JPH0664524B2

JPH0664524B2 - 入出力用紙間のフオ−マツト変換処理方法

Info

Publication number: JPH0664524B2
Application number: JP60239188A
Authority: JP
Inventors: 秀文高津
Original assignee: トツパン・ム−ア株式会社
Priority date: 1985-10-25
Filing date: 1985-10-25
Publication date: 1994-08-22
Anticipated expiration: 2009-08-22
Also published as: JPS6299888A

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、入力用紙に表示された文字等の形象情報にお
ける指定した領域のみ切り出し、この切り出した領域の
位置を指定して出力することにより、前記入力用紙とは
フォーマットの異なった出力用紙を作成する、入出力用
紙間のフォーマット変換処理方法に関する。

例えば、デパートから複数人に贈答品を送る場合に行わ
れる、一つの依頼主欄と複数の届け先欄、品名欄、機能
マーク欄等を有する申込書（入力用紙）から、各届け先
毎の配送伝票（出力用紙）を作成する、入出力用紙間の
フォーマット変換処理方法に関するものである。

従来の技術従来、入出力用紙間のフォーマット変換処理方法として
は、特公昭５８−３２５６号で開示された発明が知られ
ている。通常この種方法に使用される入力用紙の各欄へ
の必要事項の記入は、手書き文字で行われ、この手書き
文字は、文字ＣＣＤセンサーによりドットパターンとし
て認識される。一方、フォーマットの編集のために入力
用紙上には論理的な座標が設けられ、この座標上の範囲
を指定して前記手書き文字が記載された一定の領域を形
象情報として切り出し、取り込む処理がなされる。

この取り込み処理の際、入力用紙が所定の位置にない
と、取り込まれる形象情報も正規の位置よりずれた状態
で取り込まれてしまうという事態が発生する。そしてこ
のような事態は、入力用紙の送り動作において、ずれが
起こった場合に生ずるが、入力用紙は粗雑に扱われがち
なため、折れたり破れたりすることが多く、このような
状態の入力用紙を機械によって正確に紙送りすることは
極めて困難であり、前述の如き事態の発生を防止するこ
とは不可能といえる。

発明が解決しようとする問題点したがって従来においては、形象情報がずれて取り込ま
れることによって、文字の一部が欠けたり、機能マーク
の読み違えを起こして誤った編集作業を行うという欠点
を有していた。

本発明はこのような欠点を解消することを目的とする。

問題点を解決するための手段入力用紙にあわじめ設けられた、例えば入力用紙の縦横
各縁とそれぞれ平行に伸びる二本の線分からなる、補正
マークの位置を検出し、この検出位置を基準として切り
出すべき領域を決定するものである。

作用入力用紙がずれて送られて来ても、補正マークの位置を
検出することによって、切り出すべき領域を常に正確に
指定できる。

実施例以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細
に説明する。

第１図は本発明に使用する入力用紙たる贈答品申込書の
概略的平面図、第２図は贈答品申込書から作成される出
力用紙たる配送伝票の概略的平面図、第３図は本発明に
使用する処理装置のブロック図、第４図は処理方法全体
の概略を示すフローチャート、第５図は補正マークの拡
大図、第６図は補正マークの検出方法を示すフローチャ
ート、第７図は補正マークの検出方法の他の実施例を示
すフローチャートである。

第１図に示したように、贈答品申込書１は縦長の用紙
で、ここには一つの依頼主欄２と、届け先欄３、機能マ
ーク欄４、品名欄５、金額欄６が一組となったものが複
数、設けられている。前記機能マーク欄４には、上から
同上、削除、終了の各チェック欄があり、同上は直上の
組に記入された品名と同一の品名を出力する機能、削除
は対応する組の各欄を出力しない機能、終了は贈答品申
込書１の入出力をその対応する組の各欄までで終了させ
る機能を、それぞれ備えている。そして、依頼主欄２及
び届け先欄３と贈答品申込書１の左端縁との間には、各
欄に対応してそれぞれ鉤形の補正マーク７が設けられて
いる。

