JPH1028902A - 流体噴射装置 - Google Patents

流体噴射装置

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JPH1028902A
JPH1028902A JP18645796A JP18645796A JPH1028902A JP H1028902 A JPH1028902 A JP H1028902A JP 18645796 A JP18645796 A JP 18645796A JP 18645796 A JP18645796 A JP 18645796A JP H1028902 A JPH1028902 A JP H1028902A
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nozzle
fluid
pipe
moving
ejection
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JP18645796A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Imamura
等 今村
Shigeru Akimoto
茂 秋元
Sanemori Kouhata
実盛 向畑
Tasaburo Takizawa
多三郎 滝澤
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Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
Fukuyama Kyodokiko Corp
Original Assignee
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
Fukuyama Kyodokiko Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B3/00Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
    • B05B3/14Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with oscillating elements; with intermittent operation

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  • Nozzles (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者がノズルを直接持って作業を行なうこ
となく、かつ多方向に流体を噴射することのできる流体
噴射装置。 【解決手段】 流体を噴射する噴射ノズル30と、噴射
ノズルを軸支したアーム60と、噴射ノズルの噴射方向
を変化させる噴射変向手段と、噴射ノズルを前後方向に
移動させる前後進移動手段と、噴射ノズルを水平面内で
前後方向に垂直な方向に移動させる横方向移動手段と、
噴射ノズルを上下動させる昇降手段と、前記アームの長
手方向と平行な軸を中心として噴射ノズルを回転させる
旋回手段と、噴射ノズルに流体を送給する流体供給手段
72とを具備する。作業者が噴射ノズルを持たずとも、
噴射ノズルを3次元的に自在に移動でき、噴射方向も自
在に制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体を噴射する流体
噴射装置に関するもので、特に、遠隔操作によって多方
向に流体を噴射することを可能としたものである。
【0002】
【従来の技術】成形金型の清掃等は、その金型内面に流
体、例えば粒状のドライアイスを勢いよく吹き付けて行
なうことがある。このような清掃作業においては、図5
に示すような噴射ノズル10を作業者が直接手に持って
金型に近づいて作業を行なっていた。図5に示す噴射ノ
ズル10は、圧送された空気と粒状のドライアイスとを
混合して噴射する噴射ノズルであって、ノズル主管12
と、これに第1送給管14を接続する為の第1ロータリ
ージョイント16と、ノズル主管12に第2送給管18
を接続する為の第2ロータリージョイント20とを具備
して概略構成されている。ノズル主管12は、広い内部
空間25を有するエジェクタ22と、細長い内部空間2
7を有する噴射管24とが一体化してなり、それらの連
接部23近傍においてエジェクタ22から噴射管24に
向けて内部空間25が急激に狭小になっている。エジェ
クタ22は屈曲した形状とされており、その端部に第1
ロータリージョイント16が設けられている。この第1
ロータリージョイント16には、空気を圧送するポンプ
と接続された第1送給管14が接続される。また、噴射
管24の長手方向と直線状に、エジェクタ22には、端
部に第2ロータリージョイント20が設けられた接合管
26が設けられている。第2ロータリージョイント20
