JP5329875B2 - マンホール内壁切断機及びマンホール内壁切断機用治具 - Google Patents

マンホール内壁切断機及びマンホール内壁切断機用治具 Download PDF

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Description

本発明は、マンホール内壁切断機に関するものであり、更に詳しくは、直径の異なるマンホール或は直径の異なるコンクリート製のマンホール内壁に容易に対応出来る、汎用性のあるマンホール内壁切断機に関するものである。
即ち、本発明は、例えば、道路改修に際し、道路上より突出するマンホールの導管部分を除去する必要が生じるが、当該導管部分を適量の長さ(深さ)で切断するために用いるマンホール内壁切断機の固定装置に関するものであって、一般に、マンホールと称されているものは、下水度用のマンホールと、電力用のマンホール及びNTT用のマンホールとがあり、それぞれの用途に応じて、当該マンホール部のマンホール蓋受け部の直径や高さが相互に異なっており、更には、当該マンホール蓋受け部の下部に形成されるコンクリート製の円筒部の直径も、例えば、600mmから900mmの範囲で相互に異なるほか、当該コンクリート製の円筒部の直径が、途中で変化する様に構成されているものもある。
従って、従来では、それぞれのマンホールの仕様に応じてそれぞれ専用に設計された当該マンホール内壁切断機を予め用意しておき、それぞれのマンホールに応じて適切なマンホール内壁切断機を選択して使用しているのが現状である。
その為、従来では、複数種類の当該マンホール内壁切断機を用意しておく必要があるので、コストが係る他、作業効率も低下すると言う問題が有った。
一方、マンホールに着脱自在に固定する支持部材に前記マンホールの径方向及び周方向に移動自在にブレードを支持させるようにして前記マンホールの内壁を切断するようにしたマンホール内壁切断機は、例えば、特開平5-202528号公報(特許文献1)や、特開2007−9644号公報(特許文献2)或は特開2007−290280号公報(特許文献3)等に見られる様に公知である。
然しながら、当該特許文献1では、当該支持部材は、当該マンホールの内部に於いて当該円筒形のコンクリート内壁部に固定されるので、当該マンホール内壁切断機の設定操作が極めて煩雑で操作効率が低いという問題があり、又特許文献2では、当該支持部材は当該マンホールのマンホール蓋受部周縁壁部の上端縁部に着脱自在に係合する様に構成されている点では、操作効率は当該特許文献1の技術よりも改善されてはいるが、ブレード保持部は、当該ブレードと当該ブレードの回転モーターとを一つの摺動部材に搭載して、適宜のシリンダーによって当該摺動部材を当該マンホール内壁に向けて進出及び退出させる構造であるので、当該ブレードの当該マンホール内壁部に対する位置が振動或は衝撃等によって、ずれたり、当該切断面が変形するなどの問題があり、又当該ブレードの寿命にも悪影響を与えている。
一方、特許文献3では、各種のマンホールに使用しえる構成を有する点では、汎用性があるものの、当該ブレードの支持構造は、当該特許文献2と同じ構造であるので、当該マンホールのコンクリート内壁面の切断部位に対して当該ブレードを安定的に維持し、且つ正確にその設定された部位を切断する事が不可能であった。
特開平5-202528号公報 特開2007−9644号公報 特開2007−290280号公報
本発明の目的は、上記した従来技術に於ける問題点を解消し、汎用性を有すると共に、当該マンホールのコンクリート内壁面を切断処理する工程の間、当該ブレードの設定位置を正確にかつ安定的に保持し、予め設定された当該マンホールのコンクリート内壁面の所定の部位を正確に切断する事が可能で、且つブレードの使用可能期間を長期化させることが可能なマンホール内壁切断機を提供するものである。
本発明に係る当該マンホール内壁切断機は、上記目的を達成するために、以下に示す様な基本的技術構成を採用するものである。
即ち、本発明に係る当該マンホール内壁切断機の第1の態様としては、マンホール内壁切断機であって、当該マンホール内壁切断機は、略円形のマンホール蓋受部周縁壁部に着脱自在に固定される支持部材と、当該支持部材と接合固定されており、当該支持部材から当該マンホール内部に向けて上下動可能に吊り下げられた、円形回転ブレードを保持するブレード保持制御部材とから構成されており、当該ブレード保持制御部は、少なくとも2枚の所定の間隔を介して互いに平行に立設配置されている垂直壁部と当該2枚の垂直壁部の上部縁同士を連結し、且つ当該支持部材の一部と接合固定されている上部連結板部とから構成された外部筐体部と、当該外部筐体部の内部に摺動可能に収納されており、少なくとも、当該マンホールの内壁部を切断するためのブレード部を回転自在に保持するブレード保持部材と当該ブレード部を回転駆動させる油圧モーターとが配置されている下部保持基板と当該下部保持基板の少なくとも両側縁部から上方に向けて、当該外部筐体部の垂直壁部と略平行に立設されている補助壁部とから構成された内部筐体部とから構成されており、且つ当該外部筐体部には、当該内部筐体部を当該外部筐体部で摺動させる内部筐体部摺動制御手段が設けられているマンホール内壁切断機であり、又、本発明に係る当該マンホール内壁切断機の第2の態様としては、略円形のマンホール蓋受部周縁壁部に着脱自在に固定される支持部材と、当該支持部材から当該マンホール内部に向けて吊り下げられた、円形回転ブレードを保持するブレード保持部材とから構成されており、当該支持部材は、当該マンホール中心部近傍の本体部から放射状に外側に延展された少なくとも3個の基板アーム部であって、当該それぞれの基板アーム部先端若しくはその近傍には、当該マンホール蓋受部周縁壁部と着脱自在に係合固定しうると共に、当該それぞれの基板アーム部の長手軸方向に摺動可能に構成された圧接部材を含む係合固定部係合を含む固定部が設けられている基板部と、当