JPH0663695B2 - 扉の開閉装置 - Google Patents
扉の開閉装置Info
- Publication number
- JPH0663695B2 JPH0663695B2 JP63307118A JP30711888A JPH0663695B2 JP H0663695 B2 JPH0663695 B2 JP H0663695B2 JP 63307118 A JP63307118 A JP 63307118A JP 30711888 A JP30711888 A JP 30711888A JP H0663695 B2 JPH0663695 B2 JP H0663695B2
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- JP
- Japan
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- door
- latch
- lock
- view
- plate
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 <技術分野> 本発明は、主として冷蔵庫の扉の開閉装置に係り、詳し
くは、扉を左右任意の側から開閉操作することができる
装置に関する。
くは、扉を左右任意の側から開閉操作することができる
装置に関する。
<従来技術> 一般に、冷蔵庫の扉は、左右一方の側からのみ開閉操作
が可能となっており、製造時点で、いわゆる右開き、も
しくは左開きのいずれかに決められていた。
が可能となっており、製造時点で、いわゆる右開き、も
しくは左開きのいずれかに決められていた。
そのため、ユーザーは、購入時点で使用場所を考慮し
て、右開きもしくは左開きのいずれかのものを選択しな
ければならない。また、購入後、台所の模様変え等で冷
蔵庫の置き場所を変更すると、扉が壁に当たって開閉し
にくくなったり、あるいは置き場所が限定される等の不
都合がある。また、各人数で使用する場合は、そのうち
の利き腕が異なる人にとっては、開閉がしづらくなる、
という不便もある。
て、右開きもしくは左開きのいずれかのものを選択しな
ければならない。また、購入後、台所の模様変え等で冷
蔵庫の置き場所を変更すると、扉が壁に当たって開閉し
にくくなったり、あるいは置き場所が限定される等の不
都合がある。また、各人数で使用する場合は、そのうち
の利き腕が異なる人にとっては、開閉がしづらくなる、
という不便もある。
このような不都合を解消するために、従来より、左右任
意の側から開閉操作が可能な扉の開閉装置、いわゆる両
開き装置が多数提案されている。
意の側から開閉操作が可能な扉の開閉装置、いわゆる両
開き装置が多数提案されている。
第77図および第78図は従来の両開き装置の代表的なもの
を示している。
を示している。
第77図の装置は、扉10の上下両部の左右位置にそれぞ
れヒンジピン20,…を上下突出自在に設けるととも
に、扉10の上下部に対応する本体30の一部に、前記
ヒンジピン20の軸受凹部40を設け、扉10に設けた
操作ハンドル50の回動操作により、左右一方のヒンジ
ピン20が対応する軸受凹部40から抜け出して、扉1
0の開放が可能になるようにしたものである。
れヒンジピン20,…を上下突出自在に設けるととも
に、扉10の上下部に対応する本体30の一部に、前記
ヒンジピン20の軸受凹部40を設け、扉10に設けた
操作ハンドル50の回動操作により、左右一方のヒンジ
ピン20が対応する軸受凹部40から抜け出して、扉1
0の開放が可能になるようにしたものである。
また、第78図の装置は、本体60と扉70との間に中央
部分が開放された中間枠体80を設け、中間枠体80の
左右一側辺を本体60に枢着し、中間枠体80の他側辺
を扉70に枢着したものである。
部分が開放された中間枠体80を設け、中間枠体80の
左右一側辺を本体60に枢着し、中間枠体80の他側辺
を扉70に枢着したものである。
しかしながら、第77図の装置の場合、右開きと左開きと
を切り換えるための可動の操作ハンドル50が必要で、
構造が複雑となるばかりか、本体30の内部に幼児が閉
じ込められた場合、内側から扉10を開くことができな
いため、閉じ込め事故が起こる危険性がある。また、扉
10の内部に操作ハンドル50とヒンジピン20との連
動機構を組み込むため、扉の断熱性能が低下する、とい
う問題もある。
を切り換えるための可動の操作ハンドル50が必要で、
構造が複雑となるばかりか、本体30の内部に幼児が閉
じ込められた場合、内側から扉10を開くことができな
いため、閉じ込め事故が起こる危険性がある。また、扉
10の内部に操作ハンドル50とヒンジピン20との連
動機構を組み込むため、扉の断熱性能が低下する、とい
う問題もある。
また、第78図の装置では、パッキンが本体60と中間枠
体80との間、および中間枠体80と扉70との間に必
要となって、パッキンが二重になり、扉部分全体の厚み
が厚くなったり、断熱性能が悪くなったりする欠点があ
る。
体80との間、および中間枠体80と扉70との間に必
要となって、パッキンが二重になり、扉部分全体の厚み
が厚くなったり、断熱性能が悪くなったりする欠点があ
る。
<発明の目的> 本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであっ
て、可動の操作ハンドルを必要とせず、ハンドルを回す
といった操作なしに、扉を左右任意の側から開閉するこ
とができ、しかも構造が簡単で高い断熱性能が得られる
扉の開閉装置を提供することを目的とする。
て、可動の操作ハンドルを必要とせず、ハンドルを回す
といった操作なしに、扉を左右任意の側から開閉するこ
とができ、しかも構造が簡単で高い断熱性能が得られる
扉の開閉装置を提供することを目的とする。
<発明の構成> 本発明は、上記目的を達成するために、扉もしくはこの
扉が取り付けられる本体のいずれか一方の左右両端部に
ヒンジピンを突設するとともに、他方に、前記ヒンジピ
ンが扉の開放側から係脱自在に係合しうる係合溝を有す
る固定板を設け、前記固定板の左右両部にはそれぞれ、
外径側に開いたラッチ溝によりヒンジピンに係脱自在に
係合して該ヒンジピンを前記係合溝内に拘束するラッチ
板を回転自在に取り付けるとともに、これらラッチ板が
ヒンジピンを拘束する位置および拘束解除する位置の両
位置に位置するように付勢するスプリングを設け、これ
ら両ラッチ板間には、一方のラッチ板の拘束解除方向の
回転に連係して他方のラッチ板の回転を阻止する連結部
材を設け、前記ラッチ板もしくは前記連結部材のいずれ
か一方には、ロック溝を設け、他方には、前記ロック溝
に係合するロックピンを突設している。
扉が取り付けられる本体のいずれか一方の左右両端部に
ヒンジピンを突設するとともに、他方に、前記ヒンジピ
ンが扉の開放側から係脱自在に係合しうる係合溝を有す
る固定板を設け、前記固定板の左右両部にはそれぞれ、
外径側に開いたラッチ溝によりヒンジピンに係脱自在に
係合して該ヒンジピンを前記係合溝内に拘束するラッチ
板を回転自在に取り付けるとともに、これらラッチ板が
ヒンジピンを拘束する位置および拘束解除する位置の両
位置に位置するように付勢するスプリングを設け、これ
ら両ラッチ板間には、一方のラッチ板の拘束解除方向の
回転に連係して他方のラッチ板の回転を阻止する連結部
材を設け、前記ラッチ板もしくは前記連結部材のいずれ
か一方には、ロック溝を設け、他方には、前記ロック溝
に係合するロックピンを突設している。
あるいは、扉もしくはこの扉が取り付けられる本体のい
ずれか一方の左右両端部にヒンジピンを突設するととも
に、他方に、前記ヒンジピンが扉の開放側から係脱自在
に係合しうる係合溝を有する固定板を設け、前記固定板
の左右両部にはそれぞれ、外径側に開いたラッチ溝によ
りヒンジピンに係出自在に係合して該ヒンジピンを前記
係合溝内に拘束するラッチ板を回転自在に取り付け、こ
れら両ラッチ板間には、一方のラッチ板の拘束解除方向
の回転に連係して他方のラッチ板の回転を阻止する連結
部材を設け、 前記連結部材を、左右各ラッチ板の近傍で固定板にそれ
ぞれ枢着された一対のI形リンクと、これらI形リンク
の一端部どうしを結合する連結リンクとで構成し、各I
形リンクに、ラッチ板の回転を規制するためのロックピ
ンを突設する一方、各ラッチ板には、前記ロックピンが
係合するスライド案内部とストッパー部とが屈曲状に形
成されたロック溝を設けた。
ずれか一方の左右両端部にヒンジピンを突設するととも
に、他方に、前記ヒンジピンが扉の開放側から係脱自在
に係合しうる係合溝を有する固定板を設け、前記固定板
の左右両部にはそれぞれ、外径側に開いたラッチ溝によ
りヒンジピンに係出自在に係合して該ヒンジピンを前記
係合溝内に拘束するラッチ板を回転自在に取り付け、こ
れら両ラッチ板間には、一方のラッチ板の拘束解除方向
の回転に連係して他方のラッチ板の回転を阻止する連結
部材を設け、 前記連結部材を、左右各ラッチ板の近傍で固定板にそれ
ぞれ枢着された一対のI形リンクと、これらI形リンク
の一端部どうしを結合する連結リンクとで構成し、各I
形リンクに、ラッチ板の回転を規制するためのロックピ
ンを突設する一方、各ラッチ板には、前記ロックピンが
係合するスライド案内部とストッパー部とが屈曲状に形
成されたロック溝を設けた。
<実施例> 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
する。
第1実施例 第1図ないし第5図は請求項1に対応した第1実施例に
係り、第1図は扉の閉止状態における平面図、第2図は
開放状態における平面図、第3図は正面図、第4図は分
解斜視図、第5図はこの扉の開閉装置を備えた冷蔵庫の
外観斜視図である これらの図に示すように、この実施例の扉の開閉装置
は、扉1の左右両部に突設された左右一対のヒンジピン
2a,2bと、扉1の上下部に対向するよう本体3(第5図
に図示)に設けられた固定板4と、固定板4の左右位置
に回転自在に取り付けられた左右一対のラッチ板5a,5b
と、一対のラッチ板5a,5b間に設けられた連結部材6と
を備えている。
係り、第1図は扉の閉止状態における平面図、第2図は
開放状態における平面図、第3図は正面図、第4図は分
解斜視図、第5図はこの扉の開閉装置を備えた冷蔵庫の
外観斜視図である これらの図に示すように、この実施例の扉の開閉装置
は、扉1の左右両部に突設された左右一対のヒンジピン
2a,2bと、扉1の上下部に対向するよう本体3(第5図
に図示)に設けられた固定板4と、固定板4の左右位置
に回転自在に取り付けられた左右一対のラッチ板5a,5b
と、一対のラッチ板5a,5b間に設けられた連結部材6と
を備えている。
固定板4は、その左右両部にそれぞれ係合溝7a,7bが形
成されている。これらの係合溝7a,7bは、扉1の開放側
(第1図および第2図において下側)に開口しており、
対応する側のヒンジピン2a,2bが扉1の開放側から嵌入
して係合しうるようになっている。
成されている。これらの係合溝7a,7bは、扉1の開放側
(第1図および第2図において下側)に開口しており、
対応する側のヒンジピン2a,2bが扉1の開放側から嵌入
して係合しうるようになっている。
ラッチ板5a,5bは、固定板4の係合溝7a,7bに係合したヒ
ンジピン2a,2bを該係合溝7a,7bの奥部に拘束するもの
で、ヒンジピン2a,2bが係脱しうるように外径側に開い
たラッチ溝8a,8bを有する。このラッチ板5a,5bは、係合
溝7a,7bの内側位置で回転軸9a,9bにより固定板4に回転
自在に枢着されており、第1図に示すように、ラッチ溝
8a,8bが左右外方を向いた角度位置においては、ラッチ
溝8a,8bが係合溝7a,7bと交差しての交差部内にヒンジピ
ン2a,2bを拘束し、その角度位置から一定角度だけ拘束
解除方向(図の右側のラッチ板5aであれば時計方向、左
側のラッチ板5bでは反時計方向)に回転することによ
り、ラッチ溝8a,8bの開口が係合溝7a,7bの開口と合致し
て、ヒンジピン2a,2bの係合溝7a,7bからの抜け出しを許
容する。
ンジピン2a,2bを該係合溝7a,7bの奥部に拘束するもの
で、ヒンジピン2a,2bが係脱しうるように外径側に開い
たラッチ溝8a,8bを有する。このラッチ板5a,5bは、係合
溝7a,7bの内側位置で回転軸9a,9bにより固定板4に回転
自在に枢着されており、第1図に示すように、ラッチ溝
8a,8bが左右外方を向いた角度位置においては、ラッチ
溝8a,8bが係合溝7a,7bと交差しての交差部内にヒンジピ
ン2a,2bを拘束し、その角度位置から一定角度だけ拘束
解除方向(図の右側のラッチ板5aであれば時計方向、左
側のラッチ板5bでは反時計方向)に回転することによ
り、ラッチ溝8a,8bの開口が係合溝7a,7bの開口と合致し
て、ヒンジピン2a,2bの係合溝7a,7bからの抜け出しを許
容する。
スプリング10a,10bは、ラッチ板5a,5bと固定板4との間
に設けたもので、ラッチ板5a,5bがヒンジピン2a,2bを拘
束する位置および拘束解除する位置の両位置に位置する
よう付勢するものである。
に設けたもので、ラッチ板5a,5bがヒンジピン2a,2bを拘
束する位置および拘束解除する位置の両位置に位置する
よう付勢するものである。
このスプリング10a,10bの一端は、ラッチ板5a,5bのラッ
チ溝8a,8bと反対側の端部に突設した取付ピン11a,11bに
回転自在に枢着され、また、他端は、固定板4に突設さ
れた取付ピン12a,12bに回転自在に枢着されている。取
付ピン12a,12bは、ラッチ板5a,5bがヒンジピン2a,2bを
拘束する位置および拘束解除する位置との間を回転する
際に、取付ピン11a,11bと回転軸9a,9bとで成す角度範囲
のほぼ中間となる位置に設ける。
チ溝8a,8bと反対側の端部に突設した取付ピン11a,11bに
回転自在に枢着され、また、他端は、固定板4に突設さ
れた取付ピン12a,12bに回転自在に枢着されている。取
付ピン12a,12bは、ラッチ板5a,5bがヒンジピン2a,2bを
拘束する位置および拘束解除する位置との間を回転する
際に、取付ピン11a,11bと回転軸9a,9bとで成す角度範囲
のほぼ中間となる位置に設ける。
スプリング10a,10bは、その両端が常に広がろうとする
方向に力がかかるようになっており、このスプリング10
a,10bは、扉1の閉止時において、扉1を本体3に密着
させる機能も有するものである。
方向に力がかかるようになっており、このスプリング10
a,10bは、扉1の閉止時において、扉1を本体3に密着
させる機能も有するものである。
連結部材6は、一方のラッチ板5a(5b)の拘束解除方向
の回転に連係して他方のラッチ板5b(5a)の回転を阻止
するもので、一対のリンク6a,6bと、これらリンク6a,6b
の一端部同士を結合する連結リンク6cとで構成されてい
る。リンク6a,6bは、左右各ラッチ板の近傍で固定板4
にそれぞれ枢軸13a,13bにより揺動自在に枢着されてい
る。各リンク6a,6bには、それぞれロック溝14a,14bが形
成されており、このロック溝14a,14bにはラッチ板5a,5b
に突設されたロックピン15a,15bが係合している。ロッ
ク溝14a,14bは、ほぼ「L」字形に屈曲した形状で、リ
ンク6a,6bの枢軸13a,13bから遠ざかる方向に延長したス
ライド案内部14a1,14b1と、リンク6a,6bの枢軸13a,13
bを中心とした円弧に沿って設けたストッパー部14a2,1
4b2とからなる。
の回転に連係して他方のラッチ板5b(5a)の回転を阻止
するもので、一対のリンク6a,6bと、これらリンク6a,6b
の一端部同士を結合する連結リンク6cとで構成されてい
る。リンク6a,6bは、左右各ラッチ板の近傍で固定板4
にそれぞれ枢軸13a,13bにより揺動自在に枢着されてい
る。各リンク6a,6bには、それぞれロック溝14a,14bが形
成されており、このロック溝14a,14bにはラッチ板5a,5b
に突設されたロックピン15a,15bが係合している。ロッ
ク溝14a,14bは、ほぼ「L」字形に屈曲した形状で、リ
ンク6a,6bの枢軸13a,13bから遠ざかる方向に延長したス
ライド案内部14a1,14b1と、リンク6a,6bの枢軸13a,13
bを中心とした円弧に沿って設けたストッパー部14a2,1
4b2とからなる。
第5図において符号16は扉1の取手である。
次に上記構成の動作を説明する。
第1図に示すように、各ラッチ板5a,5bのラッチ溝8a,8b
が左右外方を向いている状態では、ラッチ溝8a,8bが係
合溝7a,7bと交差しており、その交差部内にヒンジピン2
