JP4430589B2 - 竪型射出成形機 - Google Patents
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Description
(例えば、特許文献1参照)。
型締装置102は、機械フレーム111と、機械フレーム111の上面に固定された固定プラテン112と、機械フレーム111と固定プラテン112を貫通して上下方向に延長配設された複数本のタイバー114(2本のみ図示)と、タイバー114の上端に固定された可動プラテン113と、タイバー114の下端に調整可能に配設されたトグルサポート115と、トグルサポート115と固定プラテン112の間に配設され、アームやピンなどにより構成され、上下に伸縮自在のトグル機構116と、機械フレーム111に配設され、トグル機構116を伸縮作動させて可動プラテン113を上下に移動させる型締駆動機構117と、ピンを介してトグル機構116のアームの一端が取り付けられ、前記トグル機構116の伸縮に作用するクロスヘッド118から構成されている。
また、固定プラテン112の上面には固定金型131が、可動プラテン113の下面には可動金型130がそれぞれ取り付けられている。
スクリューシリンダ部140は、加熱シリンダ141と、その内部に回転および前後進可能に挿入されたスクリュー142から構成されている。
射出充填後成形品の冷却固化が完了すると、型開が行われ成形品は成形機より取り出される。
本発明は、従来の竪型射出成形機の問題点を解決して、搬送、据付が容易な竪型射出成形機を提供することにある。
また、射出装置を旋回させる手段の他のものは、型締装置の型締駆動部を駆動することによる可動プラテンの上下動を用いるものであり、さらに、旋回機能を備えた旋回専用駆動部を用いるものであるとした。
したがって、機械搬送時の全高を低くできるので、搬送道路や据付工場の機械搬入口の高さ制限に制約されず搬送、搬入ができる。
また、成形機に電源を繋いで成形機を起動することで、型締装置のプラテンの上下動の動きを利用して射出装置を正規の位置に起こすことが可能となる。
さらに、据付工場における配線、配管作業は不用となるので、据付工事期間を短縮できると共に容易に据付作業が実施できる。
図1は本発明を実施した電動竪型射出成形機の旋回部品を取り付けた状態の正面図、図2は図1の射出装置の旋回途中の状態を示す正面図、図3は図1の射出装置の旋回完了の状態を示す正面図、図4は図3のA矢視による側面図、図5は本発明の他の例を実施した電動竪型射出成形機の旋回部品を取り付けた状態の正面図、図6は図5の射出装置の旋回完了の状態を示す正面概略図である。
この構成は、図7に示す従来の電動竪型射出成形機の型締装置と同じ構造である。
また、成形工程時には、固定プラテン3の上面には固定金型11が、可動プラテン4の下面には可動金型10がそれぞれ取り付けられる。
ベースプレート30の上面4隅には、有底で中空構造のロッドサポート61が上向きに取り付けられている。
また、ロッドサポート61の同様図示右側の側面には、取り付け座63が設けられており、該取り付け座63にアーム72が、取り付けボルト73にて取り付けられ、該アーム72の下部は、前記ブラケット70の上部にピン着74されている。
一方、フロントサポート41の図示左側面には、ブラケット82が固定され、該ブラケット82には、外部旋回駆動部としてのクレーンより吊り下げられたロープを連結するための連結部としてのシャックル83が装着されている。
なお、通常の成形作業中は、前述のブラケット70、アーム72、ブラケット80、ブラケット82などの旋回部品は取り外され、据付部品として別に保管される。
竪型射出成形機を製造工場から据付工場に搬送する場合、固定プラテン3と可動プラテン4間の距離を最小金型取り付け時の型開限寸法にした状態で、前記のブラケット70を可動プラテン4の側面に取り付け、アーム72をロッドサポート61の側面の取り付け座63に取り付け、ブラケット70とアーム72との間にピン74を装着する。
ここで、ブラケット80は、フロントサポート41との側面の取り付け位置から、射出装置40の外寸より外側に突き出た位置にて直角に曲げられ、上方に所定の長さを有したL型形状をしている。
