JP3865275B2 - マンホール内壁作業機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マンホール内壁作業機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、下水道マンホールにおけるマンホール内壁の表層部は、年数の経過により腐食して劣化する為、劣化した表層部を健全面が現れるまで切削した上でモルタル等により補修を行い、その補修面に耐薬品性に優れた樹脂を吹き付けてライニングを施す必要があるが、従来、このような一連の補修作業は、マンホール内に作業員が侵入して手作業で行うようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、異臭や切削粉塵、樹脂飛沫等が立ち籠める狭いマンホール内で体を支えながら長時間に亘ってマンホール内壁の全域を手作業で補修する作業は極めて苛酷であり、作業員の負担が極めて大きいという問題があった。
【0004】
また、特に樹脂を吹き付けてライニングを施す作業は、所定の厚さで一様に吹き付けを行うことが難しく、従来の手作業では、樹脂のライニングを均等な厚さで仕上げることができないという問題もあった。
【0005】
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、マンホール内壁に樹脂を吹き付けてライニングを施す作業を、作業員の手作業によらず機械的に行い得るマンホール内壁作業機を提供することによって、作業員の負担を軽減し且つ樹脂のライニングを均等な厚さで仕上げ得るようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、マンホール口に下部開口の中空構造とした支持フレームを設置し、該支持フレーム内に収容してある作業ユニットを下降して該作業ユニットによりマンホール内壁の補修作業を行うマンホール内壁作業機であって、
前記支持フレームの上部に、マンホール口の軸線を中心として回転する旋回テーブルを設け、該旋回テーブルの中心部に対し、上下方向に延びる懸垂ロッドを昇降可能に嵌装すると共に、前記旋回テーブルの回転に従動して共回りするよう係合し、
前記作業ユニットを、ライニング用樹脂を噴射するスプレーガンをマンホール内壁の半径方向に進退動するアームと、作業ユニットの適宜位置から半径方向に対峙するマンホール内壁までの距離を計測する距離計測器と、該距離計測器の計測値に基づき前記スプレーガンが常に一定距離を隔ててマンホール内壁に対峙するよう前記アームの進退動操作を制御する制御装置とにより構成して前記懸垂ロッドの下端部に装着し
前記懸垂ロッドの円周方向適宜位置に、上下方向に延びるキー溝を凹設すると共に、該キー溝の最深部には、上下方向に連続するラックを刻設し、前記キー溝の浅い部分に対し、旋回テーブル側に固定したキー部材を前記懸垂ロッドの昇降を許容し得るよう嵌挿し、前記ラックに対しては、上下方向に向け回転し得るよう旋回テーブル側に設けられたピニオンを噛合し、
前記懸垂ロッドを介し作業用ユニットを旋回させながら作業用ユニットを昇降させるように構成したことを特徴とするものである。
【0007】
従って、本発明では、マンホール内壁の補修作業において、補修面に樹脂を吹き付けてライニングを施す際に、作業ユニットを内部に収容した支持フレームをマンホール口に設置し、懸垂ロッドを下降させることにより作業ユニットをマンホール内に下降し、次いで、作業ユニットのアームを外側に進出させて張り出し、スプレーガンをマンホール内壁に対し一定距離を隔てて対峙させた状態としてマンホール内壁への樹脂の吹き付けを開始し、懸垂ロッドを昇降したり、旋回テーブルを回転したりすることによって、作業ユニットの昇降位置や旋回位置を適宜変更してマンホール内壁の全域に亘って樹脂を吹き付けてライニングを施す。
【0008】
このとき、距離計測器の計測値に基づく制御装置の制御により、スプレーガンが常に一定距離を隔ててマンホール内壁に対峙するようアームが進退動操作されるので、懸垂ロッドがマンホール内壁に対し偏心してしまった場合やマンホール内壁の真円度が低い場合、又はマンホール内壁に凹凸があるような場合であっても、スプレーガンは適宜に進退動してマンホール内壁に対し常に一定距離を維持されることになり、作業ユニットの昇降や旋回を一定速度で行いながら一様な樹脂噴射を行うだけで、極めて容易に均等な厚さのライニングを施すことが可能となる。
