JP2779007B2 - ノイズ低減回路 - Google Patents

ノイズ低減回路

Info

Publication number
JP2779007B2
JP2779007B2 JP1239620A JP23962089A JP2779007B2 JP 2779007 B2 JP2779007 B2 JP 2779007B2 JP 1239620 A JP1239620 A JP 1239620A JP 23962089 A JP23962089 A JP 23962089A JP 2779007 B2 JP2779007 B2 JP 2779007B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
circuit
output
memory
interpolation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1239620A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03102976A (ja
Inventor
和男 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PAIONIA KK
Original Assignee
PAIONIA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PAIONIA KK filed Critical PAIONIA KK
Priority to JP1239620A priority Critical patent/JP2779007B2/ja
Publication of JPH03102976A publication Critical patent/JPH03102976A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2779007B2 publication Critical patent/JP2779007B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Picture Signal Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ビデオ信号のノイズを低減する回路に関す
る。
背景技術 ビデオ信号は、フレーム間の自己相関性が強い一方、
ビデオ信号に含まれるノイズ成分は、一般にその自己相
関性がほとんどない点に着目してビデオ信号を時間的に
フレーム周期ごとに平均することにより、信号成分のエ
ネルギーをほとんど変化させず、ノイズ成分のエネルギ
ーのみを低下させるようにしたノイズ低減回路が公知と
なっている。
かかる従来のノイズ低減回路は、入力ビデオ信号と被
混合処理信号とを係数kに応じた混合比で混合する混合
手段を設け、この混合手段の出力をフレームメモリ等に
よって1フレーム期間だけ遅延して上記被混合処理信号
として混合手段に供給し、この混合手段から出力された
ビデオ信号を出力とする構成となっている。
かかる従来のノイズ低減回路の持つ本質的な問題とし
て、静止画像に対しては有効であるが、動画部分では残
像効果が発生する等の欠点がある。そこで、動画部分を
検出して係数kの値を変化させるようにした回路も既に
考案されている。
かかる従来の回路においては、ビデオ信号のディジタ
ル化を行なう際にビデオ信号のサンプリングをなすよう
に構成されており、解像度を向上させるためにサンプリ
ング周波数を高くするとメモリの容量が大になるという
欠点があった。
そこで、メモリに書き込まれるデータを所定個数おき
に間引いて出力するサブサンプリング手段と、メモリか
ら読み出されたデータの欠落を補間する補間手段とを設
けること考えられた。一方、補間手段としては2H前のデ
ータによって欠落したデータを補間するいわゆる2H補間
をなす手段が知られており、補間手段としてこの2H補間
をなす手段を設けると、ノイズによる像が画像の上から
下に流れるような現象が生じる。
この現象は、メモリから読み出さたのち補間手段によ
って補間されたデータが混合手段に供給され、この混合
手段の出力が再びメモリに書き込まれることによって生
じる現象であり、メモリから読み出されたデータのmラ
イン目のデータ欠落期間においては必ずm−2ライン目
のデータが補間手段から出力されて混合手段を経てmラ
イン目のデータとしてメモリに書き込まれるので、時間
方向に見ると、m−2ライン目に含まれるノイズがmラ
イン目、m+2ライン目、m+4ライン目……と順次下
方に流れて行くように見えるのである。
発明の概要 [発明の目的] 本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであっ
て、メモリの容量を大にすることなく解像度の向上を図
ることができると共にノイズによる像が画面の上から下
に流れるような現象を防止することができるノイズ低減
回路を提供することを目的とする。
[発明の構成] 本発明によるノイズ低減回路は、入力ビデオ信号のサ
ンプリングを行なって得られたサンプル値を表わすデー
タに応じたディジタル化ビデオ信号を出力するアナログ
・ディジタル変換手段と、前記ディジタル化ビデオ信号
と被混合処理信号とを前記ディジタル化ビデオ信号と被
混合処理信号間の瞬時レベルの差に応じた混合比で混合
する混合手段と、前記混合手段から順次出力されるデー
タを所定個数おきに間引いて出力するサブサンプリング
手段と、メモリと、前記サブサンプリング手段の出力を
前記メモリに順次書き込むと共にほぼ1フィールド期間
のN倍(Nは自然数)の期間だけ遅れたタイミングで順
次読み出すメモリ制御手段と、前記メモリから読み出さ
れたデータの欠落を補間して得たデータに応じた信号を
前記被混合処理信号として出力する補間手段とからな
り、前記補間手段は、補間の方向を所定期間おきに切換
える構成となっている。
[発明の作用] かかる構成のノイズ低減回路によれば、ノイズ低減に
使用されているメモリに書き込まれるデータが所定個数
おきに間引かれるので、該メモリに格納されるデータの
量が少なくなる。また、該メモリから読み出されたデー
タが補間処理されるので、解像度が低下することはな
い。また、補間の方向が所定期間おきに切換えられるの
で、補間に用いられるデータが常に所定の方向に存在す
るデータ欠落を補間するデータとしてメモリに書き込ま
れてメモリ内を所定の方向に順次移動することはなく、
補間に用いられるデータに含まれているノイズによる像
が画面上を一方向に流れる現象が目立たなくなる。
実 施 例 以下、本発明の実施例につき添附図面を参照して詳細
に説明する。
第1図において、入力ビデオ信号は、A/D(アナログ
・ディジタル)変換回路1及び同期分離回路2に供給さ
れる。A/D変換回路1にはパルス発生回路(図示せず)
から例えばカラーサブキャリヤの4倍の周波数のクロッ
クパルスcが供給されている。A/D変換回路1において
は、クロックパルスcによって入力ビデオ信号のサンプ
リングがなされ、得られたサンプル値に応じたディジタ
ルデータが形成される。このA/D変換回路11によって入
力ビデオ信号がディジタル化されて混合回路3に供給さ
れる。
混合回路3において、A/D変換回路1の出力は、減算
回路4,5に供給される。減算回路4には、メモリ10から
読み出されたのち補間回路11を経たビデオ信号が供給さ
れる。このメモリ10から読み出されたのち補間回路11を
経たビデオ信号は、後述する如く混合回路3から出力さ
れたビデオ信号を1フィールド期間遅延して得られる信
号と同等の信号である。減算回路4においては、A/D変
換回路1の出力から補間回路11の出力が差し引かれる。
この減算回路4の出力は、非線形回路6に供給される。
非線形回路6は、例えば減算回路4の出力がアドレス入
力端子に供給され、かつ減算回路4の出力(A−B)に
よって指定される各番地には第2図に示す如き入出力特
性に対応するデータk(A−B)が予め格納されている
ROMからなっている。
非線形回路6の出力データは、減算回路5に供給され
る。減算回路5においては、A/D変換回路1の出力デー
タから非線形回路6の出力データが差し引かれる。これ
ら減算回路4,5及び非線形回路6によって形成されてい
る混合回路3において、A/D変換回路1から出力された
ビデオ信号と補間回路11から出力されたビデオ信号とを
両信号の瞬時値間の差(動き)に応じた混合比で混合し
て得られる信号が形成されて減算回路5から出力され
る。すなわち、動きの大きいときはA/D変換回路1から
出力されたビデオ信号Aを支配的にし、動きの小さいと
きは補間回路11から出力された1フィールド期間前のビ
デオ信号Bをビデオ信号Aに混合してノイズを目立たな
くしているのである。
減算回路5の出力は、出力端子OUT及びサブサンプリ
ング回路9に供給される。サブサンプリング回路9は、
第3図に示す如く混合回路3から出力されたデータを1
個おきに間引いて出力する構成となっている。尚、第3
図において、○印は間引かれることなく伝送されるデー
タを示し、×印は間引かれることにより伝送されないデ
ータを示している。
サブサンプリング回路9から出力されたビデオ信号
は、メモリ10に供給される。メモリ10は、例えば1フィ
ールド分のビデオ信号を記憶し得る記憶容量を有してい
る。メモリ10のアドレス制御等は、メモリ制御回路15に
よってなされる。メモリ制御回路15にはアドレス発生回
路16から出力される書込アドレスデータ及び読出アドレ
スデータが供給されている。
アドレス発生回路16には、クロック発生回路17から出
力されたアドレスカウントクロック及び1フィールドお
