JPH0664474U - 高圧液噴射装置 - Google Patents

高圧液噴射装置

Info

Publication number
JPH0664474U
JPH0664474U JP1205693U JP1205693U JPH0664474U JP H0664474 U JPH0664474 U JP H0664474U JP 1205693 U JP1205693 U JP 1205693U JP 1205693 U JP1205693 U JP 1205693U JP H0664474 U JPH0664474 U JP H0664474U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
pressure
pressure liquid
pressing plate
row
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1205693U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2541356Y2 (ja
Inventor
宏祐 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruyama Manufacturing Co Inc
Original Assignee
Maruyama Manufacturing Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruyama Manufacturing Co Inc filed Critical Maruyama Manufacturing Co Inc
Priority to JP1205693U priority Critical patent/JP2541356Y2/ja
Publication of JPH0664474U publication Critical patent/JPH0664474U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2541356Y2 publication Critical patent/JP2541356Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Soil Working Implements (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自走式高圧液噴射作業車10の重量の増大に繋
がる鎮圧用ローラを廃止し、かつ芝等の損傷を抑制しつ
つ、ノズル62からの薬液30の高圧噴射に因る芝地の盛り
上がりを防止する。 【構成】 複数個のノズル62は、左右方向へ水平に一列
に延び、ノズル列61を構成する。押圧板100は、ノズル
列61の下側に配設され、下向きのノズル62の対応位置に
長孔102を備え、ノズル列61と共に昇降軸88の下端部に
取付けられる。同期式上下動駆動装置104は、三連式高
圧プランジャポンプ58のクランク軸82の回転に同期して
昇降軸88を上下動させ、ノズル62からの薬液30の噴射時
では押圧板100を芝生に接地させて、芝地を押さえる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、芝地等を走行して防除用薬液等の薬液を地面へ向けて高圧噴射す る高圧液噴射装置に係り、詳しくは高圧液の噴射に因る地面の盛り上がりを回避 する高圧液噴射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
国際公開WO91/07077号公報は、芝地等を走行して、芝地へ向けて高 圧水を間欠的に噴射し、地中にエアレート(通気)用の孔を形成する高圧液噴射 装置を開示する。芝地への高圧水の噴射に伴い、芝地は注入点周囲において盛り 上がり、これは芝生の美観、及びゴルフ場等での芝地ではプレーを損なう原因と なる。このため、国際公開WO91/07077号公報の高圧液噴射装置では、 走行車の前部に前後1対の鎮圧ローラを、前部の走行用支持車輪を兼ねて設け、 ノズル列を前後のローラの間に配設し、ノズルからの高圧水の噴射に並行して、 噴射直後に芝生をローラ掛けするようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
国際公開WO91/07077号公報の高圧液噴射装置では、鎮圧用ローラの ために、車両重量が増大するとともに、芝生が、押し潰されて、損傷を受け易い 。