該基板上に、それぞれの当該基板アーム部から上方に延展されたそれぞれの支柱部材と係合し、かつ当該各支柱部材の軸方向に沿って、上下方向に摺動可能に構成された、補助基板とを有し、当該基板と当該補助基板のそれぞれには、当該マンホールの中心軸線と同芯状に形成された第1の開口部と第2の開口部とが形成されており、且つ当該第1及び当該第2の開口部には、1つの中空状管状筒部が同時に貫通せしめられており、当該中空状管状筒部は、当該補助基板の当該第2の開口部では、当該中空状管状筒部が回転自在に保持せしめられるが、当該基板の当該第1の開口部では、中空状管状筒部は、回転自在で且つ上下方向に摺動可能に保持せしめられており、当該中空状管状筒部の、当該補助基板の上部表面に配置される上部端部は、当該補助基板上に設けられた適宜の当該中空状管状筒部回転手段と係合して回転自在に構成されると共に、当該中空状管状筒部の当該マンホール内部に配置される下部端部は、ブレード部を保持し且つ制御するブレード保持制御部の筐体部の一部と接合固定されており、当該ブレード保持制御部は、少なくとも2枚の所定の間隔を介して互いに平行に立設配置されている垂直壁部と当該2枚の垂直壁部の上部縁同士を連結し、且つ当該支持部材の一部と接合固定されている上部連結板部とから構成された外部筐体部と、当該外部筐体部の内部に摺動可能に収納されており、少なくとも、当該マンホールの内壁部を切断するためのブレード部を回転自在に保持するブレード保持部材と当該ブレード部を回転駆動させる油圧モーターとが配置されている下部保持基板と当該下部保持基板の少なくとも両側縁部から上方に向けて、当該外部筐体部の垂直壁部と略平行に立設されている補助壁部とから構成された内部筐体部とから構成されており、然も、当該油圧モーターを駆動する為の油圧流体を供給するホースが、当該中空状管状筒部の上端部から挿入されて、当該中空状管状筒部の当該外部筐体部との接合部近傍に設けられた孔部から当該中空状管状筒部の外部へ排出された後、当該油圧モーターに接続されている事を特徴とするマンホール内壁切断機である。
本発明に係る当該マンホール内壁切断機は、上記した技術構成を採用しているので、如何なる直径を有するマンホール蓋受部周縁壁部にも当該マンホール部の外部から容易に且つ効率的に接合固定できる他、当該マンホール内部の当該コンクリート内壁の直径が異なる場合或は当該コンクリート内壁の直径が途中で変化している構造を有する場合でも極めて正確に、且つ容易に然も迅速に該コンクリート内壁の所定の部位を所定の方向に沿って切断する事が可能であるので極めて高度の汎用性を有するものである。
更に、本発明によれば、マンホール4上に固定基板11を載置した状態で、当該基板アーム部の先端若しくはその近傍に設けられた固定ボルト部と圧接駒部とからなる係合固定部の固定ボルト部を操作して当該圧接駒を動作させて固定するものであるから、該固定操作を確実に、しかも、所望位置通りに行うことができ、仮に、固定状態が緩むことがあってもマンホール内を降下したり、落下することがなく、従って、安全な装置を提供できるという優れた作用効果を奏するものである。
従って、本発明に係る当該マンホール内壁切断マンホールの補修工事を実行する企業体では、従来の様に、マンホールの種類に応じて複数種類のマンホール内壁切断機を用意する必要が無くなると同時に、ブレードが内壁切断機及びマンホール内壁に対して、各種の振動や衝撃等に対して極めて安定的に保持され、当該ブレードの位置の変位或は変形がなく、従ってブレードの破損、損傷も少なく従って、当該ブレードの使用期間も長期化することによって、当該マンホールの補修施工工事に係るコストが大幅に削減されるという作用効果も奏し得るものである。
以下に、本発明にかかる当該マンホール内壁切断機の一具体例の構成を、図面を参照しながら詳細に説明する。
即ち、図1及び図2は、本発明に係るマンホール内壁切断機1の一具体例の構成を示す図であって、図中、マンホール内壁切断機1であって、当該マンホール内壁切断機1は、略円形のマンホール蓋受部周縁壁部3に着脱自在に固定される支持部材2と、当該支持部材2から当該マンホール4の内部5に向けて吊り下げられた、円形回転ブレード6を保持するブレード保持制御部80とから構成されており、当該支持部材2は、当該マンホール4中心部近傍の本体部12から放射状に外側に延展された少なくとも3個の基板アーム部13であって、当該それぞれの基板アーム部13の先端若しくはその近傍14には、当該マンホール蓋受部周縁壁部3と着脱自在に係合固定しうると共に、当該それぞれの基板アーム部13の長手軸方向に摺動可能に構成された圧接部材を含む係合固定部15が設けられている基板部11と、当該基板部11上に、それぞれの当該基板アーム部13から上方に延展されたそれぞれの支柱部材16と係合し、かつ当該各支柱部材16の軸方向に沿って、上下方向に摺動可能に構成された、補助基板17とを有し、当該基板11と当該補助基板17のそれぞれには、当該マンホール4の中心軸線と同芯状に形成された第1の開口部18と第2の開口部19とが形成されており、且つ当該第1及び当該第2の開口部18、19には、1つの中空状管状筒部20が同時に貫通せしめられており、当該中空状管状筒部20は、当該補助基板17の当該第2の開口部19では、当該中空状管状筒部20が回転自在に保持せしめられるが、当該基板11の当該第1の開口部18では、中空状管状筒部20は、回転自在で且つ上下方向に摺動可能に保持せしめられている。