には、粒状のドライアイスの貯蔵タンクと接続した第2
送給管18が接続される。こうして、この噴射ノズル1
0は、噴射管24と第2送給管18は直線状に、第2送
給管18と第1送給管14は平行になるようになってお
り、第1送給管14と第2送給管18をコンパクトに纏
めることができるようになっている。接合管26はエジ
ェクタ22の内部空間25を通り、縮径されたその先端
部28がノズル主管12の連接部23に位置するように
エジェクタ22に固定される。この際、接合管26の先
端部28の外径は連接部23における内部空間25の内
径よりも僅かに小径となるように設定しておき、先端部
28の周面と連接部23における内部空間25の内壁面
との間に狭小な間隙を形成させる。
【0003】このような噴射ノズル10を使用するに
は、そのノズル主管12に、第2送給管18から粒状ド
ライアイスを送給しつつ、第1送給管14から空気を圧
送する。すると、空気はエジェクタ22の内部空間25
を通り、接合管26の先端部28において狭小な間隙を
通過した後、噴射管24の先端から噴射される。このと
き、第2送給管18からの粒状ドライアイスは、接合管
26内を通過し、接合管26の先端部28にて圧送され
ている空気と混合された後、噴射管24の先端から勢い
よく噴射される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、清掃作業を
金型がまだ熱いうちに行なわなければならないときや、
また、流体を噴射することによって粉塵が吹き飛ぶこと
から、作業者がノズルを持って金型に近づいて作業を行
なうと、作業者が火傷したり、また、粉塵を作業者が吸
い込んだり若しくは粉塵が作業者に付着するおそれがあ
り、このような作業は、作業環境等の面で望ましいこと
ではなかった。また、清掃する上型と下型とを大きく離
間させることができないとき等においては、上述したよ
うな手作業によるものであると、手を差し伸すことに限
界がある上、死角が生じることもあって、ムラのない均
一かつ十分な清掃を行なうことは容易ではなかった。ま
た、噴射ノズルの噴射方向を変えようとすると、その動
きに応じて、第1送給管14や第2送給管18等も大き
く振れ、それらが周囲にある機器に接触することがあ
る。そこで、作業者はそのような不具合を回避する為、
噴射ノズルばかりでなく、第1送給管や第2送給管に対
しても注意を注ぎ、かつそれらの移動領域を広く確保し
なければならず、作業効率を低下せしめてしまうことが
ある。
【0005】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、作業者がノズルを直接持って作業を行なうこ
となく、かつ多方向に流体を噴射することのできる流体
噴射装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の流体噴射装置
は、流体を噴射する噴射ノズルと、該噴射ノズルを軸支
したアームと、噴射ノズルの噴射方向を変化させる噴射
変向手段と、噴射ノズルを前後方向に移動させる前後進
移動手段と、噴射ノズルを水平面内で前後方向に垂直な
方向に移動させる横方向移動手段と、噴射ノズルを上下
動させる昇降手段と、前記アームの長手方向と平行な軸
を中心として噴射ノズルを回転させる旋回手段と、噴射
ノズルに流体を送給する流体供給手段とを具備してなる
ことを特徴とするものである。
【0007】尚、本発明において流体とは、ノズルから
噴射することのできる流動性材料のことをいい、気体ま
たは液体に限られるものではなく、粒状物などの微細な
ものであれば固体も含むものとする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の流体噴射装置であると、
遠隔操作によって、流体を噴射する噴射ノズルを前進ま
たは後進、両左右方向、上下動できると共に、噴射ノズ
ルの噴射方向を自在に制御することができるので、作業
者が直に噴射ノズルを持たずとも、また作業範囲が狭い
場合であっても、安全かつ全方位に向けて流体を噴射す
ることができる。以下に、図面を参照して本発明の流体
噴射装置を説明する。図1,2に例示する本発明の流体
噴射装置50においては、流体を噴射する噴射ノズル3
0と、その噴射ノズルが先端に取り付けられた円柱状の
アーム60と、噴射ノズルの噴射方向を変化させる噴射
変向手段と、噴射ノズルを前後方向に移動させる前後進
移動手段と、噴射ノズルを前後方向に垂直な水平方向に
移動させる横方向移動手段と、噴射ノズルを上下動させ
る昇降手段と、アーム60の長手方向に沿った軸を中心
として噴射ノズルを回転させる旋回手段と、噴射ノズル
に流体を送給する流体供給手段とを具備している。これ
らはユニット化されて、キャスター51の設けられた基
台52上に纏められて配置される。
【0009】まず、前後進移動手段として、基台52上
に水平面内で前後方向、即ち、アーム60の長手方向に
沿って配置された2本の平行なレール53,53と、そ
