JP2019076808A - 洗浄装置および洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】筒状容器の内部形状が複雑な場合でも、筒状容器の洗浄効果を高めることができる洗浄装置を提供する。【解決手段】ミキシングドラムD(筒状容器)の内部を洗浄するための洗浄装置1である。洗浄装置1は、ランスパイプ10と、ランスパイプ10を支持するランス支持部20と、ランスパイプ10に設けられたノズル支持部30と、ノズル支持部30に取り付けられたノズル40と、を備え、洗浄液をノズル40から噴射する。ノズル40は、ノズル支持部30に対してランスパイプ10の軸方向に揺動自在に取り付けられている。ランスパイプ10には、ノズル40を揺動させるノズル揺動装置50が設けられている。【選択図】図6

Description

本発明は、ミキシングドラムなどの筒状容器の内部を洗浄するための洗浄装置および洗浄方法に関する。
生コンクリートを攪拌するためのミキシングドラムを洗浄する洗浄装置としては、ランスパイプと、ランスパイプの先端部に取り付けられたノズルと、を備えているものがある(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
このような洗浄装置では、ランスパイプの先端部をミキシングドラムの内部に挿入し、ノズルからランスパイプの径方向に洗浄液を噴射することで、ミキシングドラムの内部を洗浄することができる。
米国特許第8382915号明細書 米国特許第7546843号明細書
前記した従来の洗浄装置では、ランスパイプに対してノズルの向きが固定されており、ノズルの向きを変化させることができないため、ミキシングドラムのように内部形状が複雑な筒状容器の洗浄効果が低いという問題がある。
本発明は、前記した問題を解決し、筒状容器の内部形状が複雑な場合でも、筒状容器の洗浄効果を高めることができる洗浄装置および洗浄方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、筒状容器の内部を洗浄するための洗浄装置である。前記洗浄装置は、液路が設けられたランスパイプと、前記ランスパイプを支持するランス支持部と、前記ランスパイプの先端部に設けられたノズル支持部と、前記ノズル支持部に取り付けられたノズルと、を備えている。前記液路に供給された洗浄液を前記ノズルの先端部から噴射するように構成されている。前記ノズルは、前記ランスパイプの軸方向に交差する方向に延びているとともに、前記ノズル支持部に対して前記ランスパイプの軸方向に揺動自在に取り付けられている。前記ランスパイプには、前記ノズルを揺動させるノズル揺動装置が設けられている。
前記課題を解決するため、本発明は、洗浄装置を用いて筒状容器の内部を洗浄する洗浄方法である。前記洗浄装置は、液路が設けられたランスパイプと、前記ランスパイプを支持するランス支持部と、前記ランスパイプの先端部に設けられたノズル支持部と、前記ノズル支持部に支持されたノズルと、を備えている。前記液路に供給された洗浄液を前記ノズルの先端部から噴射するように構成されている。前記ノズルは、前記ランスパイプの軸方向に交差する方向に延びているとともに、前記ノズル支持部に対して前記ランスパイプの軸方向に揺動自在に支持されている。前記ランスパイプには、前記ノズルを揺動させるノズル揺動装置が設けられている。そして、前記筒状容器の軸方向の端部から前記ランスパイプの先端部を前記筒状容器の内部に挿入し、前記ノズルを揺動させる段階と、前記筒状容器を軸回りに回転させるとともに、前記ノズルの先端部から前記洗浄液を噴射する段階と、を備えている。
本発明の洗浄装置および洗浄方法では、ランスパイプの軸方向にノズルの向きを変化させることができるため、筒状容器の内部形状が複雑な場合でも、筒状容器の内部に効果的に洗浄液を吹き付けて、筒状容器の洗浄効果を高めることができる。