a,2bが拘束され、その結果、扉1は閉止状態に保持され
る。
が左右外方を向いている状態では、ラッチ溝8a,8bが係
合溝7a,7bと交差しており、その交差部内にヒンジピン2
a,2bが拘束され、その結果、扉1は閉止状態に保持され
る。
ここで、扉1を右から開く場合、扉1の右側の取手16を
引く。すると、右側のヒンジピン2aが係合溝7aがら抜け
出す方向に引かれることになり、これに伴い、右側のラ
ッチ板5aに時計方向、すなわち拘束解除方向の回転力が
作用する。このとき、ラッチ板5aに設けたロックピン15
a,は、ロック溝14aの角部に位置しており、スライド案
内部14a1をスライド移動しうる。ロックピン15aがスラ
イド案内部14a1に沿ってスライドすることで、ラッチ
板5aは、第2図に示すように、時計方向に回転する。ラ
ッチ板5aが一定角度回転すると、ラッチ溝8aの開口が係
合溝7aの開口と合致する。これによって、右側のヒンジ
ピン2aの係合溝7aからの抜け出しが可能となる。
引く。すると、右側のヒンジピン2aが係合溝7aがら抜け
出す方向に引かれることになり、これに伴い、右側のラ
ッチ板5aに時計方向、すなわち拘束解除方向の回転力が
作用する。このとき、ラッチ板5aに設けたロックピン15
a,は、ロック溝14aの角部に位置しており、スライド案
内部14a1をスライド移動しうる。ロックピン15aがスラ
イド案内部14a1に沿ってスライドすることで、ラッチ
板5aは、第2図に示すように、時計方向に回転する。ラ
ッチ板5aが一定角度回転すると、ラッチ溝8aの開口が係
合溝7aの開口と合致する。これによって、右側のヒンジ
ピン2aの係合溝7aからの抜け出しが可能となる。
一方、右側のラッチ板5aのロックピン15aが、該ラッチ
板5aの回転に伴ってロック溝14aのスライド案内部14a1
をスライド移動することで、リンク6aは、時計方向に揺
動し、連結リンク6cを介して他の(左側の)リンク6bを
同方向に揺動させる。左のラッチ板5bの側では、リンク
6bに設けたロック溝14bのストッパー部14b2にロックピ
ン15bが嵌まり込む。これで、ラッチ板5bはいずれの方
向にも回転できなくなる。ラッチ板5bの回転が阻止され
ることで、左側のヒンジピン2bの拘束状態が維持され
る。
板5aの回転に伴ってロック溝14aのスライド案内部14a1
をスライド移動することで、リンク6aは、時計方向に揺
動し、連結リンク6cを介して他の(左側の)リンク6bを
同方向に揺動させる。左のラッチ板5bの側では、リンク
6bに設けたロック溝14bのストッパー部14b2にロックピ
ン15bが嵌まり込む。これで、ラッチ板5bはいずれの方
向にも回転できなくなる。ラッチ板5bの回転が阻止され
ることで、左側のヒンジピン2bの拘束状態が維持され
る。
このように、左側のヒンジピン2bが係合溝7bの奥部に拘
束され、右側のヒンジピン2aが係合溝7aから抜け出し可
能となるので、扉1は、左側のヒンジピン2bを回動中心
として開放されることになる。
束され、右側のヒンジピン2aが係合溝7aから抜け出し可
能となるので、扉1は、左側のヒンジピン2bを回動中心
として開放されることになる。
このラッチ板5aの回転に際して、スプリング10aは、一
旦押し縮められ、扉1の開放操作は、これに抗しながら
行うことになるが、ラッチ板5aの回転角度の半分を過ぎ
た時点から、スプリング10aは再び広がることになるの
で、ラッチ板5aの拘束解除方向の回転を付勢し、完全に
拘束解除位置まで回転した後もこの位置を維持するよう
に付勢される。
旦押し縮められ、扉1の開放操作は、これに抗しながら
行うことになるが、ラッチ板5aの回転角度の半分を過ぎ
た時点から、スプリング10aは再び広がることになるの
で、ラッチ板5aの拘束解除方向の回転を付勢し、完全に
拘束解除位置まで回転した後もこの位置を維持するよう
に付勢される。
上記のように開放された扉1を閉める場合は、扉1の右
側部を閉止方向に押せばよい。この扉1の閉止動に伴
い、右側のヒンジピン2aは、対応する係合溝7aに嵌まり
込むが、これと同時に、ラッチ板5aのラッチ溝8aに受け
入れられ、ラッチ板5aに反時計方向の回転力を付与す
る。このとき、ロックピン15aがロック溝14aのスライド
案内部14a1の先端にあって、ラッチ板5aは反時計方向
の回転が可能の状態にあるから、ヒンジピン2aからの回
転力付与により反時計方向に回転して第1図の状態に復
帰し、再びヒンジピン2aを係合溝7aの奥部に拘束するこ
とになる。
側部を閉止方向に押せばよい。この扉1の閉止動に伴
い、右側のヒンジピン2aは、対応する係合溝7aに嵌まり
込むが、これと同時に、ラッチ板5aのラッチ溝8aに受け
入れられ、ラッチ板5aに反時計方向の回転力を付与す
る。このとき、ロックピン15aがロック溝14aのスライド
案内部14a1の先端にあって、ラッチ板5aは反時計方向
の回転が可能の状態にあるから、ヒンジピン2aからの回
転力付与により反時計方向に回転して第1図の状態に復
帰し、再びヒンジピン2aを係合溝7aの奥部に拘束するこ
とになる。
また、ラッチ板5aの反時計方向の回転に伴い、ロックピ
ン15aがロック溝14aの屈曲角部に戻るから、連結部材6
も、第1図の中立位置に復帰する。
ン15aがロック溝14aの屈曲角部に戻るから、連結部材6
も、第1図の中立位置に復帰する。
また、この際スプリング10aは、一旦押し縮められる
が、回転角度の半分を過ぎた時点からスプリング10aは
再び広がることになり、ラッチ板5aの拘束方向の回転を
付勢し、完全に拘束位置まで回転した後もこの位置を維
持するように付勢される。
が、回転角度の半分を過ぎた時点からスプリング10aは
再び広がることになり、ラッチ板5aの拘束方向の回転を
付勢し、完全に拘束位置まで回転した後もこの位置を維
持するように付勢される。
スプリング10a,10bは、扉1の閉止時において、その付
勢力によって扉1を本体3に圧着させる機能を有してい
るので、この第1実施例では、扉のパッキンを従来例と
異なる構成としている。
勢力によって扉1を本体3に圧着させる機能を有してい
るので、この第1実施例では、扉のパッキンを従来例と
異なる構成としている。
すなわち、従来の扉のパッキン36では、第6図の水平断
面図に示されるように、扉1と本体3との密着不良によ
る冷気漏れを防ぐために、本体3前面のフランジ35に当
たるパッキン36の部分には、マグネット37を入れてその
吸着力によって冷気シールを行っている。しかしなが
ら、このように扉のパッキン36にマグネット37を入れる
ものにあっては、マグネット37が熱伝導率が高いため
に、該マグネット37を介して熱が侵入することになり、
断熱性に劣るという難点がある。
面図に示されるように、扉1と本体3との密着不良によ
る冷気漏れを防ぐために、本体3前面のフランジ35に当
たるパッキン36の部分には、マグネット37を入れてその
吸着力によって冷気シールを行っている。しかしなが
ら、このように扉のパッキン36にマグネット37を入れる
ものにあっては、マグネット37が熱伝導率が高いため
に、該マグネット37を介して熱が侵入することになり、
断熱性に劣るという難点がある。
そこで、この第1実施例においては、スプリング10a,10
bによって扉1が本体3に圧着されるので、第7図に示
されるように、扉1のパッキン38にはマグネット37を入
れないようにしている。この第1実施例では、従来マグ
ネット37が入れられていた空間を複数の区画に分けて内
部の空気によって断熱するようにしており、また、本体
3に当たる部分をやや凸状として、扉1を閉止したとき
に、この部分が潰れて冷気シールを行うようにしてい
る。このように、パッキン38にマグネット37を入れる必
要がないので、断熱性が向上する。
bによって扉1が本体3に圧着されるので、第7図に示
されるように、扉1のパッキン38にはマグネット37を入
れないようにしている。この第1実施例では、従来マグ
ネット37が入れられていた空間を複数の区画に分けて内
部の空気によって断熱するようにしており、また、本体
3に当たる部分をやや凸状として、扉1を閉止したとき
に、この部分が潰れて冷気シールを行うようにしてい
る。このように、パッキン38にマグネット37を入れる必
要がないので、断熱性が向上する。
扉1を左側から開閉する場合は、上記とは左右逆の動作
により扉1の開放、閉止が行われるので、その動作説明
は省略する。
により扉1の開放、閉止が行われるので、その動作説明
は省略する。
なお、扉1の左右両部を同時に開放方向に引くと、左右
両側のヒンジピン2a,2b、ラッチ板5a,5b、ロックピン15
a,15bおよびロック溝14a,14bを介して、リンク6a,6bに
時計方向の揺動力と反時計方向の揺動力とが作用するこ
とになり、この左右のリンク6a,6bは連結リンク6cによ
り結合されているため、これら連結部材6はいずれの方
向にも揺動しない。そのため、各ラッチ板5a,5bの回転
が阻止され、その結果、各ヒンジピン2a,2bは係合溝7a,
7bから抜け出さなくなり、扉1は閉止状態に維持され
る。
両側のヒンジピン2a,2b、ラッチ板5a,5b、ロックピン15
a,15bおよびロック溝14a,14bを介して、リンク6a,6bに
時計方向の揺動力と反時計方向の揺動力とが作用するこ
とになり、この左右のリンク6a,6bは連結リンク6cによ
り結合されているため、これら連結部材6はいずれの方
向にも揺動しない。そのため、各ラッチ板5a,5bの回転
が阻止され、その結果、各ヒンジピン2a,2bは係合溝7a,
7bから抜け出さなくなり、扉1は閉止状態に維持され
る。
扉1を取り外したいときは、扉1の左右一方を開放した
後、開放した側のラッチ板5a(5b)をドライバのような
棒体で拘束解除方向とは逆方向に回転させればよい。開
放した側のラッチ板5a(5b)が同方向に回転すること
で、他方のラッチ板5b(5a)の回転阻止状態が解除さ
れ、他方のヒンジピン2b(2a)の係合溝7b(7a)からの
抜け出しが可能になる。
後、開放した側のラッチ板5a(5b)をドライバのような
棒体で拘束解除方向とは逆方向に回転させればよい。開
放した側のラッチ板5a(5b)が同方向に回転すること
で、他方のラッチ板5b(5a)の回転阻止状態が解除さ
れ、他方のヒンジピン2b(2a)の係合溝7b(7a)からの
抜け出しが可能になる。
ところで、扉1の閉止時にラッチ板5a,5bが完全に拘束
位置にないと、すなわち、連結部材6が中立位置に位置
していないと、ロックピン15a,15bがロック溝14a,14bの
ストッパー部14a2,14b2からスライド案内部14a1,14b
1に円滑に移動していけないため、左右の開閉方向の切
換えが円滑に行えなくなる虞れがあるが、スプリング10
a,10bによりラッチ板5a,5bが拘束位置を維持するように
付勢されるため、連結部材6が常に中立位置に保たれ、
左右の開閉方向の切換えを円滑に行うことができる。
位置にないと、すなわち、連結部材6が中立位置に位置
していないと、ロックピン15a,15bがロック溝14a,14bの
ストッパー部14a2,14b2からスライド案内部14a1,14b
1に円滑に移動していけないため、左右の開閉方向の切
換えが円滑に行えなくなる虞れがあるが、スプリング10
a,10bによりラッチ板5a,5bが拘束位置を維持するように
付勢されるため、連結部材6が常に中立位置に保たれ、
左右の開閉方向の切換えを円滑に行うことができる。
また、扉1を一方から開いているとき、開放した側のラ
ッチ板5a(5b)が扉1の開閉時の反動などで不用意に拘
束方向に回転すると、他方のラッチ板5b(5a)の回転阻
止状態が解除され、扉1が外れてしまう虞れがあるが、
スプリング10a,10bによりラッチ板5a,5bが拘束解除位置
を維持するように付勢されているために、扉1が外れて
しまうのを防止することができる。
ッチ板5a(5b)が扉1の開閉時の反動などで不用意に拘
束方向に回転すると、他方のラッチ板5b(5a)の回転阻
止状態が解除され、扉1が外れてしまう虞れがあるが、
スプリング10a,10bによりラッチ板5a,5bが拘束解除位置
を維持するように付勢されているために、扉1が外れて
しまうのを防止することができる。
第8図は、上述の実施例の右側のリンク6aのロック溝14
aの拡大図である。上述のように、各リンク6a,6bでは、
それぞれロック溝14a,14bは、ほぼ「L」字状に形成さ
れており、このロック溝14a,14bのスライド案内部14
a1,,14b1とストッパー部14a2,14b2との間は、ほぼ
直角に屈曲している。
aの拡大図である。上述のように、各リンク6a,6bでは、
それぞれロック溝14a,14bは、ほぼ「L」字状に形成さ
れており、このロック溝14a,14bのスライド案内部14
a1,,14b1とストッパー部14a2,14b2との間は、ほぼ
直角に屈曲している。
上述のように、左右いずれの方向からも扉1を円滑に開
放できるためには、扉1の閉止時にラッチ板5a,5bのロ
ックピン15a,15bが、ロック溝14a,14bの屈曲角部に位置
している必要がある。しかしながら、扉1あるいは本体
3の組み立て精度が悪いような場合には、扉1の上下に
おいて捩れた位置関係になることがあり、かかる場合に
は、扉1の上下のどちらかにおいては、ロックピン15a
が第8図の仮想線で示されるように、ロック溝14aの屈
曲角部に位置せず、いわゆる、半開きの状態となり、反
対側から開放しようとしてもロックピン15aがスライド
案内部14a1の側壁に当接してしまい、ストッパー部14a
2に円滑に移動できないために、扉1を円滑に開放でき
ない場合がある。
放できるためには、扉1の閉止時にラッチ板5a,5bのロ
ックピン15a,15bが、ロック溝14a,14bの屈曲角部に位置
している必要がある。しかしながら、扉1あるいは本体
3の組み立て精度が悪いような場合には、扉1の上下に
おいて捩れた位置関係になることがあり、かかる場合に
は、扉1の上下のどちらかにおいては、ロックピン15a
が第8図の仮想線で示されるように、ロック溝14aの屈
曲角部に位置せず、いわゆる、半開きの状態となり、反
対側から開放しようとしてもロックピン15aがスライド
案内部14a1の側壁に当接してしまい、ストッパー部14a
2に円滑に移動できないために、扉1を円滑に開放でき
ない場合がある。
そこで、この第1実施例の変形例として、第9図に示さ
れるように、リンク6aのロック溝14aのスライド案内部1
4a1とストッパー部14a2との屈曲部の内側部分14a3を
曲線状に形成してもよい。このようにすることにより、
ロックピン15aが第9図の仮想線で示されるように、ロ
ック溝14aの屈曲角部に位置せず、いわゆる、半開きの
状態となっても、反対側から開放しようとすると、ロッ
クピン15aが曲線状の部分14a3に案内されてストッパー
部14a2に円滑に移動していくことになり、扉1を円滑
に開放できることになる。なお、第9図において、右側
のリンク6aについてのみ示したけれども左側のリンク6b
も同様である。
れるように、リンク6aのロック溝14aのスライド案内部1
4a1とストッパー部14a2との屈曲部の内側部分14a3を
曲線状に形成してもよい。このようにすることにより、
ロックピン15aが第9図の仮想線で示されるように、ロ
ック溝14aの屈曲角部に位置せず、いわゆる、半開きの
状態となっても、反対側から開放しようとすると、ロッ
クピン15aが曲線状の部分14a3に案内されてストッパー
部14a2に円滑に移動していくことになり、扉1を円滑
に開放できることになる。なお、第9図において、右側
のリンク6aについてのみ示したけれども左側のリンク6b
も同様である。
第10図は、第1実施例の左側のスプリング10bの固定板
4またはラッチ板5bへの取り付け部を示しており、右側
のスプリング10aも同様である。この実施例では、スプ
リング10a,10bの端部を円弧状に折曲してこの円弧状部
分を固定板4またはラッチ板5a,5bの取付ピン11a,11b,1
2a,12bに嵌め込むようにしている。
4またはラッチ板5bへの取り付け部を示しており、右側
のスプリング10aも同様である。この実施例では、スプ
リング10a,10bの端部を円弧状に折曲してこの円弧状部
分を固定板4またはラッチ板5a,5bの取付ピン11a,11b,1
2a,12bに嵌め込むようにしている。
このようにして取り付けられたスプリング10a,10bが、
取付ピン11a,11b,12a,12bから容易に外れることがない
ようにするために、スプリング10a,10bが嵌め込まれた
取付ピン11a,11b,12a,12bの端部にEリングを嵌め込む