のレール53上を移動する前後進移動台54と、その前
後進移動台54を駆動する前後進駆動装置(図示略)と
が設けられている。前後進駆動装置は、サーボモータ等
からなり、前後進移動台54に付設され、レール53,
53上を滑動する前後進移動台54を前進または後退さ
せ、前後進移動台54の上方に配備されたアーム60の
先端に取り付けられている噴射ノズル30を前後方向に
移動させる。そして、横方向移動手段として、前後進移
動台54上にレール53に垂直に配置された2本の平行
なレール55,55と、そのレール55上を移動する横
方向移動台56と、その横方向移動台56を駆動する横
方向駆動装置57とが設けられている。図示例の横方向
駆動装置57は、横方向移動台56に設けられたスライ
ダ(図示略)が係合したボール螺子59と、サーボモー
タ61と、サーボモータ61の駆動力をボール螺子59
に伝達するベルト65とから概略構成され、サーボモー
タ61の駆動力によってボール螺子59が回転し、横方
向移動台56が左右方向、即ち、前後方向に垂直な水平
方向に自在に移動するようになっており、横方向移動台
56の上方に配備されたアーム60の先端に取り付けら
れている噴射ノズル30が横方向に移動する。
【0010】さらに、昇降手段として、横方向移動台5
6上に立設した鉛直レール66,66と、鉛直レール6
6に沿って上下動し、水平方向に延出したアーム60を
回転自在に支持する昇降体58と、昇降体58を上下動
させる昇降駆動装置67とが設けられている。図示例の
昇降駆動装置67は、昇降体58に設けられたスライダ
(図示略)が係合したボール螺子68と、サーボモータ
69とで概略構成され、サーボモータ69の駆動力によ
ってボール螺子68が回転し、昇降体58が上下方向に
自在に移動するようになっており、昇降体58が支持す
るアーム60の先端に取り付けられている噴射ノズル3
0が上下動する。したがって、この流体噴射装置50で
あると、前後進移動台54、横方向移動台56、昇降体
58等により、アーム60ないしその先端に取り付けら
れている噴射ノズル30が3次元的に移動可能とされて
いる。アーム60の先端には、噴射ノズル30が回転自
在に軸支されており、アーム60の他端には、アーム6
0を回転させる旋回手段64が設けられている。図示例
の旋回手段64は、ギヤードモータ70と、そのギヤー
ドモータ70の駆動力をアーム60に伝達するベルト7
1を有して概略構成され、アーム60が回転することに
より、アーム60の先端に取り付けられた噴射ノズル3
0がアーム60を軸として旋回動作するようになってい
る。
【0011】噴射ノズル30としては、図3に示すよう
な、エジェクタ32と、エジェクタ32の両側方に設け
られたロータリージョンイト34,36と、エジェクタ
32の先端に設けられた噴射管38とを具備したものが
適用され得る。エジェクタ32の内部には前端が開放さ
れた内部空間44が形成され、その内部空間44はエジ
ェクタ32の前方に接続された噴射管38の内部通路4
5と連続する。また、エジェクタ32においては、エジ
ェクタ32の側方に突出するように第1接合管40と第
2接合管42とが設けられており、これらは同一軸上に
形成されている。この例では、第1接合管40及び第2
接合管42は噴射管38の長手方向に対して垂直に突出
しており、エジェクタ32を中心に、第1接合管40及
び第2接合管42と噴射管38とでT字状に形成され
る。第1接合管40はエジェクタ32の内部に形成され
た内部空間44に連通している。第2接合管42は内部
空間44内を屈曲し、その縮径化された先端部43は前
方を向いている。この第2接合管42の先端部43にお
いて内部空間44は急激に縮径化し、第2接合管42の
先端部において、第2接合管42の先端部43の外径
は、内部空間44の内径よりも僅かに小さく、それらの
間に狭小な間隙46が形成される。
【0012】第1接合管40の端部にはロータリージョ
ンイト34が設けられ、そのロータリージョンイト34
には第1送給管15が接続され、同様に、第2接合管4
2の端部にはロータリージョンイト36が設けられ、そ
のロータリージョンイト36には第2送給管19が接続
される。したがって、第1送給管15と第2送給管19
は同一軸上でエジェクタ32に接続される。第1送給管
15及び第2送給管19は可撓性を有する樹脂製パイ
プ、剛性を有する金属製パイプ等、特に限定されるもの
ではない。尚、第1送給管15及び第2送給管19はそ
れぞれ各ロータリージョンイト34,36よりも外方か
つ近傍の位置に屈曲部17,21を形成し後方に向かう
ようにされていることが好ましい。ロータリージョンイ
ト34は第1接合管40と第1送給管15とを、ロータ
リージョンイト36は第2接合管42と第2送給管19
とを相対的に回転自在に接続する管継手である。噴射管
38は、エジェクタ32によって混合された流体を目標
に向けて噴射させるためのもので、その長さは用途に応
じて適宜設定され、または複数の噴射管を連接して延長