本発明の実施形態に係る洗浄装置を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る洗浄装置を示した側面図である。 本発明の実施形態に係る洗浄装置のノズル支持部およびノズルを示した側面図である。 本発明の実施形態に係る洗浄装置のノズル支持部およびノズルを示した図で、ノズルを前進させた状態の側面図である。 本発明の実施形態に係る洗浄装置を用いた洗浄方法を示した図で、ランスパイプをミキシングドラムに挿入する前の状態の側面図である。 本発明の実施形態に係る洗浄装置を用いた洗浄方法を示した図で、ランスパイプをミキシングドラムに挿入した状態の側面図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態では、図6に示すように、ミキシングドラムDの内部を洗浄する洗浄装置1および洗浄方法について説明する。
ミキシングドラムDは、生コンクリートを攪拌するための筒状容器であり、円筒状の周壁部と、前端壁および後端壁と、が形成されている。ミキシングドラムDの内部空間は、生コンクリートが投入される空間である。ミキシングドラムDの周壁部の内面には、螺旋状のブレードD2が取り付けられている。
本実施形態のミキシングドラムDは、トラックTの荷台に設置されている。ミキシングドラムDは、前部よりも後部が高くなるように傾斜している。また、ミキシングドラムDは、トラックTに設けられた駆動機構によって中心軸回りに回転する。
そして、ミキシングドラムDの内部に生コンクリートを投入し、ミキシングドラムDを中心軸回りに回転させることで、生コンクリートを攪拌することができる。
洗浄装置1は、図1に示すように、ランスパイプ10と、ランスパイプ10を支持するランス支持部20と、を備えている。
また、洗浄装置1は、図2に示すように、ランスパイプ10の前端部に取り付けられたノズル支持部30と、ノズル支持部30に取り付けられたノズル40と、ノズル40を揺動させるノズル揺動装置50と、を備えている。
ランスパイプ10は、図1に示すように、前後方向に延びている直線状のパイプである。ランスパイプ10は円筒状に形成されており、その内部空間には洗浄液の液路が後端部から前端部に亘って形成されている。本実施形態では、図2に示すように、ランスパイプ10内に挿入されている軸部材52(図2参照)の内部に液路が形成されている。
ランス支持部20は、床面に載置される枠体である架台21と、架台21の前端部に設けられた前側支持部22と、架台21の後端部に設けられた後側支持部23と、操作盤24と、を備えている。
また、ランス支持部20には、ランスパイプ10を軸方向に進退させるランス移動装置60と、ランスパイプ10を上下方向に傾動させるランス傾動機構70と、ランスパイプ10を軸回りに回転させるランス回転機構80と、が設けられている。
前側支持部22は、図1に示すように、架台21の上面の前端部から上方に向けて垂直に突出している。また、後側支持部23は、架台21の上面の後端部から上方に向けて垂直に突出している。前側支持部22よりも後側支持部23の方が高く形成されている。後側支持部23の上端部には、ランス傾動機構70が設けられている。
ランス傾動機構70は、上下方向に伸縮自在なジャッキ71を有している。ジャッキ71の下端部は、後側支持部23の上端面に取り付けられている。ジャッキ71は、傾斜角度調整ハンドル72を操作することで、上下方向に伸縮するように構成されている。
ランス移動装置60は、図2に示すように、前後方向に延びているガイド部材61と、ガイド部材61の側面に取り付けられたガイドレール62と、ガイドレール62に沿って移動自在なスライダ63と、スライダ63を移動させるための移動用駆動装置64と、を備えている。
ガイド部材61の下面の前端部は、前側支持部22の上端面に対して傾動自在に連結されている。また、ガイド部材61の下面の後端部は、ランス傾動機構70のジャッキ71の上端部に対して傾動自在に連結されている。ガイド部材61は、前端部よりも後端部が高くなるように傾斜した状態で、ランス支持部20に支持されている。
