JPH07285419A - 車輌洗浄装置 - Google Patents

車輌洗浄装置

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JPH07285419A
JPH07285419A JP10598494A JP10598494A JPH07285419A JP H07285419 A JPH07285419 A JP H07285419A JP 10598494 A JP10598494 A JP 10598494A JP 10598494 A JP10598494 A JP 10598494A JP H07285419 A JPH07285419 A JP H07285419A
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JP
Japan
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cleaning liquid
nozzle
cleaning
vehicle
cleaning device
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Application number
JP10598494A
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English (en)
Inventor
Kinichi Fujiwara
原 金 一 藤
Minoru Ueda
田 実 上
Yasuo Moriyasu
安 康 夫 森
Etsuro Onishi
西 悦 郎 大
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 載置台に載せた作業車輌の走行部に対し、洗
浄液を噴出投与して洗浄する車輌洗浄装置を、洗浄効率
と作業能率のよいものに構成する。 【構成】 駆動モ−タで回転駆動される駆動輪20に対
応する転輪18とで、載置台の横脇部に敷設した軌道1
0を挾持して走行する洗浄液噴出器のフレ−ム16に、
洗浄液噴出ノズル29を設け、作業車輌の走行部に向け
て洗浄液を噴出投与できるようにする。噴出器フレ−ム
16を下方に延設し、その延設部位に上下位置調節可能
に支持板を取付け、支持板に洗浄液噴出ノズル29とそ
れを回転駆動するノズル駆動モ−タ30を装着する。ま
た、洗浄液噴出ノズル29を、基筒部29aと、先端に
噴口部29cを備えた伸縮筒部29bとで構成し、さら
に、噴口部をスイベルジョイント構造で設けることによ
って噴出向きを自在に変更できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、農業用或いは土木用な
どの各種作業車輌、殊に、そのクロ−ラ走行部の洗浄に
好適な車輌洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】農業用或いは土木用等の作業車輌は、不
整地や湿泥地で用いられることが多いからクロ−ラ型車
輌に構成するのが一般的であるけれども、この種の車輌
においては、クロ−ラ走行部に泥土が付着したり噛み込
んだりすることが避けられずその除去清掃に難渋するの
で、クロ−ラ走行部などに付着および噛み込んだ泥土の
除去清掃作業を省力化する車輌洗浄装置が提案されてい
る(例えば、実公平2−25725号公報,特開平5−
50897号公報参照)。そして、従来の車輌洗浄装置
は、クロ−ラ走行部を載せる為の載置台の横脇部に敷設
した軌道に沿って自走する洗浄液噴出器に、設定ストロ
−クで上下移動する洗浄液噴出ノズルを設け、その洗浄
液噴出ノズルから噴出する洗浄液を載置台上のクロ−ラ
走行部に向けて投与して洗浄するように構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のものは、洗浄液
噴出ノズルが軌道に沿って走行しながら上下方向に往復
移動するものであったから、走行速度が速すぎると洗浄
液噴出ノズルのジグサグ状の動きが粗になって被洗浄物
