JPH0664738A

JPH0664738A - パックの方向変換装置

Info

Publication number: JPH0664738A
Application number: JP10572993A
Authority: JP
Inventors: Heinz Focke; ハインツ・フォッケ; Hans-Juergen Bretthauer; − ユルゲン・ブレットハウアーハンス
Original assignee: Focke and Co GmbH and Co KG
Current assignee: Focke and Co GmbH and Co KG
Priority date: 1992-05-04
Filing date: 1993-05-06
Publication date: 1994-03-08
Also published as: US5341912A; DE4214321C2; DE4214321A1

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】移送中に、長手方向が移送方向に対して直角を
なす紙巻きタバコのパックを、その長手方向が移送方向
と一致するように方向変換すること。【構成】パック１０が軌道に沿って移送される間に、２
組の方向変換ベルト２１，２２，２３，２４が、それら
の長手方向が、それらの移送方向を横断する姿勢で到着
するパック１０に作用する。前記２組の方向変換ベルト
２１，２２，２３，２４の１組が他方の組とは異なる速
度で駆動されるので、パック１０は移送される間に、次
第に、斜めの姿勢で配列されるようになる。この方向変
換は、移送方向に収束する静止側方部材４０，４１によ
り完成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、それらの長手方向が
移送方向を横断する方向に向くようにして、かつ、互い
に間隔をおいた状態で、パックの軌道に沿って移送され
る、そして、互いに速度を異ならせて駆動され、水平に
パックと係合する複数本のコンベヤベルトによって方向
変換される、細長い、特に立方体のパックの方向変換装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】そのような装置は、DE-A-3,917,115 に
開示されている。立方体の紙巻きタバコのパックは、移
送される間、それらが直立した状態における上下両端面
において、水平方向の複数本のコンベヤベルトと係合
し、前記複数本のコンベヤベルトが互いに異なる移送速
度を有する結果として、やがて最終的には、パックの長
手方向が移送方向と一致するように方向変換されること
となる。複数本の水平方向のコンベヤベルトは、直立面
内、すなわち直立した複数個の転向ロ−ラの周囲に沿っ
て移動し、移動方向に向かって収束する。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記の先
行技術に基づいて、移送中のパックを方向変換させる装
置を、方向変換工程が、移送速度が大きな場合であって
も、パックを損傷することなく、もっと正確に信頼性高
く行われるように、構成することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明の装置は、各々のパックが、上下に向くパ
ックの２つの対向領域面において、移送方向に動く上部
および下部コンベヤベルトとそれぞれ係合する点と、前
記複数本のコンベヤベルトが異なる速度で駆動される点
に特徴を有する。

【０００５】

【作用】立方体の紙巻きタバコのパックは、それらの細
長い面が、それぞれ、上下を向くように、そして、それ
らの長手方向が移送方向を横断するように移送される。
複数本のコンベヤベルト、特に方向変換ベルトは、パッ
クの水平に位置する端面と底面に隣接する両面と係合す
る。これらの方向変換ベルトの移送速度が異なるので、
パックは最終的には、移送中に、それらの長手方向が移
送方向と一致するように方向変換される。

【０００６】２本の方向変換ベルトが、パック軌道の両
側に、特にそれぞれ上部方向変換ベルト、下部方向変換
ベルトをなして配設される。したがって、各パックは、
方向変換工程において、上下両面がベルトと係合する。
パック軌道の同じ面に配設された２本の方向変換ベルト
は同一速度で駆動される。

【０００７】この発明によれば、方向変換ベルトは、パ
ックを部分的に方向変換させるためにのみ有効である。
水平方向の静止案内部材が、方向変換ベルトと隣り合い
移送方向に収束する。これらの案内部材は、パックの回
転が、パックが案内部材に接触する結果として完了する
ように設計される。

【０００８】

【実施例】図示の模範実施例は、立方体のパック10、特
に紙巻きタバコのパックの移送および取扱いを指向して
いる。これらのパックは、包装機から、すなわち包装機
の乾燥タレットから到着する。パック10は、セロファン
またはプラスチックフィルムによる外装を施されるため
に別の包装機に供給される。