ランス傾動機構70の傾斜角度調整ハンドル72を操作し、ジャッキ71を伸縮させることで、ガイド部材61の後端部を昇降させることができる。このように、ランス傾動機構70によって、ガイド部材61の傾斜角度を調整することができる。
ガイド部材61の左右の両側面には、ガイド部材61に沿って延びているガイドレール62が取り付けられている。
スライダ63は、図1に示すように、ガイド部材61を左右方向に跨いでいる門形の部材である。スライダ63の左右の脚部は、ガイドレール62に対してスライド自在に連結されている。
移動用駆動装置64は、図2に示すように、ガイド部材61の後端面に取り付けられている。本実施形態の移動用駆動装置64は、圧縮空気によって駆動するエアモータである。移動用駆動装置64の駆動軸に固定されたスプロケット(図示せず)と、ガイド部材61の前端部に設けられたスプロケット(図示せず)とには、図1に示すように、ガイド部材61に沿って設けられた環状のチェーン66が掛け渡されている。また、チェーン66の上下の直線部のうち、上側の直線部にはスライダ63が連結されている。そして、移動用駆動装置64によってチェーン66を正逆回転させることで、スライダ63がガイドレール62に沿って前後方向に移動する(図6参照)。
スライダ63には、ランスパイプ10の後部が固定されている。これにより、スライダ63の前後方向への移動に連動して、ランスパイプ10が軸方向(前後方向)に進退する(図6参照)。なお、ランスパイプ10は、スライダ63を貫通しており、ランスパイプ10の後端部は、スライダ63の後方に突出している。
ガイド部材61の上面の前端部には、ガイドフレーム65が立設されている。ガイドフレーム65には、ランスパイプ10が挿通されている。ガイドフレーム65は、ランスパイプ10を進退自在に支持している。
スライダ63の前方において、ランスパイプ10の中間部と後部との間には、ランス回転機構80が設けられている。
ランスパイプ10の中間部と後部とは、図1に示すように、ランス回転機構80を介して連結されている。そして、ランス回転機構80に設けられた回転角度調整ハンドル81を操作することで、ランスパイプ10の後部に対して前部および中間部を軸回りに回転させることができる。
ノズル支持部30は、ランスパイプ10の前端部に取り付けられたブロックである。図3に示すように、ノズル支持部30の後端面にランスパイプ10の前端面が取り付けられている。ノズル支持部30の右側面には、取付穴31が開口している。ノズル支持部30の取付穴31は、ノズル40が連結される部位である。
ノズル40は、ノズル支持部30の側面に取り付けられている円筒状の部材であり、ランスパイプ10の軸方向に交差する方向(ランスパイプ10の径方向)に延びている。本実施形態では、ノズル40の先端口が下方に向けて開口している。
ノズル40の基部には、ノズル支持部30の取付穴31に差し込まれた回転軸41が形成されている。回転軸41は、左右方向に延びている円筒状の部材であり、ランスパイプ10の軸方向およびノズル40の軸方向に直交している。
回転軸41は、ノズル支持部30内に設けられたノズル連結部材42に対して軸回りに回転自在(揺動自在)に連結されている。つまり、ノズル40は、ノズル連結部材42に対して回転軸41の軸回りに回転自在に取り付けられている。また、ノズル連結部材42は、ノズル支持部30内において前後方向に進退自在である。
ノズル支持部30内には、ラックギア32が固定されている。また、ノズル40の回転軸41には、ピニオンギア43が設けられている。ノズル支持部30のラックギア32の歯面と、ノズル40のピニオンギア43の歯面とは係合している。
ノズル揺動装置50は、図2に示すように、ランスパイプ10に設けられている。ノズル揺動装置50は、ランスパイプ10の基端部に設けられた揺動用駆動装置51と、前端部がノズル40に連結され、後端部が揺動用駆動装置51に連結された軸部材52と、を備えている。
揺動用駆動装置51は、スライダ63の後部に取り付けられている。本実施形態の揺動用駆動装置51は、圧縮空気を駆動源としてロッドを前後方向に出入させるエアシリンダである。
