JP7370063B2 - 着脱機構及び着脱機構を備えた作業機 - Google Patents
着脱機構及び着脱機構を備えた作業機 Download PDFInfo
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Description
作業部の着脱機構としては、特許文献1および特許文献2記載のものが知られている。これら従来例では、アーム部材を含む本体は同一のまま、作業部のみを交換すればよいので、作業が効率的に行える。
特許文献2に記載の着脱構造は、アーム部材の先端部に有した取付け部材は平板部を備えるとともに、作業部であるバケット背面のブラケットが平板部の平面を沿わせる基板を備えるものである。
この種の農作業機に特許文献1の機構を採用すると、アーム部の先端部に油圧シリンダやこれによって駆動する部材等が必要で、農作業機の全体重量はおろか、アーム部材先端の重量が増加することによって、トラクタの接地荷重が悪化する問題がある。
先端部に装着部を備えた本体部と、前記装着部に連結する係合部を有した作業部が本体部と着脱するための着脱機構であって、
前記装着部は、前記装着部の側方に半円状に開口した陥没溝と、
前記陥没溝の中心軸線と平行に配置し、前記作業部と連結する連結軸を挿入するボス部と、
前記陥没溝と前記ボス部の近傍に配置し、前記陥没溝の中心軸線及び前記ボス部の中心軸線と交差する方向に稜線を有し、前記陥没溝と前記ボス部にかけて配置した峰状部と、を備え、
前記係合部は、前記陥没溝と係合可能な係合ピンと、
前記ボス部とともに前記連結軸を挿入して前記係合部及び装着部を固定可能な孔部と、
前記峰状部の稜線が当接可能な当接面と、
を備えたことを特徴とする着脱機構、
に係る。
前記係合部は前記係合ピン及び前記ボス部を取り付ける接続板と、
前記接続板は前記装着部を挿入するための傾斜部を有する開口部と、
をさらに備えたことを特徴とする着脱機構、
に係る。
前記装着部は前記本体部に対して回動可能な回動部と、
をさらに備えたことを特徴とする着脱機構、
に係る。
前記装着部は、係合部方向に尖った稜線を有し、端面は稜線につながる三角山状からなる峰状部を備えたことを特徴とする着脱機構、
に係る。
先端部に装着部を備えた本体部と、前記装着部に連結する係合部を有した作業部が本体部と着脱するための着脱機構であって、
前記装着部は、前記装着部の側方に半円状に開口した陥没溝と、
前記陥没溝の中心軸線と平行に配置し、前記作業部と連結する連結軸を挿入するボス部と、
前記陥没溝と前記ボス部の近傍に配置し、前記陥没溝の中心軸線及び前記ボス部の中心軸線と交差する方向に稜線を有し、前記陥没溝と前記ボス部にかけて配置した峰状部と、を備え、
前記係合部は、前記陥没溝と係合可能な係合ピンと、
前記ボス部とともに前記連結軸を挿入して前記係合部及び装着部を固定可能な孔部と、
前記峰状部の稜線が当接可能な当接面とを有する着脱機構を備え、
前記本体部は走行機体に装着可能な装着部と、
前記作業部は対地作業が可能な作業部と、
を備えたことを特徴とする作業機、
に係る。
前記係合部は前記係合ピン及び前記ボス部を取り付ける接続板と、
前記接続板は前記装着部を挿入するための傾斜部を有する開口部と、
をさらに備えたことを特徴とする作業機、
に係る。
前記装着部は前記本体部に対して回動可能な回動部と、
をさらに備えたことを特徴とする作業機、
に係る。
前記装着部が固定される主フレームと、
前記主フレーム及び前記着脱機構を連結する伸縮手段と、
をさらに備えたことを特徴とする作業機、
に係る。
前記装着部は、係合部方向に尖った稜線を有し、端面は稜線につながる三角山状からなる峰状部を備えたことを特徴とする着脱機構、
に係る。
トラクタ等からなる走行機体Bは、実施例では、図10に図示する作業機Aの奥側に位置する。
図10、図11に図示する22は、入力軸である。入力軸22は、取り付ける走行機体Bから駆動力を作業機Aに取り入れる。
図10、図11に図示する23は、変速部である。変速部23では、入力軸22により走行機体Bから入力した駆動力を変速する。
図10、図11に図示する25は、方向制御弁であるバルブユニットである。バルブユニット25では、油圧の流れを切換制御する。
