JP3199677U - ドラム洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄パイプを軸方向にミキサ車のドラム内に挿入し、該洗浄パイプに設けられた噴射ノゾルから洗浄液を噴射させることによって前記ドラム内の洗浄を行うドラム洗浄装置であって、ミキサ車を正確な位置に駐車することなく、ドラム内を効率的に洗浄可能なドラム洗浄装置を提供する。【解決手段】ドラム洗浄装置1は、左右一対のサイドフレーム2と、サイドフレーム2の上端部間に架設されたルーフフレーム3との備え、背断面視でゲート部を成形している。このゲート部内には、駐車されたミキサ車81のドラム82を洗浄装置する洗浄部8が設けられている。洗浄部8は、一直線状に形成され且つ自身の軸方向に伸縮する洗浄パイプ9と、洗浄パイプ9の先端部に設けられた洗浄ノズルと、この洗浄ノズル付きの洗浄パイプ9を、ルーフフレーム3側に吊下げ支持する支持装置12とを備えている。【選択図】図2

Description

本考案は、洗浄パイプをミキサ車のドラム内に挿入し、該洗浄パイプに設けられた噴射ノゾルから洗浄液を噴射させることによって前記ドラム内の洗浄を行うドラム洗浄装置に関する。
洗浄パイプをミキサ車のドラム内に挿入し、該洗浄パイプに設けられた噴射ノゾルから洗浄液を噴射させることによって前記ドラム内の洗浄を行うドラム洗浄装置であって、洗浄液を噴射する噴射ノズルが設けられ且つ一直線状に延びる洗浄パイプと、前記噴射ノゾルを洗浄パイプの軸方向に沿って進退させる進退機構とを備え、この噴射ノズルの洗浄パイプ軸方向への進退によって、ドラム内全体を洗浄するドラム洗浄装置が公知になっている(例えば、特許文献1を参照。)。
実用新案登録第3026147号公報
上記文献のドラム洗浄装置では、ドラム回転軸心が洗浄パイプの向きに対して適切な方向を向くようにミキサ車を正確に駐車することが前提となっており、仮に、ドラム回転軸心が、平面視で、洗浄パイプに対して傾いた状態で、ミキサ車を駐車させた場合、その傾き具合によっては、洗浄パイプの軸方向に沿って進退する噴射ノズルでは、ドラム内を効率的に洗浄できないケースがあり、ミキサ車を正確な位置に駐車する必要性が高い。
本考案は、洗浄パイプを軸方向にミキサ車のドラム内に挿入し、該洗浄パイプに設けられた噴射ノゾルから洗浄液を噴射させることによって前記ドラム内の洗浄を行うドラム洗浄装置であって、ミキサ車を正確な位置に駐車することなく、ドラム内を効率的に洗浄可能なドラム洗浄装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、洗浄パイプをミキサ車のドラム内に挿入し、該洗浄パイプに設けられた噴射ノズルから洗浄液を噴射させることによって前記ドラム内の洗浄を行うドラム洗浄装置であって、洗浄液を噴射する噴射ノズルが設けられ且つ一直線状に延びる洗浄パイプと、前記噴射ノズルを洗浄パイプの軸方向に沿って進退させる進退機構と、前記洗浄パイプのドラム回転軸心に対する平面視での相対的な傾斜角度を調整する傾斜角度調整機構とを備えたことを特徴とする。
前記噴射ノズルは、上記洗浄パイプの先端側に配設され、前記進退機構は、洗浄パイプを伸縮させる伸縮機構を有するものとしてもよい。
前記洗浄パイプは、基端側から先端側に向かって下方傾斜した姿勢で支持することにより、該洗浄パイプを自重によって伸長作動させるものとしてもよい。
前記洗浄パイプは、同一軸心上に配置された複数の異径の筒状部材を有し、径の最も近い筒状部材同士を順次連結して前記伸縮機構を構成するにあたり、大径の筒状部材の内周に、小径の筒状部材の外周を、軸方向に移動可能に挿入したものとしてもよい。
大径の筒状部材の内周面側に挿入されて連結された小径の筒状部材の外周面と、該内周面との少なくとも何れか一方の面に、伸縮時に、他方の面に付着した付着物を除去するスクレーパを設けたものとしてもよい。