軸部材52は、ランスパイプ10内に挿入されている円筒状の部材である。軸部材52の後端部は、揺動用駆動装置51のロッドに取り付けられている。
そして、揺動用駆動装置51のロッドを前後方向に出入させることで、軸部材52を前後方向に進退させることができる。
軸部材52の内部は、洗浄液が流通する液路となっている。軸部材52の後端部には、高圧な洗浄液を供給するホース11が連結されており、軸部材52内の液路を後端部から前端部に向けて洗浄液が流れるように構成されている。
軸部材52の前端部は、図3に示すように、ノズル支持部30内に挿入されている。また、軸部材52の前端部は、ノズル連結部材42に連結されている。
そして、揺動用駆動装置51(図2参照)によって、軸部材52を前後方向に進退させると、図4に示すように、ノズル連結部材42およびノズル40が前後方向に進退する。このとき、ノズル40のピニオンギア43がラックギア32に対して係合しながら移動することで、ピニオンギア43が正逆方向に回転する。
これにより、ノズル40が回転軸41の軸回りに揺動する。すなわち、軸部材52を前後方向に進退させることで、ノズル40がランスパイプ10の軸方向に揺動する。ノズル40は、45度から90度の間の角度範囲で揺動させることが好ましく、ノズル40を60度の角度範囲で揺動させることが更に好ましい。
軸部材52の液路は、ノズル支連結部材42内の液路を通じて、ノズル40内の液路に連通している。そして、軸部材52の液路に供給された洗浄液は、軸部材52からノズル40に流入し、ノズル40の先端部からランスパイプ10の軸方向に交差する方向に向けて噴射される。
ランス支持部20に設けられた操作盤24には、図2に示すように、ランス移動装置60の移動用駆動装置64およびノズル揺動装置50の揺動用駆動装置51を操作するための複数のスイッチが設けられている。
この操作盤24のスイッチを操作して、ランスパイプ10の進退を制御することで、ノズル40の前後方向の位置を定めることができる。
また、操作盤24のスイッチを操作して、ノズル40の揺動を制御したり、ノズル40の傾斜角度を定めたりすることができる。
なお、本実施形態では、操作盤24がランス支持部20に設けられているが、操作盤24の配置は限定されるものではない。また、洗浄装置1とは別にコントローラなどの操作装置を設けてもよい。この場合には、洗浄装置1と操作装置とを有線または無線によって接続することで、洗浄装置1を遠隔操作することもできる。
次に、本実施形態の洗浄装置1を用いたミキシングドラムDの洗浄方法について説明する。
まず、図5に示すように、洗浄装置1のランス支持部20を固定台Bの上面に設置し、ミキシングドラムDの後端壁に形成された開口部D1に対して、ノズル支持部30が対向するように、洗浄装置1の設置高さを調整する。
なお、ランス支持部20の架台21の下面に高さ調整機構を設け、トラックTやミキシングドラムDの種類に応じて、架台21の上面の高さを調整することで、ノズル支持部30の高さを調整することが出来るように構成してもよい。架台21の高さ調整機構としては、架台21の下面に複数の脚部を設け、その脚部をねじ式やジャッキ方式によって伸縮させる構成などがある。
続いて、ランス傾動機構70の傾斜角度調整ハンドル72を操作して、ガイド部材61の後端部を昇降させ、ランスパイプ10を傾動させることで、ランスパイプ10の傾斜角度をミキシングドラムDの中心軸の傾斜角度に合わせる。
また、ランス回転機構80の回転角度調整ハンドル81を操作して、ランスパイプ10の前端部および中間部を軸回りに回転させることで、ミキシングドラムDの内部に効果的に洗浄液が吹き付けられるように、ノズル40の向きを調整する。
続いて、図6に示すように、操作盤24のスイッチを操作して、ランス移動装置60の移動用駆動装置64を駆動させ、ランスパイプ10をガイド部材61に沿って前進させる。そして、ランスパイプ10をミキシングドラムDの開口部D1から内部に挿入して、ノズル40をミキシングドラムDの前端部に配置する。