であるクロ−ラ走行部に対して洗浄液を投与できない部
分が生じて洗浄ムラができ、逆に、洗浄液噴出ノズルの
走行速度が遅すぎるとクロ−ラ走行部への洗浄液の投与
が重複状態で行われることになって能率がよくない上に
洗浄液の投与量も増大して無駄が生じるという難点があ
った。また、従来のものにおいては、被洗浄車輌の大き
さの異なりに対応して投与範囲を変えることができなか
ったから効率もよくないという難点もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の難点を
解消することを目的としてなされたもので、目的を達成
するため、駆動モ−タ(21)で回転駆動される駆動輪
(20)と駆動輪に対応する転輪(18)(18)とで走行部
載置台(6)の横脇部に敷設した軌道(10)を挾持して走
行移動する洗浄液噴出器(12)のフレ−ムに、洗浄液噴
出ノズル(29)を設け、洗浄液噴出ノズル(29)から載
置台上のクロ−ラ走行部(8)に向けて洗浄液を噴出でき
るようにした車輌洗浄装置において、駆動輪(20)及び
転輪(18)(18)を支承したフレ−ム(16)を下方に延
設して、その下方延設部位に上下位置調節可能に支持板
(25)を設け、この支持板(25)に洗浄液噴出ノズル
(29)とそれを回転駆動するノズル駆動モ−タ(30)を
装着した車輌洗浄装置としている。
【0005】そして、洗浄液噴出ノズル(29)を、ノズ
ル駆動モ−タ(30)によって水平軸心の回りを回転駆動
される基筒部(29a)と、基筒部(29a)に伸縮調節自
在に嵌挿されて先端に噴口部(29c)を具備した伸縮筒
部(29b)とで構成するのがよく、また、噴口部(29
c)を、スイベル継手を介して伸縮筒部(29b)に取付
けて洗浄液噴出方向を変更できるよう構成するのが好ま
しい。
【0006】
【作用】本発明による車輌洗浄装置においては、洗浄液
噴出器(12)が軌道(10)に沿って走行する際に、洗浄
液噴出ノズル(29)がノズル駆動モ−タ(30)で回転さ
れながらクロ−ラ走行部(8)に向けて洗浄液を噴出投与
するので、洗浄液噴出器(12)の走行速度が速くてもク
ロ−ラ走行部に対して洗浄液を投与できない部分を生じ
ることがなくて効率よく、且つ高能率に洗浄作業するこ
とができる。
【0007】そして、回転する洗浄液噴出ノズル(29)
を支持板(25)の上下調節でもって上下方向に移動する
ことで対クロ−ラ走行部位置を変更調節できるから、大
きさの異なる作業車輌のいずれに対しても最適位置に洗
浄液噴出ノズル(29)を位置させて洗浄液を噴出投与す
ることができ、また、洗浄液噴出ノズル(29)の伸縮筒
部(29b)を伸縮調節することで洗浄液噴出ノズルの回
転径を変更調節できるようにする、あるいは伸縮筒部
(29b)先端の噴口部(29c)の洗浄液噴出方向を変更
できるようにした場合には、大きさの異なる作業車輌へ
の適応性が更に向上されて一層好都合に洗浄作業するこ
とができる。
【0008】
【実施例】つぎに、本発明の実施例について図面を参照
して説明するが、図1は本発明装置の全体側面図、図2
はその正面概略図、図3は本発明装置における洗浄液噴
出器を拡大して示した側面概略図、図4は洗浄液噴出器
の拡大断面図である。図1〜図2において、車輌洗浄装
置の基台(1)は、対地高さ調節可能な昇降型に構成され
る場合と、昇降構造を備えない固定型に構成される場合
とがあり、図示のものは、ベ−スフレ−ム(2)と、ベ−
スフレ−ムに昇降機構(3)を介して取り付けられる昇降
台(4)とで昇降型に構成されている。
【0009】昇降台(4)は、長方形に枠組された枠体
に、ロ−ラ−(5)群で簀子状に構成した左右一対の走行
部載置台(6)(6)を装設してなり、両載置台(6)(6)の
間に長手方向に沿った細長い空間(7)を備えるものにな
っている。そして、空間(7)を跨る状態で走行部載置台
(6)(6)上にクロ−ラ走行部(8)(8)を載せて被洗浄車
輌を昇降台(4)に載置し、その被洗浄車輌を適宜の繋止
手段で昇降台(4)に掛止して置いてクロ−ラ走行部(8)
(8)を回転させると、クロ−ラ走行部(8)(8)がロ−ラ