前記洗浄パイプを平面視で自身の軸方向に沿って移動させる軸方向移動機構を、上記伸縮機構とは別に設けたものとしてもよい。
前記噴射ノズルは、洗浄パイプの軸心に対して交差する方向に洗浄液を噴射するように構成されたものとしてもよい。
前記噴射ノズルは、洗浄パイプの軸心に対して直交する2方向に洗浄液を噴射するように構成され、該2つの噴射方向は、洗浄パイプの軸心に対して対称な方向に設定されたものとしてもよい。
前記水平傾斜角度調整機構は、ドラム回転軸心に対して交差する方向に移動する前後複数の移動体と、該前後の移動体に係合された単一の支持体とを有し、該支持体側には洗浄パイプが支持されたものとしてもよい。
ミキサ車の側面位置を検出する接触センサを、前後に配置された少なくとも2つの移動体にそれぞれ設けたものとしてもよい。
上記構成によれば、洗浄パイプに対してドラム回転軸心の向きがずれた状態で、ミキサ車を駐車させた場合でも、上記ずれを傾斜角度調整機構によって是正することが可能であり、これによって、ドラム内を効率的に洗浄することが可能になるため、ドラム内を効率的に洗浄するにあたって、ミキサ車を正確な位置に駐車する必要性は低くなる。
本発明を適用したドラム洗浄装置の構成を、一部を省略して示す平面図である。 本発明を適用したドラム洗浄装置の構成を、一部を省略して示す側面図である。 本発明を適用したドラム洗浄装置の構成を、一部を省略して示す背面図である。 洗浄パイプ及び噴射ノゾルの構成を示す側面図である。 (A)は上下位置調整の手段を示す側面図であり、(B)は軸方向位置調整の手段を示す側面図である。 本ドラム洗浄装置の制御構成を示すブラック図である。 洗浄パイプ及び噴射ノズルの位置合せの処理手順を示すフロー図である。 洗浄作業の手順を示すフロー図である。
図1乃至図3は、本発明を適用したドラム洗浄装置の構成を、一部を省略して示す平面図、側面図及び背面図である。図示するドラム洗浄装置1は、左右一対のサイドフレーム2,2と、サイドフレーム2,2の上端部間に架設されたルーフフレーム3との備え、背断面視でゲート部1aを成形している。
一方、ミキサ車81の車台81a上には、生コンが収容可能なドラム82を後方斜め上方に傾けた姿勢で回転自在に支持し、該ドラム82の後端部には、上方側に開放するホッパ83が設置され、ホッパ83の下方には、ドラム82内の生コンを側方に排出するシュータ84が設置されている。このミキサ車81の後半部分(ドラム82の大部分)が、上記ドラム洗浄装置1のゲート部1a内に挿入されるように、バックで駐車され、この状態で、ドラム82内の洗浄を行う。
上記左右の各サイドフレーム2は、前後方向に並べられた複数の上下方向の支柱4と、この前後に並列された支柱4の間に架設される前後方向の連結フレーム6とを有している。
ルーフフレーム3は、左右のサイドフレーム2,2の上端部間に架設された左右方向の横フレーム7を、前後方向に複数並べることによって、構成されている。
このゲート部1a内には、上記した状態で駐車されたミキサ車81のドラム82を洗浄装置する洗浄部8が設けられている。洗浄部8は、一直線状に形成され且つ自身の軸方向に伸縮する洗浄パイプ9と、洗浄パイプ9の先端部に設けられた洗浄ノズル11(図4参照)と、この洗浄ノズル11付きの洗浄パイプ9を、ルーフフレーム3側に吊下げ支持する支持装置12とを備えている。
支持装置12は、ルーフフレーム3上に支持され且つ前述した状態で駐車されたミキサ車81のドラム82の回転軸心Sに対して左右傾斜可能且つ左右動可能に可動し且つ前後方向に延びる左右可動体(支持体)13と、該左右可動体13側に昇降可能に吊下げ支持された昇降体14と、該昇降体14側に支持され且つ上記左右可動体13の全長方向に移動可能な全長方向移動体16とを備えている。この全長方向移動体16には、支持フレーム17を介して、上述した洗浄パイプ9が、前方斜め下方に傾斜した姿勢で取付支持されている。