ノズル40をミキシングドラムDの内部に配置した後に、操作盤24のスイッチを操作して、ノズル揺動装置50の揺動用駆動装置51を駆動させ、ノズル40をランスパイプ10の軸方向(前後方向)に揺動させる。本実施形態では、ノズル40の前後方向への揺動を継続して繰り返している。
また、ミキシングドラムDを軸回りに回転させるとともに、ランスパイプ10内の軸部材52(図2参照)の液路に洗浄液を供給して、ノズル40から洗浄液を噴出させる。これにより、ミキシングドラムDの内部に洗浄液が吹き付けられ、ミキシングドラムDの内部が洗浄される。
さらに、操作盤24のスイッチを操作して、ランス移動装置60の移動用駆動装置64を駆動させ、ランスパイプ10をガイド部材61に沿って後進させる。このようにして、ノズル40をミキシングドラムD内で後方に向けて移動させることで、ミキシングドラムDの内部全体を洗浄する。
以上のような本実施形態の洗浄装置1は、図2に示すように、液路が設けられたランスパイプ10と、ランスパイプ10を支持するランス支持部20と、を備えている。また、洗浄装置1は、ランスパイプ10の前端部に設けられたノズル支持部30と、ノズル支持部30に取り付けられたノズル40と、を備えている。
そして、液路に供給された洗浄液をノズル40の先端部から噴射するように構成されている。ノズル40は、ランスパイプ10の軸方向に交差する方向に延びているとともに、ノズル支持部30に対してランスパイプ10の軸方向に揺動自在に取り付けられている。
また、ランスパイプ10には、ノズル40を揺動させるノズル揺動装置50が設けられている。本実施形態では、ノズル40が45度から90度の角度範囲で揺動可能である。
本実施形態の洗浄装置1を用いた洗浄方法では、図6に示すように、ミキシングドラムDの軸方向の後端部からランスパイプ10の前端部をミキシングドラムDの内部に挿入して、ノズル40を揺動させている。その後、ミキシングドラムDを軸回りに回転させるとともに、ノズル40の先端部から洗浄液を噴射している。
本実施形態の洗浄装置1および洗浄方法では、ランスパイプ10の軸方向にノズル40の向きを変化させることができる。したがって、ミキシングドラムDの内部形状が複雑な場合や、内部の大きさが異なる各種のミキシングドラムDにおいても、ミキシングドラムDの内部に効果的に洗浄液を吹き付けることができる。このように、本実施形態の洗浄装置1および洗浄方法では、ミキシングドラムDの洗浄効果を高めることができる。
本実施形態の洗浄装置1では、ランス支持部20がランスパイプ10を軸方向に進退自在に支持している。したがって、洗浄時にランスパイプ10を進退させ、ノズル40をランスパイプ10の軸方向に移動させることで、ミキシングドラムDの内部の各部を的確に洗浄することができる。
本実施形態の洗浄装置1のランス支持部20には、ランスパイプ10の後端部を昇降させて、ランスパイプ10を傾動させるランス傾動機構70が設けられている。
そして、ランス傾動機構70によって、ランスパイプ10の傾斜角度をミキシングドラムDの傾斜に合わせることで、ミキシングドラムDに対してランスパイプ10をスムーズに挿入することができる。
本実施形態の洗浄装置1において、ランス支持部20には、ランスパイプ10を軸回りに回転させるランス回転機構80が設けられている。そして、ランス回転機構80によって、ランスパイプ10を軸回りに回転させて、ノズル40の向きを調整することで、ミキシングドラムDの内部をより効果的に洗浄することができる。
本実施形態のノズル揺動装置50は、図2に示すように、ランスパイプ10の基端部に連結された揺動用駆動装置51と、先端部がノズル40に連結され、基端部が揺動用駆動装置51に連結された軸部材52と、を備えている。また、ノズル揺動装置50は、図3に示すように、ノズル支持部30に設けられたラックギア32と、ノズル40に設けられ、ラックギア32に係合されたピニオンギア43と、を備えている。