−(5)群の回転により空転状に作動するようになってい
る。なお、(9)(9)は、クロ−ラ走行部(8)(8)が載置
台(6)(6)から横側方に脱落するのを阻止する為に設け
られている側面当接ロ−ラ−である。
【0010】載置台(6)(6)の間の空間(7)と、各々の
載置台の外脇部位には、載置台の長手方向に沿って軌道
(10)が敷設され、それぞれの軌道(10)に走行移動可
能に洗浄液噴出器(11)、(12)(12)が装備される。
軌道(10)は、波形に屈曲成型した帯状材からなるラッ
ク(13)を角状中空体(14)の下面に添設して形成さ
れ、空間(7)に位置する軌道は、その両端部を昇降台に
設けられている取付座に着脱自在に固着して渡架状に装
着され、また、載置台外脇部位に位置する軌道(10)
は、その両端部を、昇降台の左右端部に立設された支持
柱(15)に着脱自在に固着して装着されている。
【0011】載置台外脇部の軌道(10)に装着される洗
浄液噴出器(12)(12)は、図3および図4に拡大して
示しているように構成されている。噴出器フレ−ム(1
6)の縦枠部に前後二本の支持軸(17)(17)を設けて
各々に転輪(18)(18)を回転自在に嵌着するととも
に、前記支持軸(17)よりも下方に配設される車軸(1
9)に駆動輪(20)を設けて、転輪(18)(18)と駆動
輪(20)とで軌道(10)を上下から挾持し、駆動輪(2
0)がラック(13)に噛み合い回転することで噴出器フ
レ−ム(16)を軌道(10)に沿って走行移動することが
できるようになっている。そして、駆動輪(20)は、噴
出器フレ−ム(16)に搭載した駆動モ−タ(21)の出力
スプロケット(22)と、駆動輪(20)に連設した受動ス
プロケット(23)にチエン(24)を掛回した駆動機構に
よって回転駆動されるようになっている。
【0012】一方、噴出器フレ−ム(16)の下方への延
設部分には上下位置調節自在に支持板(25)が取り付け
られるが、実施例の支持板(25)は、その一端分を回動
支点軸(26)中心で上下方向に回動可能に装着し、支持
板(25)に取り付けられている操作レバ−(27)を案内
板(28)の適宜の掛止部に掛止することで任意の回動調
節位置に位置維持できるようになっている。
【0013】そうして、前記支持板(25)に、洗浄液噴
出ノズル(29)とそれを回転駆動するノズル駆動モ−タ
(30)が装着されて、ノズル駆動モ−タ(30)の出力ス
プロケット(31)と洗浄液噴出ノズル(29)側の受動ス
プロケット(32)にチエンを掛回して構成するノズル駆
動機構により洗浄液噴出ノズル(29)を水平軸心の回り
に回転駆動できるようになっている。
【0014】洗浄液噴出ノズル(29)は、噴出器フレ−
ム(16)に設けた支持筒部(33)に回転自在に支承した
回動筒(34)にア−ム状筒体(35)を直交状に固設して
構成された基筒部(29a)と、ア−ム状筒体(35)に伸
縮調節自在に嵌挿された伸縮筒部(29b)と、伸縮筒部
(29b)の先端にスイベル継手構造で取り付けられた噴
口部(29c)とで構成されている。
【0015】そして、支持筒部(33)と、基筒部(29
a)と、伸縮筒部(29b)及び噴口部(29c)には一連
に連絡する送液通路(36)が穿設され、送液通路(36)
の入力ポ−トである支持筒部(33)の通路端には、ケ−
ブルベア(37)内に収容装設された送液パイプ(38)が
接続され、その送液パイプ(38)の他方端が、図1にみ
られる制御装置(39)を経て、図外の洗浄液供給装置に
接続されている。
【0016】なお、基筒部(29a)に対する伸縮筒部
(29b)の伸縮は、両者間の送液通路(36)の連絡が保
たれた状態で行われるようになっており、伸縮調節した
伸縮筒部(29b)は、基筒部(29a)との間に設けられ
ている係止手段(40)でもって調節位置に維持できるよ
うになっている。また、伸縮筒部(29b)に装着する噴
口部(29c)は、直線状の噴射と、扇状に拡がる噴射に
切り換えできるものとするのが好ましい。
【0017】前述した送液パイプ(38)や、駆動モ−タ
(21)、ノズル駆動モ−タ(30)などの電装品に接続す