上記左右可動体13は、平行に並べられた一対のメインフレーム18,18と、該一対のメインフレーム18,18の前端部と中途部と後端部とをそれぞれ連結して固定する複数の連結プレート19とを有している。
左右のサイドフレーム2,2の前端部間と、中途部間と、後端部間とには、左右方向の支持レール21にそれぞれ架設され、各支持レール21上に、軸方向(左右方向)にスライド移動可能にスライド移動体(移動体)22が支持され、この前後複数のスライド移動体22に、前記単一の左右可動体13が挿通状態で係合され、これによって、該左右可動体13が全支持レール21に跨った状態で支持される。
具体的には、左右可動体13を、各スライド移動体22に左右回動可能な状態で且つ軸方向に移動可能な状態で挿通するとともに、前端側及び後端側のスライド移動体22からの左右可動体13の抜け止を行うか、或いは、左右可動体13を、1つのスライド移動体22に、左右回動可能に連結して軸方向への移動は規制(禁止)し、残りの2つのスライド移動体22に対しては、左右回動可能な状態で軸方向に移動可能に挿通する。
ちなみに、図示する例では、後者の手段が採用され、左右可動体13が、中途部の左右スライド22体に対して、左右回動可能に連結され、軸方向への移動が移動される。
そして、3つのスライド移動体22の内、2つのスライド移動体(駆動側スライド移動体)22Aの左右スライド位置を決定すれば、それに伴って、残りのスライド移動体(従動側スライド移動体)22Bも所定位置にスライド移動する。これによって、左右可動体13のサイドフレーム2,2及びルーフフレーム3(ミキサ車81,ドラム82)に対する相対的な左右傾斜角度及び左右位置が決定される。
なお、上記構成により、スライド移動体22及び支持レール21は、少なくとも2組設ければ、上記機能は実現できるが、安定して支持するという観点から、本例のように、3組以上設けることも可能である。
また、上記駆動側スライド移動体22Aを支持する各支持レール21の一方側端部には、該駆動側スライド移動体22Aをスライド移動させる油圧式又は電動式の左右移動用シリンダ(アクチュエータ)23を設けるとともに、他方寄り部分からは、下方に向かって検出杆24を吊下げ支持する。
この検出杆24の上端部は、前記支持レール21側に臨む連結ロッド26等を介して、該支持レール21上に支持された駆動側スライド移動体22Aに連結され、その下部の左右内側には、接触センサ27が設置されている。接触センサ27は、左右内側に向かって下方傾斜した姿勢になるように弾性付勢され且つ該姿勢から左右外側に揺動可能な検出アーム27aを有し、この検出アーム27aが上記弾性力に抗して、左右外側に揺動されると、ONからOFF、或いはOFFからON作動し、このON・OFFの切換によって、接触を検知する。
そして、この前後の左右移動用シリンダ23を伸長させ、各駆動側スライド移動体22A及び検出杆24を、該左右移動用シリンダ23から最も離間した位置に変位させると、各検出杆24が、上記左右移動用シリンダ23と反対側に位置するサイドフレーム2側に位置した状態になり、この状態で、ミキサ車81を上記した状態になるように後ろ向き駐車させる。
続けて、前後の各左右移動用シリンダ23を縮小させると、前後の接触センサ27が接触作動する位置まで、検出杆24がミキサ車81の側面に近接する。この接触センサ27の接触検出によって、該接触センサ27側の検出杆24を左右動させる左右移動用シリンダ23の縮小作動が停止され、これに伴って、該左右移動用シリンダ23によって左右スライド移動する駆動側スライド移動体22Aが、平面視で、ドラム82の回転軸心S上に位置して停止する。