させることができる。また、噴射管38は、エジェクタ
32と必ずしも別体である必要はなく、エジェクタと一
体化されたものであっても良い。
【0013】このような噴射ノズル30であると、例え
ば、空気と粒状のドライアイスとを混合して噴射するに
は、エジェクタ32に対し、第1送給管15から空気を
圧送し、第2送給管19からドライアイスを送給するこ
とで、空気が第2接合管42の先端部43の周部の狭小
な間隙46を通過すると共に第2接合管42内からドラ
イアイスを吸引し、空気とドライアイスとが混合した状
態で噴射管38内の内部通路45を通り、その先端から
噴射される。この噴射ノズル30は第1ロータリージョ
ンイト34と第2ロータリージョンイト36においてア
ーム60に固定され、エジェクタ32は第1ロータリー
ジョンイト34の回転軸と第2ロータリージョンイト3
6の回転軸を結ぶ軸(以下、取付軸と称する)を中心に
回転自在にアーム60に軸支される。
【0014】また、アーム60の先端部近傍には噴射変
向手段として、ノズル駆動装置62が設けられており、
ノズル駆動装置62のピストン63と、噴射ノズル30
の後部に取り付けられたコネクティングロッド31と
が、ピストン63の伸縮に応じて噴射ノズル30が取付
軸を中心にその向きが変るように連結され、ピストン6
3が伸びたときに噴射ノズル30は後方に向き、ピスト
ン63が縮んだときに噴射ノズル30は前方に向くよう
に、所謂、首振り動作が可能とされている。この噴射ノ
ズル30では、複数の送給管がそれぞれロータリージョ
イントを介してエジェクタに接続しており、しかも各送
給管は同一軸上であって対向するように接続され、その
取付軸を中心にノズルを回転可能に支持されていること
から、いずれの送給管をも動かすことなく、噴射ノズル
のみが独立して動くことができ、噴射ノズルの噴射方向
を変えることができる。したがって、噴射ノズル30
は、首振り動作および旋回動作が可能になっていること
から、これらの動作を同時に行なうことより3次元的に
複合的な動作が可能となっている。
【0015】また、流体噴射装置50には、噴出させる
流体を貯蔵するタンク及びその流体を噴射ノズル30に
圧送するポンプを内蔵した流体供給手段72が設けられ
ており、第1送給管15及び第2送給管19は、それぞ
れ流体供給手段72と接続されている。さらに、これら
の噴射ノズル30、噴射変向手段、前後進移動手段、横
方向移動手段、昇降手段、旋回手段、流体供給手段等を
制御する制御装置74が設けられている。制御装置74
はコンピュータと操作パネルを具備したもので、制御装
置74を操作することで、噴射ノズル30の配置、噴射
方向の調整、噴射の開始・停止、噴射の流量等を制御す
ることができる。また、制御装置74に予め所定のプロ
グラムを入力しておくことにより、これらの噴射作業の
自動化をより高めることができる。
【0016】この流体噴射装置50の使用方法を空気と
ドライアイス(例えば、円柱状(直径:3mm、長さ:5
mm))の混合流体を吹き付けてタイヤの成形金型を洗浄
する場合を例に説明する。まず、この流体噴射装置50
を上型と下型とを離間させた金型が前方の近傍に位置す
るように設置する。そして、制御装置74を操作し、噴
射ノズル30が金型の中心に位置できるように、横方向
移動手段の横方向移動台56の位置を調整し、アーム6
0が金型の上型と下型の間に挿入できるように、昇降手
段の昇降体58の高さを調整する。そして、前後進移動
手段の前後進移動台54を前進させて噴射ノズル30を
金型の中心に位置するように上型と下型の間に挿入す
る。こうして、噴射ノズル30が金型の中心の位置した
ところで、制御装置74にその位置を中心座標として入
力する。また、金型の大きさ、形状を座標入力してお
く。
【0017】そして、流体供給手段72内の圧空ポンプ
を作動(例えば、圧力:0.7MPa)させて空気を第
1送給管15を経由させて噴射ノズル30に供給させつ
つ、流体供給手段72内の粒状ドライアイス貯蔵タンク
からドライアイスを第2送給管19を経由させて噴射ノ
ズル30に供給し、これらを混合流体として、噴射ノズ
ル30の先端から金型に対して勢いよく噴射させる。同
時に、前後進移動手段及び横方向移動手段により噴射ノ
ズル30の位置を移動させつつ、かつ、噴射ノズル30
の首振り動作及び旋回動作を行い、下型に対し、全面に
均一に混合流体を吹き付ける。下型の清掃が終了した
ら、噴射ノズル30を一旦、中心座標に戻し、噴射ノズ
ルを180゜旋回させて上向きとし、下型と同様に、上
型に対し、全面に均一に混合流体を吹き付けて清掃を行
なう。こうして、下型及び上型の清掃が終了したら、前
後進移動台54を後退させて、噴射ノズル30を金型間
から抜き出して作業を終了させる。
【0018】したがって、この流体噴射装置50である
と、作業者が噴射ノズル30を手に持つことなく、ま
た、清掃する金型等に近づくことなく遠隔操作により、
流体の噴射を行なうことができ、安全に作業を行なうこ
