JPS6232151Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主としてオートバイその他の自動２輪
車におけるハンドルカバ装置に関する。

従来この種装置として、車体の前部のハンドル
の端部に、ハンドルグリツプと、該グリツプをそ
の前面から被包するハンドルカバを備える式のも
のは知られるが、この場合該ハンドルの端部には
更に必要に応じフロントウインカを備えるべきも
ので、その設置を簡単化すべき要求が存する。

本考案はかゝる要求に適合する装置を得ること
をその目的としたもので、車体１の前部のハンド
ル２の端部に、ハンドルグリツプ３と、該グリツ
プ３をその前面から被包するハンドルカバ４とを
備える式のものにおいて、該カバ４の根部にウイ
ンカレンズ５、ウインカバルブ６その他のウイン
カ部材を保持するウインカベース７を一体に形成
させることを特徴とする。

図示のものでは該車体１は例えば第１図及び第
２図に明示するように前後の車輪８，８と、その
中間部のエンジン９と、その上側の燃料タンク１
０と、その背側の乗員用のシート１１とを備えて
全体として自動２輪車に構成されるようにした。

更に図示のものでは、例えば第３図及び第４図
に明示するように、該ハンドル２の端部に、該グ
リツプ３の内側に位置して作動シリンダ１２を固
設すると共にこれを作動するハンドルレバ１３を
該カバ４の背側に略沿わせて設けるもので、該レ
バ１３の根部は該シリンダ１２からのびる１対の
ブラケツト１４，１４間に介在されてこれに軸１
５で軸支されるが、この場合、該軸１５は両外側
にのびて全体としてボルトナツト型に構成されて
該カバ４の根部側の取付部材としても作用される
ようにした。即ち該カバ４はその根部側の取付部
において該ブラケツト１４，１４上に嵌合されて
これに該軸１５、即ちボルトナツトで締着固定さ
れるようにした。該カバ４はその根部側を該作動
シリンダ１２の前面に延長すると共にその前面に
該ウインカベース７を一体に膨出させるもので、
該カバ４と該ベース７とは例えば合成樹脂の成形
により一体に形成されるものとする。該ベース７
は例えば第５図に明示するようにその前面にウイ
ンカレンズ５、ウインカバルブ６その他のウイン
カ部材を取付けて全体としてフロントウインカに
作られるものとする。

尚前記した作動シリンダ１２はその端部に取付
孔１６を介してバツクミラ１７を備える。

このように本考案によるときはハンドル２の端
部にハンドルカバ４を備える式のものにおいて、
該カバ４の根部にウインカレンズ５、ウインカバ
ルブ６その他のウインカ部材を保持するウインカ
ベース７を一体に形成させるもので、該ベース７
上に該レンズ５、該バルブ６等を組付けるのみで
フロントウインカを該カバ４上にこれと一体的に
得ることが出来、従来の例えばブラケツトを介し
てウインカユニツトを備える式のものに比し構成
を簡単にすると共に部品点数を減少する等の効果
を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案装置を備えた自動２輪車の１例の
側面図、第２図はその正面図、第３図はその要部
の拡大した平面図、第４図はその−線截断面
図、第５図はハンドルカバの一部を截除した平面
図である。 １……車体、２……ハンドル、３……ハンドル
グリツプ、４……ハンドルカバ、５……ウインカ
レンズ、６……ウインカバルブ、７……ウインカ
ベース。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 車体１の前部のハンドル２の端部に、ハンドル
   グリツプ３と、該グリツプ３をその前面から被包
   するハンドルカバ４とを備える式のものにおい
   て、該カバ４の根部にウインカレンズ５、ウイン
   カバルブ６その他のウインカ部材を保持するウイ
   ンカベース７を一体に形成させることを特徴とす
   るハンドルカバ装置。