そして、揺動用駆動装置51(図2参照)によって、軸部材52およびノズル40をノズル支持部30に対してランスパイプ10の軸方向に進退させることで、図4に示すように、ピニオンギア43の軸回りにノズル40が揺動する。
この構成では、簡単かつコンパクトな構造によってノズル40を確実に揺動させることができる。
本実施形態の洗浄装置1では、図2に示すように、ノズル揺動装置50の揺動用駆動装置51と、ランス移動装置60の移動用駆動装置64とが圧縮空気によって駆動するように構成されている。このようにすると、駆動装置を油圧によって駆動させる場合に比べて、揺動用駆動装置51および移動用駆動装置64の構成を簡素化することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
本実施形態のノズル揺動装置50では、図4に示すように、ラックギア32およびピニオンギア43を用いたラックピニオン機構によって、ノズル40を揺動させているが、ノズル40を揺動させる機構は限定されるものではない。例えば、ベルト機構やシャフト機構を用いることもできる。また、ノズル40が揺動可能な角度範囲も限定されるものではない。
本実施形態では、図2に示すように、ランスパイプ10内に挿入された軸部材52の内部に液路が形成されているが、ランスパイプ10の内部にホースなどの筒状部材を挿入し、その筒状部材によってランスパイプ10内に液路を設けてもよい。
本実施形態では、図6に示すように、ミキシングドラムDの内部でノズル40の揺動を継続して繰り返しているが、ノズル40を所定の傾斜角度に固定した状態で、ノズル40から洗浄液を噴射してもよい。
ミキシングドラムDの内部を洗浄するための洗浄方法としては、ミキシングドラムDを正転または逆転させながら、ミキシングドラムDに対してランスパイプ10を出し入れして、ノズル40を移動させることで、ミキシングドラムDの内部を洗浄する方法がある。
また、ノズル40を左右方向または上下方向に揺動させることで、ミキシングドラムDの内部を洗浄してもよい。
また、ミキシングドラムDを回転させる前に、ミキシングドラムDの内部に付着したコンクリートの特定箇所に対してノズル40から重点的に洗浄液を吹き付け、コンクリートに割れ目を形成してもよい。このようにすると、ミキシングドラムDを回転させてノズル40からミキシングドラムDの内部に洗浄液を吹き付けたときに、コンクリートが割れ目から剥がれ易くなる。
なお、各種の洗浄方法において、ノズル40およびランスパイプ10の移動や傾斜角度、ミキシングドラムDに対するランスパイプ10の位置、ミキシングドラムDの回転速度、ミキシングドラムDとランスパイプ10とを連動させるタイミングなどの各種設定条件は、ミキシングドラムDの構造やコンクリートの付着程度などに応じて適宜に設定されるものである。
また、ランスパイプ10をミキシングドラムD内に挿入するときに、ノズル40がミキシングドラムD内のブレードD2の特定位置に到達したことを認識するセンサ機構などの各種の検知装置を設けてもよい。
具体的には、予め設定したブレードD2の特定位置にミキシングドラムDの外部から見える目印を付けておき、ノズル支持部30またはランスパイプ10の内部や外部に設けた撮影装置やセンサによって、目印を目標としてランスパイプ10の移動を制御するなどの制御方法がある。
本実施形態では、ミキシングドラムDを洗浄するための洗浄装置1および洗浄方法について説明しているが、本発明の洗浄装置および洗浄方法は、各種の筒状容器に適用可能である。
1 洗浄装置
10 ランスパイプ
20 ランス支持部
21 架台
22 前側支持部
23 後側支持部
24 操作盤
30 ノズル支持部
31 取付穴
32 ラックギア
40 ノズル
41 回転軸
42 ノズル連結部材
43 ピニオンギア
50 ノズル揺動装置
51 揺動用駆動装置
52 軸部材
60 ランス移動装置
61 ガイド部材
62 ガイドレール
63 スライダ
64 移動用駆動装置
65 ガイドフレーム
70 ランス傾動機構
71 ジャッキ
72 傾斜角度調整ハンドル
80 ランス回転機構
81 回転角度調整ハンドル