【0004】 請求項1の考案の目的は、車両重量の増大に繋がる鎮圧用ローラを廃止し、か つ芝等の損傷を抑制しつつ、高圧液の噴射に因る地面の盛り上がりを防止する高 圧液噴射装置を提供することである。 請求項2の考案の目的は、さらに、状況に応じてノズル列におけるノズルの間 隔を円滑に調整できる高圧液噴射装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説明する。 請求項1の前提となる高圧液噴射装置(28)は水平方向の配列で下向きとされる 複数個のノズル(62)から成るノズル列(61)を備え、走行車(12)に装備される、そ して、請求項1の高圧液噴射装置(28)は、(a)ノズル列(61)の下側に配設され ノズル(62)からの噴射高圧液(30)の通過用の透孔(102)をもつ押圧板(100)と、( b)ノズル(62)の噴射サイクルに同期してノズル列(61)及び押圧板(100)を上下 動させノズル(62)からの高圧液(30)の噴射時では押圧板(100)を接地位置に保持 する同期式上下動駆動装置(104)とを有している。
【0006】 請求項2の高圧液噴射装置(28)は、ノズル(62)はノズル列(61)の列方向へ移動 自在である。また、透孔(102)は、ノズル(62)の移動範囲に沿って延びる長孔(10 2)である。
【0007】
【作用】
請求項1の高圧液噴射装置(28)では、同期式上下動駆動装置(104)は、ノズル( 62)の噴射サイクルに同期してノズル列(61)及び押圧板(100)を上下動させる。こ れにより、押圧板(100)は、ノズル(62)の非噴射時では地面から離れた上側位置 となっているのに対し、ノズル(62)の噴射時では高圧液(30)となって、地面に接 地して、地面を上から押さえている。ノズル(62)から噴射された高圧液(30)は、 押圧板(100)の透孔(102)を通過し、押圧板(100)の下側の地面へ注入される。押 圧板(100)は、高圧液(30)の注入に伴い盛り上がろうとする地面を押さえ、地面 を高圧液(30)の注入前の整地面に保持する。
【0008】 請求項2の高圧液噴射装置(28)では、地面における高圧液(30)の噴射間隔を調 整する際には、ノズル(62)がノズル列(61)の列方向へ移動されて、ノズル列(61) におけるノズル(62)の間隔が変更される。押圧板(100)の長孔(102)は、ノズル列 (61)の列方向へ長くなっており、ノズル(62)の移動にもかかわらず、ノズル(62) の対峙位置を保持し、ノズル(62)からの噴射高圧液(30)に対して押圧板(100)に おける通過用の透孔(102)の役目を果たす。
【0009】
【実施例】
以下、この考案を図面の実施例について説明する。 図2は自走式高圧液噴射作業車10の全体の概略斜視図である。車両本体12は、 前輪16及び後輪18により支持されて自走可能になっているフレーム14を有し、フ レーム14の上には、前から順番に、フレーム14の操舵用のステアリングホィール 22を備え運転者が運転操作のために乗り込む運転席20、防除用等の薬液30(図3 )を貯留する薬液タンク24、エンジン34(図3)等を装備する動力部26、及び薬 液30を芝地へ噴射する高圧液噴射装置28が配設されている。高圧液噴射装置28は 、実施例では、車両本体12の後部に任意に着脱自在であるが、自走式高圧液噴射 作業車10に一体化されていてもよい。
【0010】 図3は自走式高圧液噴射作業車10の動力及び油圧の系統図である。運転席20の ステアリングホィール22は、ステアリングリンク32を介して左右の前輪16へ連結 され、前輪16を操舵するようになっている。エンジン34の回転動力は、運転席20 のクラッチペダル36により断接を制御されるクラッチ38を介して変速機40へ伝達 される。変速機40は、運転席20のシフトレバー42により減速比を切り替えられ、 変速機40の出力はディファンレンシャル装置44を介して左右の後輪18へ伝達され る。エンジン34の回転動力はまた手動式クラッチ46を介して油圧装置48の可変式 油圧ポンプ50へ伝達される。可変式油圧ポンプ50と油圧モータ52とは油路51a,5 1bを介して相互に接続されており、可変式油圧ポンプ50における油圧の調整によ り油圧モータ52の回転速度が調整される。油供給ポンプ54は、可変式油圧ポンプ 50と一緒に駆動されて、油タンク56内の油圧媒体を適宜、油路51a,51bへ供給す る。三連式高圧プランジャポンプ58は、相互に非連通の各ポンプに対応して3個 の吐出部60を備え、油圧モータ52により駆動される。3個の吐出部60は相互に非 連通となっている。ノズル列61は、自走式高圧液噴射作業車10の左右方向へ一列 に配列された複数個のノズル62から成り、三連式高圧プランジャポンプ58の各吐 出部60は、3本の吐出ホース63を介して各ノズル62へ接続されている。三連式高 圧プランジャポンプ58は、共通の吸入口を、吸入ホース66を介して薬液タンク24 の底部へ接続されるとともに、各吐出部60には調圧弁64を接続される。調圧弁64 は、各吐出部60に対応して設けられて、余液を複数個の調圧弁64に共通の集合部 68へ導く。集合部68に集められた余液は戻しホース70を介して薬液タンク24へ戻 される。