当該中空状管状筒部20の、当該補助基板17の上部表面に配置される上部端部21は、当該補助基板17上に設けられた適宜の当該中空状管状筒部回転手段22と係合して回転自在に構成されると共に、当該中空状管状筒部20の当該マンホール4内部に配置される下部端部23は、ブレード部6を保持し且つ当該ブレード部6の回転と前後方向の摺動動作を制御するブレード保持制御部80の一部と接合固定されており、当該ブレード保持制御部80は、少なくとも2枚の所定の間隔を介して互いに平行に立設配置されている垂直壁部24と当該2枚の垂直壁部24の上部縁同士を連結すると共に当該中空状管状筒部20の下端部と接合工程されている当該上部連結板部25とから構成された外部筐体部26と、当該外部筐体部26の内部に摺動可能に収納されており、少なくとも、当該マンホール4の内壁部27を切断するためのブレード部6を回転自在に保持するブレード保持部材28と当該ブレード部6を回転駆動させる油圧モーター29とが配置されている下部保持基板30と当該下部保持基板30の少なくとも両側縁部から上方に向けて、当該外部筐体部26の垂直壁部24と略平行に立設されている補助壁部31とから構成された内部筐体部32とから構成されており、然も、当該油圧モーター29を駆動する為の油圧流体を供給するホース33が、当該中空状管状筒部20の上端部21から挿入され、当該中空状管状筒部20の当該外部筐体部26との接合部近傍に設けられた孔部34から当該中空状管状筒部20の外部へ排出された後、当該油圧モーター29に接続されているマンホール内壁切断機1が示されている。
本発明に係る当該マンホール内壁切断機1の構成を更に詳細に説明するならば、先ず、本発明に於ける当該マンホール内壁切断機1の上記した支持部材2は、本発明に係る当該マンホール内壁切断機を当該マンホール蓋受部周縁壁部に着脱自在に固定すると共に、任意の直径を有する当該マンホール蓋受部周縁壁部に確実に支持固定させる事が可能であるので、当該マンホール内壁切断機1に汎用性を付与するものである。
即ち、本発明に於ける当該マンホール内壁切断機1に使用されている当該基板11から放射状に延展された基板アーム部13の先端部14に設けられた係合固定部15が、上記した当該マンホール内壁切断機1に大なる汎用性を付与する一つの要因となっている。
更に詳述するならば、図1乃至図6から明らかな通り、本発明に於ける当該マンホール内壁切断機1の一具体例に於いては、当該支持部材2を構成する当該基板11は、当該マンホール4中心部近傍の本体部12から放射状に外側に延展された少なくとも3個の基板アーム部13が形成されており、当該それぞれの基板アーム部13の先端若しくはその近傍14には、当該マンホール蓋受部周縁壁部3と着脱自在に係合固定しうると共に、当該それぞれの基板アーム部13の長手軸方向に摺動可能に構成された、例えば圧接駒41と、当該圧接駒41を、螺子機構を介して摺動させる固定ボルト部40とで構成された係合固定部15が設けられている。
当該係合固定部材15は、当該基板アーム部13の先端部14に、当該基板アーム部13の長手方向に沿って形成されている空間溝部42内に適宜の螺子を形成した回転可能なロッド部材43を回転自在に軸支させ、当該ロッド部材43の先端部で当該基板アーム部13の先端部14から突出している部分に適宜の固定ボルト40を嵌合させ、当該固定ボルト40を任意の方向に回転させる事によって、当該圧接駒41を当該基板アーム部13の長手軸方向に摺動させる事が可能となる。
係る構成によって、当該圧接駒41を直接又は間接的に当該マンホール蓋受部周縁壁部3の内壁44に圧接させてマンホール4に着脱自在に固定し、ブレード6による当該マンホール内壁部27の切断時に伴う反力を当該内壁44で受けさせるようにしたものである。
更に、本発明に於ける当該固定部材15を構成する当該圧接駒41は、例えば、その上部に内面に適宜の螺子が形成されている適宜の貫通孔部を設け、当該貫通孔部を、当該螺子を有するロッド部材43と係合させると共に、その下方部に圧接部45を突設して構成し、当該圧接部45の下部を当該基板アーム部13に形成された当該空間溝部42の上面から通じて下面側へと突出させた構成を有している。
尚、本発明に於ける当該圧接駒41の圧接部45には、例えば、複数本(実施例では3本)の圧接ネジ47を設けることも好ましい。
係る構成によって、当該圧接ネジ47の先端がマンホール4の内壁44に点接触して当該固定部材15の固定強度を増大させることができることと、当該マンホール4の内壁44が凹凸状であったとしても、当該凹凸を吸収して当該マンホール4の内壁44に対する接触を確実に行うことを意図するものであるが、圧接部45を内壁44に直接的に接触させるようにしても不都合のないことは勿論である。
当該圧接ネジ47を複数本を用いることにより、各ネジ47の、圧接駒41の圧接部45からの突出量を調節して、当該マンホール蓋受部周縁壁部内壁44の凹凸の吸収を尚一層確実に行うことができる。
本発明に於ける当該支持部材2では、各基板アーム部13に配した固定ボルト40を操作することにより、圧接駒41が当該空間溝部42に沿って前後に摺動し、当該圧接駒41の圧接部45又は圧接ネジ47が当該マンホール蓋受部周縁壁部の内壁44に圧接し、しかも、固定基板11は少くも放射状の三方において当該内壁44に圧接駒41を介して固定されるからマンホール4の当該マンホール蓋受部周縁壁部3に確実に固定され、離脱操作も固定ボルト40を緩めることにより簡単に行うことができるのである。
更に、本発明に係る当該支持部材2は、当該固定された基板11の、各基板アーム部13の長手方向(径方向)の所定の部位に、その表面にネジ部が形成された支柱部材16をそれぞれ立設し、当該支柱部材16に適宜の受支ナット51を螺合せしめておく。
一方、当該基板部11に対応する当該補助基板17は、好ましくは、当該基板部11と略相似状の形状を有するものであって、当該補助基板17は、当該マンホール4の中心部近傍の本体部60から放射状に外側に、当該基板アーム部13の延展方向に一致する方向に延展された少なくとも3個の補助基板アーム部61が形成されており、当該それぞれの補助基板アーム部61先端若しくはその近傍62には、当該支柱部材16の一方の端部が貫通する貫通孔63が設けられている。
当該補助基板アーム部61の延展長は、当該基板アーム部13の延展長よりも短く設定される事が望ましい。