きに反転するT形フリップフロップ25の出力が供給され
ている。アドレス発生回路16は、アドレスカウントクロ
ックによってカウントアップするカウンタを有し、この
カウンタの出力データを書込アドレスデータとして出力
すると共に書込アドレスデータとほぼ1フィールドに対
応する値だけ異なる読出アドレスデータを生成して出力
する一方T形フリップフロップ25の出力によって連続す
る2フィールドのうちの一方のフィールドにおいては他
方のフィールドに比して上記読出アドレスデータを2Hに
対応する値だけ先行した値に変化させるように構成され
ている。また、クロック発生回路17は、クロックパルス
cによってクロックパルスcの1/2の周波数のアドレス
カウントクロック、書込クロック及び読出クロックを発
生するように構成されており、このクロック発生回路17
から出力された書込クロック及び読出クロックは、メモ
リ制御回路15に供給されている。
メモリ制御回路15は、書き込みクロックによってサブ
サンプリング回路9の出力データがメモリ10の書込アド
レスデータにより指定されている番地に順次書き込ま
れ、読み出しクロックによってメモリ10の読出アドレス
データにより指定されている番地に書き込まれているデ
ータが順次読み出されるように制御する構成となってい
る。このメモリ10によってサブサンプリング回路9の出
力がほぼ1フィールド期間だけ遅延される。
メモリ10から読み出されたビデオ信号は、補間回路11
における切換スイッチ21の一方の入力端子に供給される
と共に遅延回路22によって2H(2水平同期期間)だけ遅
延されたのち切換スイッチ21の他方の入力端子に供給さ
れる。切換スイッチ21の制御入力端子には排他的論理和
ゲート23の出力が供給されている。排他的論理和ゲート
23の一方の入力端子には切換制御信号発生回路24の出力
が供給されている。切換制御信号発生回路24は、例えば
同期分離回路2からの垂直同期信号v及びクロックパル
スcによってサブサンプリング回路9によって間引かれ
たデータの存在期間に対応する期間において高レベル信
号をそれ以上の期間においては低レベル信号を切換制御
信号として出力する構成となっている。この切換制御信
号発生回路24としては例えばクロックパルスcによって
カウントアップしかつ垂直同期信号vによってリセット
されるカウンタと、このカウンタの出力をアドレス入力
としかつ上記切換制御信号のパターンが予め格納されて
いるROMとによって構成することができる。
排他的論理和ゲート23の他方の入力端子にはT形フリ
ップフロップ25の出力が供給されている。T形フリップ
フロップ25のトリガ入力端子には同期分離回路2からの
垂直同期信号vが供給されている。
切換スイッチ21は、制御入力が高レベルになったとき
は遅延回路22の出力を選択的に出力し、制御入力が低レ
ベルになったときはメモリ10から読み出された信号を選
択的に出力するように構成されている。この切換スイッ
チ21によってメモリ10から読み出された信号又は遅延回
路22の出力におけるデータの欠落の2H前のデータ又は2H
後のデータによる補間がなされる。切換スイッチ21の出
力は、減算回路27及びハイパスフィルタ28に供給され
る。ハイパスフィルタ28は、切替スイッチ21から出力さ
れるビデオ信号に含まれる高域成分である色信号成分を
抽出するように構成されている。このハイパスフィルタ
28の出力は、減算回路27に供給されると共にラッチ回路
等からなる遅延回路29によって1クロック期間だけ遅延
されたのち加算回路30に供給される。
減算回路27においては、切換スイッチ21の出力からハ
イパスフィルタ28の出力が差し引かれて輝度信号成分が
形成される。この減算回路27の出力は、内挿回路31に供
給される。内挿回路31は、例えば2H前又は2H後のデータ
によって補間されたデータをこの補間されたデータの1
クロック前のデータ及び1クロック後のデータによって
内挿する構成となっている。すなわち、内挿回路31は例
えば2H前又は2H後のデータによって補間されたデータを
補間されたデータの1クロック前のデータ及び1クロッ
ク後のデータの各々の1/2のデータの各々とを加算して
得たデータに変換する。
内挿回路31の出力は、加算回路30に供給されて遅延回
路29によって遅延されて色信号成分と加算される。遅延
回路29は、内挿回路31における信号遅延時間を補償する
ための回路であり、加算回路30においては内挿処理がな
された輝度信号成分とハイパスフィルタ28によって分離
抽出された色信号成分とが加算合成されてビデオ信号が
形成される。この加算回路30の出力は、被混合処理信号
として混合回路13に供給される。
以上の構成において、サブサンプリング回路9によっ
て混合回路13の出力データは1個おきに間引かれてメモ
リ10に供給され、メモリ10には連続する2フィールドの