マストフレーム21は、作業機Aの、主フレーム11の進行方向左右に対する一端部あるいは中央部に設ける。マストフレーム21は、伸縮手段41を、水平方向へ回動可能である。マストフレーム21は、伸縮手段41を鉛直軸周りであるマストフレーム回動軸211周りに回動可能である。この実施例において、一端側を支点に回動するマストフレーム21は、マストフレーム21の他端側を進行方向と直交する方向に位置させた時を通常位置及び通常状態、通常位置より後方側にマストフレーム21の他端側を回動させた時は退避位置及び退避状態としている。
水平回動シリンダ212は、一端を主フレーム11に取り付け、他端はマストフレーム21に取り付ける。そのため、水平回動シリンダ212は、ストロークの移動によって水平回動シリンダ212を伸縮して、主フレーム11に対して、マストフレーム21を回動駆動する。
タンク31の前端部は、主フレーム11の前端部とほぼ同じ、あるいは、主フレーム11の前端部よりやや後方に位置する。
伸縮手段41は、第1ブーム411、第1連結体412、第2ブーム413、第2連結体414、第1シリンダ415、第2シリンダ416、第3シリンダ417、第4シリンダ418を有する。
第1連結体412は、第1ブーム411の他端側の先端部に一端部を連結し、上下方向へ回動可能に設ける。
第2ブーム413は、第1連結体412の他端側の先端部に一端部を連結し、マストフレーム21が通常位置において、進行方向に対して前後方向へ回動可能に設ける。
第2連結体414は、第2ブーム413の他端側の先端部に一端部を設け、マストフレーム21が通常位置において、第1連結体412に対して前後方向へ並行に移動可能である。
第1シリンダ415は、伸縮手段41をマストフレーム21に設けた水平軸である第1ブーム回動軸411A周りに回動駆動させる。
第1ブーム411は上下方向に、第1ブーム回動軸411Aを回動中心として回動自在にマストフレーム21に連結される。
第3シリンダ417は、前後回動シリンダであって、油圧シリンダからなり、第1連結体412と第2ブーム413とを連結する。第3シリンダ417は、第2ブーム413の第1ブーム411に対する前後回動用である。第3シリンダ(前後回動シリンダ)417は、ストロークの伸縮により、マストフレーム21が通常位置において、伸縮手段41を前後方向へ回動駆動させる。
作業部51は、この実施例では、マストフレーム21が通常位置において、進行方向と直交する方向に向けた回転軸512に複数の刃部を配置し、複数の刃部を回転駆動させることで草刈等の作業を行う。ただし、作業目的や作業部51の構造は開示した実施例に限定はされない。
図10、図11に図示するaは、本体部である。本体部aは、着脱機構6と作業部51とを備える。本体部aの先端部に、着脱機構6を設ける。着脱機構6には、装着部60を設ける。装着部60は、本体部aを介して、走行機体Bに装着可能である。着脱機構6は、装着部60により、本体部aから作業部51を脱着する。
装着部60は、陥没溝601と、ボス部603と、稜線605と、峰状部604とを有する。
三角形状の角度は、60度乃至120度からなる。望ましくは90度からなる。これら角からなるため、装着部60は強度に優れるとともに、本体部aと作業部51の連結時に係合部65の当接面653に異物があっても、これをかき分けて避けることができる。
峰状部604は、陥没溝601と前記ボス部603にかけて配置する。
陥没溝601は、図6乃至図9に図示するように、装着部60に設けた回動部606の下部の装着部60の側方に装着部60の表裏面に亘り、半円状に開口する。
ボス部603は、装着部60の表裏面に亘り、貫通穴状に、陥没溝601の中心軸線と平行に設ける。
ボス部603には、連結軸62を挿入する。ボス部603に、連結軸62を挿入することで、連結軸62は、ボス部603と作業部51と連結する。
稜線605は、陥没溝601と前記ボス部603の近傍に配置し、前記陥没溝601の中心軸線及び前記ボス603部の中心軸線と交差する方向に有する。
着脱機構6は、装着部60に連結する係合部65を有した本体部aから作業部51を着脱する。
(1)図6に図示するように、陥没溝601の開口部を下方に向けて、係合部65に向けて装着部60を下降させる。
