JPH0664576A - スクータ型車両のフレームカバー構造 - Google Patents

スクータ型車両のフレームカバー構造

Info

Publication number
JPH0664576A
JPH0664576A JP21930792A JP21930792A JPH0664576A JP H0664576 A JPH0664576 A JP H0664576A JP 21930792 A JP21930792 A JP 21930792A JP 21930792 A JP21930792 A JP 21930792A JP H0664576 A JPH0664576 A JP H0664576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
contour
accent
partial
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21930792A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Suzuki
孝行 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP21930792A priority Critical patent/JPH0664576A/ja
Publication of JPH0664576A publication Critical patent/JPH0664576A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】部品点数および組付工数を増加させることなく
島状のアクセント部をフレームカバーに設ける。 【構成】車体フレーム2を被装するフレームカバー(実
施例ではリヤフレームカバー23)が複数の部分カバー
より構成され、異なる色彩を持つ2つの部分カバー(ア
ッパーカバー25,サイドカバー26)が隣接し、この
うちの一方の部分カバー(アッパーカバー25)の外観
面に他方の部分カバー(サイドカバー26)と同色の島
状のアクセント部27が設けられたスクータ型車両1の
フレームカバー構造において、上記一方の部分カバー
(25)に上記アクセント部(27)の輪郭に沿う輪郭
孔28を穿設し、この輪郭孔28の内側から上記アクセ
ント部27が輪郭孔28に整合されるように、アクセン
ト部27を上記他方の部分カバー(26)に延設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スクータ型車両のフ
レームカバー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なスクータ型車両は、鋼管や鋼板
等で組み立てられた車体フレームが樹脂成型されたフレ
ームカバーによって被装される車体構造となっている。
上記フレームカバーは、車体フレームやエンジン、その
他補機類等を風雨などから保護するとともに、スクータ
型車両の外観を整えたり、走行時の空気抵抗を軽減させ
たりするなどの役割を果たす。
【0003】多くの場合、フレームカバーは複数の部分
カバーに分割でき、これらの部分カバーがビス止めや嵌
め込みなどの固定手段によって組み立てられる構成とな
っている。
【0004】近年では、隣接する2つの部分カバーの色
彩あるいは表面処理等を異ならせてデザイン上のポイン
トとしているスクータ型車両が多く見受けられる。特
に、異なる色彩を持つ2つの部分カバーを隣接させ、こ
のうちの一方の部分カバーの外観面に他方の部分カバー
と同色のアクセント部を島状に設けたデザインが多くな
ってきている。上記アクセント部は、例えばフレームカ
バー内への通風を促進させるエアダクトやスリット状な
どに形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
はこのような島状のアクセント部を設けるためにアクセ
ント部を別部品として製作し、これをビス止め等によっ
てフレームカバーに固定する手法が採られており、これ
によって部品点数および組立工数が増加し、コストアッ
プを余儀なくされていた。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、部品点数および組付工数を増加させるこ
となく島状のアクセント部をフレームカバーに設けるこ
とのできるスクータ型車両のフレームカバー構造を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るスクータ型車両のフレームカバー構造
は、車体フレームを被装するフレームカバーが複数の部
分カバーより構成され、異なる色彩を持つ2つの部分カ
バーが隣接し、このうちの一方の部分カバーの外観面に
他方の部分カバーと同色の島状のアクセント部が設けら
れたスクータ型車両のフレームカバー構造において、上
記一方の部分カバーに上記アクセント部の輪郭に沿う輪
