッター装置の背面図である。
【図9】媒体ずれ抑制部材を媒体面を押え付ける位置に
任意に移動させることができるアクチュエータを設けた
カッター装置の実施例を示す構成図である。
【図10】従来のカッター装置により切断した媒体が固
定刃の刃先に対して傾いてしまう様子を示した斜視図で
ある。
【符号の説明】
21:カッター装置 22,22′:媒体 22a:媒体面 35:丸刃(移動刃) 36:固定刃 40:スタックトレイ 47,57:媒体ずれ抑制ベルト(媒体ずれ抑制部材) 53:媒体押え付け部材(媒体ずれ抑制部材) 54:ブラケット 54c:切断動作連動部 55a:螺旋状突起 57a:歯 61:ソレノイド 62:プーリ 62a,62a′:溝部 63:ソレノイド駆動選択スイッチ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動刃と切断方向に延びる固定刃とを少
    なくとも一対有し、前記移動刃を前記固定刃に圧接させ
    ながら該固定刃の切断方向に延びる刃先に沿って移動さ
    せることによりその間に位置させた媒体を切断するカッ
    ター装置において、 前記移動刃と固定刃とによる切断位置に対して媒体の搬
    送方向下流側に設けられ、媒体の媒体面を押え付けるこ
    とによりその媒体面の面内方向への媒体のずれを抑制す
    る位置と該媒体面から退避する位置に移動可能な媒体ず
    れ抑制部材と、前記移動刃と固定刃とにより切断されて
    前記媒体ずれ抑制部材によって押え付けられた媒体を順
    次積層状態にし、その積層枚数に応じて前記媒体ずれ抑
    制部材から離れていくように装置固定部に移動可能に保
    持されたスタックトレイとを備えたことを特徴とするカ
    ッター装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカッター装置において、
    前記媒体ずれ抑制部材が、前記移動刃の移動に伴って前
    記媒体面から退避する位置から該媒体面を押え付ける位
    置に移動される柔軟性を有するベルトであることを特徴
    とするカッター装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のカッター装置において、
    前記ベルトが歯付きのベルトであり、前記移動刃又は該
    移動刃と一体で回転する部材に、該ベルトの歯に噛み合
    う溝を形成したことを特徴とするカッター装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のカッター装置において、
    前記ベルトが外周に等ピッチで螺旋状に連ねた螺旋状突
    起を有し、前記移動刃又は該移動刃と一体に回転する部
    材の前記ベルトと接触する部位に、前記螺旋状突起と噛
    み合う溝を形成したことを特徴とするカッター装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のカッター装置において、
    前記媒体ずれ抑制部材が、前記固定刃と平行に所定の長
    さで配設された媒体押え付け部材であることを特徴とす
    るカッター装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のカッター装置において、
    前記移動刃が移動する切断動作時に該移動刃又はその移
    動刃と共に切断方向に移動される部材に係合し、前記媒
    体押え付け部材を媒体を押え付ける位置に移動させる切
    断動作連動部材を設けたことを特徴とするカッター装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のカッター装置において、
    前記媒体押え付け部材を前記媒体面から退避する位置か
    ら媒体面を押え付ける位置に任意に移動させるアクチュ
    エータと、該アクチュエータを切断する媒体の種類に応
    じて選択的に前記移動刃による切断動作に連動して動作
    させる手段とを設けたことを特徴とするカッター装置。
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