とができる。また、この流体噴射装置50に取り付けら
れた噴射ノズル30は、アーム60を移動させることに
より、噴射ノズル30を適当な箇所に配置させることが
でき、そして、その位置において、噴射ノズル30を首
振り動作及び旋回動作させることにより、狭い作業空間
においてもあらゆる方向に向けて流体を噴射させること
ができ、死角が生じない。しかも、この噴射ノズル30
であると、その噴射方向を動かしても、噴射ノズル30
に接続されている第1送給管及び第2送給管が動くこと
がないので、これらが噴射ノズル30に噴射方向の動き
の妨げとなることがなく、制約がない。したがって、作
業範囲が狭くとも、ムラなく噴射作業を行なうことがで
きる。
【0019】尚、旋回動作させたときに、第1送給管1
5の屈曲部17または第2送給管19の屈曲部21と旋
回中心の距離は、エジェクタ32の旋回中心と噴射管3
8の先端との距離よりも短くなるように設定しておくこ
とが好ましい。図4に示すように、噴射ノズル30を旋
回させたときに、屈曲部17若しくは屈曲部21の旋回
半径r2が、噴射管38の旋回半径r1よりも短くなり、
第1送給管または第2送給管が、旋回動作の制約の原因
となることがなくなり、旋回の自由度がより向上するか
らである。
【0020】尚、上記説明においては、噴出させる流体
として空気とドライアイスとを用いて説明したが、これ
ら以外のものに適用できることはいうまでもない。ま
た、流体は、2種のものに限られるものではなく、ノズ
ルの噴射方向の自由度に制約が生じないようであれば、
3種以上の流体を混合するようにしてもかまわない。ま
た、本発明は金型の洗浄以外の用途に対しても適用でき
ることは勿論のことである。
【0021】
【発明の効果】本発明の流体噴射装置であると、作業者
が噴射ノズルを持つことなく、噴射ノズルを3次元的に
自在に移動させることができ、しかも、噴射方向も自在
に制御することができることから、作業環境が改善さ
れ、かつ均一かつ十分な流体の噴射をすることができ、
しかも、作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の流体噴射装置の一実施形態例を示す
平面図である。
【図2】 同流体噴射装置を示す側面図である。
【図3】 噴射ノズルの一実施形態例を示す平面図であ
る。
【図4】 噴射ノズルの動きを示す正面図である。
【図5】 従来例の混合噴射ノズルの平面図である。
【符号の説明】
14・・・第1送給管 15・・・第1
送給管 16・・・第1ロータリージョンイト 18・・・第2
送給管 19・・・第2送給管 20・・・第2
ロータリージョンイト 22・・・エジェクタ 24・・・噴射
管 30・・・噴射ノズル 32・・・エジ
ェクタ 34・・・ロータリージョンイト 36・・・ロー
タリージョンイト 38・・・噴射管 50・・・流体
噴射装置 54・・・前後進移動台 56・・・横方
向移動台 58・・・昇降体 60・・・アー
ム 62・・・ノズル駆動装置 72・・・流体
供給手段 74・・・制御装置
フロントページの続き (72)発明者 向畑 実盛 広島県福山市鋼管町1番地 福山共同機工 株式会社内 (72)発明者 滝澤 多三郎 広島県福山市鋼管町1番地 福山共同機工 株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を噴射する噴射ノズルと、該噴射ノ
    ズルを軸支したアームと、噴射ノズルの噴射方向を変化
    させる噴射変向手段と、噴射ノズルを前後方向に移動さ
    せる前後進移動手段と、噴射ノズルを水平面内で前後方
    向に垂直な方向に移動させる横方向移動手段と、噴射ノ
    ズルを上下動させる昇降手段と、前記アームの長手方向
    と平行な軸を中心として噴射ノズルを回転させる旋回手
    段と、噴射ノズルに流体を送給する流体供給手段とを具
    備してなることを特徴とする流体噴射装置。
JP18645796A 1996-07-16 1996-07-16 流体噴射装置 Pending JPH1028902A (ja)

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JP18645796A JPH1028902A (ja) 1996-07-16 1996-07-16 流体噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18645796A JPH1028902A (ja) 1996-07-16 1996-07-16 流体噴射装置

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JP18645796A Pending JPH1028902A (ja) 1996-07-16 1996-07-16 流体噴射装置

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