【０００９】パック10は、特定の相対的姿勢で、特に、
それらの長手方向が、それらの移送方向を横断するよう
な姿勢で到着する。パックの大きな両面すなわち「前」
面11および「後」面12が、それぞれ移送方向の「前」
方、「後」方と一致する。細長い長手方向面13および14
が「上」、「下」と一致し、移送方向を横断する方向に
向いている。パック10の端面15と底面16は、移送方向に
延在するが、移送方向と直角な方向にも延在する。

【００１０】パック10は、星形ホイ−ル17の形態をとる
供給コンベヤにより水平方向に延在するパック軌道18に
導入される。星形ホイ−ル17は、径方向に対して、或る
角度をなして配列された駆動部材19を有する。各駆動部
材19は、大きな面を持つパックの後部表面12でパックと
係合し、パック軌道18へ移送する。

【００１１】パック軌道18の領域において、各パック
は、その上部と下部で拘束され、矢印20で示す方向に移
送される。互いに距離を置いて移送される各パック10
は、星形ホイ−ル17の領域において、上部および下部の
方向変換手段、特に、方向変換ベルト21,22 および23,2
4 によって直接拘束される。これらの方向変換ベルト
は、パックの端面15および底面16と隣接する両長手方向
面13,14 の領域において、上部および下部の帯条25,26
で各パックを拘束する。

【００１２】方向変向ベルト21…24は、数個の転向ロー
ラ27,28,29および30を周回して案内される。水平方向の
各コンベヤベルト25,26 は、転向ローラ28,29 の間に形
成される。この移送帯条25,26 は、これが案内されて動
く溝32を備える静止案内板の形態をなす下部案内路31に
より支えられる。

【００１３】各方向変換ベルト21…24は、移送帯条25,2
6 に対しずれて配設された駆動ロ−ラ33,34 と関連す
る。上部および下部の方向変換ベルト21…24は、上部と
下部において、それぞれ共通の駆動軸35に装着された別
々の駆動ローラ33,34 と関連する。駆動ローラ33,34
は、径を異にするので、当模範実施例（図３）において
は、方向変換ベルト23,24 は、関連する駆動ローラ34が
大径であるために、大きな移送速度で駆動される。駆動
軸35は、機枠36に装着される。パック10は、パック軌道
18に進入した後、まず第一に、方向変換ベルト21…24に
よってのみ移送される。この工程においては、方向変換
ベルト23,24 の方向に向かうパック10の面が、より速く
移送されるので、パック10は、徐々に斜めの位置に配向
される。もっと下流の移送路においては、すでに斜めの
位置にあるパック10が、上部および下部のコンベヤベル
ト37,38 の近傍位置に達する。これらのコンベヤベルト
37,38は、パックの上と下で、−長手方向の面13,14 の
領域であって−中心部よりやや外側に寄った領域におい
て、パック10を拘束する。これらのコンベヤベルト37,3
8 は、方向変換ベルト21,22 の組と、23,24 の組の間
で、中心線をわずかにずれて配設される。その結果、パ
ック10は、コンベヤベルト37,38 の領域から、後方を向
く比較的大きな部分で突出する。

【００１４】パック10が、コンベヤベルト37,38 のみに
よって移送される間は、パック10を方向変換させる工程
が継続し（殆ど）完了する。この目的で、側方の案内手
段が、斜めに配列するパック10に作用する。移送方向に
関し前方に位置する直立端部39が、コンベヤベルト37,3
8 の側へ移送方向に傾斜収束するように延在する側方案
内部材40に接触する。この側方案内部材40は、コンベヤ
ベルト37,38 の間の領域に延在する。

【００１５】側方案内部材40の対向側には、これとは異
なる形状を持ち、後側方を向くパック10の直立端部42に
作用する側方案内部材41が存在する。この側方案内部材
41もまた、パック10が、コンベヤベルト37,38 の間で、
最終的には、パックの長手方向が、少なくとも大体は移
送方向を向く位置を占めるように形成され配設される。
側方案内部材41は、パック10の動く方向と平行に延在す
る端部を備えている。コンベヤベルト37,38 は、パック
の軌道18の先に伸び、パック10を正確に位置づけるため
に従来の態様で両側方案内部材と関連する、下流の移送
手段へと続く。

【００１６】下部コンベヤベルト38、すなわち、上側の
移送帯条もまた支持案内部材、特に、溝を備える支持板
43内を移動する。上部コンベヤベルト37、すなわち、下
方と対面する移送帯条もまた支持体44と関連する。

