JP2504662Y2 - 液体散布装置の噴管体 - Google Patents

液体散布装置の噴管体

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JP2504662Y2
JP2504662Y2 JP11505989U JP11505989U JP2504662Y2 JP 2504662 Y2 JP2504662 Y2 JP 2504662Y2 JP 11505989 U JP11505989 U JP 11505989U JP 11505989 U JP11505989 U JP 11505989U JP 2504662 Y2 JP2504662 Y2 JP 2504662Y2
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博正 梶谷
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、散水機等の噴管体として好適な液体散布装
置の噴管体に関するものである。
従来の技術及び解決すべき課題 機体の左右両外側方に延設した噴管体(ブーム)を有
する液体散布装置は、一般にブームスプレーヤとして公
知であり、また、ブームスプレーヤの左右の噴管体を夫
々中途部から機体内側方向にへの字状に折曲げて収納で
きるようにしたものも知られている。しかし、噴管体は
長尺である関係上折曲げ収納しても該噴管体の折曲先端
部が作業機の頂部よりも大きく上方に突出するため作業
機側の高さが徒に高くなって機体移動時に障害物等に接
当し易く、噴管体の破損・変形に至る問題があった。ま
た、への字状に折曲しても立上り部分が依然として長く
不安定で、機体移動時に過大な曲げ応力が作用するため
折曲げた噴管体の中途部に噴管体立上り部分を保持する
ための保持部材を付加する等の特別な配慮が必要で、部
品点数も多くなりコスト高をきたす等の欠点があった。
一方、噴管体と作業機の間隔をある程度大きく取らな
いと噴霧したものが下方に散布されずに作業機側に付着
する不具合が生じていた。
課題を解決するための手段 そこで、本考案は、第1に、機体の左右両外側方に延
設した噴管体を有する液体散布装置において、前記左右
の噴管体の少なくとも長手方向二個所で位置決め固定具
を介して機体内側方向に折曲可能に構成し、噴管体を機
体中央側に寄せて水平基端部に対し、中継噴管体を斜め
方向とし、先端噴管体を垂直方向とする略三角形状に折
畳み自在に構成したことを特徴とする液体散布装置の噴
管体としたものであり、また、第2に、機体の左右両外
側方に延設した噴管体を有する液体散布装置において、
前記左右の噴管体の少なくとも長手方向二個所で位置決
め固定具を介して機体内側方向に折曲可能に構成し、噴
管体を機体中央側に寄せて水平基端部に対し、中継噴管
体を斜め方向とし、先端噴管体を垂直方向とする略三角
形状に折畳み自在に構成すると共に、噴管体に複数個設
けた噴口のうち前記左右の噴管体を連結する中央噴管体
の噴口を左右両側部の噴口よりも平面視において後方に
偏倚させて設けたことを特徴とする液体散布装置の噴管
体としたものである。
作用 第1に、非作業時(機体移動時や格納時)には長尺な
左右の噴管体が夫々略三角形状に折曲げられて機体中央
寄りに収納されると共に、位置決め固定具により作業姿
勢又は格納姿勢に確実に位置決め保持される。また、第
2に、中央噴管体の噴口を左右両側部の噴口よりも後方
に偏倚させてあるので噴出物が作業機に付着するのが防
止される。
実施例 本考案の構成を図面に示された一実施例により説明す
る。
1は走行機体(乗用田植機の本機)2に昇降装置3を
介して着脱自在に装着された液体散布機で、機枠1aに内
装した動力噴霧機(動噴)4等からなる駆動部aと機枠
1aにガイドレール5を介し前後方向移動調整可能に搭載
したタンク部b及び機枠1aの後方に配設した噴管部cと
で構成されている。そして、本機2側のPTO軸6から自
在継手軸7を介して散布機1の入力軸8に導入された動
力はベルト伝動により動噴4に伝達されタンク9内の液
体(薬液又は水)を吸引ホース10、吐出ホース11を経由
して噴管部cに送給され多数の噴口から散布するように
なっている。12は噴管体回動用の操作レバーで、このレ
バー操作で噴口を後方に指向させることにより機体回行
時においても散布を継続し回行時の空白(無散布)をな