る電気コ−ド類(図示省略)を収容するケ−ブルベア
(37)は、前記制御装置(39)から軌道(10)に沿って
延設され、その延出端部が噴出器フレ−ム(16)又は噴
出器ケ−シング(41)に止着されて洗浄液噴出器(12)
の走行移動に追従し得るようになっている。
【0018】なお、ケ−ブルベア(37)内には、洗浄液
噴出ノズル(29)に接続する送液パイプ(38)とは別個
の低圧送液パイプ(42)を設け、その低圧送液パイプ
(42)の先端部に装設する噴口部(43)を、洗浄液噴出
器(12)の転輪(18)とケ−シング(41)との間の軌道
(10)上部において、ケ−シング(41)内部から外方に
向けて設けておき、必要に応じて噴口部(43)から低圧
液を噴出できるようにすると、軌道(10)が清浄に保た
れ、洗浄液噴出器(12)の走行抵抗が減じられて軽快な
走行が図れる。
【0019】ついで、載置台(6)(6)間に敷設したガイ
ドレ−ル(10)に装備する洗浄液噴出器(11)について
説明すると、該洗浄液噴出器(11)も、二つの遊転輪
(44)(44)と駆動モ−タ(45)に連動するチエン機構
で駆動される駆動輪(46)とでガイドレ−ル(11)を挾
持して、ガイドレ−ル(10)に沿って走行移動できるよ
うに装備される点は、前記洗浄液噴出器(12)と同様で
ある。
【0020】ただ、この洗浄液噴出器(11)において
は、噴出器フレ−ムの上部に、駆動モ−タ(45)と噴出
ノズル揺動機構(48)を装設し、駆動モ−タ(45)の出
力スプロケットと、噴出ノズル揺動機構(48)の駆動ス
プロケットと、駆動輪(46)の受動スプロケットとにチ
エンを掛回して構成するチエン機構で噴出ノズル揺動機
構(48)と共に駆動輪(46)を回転駆動するように構成
されている。
【0021】そして、噴出ノズル揺動機構(48)は円筒
カムで形成され、その左右のカム面に左右の噴出ノズル
(49)(49)側のカムフォロアを当接させて、円筒カム
の回転により各々の噴出ノズル(49)を定められた揺動
範囲内で羽ばたき状態に上下揺動するようになってお
り、それぞれの噴出ノズル(49)は、送液管を兼ねる支
持パイプに内部連通しながら、それに対して自由に回転
できるように取付けられて、上下に揺動しながらも支持
パイプ内の送液経路を経て供給される洗浄液を先端の噴
口部から噴出できるように構成されている。
【0022】また、噴出ノズル(49)(49)と前記制御
装置(39)間を連通連絡する送液パイプや、駆動モ−タ
(45)などの電装品に接続する電気コ−ド類は、洗浄液
噴出器(12)の場合と同じようにケ−ブルベア(50)内
に収容されている。なお、載置台間の軌道に沿って走行
する洗浄液噴出器(11)にも、前記洗浄液噴出器(12)
の場合と同様に、低圧送液パイプとそれに連設する噴口
部を設けておくのが好ましく、また、場合によっては、
載置台外脇部の軌道(10)に装備する洗浄液噴出器(1
2)を、載置台間の軌道に装備する洗浄液噴出器(11)
に共用することも可能である。
【0023】本発明装置によって洗浄作業をする場合に
は、空間(7)部を跨る状態で走行部載置台(6)(6)上に
クロ−ラ走行部(8)(8)を載せて被洗浄車輌を昇降台
(4)に載置し、その被洗浄車輌を適宜の繋止手段で昇降
台(4)に掛止しておいてクロ−ラ走行部(8)(8)を作動
させる。しかる後、制御装置(39)を所定のように操作
すると、ケ−ブルベア内の送液パイプを経て各洗浄液噴
出器(11)、(12)(12)に洗浄液が供給され、各洗浄
液噴出器のそれぞれの駆動モ−タが稼働される。
【0024】そして、駆動モ−タにより各洗浄液噴出器
の駆動輪が駆動されて各々の洗浄液噴出器が軌道に沿っ
て走行移動し、載置台(6)(6)間の洗浄液噴出器(11)
においては、左右の噴出ノズル(49)(49)が円筒カム
で羽ばたき状に揺動されながら洗浄液を噴出して、回転
しているクロ−ラ走行部(8)(8)に対して内側から洗浄
液を噴出投与し、また、載置台(6)(6)外脇部の洗浄液
噴出器(12)(12)にあっては洗浄液噴出ノズル(29)
(29)が回転されながら洗浄液を噴出して、クロ−ラ走