ことが考えられるが、Eリングは、スラスト方向の荷重
に対してあまり強くないために、扉の開閉操作を繰り返
しているうちに、Eリング状が外れてしまう虞れがあ
る。そこで、取付ピン11a,11b,12a,12bを頭付の取付ピ
ンとし、スプリング10a,10bを頭付の取付ピンに嵌め込
んだ後に、固定板4またはラッチ板5a,5bの取付穴に挿
入して裏面からかしめることが考えられるが、スプリン
グ10a,10bを嵌め込んだ頭付の取付ピンをラッチ板5a,5b
および固定板4の両者にかしめる作業は容易でない。
取付ピン11a,11b,12a,12bから容易に外れることがない
ようにするために、スプリング10a,10bが嵌め込まれた
取付ピン11a,11b,12a,12bの端部にEリングを嵌め込む
ことが考えられるが、Eリングは、スラスト方向の荷重
に対してあまり強くないために、扉の開閉操作を繰り返
しているうちに、Eリング状が外れてしまう虞れがあ
る。そこで、取付ピン11a,11b,12a,12bを頭付の取付ピ
ンとし、スプリング10a,10bを頭付の取付ピンに嵌め込
んだ後に、固定板4またはラッチ板5a,5bの取付穴に挿
入して裏面からかしめることが考えられるが、スプリン
グ10a,10bを嵌め込んだ頭付の取付ピンをラッチ板5a,5b
および固定板4の両者にかしめる作業は容易でない。
そこで、この第1実施例の変形例として、第11図に示さ
れるように、スプリング10a,10bの端部を、該スプリン
グ10a,10bの付勢方向側(外側)に開いた略半円弧状
(Ω形状)として、頭付の取付ピン11a,11b,12a,12bを
ラッチ板5a,5bおよび固定板4に予めかしめておき、こ
の頭付の取付ピン11a,11b,12a,12bに、スプリング10a,1
0bを、該スプリング10a,10bの開いた部分から嵌め込む
ようにしてもよい。このようにスプリング10a,10bは、
その付勢方向側に開いているので、スプリンズ10a,10b
が容易に外れることがなくなるとともに、取り付け作業
も容易となる。なお、スプリング10a,10bの端部の形状
としては、第12図に示されるように「2」の字状にして
もよい。
れるように、スプリング10a,10bの端部を、該スプリン
グ10a,10bの付勢方向側(外側)に開いた略半円弧状
(Ω形状)として、頭付の取付ピン11a,11b,12a,12bを
ラッチ板5a,5bおよび固定板4に予めかしめておき、こ
の頭付の取付ピン11a,11b,12a,12bに、スプリング10a,1
0bを、該スプリング10a,10bの開いた部分から嵌め込む
ようにしてもよい。このようにスプリング10a,10bは、
その付勢方向側に開いているので、スプリンズ10a,10b
が容易に外れることがなくなるとともに、取り付け作業
も容易となる。なお、スプリング10a,10bの端部の形状
としては、第12図に示されるように「2」の字状にして
もよい。
このスプリング10a,10bは、扉1の開閉に際して、ラッ
チ板5a,5bが回転する度にその取付部が回転し、また、
スプリング10a,10bには、常にに広がろうとする力が働
き、さらに、円弧状のスプリング10a,10bと取付ピン11
a,11b,12a,12bとは点接触であるために、集中荷重によ
って摩耗しやすく、スプリング10a,10bの取付部が折損
する虞れがある。
チ板5a,5bが回転する度にその取付部が回転し、また、
スプリング10a,10bには、常にに広がろうとする力が働
き、さらに、円弧状のスプリング10a,10bと取付ピン11
a,11b,12a,12bとは点接触であるために、集中荷重によ
って摩耗しやすく、スプリング10a,10bの取付部が折損
する虞れがある。
そこで、第1実施例のさらに変形例として、第13図の平
面図および第14図の正面図に示されるように、スプリン
グ10a,10bの端部をブッシング39に巻き付け、このブッ
シング39を介して取付ピン11a,11b,12a,12bに取り付け
るようにしてもよい。この円筒状のブッシング39の外径
は、スプリング10a,10bの端部の円弧状の内径よりもや
や大きく選ぶことにより、スプリング10a,10bがブッシ
ング39を締め付けてスプリング10a,10bが固定される。
このようにすることにより、取付ピン11a,11b,12a,12b
との接触面積が大きくなって摩耗しにくくなるとととも
に、スプリング10a,10b自体は摩耗しないので、スプリ
ング10a,10bが折損することがない。
面図および第14図の正面図に示されるように、スプリン
グ10a,10bの端部をブッシング39に巻き付け、このブッ
シング39を介して取付ピン11a,11b,12a,12bに取り付け
るようにしてもよい。この円筒状のブッシング39の外径
は、スプリング10a,10bの端部の円弧状の内径よりもや
や大きく選ぶことにより、スプリング10a,10bがブッシ
ング39を締め付けてスプリング10a,10bが固定される。
このようにすることにより、取付ピン11a,11b,12a,12b
との接触面積が大きくなって摩耗しにくくなるとととも
に、スプリング10a,10b自体は摩耗しないので、スプリ
ング10a,10bが折損することがない。
また、スプリング10a,10bのブッシング39への巻き付け
回数を、2回以上とすることにより、スプリング10a,10
bをより安定に取り付けるようにしてもよい。この例で
は、取付ピン11a,11b,12a,12bは頭付の取付ピンとして
いる。なお、第13図および第14図では、左側のスプリン
グ10bのみを図示しているが、右側のスプリング10aも同
様である。
回数を、2回以上とすることにより、スプリング10a,10
bをより安定に取り付けるようにしてもよい。この例で
は、取付ピン11a,11b,12a,12bは頭付の取付ピンとして
いる。なお、第13図および第14図では、左側のスプリン
グ10bのみを図示しているが、右側のスプリング10aも同
様である。
第15図は、上記第1実施例のロックピン15a,15bの取り
付け部の拡大断面図である。この第15図において、40は
抜け止め用の止め輪、41はワッシャである。扉の開閉時
においては、ロックピン15a,15bがリンク6a,6bのロック
溝14a,14b中を摺動するので、ロックピン15a,15bが摩耗
し、ロックピン15a,15bが折損する虞れがある。そこ
で、第1実施例の変形例として、第16図に示されるよう
に、ロックピン15a,15bに回転自在な円筒状のスリーブ4
2を遊嵌してもよい。これによって、扉の開閉時におい
て、スリーブ42が回転するために、ロックピン15a,15b
の摩耗が防止される。なお、ロックピン15a,15bを第17
図に示されるように、頭付の取付ピンとしてもよく、第
18図のようにビスを用いてもよい。この場合には、止め
輪40およびワッシャ41を省略できることになる。
付け部の拡大断面図である。この第15図において、40は
抜け止め用の止め輪、41はワッシャである。扉の開閉時
においては、ロックピン15a,15bがリンク6a,6bのロック
溝14a,14b中を摺動するので、ロックピン15a,15bが摩耗
し、ロックピン15a,15bが折損する虞れがある。そこ
で、第1実施例の変形例として、第16図に示されるよう
に、ロックピン15a,15bに回転自在な円筒状のスリーブ4
2を遊嵌してもよい。これによって、扉の開閉時におい
て、スリーブ42が回転するために、ロックピン15a,15b
の摩耗が防止される。なお、ロックピン15a,15bを第17
図に示されるように、頭付の取付ピンとしてもよく、第
18図のようにビスを用いてもよい。この場合には、止め
輪40およびワッシャ41を省略できることになる。
なお、上記の例では、リンク6a,6bを、固定板4の前面
側に枢着し、連結リンク6cを固定板4の背面側に設けた
が、これと逆にリンク6a,6bを固定板4の背面側に枢着
し、連結リンク6cを固定板4の前面側に設けるようにし
てもよい。この場合、ロック溝14a,14bのスライド案内
部14a1,14b1はストッパー部14a2,14b2の端部から枢
軸13a,13bに近付く方向に延長した形状である。
側に枢着し、連結リンク6cを固定板4の背面側に設けた
が、これと逆にリンク6a,6bを固定板4の背面側に枢着
し、連結リンク6cを固定板4の前面側に設けるようにし
てもよい。この場合、ロック溝14a,14bのスライド案内
部14a1,14b1はストッパー部14a2,14b2の端部から枢
軸13a,13bに近付く方向に延長した形状である。
連結リンク6cをどちらの側に設けるかは、扉1のデザイ
ン(扉1の上面手前側に取手16を設ける場合等)あるい
は取り付け部分の構造等により、連結リンク6cが邪魔に
ならないように適した方を選べばよい。
ン(扉1の上面手前側に取手16を設ける場合等)あるい
は取り付け部分の構造等により、連結リンク6cが邪魔に
ならないように適した方を選べばよい。
第2実施例 第19図ないし第21図は第2実施例に係り、第19図は、扉
の閉止状態における平面図、第20図は開放状態における
平面図、第21図は分解斜視図である。
の閉止状態における平面図、第20図は開放状態における
平面図、第21図は分解斜視図である。
この第2実施例は、前記した第1実施例の変形例であっ
て、第1実施例に対応する部分には、同一の参照符を付
している。
て、第1実施例に対応する部分には、同一の参照符を付
している。
この実施例の装置が、第1実施例の装置と異なる点は、
ロック溝14a,14bをラッチ板5a,5b側に設け、ロックピン
15a,15bをリンク6a,6b側に突設したことである。
ロック溝14a,14bをラッチ板5a,5b側に設け、ロックピン
15a,15bをリンク6a,6b側に突設したことである。
この実施例のロック溝14a,14bは、第1実施例と同様
に、スライド案内部14a1,14b1とストッパー部14a2,1
4b2とからなり、ほぼ「く」の字形に屈曲した形状であ
る。そして、ストッパー部14a2,14b2は、リンク6a,6b
の枢軸13a,13bを中心とした円弧状であり、スライド案
内部14a1,14a1は、前記ストッパー部14a2,14b2の端
部からラッチ板5a,5bの回転軸9a,9bに近付き、リンク6
a,6bの枢軸13a,13bから遠ざかるように斜めに延長した
形状である。
に、スライド案内部14a1,14b1とストッパー部14a2,1
4b2とからなり、ほぼ「く」の字形に屈曲した形状であ
る。そして、ストッパー部14a2,14b2は、リンク6a,6b
の枢軸13a,13bを中心とした円弧状であり、スライド案
内部14a1,14a1は、前記ストッパー部14a2,14b2の端
部からラッチ板5a,5bの回転軸9a,9bに近付き、リンク6
a,6bの枢軸13a,13bから遠ざかるように斜めに延長した
形状である。
上記構成の動作は、第1実施例と同様であるので、説明
は省略する。
は省略する。
第22図は、この第2実施例のロック溝14aの拡大図であ
り、このロック溝14aは、スライド案内部14a1とストッ
パー部14a2との間が屈曲しているが、この第2実施例
の変形例として、第23図に示されるように、ロック溝14
aのスライド案内部14a1とストッパー部14a2との屈曲
部の内側部分14a3を曲線状にしてもよい。このように
することにより、ロックピン15aが第23図の仮想線で示
されるように、ロック溝14aの屈曲角部に位置せず、い
わゆる、半開きの状態となっても、反対側から開放しよ
うとすると、ロックピン15aが曲線状の部分14a3に案内
されてストッパー部14a2に円滑に移動していくことに
なり、扉1を円滑に開放でることになる。第23図におい
ては、右側のロック溝14aについてのみ示したけれども
左側のロック溝14bも同様である。
り、このロック溝14aは、スライド案内部14a1とストッ
パー部14a2との間が屈曲しているが、この第2実施例
の変形例として、第23図に示されるように、ロック溝14
aのスライド案内部14a1とストッパー部14a2との屈曲
部の内側部分14a3を曲線状にしてもよい。このように
することにより、ロックピン15aが第23図の仮想線で示
されるように、ロック溝14aの屈曲角部に位置せず、い
わゆる、半開きの状態となっても、反対側から開放しよ
うとすると、ロックピン15aが曲線状の部分14a3に案内
されてストッパー部14a2に円滑に移動していくことに
なり、扉1を円滑に開放でることになる。第23図におい
ては、右側のロック溝14aについてのみ示したけれども
左側のロック溝14bも同様である。
なお、この第2実施例では、ロック溝14a,14bのスライ
ド案内部14a1,14b1を、ストッパー部14a2,14b2の端
部からラッチ板5a,5bの回転軸9a,9bに近付き、リンク6
a,6bの枢軸13a,13bから遠ざかるように斜めに延長した
形状としたが、逆にスライド案内部14a1,14b1を、ス
トッパー部14a2,14b2の外径側の端部からラッチ板5a,
5bの回転軸9a,9bから遠ざかり、リンク6a,6bの枢軸13a,
13bに近付くように斜めに延長した形状としてもよい。
この場合、リンク6a,6bの回転方向は本実施例の逆にな
る。
ド案内部14a1,14b1を、ストッパー部14a2,14b2の端
部からラッチ板5a,5bの回転軸9a,9bに近付き、リンク6
a,6bの枢軸13a,13bから遠ざかるように斜めに延長した
形状としたが、逆にスライド案内部14a1,14b1を、ス
トッパー部14a2,14b2の外径側の端部からラッチ板5a,
5bの回転軸9a,9bから遠ざかり、リンク6a,6bの枢軸13a,
13bに近付くように斜めに延長した形状としてもよい。
この場合、リンク6a,6bの回転方向は本実施例の逆にな
る。
また、この第2実施例では、リンク6a,6bを固定板4の
前面側に枢着し、連結リンク6cを固定板4の背面側に設
けたが、これと逆にリンク6a,6bを固定板4の背面側に
枢着し、連結リンク6cを固定板4の前面側に設けるよう
にしてもよい。
前面側に枢着し、連結リンク6cを固定板4の背面側に設
けたが、これと逆にリンク6a,6bを固定板4の背面側に
枢着し、連結リンク6cを固定板4の前面側に設けるよう
にしてもよい。
第3実施例 第24図ないし第26図は第3実施例に係り、第24図は扉の
閉止状態における平面図、第25図は開放状態における平
面図、第26図は分解斜視図である。
閉止状態における平面図、第25図は開放状態における平
面図、第26図は分解斜視図である。
この第3実施例は、前記した第1実施例の変形例であっ
て、第1実施例と対応する部分には同一の符号を付して
いる。
て、第1実施例と対応する部分には同一の符号を付して
いる。
この実施例が第1実施例と異なる点は、リンク6a,6bが
略L字形に形成されていることで、ロック溝14a,14bが
枢軸13a,13bをはさんで連結リンク6cとの連結部と反対
側の端部に形成されていることである。また、これに対
応してラッチ板5a,5bのロックピン15a,15bは固定板4の
前面側に突設されている。
略L字形に形成されていることで、ロック溝14a,14bが
枢軸13a,13bをはさんで連結リンク6cとの連結部と反対
側の端部に形成されていることである。また、これに対
応してラッチ板5a,5bのロックピン15a,15bは固定板4の
前面側に突設されている。
この実施例のロック溝14a,14bのストッパー部14a2,14b
2は、リンク6a,6bの枢軸13a,13bを中心とした円弧状で
あり、スライド案内部14a1,14b1は、前記ストッパー
部14a2,14b2の端部から枢軸13a,13bに近付く方向に延
長した形状である。
2は、リンク6a,6bの枢軸13a,13bを中心とした円弧状で
あり、スライド案内部14a1,14b1は、前記ストッパー
部14a2,14b2の端部から枢軸13a,13bに近付く方向に延
長した形状である。
上記構成の動作は、第1実施例と同様であるので、説明
は省略する。
は省略する。
なお、本実施例では、リンク6a,6bを固定板4の前面側
に枢着し、連結リンク6cを固定板4の背面側に設けた
が、これと逆にリンク6a,6bを固定板4の背面側に枢着
し、連結リンク6cを固定板4の前面側に設けるようにし
てもよい。
に枢着し、連結リンク6cを固定板4の背面側に設けた
が、これと逆にリンク6a,6bを固定板4の背面側に枢着
し、連結リンク6cを固定板4の前面側に設けるようにし
てもよい。
この場合、ロック溝14a,14bのスライド案内部14a1,14b
1は、ストッパー部14a2,14b2の端部からリンク6a,6b
の枢軸13a,13bから遠ざかる方向に延長した形状とな
り、リンク6a,6bの回転方向は本実施例の逆になる。
1は、ストッパー部14a2,14b2の端部からリンク6a,6b
の枢軸13a,13bから遠ざかる方向に延長した形状とな
り、リンク6a,6bの回転方向は本実施例の逆になる。
第4実施例 第27図ないし第29図は第4実施例に係り、第27図は扉の
閉止状態における平面図、第28図は開放状態における平
面図、第29図は分解斜視図である。
閉止状態における平面図、第28図は開放状態における平
面図、第29図は分解斜視図である。
この第4実施例は、前記した第3実施例の変形例であっ
て、第3実施例に対応する部分には、同一の参照符を付
す。
て、第3実施例に対応する部分には、同一の参照符を付
す。
この実施例が第3実施例と異なる点は、リンク6a,6bを
固定板4の背面側で固定板4に枢着し、また、ロック溝
14a,14bをラッチ板5a,5b側に設け、ロックピン15a,15b
をリンク6a,6b側に突設したことである。
固定板4の背面側で固定板4に枢着し、また、ロック溝
14a,14bをラッチ板5a,5b側に設け、ロックピン15a,15b
をリンク6a,6b側に突設したことである。
この実施例のロック溝14a,14bのストッパー部14a2,14b
2は、リンク6a,6bの枢軸13a,13bを中心とした円弧状で
あり、スライド案内部14a1,14b1は、前記ストッパー
部14a2,14b2の端部からラッチ板5a,5bの回転軸9a,9b
およびリンク6a,6bの枢軸13a,13bに近付く方向に斜めに
延長した形状である。
2は、リンク6a,6bの枢軸13a,13bを中心とした円弧状で
あり、スライド案内部14a1,14b1は、前記ストッパー
部14a2,14b2の端部からラッチ板5a,5bの回転軸9a,9b
およびリンク6a,6bの枢軸13a,13bに近付く方向に斜めに
延長した形状である。
上記構成の動作は、第3実施例と同様であるので、説明
は省略する。
は省略する。
なお、第3実施例と同様、連結リンク6cを固定板4の背
面側または前面側に設けるか、あるいは、ロック溝14a,
14bのスライド案内部14a1,14b1を、ストッパー部14a
2,14b2の端部からラッチ板5a,5bの回転軸9a,9bに近付
くまたは遠ざかる方向に延長するかは任意に選び得る
が、扉1のデザインあるいは取付部の構造などの条件と
併せて、扉1の左右から同時に開閉しようとした時に連
結リンク6cに引っ張り方向の力がかかるような組み合わ
せを選ぶのが連結リンク6cの変形を防止する点から望ま
しい。
面側または前面側に設けるか、あるいは、ロック溝14a,
14bのスライド案内部14a1,14b1を、ストッパー部14a
2,14b2の端部からラッチ板5a,5bの回転軸9a,9bに近付
くまたは遠ざかる方向に延長するかは任意に選び得る
が、扉1のデザインあるいは取付部の構造などの条件と
併せて、扉1の左右から同時に開閉しようとした時に連
結リンク6cに引っ張り方向の力がかかるような組み合わ
せを選ぶのが連結リンク6cの変形を防止する点から望ま
しい。
第5実施例 第30図ないし第32図は第5実施例に係り、第30図は扉の
閉止状態における平面図、第31図は開放状態における平
面図、第32図は分解斜視図である。
閉止状態における平面図、第31図は開放状態における平
面図、第32図は分解斜視図である。
この実施例の扉の開閉装置が、扉1の左右両部に突設さ
れた左右一対のヒンジピン2a,2bと、係合溝7a,7bを有す
る固定板4と、ラッチ溝8a,8bを有する左右一対のラッ
チ板5a,5bと、これらラッチ板5a,5bがヒンジピン2a,2b
を拘束する位置および拘束を解除する位置の両位置に位
置するように付勢するスプリング10a,10bとを備えてい
る点は、第1実施例の装置と同様である。第1実施例と
同一の部分には、同一の参照符号を付して詳細な説明は
省略する。
れた左右一対のヒンジピン2a,2bと、係合溝7a,7bを有す
る固定板4と、ラッチ溝8a,8bを有する左右一対のラッ
チ板5a,5bと、これらラッチ板5a,5bがヒンジピン2a,2b
を拘束する位置および拘束を解除する位置の両位置に位
置するように付勢するスプリング10a,10bとを備えてい
る点は、第1実施例の装置と同様である。第1実施例と
同一の部分には、同一の参照符号を付して詳細な説明は
省略する。
本実施例の装置が、第1実施例の装置と異なる点は、一
方のラッチ板5a(5b)の拘束解除方向の回転に連係して
他方のラッチ板5b(5a)の回転を阻止する連結部材17
が、一本のレバーで構成されており、両ラッチ板5a,5b
の左右中間位置で支軸18により固定板4に揺動自在に枢
着されている。この連結部材17の両端部にはそれぞれロ
ック溝19a,19bが形成されており、このロック溝19a,19b
には、ラッチ板5a,5bに突設されたロックピン20a,20bが
係合している。ロック溝19a,19bは、ほぼL字形に屈曲
した形状で、連結部材17の支軸18から遠ざかる方向に延
長したスライド案内部19a1,19b1と、支軸18を中心と
した円弧に沿って設けたストッパー部19a2,19b2とか
らなる。
方のラッチ板5a(5b)の拘束解除方向の回転に連係して
他方のラッチ板5b(5a)の回転を阻止する連結部材17
が、一本のレバーで構成されており、両ラッチ板5a,5b
の左右中間位置で支軸18により固定板4に揺動自在に枢
着されている。この連結部材17の両端部にはそれぞれロ
ック溝19a,19bが形成されており、このロック溝19a,19b
には、ラッチ板5a,5bに突設されたロックピン20a,20bが
係合している。ロック溝19a,19bは、ほぼL字形に屈曲
した形状で、連結部材17の支軸18から遠ざかる方向に延
長したスライド案内部19a1,19b1と、支軸18を中心と
した円弧に沿って設けたストッパー部19a2,19b2とか
らなる。
上記の構成において、扉1を右から開くと、第30図に示
すように、右側のヒンジピン2aが係合溝7aから抜け出す
方向に引かれることになり、これに伴い、右側のラッチ
板5aに時計方向、すなわち拘束解除方向の回転力が作用
する。このとき、ラッチ板5aに設けたロックピン20a,
は、ロック溝19aの角部に位置しており、スライド案内
部19a1をスライド移動しうる。ロックピン20aがスライ
ド案内部19a1に沿ってスライドすることで、連結部材1
7を時計方向に揺動させる。この連結部材17の揺動によ
り、他方の、すなわち、左のラッチ板5bの側では、連結
部材17の端部がラッチ板5bから遠ざかる方向に移動する
ことになり、該端部のロック溝19bのストッパー部19b2
にロックピン20bが嵌まり込む。これで、ラッチ板5bは
いずれの方向にも回転できなくなる。ラッチ板5bの回転
が阻止されることで、左側のヒンジピン2bの拘束状態が
維持される。
すように、右側のヒンジピン2aが係合溝7aから抜け出す
方向に引かれることになり、これに伴い、右側のラッチ
板5aに時計方向、すなわち拘束解除方向の回転力が作用
する。このとき、ラッチ板5aに設けたロックピン20a,
は、ロック溝19aの角部に位置しており、スライド案内
部19a1をスライド移動しうる。ロックピン20aがスライ
ド案内部19a1に沿ってスライドすることで、連結部材1
7を時計方向に揺動させる。この連結部材17の揺動によ
り、他方の、すなわち、左のラッチ板5bの側では、連結
部材17の端部がラッチ板5bから遠ざかる方向に移動する
ことになり、該端部のロック溝19bのストッパー部19b2
にロックピン20bが嵌まり込む。これで、ラッチ板5bは
いずれの方向にも回転できなくなる。ラッチ板5bの回転
が阻止されることで、左側のヒンジピン2bの拘束状態が
維持される。
扉1を左側から開放する場合は、上記とは左右逆の動作
により扉の開放が行われる。
により扉の開放が行われる。
なお、本実施例の場合も、連結部材17を固定板4の前面
側に設けてもよいが、この場合、ロック溝19a,19bのス
トッパー部19a2,19b2は支軸18を中心とした円弧状と
なり、スライド案内部19a1,19b1はストッパー部19
a2,19b2の背面側の端部から支軸18に近付く方向に延
長した形状となる。また、ロックピン20a,20bはラッチ
板5a,5bの前面側に設けることになる。
側に設けてもよいが、この場合、ロック溝19a,19bのス
トッパー部19a2,19b2は支軸18を中心とした円弧状と
なり、スライド案内部19a1,19b1はストッパー部19
a2,19b2の背面側の端部から支軸18に近付く方向に延
長した形状となる。また、ロックピン20a,20bはラッチ
板5a,5bの前面側に設けることになる。
第6実施例 第33図ないし第35図は第6実施例に係り、第33図は扉の
閉止状態における平面図、第34図は開放状態における平
面図、第35図は分解斜視図である。
閉止状態における平面図、第34図は開放状態における平
面図、第35図は分解斜視図である。
この実施例の扉の開閉装置が、扉1の左右両部に突設さ
れた左右一対のヒンジピン2a,2bと、係合溝7a,7bを有す
る固定板4と、ラッチ溝8a,8bを有する左右一対のラッ
チ板5a,5bと、これらラッチ板5a,5bがヒンジピン2a,2b
を拘束する位置および拘束を解除する位置の両位置に位
置するように付勢するスプリング10,10bとを備えている
点は、第1実施例の装置と同様である。第1実施例と同
一の部分には、同一の参照符を付して詳細な説明は省略
する。
れた左右一対のヒンジピン2a,2bと、係合溝7a,7bを有す
る固定板4と、ラッチ溝8a,8bを有する左右一対のラッ
チ板5a,5bと、これらラッチ板5a,5bがヒンジピン2a,2b
を拘束する位置および拘束を解除する位置の両位置に位
置するように付勢するスプリング10,10bとを備えている
点は、第1実施例の装置と同様である。第1実施例と同
一の部分には、同一の参照符を付して詳細な説明は省略
する。
本実施例の装置が、第1実施例の装置と異なる点は、一
方のラッチ板5a(5b)の拘束解除方向の回転に連係して
他方のラッチ板5b(5a)の回転を阻止する連結部材21
が、一本のレバーで構成されており、その両端部にはそ
れぞれロックピン22a,22bが突設されている。このロッ
クピン22a,22bは、固定板4に設けたスライド溝23a,23b
に係合しており、このスライド溝23a,23b中をロックピ
ン22a,22bがスライドすることにより、連結部材21は左
右に揺動するようになっている。このスライド溝23a,23
bは、ほぼ「く」の字状に屈曲した形状で、左右おのお
の逆のスライド溝23b,23aから遠ざかる方向に延長した
スライド案内部23a1,23b1と、ラッチ板5a,5bの回転軸
9a,9bから遠ざかる方向に斜めに延長したストッパー部2
3a2,23b2とからなる。また、各ラッチ板5a,5bには、
前記ストッパー部232,23b2と対応した位置にロック溝
24a,24bが設けられており、連結部材21のロックピン22
a,22bの他端部が係合している。
方のラッチ板5a(5b)の拘束解除方向の回転に連係して
他方のラッチ板5b(5a)の回転を阻止する連結部材21
が、一本のレバーで構成されており、その両端部にはそ
れぞれロックピン22a,22bが突設されている。このロッ
クピン22a,22bは、固定板4に設けたスライド溝23a,23b
に係合しており、このスライド溝23a,23b中をロックピ
ン22a,22bがスライドすることにより、連結部材21は左
右に揺動するようになっている。このスライド溝23a,23
bは、ほぼ「く」の字状に屈曲した形状で、左右おのお
の逆のスライド溝23b,23aから遠ざかる方向に延長した
スライド案内部23a1,23b1と、ラッチ板5a,5bの回転軸
9a,9bから遠ざかる方向に斜めに延長したストッパー部2
3a2,23b2とからなる。また、各ラッチ板5a,5bには、
前記ストッパー部232,23b2と対応した位置にロック溝
24a,24bが設けられており、連結部材21のロックピン22
a,22bの他端部が係合している。
上記の構成において、扉1を右から開くと、第33図に示
すように、右側のヒンジピン2aが係合溝7aから抜け出す
方向に引かれることになり、これに伴い、右側のラッチ
板5aに時計方向、すなわち拘束解除方向の回転力が作用
する。このとき、連結部材21に設けたロックピン22a
は、ロック溝24aの内側の端部およびスライド溝23aの角
部に位置しており、ロック溝24aにより右方向の力が働
くために、スライド溝23aのスライド案内部23a1をスラ
イドし、連結部材21を右方向に揺動させる。この連結部
材21の揺動により、他方の、すなわち、左のラッチ板5b
の側では、連結部材21の端部に突設したロックピン22b
がラッチ板5bから遠ざかる方向に移動することになり、
ロック溝24bの外径側の端部およびスライド溝23bのスト
ッパー部23b2にロックピン22bが嵌まり込む。これで、
ラッチ板5bはいずれの方向にも回転できなくなる。ラッ
チ板5bの回転が阻止されることで、左側のヒンジピン2b
の拘束状態が維持される。
すように、右側のヒンジピン2aが係合溝7aから抜け出す
方向に引かれることになり、これに伴い、右側のラッチ
板5aに時計方向、すなわち拘束解除方向の回転力が作用
する。このとき、連結部材21に設けたロックピン22a
は、ロック溝24aの内側の端部およびスライド溝23aの角
部に位置しており、ロック溝24aにより右方向の力が働
くために、スライド溝23aのスライド案内部23a1をスラ
イドし、連結部材21を右方向に揺動させる。この連結部
材21の揺動により、他方の、すなわち、左のラッチ板5b
の側では、連結部材21の端部に突設したロックピン22b
がラッチ板5bから遠ざかる方向に移動することになり、
ロック溝24bの外径側の端部およびスライド溝23bのスト
ッパー部23b2にロックピン22bが嵌まり込む。これで、
ラッチ板5bはいずれの方向にも回転できなくなる。ラッ
チ板5bの回転が阻止されることで、左側のヒンジピン2b
の拘束状態が維持される。
扉1を左側から開放する場合は、上記とは左右逆の動作
により扉の開放が行われる。
により扉の開放が行われる。
なお、本実施例の場合も、連結部材21を固定板4の前面
側に設けてもよい。この場合、スライド溝23a,23bのス
ライド案内部23a1,23b1は、左右おのおの逆のスライ
ド溝23a,23bに近付く方向に延長した形状で、ストッパ
ー部23a2,23b2はスライド案内部23a1,23b1の外側の
端部からラッチ板5a,5bの回転軸9a,9bから遠ざかる方向
に斜めに延長した形状となる。また、ラッチ板5a,5bの
ロック溝24a,24bは、前面側で前記ストッパー部23a2,2
3b2と対応した位置に設ける。
側に設けてもよい。この場合、スライド溝23a,23bのス
ライド案内部23a1,23b1は、左右おのおの逆のスライ
ド溝23a,23bに近付く方向に延長した形状で、ストッパ
ー部23a2,23b2はスライド案内部23a1,23b1の外側の
端部からラッチ板5a,5bの回転軸9a,9bから遠ざかる方向
に斜めに延長した形状となる。また、ラッチ板5a,5bの
ロック溝24a,24bは、前面側で前記ストッパー部23a2,2
3b2と対応した位置に設ける。
第7実施例 第36図ないし第38図は第7実施例に係り、第36図は扉の
閉止状態における平面図、第37図は開放状態における平
面図、第38図は分解斜視図である。
閉止状態における平面図、第37図は開放状態における平
面図、第38図は分解斜視図である。
この実施例の扉の開閉装置が、扉1の左右両部に突設さ
れた左右一対のヒンジピン2a,2bと、係合溝7a,7bを有す
る固定反4と、ラッチ溝8a,8bを有する左右一対のラッ
チ板5a,5bと、これらラッチ板5a,5bがヒンジピン2a,2b
を拘束する位置および拘束を解除する位置の両位置に位
置するように付勢するスプリング10a,10bとを備えてい
る点は、第1実施例の装置と同様である。第1実施例と
同一の部分には、同一の参照符を付して詳細な説明は省
略する。
れた左右一対のヒンジピン2a,2bと、係合溝7a,7bを有す
る固定反4と、ラッチ溝8a,8bを有する左右一対のラッ
チ板5a,5bと、これらラッチ板5a,5bがヒンジピン2a,2b
を拘束する位置および拘束を解除する位置の両位置に位
置するように付勢するスプリング10a,10bとを備えてい
る点は、第1実施例の装置と同様である。第1実施例と
同一の部分には、同一の参照符を付して詳細な説明は省
略する。
本実施例の装置が、第1実施例の装置と異なる点は、一
点のラッチ板5a(5b)の拘束解除方向の回転に連係して
他方のラッチ板5b(5a)の回転を阻止する連結部材25
が、2本一対の連結レバー25a,25bで構成されているこ
とである。
点のラッチ板5a(5b)の拘束解除方向の回転に連係して
他方のラッチ板5b(5a)の回転を阻止する連結部材25
が、2本一対の連結レバー25a,25bで構成されているこ
とである。
2本の連結レバー25a,25bのうち、図においてラッチ板5
a,5bの上位に位置する一方の連結レバー25aは、その左
端部が左側のラッチ板5bの周部に枢着され、右端部には
ロックピン26aが突設されている。該ロックピン26aは、
固定板4に形成されたスライド案内溝27aに嵌入し、該
スライド案内溝27aによりラッチ板5aの半径方向に案内
されるようになっている。また、このスライド案内溝27
aに対応して、ラッチ板5aには、外径側に開いたロック
溝28aが形成されている。このロック溝28aは、ラッチ板
5aがヒンジピン2aの拘束角度位置にあるときには、スラ
イド案内溝27aと合致するようになっている。
a,5bの上位に位置する一方の連結レバー25aは、その左
端部が左側のラッチ板5bの周部に枢着され、右端部には
ロックピン26aが突設されている。該ロックピン26aは、
固定板4に形成されたスライド案内溝27aに嵌入し、該
スライド案内溝27aによりラッチ板5aの半径方向に案内
されるようになっている。また、このスライド案内溝27
aに対応して、ラッチ板5aには、外径側に開いたロック
溝28aが形成されている。このロック溝28aは、ラッチ板
5aがヒンジピン2aの拘束角度位置にあるときには、スラ
イド案内溝27aと合致するようになっている。
他方の、すなわち図においてラッチ板5a,5bの下位に位
置する連結レバー25bは、前記した連結レバー25aと左右
逆の構造で、右端部が右側のラッチ板5aの周部に枢着さ
れ、左端部にはロックピン26bが突設されている。固定
板4の左側部には、ロックピン26bを案内するスライド
案内溝27bが形成されている。また、左側のラッチ板5b
には、外径側に開いたロック溝28bが形成されている。
置する連結レバー25bは、前記した連結レバー25aと左右
逆の構造で、右端部が右側のラッチ板5aの周部に枢着さ
れ、左端部にはロックピン26bが突設されている。固定
板4の左側部には、ロックピン26bを案内するスライド
案内溝27bが形成されている。また、左側のラッチ板5b
には、外径側に開いたロック溝28bが形成されている。
上記の構成において、扉1の閉止した状態では、第36図
に示すように、各連結レバー25a,25bのロックピン26a,2
bbは、ロック溝28a,28bから外れており、各ラッチ板5a,
5bは回転が可能である。
に示すように、各連結レバー25a,25bのロックピン26a,2
bbは、ロック溝28a,28bから外れており、各ラッチ板5a,
5bは回転が可能である。
ここで、扉1を右から開くと、第37図に示すように、右
側のヒンジピン2aが係合溝7aから抜け出す方向に引か
れ、右側のラッチ板5aが時計方向、すなわち拘束解除方
向に回転する。このラッチ板5aの回転に伴い、下位の連
結レバー25bが右側に引かれて、該連結レバー25bの左端
部に突設されたロックピン26bが、左側のラッチ板5bの
ロック溝28bに嵌まり込む。これによって、左側のラッ
チ板5bの回転が阻止される。この場合、上位の連結レバ
ー25aは、そのロックピン26aがロック溝28aから外れた
位置にあるから、右側のラッチ板5aの回転にかかわらず
変位せず、元の状態を維持する。
側のヒンジピン2aが係合溝7aから抜け出す方向に引か
れ、右側のラッチ板5aが時計方向、すなわち拘束解除方
向に回転する。このラッチ板5aの回転に伴い、下位の連
結レバー25bが右側に引かれて、該連結レバー25bの左端
部に突設されたロックピン26bが、左側のラッチ板5bの
ロック溝28bに嵌まり込む。これによって、左側のラッ
チ板5bの回転が阻止される。この場合、上位の連結レバ
ー25aは、そのロックピン26aがロック溝28aから外れた
位置にあるから、右側のラッチ板5aの回転にかかわらず
変位せず、元の状態を維持する。
扉1を左側から開放する場合は、上記とは左右逆の動作
により扉の開放が行われる。
により扉の開放が行われる。
なお、本実施例の場合、連結レバー25a,25bをラッチ板5
a,5bに背面側で枢着したが、これを前面側で枢着しても
よい。この場合、固定板4のスライド案内部27a,27bお
よびラッチ板5a,5bのロック溝28a,28bを固定板4の中央
寄りに配置すればよい。
a,5bに背面側で枢着したが、これを前面側で枢着しても
よい。この場合、固定板4のスライド案内部27a,27bお
よびラッチ板5a,5bのロック溝28a,28bを固定板4の中央
寄りに配置すればよい。
第8実施例 第39図ないし第43図は第8実施例に係り、第39図は扉の
閉止状態における平面図、第40図は開放状態における平
面図、第41図は分解斜視図、第42図は正面図、第43図は
冷蔵庫の外観斜視図である。
閉止状態における平面図、第40図は開放状態における平
面図、第41図は分解斜視図、第42図は正面図、第43図は
冷蔵庫の外観斜視図である。
この第8実施例は、前記した第1実施例の変形例であっ
て、第1実施例と対応する部分には、同一の参照符を付
す。
て、第1実施例と対応する部分には、同一の参照符を付
す。
この実施例は、本体3側にヒンジピン2a,2bを設け、扉
1側に固定板4等を設けたものであり、その他の構成お
よび動作は、第1実施例と同様であるので説明は省略す
る。
1側に固定板4等を設けたものであり、その他の構成お
よび動作は、第1実施例と同様であるので説明は省略す
る。
ヒンジピン2a,2bは、通常、丸棒材を、所定の長さでそ
の軸線方向に直角に切断し、その形状のまま本体3に取
付けられているヒンジ板45a,45bに圧入等によって固定
されている。したがって、第43図に示されるように、扉
1を開放したときに、ヒンジピン2a,2bの切断面が露出
することになり、使用者が誤ってヒンジピン2a,2bにぶ
つかった場合など危険である。
の軸線方向に直角に切断し、その形状のまま本体3に取
付けられているヒンジ板45a,45bに圧入等によって固定
されている。したがって、第43図に示されるように、扉
1を開放したときに、ヒンジピン2a,2bの切断面が露出
することになり、使用者が誤ってヒンジピン2a,2bにぶ
つかった場合など危険である。
そこで、この第8実施例の変形例として、第44図に示さ
れるように、ヒンジピン2a,2bの先端部分を半球面状に
形成してもよい。あるいは、第45図に示されるように、
本体3側にやや屈曲させた形状にしてもよい。これによ
って、扉1を開放した状態における安全性が向上する。
れるように、ヒンジピン2a,2bの先端部分を半球面状に
形成してもよい。あるいは、第45図に示されるように、
本体3側にやや屈曲させた形状にしてもよい。これによ
って、扉1を開放した状態における安全性が向上する。
第9実施例 第46図ないし第49図は第9実施例に係り、第46図は扉の
閉止状態における平面図、第47図は開放状態における平
面図、第48図は分解斜視図、第49図は正面図である。
閉止状態における平面図、第47図は開放状態における平
面図、第48図は分解斜視図、第49図は正面図である。
この第9実施例は、前記した第8実施例の変形例であっ
て、第8実施例と対応する部分には、同一の参照符を付
す。
て、第8実施例と対応する部分には、同一の参照符を付
す。
左右のヒンジピン2a,2bは、それぞれ個別のヒンジ板45
a,45bによって第8実施例のように、本体3側に取り付
けられているが、このように左右個別に取り付ける構造
では、ヒンジピン2a,2b間の距離を所定の寸法公差(例
えば、±0.2mm)以内に設置するのは、非常に手間がか
かるものである。そこで、この第9実施例では、左右の
ヒンジピン2a,2bが取り付けられるヒンジ板46を板金プ
レス加工などで一体物に構成している。
a,45bによって第8実施例のように、本体3側に取り付
けられているが、このように左右個別に取り付ける構造
では、ヒンジピン2a,2b間の距離を所定の寸法公差(例
えば、±0.2mm)以内に設置するのは、非常に手間がか
かるものである。そこで、この第9実施例では、左右の
ヒンジピン2a,2bが取り付けられるヒンジ板46を板金プ
レス加工などで一体物に構成している。
このように左右のヒンジピン2a,2bが取り付けられるヒ
ンジ板46を一体物とすることにより、第49図に示される
ように、ヒンジピン2a,2b間の距離1を所定の寸法に容
易に設定することが可能となる。
ンジ板46を一体物とすることにより、第49図に示される
ように、ヒンジピン2a,2b間の距離1を所定の寸法に容
易に設定することが可能となる。
その他の構成および動作は、第8実施例と同様であるの
で、説明は省略する。
で、説明は省略する。
第10実施例 第50図ないし第53図は第10実施例に係り、第50図は扉の
閉止状態における平面図、第51図は開放状態における平
面図、第52図は分解斜視図、第53図は正面図である。
閉止状態における平面図、第51図は開放状態における平
面図、第52図は分解斜視図、第53図は正面図である。
この第10実施例は、前記した第8実施例の変形例であっ
て、第8実施例と対応する部分には、同一の参照符を付
す。
て、第8実施例と対応する部分には、同一の参照符を付
す。
通常、ヒンジピン2a,2bと固定板4とは金属製であり、
扉1の開閉時においては、ヒンジピン2a,2bと固定板4
の係合溝7a,7bの奥部とが衝突し、その際に騒音を生じ
ることになる。この衝突による騒音を低減するために、
ヒンジピン2a,2bおよび固定板4の両者を樹脂製にする
か、あるいは、一方を樹脂製とすることが考えられる
が、ヒンジピン2a,2bを樹脂製とすることは、扉荷重を
支えるには、強度が不足する虞れがあり、また、固定板
4を樹脂製とすることは、成型時の収縮のために、寸法
精度がでにくく、左右のヒンジピン2a,2bと係合溝7a,7b
のピッチが合わず、扉の開閉が円滑にできない虞れがあ
る。
扉1の開閉時においては、ヒンジピン2a,2bと固定板4
の係合溝7a,7bの奥部とが衝突し、その際に騒音を生じ
ることになる。この衝突による騒音を低減するために、
ヒンジピン2a,2bおよび固定板4の両者を樹脂製にする
か、あるいは、一方を樹脂製とすることが考えられる
が、ヒンジピン2a,2bを樹脂製とすることは、扉荷重を
支えるには、強度が不足する虞れがあり、また、固定板
4を樹脂製とすることは、成型時の収縮のために、寸法
精度がでにくく、左右のヒンジピン2a,2bと係合溝7a,7b
のピッチが合わず、扉の開閉が円滑にできない虞れがあ
る。
そこで、この第10図実施例では、ヒンジピン2a,2bおよ
び固定板4は、金属製とするとともに、固定板4の係合
溝7a,7bの部分に、第54図に示されるように、樹脂製の
緩衝部材47を付設している。この緩衝部材47としては、
ポリアミド樹脂やポリアセタール樹脂などの耐摩耗性に
優れた樹脂を用いるのが望ましい。
び固定板4は、金属製とするとともに、固定板4の係合
溝7a,7bの部分に、第54図に示されるように、樹脂製の
緩衝部材47を付設している。この緩衝部材47としては、
ポリアミド樹脂やポリアセタール樹脂などの耐摩耗性に
優れた樹脂を用いるのが望ましい。
また、この緩衝部材47は、別に成形を行ったものを固定
板4の係合溝7a,7bに嵌め込んでもよいし、あるいは、
固定板4の係合溝7a,7bに樹脂をアウトサートして形成
してもよい。
板4の係合溝7a,7bに嵌め込んでもよいし、あるいは、
固定板4の係合溝7a,7bに樹脂をアウトサートして形成
してもよい。
このように、ヒンジピン2a,2bおよび固定板4を金属製
とし、固定板4の係合溝7a,7bに緩衝部材47を設けるこ
とにより、強度や寸法精度を犠牲にすることなく、扉の
開閉時における騒音を低減することが可能となる。
とし、固定板4の係合溝7a,7bに緩衝部材47を設けるこ
とにより、強度や寸法精度を犠牲にすることなく、扉の
開閉時における騒音を低減することが可能となる。
その他の構成および動作は、第8実施例と同様であるの
で、説明は省略する。
で、説明は省略する。
第11実施例 第55図ないし第58図は第11実施例に係り、第55図は扉の
閉止状態における平面図、第56図は開放状態における平
面図、第57図は分解斜視図、第58図は正面図である。
閉止状態における平面図、第56図は開放状態における平
面図、第57図は分解斜視図、第58図は正面図である。
この第11実施例は、前記した第8実施例の変形例であっ
て、第8実施例と対応する部分には、同一の参照符を付
す。
て、第8実施例と対応する部分には、同一の参照符を付
す。
ヒンジピン2a,2bとラッチ板5a,5bをともに金属製にする
と、扉1の開閉時においては、ヒンジピン2a,2bとラッ
チ板5a,5bのラッチ溝8a,8bとが衝突し、その際に騒音を
生じることになり、また、ヒンジピン2a,2bおよびラッ
チ板5a,5bが摩耗して金属粉を発生することになる。こ
の衝突による騒音を低減するとともに、ヒンジピン2a,2
bおよびラッチ板5a,5bを摩耗を防ぐために、この第11実
施例では、ヒンジピン2a,2bは金属製とするとともに、
ラッチ板5a,5bのラッチ溝8a,8b部分を樹脂製としてい
る。
と、扉1の開閉時においては、ヒンジピン2a,2bとラッ
チ板5a,5bのラッチ溝8a,8bとが衝突し、その際に騒音を
生じることになり、また、ヒンジピン2a,2bおよびラッ
チ板5a,5bが摩耗して金属粉を発生することになる。こ
の衝突による騒音を低減するとともに、ヒンジピン2a,2
bおよびラッチ板5a,5bを摩耗を防ぐために、この第11実
施例では、ヒンジピン2a,2bは金属製とするとともに、
ラッチ板5a,5bのラッチ溝8a,8b部分を樹脂製としてい
る。
すなわち、この第11実施例では、ラッチ板5a,5bの回転
軸9a,9b部からロックピン15a,15bの突設部さらにスプリ
ング10a,10bの枢着部にかけては金属板で形成し、回転
軸部9a,9bからラッチ溝8a,8bにかけては樹脂48で形成し
ている。この実施例では、樹脂48の中に金属板を挿入す
る、いわゆる、インサート成形によって形成される。こ
のようにすることによって、ロックピン15a,15bの突設
部の強度が確保できるとともに、また、ラッチ板5a,5b
の位置付勢用のスプリング10a,10bの力によってスプリ
ング10a,10bの枢着部がたわんでしまうのを防止するこ
とができる。このラッチ溝8a,8b部分に用いる樹脂48と
しては、例えば、ポリアセタール樹脂などの強度が高く
耐摩耗性に優れた樹脂が望ましい このようにラッチ溝8a,8bの部分を樹脂製とすることに
より、扉の開閉時における騒音を低減することが可能と
なり、さらに、ヒンジピン2a,2bとラッチ板5a,5bとの摩
耗によって、金属粉が発生することもない。
軸9a,9b部からロックピン15a,15bの突設部さらにスプリ
ング10a,10bの枢着部にかけては金属板で形成し、回転
軸部9a,9bからラッチ溝8a,8bにかけては樹脂48で形成し
ている。この実施例では、樹脂48の中に金属板を挿入す
る、いわゆる、インサート成形によって形成される。こ
のようにすることによって、ロックピン15a,15bの突設
部の強度が確保できるとともに、また、ラッチ板5a,5b
の位置付勢用のスプリング10a,10bの力によってスプリ
ング10a,10bの枢着部がたわんでしまうのを防止するこ
とができる。このラッチ溝8a,8b部分に用いる樹脂48と
しては、例えば、ポリアセタール樹脂などの強度が高く
耐摩耗性に優れた樹脂が望ましい このようにラッチ溝8a,8bの部分を樹脂製とすることに
より、扉の開閉時における騒音を低減することが可能と
なり、さらに、ヒンジピン2a,2bとラッチ板5a,5bとの摩
耗によって、金属粉が発生することもない。
なお、ロックピン15a,15bの突設部およびスプリング10
a,10bの枢着部にあまり強度を必要としない場合には、
ラッチ板5a,5b全体を樹脂製としてもよい。
a,10bの枢着部にあまり強度を必要としない場合には、
ラッチ板5a,5b全体を樹脂製としてもよい。
その他の構成および動作は、第8実施例と同様であるの
で、説明は省略する。
で、説明は省略する。
第12実施例 第59図ないし第62図は第12実施例に係り、第59図は扉の
閉止状態における平面図、第60図は開放状態における平
面図、第61図は分解斜視図、第62図は正面図である。
閉止状態における平面図、第60図は開放状態における平
面図、第61図は分解斜視図、第62図は正面図である。
この第12実施例は、前記した第8実施例の変形例であっ
て、第8実施例と対応する部分には、同一の参照符を付
す。
て、第8実施例と対応する部分には、同一の参照符を付
す。
本発明の扉の開閉装置では、上述のように、固定板4の
係合溝7a,7bとラッチ板5a,5bのラッチ溝8a,8bとによっ
てヒンジピン2a,2bを係止するために、扉1を開放した
状態においては、扉1の自重等によって開放側とは反対
側の固定板4の係合溝7a,7bに、該係合溝7a,7bを押し広
げようとする力が働くことになる。また、扉1を開放し
た時に、扉1が本体3に当たらないようにするために、
左右のヒンジピン2a,2bの位置は、出来るだけ左右の両
端部に近い位置に設けなければならず、固定板4の各係
合溝7a,7bと左右の端部との寸法が小さくなり、この部
分に応力が集中することにより、扉1に大きな荷重をか
けたりすると、係合溝7a,7bが変形して溝が広がってし
まい、ヒンジピン2a,2bがラッチ板5a,5bのラッチ溝8a,8
bから外れてしまったり、あるいは、扉1の開閉操作が
円滑に行えない場合があるなどの難点がある。
係合溝7a,7bとラッチ板5a,5bのラッチ溝8a,8bとによっ
てヒンジピン2a,2bを係止するために、扉1を開放した
状態においては、扉1の自重等によって開放側とは反対
側の固定板4の係合溝7a,7bに、該係合溝7a,7bを押し広
げようとする力が働くことになる。また、扉1を開放し
た時に、扉1が本体3に当たらないようにするために、
左右のヒンジピン2a,2bの位置は、出来るだけ左右の両
端部に近い位置に設けなければならず、固定板4の各係
合溝7a,7bと左右の端部との寸法が小さくなり、この部
分に応力が集中することにより、扉1に大きな荷重をか
けたりすると、係合溝7a,7bが変形して溝が広がってし
まい、ヒンジピン2a,2bがラッチ板5a,5bのラッチ溝8a,8
bから外れてしまったり、あるいは、扉1の開閉操作が
円滑に行えない場合があるなどの難点がある。
そこで、この第12実施例においては、固定板4の係合溝
7a,7bの周部および固定板4の左右の外周部を折曲させ
ており、この折曲部49によって、断面係数が大きくなっ
て強度が向上し、扉1の開放時に、扉1に荷重がかかっ
ても固定板4の係合溝7a,7bおよび固定板4の端部が容
易に変形することがない。
7a,7bの周部および固定板4の左右の外周部を折曲させ
ており、この折曲部49によって、断面係数が大きくなっ
て強度が向上し、扉1の開放時に、扉1に荷重がかかっ
ても固定板4の係合溝7a,7bおよび固定板4の端部が容
易に変形することがない。
この固定板4の折曲部49は、例えば、次のようにして形
成される。すなわち、第63図に示されるように、係合溝
7a,7bの周部および固定板4の外周部に相当する部分を
一度プレス成形して段階状にした後、溝部分および外縁
部を打ち抜くことにより、溝部が変形することなく、ま
た、寸法精度のよい折曲部49が形成される。
成される。すなわち、第63図に示されるように、係合溝
7a,7bの周部および固定板4の外周部に相当する部分を
一度プレス成形して段階状にした後、溝部分および外縁
部を打ち抜くことにより、溝部が変形することなく、ま
た、寸法精度のよい折曲部49が形成される。
その他の構成および動作は、第8実施例と同様であるの
で、説明は省略する。
で、説明は省略する。
第13実施例 第64図ないし第67図は請求項2に対応した第13実施例に
係り、第64図は扉の閉止状態における平面図、第65図は
開放状態における平面図、第66図は正面図、第67図は分
解斜視図である。
係り、第64図は扉の閉止状態における平面図、第65図は
開放状態における平面図、第66図は正面図、第67図は分
解斜視図である。
これらの図に示すように、この実施例の扉の開閉装置
は、扉1の左右両部に突設された左右一対のヒンジピン
2a,2bと、扉1の上下部に対向するよう本体3に設けら
れた固定板4と、固定板4の左右位置に回転自在に取り
付けられた左右一対のラッチ板5a,5bと、一対のラッチ
板5a,5b間に設けられた連結部材6とを備えている。
は、扉1の左右両部に突設された左右一対のヒンジピン
2a,2bと、扉1の上下部に対向するよう本体3に設けら
れた固定板4と、固定板4の左右位置に回転自在に取り
付けられた左右一対のラッチ板5a,5bと、一対のラッチ
板5a,5b間に設けられた連結部材6とを備えている。
固定板4は、その左右両部にそれぞれ係合溝7a,7bが形
成されている。これらの係合溝7a,7bは、扉1の開放側
(第64図および第65図において下側)に開口しており、
対応する側のヒンジピン2a,2bが扉1の開放側から嵌入
して係合しうるようになっている。
成されている。これらの係合溝7a,7bは、扉1の開放側
(第64図および第65図において下側)に開口しており、
対応する側のヒンジピン2a,2bが扉1の開放側から嵌入
して係合しうるようになっている。
ラッチ板5a,5bは、固定板4の係合溝7a,7bに係合したヒ
ンジピン2,2bを該係合溝7a,7bの奥部に拘束するもの
で、ヒンジピン2a,2bが係脱しうるよう外径側に開いた
ラッチ溝8a,8bを有する。このラッチ板5a,5bは、係合溝
7a,7bの内側位置で回転軸9a,9bにより固定板4に回転自
在に枢着されており、第64図に示すように、ラッチ溝8
a,8bが左右外方を向いた角度位置においては、ラッチ溝
8a,8bが係合溝7a,7bと交差してその交差部内にヒンジピ
ン2a,2bを拘束し、その角度位置から一定角度だけ拘束
解除方向(図の右側のラッチ板5aであれば時計方向、左
側のラッチ板5bでは反時計方向)に回転することによ
り、ラッチ溝8a,8bの開口が係合溝7a,7bの開口と合致し
て、ヒンジピン2a,2bの係合溝7a,7bからの抜け出しを許
容する。
ンジピン2,2bを該係合溝7a,7bの奥部に拘束するもの
で、ヒンジピン2a,2bが係脱しうるよう外径側に開いた
ラッチ溝8a,8bを有する。このラッチ板5a,5bは、係合溝
7a,7bの内側位置で回転軸9a,9bにより固定板4に回転自
在に枢着されており、第64図に示すように、ラッチ溝8
a,8bが左右外方を向いた角度位置においては、ラッチ溝
8a,8bが係合溝7a,7bと交差してその交差部内にヒンジピ
ン2a,2bを拘束し、その角度位置から一定角度だけ拘束
解除方向(図の右側のラッチ板5aであれば時計方向、左
側のラッチ板5bでは反時計方向)に回転することによ
り、ラッチ溝8a,8bの開口が係合溝7a,7bの開口と合致し
て、ヒンジピン2a,2bの係合溝7a,7bからの抜け出しを許
容する。
連結部材6は、一方のラッチ板5a(5b)の拘束解除方向
の回転に連係して他方のラッチ板5b(5a)の回転を阻止
するもので、一対のI形リンク6a,6bと、これらI形リ
ンク6a,6bの一端部どうしを結合する連結リンク6cとで
構成されている。
の回転に連係して他方のラッチ板5b(5a)の回転を阻止
するもので、一対のI形リンク6a,6bと、これらI形リ
ンク6a,6bの一端部どうしを結合する連結リンク6cとで
構成されている。
I形リンク6a,6bは、左右各ラッチ板5a,5bの近傍で固定
板4にそれぞれ枢軸13a,13bにより揺動自在に枢着され
ている。各I形リンク13a,13bには、ロックピン50a,50b
が突設されている。一方、各ラッチ板5a,5bには、前記
ロックピン50a,50bが係合するロック溝51a,51bが形成さ
れている。ロック溝51a,51bは、ほぼ「く」字形に屈曲
した形状で、ラッチ板5a,5bの回転軸9a,9bに近付くよう
I形リンク6a,6bの枢軸13a,13bに向けて斜めに延長した
スライド案内部51a1,51b1と、I形リンク6a,6bの枢軸
13a,13bを中心とした円弧に沿って設けたストッパー部5
1a2,51b2とからなる。
板4にそれぞれ枢軸13a,13bにより揺動自在に枢着され
ている。各I形リンク13a,13bには、ロックピン50a,50b
が突設されている。一方、各ラッチ板5a,5bには、前記
ロックピン50a,50bが係合するロック溝51a,51bが形成さ
れている。ロック溝51a,51bは、ほぼ「く」字形に屈曲
した形状で、ラッチ板5a,5bの回転軸9a,9bに近付くよう
I形リンク6a,6bの枢軸13a,13bに向けて斜めに延長した
スライド案内部51a1,51b1と、I形リンク6a,6bの枢軸
13a,13bを中心とした円弧に沿って設けたストッパー部5
1a2,51b2とからなる。
次に上記構成の動作を説明する。
第64図に示すように、各ラッチ板5a,5bのラッチ溝8a,8b
が左右外方を向いている状態では、ラッチ溝8a,8bが係
合溝7a,7bと交差しており、その交差部内にヒンジピン2
a,2bが拘束され、その結果、扉1は閉止状態に保持され
る。
が左右外方を向いている状態では、ラッチ溝8a,8bが係
合溝7a,7bと交差しており、その交差部内にヒンジピン2
a,2bが拘束され、その結果、扉1は閉止状態に保持され
る。
ここで、扉1を右から開く場合、第1実施例と同様に扉
1の右側の取手16を引く。すると、右側のヒンジピン2a
が係合溝7aから抜け出す方向に引かれることになり、こ
れに伴い、右側のラッチ板5aに時計方向、すなわち拘束
解除方向の回転力が作用する。このとき、I形リンクに
設けたロックピン50aは、ロック溝51aの角部に位置して
おり、スライド案内部51a1をスライド移動しうる。ロ
ックピン50aがスライド案内部51a1に沿ってスライドす
ることで、ラッチ板5aは、第65図に示すように、時計方
向に回転する。ラッチ板5aが一定角度回転すると、ラッ
チ溝8aの開口が係合溝7aの開口と合致する。これによっ
て、右側のヒンジピン2aの係合溝7aからの抜け出しが可
能となる。一方、ラッチ板5aの回転に伴い、ロック溝51
aがロックピン50aに対して時計方向に変位するから、ロ
ックピン50aは、ロック溝51aのスライド案内部51a1に
沿って相対的にスライドすることになり、ラッチ板5aの
内径側に引かれる。これで、I形リンク6aは時計方向に
揺動し、連続リンク6cを介して他の(左側の)I形リン
ク6bを同方向に揺動させる。左のラッチ板5bの側では、
I形リンク6bに設けたロックピン50bが、ロック溝51の
ストッパー部51b2に嵌まり込む。これで、ラッチ板5b
はいずれの方向にも回転できなくなる。ラッチ板5bの回
転が阻止されることで、左側のヒンジピン2bの拘束状態
が維持される。
1の右側の取手16を引く。すると、右側のヒンジピン2a
が係合溝7aから抜け出す方向に引かれることになり、こ
れに伴い、右側のラッチ板5aに時計方向、すなわち拘束
解除方向の回転力が作用する。このとき、I形リンクに
設けたロックピン50aは、ロック溝51aの角部に位置して
おり、スライド案内部51a1をスライド移動しうる。ロ
ックピン50aがスライド案内部51a1に沿ってスライドす
ることで、ラッチ板5aは、第65図に示すように、時計方
向に回転する。ラッチ板5aが一定角度回転すると、ラッ
チ溝8aの開口が係合溝7aの開口と合致する。これによっ
て、右側のヒンジピン2aの係合溝7aからの抜け出しが可
能となる。一方、ラッチ板5aの回転に伴い、ロック溝51
aがロックピン50aに対して時計方向に変位するから、ロ
ックピン50aは、ロック溝51aのスライド案内部51a1に
沿って相対的にスライドすることになり、ラッチ板5aの
内径側に引かれる。これで、I形リンク6aは時計方向に
揺動し、連続リンク6cを介して他の(左側の)I形リン
ク6bを同方向に揺動させる。左のラッチ板5bの側では、
I形リンク6bに設けたロックピン50bが、ロック溝51の
ストッパー部51b2に嵌まり込む。これで、ラッチ板5b
はいずれの方向にも回転できなくなる。ラッチ板5bの回
転が阻止されることで、左側のヒンジピン2bの拘束状態
が維持される。
このように、左側のヒンジピン2bが係合溝7bの奥部に拘
束され、右側のヒンジピン2aが係合溝7aから抜け出し可
能となるので、扉1は、左側のヒンジピン2bを回動中心
として開放されることになる。
束され、右側のヒンジピン2aが係合溝7aから抜け出し可
能となるので、扉1は、左側のヒンジピン2bを回動中心
として開放されることになる。
上記のように開放された扉1を閉める場合は、扉1の右
側部を閉止方向に押せばよい。この扉1の閉止動に伴
い、右側のヒンジピン2aは、対応する係合溝7aに嵌まり
込むが、これと同時に、ラッチ板5aのラッチ溝8aに受け
入れられ、ラッチ板5aに反時計方向の回転力を付与す
る。このとき、ロックピン50aがロック溝51aのスライド
案内部51a1の先端にあって、ラッチ板5aは反時計方向
の回転が可能の状態にあるから、ヒンジピン2aからの回
転力付与により反時計方向に回転して第64図の状態に復
帰し、再びヒンジピン2aを係合溝7aの奥部に拘束するこ
とになる。
側部を閉止方向に押せばよい。この扉1の閉止動に伴
い、右側のヒンジピン2aは、対応する係合溝7aに嵌まり
込むが、これと同時に、ラッチ板5aのラッチ溝8aに受け
入れられ、ラッチ板5aに反時計方向の回転力を付与す
る。このとき、ロックピン50aがロック溝51aのスライド
案内部51a1の先端にあって、ラッチ板5aは反時計方向
の回転が可能の状態にあるから、ヒンジピン2aからの回
転力付与により反時計方向に回転して第64図の状態に復
帰し、再びヒンジピン2aを係合溝7aの奥部に拘束するこ
とになる。
また、ラッチ板5aの反時計方向の回転に伴い、ロックピ
ン50aがロック溝51aの屈曲角部に戻るから、連結部材6
も、第64図の中立位置に復帰する。
ン50aがロック溝51aの屈曲角部に戻るから、連結部材6
も、第64図の中立位置に復帰する。
扉1を左側から開閉する場合は、上記とは左右逆の動作
により扉1の開放、閉止が行われるので、その動作説明
は省略する。
により扉1の開放、閉止が行われるので、その動作説明
は省略する。
なお、扉1の左右両部を同時に開放方向に引くと、左右
両側のヒンジピン2a,2b、ラッチ板5a,5b、ロック溝51a,
51bおよびロックピン50a,50bを介して、I形リンク6a,6
bに時計方向の揺動力と反時計方向の揺動力とが作用す
ることになり、連結部材6はいずれの方向にも揺動しな
い。そのため、各ラッチ板5a,5bの回転が阻止され、そ
の結果、各ヒンジピン2a,2bは係合溝7a,7bから抜け出さ
なくなり、扉1は閉止状態に維持される。
両側のヒンジピン2a,2b、ラッチ板5a,5b、ロック溝51a,
51bおよびロックピン50a,50bを介して、I形リンク6a,6
bに時計方向の揺動力と反時計方向の揺動力とが作用す
ることになり、連結部材6はいずれの方向にも揺動しな
い。そのため、各ラッチ板5a,5bの回転が阻止され、そ
の結果、各ヒンジピン2a,2bは係合溝7a,7bから抜け出さ
なくなり、扉1は閉止状態に維持される。
扉1を取り外したいときは、扉1の左右一方を開放した
後、開放した側のラッチ板5a(5b)をドライバのような
棒体で拘束解除方向とは逆方向に回転させればよい。開
放した側のラッチ板5a(5b)が同方向に回転すること
で、他方のラッチ板5b(5a)の回転阻止状態が解除さ
れ、他方のヒンジピン2b(2a)の係合溝7b(7a)からの
抜け出しが可能になる。
後、開放した側のラッチ板5a(5b)をドライバのような
棒体で拘束解除方向とは逆方向に回転させればよい。開
放した側のラッチ板5a(5b)が同方向に回転すること
で、他方のラッチ板5b(5a)の回転阻止状態が解除さ
れ、他方のヒンジピン2b(2a)の係合溝7b(7a)からの
抜け出しが可能になる。
なお、I形リンク6a,6bを略L字形に形成し、L字形の
角部で固定板4に枢着し、連結リンク6cとの連結部とは
反対側の端部にロックピン50a,50bを突設するととも
に、ラッチ板5a,5bのロック溝51a,51bを前面側に設ける
ことが考えられる。しかしながら、この場合、連結部材
6は、ラッチ板5a,5bの回転による揺動に際して、ロッ
クピン50a,50bを突設した側の端部が前後方向に移動す
るために、開閉装置の前後方向の厚みが増えてしまうと
いう欠点が生じる。I形リンク6a,6bの場合、揺動方向
は固定板4の長手方向内であるため、このような欠点は
生じない。
角部で固定板4に枢着し、連結リンク6cとの連結部とは
反対側の端部にロックピン50a,50bを突設するととも
に、ラッチ板5a,5bのロック溝51a,51bを前面側に設ける
ことが考えられる。しかしながら、この場合、連結部材
6は、ラッチ板5a,5bの回転による揺動に際して、ロッ
クピン50a,50bを突設した側の端部が前後方向に移動す
るために、開閉装置の前後方向の厚みが増えてしまうと
いう欠点が生じる。I形リンク6a,6bの場合、揺動方向
は固定板4の長手方向内であるため、このような欠点は
生じない。
第14実施例 第68図ないし第70図は第14実施例に係り、第68図は、扉
の閉止状態における平面図、第69図は開放状態における
平面図、第70図は分解斜視図である。
の閉止状態における平面図、第69図は開放状態における
平面図、第70図は分解斜視図である。
この第14実施例は、前記した第13実施例の変形例であっ
て、第13実施例と対応する部分には同一の符号を付して
いる。
て、第13実施例と対応する部分には同一の符号を付して
いる。
この実施例は、扉1の左右両部に突設されたヒンジピン
2a,2bと、係合溝7a,7bを有する固定板4と、ラッチ溝8
a,8bを有する左右一対のラッチ板5a,5bと、一方のラッ
チ板5a(5b)の拘束解除方向の回転に連係して他方のラ
ッチ板5b(5a)の回転を阻止する連結部材6とを備え、
かつ連結部材6が、一対のI形リンク6a,6bと、これら
I形リンク6a,6bの一端部どうしを結合する連結リンク6
cとで構成されている点は、第13実施例と同じである。
2a,2bと、係合溝7a,7bを有する固定板4と、ラッチ溝8
a,8bを有する左右一対のラッチ板5a,5bと、一方のラッ
チ板5a(5b)の拘束解除方向の回転に連係して他方のラ
ッチ板5b(5a)の回転を阻止する連結部材6とを備え、
かつ連結部材6が、一対のI形リンク6a,6bと、これら
I形リンク6a,6bの一端部どうしを結合する連結リンク6
cとで構成されている点は、第13実施例と同じである。
この実施例が第13実施例と異なる点は、I形リンク6a,6
bを、背面側で固定板4に枢着し、固定板4の前面側に
連結リンク6cを設け、この連結リンク6cにより両I形リ
ンク6a,6bを互いに結合したことである。
bを、背面側で固定板4に枢着し、固定板4の前面側に
連結リンク6cを設け、この連結リンク6cにより両I形リ
ンク6a,6bを互いに結合したことである。
また、この実施例の各ラッチ板5a,5bには、第13実施例
と同様に、スライド案内部51a1,51b1とストッパー部5
1a2,51b2とからなるロック溝51a,51bが形成されてい
るが、このロック溝51a,51bは、ほぼ「く」字形に屈曲
した形状である。そして、ストッパー部51a2,51b
2は、I形リンク6a,6bの枢軸13a,13bを中心とした円弧
形状であり、スライド案内部51a1,51b1は、前記スト
ッパー部51a2,51b2の一端からラッチ板5a,5bの回転軸
9a,9bに近付き、I形リンク6a,6bの枢軸13a,13bから遠
ざかるよう斜めに延長した形状である。上記構成の動作
は、第13実施例と同様であるので、説明は省略する。
と同様に、スライド案内部51a1,51b1とストッパー部5
1a2,51b2とからなるロック溝51a,51bが形成されてい
るが、このロック溝51a,51bは、ほぼ「く」字形に屈曲
した形状である。そして、ストッパー部51a2,51b
2は、I形リンク6a,6bの枢軸13a,13bを中心とした円弧
形状であり、スライド案内部51a1,51b1は、前記スト
ッパー部51a2,51b2の一端からラッチ板5a,5bの回転軸
9a,9bに近付き、I形リンク6a,6bの枢軸13a,13bから遠
ざかるよう斜めに延長した形状である。上記構成の動作
は、第13実施例と同様であるので、説明は省略する。
第15実施例 第71図ないし第73図は第15実施例に係り、第71図は扉の
閉止状態における平面図、第72図は開放状態における平
面図、第73図は分解斜視図である。
閉止状態における平面図、第72図は開放状態における平
面図、第73図は分解斜視図である。
この第15実施例は、前記した第13実施例の変形例であっ
て、第13実施例と対応する部分には同一の符号を付して
いる。
て、第13実施例と対応する部分には同一の符号を付して
いる。
この実施例は、扉1の左右両部に突設されたヒンジピン
2a,2bと、係合溝7a,7bを有する固定板4と、ラッチ溝8
a,8bを有する左右一対のラッチ板5a,5bと、一方のラッ
チ板5a(5a)の拘束解除方向の回転に連係して他方のラ
ッチ板5b(5a)の回転を阻止する連結部材6とを備え、
かつ連結部材6が、一対のI形リンク6a,6bと、これら
I形リンク6a,6bの一端部どうしを結合する連結リンク6
cとで構成されている点は、第13実施例と同じである。
2a,2bと、係合溝7a,7bを有する固定板4と、ラッチ溝8
a,8bを有する左右一対のラッチ板5a,5bと、一方のラッ
チ板5a(5a)の拘束解除方向の回転に連係して他方のラ
ッチ板5b(5a)の回転を阻止する連結部材6とを備え、
かつ連結部材6が、一対のI形リンク6a,6bと、これら
I形リンク6a,6bの一端部どうしを結合する連結リンク6
cとで構成されている点は、第13実施例と同じである。
この実施例が第13実施例と異なる点は、I形リンク6a,6
bを、固定板4のラッチ板5a,5bの回転軸9a,9bより外側
(左右端部寄り)で、前記固定板4に枢着したことであ
る。
bを、固定板4のラッチ板5a,5bの回転軸9a,9bより外側
(左右端部寄り)で、前記固定板4に枢着したことであ
る。
また、この実施例の各ラッチ板も5a,5bには、第13実施
例と同様に、スライド案内部51a1,51b1とストッパー
部51a2,51b2とからなるロック溝51a,51bが形成されて
いるが、このロック溝51a,51bは、ほぼ「く」字形に屈
曲した形状であり、係合溝7a,7bと回転軸9a,9bとの間に
設けられている。そして、ストッパー部51a2,51b
2は、I形リンク6a,6bの枢軸13a,13bを中心とした円弧
形状であり、スライド案内部51a1,51b1は、前記スト
ッパー部51a2,51b2の一端からラッチ板5a,5bの回転軸
9a,9bに近付き、I形リンク6a,6bの枢軸13a,13bから遠
ざかるよう斜めに延長した形状である。
例と同様に、スライド案内部51a1,51b1とストッパー
部51a2,51b2とからなるロック溝51a,51bが形成されて
いるが、このロック溝51a,51bは、ほぼ「く」字形に屈
曲した形状であり、係合溝7a,7bと回転軸9a,9bとの間に
設けられている。そして、ストッパー部51a2,51b
2は、I形リンク6a,6bの枢軸13a,13bを中心とした円弧
形状であり、スライド案内部51a1,51b1は、前記スト
ッパー部51a2,51b2の一端からラッチ板5a,5bの回転軸
9a,9bに近付き、I形リンク6a,6bの枢軸13a,13bから遠
ざかるよう斜めに延長した形状である。
上記構成の動作は、第13実施例と同様であるが、ラッチ
板5a,5bが回転したときのI形リンク6a,6bおよび連結リ
ンク6cの揺動方向は、第13実施例とは逆になる。
板5a,5bが回転したときのI形リンク6a,6bおよび連結リ
ンク6cの揺動方向は、第13実施例とは逆になる。
第16実施例 第74図ないし第76図は第16実施例に係り、第74図は扉の
閉止状態における平面図、第75図は開放状態における平
面図、第76図は分解斜視図である。
閉止状態における平面図、第75図は開放状態における平
面図、第76図は分解斜視図である。
この第16実施例は、前記した第15実施例の変形例であっ
て、第15実施例と対応する部分には同一の符号を付して
いる。
て、第15実施例と対応する部分には同一の符号を付して
いる。
この実施例は、扉1の左右両部に突設されたヒンジピン
2a,2bと、係合溝7a,7bを有する固定板4と、ラッチ溝8
a,8bを有する左右一対のラッチ板5a,5bと、一方のラッ
チ板5a(5b)の拘束解除方向の回転に連係して他方のラ
ッチ板5b(5a)の回転を阻止する連結部材6とを備え、
かつ連結部材6が、一対のI形リンク6a,6bと、これら
I形リンク6a,6bの一端部どうしを結合する連結リンク6
cとで構成されている点は、第15実施例と同じである。
2a,2bと、係合溝7a,7bを有する固定板4と、ラッチ溝8
a,8bを有する左右一対のラッチ板5a,5bと、一方のラッ
チ板5a(5b)の拘束解除方向の回転に連係して他方のラ
ッチ板5b(5a)の回転を阻止する連結部材6とを備え、
かつ連結部材6が、一対のI形リンク6a,6bと、これら
I形リンク6a,6bの一端部どうしを結合する連結リンク6
cとで構成されている点は、第15実施例と同じである。
この実施例が第15実施例と異なる点は、I形リンク6a,6
bを、背面側で固定板4に枢着し、固定板4の前面側に
連結リンク6cを設け、この連結リンク6cにより両I形リ
ンク6a,6bを互いに結合したことである。
bを、背面側で固定板4に枢着し、固定板4の前面側に
連結リンク6cを設け、この連結リンク6cにより両I形リ
ンク6a,6bを互いに結合したことである。
また、この実施例の各ラッチ板5a,5bには、第15実施例
と同様に、スライド案内部51a1,51b1とストッパー部5
1a2,51b2とからなるロック溝51a,51bが形成されてい
るが、このロック溝51a,51bは、ほぼ「く」字形に屈曲
した形状である。そして、ストッパー部51a2,51b
2は、I形リンク6a,6bの枢軸13a,13bを中心とした円弧
形状であり、スライド案内部51a1,51b1は、前記スト
ッパー部51a2,51b2の一端からラッチ板5a,5bの回転軸
9a,9bおよびI形リンク6a,6bの枢軸13a,13bに近付くよ
う斜めに延長した形状である。
と同様に、スライド案内部51a1,51b1とストッパー部5
1a2,51b2とからなるロック溝51a,51bが形成されてい
るが、このロック溝51a,51bは、ほぼ「く」字形に屈曲
した形状である。そして、ストッパー部51a2,51b
2は、I形リンク6a,6bの枢軸13a,13bを中心とした円弧
形状であり、スライド案内部51a1,51b1は、前記スト
ッパー部51a2,51b2の一端からラッチ板5a,5bの回転軸
9a,9bおよびI形リンク6a,6bの枢軸13a,13bに近付くよ
う斜めに延長した形状である。
上記構成の動作は、第15実施例と同様であるので、説明
は省略する。
は省略する。
その他の実施例 上記の第13〜第16の各実施例では、扉1にヒンジピン2
a,2bを設け、本体3に固定板4を設けたが、これとは逆
に、本体3にヒンジピン2a,2bを設け、扉1固定板4を
設けてもよい。
a,2bを設け、本体3に固定板4を設けたが、これとは逆
に、本体3にヒンジピン2a,2bを設け、扉1固定板4を
設けてもよい。
また、固定板4は、必ずしも一枚の板体で構成する必要
はなく、左部と右部とに分割してもよいし、また、ラッ
チ板5a,5bや連結部材6,15,19を上下から挟む2枚の板体
により構成してもよい。
はなく、左部と右部とに分割してもよいし、また、ラッ
チ板5a,5bや連結部材6,15,19を上下から挟む2枚の板体
により構成してもよい。
また、上記の各実施例では、ロック溝51のスライド案内
部51a1,51b1をラッチ板5a,5bの回転軸9a,9bに近付く
方向に斜めに延長した形状としたが、逆に回転軸9a,9b
から遠ざかる方向に斜めに延長した形状としてもよい。
この場合、I形リンク6a,6b、連結リンク6cの揺動方向
は、上記の場合と逆になる。これら上記の各実施例のう
ち、連結リンク6cを固定板4の背面側に設けるか、ある
いは、ロック溝51a,51bを回転軸9a,9bより固定板4の中
央寄りに設けるか、さらには、ロック溝51a,51bのスラ
イド案内部51a1,51b1を回転軸9a,9bに近付く方向にま
たは遠ざかる方向に斜めに延長するかは任意に選び得る
が、扉1のデザイン(例えば、扉上面の手前側に凹部を
設けて取手とする時など、連結リンクを背面側に設けて
取手を避けるなど)あるいは、固定板4の取付部の構造
等の条件と併せて、等の左右から同時に開閉しようとし
た時に、連結リンク6cに引っ張り方向の力がかかるよう
な組み合わせを選ぶのが、連結リンク6cの変形を防止す
る点から望ましい。
部51a1,51b1をラッチ板5a,5bの回転軸9a,9bに近付く
方向に斜めに延長した形状としたが、逆に回転軸9a,9b
から遠ざかる方向に斜めに延長した形状としてもよい。
この場合、I形リンク6a,6b、連結リンク6cの揺動方向
は、上記の場合と逆になる。これら上記の各実施例のう
ち、連結リンク6cを固定板4の背面側に設けるか、ある
いは、ロック溝51a,51bを回転軸9a,9bより固定板4の中
央寄りに設けるか、さらには、ロック溝51a,51bのスラ
イド案内部51a1,51b1を回転軸9a,9bに近付く方向にま
たは遠ざかる方向に斜めに延長するかは任意に選び得る
が、扉1のデザイン(例えば、扉上面の手前側に凹部を
設けて取手とする時など、連結リンクを背面側に設けて
取手を避けるなど)あるいは、固定板4の取付部の構造
等の条件と併せて、等の左右から同時に開閉しようとし
た時に、連結リンク6cに引っ張り方向の力がかかるよう
な組み合わせを選ぶのが、連結リンク6cの変形を防止す
る点から望ましい。
<発明の効果> 以上のように、本発明によれば、扉の左右任意の側を引
くだけで、扉が開放されるので、扉の開閉に際してハン
ドルを回動するといった操作を行う必要がなく、扉の取
手の取り付け位置等のデザインを自由に決定することが
できる。
くだけで、扉が開放されるので、扉の開閉に際してハン
ドルを回動するといった操作を行う必要がなく、扉の取
手の取り付け位置等のデザインを自由に決定することが
できる。
また、冷蔵庫等の内部から扉を開放することができるの
で、閉じ込め事故が発生するおそれがない。
で、閉じ込め事故が発生するおそれがない。
さらに、本発明の装置は、扉の上下縁部もしくはこれに
対応する本体部分に組み込むことができ、扉の内部には
何等の機構も設ける必要がないので、扉の内部構造は従
来のままでよく、断熱性能が損なわれることがない。
対応する本体部分に組み込むことができ、扉の内部には
何等の機構も設ける必要がないので、扉の内部構造は従
来のままでよく、断熱性能が損なわれることがない。
しかも、本発明では、ヒンジピンの係合溝内での拘束お
よびその解除をラッチ板で行い、このラッチ板の回転の
阻止およびその解除を、ラッチ板あるいは連結部材に設
けたロック溝およびこれに係合するロックピンによって
行うので、扉の開放側とは反対側を円滑確実にロックで
きるとともに、扉の開閉を円滑に行うことが可能とな
る。
よびその解除をラッチ板で行い、このラッチ板の回転の
阻止およびその解除を、ラッチ板あるいは連結部材に設
けたロック溝およびこれに係合するロックピンによって
行うので、扉の開放側とは反対側を円滑確実にロックで
きるとともに、扉の開閉を円滑に行うことが可能とな
る。
特に、冷蔵庫においては、扉の内部ポケットに収納した
食品等の荷重や冷気シール用パッキンの弾性力によって
扉を開放しようとする方向に力がかかるので、円滑確実
なロックが可能な本発明は、冷蔵庫にきわめて好適であ
る。
食品等の荷重や冷気シール用パッキンの弾性力によって
扉を開放しようとする方向に力がかかるので、円滑確実
なロックが可能な本発明は、冷蔵庫にきわめて好適であ
る。
第1図は第1実施例の扉の閉止状態における平面図、第
2図は第1実施例の開放状態における平面図、第3図は
第1実施例の正面図、第4図は第1実施例の分解斜視
図、第5図はこの扉の開閉装置を備えた冷蔵庫の外観斜
視図、第6図は従来例の水平断面図、第7図は第1実施
例の扉のパッキンの断面図、第8図は第1実施例のロッ
ク溝の拡大図、第9図は変形例のロック溝の拡大図、第
10図は第1実施例のスプリング部分の拡大図、第11図な
いし第13図は変形例のスプリング部分の拡大図、第14図
は第13図の正面図、第15図は第1実施例のロックピン付
近の断面図、第16図ないし第18図は変形例のロックピン
付近の断面図、第19図は第2実施例の閉止状態の平面
図、第20図は第2実施例の開放状態の平面図、第21図は
第2実施例の分解斜視図、第22図は第2実施例のロック
溝の拡大図、第23図は第2実施例の変形例のロック溝の
拡大図、第24図は第3実施例の閉止状態の平面図、第25
図は第3実施例の開放状態の平面図、第26図は第3実施
例の分解斜視図、第27図は第4実施例の閉止状態の平面
図、第28図は第4実施例の開放状態の平面図、第29図は
第4実施例の分解斜視図、第30図は第5実施例の閉止状
態の平面図、第31図は第5実施例の開放状態の平面図、
第32図は第5実施例の分解斜視図、第33図は第6実施例
の閉止状態の平面図、第34図は第6実施例の開放状態の
平面図、第35図は第6実施例の分解斜視図、第36図は第
7実施例の閉止状態の平面図、第37図は第7実施例の開
放状態の平面図、第38図は第7実施例の分解斜視図、第
39図は第8実施例の閉止状態の平面図、第40図は第8状
態の開放状態の平面図、第41図は第8実施例の分解斜視
図、第42図は第8実施例の正面図、第43図は第8実施例
の外観斜視図、第44図および第45図は変形例のヒンジピ
ンの斜視図、第46図は第9実施例の閉止状態の平面図、
第47図は第9実施例の開放状態の平面図、第48図は第9
実施例の分解斜視図、第49図は第9実施例の正面図、第
50図は第10実施例の閉止状態の平面図、第51図は第10実
施例の開放状態の平面図、第52図は第10実施例の分解斜
視図、第53図は第10実施例の正面図、第54図は第10実施
例の係合溝の断面図、第55図は第11実施例の閉止状態の
平面図、第56図は第11実施例の開放状態の平面図、第57
図は第11実施例の分解斜視図、第58図は第11実施例の正
面図、第59図は第12実施例の閉止状態の平面図、第60図
は第12実施例の閉止状態の平面図、第61図は第12実施例
の分解斜視図、第62図は第12実施例の正面図、第63図は
第12実施例の折曲部の形成手順を示す図、第64図は第13
実施例の閉止状態の平面図、第65図は第13実施例の開放
状態の平面図、第66図は第13実施例の正面図、第67図は
第13実施例の分解斜視図、第68図は第14実施例の閉止状
態の平面図、第69図は第14実施例の開放状態の平面図、
第70図は第14実施例の分解斜視図、第71図は第15実施例
の閉止状態の平面図、第72図は第15実施例の開放状態の
平面図、第73図は第15実施例の分解斜視図、第74図は第
16実施例の閉止状態の平面図、第75図は第16実施例の開
放状態の平面図、第76図は第16実施例の分解斜視図、第
77図は従来例の断面図、第78図は従来例の斜視図であ
る。 1……扉、2a,2b……ヒンジピン、3……本体、4……
固定板、5a,5b……ラッチ板、6,17,21,25……連結部
材、7a,7b……係合溝、8a,8b……ラッチ溝、10a,10b…
…スプリング、15a,15b,20a,20b,22a,22b,26a,26b,50a,
50b……ロックピン、14a14b,19a,19b,24a,24b,28a,28b,
51a,51b……ロック溝。
2図は第1実施例の開放状態における平面図、第3図は
第1実施例の正面図、第4図は第1実施例の分解斜視
図、第5図はこの扉の開閉装置を備えた冷蔵庫の外観斜
視図、第6図は従来例の水平断面図、第7図は第1実施
例の扉のパッキンの断面図、第8図は第1実施例のロッ
ク溝の拡大図、第9図は変形例のロック溝の拡大図、第
10図は第1実施例のスプリング部分の拡大図、第11図な
いし第13図は変形例のスプリング部分の拡大図、第14図
は第13図の正面図、第15図は第1実施例のロックピン付
近の断面図、第16図ないし第18図は変形例のロックピン
付近の断面図、第19図は第2実施例の閉止状態の平面
図、第20図は第2実施例の開放状態の平面図、第21図は
第2実施例の分解斜視図、第22図は第2実施例のロック
溝の拡大図、第23図は第2実施例の変形例のロック溝の
拡大図、第24図は第3実施例の閉止状態の平面図、第25
図は第3実施例の開放状態の平面図、第26図は第3実施
例の分解斜視図、第27図は第4実施例の閉止状態の平面
図、第28図は第4実施例の開放状態の平面図、第29図は
第4実施例の分解斜視図、第30図は第5実施例の閉止状
態の平面図、第31図は第5実施例の開放状態の平面図、
第32図は第5実施例の分解斜視図、第33図は第6実施例
の閉止状態の平面図、第34図は第6実施例の開放状態の
平面図、第35図は第6実施例の分解斜視図、第36図は第
7実施例の閉止状態の平面図、第37図は第7実施例の開
放状態の平面図、第38図は第7実施例の分解斜視図、第
39図は第8実施例の閉止状態の平面図、第40図は第8状
態の開放状態の平面図、第41図は第8実施例の分解斜視
図、第42図は第8実施例の正面図、第43図は第8実施例
の外観斜視図、第44図および第45図は変形例のヒンジピ
ンの斜視図、第46図は第9実施例の閉止状態の平面図、
第47図は第9実施例の開放状態の平面図、第48図は第9
実施例の分解斜視図、第49図は第9実施例の正面図、第
50図は第10実施例の閉止状態の平面図、第51図は第10実
施例の開放状態の平面図、第52図は第10実施例の分解斜
視図、第53図は第10実施例の正面図、第54図は第10実施
例の係合溝の断面図、第55図は第11実施例の閉止状態の
平面図、第56図は第11実施例の開放状態の平面図、第57
図は第11実施例の分解斜視図、第58図は第11実施例の正
面図、第59図は第12実施例の閉止状態の平面図、第60図
は第12実施例の閉止状態の平面図、第61図は第12実施例
の分解斜視図、第62図は第12実施例の正面図、第63図は
第12実施例の折曲部の形成手順を示す図、第64図は第13
実施例の閉止状態の平面図、第65図は第13実施例の開放
状態の平面図、第66図は第13実施例の正面図、第67図は
第13実施例の分解斜視図、第68図は第14実施例の閉止状
態の平面図、第69図は第14実施例の開放状態の平面図、
第70図は第14実施例の分解斜視図、第71図は第15実施例
の閉止状態の平面図、第72図は第15実施例の開放状態の
平面図、第73図は第15実施例の分解斜視図、第74図は第
16実施例の閉止状態の平面図、第75図は第16実施例の開
放状態の平面図、第76図は第16実施例の分解斜視図、第
77図は従来例の断面図、第78図は従来例の斜視図であ
る。 1……扉、2a,2b……ヒンジピン、3……本体、4……
固定板、5a,5b……ラッチ板、6,17,21,25……連結部
材、7a,7b……係合溝、8a,8b……ラッチ溝、10a,10b…
…スプリング、15a,15b,20a,20b,22a,22b,26a,26b,50a,
50b……ロックピン、14a14b,19a,19b,24a,24b,28a,28b,
51a,51b……ロック溝。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−258389(JP,A) 特開 昭61−14378(JP,A) 特公 昭55−24547(JP,B2) 実公 昭37−5486(JP,Y1) 実公 昭62−15422(JP,Y2)
Claims (2)
- 【請求項1】扉もしくはこの扉が取り付けられる本体の
いずれか一方の左右両端部にヒンジピンを突設するとと
もに、他方に、前記ヒンジピンが扉の開放側から係脱自
在に係合しうる係合溝を有する固定板を設け、前記固定
板の左右両部にはそれぞれ、外径側に開いたラッチ溝に
よりヒンジピンに係脱自在に係合して該ヒンジピンを前
記係合溝内に拘束するラッチ板を回転自在に取り付ける
とともに、これらラッチ板がヒンジピンを拘束する位置
および拘束解除する位置の両位置に位置するように付勢
するスプリングを設け、これら両ラッチ板間には、一方
のラッチ板の拘束解除方向の回転に連係して他方のラッ
チ板の回転を阻止する連結部材を設け、 前記ラッチ板もしくは前記連結部材のいずれか一方に
は、ロック溝を設け、他方には、前記ロック溝に係合す
るロックピンを突設することを特徴とする扉の開閉装
置。 - 【請求項2】扉もしくはこの扉が取り付けられる本体の
いずれか一方の左右両端部にヒンジピンを突設するとと
もに、他方に、前記ヒンジピンが扉の開放側から係脱自
在に係合しうる係合溝を有する固定板を設け、前記固定
板の左右両部にはそれぞれ、外径側に開いたラッチ溝に
よりヒンジピンに係脱自在に係合して該ヒンジピンを前
記係合溝内に拘束するラッチ板を回転自在に取り付け、
これら両ラッチ板間には、一方のラッチ板の拘束解除方
向の回転に連係して他方のラッチ板の回転を阻止する連
結部材を設け、 前記連結部材を、左右各ラッチ板の近傍で固定板にそれ
ぞれ板着された一対のI形リンクと、これらI形リンク
の一端部どうしを結合する連結リンクとで構成し、各I
形リンクに、ラッチ板の回転を規制するためのロックピ
ンを突設する一方、各ラッチ板には、前記ロックピンが
係合するスライド案内部とストッパー部とが屈曲状に形
成されたロック溝を設けたことを特徴とする扉の開閉装
置。
Priority Applications (19)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63307118A JPH0663695B2 (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | 扉の開閉装置 |
US07/347,924 US4947583A (en) | 1988-05-10 | 1989-05-05 | Opening/closing device of a door member |
CA000599032A CA1338215C (en) | 1988-05-10 | 1989-05-08 | Opening/closing device of a door member |
EP93100211A EP0542714B1 (en) | 1988-05-10 | 1989-05-09 | Arrangement comprising a door member and a main body |
ES93100212T ES2090716T3 (es) | 1988-05-10 | 1989-05-09 | Dispositivo de sustentacion para soportar la carga de una puerta. |
DE68926968T DE68926968T2 (de) | 1988-05-10 | 1989-05-09 | Stützvorrichtung zum Tragen der Türlast |
ES89108304T ES2057012T3 (es) | 1988-05-10 | 1989-05-09 | Dispositivo de apertura/cierre de un elemento de puerta. |
DE68926967T DE68926967T2 (de) | 1988-05-10 | 1989-05-09 | Anordnung; umfassend ein Türglied und einen Hauptkörper |
ES93100211T ES2090715T3 (es) | 1988-05-10 | 1989-05-09 | Disposicion que comprende un elemento de puerta y un cuerpo principal. |
EP89108304A EP0342479B1 (en) | 1988-05-10 | 1989-05-09 | Opening/closing device of a door member |
DE68917202T DE68917202T2 (de) | 1988-05-10 | 1989-05-09 | Öffnungs-/Schliessvorrichtung für eine Tür. |
EP93100212A EP0542715B1 (en) | 1988-05-10 | 1989-05-09 | Support device to carry the load of a door |
AU34616/89A AU606281B2 (en) | 1988-05-10 | 1989-05-10 | Opening/closing device of a door member |
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US07/523,224 US5064255A (en) | 1988-05-10 | 1990-05-14 | Opening/closing device of a door member |
US07/523,330 US5052151A (en) | 1988-05-10 | 1990-05-14 | Opening/closing device of a door member |
US07/681,967 US5133153A (en) | 1988-05-10 | 1991-04-05 | Opening/closing device of a door member |
US07/750,032 US5222792A (en) | 1988-05-10 | 1991-08-23 | Opening/closing device of a door member |
KR1019920013655A KR930005676B1 (ko) | 1988-05-10 | 1992-07-30 | 문(door)의 개폐장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63307118A JPH0663695B2 (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | 扉の開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02154972A JPH02154972A (ja) | 1990-06-14 |
JPH0663695B2 true JPH0663695B2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=17965245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63307118A Expired - Fee Related JPH0663695B2 (ja) | 1988-05-10 | 1988-12-05 | 扉の開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0663695B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3287722B1 (en) | 2016-08-23 | 2020-07-15 | Dometic Sweden AB | Cabinet for a recreational vehicle |
DE102016216126A1 (de) | 2016-08-26 | 2018-03-01 | Dometic Sweden Ab | Kühleinrichtung für ein Freizeitfahrzeug |
DE102019207919A1 (de) | 2019-05-29 | 2020-12-03 | Dometic Sweden Ab | Scharniermechanismus, Fachtüranordnung mit einem solchen Scharniermechanismus, Schrank oder Kühlschrank mit einem solchen Scharniermechanismus und/oder Fachtüranordnung, und Freizeitfahrzeug |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6052846B2 (ja) * | 1978-08-09 | 1985-11-21 | 株式会社クボタ | 揚砂装置 |
JPS60258389A (ja) * | 1984-05-31 | 1985-12-20 | 木村新株式会社 | 扉枢着装置 |
JPS6114378A (ja) * | 1984-06-28 | 1986-01-22 | 木村新株式会社 | 扉枢着装置 |
-
1988
- 1988-12-05 JP JP63307118A patent/JPH0663695B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02154972A (ja) | 1990-06-14 |
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Legal Events
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