言換えると、平面視で、検出杆24が上記駐車状態のミキサ車81の側面に近接した際に、スライド移動体22が、ドラム82の回転軸心S上に位置するように、該スライド移動体22が配置構成されている。
このようにして、前後の駆動側スライド移動体22A,22Aを、接触センサ27の検出によって、平面視で、ドラム82の回転軸心S上に位置させると、それに伴って、従動側スライド移動体22Bも、平面視で、ドラム82の回転軸心S上までスライド移動し、これによって、左右可動体13の全長方向が、平面視で、ミキサ車81のドラム82の回転軸心Sに沿う状態(具体的には、平行な状態)になるとともに、その左右位置が、平面視で、上記回転軸心Sと近接又は一致(図示する例では一致)する。
すなわち、左右移動用シリンダ23、支持レール21及びスライド移動体22は、左右傾斜角度及び左右位置を調整する調整機構を構成し、前後の接触センサ27,27は、ミキサ車81の側面の左右位置を検出する左右位置検出センサとして機能する。
上記昇降体14は、油圧式又は電動式の一対の昇降用シリンダ(アクチュエータ)28,28によって、左右可動体13に昇降可能に吊下げ支持され、平面視で、この昇降体14の全長方向は、左右可動体13の全長方向に沿い(全長方向と平行であり)、その平面視における左右位置も両者は一致している。
ちなみに、洗浄パイプ9と昇降体14とは、平面視で全長方向の左右傾斜角度及び左右位置が共に一致しているため、上記した調整機構は、上記した状態で駐車したミキサ車81のドラム81の回転軸心Sに対する洗浄パイプ9の平面視での相対的な傾斜角度(左右傾斜角度)を調整する左右傾斜角度調整機構(傾斜角度調整機構)として機能するとともに、該回転軸心Sに対する平面視での相対的な左右位置を調整する左右位置調整機能としても機能している。
また、一対の昇降用シリンダ28,28は、左右可動体13の全長方向に並べられた状態で支持されている。この2つの昇降用シリンダ28,28を互いに同一の伸縮長さで伸長作動させることにより、昇降体14(洗浄パイプ9)が同一の前後傾斜姿勢で昇降される一方で、この2つの昇降用シリンダを異なる伸縮長さに伸長作動させることにより、昇降体14(洗浄パイプ9)の前後傾斜姿勢を変更することが可能になる。
すなわち、前後の昇降用シリンダ28,28は、洗浄パイプ9の上下傾斜角度を調整する上下傾斜角度調整機構として機能するとともに、上下位置を調整する上下位置調整機構として機能している。
上記全長方向移動体16は、昇降体14の全長方向(洗浄パイプ9の平面視での全長方向)に移動可能なように、該昇降体14に支持し、油圧式又は電動式の全長方向移動用シリンダ(アクチュエータ)29が、全長方向移動体16と昇降体14との間に設置され、この全長方向移動用シリンダ29の伸縮によって、洗浄パイプ9が平面視で自身の軸方向に沿って(軸方向上で)往復移動し、その前後位置が調整される。すなわち、この全長方向移動用シリンダ29と、全長方向移動体16の昇降体14への支持構造とによって、洗浄パイプ9を、平面視で自身の軸方向に沿って移動させる軸方向移動機構を構成している。
図4は、洗浄パイプ及び噴射ノズルの構成を示す要部側面図である。図2及び図4に示す通り、上記洗浄パイプ9は、該洗浄パイプ9と同一軸心となる複数の異径の筒状部材31を有している。この複数の筒状部材31の内、径の最も近い筒状部材31,31同士を順次連結することにより、単一の洗浄パイプ9を構成している。この連結の具体的な手段について説明すると、径が大きい側(大径)の筒状部材31の内周に、径が小さい側(小径)の筒状部材31の外周を、自身の軸方向に移動可能に挿入し、一方又は両方に対して抜け止を行う。