【0009】
次いで、ライニングを施す作業が完了したら、アームを退動させて作業ユニットの内側に引き込み、懸垂ロッドを上昇させることにより作業ユニットを上昇し、該作業ユニットをマンホール口を通して支持フレーム内に収容する。
【0010】
また、旋回テーブルの中心部に対し懸垂ロッドを昇降可能に嵌装し且つ前記旋回テーブルの回転に従動して共回りするよう係合するにあたっては、前記懸垂ロッドの円周方向適宜位置に、上下方向に延びるキー溝を凹設すると共に、該キー溝の最深部に、上下方向に連続するラックを刻設し、前記キー溝の浅い部分に対し、旋回テーブル側に固定したキー部材を前記懸垂ロッドの昇降を許容し得るよう嵌挿し、前記ラックに対しては、上下方向に向け回転し得るよう旋回テーブル側に設けられたピニオンを噛合する。
【0011】
このようにした場合、ピニオンを駆動して上下方向に回転すると、該ピニオンに噛合されているラックを介して懸垂ロッドが昇降され、また、旋回テーブルを駆動して回転すると、懸垂ロッドのキー溝に嵌挿されているキー部材により前記旋回テーブルの回転に追従して懸垂ロッドが共回りされる。
【0012】
また、懸垂ロッドの下端部には、作業ユニットを別の作業ユニットに付け替え得るよう着脱部を構成することが好ましく、このようにすれば、例えばスプレーガンに替えて切削用カッタをアームに装備した別の作業ユニットを懸垂ロッドの下端部に装着することが可能となり、劣化したマンホール内壁の表層部を切削する作業等も機械的に行うことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0014】
図1〜図8は本発明の形態の一例を示すもので、図中1はマンホール、2は地面に開口したマンホール口、3はマンホール内壁を示し、前記マンホール口2には、下部開口の中空構造とした支持フレーム4が設置されており、該支持フレーム4内には、前記マンホール内壁3の補修作業を行う為の作業ユニット5が収容されるようになっている。
【0015】
図1及び図2に示す如く、前記支持フレーム4の上部には、中心部に下方向きに延びるボス部6を備えた旋回テーブル7が、軸受8を介しマンホール口2の軸線Aを中心として回転自在に設けられており、この旋回テーブル7は、その外周部のギヤ歯9に噛合されているピニオン10を支持フレーム4側の旋回モータ11で駆動することにより旋回作動されるようになっている。
【0016】
更に、前記旋回テーブル7のボス部6には、上下方向に延びる懸垂ロッド12が昇降自在に嵌挿されており、該懸垂ロッド12の下端部に、前記作業ユニット5が装着されるようになっている。
【0017】
ここで、特に図3に詳細を示す如く、前記懸垂ロッド12の円周方向適宜位置には、上下方向に延びるキー溝13が凹設されており、該キー溝13の最深部には、上下方向に連続するラック14が刻設され、該ラック14に対しては、旋回テーブル7側に固定された昇降モータ15により上下方向に向け回転されるピニオン16が噛合されており、該ピニオン16を駆動することにより前記懸垂ロッド12が昇降作動されるようになっている。
【0018】
また、図1及び図4に示す如く、前記ピニオン16が配置されている位置の直下には、旋回テーブル7側に固定されたキー部材17が配置され、該キー部材17の先端部が、前記キー溝13の浅い部分に対し前記懸垂ロッド12の昇降を許容し得るよう嵌挿されており、前記懸垂ロッド12が旋回テーブル7の回転に従動して共回りするよう係合されている。
【0019】
尚、前記旋回テーブル7のボス部6の内周面には、懸垂ロッド12が円滑に摺動されるようベアリングブッシュ18を装着しておき、また、前記キー溝13の内側面及びキー部材17の先端部には、両者の摺動抵抗が緩和されるようメタル材19,20を装着しておくことが好ましい(図3及び図4参照)。
【0020】
一方、図1及び図5に示す如く、前記懸垂ロッド12の下端部に装着されている作業ユニット5は、ライニング用樹脂を噴射するスプレーガン21をマンホール内壁3の半径方向に進退動するアーム22と、制御装置24下面の適宜位置から半径方向に対峙するマンホール内壁3までの距離を計測する距離計測器23と、該距離計測器23の計測値に基づき前記スプレーガン21が常に一定距離を隔ててマンホール内壁3に対峙するよう前記アーム22の進退動操作を制御する制御装置24とにより構成されている。