うちの最初のフィールド及び2番目のフィールドにおい
てそれぞれ第4図(A)及び同図(B)に示す如くサブ
サンプリングされたデータがそのまま書き込まれる。従
って、メモリ10の記憶容量は1フィールド分のデータの
1/2を記憶できる程度であればよいこととなる。尚、第
4図において、Ai〜Ei,Ai′〜Ei′(iは自然数)は、
伝送されるデータを示し、×は間引かれたデータを示し
ている。
このメモリ10の読み出しアドレスデータは、アドレス
発生回路16の作用によって連続する2フィールドのうち
の一方のフィールドにおいては他方のフィールドに比し
て2Hに対応する値だけ先行した値となるので、連続する
2フィールドのうちの例えば最初のフィールドにおいて
は第5図(A)に示す如く書き込まれたデータがそのま
ま読み出されるが、2番目のフィールドにおいては同図
(B)に示す如く3ライン目のデータから読み出される
こととなる。このようにメモリ10から読み出されたデー
タは、切換スイッチ21の一方の入力端子に供給されると
共に遅延回路22によって2Hだけ遅延されたのち切換スイ
ッチ21の他方の入力端子と供給される。
ここで、T形フリップフロップ25のクロック入力端子
に垂直同期信号vが供給されているので、T形フリップ
フロップ25は1フィールドおきに反転することになる。
このT形フリップフロップ25の出力が他方の入力端子に
供給される排他的論力和ゲート23は、T形フリップフロ
ップ25の出力が高レベルのときは一方の入力端子に供給
される切換制御信号を反転するインバータとして作用
し、T形フリップフロップ25の出力が低レベルのときは
一方の入力端子に供給される切換制御信号をそのまま出
力する。
また、排他的論理和ゲート23の一方の入力端子に供給
されている切換制御信号は、サブサンプリング回路9に
よって間引かれたデータの存在期間に対応する期間にお
いて高レベルとなり、それ以外の期間においては低レベ
ルとなるパルスからなる信号であり、この切換制御信号
がT形フリップフロップ25の出力に応じて1フィールド
期間おきに反転されて排他的論理和ゲート23から出力さ
れる。従って、例えばT形フリップフロップ25の出力が
高レベルになったときにアドレス発生回路16において読
み出しアドレスデータが2Hだけ先行した値に変化するよ
うにすることにより、排他的論理和ゲート23の出力は、
メモリ10から読み出されたデータの存在する期間におい
てのみ低レベルとなり、データ欠落部分で高レベルにな
るようにすることができる。この排他的論理和ゲート23
の出力が切換スイッチ21の制御入力端子に供給されてい
るので、切換スイッチ21の出力は、連続する2フィール
ドのうちの最初のフィールドにおいては第6図(A)に
示す如くなり、2番目のフィールドにおいては同図
(B)に示す如くなる。尚、各フィールドの最初の2Hす
なわち第6図の上部2ラインに対応する期間において
は、遅延回路22の出力を選択した場合、直前のフィール
ドの最終2ラインのデータが得られることになるが、こ
れは意味のない補間であるため△印で示している。この
上部2ラインは、テレビジョン有効走査線範囲外である
ので、視覚上の問題は生じない。
ここで、第6図における例えば3ライン目に着目す
る。サブサンプリングされたデータのうち3ライン目に
位置していたデータには添字として“3"が付加されてい
る。第6図(A)に示す如く最初のフィールドにおいて
は、1ライン目から補間されたデータA1,C1,E1…と、本
来の3ライン目のデータであるB3,D3…とによって1つ
のラインが形成されている。すなわち、最初のフィール
ドにおいては、補間された結果、m−2ラインのデータ
とmラインのデータとによって1つのラインが形成され
る。
しかしながら、第6図(B)に示す如く2番目のフィ
ールドにおいては、3ライン目のデータは、本来5ライ
ン目のデータであるA5′,C5′,E5′…と、3ライン目の
データであるB3′,D3′…とで1つのラインが形成され
る。すなわち、2番目のフィールドにおいては、補間さ
れた結果、m+2ライン目のデータとmライン目のデー
タとで1つのラインが形成される。
この結果、1フィールド毎にm−2ライン目のデータ
とm+2ライン目のデータとが交互に補間用のデータと
して使用されることとなり、補間の方向が1フィールド
期間毎に切り換えられることとなる。このため、最初の
フィールドにおいてはメモリ10から読み出されたデータ
のmライン目のデータ欠落期間においてはm−2ライン
目のデータが補間回路11から出力されて混合回路3を経
てmライン目のデータとしてメモリ10に書き込まれる
が、2番目のフィールドにおいてはメモリ10から読み出
されたデータのmライン目のデータ欠落期間においては
m+2ライン目のデータが補間回路11から出力されて混
合回路3を経てmライン目のデータとしてメモリ10に書