従って、当該補助基板17は、3本の当該支柱部材16の先端部と当該貫通孔63で係合し、当該補助基板アーム部61面に当該支柱部材16の先端部と螺合する締付けナット52を配し、当該補助基板17は当該受支ナット51と当該締付けナット52で締付けられ(挟持され)、当該支柱部材16の縦方向の位置が適所に設定でき且つその位置で定置される。
即ち、当該補助基板17は、当該受支ナット51の当該部材16に沿う移動位置により上下位置が変わり、その変位状態位置は、当該受支ナット51と当該締付けナット52による補助基板17の締付けによって維持される。
換言するならば、当該受支ナット51により当該基板部11と所定の間隔を介して固定保持されると同時に、当該補助基板17は、当該受支ナット51の位置を変化させる事によって、当該基板部11との垂直方向の間隔を適宜調整する事が可能である。
即ち、本発明に於いては、当該ブレード部6の当該マンホール4内に於ける高さ方向の配置位置は、当該補助基板17の当該固定された基板11に対する相対的間隔を変更することによって調整する事が可能である。
又、本発明に於いては、係る構成により、例えば、当該マンホール4が、傾斜地に形成されているような場合には、本発明に係る当該マンホール内壁切断機1を係る傾斜したマンホール上に固定配置する際に、それぞれの当該支柱部材16に設けられた当該受支ナット51の位置を、それぞれの当該支柱部材16に於いて変更、調整することによって、当該マンホールの傾斜状態に合わせた当該マンホール内壁切断機1の設置状態を設定する事が可能である。
又、その逆に、当該マンホール内壁切断機1を当該水平なマンホール4の上に水平に設置固定したい場合でも、当該受支ナット51の調整操作が役に立つ。
その為に、それぞれの当該基板アーム部13の少なくとも一部に水準器103を設けておく事が望ましい。
次に、本発明に於いては、当該基板11と当該補助基板17のそれぞれには、当該マンホール4の中心軸線と同芯状に形成された第1の開口部18と第2の開口部19とが形成されており、且つ当該第1の開口部18及び当該第2の開口部19には、それぞれ適宜の中空状支持筒部50、55が取り付けられており、当該各中空状支持筒部50、55を介して当該1つの中空状管状筒部20が当該双方の開口部18、19に同時に貫通せしめられている。
一方、当該中空状管状筒部20は、当該補助基板17の当該第2の開口部19では、当該中空状管状筒部20が回転自在に保持せしめられるが、当該基板11の当該第1の開口部18では、当該中空状管状筒部20は、回転自在で、且つ上下方向に摺動可能に保持せしめられている。
具体的には、当該中空状管状筒部20の、当該補助基板17の上部表面に配置される上部端部21は、当該補助基板17上に設けられた適宜の当該中空状管状筒部回転手段22と係合して回転自在に構成されている。
即ち、当該中空状管状筒部20の当該支持筒55より突出する上端21に適宜の掛止材23を設け、当該掛止材23を当該支持筒55に受支させ、当該掛止材23は、当該補助基板17の一つの補助アーム部61に回動自在に立設した回転駆動軸53に適宜の回動伝達装置、例えば歯車と鎖等54を介して当該掛止材23の外面に形成されたラチェット歯車56と連携させ、当該回転駆動軸53をモーター等の適宜の駆動手段による駆動力或は人力で駆動する為の操作レバー(図示省略)等の操作によって回動するようにしてあり、更には、当該掛止材23に設けたラチェット歯車56とこれにかみ合う掛止爪57およびコイルスプリング(図示せず)とで成るラチェット装置(逆転防止装置)によって逆転を規制するようにしてある。
本発明に於ける上記した構成によって、後述する様に、当該ブレード部6を保持し、且つ当該ブレード部6の制御を行う当該ブレード保持制御部80を、当該マンホール部4内壁部27の少なくとも一部に於ける当該マンホール部4の中心軸線と直行する面に沿って、切断するように当該ブレード部6を当該マンホール部4内で回転させる事が可能となる。
本発明に於いて使用される当該中空状管状筒部20は、後述する様に、強固で重量のあるブレード保持機構を安定的に保持する事が要求されると同時に、その内部を油圧モーター用の流体を供給するホース類を貫通させる必要から、軽量で高強度の金属で構成されることが望ましく、又、その直径は、少なくとも60mmであることが望ましい。
又、図7乃至図10に示す様に、当該中空状管状筒部20の当該マンホール4内部に配置される下部端部23は、少なくとも2枚の所定の間隔を介して互いに平行に立設配置されている垂直壁部24と当該2枚の垂直壁部24の上部縁同士を連結する上部連結板部25とから構成された外部筐体部26と、当該外部筐体部26の内部に摺動可能に収納されており、少なくとも、当該マンホール4の内壁部27を切断するためのブレード部6を回転自在に保持するブレード保持部材28と当該ブレード部6を回転駆動させる油圧モーター29とが配置されている下部保持基板30と当該下部保持基板30の少なくとも両側縁部から上方に向けて、当該外部筐体部26の垂直壁部24と略平行に立設されている補助壁部31とから構成された内部筐体部32とから構成された、ブレード保持制御部80と接合固定されており、より具体的には、当該中空状管状筒部20の下部端部23は、当該外部筐体部26の当該上部連結板部25と接合固定されている。
本発明に於ける更なる特徴は、当該油圧モーター29を駆動する為の油圧流体を供給するホース33が、当該中空状管状筒部20の上端部21から挿入され、当該中空状管状筒部20の内部を通過して、当該中空状管状筒部20の当該外部筐体部26との接合部近傍に設けられた孔部34から当該中空状管状筒部20の外部へ排出された後、当該油圧モーター29に接続されているものである。
係る構成によって、当該マンホール内壁切断機1は、如何なる方向に回転せしめられたとしても、当該ホースが当該モーター29や、ブレード部に絡みつく事がなく、効率的に切断操作を実行する事が可能となる。
本発明に於ける当該ブレード保持制御部80の当該外部筐体部26と内部筐体部32の構成について、図7乃至図10を参照して詳細に説明する。