【0021】
図6及び図7に示す如く、前記アーム22は、懸垂ロッド12の下端部に溶接等により取り付けられたアームホルダ25内に収納されており、該アームホルダ25内において、前記アーム22の基端部に備えたベース部材26がガイドレール27に係合され且つスクリューロッド28に螺着されており、該スクリューロッド28を前記アームホルダ25の基端部に装着した伸縮モータ29でギヤ30、歯付きベルト31、ギヤ32を介して駆動することにより前記アーム22が進退動されるようになっている。
【0022】
また、前記スプレーガン21は、アーム22の先端部に対しブラケット33を介して支持されていて前記アームホルダ25の下方に配置されるようになっている。
【0023】
更に、前記距離計測器23は、発振した音波(超音波)や光が反射して戻ってくるまでの往復伝達時間から距離を求める形式のものであり、図示する例においては、距離計測器23から発振される音波(超音波)や光が、スプレーガン21による樹脂噴射と干渉しないようにする為、距離計測器23の向きをスプレーガン21の噴射位置より側方へ若干ずらした位置に向けており、次に樹脂を吹き付けるべき位置までの距離を先行計測し、制御装置24により測定位置とスプレーガン21の噴射位置とのずれを補正してアーム22の進退動操作を適切に制御するようにしてある。
【0024】
尚、図中34は前述した作業ユニット5における各種の電気機器やスプレーガン21、更には図示しない防塵用散水器に対して給電や樹脂供給、給水を行う為のケーブル類、35は該ケーブル類34を作業ユニット5の昇降に対応して巻き取ったり巻き出したりする為に旋回テーブル7上に配置されたドラム、36は支持フレーム4上部に取り付けられたカバーを示す。
【0025】
また、特に本形態例においては、懸垂ロッド12の下端部に、作業ユニット5を後述する別の作業ユニット5’に付け替え得るよう着脱部37が構成されており、図示する例では、作業ユニット5側に備えた連結用ロッド38の上端に形成したフランジ部39と、懸垂ロッド12の下端に形成したフランジ部40と、両フランジ部39,40を着脱可能に締結する締結具41とにより着脱部37を構成してある。
【0026】
而して、マンホール内壁3の補修作業において、補修面に樹脂を吹き付けてライニングを施す際に、作業ユニット5を内部に収容した支持フレーム4をマンホール口2に設置し、昇降モータ15でピニオン16を駆動して懸垂ロッド12を下降させることにより作業ユニット5をマンホール1内の下限位置まで下降する。
【0027】
次いで、伸縮モータ29でスクリューロッド28を駆動することにより作業ユニット5のアーム22を外側に進出させて張り出し、スプレーガン21をマンホール内壁3に対し一定距離を隔てて対峙させた状態としてマンホール内壁3への樹脂の吹き付けを開始し、旋回モータ11でピニオン10を駆動して旋回テーブル7を回転することにより、該旋回テーブル7に係合されて共回りする懸垂ロッド12を介し作業ユニット5を旋回させながら該作業ユニット5を徐々に上昇させ、マンホール内壁3の補修面に対する樹脂のライニングを上方へ螺旋状に施していく。
【0028】
このとき、距離計測器23の計測値に基づく制御装置24の制御により、スプレーガン21が常に一定距離を隔ててマンホール内壁3に対峙するようアーム22が進退動操作されるので、懸垂ロッド12がマンホール内壁3に対し偏心してしまった場合やマンホール内壁3の真円度が低い場合、又はマンホール内壁3に凹凸があるような場合であっても、スプレーガン21は適宜に進退動してマンホール内壁3に対し常に一定距離を維持されることになり、作業ユニット5の昇降や旋回を一定速度で行いながら一様な樹脂噴射を行うだけで、極めて容易に均等な厚さのライニングを施すことが可能となる。
【0029】
このようにして、マンホール内壁3の補修面の補修作業が全て完了したら、アーム22を退動させて作業ユニット5の内側に引き込み、懸垂ロッド12を上昇させることにより作業ユニット5を上昇し、該作業ユニット5をマンホール口2を通して支持フレーム4内に収容する。
【0030】
従って上記形態例によれば、マンホール内壁3の補修作業において、補修面に樹脂を吹き付けてライニングを施す作業を、作業員の手作業によらず機械的に行うことができるので、作業員の負担を大幅に軽減することができる。