き込まれる。従って、最初のフィールドにおいてmライ
ン目のデータとしてメモリに書き込まれたm−2ライン
目のノイズが2番目のフィールドにおいて直ちにm+2
ライン目のデータとしてメモリ10に書き込まれることは
なく、m−2ライン目のノイズが順次下方に流れて行く
現象が目立たなくなるのである。
また、mライン目のデータDは、時間方向に積分する
と、次式で表わされる。
D=(1/4)(Dm-2+2Dm+Dm+2) ……(1) ここに、Dmは、mライン目の本来のデータ、Dm-2は、
m−2ライン目のデータ、Dm+2は、m+2ライン目のデ
ータである。
m−2ライン目のデータのみによって補間を行なう従
来の方法による場合は、mライン目のデータDは(1/
2)(Dm-2+Dm)と表わされるので、(1)式より従来
の方法に比して上下のラインの影響が少ないことが分
る。従って、色のにじみや画像のボケが2つのラインに
同等に生じることがなく、色のにじみや画像のボケを少
なくすることができることとなる。
尚、上記実施例においては、1フィールド期間おきに
補間の方向が切換えられるとしたが、異なる補間方向を
混在させるのであれば切換方法がどのようであってもよ
く、例えば1フィールド期間経過後に補間方向の切換え
を行なったのち2フィールド期間経過後に補間方向の切
換えを行なうという切換制御を繰り返すようにしてもよ
い。
また、上記実施例においては補間回路は2H補間を行な
うように構成されていたが、混合回路の次段にY/C分離
回路を接続し、このY/C分離回路によって分離された色
信号の位相を適当に反転させることにより1H補間をなす
ようにすることが可能である。
発明の効果 以上詳述した如く本発明によるノイズ低減回路は、入
力ビデオ信号のサンプリングを行なって得られたサンプ
ル値を表わすデータに応じたディジタル化ビデオ信号を
出力するアナログ・ディジタル変換手段と、前記ディジ
タル化ビデオ信号と被混合処理信号とを前記ディジタル
化ビデオ信号と被混合処理信号間の瞬時レベルの差に応
じた混合比で混合する混合手段と、前記混合手段から順
次出力されるデータを所定個数おきに間引いて出力する
サブサンプリング手段と、メモリと、前記サブサンプリ
ング手段の出力を前記メモリに順次書き込むと共にほぼ
1フィールド期間のN倍(Nは自然数)の期間だけ遅れ
たタイミングで順次読み出すメモリ制御手段と、前記メ
モリから読み出されたデータの欠落を前記読み出された
データのうちの少なくとも1つによって補間して得たデ
ータに応じた信号を前記比混合処理信号として出力する
補間手段とからなり、前記補間手段は、補間の方向を所
定期間おきに切換える構成となっている。
従って、本発明によるノイズ低減回路においては、間
引かれたデータがメモリに書き込まれると共に読み出さ
れ、メモリから読み出されたデータの補間処理がなされ
るので、メモリの容量を大にすることなくサンプリング
周波数を高くすることができ、解像度の向上を図ること
ができるのである。また、それと共に補間の方向が所定
期間おきに切換えられるので、ノイズによる像が画面上
を一方向に流れる現象が目立たなくなるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図、第2図
は、非線形回路6の特性を示すグラフ、第3図は、サブ
サンプリング回路9の作用を示す図、第4図は、メモリ
10に書き込まれたデータを示す図、第5図は、メモリ10
から読み出されたデータを示す図、第6図は、切換スイ
ッチ21の出力データを示す図である。 主要部分の符号の説明 3……混合回路 9……サブサンプリング回路 10……メモリ 11……補間回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力ビデオ信号のサンプリングを行なって
    得られたサンプル値を表わすデータに応じたディジタル
    化ビデオ信号を出力するアナログ・ディジタル変換手段
    と、前記ディジタル化ビデオ信号と被混合処理信号とを
    前記ディジタル化ビデオ信号と被混合処理信号間の瞬時
    レベルの差に応じた混合比で混合する混合手段と、前記
    混合手段から順次出力されるデータを所定個数おきに間
    引いて出力するサブサンプリング手段と、メモリと、前
    記サブサンプリング手段の出力を前記メモリに順次書き
    込むと共にほぼ1フィールド期間のN倍(Nは自然数)
    の期間だけ遅れたタイミングで順次読み出すメモリ制御
    手段と、前記メモリから読み出されたデータの欠落を補
    間して得たデータに応じた信号を前記被混合処理信号と
    して出力する補間手段とからなり、前記補間手段は、補
    間の方向を所定期間おきに切換えることを特徴とするノ
    イズ低減回路。
  2. 【請求項2】前記所定期間は、N(Nは自然数)フィー