行部(8)(8)に対し外側から洗浄液を噴出投与する。そ
うして、各洗浄液噴出器(11)、(12)(12)の走行移
動が制御装置(39)に設定されたプログラムに従って往
復反復されて所期の洗浄作業が行われる。
【0025】上記のような洗浄作業が行われるに際し、
被洗浄車輌の大きさが異なる場合には、その被洗浄車輌
のクロ−ラ走行部(8)(8)の大きさに対応して洗浄液噴
出ノズル(29)の伸縮筒部(29b)を伸縮調節すれば、
それによって洗浄液噴出ノズル(29)の回転径が変じら
れクロ−ラ走行部(8)(8)の大きさに適合した噴出投与
が行われる。また、操作レバ−(27)を操作して支持板
(25)の上下位置を変えることにより洗浄液噴出ノズル
(29)全体の上下位置を変更したり、噴口部(29c)の
噴出方向を変更して対応することもでき、また、必要に
応じて、噴口部(29c)を直線状の噴射が行われる状態
と、扇状に拡がる噴射が行われる状態とに適宜切り換え
て状況に即した好適な洗浄を行うこともできる。
【0026】洗浄液噴出器(11)、(12)(12)からの
洗浄液の噴出投与によってクロ−ラ走行部(8)(8)及び
その周辺に付着した泥土等が洗い落され載置台(6)(6)
のロ−ラ−群の間を通って落流するのであり、それが辺
りに散乱すると後片付けが面倒であるので、図1と図2
に示しているように、載置台(6)(6)の下方に受皿状の
トレイ(51)が設けられるが、トレイ(51)はキヤスタ
輪(52)を備え、載置台の下方所定位置に差し込み装填
したり、装填位置から抜き出して任意の場所に走行移動
できるものに構成するのが好ましく、また、図5および
図6に示しているように、トレイ清掃手段を施しておく
と一層好都合である。
【0027】そして、図5および図6に示したトレイ清
掃手段は、次に説明するように構成されている。トレイ
(51)は、載置台下方の装填位置にあって必要角度(a)
に傾斜した体勢に姿勢変更して維持できるように設けら
れる。なお、トレイの姿勢変更は、トレイの所要部位を
昇降機構(3)に掛止し、その昇降作動を利用して行うよ
うにするか、あるいは別の揚上機構を設けるなど任意の
手段で行えばよい。
【0028】トレイ(51)を上記のように設ける一方
で、載置台(6)(6)間の洗浄液噴出器(11)において
は、左右の噴出ノズル(49)(49)に洗浄液を送給する
送液経路に切換バルブ(52)を設け、これからの分岐送
液経路にトレイ洗浄ノズル(53)を接続し、その洗浄ノ
ズル(53)の噴出方向を、トレイ(51)の低い方に必要
角度(b)に傾斜させて位置させ、制御装置(39)によっ
て切換バルブ(52)を切り換えると、トレイ(51)に対
してトレイ洗浄ノズル(53)から洗浄液が噴出投与され
て省力的にトレイの清掃が行われるように構成されてい
る。
【0029】
【発明の効果】本発明装置によれば、洗浄液噴出器が軌
道に沿って走行する際に、洗浄液噴出ノズルがノズル駆
動モ−タで回転されながら、クロ−ラ走行部に向けて洗
浄液を噴出投与するので、洗浄液噴出器の走行速度が速
くてもクロ−ラ走行部に対して洗浄液を投与できない部
分を生じることがなくて効率よく、且つ高能率に洗浄作
業することができる。
【0030】そして、回転する洗浄液噴出ノズルを支持
板の上下調節でもって上下方向に移動することで対クロ
−ラ走行部位置を変更調節できるから、大きさの異なる
作業車輌のいずれに対しても最適位置に洗浄液噴出ノズ
ルを位置させて洗浄液を噴出投与することができ、ま
た、洗浄液噴出ノズルの伸縮筒部を伸縮調節することで
洗浄液噴出ノズルの回転径を変更調節できるようにす
る、あるいは伸縮筒部先端の噴口部の洗浄液噴出方向を
変更できるようにした場合には、大きさの異なる作業車
輌への適応性が更に向上されて一層好都合に洗浄作業す
ることができる。
【0031】また、走行部載置台の下方に装填する泥土
受け用のトレイを必要角度に傾斜した体勢に姿勢変更し
て維持できるようにし、そのトレイに向けて洗浄液を噴
出するトレイ洗浄ノズルを洗浄液噴出器に設けた場合に
は、トレイの清掃までが省力化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の全体側面図である。