【００１７】今の場合は、ベルトは歯付きベルトの形態
をとる。したがって、すべての転向ロ−ラまたは歯車
は、適当に歯の付いた面を備えている。

【００１８】以上に説明した模範実施例においては、上
部および下部のコンベヤベルト37,38 のための駆動ドラ
ム45が、それぞれ、各共通軸に装着されているので、駆
動機構はさらに一層単純化されている。駆動ドラム45
は、駆動ローラ33と34の間に配設されており、コンベヤ
ベルト37,38 の駆動速度と対応した径を有する。

【００１９】この模範実施例では、方向変換ベルト21…
24は平滑なコンベヤベルトの形態をとる。もし、不整合
なパックが移送される場合には、パック10と向き合う方
向変換ベルト21…24の片側に駆動部材を設置することが
有効であろう。この場合は、パックの軌道18の片側に位
置する方向変換ベルトの駆動部材は、パック10の位置の
傾斜度の増大と対応して、他方の片側にある方向変換ベ
ルト23,24 の駆動部材と較べて異なった間隔で配設され
る。

【００２０】

【発明の効果】この発明により、移送中のパックを方向
変換させる装置を、方向変換工程が、移送速度が大きな
場合であっても、パックを損傷することなく、もっと正
確に信頼性高く行うことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】立方体パックの転向装置の斜視図。

【図２】図１の装置の細部を示す図式的側面図。

【図３】図２のIII-III 線に沿う装置の水平断面図。

【符号の説明】

１０…パック，１８…パック軌道，２１，２２，２３，
２４…方向変換ベルト，３７，３８…コンベヤベルト，
４０，４１…側方向部材。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】各々のパックが、上下に向くパックの２
つの対向領域面において、移送方向に動く上部および下
部コンベヤベルト( 方向変換ベルト21,22,23,24)とそれ
ぞれ係合する点、および、前記複数本のコンベヤベルト
が異なる速度で駆動される点に特徴を有する、それらの長手方向が移送方向を横断する方向に向くよう
にして、かつ、互いに間隔をおいた状態で、パックの軌
道に沿って移送される、そして、互いに速度を異ならせて駆動され、水平にパッ
クと係合する複数本のコンベヤベルトによって方向変換
される、細長い、特に立方体のパックの方向変換装置。
【請求項２】パック(10)が、上下に対向して配設され
た複数の方向変換ベルト(21 … 24)によって、前記上下
方向とそれぞれ向き合う細長い長手方向面(13,14) の領
域において、移送可能であり、前記方向変換ベルト(21
… 24)が、パック(10)と接触し、異なる速度で駆動され
る移送帯状(25,26) を備える請求項１に記載の装置。
【請求項３】パック(10)が、移送方向に対して鋭角を
なす位置まで、方向変換手段( 方向変換ベルト21 … 2
4 ) によって、方向変換され、また、パックが、移送方向と一致して整列するまで、移送方向
に収束するように配設されている側部案内手段(40,41)
によって方向変換される請求項１または２に記載の装
置。
【請求項４】パック(10)が、移送方向において、少な
くとも、方向変換ベルト(21 … 24)に隣接する領域にお
いては、上部および下部のコンベヤベルト(37,38) のよ
ってのみ移送可能であり、前記上部および下部のコンベヤベルト(37,38) の幅が、
パック(10)の長手方向の寸法よりも実質的に小さい請求
項１−３のいずれか１に記載の装置。
【請求項５】パック(10)が、少なくとも方向変換工程
がその初期の局面にある間は、パック軌道(18)の領域に
おいて、方向変換ベルト(21 … 24)によってのみ移送可
能である請求項１−４のいずれか１に記載の装置。
【請求項６】方向変換ベルト(21 … 24)とコンベヤベ
ルト(37,38) が、移送方向に重複する部分があるように
配設される請求項４または５に記載の装置。
【請求項７】上部方向変換ベルト(21, 23)と下部方向
変換ベルト(22, 24)が、それぞれの組毎に共通の１つの
駆動軸(35)によって駆動されることが可能であり、径を異にする駆動ロ−ラ(33, 34)が、方向変換ベルト(2
1 … 24)のために異なる駆動速度を発生するために、前
記各駆動軸(35)に装着されている請求項１−６のいずれ
か１に記載の装置。
【請求項８】コンベヤベルト(37, 38)のための駆動ド
ラム(45)が、前記駆動軸(35)に装着されている請求項７
に記載の装置。