【0031】
更に、距離計測器23の計測値に基づく制御装置24の制御により、スプレーガン21が常に一定距離を隔ててマンホール内壁3に対峙するようアーム22を進退動操作することができるので、懸垂ロッド12がマンホール内壁3に対し偏心してしまった場合やマンホール内壁3の真円度が低い場合、又はマンホール内壁3に凹凸があるような場合であっても、スプレーガン21を適宜に進退動させてマンホール内壁3に対し常に一定距離を維持させることができ、作業ユニット5の昇降や旋回を一定速度で行いながら一様な樹脂噴射を行うだけで、極めて容易に均等な厚さのライニングを施すことができ、樹脂のライニングを品質良く仕上げることができる。
【0032】
また、一般的にマンホール内壁3は、マンホール口2に近い上側部分において上向きに縮径するテーパ形状となっているが、本形態例によれば、作業ユニット5を昇降しながら前記傾斜面に対応するようアーム22を進退動させるだけでマンホール内壁3の上側部分における傾斜面に対しても容易に均等な厚さのライニングを施すことができる。
【0033】
更に、作業ユニット5には、該作業ユニット5をマンホール内壁3に対し同心状に位置決めするようなガイド機構を付属させる必要がなく、しかも、作業ユニット5の昇降や旋回についての操作を支持フレーム4側で行うことができるので、狭いマンホール1内に下降して補修作業を行わせなければならない作業ユニット5を極めてコンパクトに構成することができる。
【0034】
また、特に本形態例においては、懸垂ロッド12の下端部に着脱部37が構成されているので、例えば図8に示す如く、スプレーガン21に替えて切削用カッタ42をアーム22に装備した別の作業ユニット5’を懸垂ロッド12の下端部に付け替えることが可能である。
【0035】
尚、図8において、図1のものと機能的に相違しないものについては同一の符合を付すことにより説明を省略するが、図8の作業ユニット5’では、アーム22が相反する水平方向に向けて一対設けられ、該各アーム22の先端部に、前記切削用カッタ42がカッタ駆動モータ43と共に取り付けられており、制御装置24によりアーム22の進退動操作が制御されてマンホール内壁3に対し適正な押付力で切削用カッタ42が押し付けられるようにしてある。
【0036】
このようにすれば、劣化したマンホール内壁3の表層部を切削する作業も機械的に行うことができ、作業員の負担を更に軽減することができると共に、マンホール内壁作業機としての稼働率を著しく向上することができる。
【0037】
また、交換用の作業ユニットとしては、図8の作業ユニット5’以外に、スプレーガンから洗浄水を噴射するようにした洗浄作業用の作業ユニット等を採用することも可能である。
【0038】
尚、本発明のマンホール内壁作業機は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、作業時における作業ユニットの昇降及び旋回の操作については、必ずしも形態例における説明通りに行わなくても良く、所定の昇降位置に保持したまま作業ユニットを旋回させてマンホール内壁の全周に亘り樹脂のライニングを施し、所定の昇降位置での作業が完了する毎に昇降位置を変更して作業を再開するというサイクルを繰り返してマンホール内壁の補修面に対し上下方向に段階的にライニングを施すようにしたり、或いは、所定の旋回位置に保持したまま作業ユニットを昇降させてマンホール内壁の全長に亘り樹脂のライニングを施し、所定の旋回位置での作業が完了する毎に旋回位置を変更して作業を再開するというサイクルを繰り返してマンホール内壁の補修面に対し円周方向に段階的にライニングを施すようにしたりしても良いこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0039】
【発明の効果】
上記した本発明のマンホール内壁作業機によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0040】
(I)マンホール内壁の補修作業において、補修面に樹脂を吹き付けてライニングを施す作業を、作業員の手作業によらず機械的に行うことができるので、作業員の負担を大幅に軽減することができる。
【0041】