この段階で取り付けボルト31をはずし、可動プラテン4とベースプレート30間の連結を解除する。
このとき、射出装置40の重心位置が、旋回中心となるピン74の位置を過ぎて支持部材75側にうつると、射出装置40は、急激に支持部材75側に倒れようとする。
この動きは、ピン84の下方に差し入れられたフォークリフトのフォークで受けて、フォークを除々に降下させて安全に旋回させる。
射出装置40が支持部材75に支持され、旋回が完了した時点で、射出装置40の一部を構成するフロントサポート41は、連結ボルトなどにより支持部材75に連結される。 このようにして、型締装置2の上方に直立していた射出装置40を寝かせるように、上下方向に旋回することができる。
すなわち、回動アーム92は、一端部を固定プラテン3又は機械フレーム21に固定されたブラケット94にピン着93され、他端部はロッドサポート61設けられた取り付け座63に固定されたアーム72にピン着91されている。
この例では、回動アーム92を有しているので、図1から図4の例で説明したブラケット80は不用であるが、その他の構成は同等である。
なお、通常の成形作業中は、前述のブラケット70、アーム72、回動アーム92、ブラケット94などの旋回部品は取り外され、据付部品として別に保管される。
成形機に電源を繋ぎ、固定プラテン3と可動プラテン4間の距離を最小金型取り付け時の型全閉寸法にした状態で、ブラケット70、アーム72、回動アーム92、ブラケット94、ブラケット82などの旋回部品を取り付ける。
クレーンからロープをたらし、ブラケット82に取り付けられたシャックル83と連結する。この段階で取り付けボルト31をはずし、可動プラテン4とベースプレート30間の連結を解除する。
型開速度やクレーンを適切に操作しながら、さらに旋回させていくと、射出装置40が略横向きになり、支持部材75に接触して旋回が完了する。
旋回が完了した時点でフロントサポート41は、連結ボルトなどにて支持部材75に連結する。
可動プラテン上面と、射出装置が配設されたベースプレート間で、旋回部品を用いて射出装置を旋回させることで、竪型射出成形機の搬送、据付時の全高を低くすることが可能となったので、従来の竪型射出成形機の搬送、据付時に行うことのあった射出装置の分解分離作業は不要となり、据付作業の大幅な短縮が可能となった。
04 可動プラテン 74 ピン
05 タイバー 75 支持部材
20 機械フレーム部 80 ブラケット
30 ベースプレート 82 ブラケット
40 射出装置 84 ピン
41 フロントサポート 91 ピン
50 スクリューシリンダ部 92 回動アーム
61 ロッドサポート 93 ピン
70 ブラケット 94 ブラケット
Claims (5)
- 機械フレームと、該機械フレームに固定された固定プラテンに対し可動プラテンを型締機構を介して上下動させて金型の開閉、型締を行う型締装置と、前記可動プラテンの射出装置側上面に配設されたベースプレートと、該ベースプレート上にガイドロッド部、スクリューシリンダ部、射出駆動部、計量駆動部、射出フレーム部などが配設された射出装置とからなる竪型締竪射出方式の竪型射出成形機において、前記ベースプレートと型締装置の可動プラテンの間で、射出装置を上下方向に旋回させる旋回機能をもたせた竪型射出成形機。
- 旋回した前記射出装置を、連結または支え置きする支持部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の竪型射出成形機。
- 前記射出装置には、外部旋回駆動部と前記射出装置とを連結させる連結部が備えられていることを特徴とする請求項1〜2に記載の竪型射出成形機。
- 前記型締装置の可動プラテンを上下動させる型締駆動部を駆動することにより、前記射出装置は旋回することを特徴とする請求項1〜2に記載の竪型射出成形機。
- 旋回機能を備えた旋回専用駆動部を駆動することにより、前記射出装置は旋回することを特徴とする請求項1〜2に記載の竪型射出成形機。
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