(2)図7に図示するように、陥没溝601に係合部65の係合ピン651を嵌め入れる。
(3)図8に図示するように、陥没溝601及び係合ピン651を支点にして、装着部60を旋回(回動)させる。
(4)図9に図示するように、峰状部604が旋回し、峰状部604が当接面に接触する。
(5)図9に図示するように、孔部652とボス部603が一致するので、孔部652とボス部603に連結軸62を通す。連結軸62に抜け止めを行い装着部60と係合部65との固定作業が完了する。
取外手順は、取付時の逆の手順で行う。
本体部aと作業部51の固定は、陥没溝601と係合ピン651、ボス部603及び孔部652に連結軸62を貫通することによって、完了する。
回動部によって、陥没溝601及びボス部603が、係合ピン651及び孔部652との位置合わせが容易に行え、着脱作業が効率的になる。
先端部に装着部を備えた本体部と、前記装着部に連結する係合部を有した作業部が本体部と着脱するための着脱機構であって、
前記装着部は、係合部方向に尖った稜線を有し、端面は稜線につながる三角山状からなる峰状部を備え、
前記係合部は、前記峰状部の稜線が当接可能な当接面、
を備えたことを特徴とする着脱機構。
前記装着部は、前記装着部の側方に半円状に開口した陥没溝と、
前記陥没溝の中心軸線と平行に配置し、前記作業部と連結する連結軸を挿入するボス部と、
前記陥没溝と前記ボス部の近傍に配置し、前記陥没溝の中心軸線及び前記ボス部の中心軸線と交差する方向に稜線を有し、前記陥没溝と前記ボス部にかけて配置した峰状部と、を備え、
前記係合部は、前記陥没溝と係合可能な係合ピンと、
前記ボス部とともに前記連結軸を挿入して前記係合部及び装着部を固定可能な孔部と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の着脱機構。
前記係合部は前記係合ピン及び前記ボス部を取り付ける接続板と、
前記接続板は前記係合部を挿入するための傾斜部を有する開口部と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の着脱機構。
前記装着部は前記本体部に対して回動可能な回動部と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2又は3のいずれかに記載の着脱機構。
先端部に装着部を備えた本体部と、前記装着部に連結する係合部を有した作業部が本体部と着脱するための着脱機構であって、
前記装着部は、係合部方向に尖った稜線を有し、端面は稜線につながる三角山状からなる峰状部を備え、
前記係合部は、前記峰状部の稜線が当接可能な当接面、
を備えた着脱機構を備え、
前記本体部は走行機体に装着可能な装着部と、
前記作業部は対地作業が可能である作業部である、
を備えたことを特徴とする作業機。
前記装着部は、前記装着部の側方に半円状に開口した陥没溝と、
前記陥没溝の中心軸線と平行に配置し、前記作業部と連結する連結軸を挿入するボス部と、
前記陥没溝と前記ボス部の近傍に配置し、前記陥没溝の中心軸線及び前記ボス部の中心軸線と交差する方向に稜線を有し、前記陥没溝と前記ボス部にかけて配置した峰状部と、を備え、
前記係合部は、前記陥没溝と係合可能な係合ピンと、
前記ボス部とともに前記連結軸を挿入して前記係合部及び装着部を固定可能な孔部と、
を備えた着脱機構
を備えたことを特徴とする請求項5に記載の作業機。
前記係合部は前記係合ピン及び前記ボス部を取り付ける接続板と、
前記接続板は前記係合部を挿入するための傾斜部を有する開口部と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項5又は6のいずれかに記載の作業機。
前記装着部は前記本体部に対して回動可能な回動部と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項5又は6又は7のいずれかに記載の作業機。
前記装着部が固定される主フレームと、
前記主フレーム及び前記着脱機構を連結する伸縮手段と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項5又は6又は7又は8のいずれかに記載の作業機。
111 装着用装着部(ロワ)