郭孔を穿設し、この輪郭孔の内側から上記アクセント部
が輪郭孔に整合されるように、アクセント部を上記他方
の部分カバーに延設したものである。
【0008】
【作用】このように構成した場合、アクセント部が部分
カバーに一体化されるため、部品点数を増加させること
なくフレームカバーにアクセント部を設けることができ
る。また、アクセント部を部分カバーに取着させる必要
がないため、組立工数の増加がない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例が施されたスク
ータ型車両の左側面図である。このスクータ型車両1の
車体フレーム2は、例えばその前半部分が鋼管製のヘッ
ドチューブ3およびダウンチューブ4からなり、上記ダ
ウンチューブ4の後部につながる後半部分が鋼板製のモ
ノコックボディ5となっていて、上記モノコックボディ
5の内部はヘルメット等を収納可能な物品収納室となっ
ている。
【0011】上記ヘッドチューブ3には、前輪6を支持
するフロントフォーク7がハンドルバー8とともに左右
回動自在に枢着されている。また、車体フレーム2の中
央下部にはリンク9が支軸11を支点に弾性回動可能に
設けられ、このリンク9の後端部にスクータ型車両用と
して一般的に用いられているパワーユニット12が支軸
13廻りに回動可能に枢着され、上記パワーユニット1
2の後部に後輪14が軸支されている。なお、パワーユ
ニット12の後部と前記モノコックボディ5の後部との
間にはショックアブソーバ15が連結され、走行時にお
けるパワーユニット12の回動ショックが吸収される。
【0012】モノコックボディ5の上部には着座シート
16がヒジ17等を支点に開閉可能に設置され、モノコ
ックボディ5の後方には燃料タンク18およびオイルタ
ンク19などが配置されている。
【0013】車体フレーム2およびフロントフォーク
7、さらに上記燃料タンク18やオイルタンク19など
の補機類は、樹脂成型されたフレームカバー21によっ
て被装され、スクータ型車両1の外観が整えられてい
る。
【0014】上記フレームカバー21は、車体前半部を
覆うフロントフレームカバー22と、車体後半部を覆う
リヤフレームカバー23とに分けられ、それぞれが更に
複数の部分カバーから構成される。
【0015】図2は、上記リヤフレームカバー23の分
解左側面図であり、図3はリヤフレームカバー23の組
立斜視図、そして図4は図3のIV−IV線に沿う断面図で
本発明の一実施例を示す図である。図2、図3に示すよ
うに、リヤフレームカバー23は例えば3種類の部分カ
バー、すなわちステップボード24と、アッパーカバー
25と、左右一対のサイドカバー26とから構成されて
いる。
【0016】上記ステップボード24は、車体フレーム
2のダウンチューブ4上に乗員が足を載せられるように
するもので、例えばその後方部分が上方に立ち上がり、
モノコックボディ5の前面下部をカバーする形状とされ
ている。またアッパーカバー25は、平面視でU字形に
形成されており、モノコックボディ5の左右側面および
燃料タンク18、オイルタンク19などの上部を覆う。
そして、このアッパーカバー25の下辺にサイドカバー
26が接続される。
【0017】上記ステップボード24とアッパーカバー
25とサイドカバー26は、それぞれ車体フレーム2に
ビス止め等の固定手段により固定されるほか、互いにビ
ス止めあるいは嵌め込み等によって組み合わせられる。
【0018】ここで、隣接するアッパーカバー25とサ
イドカバー26には異なる色彩が与えられており、図3
および図4に示すようにアッパーカバー25の外観面に
はサイドカバー26と同色とされる島状のアクセント部
27が設けられてデザイン上のポイントとなっている。
このアクセント部27は、例えばエアダクト状のデザイ
ンとされており、リヤカバー23内への通風を良くして
パワーユニット12から発散される熱がリヤーフレーム
カバー23内にこもるのを防ぐ働きをする。
【0019】図2および図4に示すように、アッパーカ
バー25側には上記アクセント部27の輪郭に沿う輪郭
孔28が穿設されている。一方、アクセント部27はサ
イドカバー26に一体成型等によって延設されており、
アッパーカバー25とサイドカバー26とが組み合わせ
られた際に、アクセント部27が上記輪郭孔28に内側
から整合される構成となっている。
【0020】本実施例では、上記アクセント部27が輪
郭孔28に密に嵌め込まれるようにしてあり、アクセン
ト部27の周囲に設けたフランジ部29が輪郭孔28の
周縁部内側に当接する構成とされ、例えば輪郭孔28の
周縁部内側に突設された爪31が、上記フランジ部29
に穿設された穴32に係合することによってアクセント
部27が輪郭孔28内に確実に固定される。
【0021】このようにして島状のアクセント部27を
サイドカバー26、あるいはサイドカバー26に限らず
他の部分カバーに設けることにより、アクセント部27