第２図は、前記贈答品申込書１とはフォーマットを異に
して作成される配送伝票８であり、前記依頼主欄２、届
け先欄３、品名欄５、金額欄６の記入内容がそれぞれ複
写される、依頼主欄２ａ、届け先欄３ａ、品名欄５ａ、
金額欄６ａが設けられる。

続いて、第３図乃至第６図に基づき、前記贈答品申込書
１から前記配送伝票８を作成するフォーマット変換処理
方法を説明する。

第３図及び第４図に示したように、贈答品申込書１を入
力装置９にセットして入力を指示すると、前記入力装置
９に設けた光学的読み取り手段によって各欄に記入した
文字等の形象情報を読み取られ、入力用バッファ１０に
格納される。そして、あらかじめ入力されているフォー
マット形態に応じて、入力位置指定部１１によって切り
出すべき各領域が指定され、これら各領域の出力位置が
出力位置指定部１２によって指定される。

続いて、各補正マーク７の位置検出が行われる。これを
第５図及び第６図に基づいて説明すると、補正マーク７
は、Ｘ方向成分７ａとＹ方向成分７ｂとに区分され、ま
ず、Ｘ方向成分７ａの原点ｘが指定されたうえ、原点ｘ
から垂直、水平両方向の長さが指定されて矩形状の検索
範囲が決定される。続いて、この検索範囲内における各
座標位置に、Ｘ方向成分７ａを構成する黒のドットがあ
るか否かを検索する。ドットがあった場合は、その座標
位置をＸ座標、Ｙ座標ごとに集計する。Ｘ方向成分７ａ
の検索範囲における集計が終了すると、同様にして、Ｙ
方向成分７ｂの原点ｙが指定され、その検索範囲内にお
けるドットの座標位置が集計される。そして、これらの
集計が終了後、Ｘ方向成分７ａ、Ｙ方向成分７ｂそれぞ
れにおける平均値の最も高い座標上の線を求め、この線
を両成分７ａ，７ｂの中心線として補正マーク７の位置
を検出する。このようにして、各補正マーク７のそれぞ
れの位置が検出されると、各補正マーク７の基準点Ｏか
ら垂直、水平両方向へのあらかじめ与えられた距離によ
って、切り出すべき各領域の原点2_o,3_o,5_o,6_oが決定さ
れる（第１図参照）。

そして、第３図及び第４図に示したように、各原点2_o,3
_o,5_o,6_oから垂直、水平両方向へのあらかじめ与えられ
た距離によって、切り出すべき各領域のアドレスが決定
され、その形象情報とともに、入出力位置制御部１４に
セットされる。なお、上述の如くして決定された切り出
すべき各領域のアドレスと、あらかじめ設定されている
正規のアドレスとにずれがあり、しかもこのずれが許容
範囲を超えている場合には、エラーとして処理され、作
業は中止される。

一方、上述の如くして決定された切り出すべき各領域の
アドレスと、あらかじめ設定されている正規のアドレス
とが一致し、あるいはずれがあっも許容範囲内の場合に
は、出力指示があると、入出力位置制御部１４にセット
された切り出すべき各領域の形象情報が、出力装置１５
によって、所定位置に出力印字され、贈答品申込書１と
は異なったフォーマットの配送伝票８が作成されるので
ある。

なお、贈答品申込書１の入力にあたって、縮小の指示が
与えられた場合には、データ間引指定部１６により縮小
率に応じた入力図形の各ドットの間引が行われる。例え
ば、縮小率が２分の１の場合には、水平方向の各ドット
は一つおきに間引かれ、垂直方向の各ドットは一列おき
に間引かれるものである。

次ぎに、各補正マーク７の位置検出方向に関する他の実
施例を第７図に基づいて説明する。本実施例は形象情報
の読み込みとともに、補正マーク７の位置検出を行うも
のである。