該連結構造によって、洗浄パイプ9自身が伸縮する伸縮機構が構成される。洗浄パイプ9の基端側(基端側)には最大径の筒状部材31が配置され、先端側には最小径の筒状部材31が配置され、最小径の筒状部材31のさらに先端部に、上記した噴射ノズル11が設置されている。
そして、洗浄パイプ9を、上記伸縮機構によって伸縮させることにより、噴射ノズル11が、該洗浄パイプ9の軸方向に沿って進退する。すなわち、この伸縮機構は、噴射ノズル11を、洗浄パイプ9の軸方向に進退させる進退機構としても機能する。この機能によって、ドラム82内への洗浄パイプ9の挿脱が行われるとともに、噴射ノゾル11のドラム82の内外での移動が行われる。
上記した通り、洗浄パイプ9は、前方側(先端側)に向かって下方傾斜した姿勢で、支持装置12(具体的には、全長方向移動体16)に支持され、自重によって、伸長作動する。一方、洗浄パイプ9内に挿通された引張ワイヤ32(又は引張糸)が、先端側の筒状部材31の先端側に連結され、この引張ワイヤ32を、全長方向移動体16に設置されたリール33によって巻上げることによって、伸長状態の洗浄パイプ9を伸縮作動させる。
また、リール33は、電動モータ34(図6参照)によって、繰出し・繰入れ駆動される。そして、リール33の繰出し駆動によって、引張ワイヤ32による係止が解除され、洗浄パイプ9が伸長作動するとともに、繰入れ駆動によって、洗浄パイプ9が伸縮作動する。すなわち、この電動モータ34は、洗浄パイプ9を伸縮させるアクチュエータとして機能している。
ちなみに、この洗浄パイプ9は、上記状態で駐車されたミキサ車81のホッパ83から、ドラム82内に挿入される。洗浄パイプ9の左右位置合せ及び左右傾斜角度の調整は、上述した通りであり、その他、上下位置合せ及び上下傾斜角度の調整は、上記前後の昇降用シリンダ28,28によって行い、軸方向位置合せ(前後方向に沿う位置合せ)は、全長方向移動用シリンダ29によって行う。この制御の詳細については、後述する。
さらに、連結される各組の大径の筒状部材31内周面と、小径の筒状部材31外周面との2面何れか一方又は両方(図示する例では両方)には、互いの軸方向の移動(伸縮)を補助する送りローラ36が回転自在に設置されるとともに、付着物を除去するスクレーパ(図示しない)が設けられている。
各送りローラ36は、大径の筒状部材31内周面か、或いは小径の筒状部材31外周面の何れか一方側の面に設けられ、他方側の面に回転自在に接当して、伸縮を補助する他、上記抜け止として機能させることも可能である。
スクレーパは、大径の筒状部材31内周面か、或いは小径の筒状部材31外周面の何れか一方側の面に設けられ、洗浄パイプ9の伸縮時、他方側の面に接触しながらスライドし、これによって、該他方側の面に付着した生コンやゴミ等の付着物を掻き落すように構成されている。ちなみに、スクレーパは軸方向で全周に亘り形成されている。
上記噴射ノズル11は、洗浄パイプ9の軸心に対して交差する方向(具体的には、洗浄パイプ9の軸心に直交し且つ該軸心に対して対称となる2方向)に、高圧の洗浄液(具体的には、洗浄水)を噴射するように該方向に突出成形されている。ちなみに、この洗浄水は、洗浄パイプ9の基端側に接続され且つフレキシブルに変更可能な図示しない供給パイプによって、該洗浄パイプ9内に供給され、洗浄パイプ9内の洗浄水9は、噴射ノズル9から勢い良く噴射される。
また、噴射ノズル9は、洗浄パイプ9の先端側において、軸心に対して対称な2方向から垂直に噴射されるため、噴射時の反動が互いに打消され、洗浄パイプ9に余分な外力が作用しないので、故障の防止に寄与する。
さらに、高圧の洗浄水は、ドラム82の内周面の全周に亘り噴射させる必要があるとともに、ドラム82の回転軸心Sの方向全体に亘り噴射させる必要がある。本例では、前者は、ドラム82を回転軸心S回りに回転駆動させることにより、これを実現させ、後者は、洗浄パイプ9を伸縮作動させることにより、これを実現させるため、洗浄パイプ9の軸回りに、該洗浄パイプ9や、噴射ノズル11を回転させる必要がないため、配管構造がシンプルになる。