即ち、図8及び図9の断面図から明らかな様に、本発明に使用される当該ブレード保持制御部80を構成する筐体部の内の当該外部筐体部26は、少なくとも2枚の所定の間隔を介して互いに平行に立設配置されている垂直壁部24、24と当該2枚の垂直壁部24の上部縁同士を連結する上部連結板部25とから構成されており、その断面形状は、少なくとも逆U字型を呈しているが、必ずしも逆U字型に特定されるものではなく、下端面が閉鎖されたロの字を呈しているものであってもよい。
然しながら、後述する様に、当該内部筐体部32に設けられた当該ブレード部6を当該外部筐体部26内で摺動させる為には、当該外部筐体部26の下端部は、開放されている事が望ましい。
当該外部筐体部26の各寸法は特に特定されるものではないが、複数種類のマンホール4に汎用的に使用されるように構成する必要から、現在一般的に使用されてマンホールの内で、最も直径が小さいマンホール4の内部で可動できる寸法に設定しておく事が望ましい。
一例を挙げるならば、例えば、幅270mm、高さ157mm、長さ350mmとしてもよい。
本発明に於ける当該外部筐体部26は、当該中空状管状筒部20と強固に接合され、且つブレード部6を摺動自在に保持すると共に、当該ブレード部6の作動位置を正確に維持すると共に、作動中の振動や衝撃によって当該ブレード部6が振動したり、その位置が変化したりする事を完全に防止する必要があることから、比較的軽量であるが、高度の強度、剛性を有する金属でがっしりとした筐体として構成されることが望ましい。
本発明に於いては、当該中空状管状筒部20と当該外部筐体部26の当該上部連結板部25との接合は、特に限定されるものではないが、好ましくは、当該中空状管状筒部20と当該外部筐体部26との配置位置関係が当該マンホール内壁切断機1の操作中に変形したり、捩れたり、或は振動する事が無いように、強固に且つ堅固に接続されるような構成を採用する事が望ましい。
その為、本発明に於いては、当該外部筐体部26と当該内部筐体部32は何れも極めて精度良く成型加工され、且つ仕上げ加工されていることが望ましく、当該両者の相互接触部或いは摺動部は、実質的な誤差の無いレベルに仕上げられている事が好ましい。
係る構成によって、当該両者の接合部、或いは相互対向部は、相互に、がたが生じない様な状態を形成している事が好ましい。
更に好ましくは、当該接続構造部に適宜の制振材料を併用する事も可能である。
又、その為に当該外部筐体部26の側壁部24や上部連結板部25の厚みも適宜調整されるものであるが、当該重さと厚みとの調整に際しては、図示の通り、当該側壁部24の一部に適宜の空間部、孔部、凹み部や切り込み部を形成する事も可能である。
又、当該外部筐体部26と当該中空状管状筒部20との固定部位は、必ずしも当該上部連結板部25の中央である必要はなく、当該外部筐体部26の当該上部連結板部25の長手方向に沿って、何れかの端部に向けて中心部から変位させる事も可能である。
一方、当該内部筐体部32は、当該外部筐体部26の内部に摺動可能に収納される様に構成されており、少なくとも、当該マンホール4の内壁部27を切断するためのブレード部6を回転自在に保持するブレード保持部材28と当該ブレード部6を回転駆動させる油圧モーター29とが配置されている下部保持基板30と当該下部保持基板30の少なくとも当該内部筐体部32の長手方向に沿った両側縁部81,82から上方に向けて、当該外部筐体部26の垂直壁部24と略平行に立設されている補助壁部31、31とから構成されている。
つまり、当該内部筐体部32は、当該外部筐体部26に対しては逆の断面形状であるU字型を呈しているが、必ずしもU字型に特定されるものではなく、上端面が閉鎖されたロの字を呈しているものであってもよい。
然しながら、後述する様に、当該内部筐体部32に設けられた当該モーター29に油圧ホースを接続させた状態で当該内部筐体部32を当該外部筐体部26内を摺動させる必要があることから、当該内部筐体部32の上端部は、開放されている事が望ましい。
当該内部筐体部32の各寸法も特に特定されるものではないが、上記した外部筐体部26寸法に合わせて、当該内部筐体部32が当該外部筐体部26内を自由に摺動しうる寸法に設定しておく事が望ましい。
一例を挙げるならば、例えば、幅234mm、高さ129.5mm、長さ320mmとしてもよい。
更に、当該内部筐体部32は、その下端部を構成する当該ブレード保持部材28の両端縁部83、84が、当該外部筐体部26の当該側壁部24の下端部に形成された適宜の摺動支持部材85、86と適宜の摺動補助手段、例えば、ボール或はコロ式ベアリング、磁気ベアリング、流体ベアリング等を介して、精密な精度で摺動自在に接合されているものである。
当該内部筐体部32の材質も当該外部筐体部26の材質と同じものであっても良い。
一方、当該外部筐体部26と当該内部筐体部32との摺動動作を積極的に実行する為の機構としては、特に限定されるものではないが、一具体例としては、例えば、図7乃至図9に示される様に、当該内部筐体部32の当該補助壁部31、31の上端部90に適宜のラック部91を形成し、一方、当該外部筐体部26の当該上部連結板部25の当該内部筐体部32の当該補助壁部31、31の上端部90に対応する部位に適宜のスリット部96を設け、当該スリット部96に、適宜のピニオン部93を嵌入させて当該ラック部91と係合せしめ、当該ピニオン部93を、適宜の回転操作部94の回転駆動動作を適宜の回転伝達手段95(例えば、カム、ギア、チェイン等の駆動伝達手段)を介して回転させる事によって、当該内部筐体部32は、その長手方向に前後に適宜の距離だけ摺動する事が可能となる。
本発明に於ける当該回転操作部94は、手動により駆動されてもよく、又モーター等により自動的に駆動されるものであってもよい。
本発明に於ける当該内部筐体部32の摺動移動距離は、特に限定されるものではないが、現存する最大の直径を有するマンホール4の当該直径と使用可能なブレード部の直径との組み合わせて任意に決定する事は可能である。