B 固定台
D ミキシングドラム
D1 開口部
D2 ブレード
T トラック

Claims (8)

  1. 筒状容器の内部を洗浄するための洗浄装置であって、
    液路が設けられたランスパイプと、
    前記ランスパイプを支持するランス支持部と、
    前記ランスパイプの先端部に設けられたノズル支持部と、
    前記ノズル支持部に取り付けられたノズルと、を備え、
    前記液路に供給された洗浄液を前記ノズルの先端部から噴射するように構成され、
    前記ノズルは、
    前記ランスパイプの軸方向に交差する方向に延びているとともに、
    前記ノズル支持部に対して前記ランスパイプの軸方向に揺動自在に取り付けられ、
    前記ランスパイプには、
    前記ノズルを揺動させるノズル揺動装置が設けられていることを特徴とする洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の洗浄装置であって、
    前記ノズル揺動装置は、
    前記ランスパイプの基端部に連結された駆動装置と、
    先端部が前記ノズルに連結され、基端部が前記駆動装置に連結された軸部材と、
    前記ノズル支持部に設けられたラックギアと、
    前記ノズルに設けられ、前記ラックギアに係合されたピニオンギアと、を備え、
    前記駆動装置によって前記軸部材および前記ノズルを前記ノズル支持部に対して前記ランスパイプの軸方向に進退させることで、前記ピニオンギアの軸回りに前記ノズルが揺動することを特徴とする洗浄装置。
  3. 請求項2に記載の洗浄装置であって、
    前記駆動装置は、圧縮空気によって駆動することを特徴とする洗浄装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の洗浄装置であって、
    前記ランス支持部は、前記ランスパイプを軸方向に進退自在に支持していることを特徴とする洗浄装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の洗浄装置であって、
    前記ランス支持部には、
    前記ランスパイプの基端部を昇降させて、前記ランスパイプを傾動させるランス傾動機構が設けられていることを特徴とする洗浄装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の洗浄装置であって、
    前記ランス支持部には、
    前記ランスパイプを軸回りに回転させるランス回転機構が設けられていることを特徴とする洗浄装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の洗浄装置であって、
    前記ノズルは、45度から90度の角度範囲で揺動可能であることを特徴とする洗浄装置。
  8. 洗浄装置を用いて筒状容器の内部を洗浄する洗浄方法であって、
    前記洗浄装置は、
    液路が設けられたランスパイプと、
    前記ランスパイプを支持するランス支持部と、
    前記ランスパイプの先端部に設けられたノズル支持部と、
    前記ノズル支持部に支持されたノズルと、を備え、
    前記液路に供給された洗浄液を前記ノズルの先端部から噴射するように構成され、
    前記ノズルは、
    前記ランスパイプの軸方向に交差する方向に延びているとともに、
    前記ノズル支持部に対して前記ランスパイプの軸方向に揺動自在に支持され、
    前記ランスパイプには、
    前記ノズルを揺動させるノズル揺動装置が設けられており、
    前記筒状容器の軸方向の端部から前記ランスパイプの先端部を前記筒状容器の内部に挿入し、前記ノズルを揺動させる段階と、
    前記筒状容器を軸回りに回転させるとともに、前記ノズルの先端部から前記洗浄液を噴射する段階と、を備えていることを特徴とする洗浄方法。
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