JPH0662335A - 水平圧縮回路及びノイズ減衰回路 - Google Patents

水平圧縮回路及びノイズ減衰回路

Info

Publication number
JPH0662335A
JPH0662335A JP4233077A JP23307792A JPH0662335A JP H0662335 A JPH0662335 A JP H0662335A JP 4233077 A JP4233077 A JP 4233077A JP 23307792 A JP23307792 A JP 23307792A JP H0662335 A JPH0662335 A JP H0662335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
memory
output
output signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4233077A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoji Okumura
直司 奥村
Yosuke Izawa
洋介 井澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4233077A priority Critical patent/JPH0662335A/ja
Priority to TW088208787U priority patent/TW385947U/zh
Priority to KR1019930015153A priority patent/KR970002698B1/ko
Priority to EP93112604A priority patent/EP0582305B1/en
Priority to CN93109653A priority patent/CN1053548C/zh
Priority to DE69315906T priority patent/DE69315906T2/de
Priority to US08/103,456 priority patent/US5459525A/en
Publication of JPH0662335A publication Critical patent/JPH0662335A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水平圧縮回路及びノイズ減衰回路のメモリを
共用すること。 【構成】 映像の入力信号aからメモリ20に保持され
た1ライン前の映像信号を減算回路1で減算し、この減
算値に設定値Bを乗算回路2で乗算する。入力信号aか
ら乗算回路2の出力を減算回路3で減算すると、ノイズ
の減衰された信号dが得られる。この信号dをアドレス
発生回路12のアドレス信号によりメモリ20に書込
む。次にメモリ20を第1及び第2の読取信号で読出
し、補間フィルタ16に与える。補間フィルタ16は、
カウンタ7及び乗算回路8を介して出力された信号の小
数部を用いて信号の圧縮を行い、加算回路15よりノイ
ズの低減された圧縮信号jを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アスペクト比の異なる
ディスプレイに映像信号を表示する際に用いられる水平
圧縮回路及びノイズ減衰回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年テレビジョン受像機の大型化,高画
質化が進み、更に臨場感あふれた映像を表示するため、
アスペクト比16:9のディスプレイも実用化されつつ
ある。アスペクト比16:9のディスプレイに、アスペ
クト比4:3の映像信号を表示するには、映像信号を水
平方向に圧縮する必要があり、このため水平圧縮回路が
考案されている。又高画質化の一つの手法としてノイズ
減衰回路も様々なものが考案されている。
【0003】このような用途に用いられる従来のノイズ
減衰回路及び水平圧縮回路について説明する。図3は従
来のノイズ減衰回路の構成例を示すブロック図である。
本図において減算回路1は、入力信号aから後述のメモ
リに保持された信号を減算する回路である。乗算回路2
は減算回路1の出力信号bに第1の設定値Bを乗算する
回路である。設定値Bは、ノイズの減衰率に対応した値
(0〜1.0 )が選択される。設定値Bは寄生ノイズの発
生頻度やその性質によって値が決定される。減算回路3
は入力信号aから乗算回路2の出力cを減算する回路で
ある。メモリ4は減算回路3の出力する信号dを1水平
ライン遅延するメモリである。アドレス発生回路5はメ
モリ4のアドレスを制御し、信号の書込み及び読出しを
行う回路である。メモリ4の出力信号D3(n)は減算
回路1の減算入力端に与えられ、乗算回路3の出力信号
dは後述する水平圧縮回路に与えられる。
【0004】図4は従来の水平圧縮回路の構成例を示す
ブロック図である。本図においてメモリ6は、図3のノ
イズ減算回路の出力信号dを入力とし、夫々異なるアド
レス信号により第1の出力信号D1(n)と第2の出力
信号D2(n)を出力するものである。カウンタ7は、
映像信号の水平サンプル数をnとすると、このサンプリ
ングパルスを計数する回路であ。乗算回路8は、カウン
タ7のカウンタ出力eと外部から設定される設定値Aを
乗算する回路である。設定値Aは映像信号の圧縮率に対
応した値であり、その値が0であれば無圧縮で、1に近
づくと圧縮率が大きくなる。加算回路9は、カウンタ7
のカウンタ出力eに、乗算回路8の出力信号のうち整数
部fを抽出して加算する回路である。又加算回路10は
加算回路9の出力に整数値1を加算する回路である。
【0005】セレクタ11は、カウンタ7のカウンタ出
力eをメモリ6の書込アドレスAW(n)とし、加算回
路9,10の出力する信号を夫々メモリの読出アドレス
A1(n),A2(n)とし、これらの書込及び読出ア
ドレスを時分割で選択する回路である。セレクタ11は
切換回路を含み、外部から入力されるセレクト信号によ
り書込及び読出アドレスを夫々選択する。セレクタ11
の出力するアドレス信号はメモリ6に与えられる。ここ
でカウンタ7、乗算回路8、加算回路9,10、セレク
タ11は、メモリ6の書込み及び読出しを制御するアド
レス発生回路12を構成している。
【0006】次に減算回路13は、メモリ6の出力する
第2の出力信号D2(n)から第1の出力信号D1
(n)を減算する回路である。ここで第1の出力信号D
1(n)とは、メモリ6から読出アドレスA1(n)に
より読出された信号であり、第2の出力信号D2(n)
とは、メモリ6から読出アドレスA2(n)により読出
された信号である。乗算回路14は、減算回路13の出
力hに乗算回路8の出力する信号のうち小数部gを乗算
する回路である。加算回路15は乗算回路14の出力信
号iと第1の出力信号D1(n)を加算する回路であ
る。ここで減算回路13,乗算回路14,加算回路15
は、圧縮された信号を補間する補間フィルタ16を構成
している。
【0007】このように構成されたノイズ減衰回路及び
水平圧縮回路の動作について説明する。図5は図3のノ
イズ減衰回路のメモリ4とアドレス発生回路5の動作を
示すタイミング図である。又図6は図3のノイズ減衰回
路の動作を示す信号波形図である。図3においてメモリ
4には1水平走査ライン(以下1ラインという)前の映
像信号が格納されており、その信号D3(n)は図6
(2)に示すような台形状に変化する信号とする。さて
次のラインで図6(1)に示すようなランダム性のノイ
ズが寄生した入力信号aが与えられるとする。このとき
減算回路1は入力信号aからメモリ4に保持された信号
D3(n)を減算し、図6(3)に示すような信号bを
出力する。この信号bは現在のラインで寄生したノイズ
成分である。
【0008】次に乗算回路2では、設定値Bを例えば1
/2とすると、図6(4)に示すような信号cを生成す
る。減算回路3は入力信号aから信号cを減算し、図6
(5)に示す信号dを生成する。アドレス発生回路5
は、メモリ4に図5(1)に示すような入力信号dが与
えられると、図5(2)に示すようなアドレス信号を発
生し、図5(3)に示すように書込パルスがLレベルの
とき書込みを行う。このようにして信号dはメモリ4に
格納される。又書込パルスがHレベルのとき読出しが行
われ、図5(4)に示すように出力信号D3(n)が出
力される。このようにメモリ4を用いた巡回型のフィル
タを構成することにより、入力信号aに寄生したランダ
ム性のノイズのレベルを減衰することができる。
【0009】次に図4に示す水平圧縮回路の動作につい
て図7〜図10を用いて説明する。図7はアドレス発生
回路12の動作を示すタイミング図である。図8及び図
9は水平圧縮回路に含まれるメモリ6,アドレス発生回
路12,補間フィルタ16を動作を示すタイミング図で
ある。尚、図8及び図9では書込アドレスの値によって
各信号が分割表示されている。
【0010】図4においてカウンタ7は、映像信号の水
平走査のサンプルパルスを発生してカウントし、カウン
タ出力eを書込アドレスAW(n)としてメモリ6に与
える。このときカウンタ7は図8及び図9(1)で示す
信号eを出力する。次に乗算回路8の設定値Aを例えば
1/3に設定すると、乗算回路8の出力信号の整数部f
及び小数部gは夫々図8及び図9(2),(3)に示す
信号となる。次に加算回路9はカウンタ出力eと整数部
fを加算し、図8及び図9(4)に示す読出アドレスA
1(n)を生成する。又加算回路10も読出アドレスA
1(n)に1を加算し、図8及び図9(5)に示す読出
アドレスA2(n)を生成する。
【0011】このときアドレス発生回路12は、図7
(2),(3),(4),(6)に示すようなタイミン
グで書込及び読出アドレスAW(n),A1(n),A
1(2)及び書込パルスを夫々発生している。即ちセレ
クタ11は、書込パルスがHレベルのとき読出アドレス
A1(n)及びA2(n)をこの順に選択し、書込パル
スがLレベルのときに書込アドレスAW(n)を選択し
てメモリ6に与える。このようにセレクタ11はセレク
ト信号により書込及び読出アドレスを順次切換え、図7
(4)に示すアドレス信号を出力する。
【0012】さて図4に示すメモリ6には、入力信号d
として図8及び図9(6)に示すようなランプ信号が入
力されているとする。尚、ランプ信号とは、1ライン内
で振幅が直線的に増加する信号であり、水平圧縮回路の
動作を明確にするため用いている。次にメモリ6に読出
アドレスA1(n),A2(n)が夫々与えられると、
図8及び図9(6),(7)に示す出力信号D1(n)
及びD2(n)が夫々読出される。出力信号D2(n)
は出力信号D1(n)より1サンプリング点遅延したラ
ンプ信号である。このとき減算回路13は出力信号D2
(n)から出力信号D1(n)の減算を行い、図8及び
図9(8)に示すような信号hを生成する。信号hは更
に乗算回路14に入力され、乗算回路8の出力する小数
部gとの乗算が行われる。そして乗算回路14は、図8
及び図9(9)に示すような信号iを生成する。加算回
路15は第1の出力信号D1(n)と信号iを加算し、
図8及び図9(10)に示すような出力信号jを水平圧
縮出力として生成する。
【0013】図10は入力信号dと出力信号jの時間に
対する出力変化を示す説明図である。図10(1)に示
すように入力信号dはランプ信号としているので、サン
プリング点(時間)の増加と共にその振幅が増加してい
る。一方図10(2)に示すように出力信号jは、サン
プリング点が0.75に圧縮される。元の1ラインの走査時
間をTとし、設定値Aを1/3に設定すると、図8及び
図9(4),(6)に示すようにアドレス3,7,1
1,15・・・の信号が削減された圧縮信号が出力され
る。しかしこのような圧縮信号ではアドレス3,7,1
1,15・・・の情報が消失する。ここでは補間フィル
タ16を用いて前述した信号処理することにより、図1
0(2)に示すようにサンプリング点がmに圧縮され、
且ランプ信号のレベル変化が直線状となるよう出力信号
jが生成される。このようにして水平圧縮回路により圧
縮率が0.75となる映像信号が出力される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の構成では、ノイズ減衰回路及び水平圧縮回路に
夫々独立したメモリが必要であるという欠点があった。
【0015】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、メモリを共用することのできる
水平圧縮回路及びノイズ減衰回路を実現することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1記載の発
明は、映像信号を水平走査ラインのサンプリング点に対
応して記憶するメモリと、メモリから読み出された特定
水平走査ラインより1水平走査ライン前の映像信号を、
特定水平走査ラインの映像信号から減算する第1の減算
回路と、第1の減算回路の出力に第1の設定値を乗算す
る第1の乗算回路と、特定水平走査ラインの映像信号か
ら第1の乗算回路の信号を減算し、この減算結果をメモ
リに出力する第2の減算回路と、水平走査ラインの映像
信号をサンプリングするパルスを計数し、メモリの書込
アドレスを生成するカウンタと、カウンタの出力信号に
第1の設定値を乗算する第2の乗算回路と、第2の乗算
回路の出力信号の整数部にカウンタの出力信号を加算
し、第1の読出アドレスを出力する第1の加算回路と、
第1の加算回路の出力に定数を加算し、第2の読出アド
レスを出力する第2の加算回路と、カウンタの出力する
書込アドレス、第1の加算回路の出力する第1の読出ア
ドレス、第2の加算回路の出力する第2の読出アドレス
を夫々セレクト信号で切換え、それらの信号をメモリに
与えるセレクタと、を具備することを特徴とするもので
ある。
【0017】本願の請求項2記載の発明は、映像信号を
水平走査ラインのサンプリング点に対応して記憶するメ
モリと、水平走査ラインの映像信号をサンプリングする
パルスを計数し、メモリの書込アドレスを生成するカウ
ンタと、カウンタの出力信号に第1の設定値を乗算する
第2の乗算回路と、第2の乗算回路の出力信号の整数部
にカウンタの出力信号を加算し、第1の読出アドレスを
出力する第1の加算回路と、第1の加算回路の出力に定
数を加算し、第2の読出アドレスを出力する第2の加算
回路と、カウンタの出力する書込アドレス、第1の加算
回路の出力する第1の読出アドレス、第2の加算回路の
出力する第2の読出アドレスを夫々セレクト信号で切換
えるセレクタと、第2の読出アドレスにより読出される
メモリの第2の出力信号から、第1の読出アドレスによ
り読出されるメモリの第1の出力信号を減算する第3の
減算回路と、第3の減算回路の出力信号に第2の乗算回
路の出力信号のうち小数部を乗算する第3の乗算回路
と、第3の乗算回路の出力信号にメモリの出力する第1
の出力信号を加算する第3の加算回路と、を具備するこ
とを特徴とするものである。
【0018】本願の請求項3記載の発明は、映像信号を
水平走査ラインのサンプリング点に対応して記憶するメ
モリと、メモリから読み出された特定水平走査ラインよ
り1水平走査ライン前の映像信号を、特定水平走査ライ
ンの映像信号から減算する第1の減算回路と、第1の減
算回路の出力に第1の設定値を乗算する第1の乗算回路
と、特定水平走査ラインの映像信号から第1の乗算回路
の信号を減算し、この減算結果をメモリに出力する第2
の減算回路と、水平走査ラインの映像信号をサンプリン
グするパルスを計数し、メモリの書込アドレスを生成す
るカウンタと、カウンタの出力信号に第1の設定値を乗
算する第2の乗算回路と、第2の乗算回路の出力信号の
整数部にカウンタの出力信号を加算し、第1の読出アド
レスを出力する第1の加算回路と、第1の加算回路の出
力に定数を加算し、第2の読出アドレスを出力する第2
の加算回路と、カウンタの出力する書込アドレス、第1
の加算回路の出力する第1の読出アドレス、第2の加算
回路の出力する第2の読出アドレスを夫々セレクト信号
で切換えるセレクタと、第2の読出アドレスにより読出
されるメモリの第2の出力信号から、第1の読出アドレ
スにより読出されるメモリの第1の出力信号を減算する
第3の減算回路と、第3の減算回路の出力信号に第2の
乗算回路の出力信号のうち小数部を乗算する第3の乗算
回路と、第3の乗算回路の出力信号にメモリの出力する
第1の出力信号を加算する第3の加算回路と、を具備す
ることを特徴とするものである。
【0019】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1の発明
によれば、映像信号が与えられると、メモリは水平走査
ラインのサンプリング点に対応して映像信号を記憶す
る。第1の減算回路は、メモリから読み出された特定水
平走査ラインより1水平走査ライン前の映像信号を、特
定水平走査ラインの映像信号から減算する。第1の乗算
回路は、第1の減算回路の出力に第1の設定値を乗算す
る。第2の減算回路は、特定水平走査ラインの映像信号
から第1の乗算回路の信号を減算し、この減算結果を再
びメモリに格納する。一方、カウンタは映像信号のサン
プリングパルスを計数し、メモリの書込アドレスを生成
する。第2の乗算回路はカウンタの出力信号に第1の設
定値を乗算する。第1の加算回路は、第2の乗算回路の
出力信号の整数部にカウンタの出力信号を加算し、第1
の読出アドレスを出力する。第2の加算回路は第1の加
算回路の出力に定数を加算し、第2の読出アドレスを出
力する。そしてセレクタは、カウンタの出力する書込ア
ドレス、第1の加算回路の出力する第1の読出アドレ
ス、第2の加算回路の出力する第2の読出アドレスを夫
々セレクト信号で切換え、それらの信号をメモリに与え
る。こうすると後続の水平圧縮回路とメモリを共用して
ノイズの減衰された映像信号が得られる。
【0020】又本願の請求項2の発明によれば、映像信
号が与えられると、メモリは水平走査ラインのサンプリ
ング点に対応して映像信号を記憶する。カウンタは映像
信号のサンプリングパルスを計数し、メモリの書込アド
レスを生成する。第2の乗算回路はカウンタの出力信号
に第1の設定値を乗算する。第1の加算回路は、第2の
乗算回路の出力信号の整数部にカウンタの出力信号を加
算し、第1の読出アドレスを出力する。第2の加算回路
は第1の加算回路の出力に定数を加算し、第2の読出ア
ドレスを出力する。そしてセレクタは、書込アドレス、
第1の読出アドレス、第2の読出アドレスを夫々セレク
ト信号で切換え、それらの信号をメモリに与える。第3
の減算回路は、第2の読出アドレスにより読出されるメ
モリの第2の出力信号から、第1の読出アドレスにより
読出されるメモリの第1の出力信号を減算する。第3の
乗算回路は、第3の減算回路の出力信号に第2の乗算回
路の出力信号のうち小数部を乗算する。そして第3の加
算回路は、第3の乗算回路の出力信号にメモリの出力す
る第1の出力信号を加算する。こうすると前段のノイズ
減衰回路とメモリを共用することができる。更に映像信
号は第1の設定値に対応した圧縮率に圧縮され、アスペ
ク比の異なる表示装置に画質を劣化させることなく画像
を表示できる。
【0021】更に本願の請求項3の発明によれば、メモ
リと、セレクタの出力する書込アドレス及び読出アドレ
スを共用して使用することができ、請求項1,2の作用
に加えて、回路構成の簡単なノイズ減衰機能を有する水
平圧縮回路が得られる。
【0022】
【実施例】本発明の一実施例におけるノイズ減衰回路及
び水平圧縮回路について図1を参照しつつ説明する。図
1は本実施例のノイズ減衰回路及び水平圧縮回路の構成
を示すブロック図である。尚ノイズ減衰回路には第1の
減算回路1,第1の乗算回路2,第2の減算回路3が設
けられていることは従来例と同一である。更にアドレス
発生回路12には従来例と同一のカウンタ7,第2の乗
算回路8,第1の加算回路9,第2の加算回路10,セ
レクタ11が設けられている。又水平圧縮回路に含まれ
る補間フィルタ16には、第3の減算回路13,第3の
乗算回路14,第3の加算回路15が従来例と同様に設
けられている。
【0023】メモリ20は、従来例と異なり映像の入力
信号dを保持し、セレクタ11から出力されるアドレス
信号により第1〜第3の出力信号D1(n)〜D3
(n)を夫々出力するメモリである。メモリ20は1ラ
インの映像信号を格納するメモリで、例えばデュアルポ
ートメモリにより構成される。出力信号D1(n)は1
ラインをnでサンプリングした映像信号であり、メモリ
20から遅延することなく読出アドレスA1(n)で読
出される信号である。出力信号D2(n)は出力信号D
1(n)より1サンプリング点遅延した映像信号であ
る。第3の出力信号D3(n)は減算回路3の出力する
信号dを1ライン遅延したものである。第3の出力信号
D3(n)は、減算回路1の減算入力端に与えられる。
又カウンタ7はカウント出力eを書込アドレスAW
(n)及び読出アドレスA3(n)としてセレクタ11
に与える。
【0024】このように構成された本実施例のノイズ減
衰回路及び水平圧縮回路の動作について図2,図6,図
8,図9を用いて説明する。尚従来例と同一の動作の説
明は簡略に行う。図2はアドレス発生回路12の動作を
示すタイミング図である。
【0025】まず減算回路1は、映像の入力信号aか
ら、メモリ20に格納された1ライン前の第3の出力信
号D3(n)を読出し減算する。このときアドレス発生
回路12は図2(2),図8及び図9(1)に示すよう
なアドレス信号を発生しており、図2(6)に示す書込
パルスにより信号の読出し及び書込みを行う。図2
(6)に示すように書込パルスの周期をTとすると、0
T〜3/4 Tが信号の読出期間であり、3/4 T〜1Tまで
が書込期間としている。図1のセレクタ11にセレクト
信号が与えられると、図2(2)〜(4)に示すアドレ
スの信号が順次選択され、図2(5)に示す期間で各ア
ドレス信号がメモリ20に与えられる。
【0026】図6(1)に示すようなランダム性のノイ
ズが寄生した入力信号aが入力されると、減算回路1は
入力信号aからメモリ20に保持された1ライン前の信
号D3(n)を減算し、図6(3)に示すような信号b
を出力する。
【0027】次に乗算回路2は、設定値Bを例えば1/
2とすると、図6(4)に示すような信号cを生成す
る。そして減算回路3は入力信号aから信号cを減算
し、図6(5)に示すような信号dを生成する。アドレ
ス発生回路12は、メモリ20に図2(1)に示すよう
な入力信号dが与えられると、アドレス信号を発生し、
書込パルスがLレベルのとき書込みを行い、信号dをメ
モリ20に格納する。
【0028】さて乗算回路8の設定値Aを1/3に設定
すると、乗算回路8の出力する信号の整数部f及び小数
部gは、加算回路9及び乗算回路14に夫々出力され
る。次に加算回路9はカウンタ出力eと整数部fを加算
し、読出アドレスA1(n)を生成する。又加算回路1
0も読出アドレスA1(n)に1を加算し、読出アドレ
スA2(n)を生成する。
【0029】このときセレクタ11はセレクト信号によ
り書込及び読出アドレスを順次切換え、図2(5)に示
すアドレス信号を夫々出力する。次にメモリ20に読出
アドレスA1(n),A2(n)が夫々与えられると、
出力信号D1(n)及びD2(n)が夫々読出される。
このとき減算回路13は出力信号D2(n)からD1
(n)の減算を行い、信号hを生成する。信号hは更に
乗算回路14に入力され、乗算回路8の出力する小数部
gとの乗算が行われる。そして乗算回路14は信号iを
生成する。加算回路15は第1の出力信号D1(n)と
信号iを加算し、図8及び図9(10)に示すような出
力信号jを水平圧縮出力として生成する。
【0030】図10(1)に示すように入力信号dをラ
ンプ信号とすると、図10(2)に示すように出力信号
jは、サンプリング点が0.75に圧縮される。設定値Aを
1/3に設定すると、図8及び図9(4),(6)に示
すようにアドレス3,7,11,15・・・の信号が削
減された圧縮信号が出力され、アドレス3,7,11,
15・・・の情報が消失する。しかし補間フィルタ16
を用いて信号を補間処理することにより、図10(2)
に示すようにランプ信号のレベル変化が直線状となるよ
うに補正され、出力信号jが生成される。このようにし
て1つのメモリ20と共通のアドレス発生回路12を用
いることにより、圧縮率が任意となる映像信号が出力さ
れる。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本願の請求項
1〜3の発明によれば、ノイズ減衰回路と水平圧縮回路
に必要なメモリ及びアドレス発生回路を共用したことに
より、ノイズ減衰回路と水平圧縮回路の構成を簡単にす
ることができる。又第1の設定値を選択することによ
り、ノイズ特性に応じたノイズ減衰効果が得られる。又
第2の設定値を設定することにより、任意の圧縮率を有
する映像信号が得られ、アスペクト比の異なるデイスプ
レイに画像品質を落とすことなく画像を表示できるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるノイズ減衰回路及び
水平圧縮回路の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例のノイズ減衰回路及び水平圧縮回路に
含まれるアドレス発生回路の動作を示すタイミング図で
ある。
【図3】従来のノイズ減衰回路の構成例を示すブロック
図である。
【図4】従来の水平圧縮回路の構成例を示すブロック図
である。
【図5】従来のノイズ減衰回路に含まれるアドレス発生
回路の動作を示すタイミング図である。
【図6】ノイズ減衰回路の動作を示す信号波形図であ
る。
【図7】従来の水平圧縮回路に含まれるアドレス発生回
路の動作を示すタイミング図である。
【図8】従来例及び本実施例のノイズ減衰回路及び水平
圧縮回路の動作を示すタイミング図(その1)である。
【図9】従来例及び本実施例のノイズ減衰回路及び水平
圧縮回路の動作を示すタイミング図(その2)である。
【図10】従来例及び本実施例の水平圧縮回路の動作を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 第1の減算回路 2 第1の乗算回路 3 第2の減算回路 7 カウンタ 8 第2の乗算回路 9 第1の加算回路 10 第2の加算回路 11 セレクタ 12 アドレス発生回路 13 第3の減算回路 14 第3の乗算回路 15 第3の加算回路 16 補間フィルタ 20 メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号を水平走査ラインのサンプリン
    グ点に対応して記憶するメモリと、 前記メモリから読み出された特定水平走査ラインより1
    水平走査ライン前の映像信号を、前記特定水平走査ライ
    ンの映像信号から減算する第1の減算回路と、 前記第1の減算回路の出力に第1の設定値を乗算する第
    1の乗算回路と、 前記特定水平走査ラインの映像信号から第1の乗算回路
    の信号を減算し、この減算結果を前記メモリに出力する
    第2の減算回路と、 水平走査ラインの映像信号をサンプリングするパルスを
    計数し、前記メモリの書込アドレスを生成するカウンタ
    と、 前記カウンタの出力信号に第1の設定値を乗算する第2
    の乗算回路と、 前記第2の乗算回路の出力信号の整数部に前記カウンタ
    の出力信号を加算し、第1の読出アドレスを出力する第
    1の加算回路と、 前記第1の加算回路の出力に定数を加算し、第2の読出
    アドレスを出力する第2の加算回路と、 前記カウンタの出力する書込アドレス、前記第1の加算
    回路の出力する第1の読出アドレス、前記第2の加算回
    路の出力する第2の読出アドレスを夫々セレクト信号で
    切換え、それらの信号を前記メモリに与えるセレクタ
    と、を具備することを特徴とするノイズ減衰回路。
  2. 【請求項2】 映像信号を水平走査ラインのサンプリン
    グ点に対応して記憶するメモリと、 水平走査ラインの映像信号をサンプリングするパルスを
    計数し、前記メモリの書込アドレスを生成するカウンタ
    と、 前記カウンタの出力信号に第1の設定値を乗算する第2
    の乗算回路と、 前記第2の乗算回路の出力信号の整数部に前記カウンタ
    の出力信号を加算し、第1の読出アドレスを出力する第
    1の加算回路と、 前記第1の加算回路の出力に定数を加算し、第2の読出
    アドレスを出力する第2の加算回路と、 前記カウンタの出力する書込アドレス、前記第1の加算
    回路の出力する第1の読出アドレス、前記第2の加算回
    路の出力する第2の読出アドレスを夫々セレクト信号で
    切換えるセレクタと、 第2の読出アドレスにより読出される前記メモリの第2
    の出力信号から、第1の読出アドレスにより読出される
    前記メモリの第1の出力信号を減算する第3の減算回路
    と、 前記第3の減算回路の出力信号に前記第2の乗算回路の
    出力信号のうち小数部を乗算する第3の乗算回路と、 前記第3の乗算回路の出力信号に前記メモリの出力する
    第1の出力信号を加算する第3の加算回路と、を具備す
    ることを特徴とする水平圧縮回路。
  3. 【請求項3】 映像信号を水平走査ラインのサンプリン
    グ点に対応して記憶するメモリと、 前記メモリから読み出された特定水平走査ラインより1
    水平走査ライン前の映像信号を、前記特定水平走査ライ
    ンの映像信号から減算する第1の減算回路と、 前記第1の減算回路の出力に第1の設定値を乗算する第
    1の乗算回路と、 前記特定水平走査ラインの映像信号から第1の乗算回路
    の信号を減算し、この減算結果を前記メモリに出力する
    第2の減算回路と、 水平走査ラインの映像信号をサンプリングするパルスを
    計数し、前記メモリの書込アドレスを生成するカウンタ
    と、 前記カウンタの出力信号に第1の設定値を乗算する第2
    の乗算回路と、 前記第2の乗算回路の出力信号の整数部に前記カウンタ
    の出力信号を加算し、第1の読出アドレスを出力する第
    1の加算回路と、 前記第1の加算回路の出力に定数を加算し、第2の読出
    アドレスを出力する第2の加算回路と、 前記カウンタの出力する書込アドレス、前記第1の加算
    回路の出力する第1の読出アドレス、前記第2の加算回
    路の出力する第2の読出アドレスを夫々セレクト信号で
    切換えるセレクタと、 第2の読出アドレスにより読出される前記メモリの第2
    の出力信号から、第1の読出アドレスにより読出される
    前記メモリの第1の出力信号を減算する第3の減算回路
    と、 前記第3の減算回路の出力信号に前記第2の乗算回路の
    出力信号のうち小数部を乗算する第3の乗算回路と、 前記第3の乗算回路の出力信号に前記メモリの出力する
    第1の出力信号を加算する第3の加算回路と、を具備す
    ることを特徴とするノイズ減衰機能を有する水平圧縮回
    路。
JP4233077A 1992-08-06 1992-08-06 水平圧縮回路及びノイズ減衰回路 Pending JPH0662335A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4233077A JPH0662335A (ja) 1992-08-06 1992-08-06 水平圧縮回路及びノイズ減衰回路
TW088208787U TW385947U (en) 1992-08-06 1993-07-06 Video signal converting device and noise eliminator
KR1019930015153A KR970002698B1 (ko) 1992-08-06 1993-08-05 영상신호변환장치 및 이와 협동하는 잡음저감장치
EP93112604A EP0582305B1 (en) 1992-08-06 1993-08-05 Video signal converting device and noise eliminator
CN93109653A CN1053548C (zh) 1992-08-06 1993-08-05 视频信号变换装置及其中使用的噪声抑制器
DE69315906T DE69315906T2 (de) 1992-08-06 1993-08-05 Vorrichtung zur Videosignal-Umwandlung und Rauschunterdrückung
US08/103,456 US5459525A (en) 1992-08-06 1993-08-06 Video signal converting device and noise eliminator used therein

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4233077A JPH0662335A (ja) 1992-08-06 1992-08-06 水平圧縮回路及びノイズ減衰回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0662335A true JPH0662335A (ja) 1994-03-04

Family

ID=16949445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4233077A Pending JPH0662335A (ja) 1992-08-06 1992-08-06 水平圧縮回路及びノイズ減衰回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0662335A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5916481A (ja) X線像系列処理方法および装置
EP0660594B1 (en) Video signal format compression apparatus
US20070030260A1 (en) Circuit for controlling display of modulated image in an image display device, and image display method and device
US5459525A (en) Video signal converting device and noise eliminator used therein
KR100218318B1 (ko) 주파수 변환장치
US5554949A (en) Circuit arrangement for delaying a functional signal
JPH0662335A (ja) 水平圧縮回路及びノイズ減衰回路
US5500682A (en) Memory equipment for writing/reading a defective video signal in a FIFO memory device consectively
JP2779007B2 (ja) ノイズ低減回路
JP4733829B2 (ja) 補間フェーズの動的計算を使用するフィールドまたはフレーム周波数変換のための方法およびデバイス
JP3458496B2 (ja) 圧縮伸長制御回路と映像信号圧縮装置
JPH0294965A (ja) 輪郭補正方法及びディジタル輪郭補正回路
KR100238253B1 (ko) 비디오 신호 합성 장치 및 방법
KR20050084345A (ko) 변환기, 디지털 텔레비전 수신기, 변환 방법 및 컴퓨터프로그램
JPH0518308B2 (ja)
JPH0730371A (ja) サンプリング周波数変換回路
KR0121239Y1 (ko) 주사선 보간장치
JPH05276493A (ja) 映像適応型走査線補間装置
JPH0678277A (ja) 映像信号圧縮装置
JPH09181970A (ja) 画像信号処理装置
JPH02308687A (ja) 映像信号拡大回路
JPH06165028A (ja) 画像縮小処理装置
JP2003032708A (ja) 映像信号発生装置
JP2001257996A (ja) 画像縮小フィルタ
JPH0638182A (ja) 走査線変換装置