【0011】 図1は高圧液噴射装置28の詳細な斜視図である。図1及び図2において、高圧 液噴射装置28は自走式高圧液噴射作業車10の後部に着脱自在に装着されるように なっている。支持枠72(図2)は、フレーム14の後端に取り外し自在であり、起 立状態でフレーム14に固定されている。可動枠74は、支持枠72により上下方向へ 案内され、油圧シリンダ75(図2)により上下動される。1対のステー76は、可 動枠74の左右の側辺部に固定されて、後方へ張り出している。台78は、左右の端 部においてステー76の内面側に固定され、水平面を形成し、油圧モータ52及び三 連式高圧プランジャポンプ58を載置される。油圧モータ52及び三連式高圧プラン ジャポンプ58は、動力部26内でなく、高圧液噴射装置28の台78に載置されて、外 部に露出状態になっており、これにより、保守、点検を容易にするとともに、後 述の同期式上下動駆動装置104の同期機構及び動力源として、利便を発揮する。 カム軸80は、左右方向へ水平に延びて、両端部において回転自在にステー76の先 端部に軸支され、チェーン84を介して三連式高圧プランジャポンプ58のクランク 軸82の回転を伝達される。カム86はカム軸80の両端部に回転方向へ一体的に取付 けられている。昇降軸88は、各ステー76の先端部に固定されているガイド90によ り鉛直方向へ案内され、圧縮コイルばね92は、ガイド90より上側において昇降軸 88に嵌装されて、昇降軸88を上方へ付勢し、昇降軸88の上端部をカム86との接触 位置に保持する。支軸94は、カム軸80に対して平行に左右方向へ水平に延び、両 端部を各昇降軸88の下端部に固定されている。各ノズル62において、保持体96は 、摺動自在に支軸94に嵌装され、固定ねじ98により支軸94に固定されるようにな っている。押圧板100は、ノズル列61の下側にノズル列61から少し下の高さにほ ぼ水平に配設され、左右方向両端部において昇降軸88の下端部に固定されている 。長孔102は、各ノズル62に対峙して押圧板100に形成され、支軸94の軸方向へ所 定長さ延びている。同期式上下動駆動装置104は、クランク軸82からカム86まで の動力伝達機構、及びカム86や昇降軸88等の上下動機構を含み、ノズル列61及び 押圧板100を三連式高圧プランジャポンプ58の吐出サイクル、したがってノズル6 2の噴射サイクルに同期して上下動させる。
【0012】 図4は三連式高圧プランジャポンプ58の垂直端面図である。図4では、三連式 高圧プランジャポンプ58の3個のポンプのうちの1個を代表して図示しているが 、他の2個のポンプの構造も同一である。クランクケース106はクランク軸82の 両端部を回動自在に軸支し、マニホールド108は、クランクケース106の先端側に 当てられて、複数個のボルト110を介してクランクケース106に固定される。弁ケ ース112は、三連式高圧プランジャポンプ58の3個のポンプに対応して3個の吐 出部60を有し、各吐出部60の上部に対応する部位には調圧弁64を取付けられ、マ ニホールド108の先端部に当てられている。3個のフランジ114は、弁ケース112 の3個の先端部位に当てられて、複数個のボルト116を介して弁ケース112と共に ボルト116に固定される。プランジャ118は、基端部においてクランクケース106 のガイド120に嵌合して、軸方向へ案内され、マニホールド108内を延びている。 コンロッド122は、両端部においてクランク軸82のピン部123とプランジャ118の 基端部とに連結され、クランク軸82の回転をプランジャ118の往復動へ変換する 。オイルシール124は、ガイド120の先端側に嵌挿され、内周側においてプランジ ャ118の周部に摺接し、クランクケース106内の潤滑油がプランジャ118を介して 漏出するのを防止する。
【0013】 図5はクランク軸82の斜視図である。クランク軸82のピン部123は、三連式高 圧プランジャポンプ58の3個のポンプの列方向へ3個のポンプの全長にわたって 延び、3個のポンプの各コンロッド122に共通に連結される。この結果、三連式 高圧プランジャポンプ58の3個のポンプは同位相で運転される。
【0014】 図4において、ポンプ室126は、プランジャ118の先端側に形成され、Vパッキ ン128及びシールパッキン130は、プランジャ118の軸方向へそれぞれ先端側及び 基端側に配設され、内周側においてプランジャ118の周部に摺接し、プランジャ1 18の往復動に対してポンプ室126のシールを保持する。吸入口132は、三連式高圧 プランジャポンプ58の3個のポンプに共通にマニホールド108の下部に形成され 、各ポンプごとに設けられた吸入弁134を介して各ポンプ室126へ連通している。 吐出弁136は、ポンプ室126の先端側に配設され、ポンプ室126から吐出部60への 一方向の液体の流れを許容する。
【0015】 図6は三連式高圧プランジャポンプ58の1個のフランジ114を外側から見た図 である。3個の吐出口138が、フランジ114に設けられて、吐出部60へ連通し、各 吐出口138は個々に吐出ホース63を介して各ノズル62へ接続される。
【0016】 実施例の作用について説明する。 作業者は、運転席20に乗り込んで、自走式高圧液噴射作業車10を芝地等に走行 させる。自走式高圧液噴射作業車10は、エンジン34の回転動力を後輪18へ伝達さ れて、走行するとともに、ステアリングホィール22の操作により前輪16を操舵さ れて、進行方向を制御される。一方、エンジン34の回転動力は、油圧装置48の可 変式油圧ポンプ50へ伝達されて、可変式油圧ポンプ50を駆動し、可変式油圧ポン プ50の生成油圧が、油路51a,51bを介して油圧モータ52へ伝達されて、油圧モー タ52を駆動する。三連式高圧プランジャポンプ58のクランク軸82は、油圧モータ 52の駆動により回転して、三連式高圧プランジャポンプ58は吸入ホース66を介し て薬液タンク24内の薬液30を吸入して、各吐出部60へ吐出する。三連式高圧プラ ンジャポンプ58の各ポンプは同位相で運転され、かつ各吐出部60は相互に非連通 となっているので、各吐出部60の圧力は大きく脈動する。こうして、各吐出部60 内の薬液30は、脈動圧と共に各吐出口138から各吐出ホース63を経て各ノズル62 へ送られ、脈動圧のピーク値付近で、ノズル62から高圧で芝地へ向けて噴射され る。各吐出部60に複数個の吐出口138を設け、各吐出口138ごとに吐出ホース63を 介してノズル62へ接続することにより、吐出部60からノズル62へ伝達される圧力 の脈動は増大し、ノズル62からの薬液30の噴射時における薬液30の噴射圧が増大 する。
【0017】 この高圧液噴射装置28では、吐出部60とノズル62との間に、耐薬品性、及び薬 液30内の含有微粒子に対する耐磨耗性に問題のあるピストン型及びブラダ型アキ ュムレータや、間欠弁が介在せず、吐出部60とノズル62とが直結状態になってい るので、高圧水ではなく、薬液30のような微粒子含有の薬品性の液体の高圧噴射 に、耐薬品性及び耐磨耗性の点で優れる。
【0018】 一方、同期式上下動駆動装置104では、カム軸80がクランク軸82の回転、すな わち三連式高圧プランジャポンプ58の噴射サイクルに同期して回転し、カム86は 三連式高圧プランジャポンプ58の噴射サイクルに同期して昇降軸88を上下動させ る。カム86の凸部は、三連式高圧プランジャポンプ58の吐出行程で下向きの回転 位置となって、昇降軸88を下方へ押し下げるように作用し、この結果、押圧板10 0は芝生に接地状態になる。三連式高圧プランジャポンプ58の吐出行程は、三連 式高圧プランジャポンプ58の各吐出部60の脈動の高い位相範囲に相当し、ノズル 62から高圧の薬液30が噴射される時に一致する。ノズル62から高圧で噴射される 薬液30は、各長孔102を通過して、芝地へ注入され、芝地に通気及び通水用の孔 を形成する。また、芝地への高圧薬液30の注入に伴って、注入点近傍の土は盛り 上がろうとするが、押圧板100により上から押さえられるので、盛り上がるのを 防止され、注入前の整地面状態を保持する。押圧板100は、また、ノズル62の先 端が芝地に当接するのを回避する保護部材としての役目も果たす。三連式高圧プ ランジャポンプ58の吸入行程時、すなわち、ノズル62から薬液30の非噴射時では 、圧縮コイルばね92により昇降軸88は上昇され、押圧板100は芝生から離れる。 カム86の回転による押圧板100の上下動行程量は、固定され、かつ比較的小さい ので、油圧シリンダ75が伸縮されて、可動枠74が支持枠72に対して適当に上下動 させ、押圧板100が、ノズル62からの高圧の薬液30の噴射時に芝生に適切な押圧 力で接地するように、調整される。
【0019】 芝生の状況によっては、左右方向の薬液30の噴射距離を変更するのが適切な場 合が生じる。この場合は、各ノズル62において、固定ねじ98を弛めて、保持体96 を支軸94に沿って摺動自在にし、ノズル62の間隔を所望値へ変更してから、保持 体96を再度締め付けて、支軸94の軸方向における保持体96の位置を固定する。長 孔102は、支軸94の軸方向へ適当に長い寸法となっているので、ノズル62の間隔 の変更にもかかわらず、ノズル62から噴射される薬液30を支障なく芝地の方へ通 過させる。図1では、長孔102は各ノズル62に対応して形成されているが、長孔1 02の代わりに、ノズル列61の全長にわたって又は複数個のノズル62にわたって長 く延びるスリットを押圧板100に形成し、1個のスリットを全部又は複数個のノ ズル62からの噴射薬液30に共通に利用することも可能である。
【0020】 吐出ホース63は、内部の薬液30の脈動圧に従って、膨縮し、アキュムレータ作 用を行なう。この結果、三連式高圧プランジャポンプ58の吐出行程の終了後も、 すなわち吸入行程初期時にも吐出ホース63内に適当に高い圧力が保持されて、ノ ズル62から薬液30が噴射される。これにより、ノズル62からの薬液30の噴射は、 三連式高圧プランジャポンプ58の吐出行程の時間、すなわち三連式高圧プランジ ャポンプ58の半サイクルより長い時間となる。ノズル62からの薬液30の噴射圧は 、開始及び終了近辺では小さく、開始と終了のほぼ真ん中付近でピーク値となる 。噴射圧のピーク値付近で噴射された薬液30は、芝生に深い孔を開け、これは通 気及び通水に寄与する。噴射圧の小さい時に噴射された薬液30は、あまり深く地 中内へ注入されず、芝生の根元付近に残り、芝生の根元付近に生息する有害虫の 駆除に寄与する。このように、この自走式高圧液噴射作業車10では、通気及び通 水用の孔開けと、防除とを同時に行なうことができる。
【0021】 自走式高圧液噴射作業車10の走行方向の薬液30の噴射間隔は、可変式油圧ポン プ50の斜板の傾斜角を手動で変更して、可変式油圧ポンプ50の生成油圧を増減し 、油圧モータ52の回転速度を変更することにより行なう。油圧モータ52の回転速 度は自走式高圧液噴射作業車10の走行速度に対して独立に調整できるので、自走 式高圧液噴射作業車10の走行方向の薬液30の噴射間隔も自走式高圧液噴射作業車 10の走行速度に独立に設定できる。
【0022】
【考案の効果】 請求項1の考案では、押圧板が、ノズルの噴射サイクルに同期して上下動して 、ノズルからの高圧液の噴射の際には、接地位置となって、盛り上がろうとする 地面を押さえて、地面を整地面状態に保持する。押圧板は軽量であるので、走行 車の重量の増大が抑制され、また、押圧板はノズルから高圧液の噴射時のみ接地 位置とされるようになっているので、走行車の重量軽減及び走行抵抗の減少が図 られ、走行車の走行に必要な動力を軽減し、走行車の小型化にも寄与することが できる。
【0023】 また、請求項1の考案では、芝生等は、高圧液を噴射される時の時間範囲に限 定されて、押圧板により押さえられるようになっているので、損傷が抑制される 。
【0024】 請求項2の考案では、押圧板に透孔として形成されている長孔は、ノズル列の 列方向へ適当な長さで延びているので、ノズルを適当に移動させて、ノズルの間 隔を調整しつつ、ノズルからの高圧液を支障なく高圧水の下側の地面へ噴射する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高圧液噴射装置の詳細な斜視図である。
【図2】自走式高圧液噴射作業車の全体の概略斜視図で
ある。
【図3】自走式高圧液噴射作業車の動力及び油圧の系統
図である。
【図4】三連式高圧プランジャポンプの垂直端面図であ
る。
【図5】クランク軸の斜視図である。
【図6】三連式高圧プランジャポンプの1個のフランジ
を外側から見た図である。
【符号の説明】
12 車両本体(走行車) 28 高圧液噴射装置 30 薬液(高圧液) 61 ノズル列 62 ノズル 100 押圧板 102 長孔(透孔) 104 同期式上下動駆動装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向の配列で下向きとされる複数個
    のノズル(62)から成るノズル列(61)を備え、走行車(12)
    に装備される高圧液噴射装置(28)において、前記ノズル
    列(61)の下側に配設され前記ノズル(62)からの噴射高圧
    液(30)の通過用の透孔(102)をもつ押圧板(100)と、前記
    ノズル(62)の噴射サイクルに同期して前記ノズル列(61)
    及び前記押圧板(100)を上下動させ前記ノズル(62)から
    の高圧液(30)の噴射時では前記押圧板(100)を接地位置
    に保持する同期式上下動駆動装置(104)とを有している
    ことを特徴とする高圧液噴射装置。
  2. 【請求項2】 前記ノズル(62)は前記ノズル列(61)の列
    方向へ移動自在であり、前記透孔(102)は、前記ノズル
    (62)の移動範囲に沿って延びる長孔(102)であることを
    特徴とする請求項1記載の高圧液噴射装置。