図5(A)は上下位置調整の手段を示す側面図であり、(B)は軸方向位置調整の手段を示す側面図である。図2に示す支持フレーム17における洗浄パイプ9の先端寄り部分には、洗浄パイプ9(洗浄部8)の適切な高さを検出する高さ検出センサとして機能する接触センサ37と、洗浄パイプ9(洗浄部8)の回転軸心S方向での適切な位置を検出する軸方向位置検出センサとして機能する接触センサ38とが設置されている。
これらの2つの接触センサ37,38は、上述の接触センサ27と同様、検出アーム37a,38aを有している。接触センサ37の検出アーム37aは、下方に向かってミキサ車81から離間する側に傾斜しており、接触センサ38の検出アーム38aは、鉛直方向下側に突出しており、両検出アーム37a,38aは、共に、ミキサ車81から離間する側(具体的には、後方であり、図5における右方向)に揺動して、検出作動が行われる。
洗浄部8(洗浄パイプ9及び噴射ノズル11)を下方移動させると、検出アーム37aが検出作動し、この時点で、該洗浄部8の下方移動を停止させると、上下位置調整が完了する。その後、洗浄部8(洗浄パイプ9及び噴射ノズル11)を、回転軸心Sの軸方向におけるミキサ車81側に移動させると、検出アーム38aが検出作動し、この時点で、該洗浄部8の上記軸方向への移動を停止させると、軸方向位置調整が完了する。
上記した左右傾斜角度調整及び左右位置調整の後に行う上下位置調整及び軸方向位置調整の完了によって、洗浄パイプ9の先端部(噴射ノズル11)がドラム82の回転軸心S上におけるホッパ83側(導入側)に位置した状態になる。なお、洗浄パイプ9の上下傾斜角度は、ミキサ車81の種類によって、回転軸心Sの上下傾斜パターンが、数パターンに定まっているため、そのミキサ車81の種類に応じて、上下傾斜角度の調整は予め行っておく。
これによって、洗浄パイプ9の先端側がドラム82の導入側に位置し、該洗浄パイプ9の軸心が、側面視及び平面視の両方で、該ドラム82の回転軸心Sに沿う(具体的には平行、さらに具体的には同一軸心になる)。
図6は、本ドラム洗浄装置の制御構成を示すブラック図である。同図に示す通り、このドラム洗浄装置1の制御は、一又は複数のマイコンによって構成される制御部39によって実行される。ちなみに、複数のマイコンを用いる場合には、互いがCAN等によって通信可能に接続されている。
この制御部39の入力側には、上記した4つの接触センサ27,27,37,38が接続される一方で、出力側には、前後の左右移動用シリンダ23,23、前後の昇降用シリンダ28,28、全長方向用移動シリンダ29及び電動モータ34が接続されるとともに、高圧の洗浄水を、供給パイプを介して、洗浄パイプ9内に送る流路を開閉する電磁バルブよりなる開閉バルブ41が接続される。
作業者は、上記状態で、後ろ向き駐車されたミキサ車81に対して、まず、洗浄パイプ9及び洗浄ノズル11の位置合せ作業を行うための操作を実行するとともに、続いて、ミキサ車81のドラム82を回転駆動させ、この状態で、ドラム82内の洗浄作業を行うための操作を実行する。
図7は、洗浄パイプ及び噴射ノズルの位置合せの処理手順を示すフロー図である。作業者が、位置合せ作業を行うための操作を行うと、同図に示す通り、ステップS1から処理が開始される。ステップS1では、前側の接触センサ27が接触作動(ミキサ車81の側面への接触を検出)しているか否かの確認し、接触作動していなければ、ステップS2に進む。
ステップS2では、前側の左右移動用シリンダ23を縮小作動させ、ステップS3に進む。ステップS3では、後側の接触センサ27が接触作動(ミキサ車81の側面への接触を検出)しているか否かの確認し、接触作動していなければ、ステップS4に進む一方で、接触作動していれば、ステップS1に処理を戻す。ステップS4では、後側の左右移動用シリンダ23を縮小作動させ、ステップS1に処理を戻す。