を別部品として製作し、これをビス止め等により固定さ
せる必要がなくなる。このため、部品点数や組付工数の
増加が避けられ、大幅なコストダウンを達成することが
できる。
【0022】なお、本実施例ではアクセント部27が輪
郭孔28に嵌め込まれる構成となっているが、特に嵌め
込み式の構成にとらわれる必要はなく、例えば輪郭孔2
8の内側にアクセント部27を目視可能に配置する程度
としたり、あるいは輪郭孔28からアクセント部27が
突出するような構成としても良い。また、本発明を前記
フロントフレームカバー22側に適用したり、スクータ
型車両以外の自動二、三輪車等に適用しても良い。
【0023】ところで、図5、図6、図7および図9に
示すように、アッパーカバー25の後部には前記燃料タ
ンク18およびオイルタンク19への給油を行うための
開口部34が設けられており、この開口部34はキーロ
ック付のリッド35により閉塞されるようになってい
る。上記リッド35は、例えば左右一対のアーム36を
有し、このアーム36がアッパーカバー25側に一体成
型されたヒンジ37に回動自在に枢着される。図8に示
すように、上記アーム36には車幅方向へ延びるボス3
8が設けられ、このボス38が上記ヒンジ37の孔39
に嵌め込まれる。ボス38およびヒンジ37にはそれぞ
れ斜面38a,37aが形成され、ボス38が孔39に
嵌まり込み易くされている。
【0024】開口部34には、車体内部側に湾入するト
レイ部40がアッパーカバー25に一体成型によって設
けられており、このトレイ部40には給油管挿通孔4
1,42が上方に延びるスリーブ状に形成されている。
そして、燃料タンク18およびオイルタンク19から直
立する給油管43,44が上記給油管挿通孔41,42
にそれぞれ密に挿通され、キャップ45,46により密
栓される構成となっている。
【0025】上記トレイ部40は、給油時に燃料やオイ
ルが給油管43,44からあふれた場合に、あふれた燃
料やオイルがそのまま車体内部に流れ込むのを防止する
働きを持つものである。
【0026】従来では、トレイ部40のみを別部品とし
て製作し、これをビス止めや嵌め込みなどの固定手段を
用いてアッパーカバー25などに固定していたが、トレ
イ部40が別部品となるために部品点数が増加するほ
か、ビス止め等を行う必要があるために組付工数がかか
り、コストアップとなっていた。それを、上述したよう
にトレイ部40をアッパーカバー25に一体成型するこ
とにより、部品点数および組付工数の増加がなくなり、
大きなコストダウンを図ることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るスク
ータ型車両のフレームカバー構造は、車体フレームを被
装するフレームカバーが複数の部分カバーより構成さ
れ、異なる色彩を持つ2つの部分カバーが隣接し、この
うちの一方の部分カバーの外観面に他方の部分カバーと
同色の島状のアクセント部が設けられたスクータ型車両
のフレームカバー構造において、上記一方の部分カバー
に上記アクセント部の輪郭に沿う輪郭孔を穿設し、この
輪郭孔の内側から上記アクセント部が輪郭孔に整合され
るように、アクセント部を上記他方の部分カバーに延設
したものである。
【0028】したがって、アクセント部が部分カバーに
一体化され、部品点数を増加させることなくアクセント
部を設けることができる。また、アクセント部を取り付
ける作業が不要となるため、組付工数の増加もない。こ
のような利点から、大幅なコストダウンを達成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が施されたスクータ型車両の
左側面図。
【図2】リヤフレームカバーの分解左側面図。
【図3】リヤフレームカバーの組立斜視図。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図で、本発明の一実
施例を示す図。
【図5】アッパーカバー後部の平面図。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図。
【図7】アッパーカバー後部およびリッドの左側面図。
【図8】リッド枢着部の詳細図。
【図9】アッパーカバー後部の斜視図。
【符号の説明】
1 スクータ型車両 2 車体フレーム 21 フレームカバー 22 フロントフレームカバー 23 リヤフレームカバー 24 部分カバーであるステップボード 25 部分カバーであるアッパーカバー 26 部分カバーであるサイドカバー 27 アクセント部 28 輪郭孔 29 フランジ部 31 爪 32 穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームを被装するフレームカバー
    が複数の部分カバーより構成され、異なる色彩を持つ2
    つの部分カバーが隣接し、このうちの一方の部分カバー
    の外観面に他方の部分カバーと同色の島状のアクセント