くすことができるようにしてある。13,14は分草体、15
は油圧操作レバーで、1本のレバー15で図示外の油圧バ
ルブとPTOクラッチの双方を制御し得るようになってい
る。
16は機体の左右両外側方に延設した噴管体で、該左右
の噴管体16は横方向支持部材17と、取付部材18を介して
横方向支持部材17に支持され且つ噴口19aを水平方向に
近接状態で多数配設した噴管19からなり、左右の噴管体
は夫々長手方向二個所で位置決め固定具20を介して機体
内側方向に折曲可能となっていて、上記噴管体16は機体
中央側に寄せて水平基端部17aに対し、中継噴管体17bを
斜め方向とし、先端噴管体17cを垂直方向とする略三角
形状に折畳み自在に構成されている。即ち、横方向支持
部材17は水平基端部17a、中継噴管体17b、先端噴管体17
cに3分割され、中継噴管体17b及び先端噴管体17cの内
方端に固着した断面コ字形状の位置決め固定具20は支点
ピン21及びカラー22を介し隣接する他方の水平基端部17
a、中継噴管体17bに夫々枢結され、また、位置決め固定
具20には支点ピン21を挟んで両側対称位置に固定用ボル
ト23に係合し得る凹部20a,20bが形成されている。そし
て、水平基端部17aの内方端には嵌合用ボス24と、該ボ
ス24を挟んで前後両側にプレート25が夫々固着され、ボ
ス24を後述のパイプ状回動基端部28の開口端に差込み、
ボルト26及びナット27で噴管体16を着脱自在に装着し得
るようになっている。23aは蝶ナットである。尚、位置
決め固定具20の固定手段はピンの差換えによるものでも
よい。
さて、左右の噴管体16を着脱自在に連結する回動基端
部28は、機枠1aの後面にUボルトUを介して上下調節自
在に横架したステー29,29aに固定した噴管体駆動ケース
30に回転自在に貫装されており、該噴管体駆動ケース30
には回動基端部28の外周面に固着した三連滑車31を内装
し、前記噴管体回動用の操作レバー12から導出したワイ
ヤ12a,12bの先端側を三連滑車31の異なる溝内に側面視
でラップ状に止着すると共に、三連滑車31の他方の溝内
には一端を固定ステー32に係止したコイルバネ33の他端
側を止着し、該コイルバネ33に噴管体の上方回動負荷重
量相当分のバネ圧を持たせて操作レバー12の上下操作が
軽快に行えるよう配慮してある。
ところで、噴管体に複数構成設けた噴口のうち前記左
右の噴管体16,16を連結する中央側噴管体16′の噴口1
6′aを左右両側部の噴口19aよりも平面視において後方
に偏倚させて設けてある。図示のものは噴口16′aを取
付けた中央側噴管16aを左右両側部の噴管19よりも後方
にずらし、両噴管16a,19をホースhで遊びを持たせて連
通連結させたものである。34,35は噴管取付部材、36は
ジョイント部、37は戻しホースである。
上記の構成において、散布作業機には噴管体16を第1
図実線図示のように機体の左右両外側方に水平に張出し
た状態にセットし、横方向支持部材17の枢結部を、位置
決め固定具20に設けた一方の凹部20aをボルト23に嵌入
させた状態でナット23aにより固定する。噴管体セッテ
ィング後、本機2を走行させて散布作業を開始すると、
散布機1の各噴口19a,16′aから地面に向けて満遍なく
散水されるが噴管体16,16′に複数個設けた噴口のう
ち、左右の噴管体16を連結する中央噴管体16′に設けた
噴口16′aを左右両側部の噴口19aよりも平面視におい
て後方に偏倚させて設けてあるので、噴出物が作業機側
に付着するのが防止される。
また、機体移動時や格納時においては第1図仮想線図
示のように、ボルト23、ナット23aを緩めて先端噴管体1
7cを機体内側方向に折曲げ、今度は位置決め固定具20の
他方の凹部20bをボルト23に嵌入させてナット23で固定
し、次に中継噴管体17bを前記同様にして折曲げ固定す
る。これにより左右の噴管体16はタンク9の後方で機体
内側に寄った交差状態で三角形状に折畳み収納されるの
で、従来のものに比較し噴管体収納時の高さを低く且つ
コンパクトに納めることができる。また、三角形状折畳
み構造のため噴管体立上り部分の長さ極力短く設定する
ことができるので根元折曲げ部に作用する応力が減少
し、位置決め固定具による確実なセッティングと相俟っ
て安定した折畳み姿勢に保持されるため従来のもののよ