贈答品申込書１の読み込みは、１ライン単位で行われる
が、この１ライン毎の読み込みにあたって、黒のドット
が存在するか否かを検索し、存在する場合には、その存
在位置が補正マーク７の指定位置か否かを判断する。こ
こで、指定位置に存在する場合には、その座標位置をＸ
座標、Ｙ座標ごとに集計する。この集計の後、前記１ラ
インの形象情報の読み込みを行い、これを入力用バッフ
ァ１０に格納する。そして、次の１ラインについても同
様にして読み込んで行く。あらかじめ設定された検索範
囲内における集計が終了すると、その検索範囲内におけ
るドットの座標位置が集計されて、平均値の最も高い座
標上の線を求め、この線を中心線として補正マーク７の
位置を検出する。このようにして、贈答品申込書１の読
み込みが終了すると、上述した第１実施例と同様にし
て、補正マーク７の位置を基準として、切り出すべき形
象情報とそのアドレスの位置を決定したうえ、前記贈答
品申込書１とは異なった所定のフォーマットに編集する
のである。

また、上述した各実施例にあたっては、贈答品申込書１
の最上方の補正マーク７と、最下方の補正マーク７との
各基準点Ｏの水平方向の座標位置を比較するとにより、
贈答品申込書１のスキュー（斜めずれ）を検出すること
ができる。すなわち、座標位置が一致した場合は、ずれ
がないことを意味し、不一致の場合には、ずれが生じて
いることを意味するとともに、差の絶対値が大きいほど
ずれが大きいことを意味する。

なお、本発明は上述した各実施例に限定されるものでは
なく、例えば、補正マーク７の形状は鉤形に限らず、Ｘ
方向成分とＹ方向成分とを含む形状であればよく、ま
た、これら両成分が連続する必要もない。また、補正マ
ーク７は入力用紙に１個あれば足りるものである。さら
に、入力用紙が贈答品申込書１に、出力用紙が配送伝票
８に限定されないことはいうまでもなく、加えて、それ
らのフォーマットも適宜変更可能である。

効果以上説明したところで明らかなように、本発明によれ
ば、入力用紙がずれて送られた場合でも、補正マークの
位置を検出することによって、切り出すべき形象情報の
領域を常に正確な位置に設定できるので、形象情報の一
部が欠けて出力されたり、機能マークを誤読して誤った
編集処理を行うことがないという効果を挙げることがで
きるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の好適な実施例を示し、第１図は本発明に使
用する贈答品申込書の概略的平面図、第２図は贈答品申
込書から作成される配送伝票の概略的平面図、第３図は
本発明に使用する処理装置のブロック図、第４図は処理
方法全体の概略図を示すフローチャート、第５図は補正
マークの拡大図、第６図は補正マークの検出方法を示す
フローチャート、第７図は補正マークの検出方法の他の
実施例を示すフローチャートである。１……贈答品申込書、２，２ａ……依頼主欄、３，３ａ
……届け先欄、４……機能欄、５，５ａ……品名欄、
６，６ａ……金額欄、７……補正マーク、８……配送伝
票、９……入力装置、１０……入力用バッファ、１３…
…入力位置指定部、１４……入出力位置制御部、１５…
…出力装置

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】入力用紙に表示された文字や記号およびこ
れら文字や記号とともに入力用紙にあらかじめ設けた補
正マーク等の形象情報を光学的手段によって読み取って
記憶し、この記憶内容の指定された領域のみを切り出
し、この切り出された領域の出力位置を指定して出力印
字することにより、前記入力用紙とはフォーマットを異
にした出力用紙を作成する方法であって、入力用紙に表
示された形象情報を入力用バッファ内に格納し、この入
力用バッファ内に格納された補正マークの位置を検出
し、この検出位置を基準として入力用バッファ内に格納
された形象情報の切り出すべき領域を決定することを特
徴とする入出力用紙間のフォーマット変換処理方法。