    部が設けられたスクータ型車両のフレームカバー構造に
    おいて、上記一方の部分カバーに上記アクセント部の輪
    郭に沿う輪郭孔を穿設し、この輪郭孔の内側から上記ア
    クセント部が輪郭孔に整合されるように、アクセント部
    を上記他方の部分カバーに延設したことを特徴とするス
    クータ型車両のフレームカバー構造。
JP21930792A 1992-08-18 1992-08-18 スクータ型車両のフレームカバー構造 Pending JPH0664576A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21930792A JPH0664576A (ja) 1992-08-18 1992-08-18 スクータ型車両のフレームカバー構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21930792A JPH0664576A (ja) 1992-08-18 1992-08-18 スクータ型車両のフレームカバー構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0664576A true JPH0664576A (ja) 1994-03-08

Family

ID=16733444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21930792A Pending JPH0664576A (ja) 1992-08-18 1992-08-18 スクータ型車両のフレームカバー構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0664576A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1159534A (ja) * 1997-08-22 1999-03-02 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車の車体構造
JP2009190577A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の配線保持構造
JP2009234583A (ja) * 2009-07-24 2009-10-15 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の前部車体カバー構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1159534A (ja) * 1997-08-22 1999-03-02 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車の車体構造
JP2009190577A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の配線保持構造
JP2009234583A (ja) * 2009-07-24 2009-10-15 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の前部車体カバー構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0664576A (ja) スクータ型車両のフレームカバー構造
JP2754139B2 (ja) スクータ型車両の前部車体カバー
JP2007038865A (ja) 車両のフロントカバー構造
JP4188201B2 (ja) スクータ型車両のカバー構造
JPH07112679A (ja) スクータ型自動二輪車の収納ボックス
JP2005119392A (ja) 操向ハンドルのハンドルカバー構造
EP3628577B1 (en) Saddled vehicle
JP4641467B2 (ja) 自動二輪車の後部構造
JP3838592B2 (ja) 自動二輪車のボディカバー支持構造
JP3038615B2 (ja) 小型車両の車体カバー装置
JPH0539038Y2 (ja)
JP3676009B2 (ja) 車両のラジエータ取付機構
JPH0235594Y2 (ja)
JPS633913Y2 (ja)
JP4689399B2 (ja) レッグシールドの収納室構造
JPS6232151Y2 (ja)
JPH0450228Y2 (ja)
JPH04221287A (ja) 鞍乗型車両のカウリング装置
JPH0542888A (ja) 自動二輪車のシート構造
JPH07251777A (ja) 自動二輪車のカウリング取付構造
JPH07112678A (ja) 自動二輪車のヘッドライト取付構造
JPS624074Y2 (ja)
JPH107056A (ja) スクータ型車両
JP3081552B2 (ja) スクータ型自動二輪車
JPS628233Y2 (ja)