ステップS1において、前側の接触センサ27が接触作動していれば、ステップS5に進む。ステップS5では、後側の接触センサ27が接触作動しているか否かの確認し、接触作動していなければ、ステップS4に進む。一方、ステップS5において、後側の接触センサ27が接触作動していれば、上記した左右位置調整及び左右傾斜角度調整が完了した状態に該当し、この場合には、ステップS6に進む。
ステップS6では、接触センサ37が接触作動しているか否かを確認し、接触作動していなければ、ステップS7に進む。ステップS7では、前後の昇降用シリンダ28,28を伸長作動させ、洗浄パイプ9及び噴射ノズル11を下降させ、ステップS6に処理を戻す。ステップS6において、接触センサ37が接触作動していれば、前記した上下位置調整が完了している状態であるため、ステップS8に処理を進める。
ステップS8では、接触センサ38が接触作動しているか否かを確認し、接触作動していなければ、ステップS9に進む。ステップS9では、全長方向移動シリンダ29によって、洗浄パイプ9及び噴射ノズル11を、回転軸心Sのミキサ車1に近づく側に移動させ、ステップS8に処理を戻す。ステップS8において、接触センサ39が接触作動していれば、上述の軸方向位置調整が完了している状態であるため、全体の位置調整が完了したものとして、処理を終了させる。
図8は、洗浄作業の手順を示すフロー図である。作業者が、洗浄作業を行うための操作を行うと、同図に示す通り、ステップS11から処理が開始される。ステップS11では、タイマーが設置され、カウントが開始され、ステップS12に進む。このカウントの時間は、洗浄パイプ9の最縮小状態から最伸長状態への伸長作動に要する時間以上に設定される。
ステップS12では、電動モータ34の上記した繰出し作動によって、洗浄パイプ9を伸長作動させ、ステップS13に進む。ステップS13では、ステップS11にセットしたタイマーのカウントが終了しているか否かを確認し、終了していなければ、ステップS12に処理を戻す一方で、終了していれば、ステップS14に進む。ちなみに、上記カウント時間の設定により、ステップS14に処理が進んだ時点で、洗浄パイプ9の伸長作動が完了し、洗浄パイプ9の先端側(噴射ノズル11)がドラム82内の最奥側に位置した状態になっている。
ステップS14では、新たなにタイマーをセットして、カウントを開始し、ステップS15に進む。このカウントの時間は、洗浄パイプ9の電動モータ34を介した最伸長状態から最縮小状態への縮小作動に要する時間以上に設定される。ステップS15では、閉状態の開閉バルブ41を開作動させ、一対の対称な噴射ノズル11,11から洗浄水を噴射させ、ステップS16に進む。
ステップS16では、電動モータ34によって洗浄パイプ9を縮小作動させ、ステップS17に進む。ちなみに、この縮小作動時は、開閉バルブ41が開状態で保持されるため、洗浄水が噴射ノズル11から噴射された状態で維持される。
ステップS17では、ステップS14でセットしたタイマーのカウントが終了しているか否かを確認し、終了していなければ、ステップS16に処理を戻す一方で、終了していれば、ステップS18に進む。この処理によって、タイマーのカウント中は、上記縮小作動が続行される。
ステップS18では、開閉バルブ41を閉作動させ、処理を終了させる。ちなみに、ステップS18に進んだ時点では、上記タイマーのカウント時間の設定により、洗浄ノズル9の縮小作動は完了し、ドラム82内の洗浄は、完了している状態となるため、上記処理内容となる。