本発明に於ける当該内部筐体部32の当該下部保持基板30に搭載される当該ブレード部6の回転用モーターは、当該マンホール内壁切断機1が水の存在下で使用されることが多い事から、油圧式モーターである事が必要である。
一方、当該下部保持基板30に搭載される当該ブレード保持部材28は、適宜のベアリングを含む軸保持機能を有するものであれば如何なる公知の軸保持部材でも使用可能である。
又、当該ブレード部6と当該油圧モーターとの連結は、公知の如何なる回転伝導手段でも使用可能であり、図7の具体例では、チェイン或はベルトが使用されている。
図7の具体例に示す様に、本発明に於ける当該マンホール内壁切断機1に有っては、当該マンホール内壁切断機1の初期の状態に於いて、当該油圧モーターの位置が、当該外部筐体部26の当該上部連結板部25の端部に近い部位に配置されている当該中空状管状筒部20の近傍位置に配置されている。
一方、本発明に於いては、当該油圧モーター29を駆動する為の油圧流体を供給するホース33が、当該中空状管状筒部20の上端部21から挿入され、当該中空状管状筒部20の内部を通過した後、当該外部筐体部26との接合部近傍に設けられた孔部34から当該中空状管状筒部20の外部へ排出され、その後当該油圧モーター29に接続されていることが望ましい。
係る構成を採用する事によって、当該ホース33が、当該マンホール内壁切断機1の主要部分から消えてなくなり、外観がすっきりすると共に、操作が容易となり、且つ当該ブレード部6が旋回動作をする間、邪魔になることもないので、操作がスムーズで効率的に作業が実行される。
即ち、本発明に於いては、当該内部筐体部32が当該外部筐体部26内から摺動自在に突出、退出する事が出来るので、油圧駆動モーター29で回動する当該ブレード部6が前記マンホール4の径方向すなわち内壁27に対して進退自在に移動する事が可能となる。
然も、本発明に於いては、ブレード部6を回転自在に保持する当該内部筐体部32が、二重のボックス型筐体部で構成されているので、当該ブレード部保持制御部80自体が変形の起こりにくい構成を有している上に、当該内部筐体部32が、精度良く、当該外部筐体部26の内部で変動が実質的に生じない状態で摺動することから、当該マンホール4の内壁部27に対して絶えず安定した位置に維持されるよう保持されると同時に、当該マンホール内壁切断機1が作動中であっても、当該ブレード部6は、当該マンホール内壁切断機1の振動や衝撃等に影響されることなく、精密に一定の設定された部位で高速回転を継続する事が可能であり、更には、当該ブレード部が当該マンホール4内で旋回する際にも、当該ブレード部6の設定位置には全く狂いがなく安定した位置を維持する事が可能であるから、操作効率は向上する外、切断されたコンクリートの切断面も一定の形状で良好に仕上がり、その後の作業にも好影響を与える他、ブレードの破損が著しく減少するので、当該ブレードの寿命が長期化でき、コスト削減の効果もある。
更に、本発明に係る当該ブレード部6は、当該内部筐体部32に取り付けられており、然も当該内部筐体部32は、ラック・ピニオン機構によって、駆動されるので、その移動位置が微細に且つ正確に設定できる他、当該ブレード部6の押し出し力、つまり当該ブレード部6がコンクリート内壁に当接する圧力を従来のシステムに比べて格段に向上させることが可能であるので、当該コンクリート内壁の切断操作も正確で且つ効率的に然も短時間で実行する事も可能である。
上記の説明から明らかな通り、本発明に係る当該マンホール内壁切断機1を、例えば、適宜のマンホール4内に、適宜の吊り下げ手段を使用して、当該中空状管状筒部20の下部側に固定されている当該ブレード保持制御部80を係止するようにして、当該支持部2の固定基板11を当該マンホール4のマンホール蓋受部周縁壁部3上に載置し、当該固定ネジ40を操作して圧接駒41を移動させて、上記の通り、当該マンホール内壁切断機1を当該マンホール蓋受部周縁壁部3上に固定し、次いで、当該各支柱部材16に設けられた当該受支ナット51を任意の方向に回転させて、当該ブレード保持制御部80に設けられた当該ブレード部6を予め設定された切断位置に正確に配置する。
その後、当該ブレード保持制御部80に設けられた当該回転操作部94を操作して当該ラック・ピニオン機構91、93を駆動させて、当該ブレード部6の先端部を当該マンホール4のコンクリート製の内壁部に接触させると同時に当該油圧モーター29の回転を始動させ、当該コンクリート製内壁部の切断を開始し、徐々に当該ブレードの先端部の位置を当該回転操作部94を操作しながら当該コンクリート製内壁部内に侵入させ、当該ブレード部6の該切断時位置を維持する。
その後、当該補助基板17上に設けられた当該回動伝達装置53を適宜の方向に回転させることによって、当該ブレード保持制御部80を、当該中空状管状筒部20を中心に当該マンホール4内で旋回回動させ、それによって、当該ブレード部6を当該マンホール4の内壁面27に沿って、当該マンホール4の中心軸と直交する面内で移動させる。
係る操作を継続中に、当該ブレード部6は、更に当該ブレード保持制御部80から外方に徐々に突出させる操作も継続させ、当該ブレード部6の先端部分が、予め設定されている所定の深さまで、つまり当該コンクリート製内壁部の厚み方向に所定の長さまで突出させる事になる。
本発明に於いては、当該コンクリート製内壁部内にボルトが含まれている場合でも、当該ボルトも切断する様に、ブレード部6の材質或は刃の形状を選択し設定する事が望ましい。
上記作業によって、当該マンホール内壁部の切断作業が完了すると、当該油圧モーター29等を停止させ、当該固定ネジ40や当該内部筐体部32等の各部を原位置に復帰させることにより、当該マンホール内壁切断機1をマンホール4より取り外して切断作業を終了する。
尚、本発明に係る当該マンホール内壁切断機1に於いては、図1或は図3に示す様に、当該支持部材2の当該基板11の適宜の部位に、複数個の吊り下げ用フック部(図示せず)と嵌合するフック受け部101が設けられている事が望ましい。