(II)距離計測器の計測値に基づく制御装置の制御により、スプレーガンが常に一定距離を隔ててマンホール内壁に対峙するようアームを進退動操作することができるので、懸垂ロッドがマンホール内壁に対し偏心してしまった場合やマンホール内壁の真円度が低い場合、又はマンホール内壁に凹凸があるような場合であっても、スプレーガンを適宜に進退動させてマンホール内壁に対し常に一定距離を維持させることができ、作業ユニットの昇降や旋回を一定速度で行いながら一様な樹脂噴射を行うだけで、極めて容易に均等な厚さのライニングを施すことができ、樹脂のライニングを品質良く仕上げることができる。
【0042】
(III)作業ユニットには、該作業ユニットをマンホール内壁に対し同心状に位置決めするようなガイド機構を付属させる必要がなく、しかも、作業ユニットの昇降や旋回についての操作を支持フレーム側で行うことができるので、狭いマンホール内に下降して補修作業を行わせなければならない作業ユニットを極めてコンパクトに構成することができる。
【0043】
(IV)懸垂ロッドの下端部に、作業ユニットを別の作業ユニットに付け替え得るよう着脱部を構成すれば、例えばスプレーガンに替えて切削用カッタをアームに装備した別の作業ユニットを懸垂ロッドの下端部に装着することができるので、劣化したマンホール内壁の表層部を切削する作業等も機械的に行うことができ、作業員の負担を更に軽減することができると共に、マンホール内壁作業機としての稼働率を著しく向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す縦断面図である。
【図2】図1のII−II方向の矢視図である。
【図3】図1のラックに対するピニオンの噛合状態を示す平面図である。
【図4】図1のキー溝に対するキー部材の嵌挿状態を示す断面図である。
【図5】図1のV−V方向の矢視図である。
【図6】図1のアームを進退動する機構の詳細を示す縦断面図である。
【図7】図6のVII−VII方向の矢視図である。
【図8】図1の作業ユニットを別の作業ユニットに付け替えた状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
2 マンホール口
3 マンホール内壁
4 支持フレーム
5 作業ユニット
5’ 作業ユニット
7 旋回テーブル
12 懸垂ロッド
13 キー溝
14 ラック
16 ピニオン
17 キー部材
21 スプレーガン
22 アーム
23 距離計測器
24 制御装置
37 着脱部
A マンホール口の軸線

Claims (2)

  1. マンホール口に下部開口の中空構造とした支持フレームを設置し、該支持フレーム内に収容してある作業ユニットを下降して該作業ユニットによりマンホール内壁の補修作業を行うマンホール内壁作業機であって、
    前記支持フレームの上部に、マンホール口の軸線を中心として回転する旋回テーブルを設け、該旋回テーブルの中心部に対し、上下方向に延びる懸垂ロッドを昇降可能に嵌装すると共に、前記旋回テーブルの回転に従動して共回りするよう係合し、
    前記作業ユニットを、ライニング用樹脂を噴射するスプレーガンをマンホール内壁の半径方向に進退動するアームと、作業ユニットの適宜位置から半径方向に対峙するマンホール内壁までの距離を計測する距離計測器と、該距離計測器の計測値に基づき前記スプレーガンが常に一定距離を隔ててマンホール内壁に対峙するよう前記アームの進退動操作を制御する制御装置とにより構成して前記懸垂ロッドの下端部に装着し
    前記懸垂ロッドの円周方向適宜位置に、上下方向に延びるキー溝を凹設すると共に、該キー溝の最深部には、上下方向に連続するラックを刻設し、前記キー溝の浅い部分に対し、旋回テーブル側に固定したキー部材を前記懸垂ロッドの昇降を許容し得るよう嵌挿し、前記ラックに対しては、上下方向に向け回転し得るよう旋回テーブル側に設けられたピニオンを噛合し、
    前記懸垂ロッドを介し作業用ユニットを旋回させながら作業用ユニットを昇降させるように構成したことを特徴とするマンホール内壁作業機。
  2. 懸垂ロッドの下端部に、作業ユニットを別の作業ユニットに付け替え得るよう着脱部を構成したことを特徴とする請求項1に記載のマンホール内壁作業機。
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