112 装着用装着部(トップ)
21 マストフレーム
211 マストフレーム回動軸
22 入力軸
23 変則部
24 油圧ポンプ
25 方向制御弁(バルブユニット)
212 水平回動シリンダ
24 流体圧発生源
25 方向制御弁
31 オイルタンク
41 伸縮手段
411 第1ブーム
411A 第1ブーム回動軸
412 第1連結体
413 第2ブーム
414 第2連結体
415 第1シリンダ
416 第2シリンダ
417 第3シリンダ
418 第4シリンダ
42 リンク機構
51 作業部
512 回転軸
6 着脱機構
60 装着部
601 陥没溝
603 ボス部
604 峰状部
605 稜線
606 回動部
62 連結軸
65 係合部
651 係合ピン
652 孔部
653 当接面
654 接続板
655 開口部
656 傾斜部
a 本体部
A 作業機
B 走行機体
Claims (9)
- 先端部に装着部を備えた本体部と、前記装着部に連結する係合部を有した作業部が本体部と着脱するための着脱機構であって、
前記装着部は、前記装着部の側方に半円状に開口した陥没溝と、
前記陥没溝の中心軸線と平行に配置し、前記作業部と連結する連結軸を挿入するボス部と、
前記陥没溝と前記ボス部の近傍に配置し、前記陥没溝の中心軸線及び前記ボス部の中心軸線と交差する方向に稜線を有し、前記陥没溝と前記ボス部にかけて配置した峰状部と、を備え、
前記係合部は、前記陥没溝と係合可能な係合ピンと、
前記ボス部とともに前記連結軸を挿入して前記係合部及び装着部を固定可能な孔部と、
前記峰状部の稜線が当接可能な当接面と、
を備えたことを特徴とする着脱機構。 - 前記係合部は前記係合ピン及び前記ボス部を取り付ける接続板と、
前記接続板は前記装着部を挿入するための傾斜部を有する開口部と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の着脱機構。 - 前記装着部は前記本体部に対して回動可能な回動部と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の着脱機構。 - 前記装着部は、係合部方向に尖った稜線を有し、端面は稜線につながる三角山状からなる峰状部を備えたことを特徴とする請求項1又は2又は3のいずれかに記載の着脱機構。
- 先端部に装着部を備えた本体部と、前記装着部に連結する係合部を有した作業部が本体部と着脱するための着脱機構であって、
前記装着部は、前記装着部の側方に半円状に開口した陥没溝と、
前記陥没溝の中心軸線と平行に配置し、前記作業部と連結する連結軸を挿入するボス部と、
前記陥没溝と前記ボス部の近傍に配置し、前記陥没溝の中心軸線及び前記ボス部の中心軸線と交差する方向に稜線を有し、前記陥没溝と前記ボス部にかけて配置した峰状部と、を備え、
前記係合部は、前記陥没溝と係合可能な係合ピンと、
前記ボス部とともに前記連結軸を挿入して前記係合部及び装着部を固定可能な孔部と、
前記峰状部の稜線が当接可能な当接面とを有する着脱機構を備え、
前記本体部は走行機体に装着可能な装着部と、
前記作業部は対地作業が可能な作業部と、
を備えたことを特徴とする作業機。 - 前記係合部は前記係合ピン及び前記ボス部を取り付ける接続板と、
前記接続板は前記装着部を挿入するための傾斜部を有する開口部と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の作業機。 - 前記装着部は前記本体部に対して回動可能な回動部と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項5又は6のいずれかに記載の作業機。 - 前記装着部が固定される主フレームと、
前記主フレーム及び前記着脱機構を連結する伸縮手段と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項5又は6又は7のいずれかに記載の作業機。 - 前記装着部は、係合部方向に尖った稜線を有し、端面は稜線につながる三角山状からなる峰状部を備えたことを特徴とする請求項5又は6又は7又は8のいずれかに記載の着脱機構。
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