【図2】本発明装置その正面概略図である。
【図3】本発明装置における洗浄液噴出器を拡大して示
した側面概略図である。
【図4】洗浄液噴出器の拡大断面図である。
【図5】泥土受け用トレイの清掃手段を示す要部の側面
概略図である。
【図6】泥土受け用トレイの清掃手段を示す要部の正面
概略図である。
【符号の説明】
6 走行部載置台 10 軌道 16 噴出器フレ−ム 18 転輪 20 駆動輪 25 支持板 29 洗浄液噴出ノズル 29a 基筒部 29b 伸縮筒部 29c 噴口部 30 駆動モ−タ 44 転輪 45 駆動モ−タ 46 駆動輪 49 洗浄液噴出ノズル 51 トレイ 53 トレイ洗浄ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大 西 悦 郎 岡山県岡山市江並428番地セイレイ工業株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動モ−タ(21)で回転駆動される駆動
    輪(20)と駆動輪に対応する転輪(18)(18)とで走行
    部載置台(6)の横脇部に敷設した軌道(10)を挾持して
    走行移動する洗浄液噴出器(12)のフレ−ム(16)に、
    洗浄液噴出ノズル(29)を設け、洗浄液噴出ノズル(2
    9)から載置台上のクロ−ラ走行部(8)に向けて洗浄液
    を噴出できるようにした車輌洗浄装置において、駆動輪
    (20)及び転輪(18)(18)を支承したフレ−ム(16)
    を下方に延設し、その下方延設部位に上下位置調節可能
    に支持板(25)を設け、該支持板(25)に洗浄液噴出ノ
    ズル(29)とそれを回転駆動するノズル駆動モ−タ(3
    0)を装着して構成したことを特徴とする車輌洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 洗浄液噴出ノズル(29)を、ノズル駆動
    モ−タ(30)によって水平軸心の回りを回転駆動される
    基筒部(29a)と、基筒部(29a)に伸縮調節自在に嵌
    挿されて先端に噴口部(29c)を具備した伸縮筒部(2
    9b)とで構成してある請求項1記載の車輌洗浄装置。
  3. 【請求項3】 伸縮筒部(29b)の先端に装設する噴口
    部(29c)を、スイベル継手を介して伸縮筒部(29b)
    に取付け、洗浄液噴出方向を変更できるようにしてある
    請求項2記載の車輌洗浄装置。
  4. 【請求項4】 駆動モ−タ(45)で回転駆動される駆動
    輪(46)と駆動輪に対応する転輪(44)(44)とで走行
    部載置台(6)の横脇部に敷設した軌道(10)を挾持して
    走行する洗浄液噴出器(11)のフレ−ムに、洗浄液噴出
    ノズル(49)を設け、洗浄液噴出ノズル(49)から載置
    台上のクロ−ラ走行部(8)に向けて洗浄液を噴出できる
    ようにした車輌洗浄装置において、走行部載置台(6)の
    下方に泥土受け用のトレイ(51)を設けるに、トレイ
    (51)を載置台下方の装填位置にあって必要角度(a)に
    傾斜した体勢に姿勢変更して維持できるようにするとと
    もに、そのトレイ(51)に向けて洗浄液を噴出するトレ
    イ洗浄ノズル(53)を洗浄液噴出器に設けたことを特徴
    とする車輌洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103625438A (zh) * 2013-12-11 2014-03-12 东海县锐普自动化设备厂 一种隧道式洗车机
CN104386036A (zh) * 2014-10-31 2015-03-04 成都众易通科技有限公司 一种自动洗车装置
CN111204313A (zh) * 2020-02-25 2020-05-29 南京西普水泥工程集团有限公司 一种高效洗车机

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