    ルド期間であることを特徴とする請求項1記載のノイズ
    低減回路。
JP1239620A 1989-09-14 1989-09-14 ノイズ低減回路 Expired - Fee Related JP2779007B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1239620A JP2779007B2 (ja) 1989-09-14 1989-09-14 ノイズ低減回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1239620A JP2779007B2 (ja) 1989-09-14 1989-09-14 ノイズ低減回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03102976A JPH03102976A (ja) 1991-04-30
JP2779007B2 true JP2779007B2 (ja) 1998-07-23

Family

ID=17047439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1239620A Expired - Fee Related JP2779007B2 (ja) 1989-09-14 1989-09-14 ノイズ低減回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2779007B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1137268A1 (en) * 2000-03-15 2001-09-26 Koninklijke Philips Electronics N.V. Video-apparatus with noise reduction
JP2009100373A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Sanyo Electric Co Ltd ノイズ低減処理装置、ノイズ低減処理方法、及び電子機器
JP5663228B2 (ja) * 2010-07-26 2015-02-04 オリンパス株式会社 画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03102976A (ja) 1991-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3257728B2 (ja) 高画質tvのピクチャインピクチャ信号処理方法及びその装置
JPH08508138A (ja) 動き補正を伴う映像信号処理
GB2268354A (en) Frame rate converter for a video standards converter
JP2952631B2 (ja) ビデオメモリ装置
JP2603813B2 (ja) 順次走査ビデオ信号処理装置
JP2000500318A (ja) 適応画像遅延装置
KR950001562B1 (ko) Tv의 화면 종횡비 변환방법 및 장치
JP2779007B2 (ja) ノイズ低減回路
KR950009698B1 (ko) 엔티에스씨/에치디티브이(ntsc/hdtvm) 듀얼 리시버의 라인 트리플러
JPS5816381B2 (ja) コウカイゾウドテレビジヨンジユゾウキ
JPS61123295A (ja) カラ−テレビジヨン信号のy/c分離回路
JP3081060B2 (ja) 多画面表示高品位テレビジョン受像機
JP4733829B2 (ja) 補間フェーズの動的計算を使用するフィールドまたはフレーム周波数変換のための方法およびデバイス
JPS6343950B2 (ja)
JPH07170449A (ja) 画像縮小装置
JP2896003B2 (ja) 2画面テレビ回路
JP2642464B2 (ja) テレビジョン信号変換装置
JP2916149B2 (ja) 映像信号の縮小表示回路
JPH0630349A (ja) 2画面表示テレビ受信機
JP3158737B2 (ja) 静止画用ビデオ信号の発生回路
JP3509926B2 (ja) 映像信号処理回路
JPH09130746A (ja) 動き適応型走査線変換回路
JP2711392B2 (ja) テレビジョン信号の時間軸圧縮装置
JPS6025190Y2 (ja) テレビジョンの標準方式変換装置の内插回路
KR920007917B1 (ko) 순차 주사신호 재생회로

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080508

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees