JP3577752B2 - 薬液噴霧装置 - Google Patents

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実 松岡
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、トラクタ等に装着して薬液を噴霧する薬液噴霧装置に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
トラクタ等で移動しながら広幅の薬液噴霧する作業では、薬液噴霧の往復幅域が圃場の幅と一致しないことが多く、残余の端幅の薬液噴霧行程や、畦畔部の薬液噴霧等では、特別の噴霧作業行程を行う必要があり、非能率的であり、薬液量も多く要することとなる。
【0003】
この発明は、このような端幅の薬液噴霧を、サブノズルによって行わせることにより、薬液噴霧作業行程を少くしようとする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、車体1に対して左右方向に拡げるメインビーム3を設け、このメインビーム3の左右巾に亘り下向きに噴霧する複数のメインノズル2,2…を備え、前記メインビーム3の先端部に前記メインノズル2と共に略下向きに噴霧可能な端部ノズル19を備える薬液噴霧装置であって、
前記メインビーム3の先端部に、車体1の操縦席12にてモータM1を駆動操作し前記メーンビーム3の伸延方向に対し仰角Cを変更可能なサブノズル5を設けると共に、同サブノズル5を前記メインノズル2,2…及び端部ノズル19とは異なるポンプP2によって薬液を送り出す構成としたことを特徴とするトラクタ等に装着する薬液噴霧装置の構成とする。
【0005】
【作用、及び発明の効果】
車体1に対してメインビーム3を左右へ拡げて、ポンプからの薬液等の液体を各メインノズル2,2…及び端部ノズル19へ送る。また前記サブノズル5へは、メインノズル2及び端部ノズル19とは異なるポンプP2から液体を送る。メインノズル2,2…からは薬液が噴霧され、圃場の走行域の作物に噴霧される。車体1の圃場内の往復走行によって噴霧域が若干残るとき、或いは畦畔部に噴霧するときには、その個所へ向かって薬液が噴霧されるよう前記サブノズル5の噴霧方向を変更操作する
【0006】
これによって、端幅に亘る作物や、畦畔部の薬液噴霧を、前記メインノズル2,2…による噴霧と同時に行うことができる。しかもこのサブノズル5からの薬液噴霧は、操縦席12にて噴霧方向を変更できるものであるから、車体1の往復走行を少くして能率的で、効率のよい薬液噴霧作業を行うことができる。また更に前記サブノズル5は、個別のポンプにて薬液が送られるのでポンプ圧、即ち噴霧量を前記メインノズル2,2…及び端部ノズル19とは別に設定することができ、噴霧域を個別に設定することができる。
【0007】
【実施例】
トラクタ車体1は、ステアリングハンドル6によって操向自在の前車輪7と、後車輪8とを有して、四輪駆動走行形態の構成とし、前部のボンネット9内にエンジンEを搭載している。このエンジンEによって駆動される薬液噴霧用のポンプP、エアチャンバー10、薬液タンク11等を車体1の操縦席12後部に取付け、このポンプPから送られる薬液を噴霧するメインノズル2のメインビームパイプ3は、車体1の前端部のヒッチ13に取付ける。
【0008】
このヒッチ13に着脱する連結装置14には、左右方向に沿う支持ビーム15が設けられ、この支持ビーム15の下側に沿ってセンタノズル17を有するセンタビームパイプ16が設けられる。支持ビーム15の左右両端部にピン18回りに水平回動するメインビームパイプ3が取付けられる。19はこの先端部に設けられる端部ノズルであり、メインノズル2と共にほゞ下向きに噴霧しうるよう設けられる。
【0009】
サブノズル5は、メインビームパイプ3の先端部にホルダー20によって、ピン21回りに上下回動自在に取付けられ、噴霧方向をメインビームパイプ3の伸延方向にほゞ沿わせている。これによって端部ノズル19で噴霧し得ない離れた位置への噴霧を行うことができる。このサブノズル5の仰角Cは、メインビームパイプ3の基部に設けられる伝動モータM1によって伸縮される伸縮シリンダ22、及びリンクロッド23等を介して調節される。
【0010】
前記各センタビームパイプ16、左右のメインビームパイプ3、及びサブノズル5のホース4等へ連結ホースH1〜H4で連通させるバルブコック24〜26が、分岐パイプ28に各々連結される。ポンプPからはホース27を介して薬液が送込まれる。又、各連結ホースH1〜H4の連結部にはオリフィス29〜31、及びフィルター32が設けられる。このオリフィス29〜31によって、サブノズル5のオリフィス31は高圧とするのに対して他のメインノズル2、19やセンタノズル17等のオリフィス29,30等は低圧としている。
【0011】
なお、前記分岐パイプ28には、エアチャンバー10を有し、圧力調節弁33を設け、余剰の圧力液を排液する排液ホース34を有し、撹拌液として一部薬液タンク11へ戻す還元ホース35、及び外部に取出す取出ホース36等を連結している。又、これらのホース35,36には、前記同様のバルブコック37,38、及びオリフィス39,40等が設けられ、液圧を適宜調節できる構成としている。
【0012】
前記ヒッチ13に連結される連結装置14は、平行リンク41と伸縮シリンダ42の伸縮によって、この前端の昇降フレーム43に取付けられる支持ビーム15が昇降される。この伸縮シリンダ42は昇降フレーム43に設けられるスイッチ44の操作によってモータM2を駆動して伸縮される。該伸縮シリンダ42は平行リンク41の下辺部と前端の昇降フレーム43上部との間に連結され、伸縮によって平行リンク41の上下を行うことができる。
【0013】
又、支持ビーム15は、該昇降フレーム43に対して左右方向のピン45回りに、フック51を係合させて回動自在である。この支持ビーム15の両端部に前記メインビームパイプ3が取付けられるが、この支持ビーム15と上下直交する方向のガイドパイプ46が設けられて、このガイドパイプ46には前方に向けて摺動する支持脚47を設けて、上端のハンドル48で摺動、固定操作することができる。49は下端部のローラである。又、前記ガイドパイプ46にはクリップ50が設けられ、前記上方へ回動させたメインビームパイプ3を保持することができる。
【0014】
このような支持脚47は、連結装置14及びメインパイプ3等をユニットとしてヒッチ13に対して着脱するときに、下方へ押出して、床面に重量を支持させながら着脱操作を簡単に行わせる。メインビームパイプ3を取付けて、折畳んでクリップ50に保持させた状態では、図4のAの姿勢となるが、ヒッチ13から取外すときは、ガイドパイプ46をBの姿勢に起立させて、スイッチ44の操作で前記伸縮シリンダ42を短縮させて昇降フレーム43を下げて、ピン45を支持ビーム15のフック51から外すことができる。
【0015】
又、前記のようなメインビームパイプ46のピン18回りの折畳回動は、このメインビームパイプ46の基部と支持ビーム15との間のモータM3による伸縮シリンダ52によって行われる。
53はダッシュボードに設けた操作スイッチで、前記モータM1,M2,M3等を伸縮操作することができる。又、前記分岐パイプ28のホースH1はセンタビームパイプ16に連結する。ホースH2は左側のメインビームパイプ3のホース54に連結し、ホースH3は右側のメインビームパイプ3のホース55に連結する。又、ホースH4は左側のメインビームパイプ3の先端部に設けられるサブノズル5と連結ホース4に連結される。
【0016】
なお、図6のように、前記ポンプPに代えて、前記センタノズル17や、メインノズル2、端部ノズル19等に送る低圧薬液は低圧用のポンプP1とし、サブノズル5に送る高圧薬液は高圧用のポンプP2として、各圧力別のポンプで送る構成とするもよい。56はポンプ駆動軸、57はポンプP2のポンプ軸で、この軸57から減速してポンプP1のポンプ軸58をベルト59伝動することにより、ポンプP2を高圧用とし、ポンプP1を低圧用としている。60,61は吸液ホース、62,63は送液ホースである。
【図面の簡単な説明】
【図1】メインノズル、サブノズル部の正面図。
【図2】車体部の平面図。
【図3】バルブ部の側面図。
【図4】ヒッチ部の側面図。
【図5】その斜視図。
【図6】一部別実施例を示す側面図。
【符号の説明】
1 車体
2 メインノズル
3 メインビームパイプ
4 ホース
5 サブノズル

Claims (1)

  1. 車体1に対して左右方向に拡げるメインビーム3を設け、このメインビーム3の左右巾に亘り下向きに噴霧する複数のメインノズル2,2…を備え、前記メインビーム3の先端部に前記メインノズル2と共に略下向きに噴霧可能な端部ノズル19を備える薬液噴霧装置であって、
    前記メインビーム3の先端部に、車体1の操縦席12にてモータM1を駆動操作し前記メーンビーム3の伸延方向に対し仰角Cを変更可能なサブノズル5を設けると共に、同サブノズル5を前記メインノズル2,2…及び端部ノズル19とは異なるポンプP2によって薬液を送り出す構成としたことを特徴とするトラクタ等に装着する薬液噴霧装置。
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