JP1205693U 1993-02-24 1993-02-24 高圧液噴射装置 Expired - Lifetime JP2541356Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1205693U JP2541356Y2 (ja) 1993-02-24 1993-02-24 高圧液噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1205693U JP2541356Y2 (ja) 1993-02-24 1993-02-24 高圧液噴射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0664474U true JPH0664474U (ja) 1994-09-13
JP2541356Y2 JP2541356Y2 (ja) 1997-07-16

Family

ID=11794950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1205693U Expired - Lifetime JP2541356Y2 (ja) 1993-02-24 1993-02-24 高圧液噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2541356Y2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08116708A (ja) * 1994-10-28 1996-05-14 Marunaka Seisakusho:Kk 芝生灌注用噴射装置
JPH08116709A (ja) * 1994-10-18 1996-05-14 Marunaka Seisakusho:Kk 芝生用灌注装置
EP2538777A2 (en) * 2010-02-23 2013-01-02 BASF Agro B.V. (Wädenswil Branch) High pressure injection system for applying a pesticide beneath the surface of the ground
JP5879577B1 (ja) * 2015-06-24 2016-03-08 明 加福 穿孔装置及び養生装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08116709A (ja) * 1994-10-18 1996-05-14 Marunaka Seisakusho:Kk 芝生用灌注装置
JPH08116708A (ja) * 1994-10-28 1996-05-14 Marunaka Seisakusho:Kk 芝生灌注用噴射装置
EP2538777A2 (en) * 2010-02-23 2013-01-02 BASF Agro B.V. (Wädenswil Branch) High pressure injection system for applying a pesticide beneath the surface of the ground
JP5879577B1 (ja) * 2015-06-24 2016-03-08 明 加福 穿孔装置及び養生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2541356Y2 (ja) 1997-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2541356Y2 (ja) 高圧液噴射装置
JP5983433B2 (ja) 苗移植機
JP2014145301A5 (ja)
JP2756751B2 (ja) 高圧液噴射作業車
JP4627223B2 (ja) 液体散布装置
KR950028601A (ko) 잔디용 에어레이터
US4213565A (en) Spraying system
JP2008154714A (ja) 塗料噴射式ラインマーカー
CN211379383U (zh) 一种自走式喷杆喷雾机驱动机构
JP2007303279A (ja) ポンプ駆動装置
JP2549207Y2 (ja) ノズル装置
AU2002334827B2 (en) Cultivating device
JP2507746Y2 (ja) 液体散布装置
CN109247323A (zh) 一种自走式风送喷雾机及喷雾方法
JPH0750890Y2 (ja) 田植機用液剤散布装置
JPS6310701Y2 (ja)
JPS6332635Y2 (ja)
JP2532915Y2 (ja) 芝生用灌注装置
KR860002621Y1 (ko) 이동식 반자동 분무기
JPH09313085A (ja) ブームスプレ−ヤの配管装置
JPH0331193Y2 (ja)
JPH08210254A (ja) 噴射装置及び散布自走車
JP3577752B2 (ja) 薬液噴霧装置
JP2561802B2 (ja) 芝生用灌注装置
JP2006304613A (ja) 歩行型施肥機