JPH0664035U - 空調用室外機の据え付け台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 筒状押出成形品の上面には連結用ボルトの扁
平な頭部のみを突出するようになして、邪魔にならず物
が引っ掛からない極めて安全な、しかも、外観上の体裁
も良く、連結用ボルトの軸部を雨水に曝さず錆びにくい
空調用室外機の据え付け台を提供する。 【構成】 連結用ボルト３を謂わば下向き状態に使用す
るよう構成したものであって、略方形断面に形成した筒
状押出成形品１の上面２内側に、空調用の室外機に対す
る連結用ボルト３の軸部４を収納し得る縦長溝５を長手
方向に沿って形成すると共に該縦長溝５の上部左右内側
面に、連結用ボルト３に螺合するナット６を係入するた
めの係入爪片７、７を長手方向に沿って突設したもので
ある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、空調用室外機を据え付けるに際して使用する空調用室外機の据え付 け台に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のこの種の据え付け台としては、実公平２−９３１５号公報に、方形断面 に形成した筒状押出成形品の上面に、空調用室外機に対する連結用ボルトの頭部 を係入する係止用蟻溝を、方形断面の内側に入り込んだ状態で長手方向に沿って 形成してなる空調用室外機の合成樹脂製据え付け台が開示されている。

【０００３】 かかる据え付け台は、筒状押出成形品の上面に空調用室外機を載置連結するに 使用する連結ボルトの頭部を前記係止用蟻溝に係入係止する構成であるため、謂 わば連結ボルトを上向き状態で使用するものであり、筒状押出成形品の上面には 該連結ボルトの螺子を刻設してなる長い軸部を上方に突出することとなって、邪 魔であってその先端に物が引っ掛かり易く、極めて危険であると共に外観上の体 裁も悪く、また連結用ボルトの軸部が雨水に曝されるため錆び易い等の欠点があ った。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、叙上の従来のこの種空調用室外機の据え付け台における欠点を解消 すべく案出したものであって、筒状押出成形品の上面には連結用ボルトの扁平な 頭部のみを突出するようになして、邪魔とならず物が引っ掛からない極めて安全 な、しかも、外観上の体裁も良く、連結用ボルトの軸部を雨水に曝さず錆びにく い空調用室外機の据え付け台を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対応する図面を用いて 説明すると、本考案は、連結用ボルト３を謂わば下向き状態に使用するよう構成 したものであって、略方形断面に形成した筒状押出成形品１の上面２内側に、空 調用の室外機に対する連結用ボルト３の軸部４を収納し得る縦長溝５を長手方向 に沿って形成すると共に該縦長溝５の上部左右内側面に、連結用ボルト３に螺合 するナット６を係入するための係入爪片７、７を長手方向に沿って突設したもの である。

【０００６】

【作用】

上記の手段により、縦長溝５内の係入爪片７、７上にナット６を係入した後、 連結用ボルト３を下向き状態の下でその軸部４を筒状押出成形品１の上面２上方 から縦長溝５内に向け前記ナット６に螺合させると、連結用ボルト３の軸部４は 縦長溝５内に完全に収納されると共に筒状押出成形品１の上面２上方には連結用 ボルト３の扁平な頭部８のみが突出する。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案を図示する実施例に基づき説明すると、略方形断面に形成した筒 状押出成形品１の上面２を空調用の室外機の載置面として構成し、且つ該上面２ の中央部に、室外機に対する連結用ボルト３の軸部４を挿入するための略逆台形 状の縦長溝５を長手方向に沿って形成していると共に該縦長溝５の上部左右内側 面には連結用ボルト３に螺合せしめるナット６を係入するための係入爪片７、７ を対向して長手方向に沿って突設している。

【０００８】 これにより、連結用ボルト３の軸部４を筒状押出成形品１内部の縦長溝５内に 収納させて連結用ボルト３の頭部８のみを筒状押出成形品１の上面１２上方に突 出させるように謂わば連結用ボルト３を下向き状態で締結使用することができる よう構成している。

【０００９】 また、縦長溝５の底部と筒状押出成形品１の下面とにわたって縦状補強リブ９ を一体に連設していると共に縦長溝５の底部と筒状押出成形品１の左右両側面と にわたって横状補強リブ１０を一体に連設している。

【００１０】 また、筒状押出成形品１の外底面には、所定間隔をもって弾性材等摩擦係数の 高い素材からなる滑り止め材１１を長手方向に沿って一体的に添設している。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は以上説明した如くなるものであって、連結用ボルトは、その軸部を縦 長溝内に完全に収納し、その頭部を筒状押出成形品の上面上方に突出させるに過 ぎないから、筒状押出成形品の上面上方の突出物を最小限に抑えることができて 、邪魔とならず物が引っ掛かることなく極めて安全であると共に外観上の体裁も 良く、更に、連結用ボルトの軸部は縦長溝内に完全に収納されることから雨水に 曝さず錆びにくい等の実用的効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】斜視図である。

【図２】空調用室外機を載置連結した状態の正面図であ
る。

【符号の説明】

１ 筒状押出成形品 ２ 上面 ３ 連結用ボルト ４ 軸部 ５ 縦長溝 ６ ナット ７ 係止爪片 ８ 頭部 ９ 縦状補強リブ １０ 横状補強リブ １１ 滑り止め材

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 略方形断面に形成した筒状押出成形品１
   の上面２内側に、空調用の室外機に対する連結用ボルト
   ３の軸部４を収納し得る縦長溝５を長手方向に沿って形
   成すると共に該縦長溝５の上部左右内側面に、連結用ボ
   ルト３に螺合するナット６を係入するための係入爪片
   ７、７を長手方向に沿って突設したことを特徴とする空
   調用室外機の据え付け台。
2. 【請求項２】 前記筒状押出成形品１の外底面に滑り止
   め材１１を添設してなる請求項１に記載の空調用室外機
   の据え付け台。