更に、本発明に於いては、当該ブレード保持制御部80を当該マンホール4の内部の所定の部位に設定する為に、当該受支ナット51を手動若しくは適宜の自動回転手段を用いて回転する方法が採用されているが、その位置調整操作に時間が掛かり、又当該位置調整範囲も限定される状態にあるので、図11に示す様に、当該マンホール蓋受部周縁壁部3の上面に当該マンホール蓋受部周縁壁部3と略同一の直径を有し、適宜の高さを持ち、且つ当該マンホール蓋受部周縁壁部の上縁部と着脱自在に接合固定される円筒状筒体或は截頭円錐形状を有する筒体を補助治具102として別途用意しておき、必要な場合には、当該補助治具102を当該マンホール蓋受部周縁壁部3上に搭載させて、当該マンホール内壁切断機1を当該補助治具102上に固定させる事も可能である。
当該補助治具102の直径は、既存のマンホール4に使用されるマンホール蓋受部周縁壁部3に合わせて複数種類を容易する事が望ましく、又当該補助治具102の高さは、任意であるが、予め複数種類の高さを持った当該補助治具102を用意しておくことが望ましい。
即ち、本発明に於いては、当該ブレード保持制御部80を当該マンホール4の内部の所定の部位に設定する為に、先ず主位置調整を当該治具102を使用して、当該ブレードの位置を所望の設定位置の近傍に位置する様に調整し、その後、当該支持部材の位置調整手段を使用して微調整操作を行う様にすることで、当該ブレードの位置を短時間で効率よく設定する事が出来る。
図1は、本発明に係るマンホール内壁切断機の一具体例の構成を説明する断面図である。 図2は、本発明に係るマンホール内壁切断機の一具体例の構成を説明する拡大断面図である。 図3は、本発明に係る支持部材に使用される基板部の一具体例の構成を示す平面図である。 図4は、本発明に係る支持部材に使用される補助基板部の一具体例の構成を示す平面図である。 図5は、本発明に係る支持部材に於ける、補助基板部と中空状管状筒部との係合状態を示す断面図である。 図6は、本発明に於ける、基板部と補助基板部との配置関係を説明する平面図である。 図7は、本発明に係るブレード保持制御部の一具体例の構成を示す側面図である。 図8は、本発明に係るブレード保持制御部の一具体例の構成を示す断面図である。 図9は、本発明に係るブレード保持制御部の一具体例の構成を示す断面図である。 図10は、本発明に係るブレード保持制御部の一具体例の構成を示す平面図である。 図11は、本発明に係る補助治具の一具体例の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 マンホール内壁切断機
2 支持部材
3 マンホール蓋受部周縁壁部
4 マンホール
5 マンホール内部
6 ブレード部
11 基板部
12 本体部
13 基板アーム部
14 基板アーム部の先端若しくはその近傍部
15 係合固定部
16 支柱部材
17 補助基板
18 第1の開口部
19 第2の開口部
20 中空状管状筒部
21 中空状管状筒部の上部端部
22 中空状管状筒部回転手段
23 掛止材
24 垂直壁部
25 上部連結板部
26 外部筐体部
27 マンホールの内壁部
28 ブレード保持部材
29 油圧モーター
30 下部保持基板
31 補助壁部
32 内部筐体部
33 ホース
35 中空状管状筒部の下部端部
40 固定ボルト部
41 圧接駒
42 空間溝部
43 ロッド部材
44 マンホール蓋受部周縁壁部の内壁
45 圧接部
50 中空状支持筒部
51 受支ナット
55 中空状支持筒部
52 締付けナット
53 回転駆動軸
54 回動伝達装置
56 ラチェット歯車
57 掛止爪
60 補助基板の本体部
61 補助基板アーム部
63 貫通孔
80 ブレード保持制御部
83、84 ブレード保持部材の両端縁部
85、86 摺動支持部材
90 補助壁部の上端部
91 ラック部
93 ピニオン部
94 回動操作部
95 回転伝達手段
96 スリット部
101 フック受け部
102 補助治具
103 水準器

Claims (9)

  1. マンホール内壁切断機であって、当該マンホール内壁切断機は、
    略円形のマンホール蓋受部周縁壁部に着脱自在に固定される支持部材と、
    当該支持部材と接合固定されており、当該支持部材から当該マンホール内部に向けて上下動可能に吊り下げられた、円形回転ブレードを保持するブレード保持制御部材とから構成されており、
    当該ブレード保持制御部材は、少なくとも2枚の所定の間隔を介して互いに平行に立設配置されている垂直壁部と当該2枚の垂直壁部の上部縁同士を連結し、且つ当該支持部材の一部と接合固定されている上部連結板部とから構成された外部筐体部と、
    当該外部筐体部の内部に摺動可能に収納されており、少なくとも、当該マンホールの内壁部を切断するためのブレード部を回転自在に保持するブレード保持部材と当該ブレード部を回転駆動させる油圧モーターとが配置されている下部保持基板と当該下部保持基板の少なくとも両側縁部から上方に向けて、当該外部筐体部の垂直壁部と略平行に立設されている補助壁部とから構成された内部筐体部とから構成されており、且つ当該外部筐体部には、当該内部筐体部を当該外部筐体部で摺動させる内部筐体部摺動制御手段が設けられており、更に、当該外部筐体部の下端部と当該内部筐体部の下端部とが相互に摺動可能に接合されており、且つ当該内部筐体部摺動制御手段は、当該内部筐体部の当該垂直壁部の上端縁部にラック構造部が設けられ、当該外部筐体部の上部連結部に於ける当該内部筐体部の当該垂直壁部の上端縁部の位置と対応する部位に設けられた、所定幅で所定の長さを持つスリット部を介して、当該ラック構造部と噛み合うピニオン構造部が設けられており、当該ピニオン構造部は、適宜の回転駆動機構に従って回転せしめられる様に構成されている事を特徴とするマンホール内壁切断機。