以上のように構成されるドラム洗浄装置1によれば、ミキサ車81を正確な位置に駐車しなくても、洗浄ノズル9の姿勢及び位置が適切な箇所に制御され、噴射ノズル11も適切な場所に位置するため、効率的に洗浄作業を行うことが可能になるとともに、駐車する際のドライバーの負担も軽減される。
また、用いるセンサは、構成もシンプルな接触センサであるため、製造コストも低減され、しかも、検出誤差も殆どない。
なお、噴射ノズル11は、洗浄パイプ9の先端側に設けているが、洗浄パイプ9の軸方向に変位可能であれば、中途部設けてもよい。
1 ドラム洗浄装置
9 洗浄パイプ
81 ミキサ車
82 ドラム
11 噴射ノズル
13 左右可動体(支持体)
22 スライド移動体(移動体)
27 接触センサ(左右位置検出センサ)
31 筒状部材
S 回転軸心(ドラム回転軸心)

Claims (10)

  1. 洗浄パイプをミキサ車のドラム内に挿入し、該洗浄パイプに設けられた噴射ノズルから洗浄液を噴射させることによって前記ドラム内の洗浄を行うドラム洗浄装置であって、
    洗浄液を噴射する噴射ノズルが設けられ且つ一直線状に延びる洗浄パイプと、
    前記噴射ノズルを洗浄パイプの軸方向に沿って進退させる進退機構と、
    前記洗浄パイプのドラム回転軸心に対する平面視での相対的な傾斜角度を調整する傾斜角度調整機構とを備えた
    ことを特徴とするドラム洗浄装置。
  2. 前記噴射ノズルは、上記洗浄パイプの先端側に配設され、
    前記進退機構は、洗浄パイプを伸縮させる伸縮機構を有する
    請求項1に記載のドラム洗浄装置。
  3. 前記洗浄パイプは、基端側から先端側に向かって下方傾斜した姿勢で支持することにより、該洗浄パイプを自重によって伸長作動させる
    請求項2に記載のドラム洗浄装置。
  4. 前記洗浄パイプは、同一軸心上に配置された複数の異径の筒状部材を有し、
    径の最も近い筒状部材同士を順次連結して前記伸縮機構を構成するにあたり、大径の筒状部材の内周に、小径の筒状部材の外周を、軸方向に移動可能に挿入した
    請求項2又は3の何れかに記載のドラム洗浄装置。
  5. 大径の筒状部材の内周面側に挿入されて連結された小径の筒状部材の外周面と、該内周面との少なくとも何れか一方の面に、伸縮時に、他方の面に付着した付着物を除去するスクレーパを設けた
    請求項4に記載のドラム洗浄装置。
  6. 前記洗浄パイプを平面視で自身の軸方向に沿って移動させる軸方向移動機構を、上記伸縮機構とは別に設けた
    請求項1乃至5の何れかに記載のドラム洗浄装置。
  7. 前記噴射ノズルは、洗浄パイプの軸心に対して交差する方向に洗浄液を噴射するように構成された
    請求項6の何れかに記載のドラム洗浄装置。
  8. 前記噴射ノズルは、洗浄パイプの軸心に対して直交する2方向に洗浄液を噴射するように構成され、
    該2つの噴射方向は、洗浄パイプの軸心に対して対称な方向に設定された
    請求項7に記載のドラム洗浄装置。
  9. 前記水平傾斜角度調整機構は、ドラム回転軸心に対して交差する方向に移動する前後複数の移動体と、該前後の移動体に係合された単一の支持体とを有し、
    該支持体側には洗浄パイプが支持された
    請求項1乃至8の何れかに記載のドラム洗浄装置。
  10. ミキサ車の側面位置を検出する接触センサを、前後に配置された少なくとも2つの移動体にそれぞれ設けた
    請求項9に記載のドラム洗浄装置。
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KR102518229B1 (ko) * 2022-08-30 2023-04-04 이민수 레미콘차량의 믹싱드럼 세척장치

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