うに噴管体を別部材で保持する必要がない。
一方、中央側噴管体16′を左右両側部の噴管体16より
も後方に偏倚させてあり、本実施例では、噴口を作業機
近傍が後方に離れ、その両側のみ平面視で噴管体16に一
致させてあるので、左右の噴管体16を夫々干渉させるこ
となく折畳みでき、しかも、該偏倚部分がホースhに遊
びを持たせてあるので、ホースhに無理な引張り荷重を
与えることなく円滑に折畳むことができる。
尚、本考案は防除機の噴管体としても利用できる。
考案の効果 上記したように本考案は、第1に、機体の左右両外側
方に延設した噴管体を有する液体散布装置において、前
記左右の噴管体の少なくとも長手方向二個所で位置決め
固定具を介して機体内側方向に折曲可能に構成し、噴管
体を機体中央側に寄せて水平基端部に対し、中継噴管体
を斜め方向とし、先端噴管体を垂直方向とする略三角形
状に折畳み自在に構成したから、長尺な噴管体を機体中
央寄りに折畳み高さを低くして収納できるので移動が容
易となり、また格納時の省スペース化を図ることができ
ると共に、位置決め固定具により作業姿勢又は格納姿勢
のセッティングを確実に行うことができる。また、第2
に、機体の左右両外側方に延設した噴管体を有する液体
散布装置において、前記左右の噴管体の少なくとも長手
方向二個所で位置決め固定具を介して機体内側方向に折
曲可能に構成し、噴管体を機体中央側に寄せて水平基端
部に対し、中継噴管体を斜め方向とし、先端噴管体を垂
直方向とする略三角形状に折畳み自在に構成すると共
に、噴管体に複数個設けた噴口のうち前記左右の噴管体
を連結する中央噴管体の噴口を左右両側部の噴口よりも
平面視において後方に偏倚させて設けたから、噴出物が
作業機側に付着するのを防止することができると共に、
中央側噴管体を両側部の噴管体よりも後方に偏倚させる
ことによりその位置ずれ部分のホースの遊びを大きく設
定することができるので噴管体折畳み時時にホースに無
理な引張り力が加わることなく円滑な折畳みが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る液体散布装置の噴管体の一実施例を
示すものであって、第1図は要部の背面図、第2図乃至
第4図は噴管体折畳み支点部の構造を示すもので、第2
図は噴管体を作業姿勢にセットした状態の折畳み支点部
の背面図、第3図は同上における折畳み支点部の平面
図、第4図は非作業姿勢における折畳み支点部の側面
図、第5図は散布機を走行機体に装着した状態の側面
図、第6図は噴管体取付部の側面図、第7図は噴管部の
片側を示す平面図、第8図は散布機の管路図である。 1……液体散布機、2……走行機体、16,16′……噴管
体、16′a……噴口、17a……水平基端部、17b……中継
噴管体、17c……先端噴管体、19a……噴口、20……位置
決め固定具、T……作物。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体の左右両外側方に延設した噴管体を有
    する液体散布装置において、前記左右の噴管体の少なく
    とも長手方向二個所で位置決め固定具を介して機体内側
    方向に折曲可能に構成し、噴管体を機体中央側に寄せて
    水平基端部に対し、中継噴管体を斜め方向とし、先端噴
    管体を垂直方向とする略三角形状に折畳み自在に構成し
    たことを特徴とする液体散布装置の噴管体。
  2. 【請求項2】機体の左右両外側方に延設した噴管体を有
    する液体散布装置において、前記左右の噴管体の少なく
    とも長手方向二個所で位置決め固定具を介して機体内側
    方向に折曲可能に構成し、噴管体を機体中央側に寄せて
    水平基端部に対し、中継噴管体を斜め方向とし、先端噴
    管体を垂直方向とする略三角形状に折畳み自在に構成す
    ると共に、噴管体に複数個設けた噴口のうち前記左右の
    噴管体を連結する中央噴管体の噴口を左右両側部の噴口
    よりも平面視において後方に偏倚させて設けたことを特
    徴とする液体散布装置の噴管体。
JP11505989U 1989-09-30 1989-09-30 液体散布装置の噴管体 Expired - Lifetime JP2504662Y2 (ja)

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