  2. マンホール内壁切断機であって、当該マンホール内壁切断機は、
    略円形のマンホール蓋受部周縁壁部に着脱自在に固定される支持部材と、
    当該支持部材から当該マンホール内部に向けて吊り下げられた、円形回転ブレードを保持するブレード保持制御部材とから構成されており、
    当該支持部材は、当該マンホール中心部近傍の本体部から放射状に外側に延展された少なくとも3個の基板アーム部であって、当該それぞれの基板アーム部先端若しくはその近傍には、当該マンホール蓋受部周縁壁部と着脱自在に係合固定しうると共に、当該それぞれの基板アーム部の長手軸方向に摺動可能に構成された圧接部材を含む係合固定部が設けられている基板部と、
    当該基板部上に、それぞれの当該基板アーム部から上方に延展されたそれぞれの支柱部材と係合し、かつ当該各支柱部材の軸方向に沿って、上下方向に摺動可能に構成された、補助基板とを有し、
    当該基板部と当該補助基板のそれぞれには、当該マンホールの中心軸線と同芯状に形成された第1の開口部と第2の開口部とが形成されており、且つ当該第1及び当該第2の開口部には、1つの中空状管状筒部が同時に貫通せしめられており、当該中空状管状筒部は、当該補助基板の当該第2の開口部では、当該中空状管状筒部が回転自在に保持せしめられるが、当該基板の当該第1の開口部では、中空状管状筒部は、回転自在で且つ上下方向に摺動可能に保持せしめられており、
    当該中空状管状筒部の、当該補助基板の上部表面に配置される上部端部は、当該補助基板上に設けられた適宜の当該中空状管状筒部回転手段と係合して回転自在に構成されると共に、当該中空状管状筒部の当該マンホール内部に配置される下部端部は、ブレード部を保持し且つ制御するブレード保持制御部の筐体部の一部と接合固定されており、
    当該ブレード保持制御部は、少なくとも2枚の所定の間隔を介して互いに平行に立設配置されている垂直壁部と当該2枚の垂直壁部の上部縁同士を連結すると共に当該支持制御部材の当該中空状管状筒部の下端部の少なくとも一部と接合固定されている上部連結板部とから構成された外部筐体部と、
    当該外部筐体部の内部に摺動可能に収納されており、少なくとも、当該マンホールの内壁部を切断するためのブレード部を回転自在に保持するブレード保持部材と当該ブレード部を回転駆動させる油圧モーターとが配置されている下部保持基板と当該下部保持基板の少なくとも両側縁部から上方に向けて、当該外部筐体部の垂直壁部と略平行に立設されている補助壁部とから構成された内部筐体部とから構成されており、
    然も、当該油圧モーターを駆動する為の油圧流体を供給するホースが、当該中空状管状筒部の上端部から挿入されて、当該中空状管状筒部の当該外部筐体部との接合部近傍に設けられた孔部から当該中空状管状筒部の外部へ排出された後、当該油圧モーターに接続されているマンホール内壁切断機であって、当該マンホール内壁切断機は、更に、当該外部筐体部の下端部と当該内部筐体部の下端部とが相互に摺動可能に接合されており、且つ当該内部筐体部の当該垂直壁部の上端縁部にラック構造部が設けられ、当該外部筐体部の上部連結部に於ける当該内部筐体部の当該垂直壁部の上端縁部の位置と対応する部位に設けられた、所定幅で所定の長さを持つスリット部を介して、当該ラック構造部と噛み合うピニオン構造部が設けられており、当該ピニオン構造部は、適宜の回転駆動機構に従って回転せしめられる様に構成されている事を特徴とするマンホール内壁切断機。
  3. 当該回転駆動機構は手動又は自動的に当該ピニオン構造部を正逆方向に回転させる機構を有している事を特徴とする請求項1又は2に記載のマンホール内壁切断機
  4. 当該中空状管状筒部は、当該補助基板上に突出している当該中空状管状筒部の一部に、ギア部が嵌合固定されており、当該ギア部は、所定の歯車列を介して、当該補助基板上に設けられた、手動若しくは自動による中空状管状筒部回転操作部と連結されており、且つ当該ギア部は、更に当該中空状管状筒部の逆回転防止手段と係合している事を特徴とする請求項2又は3に記載のマンホール内壁切断機。
  5. 当該基板アーム部の少なくとも一部には、吊り下げ用フック部と嵌合するフック受け部が設けられている事を特徴とする請求項2又は4に記載のマンホール内壁切断機。
  6. 当該基板アーム部のそれぞれに或は当該補助基板に水準器が設けられている事を特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載のマンホール内壁切断機。
  7. 当該ブレードの当該マンホール内に於ける高さ方向の配置位置は、当該補助基板の当該固定された基板との相対的間隔を変更することによって調整する事が可能な様に構成されている事を特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載のマンホール内壁切断機
  8. 当該ブレード保持制御部は、当該支持部材に設けられた当該中空状管状筒部回転操作部の操作により当該マンホール部内を当該内壁部に沿って旋回せしめられると共に、当該ブレード部を、当該マンホール部内壁部の少なくとも一部に於ける当該マンホール部の中心軸線と直行する面に沿って、切断するように当該マンホール部内で回転させると共に、当該マンホール部内をその直径方向に沿って前後進させる機能を有するものである事を特徴とする請求項2乃至7の何れかに記載のマンホール内壁切断機
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載のマンホール内壁切断機に使用される治具であって、当該マンホール蓋受部周縁壁部の上端縁部に着脱自在に係合すると共に、その上端縁部に当該支持部材を固定せしめる事が可能な、当該マンホール蓋受部の直径と略同一で、所定の高さを有する円筒形状若しくは截頭円錐形状を有するマンホール内壁切断機用治具

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