JPH066188Y2 - エンジン消音器の排気冷却装置 - Google Patents

エンジン消音器の排気冷却装置

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JPH066188Y2
JPH066188Y2 JP1987147460U JP14746087U JPH066188Y2 JP H066188 Y2 JPH066188 Y2 JP H066188Y2 JP 1987147460 U JP1987147460 U JP 1987147460U JP 14746087 U JP14746087 U JP 14746087U JP H066188 Y2 JPH066188 Y2 JP H066188Y2
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cooling
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cooling air
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亮一郎 入
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案はエンジンのシリンダー側に向け開放され、か
つ冷却ファンからの冷却風を導入する断面「コ」の字形
の通風路を消音器に沿設し、この通風路内に消音器に連
通された吐出管を設定・開口させ、冷却ファンで発生さ
れ、かつ通風路に冷却下で導入された冷却風で、前記消
音器の吐出口からの高温下の排気を冷却し、かつこの冷
却風と混合された排気の拡散を阻止可能なエンジン消音
器の排気冷却装置に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来のエンジン消音器において、たとえば(i)第4図に
みるように、シリンダー1の側方(ここでは左側)に穿
設された排気口2に連通・設定せる消音器3に、通風路
4を沿設し、この通風路4にクランク軸5と一体的に結
合された冷却ファン6で発生し、シリンダー1を通過せ
る冷却風を矢印方向から吹込み、消音器3に空間を介し
て被覆されるカバー体20と消音器3とがなす通風路4が
形成され、この通風路4内に吐出口7から高温下で吐出
される排気を冷却させた後、大気に放出させている。
(たとえばその一例として実・開昭57−59922号
公報参照)(ii)第5,6図にみるように消音器11とシ
リンダー12との間に導風板13を介在させ、消音器1
1の排気口14からの高温下の排気を冷却ファン15で
発生せる冷却風で冷却させるようにしている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 前述のような消音器からの排気冷却手段の(i)にあって
は、冷却ファン6により発生せる冷却風は冷却状態下で
シリンダー1を通過するとき、シリンダー1と冷却風と
の間における熱交換で冷却風は次第に加熱され、発生当
初の温度に比し高温となっており、この高温化せる冷却
風が通風路4に導入され、しかも消音器3の外側面を通
過する間さらに温度が上昇する故、消音器3の吐出口7
からの排気と混合しても、排気温度との温度差は余りな
く、よって排気温度の冷却は不充分にして、冷却効果を
さほど期待できない。また前記冷却風量と排気量とを比
較したとき、前者は後者に比し少ないためたとえば前述
のような高温化される程度が小であっても、排気温度の
低下には必ずしも充分とは云い難い。また(ii)にあって
は、冷却ファン15で発生せる冷却風がシリンダー12
の周縁を矢印方向に流動するとき、シリンダー12と冷
却風との間における熱交換で、冷却風は次第に加熱さ
れ、発生当初の温度に比し高温となっており、この高温
化せる冷却風による排気の冷却は(i)の夫れと同様にさ
ほど期待できないし、しかも消音器11とは別個の導風
板13を、シリンダー12と消音器11との間の狭隘な個
所に設定すること自体煩雑感を免れ難い等の問題点があ
る。
この考案は前述のような欠点に着目し提案されたもの
で、その目的とする所は、冷却ファンで生成された冷却
風で消音器から排出される高温下の排気を冷却すると共
に包み込むようにし、所定の方向へ誘導可能なエンジン
消音器の排気冷却装置を提供しようとするものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 前述の目的達成のため、この考案に係るエンジン消音器
の排気冷却装置は、シリンダー側縁に配設した消音器一
側に通風路を沿設し、該通風路に導入された冷却ファン
で発生せる冷却風で消音器からの排気を冷却するように
したエンジン消音器の排気冷却装置において、シリンダ
ー側に向け開放され、かつ冷却ファンからの冷却風を導
入する取入口に臨ませた断面「コ」の字形の通風路を、
消音器の前後方向の全長に亘り一体的に沿設し、この通
風路内で取入口寄りに設定した排気管を、消音器の内側
に連通させ、この排気管の吐出口を冷却風の流動方向に
沿い開口させてなるものである。
(ホ)作用 この考案において、冷却ファンで生成された加圧下の冷
却風は、消音器に沿設される通風路内に導かれ、この通
風路内に臨ませた排気管の吐出口からの排気を包囲・冷
却すると共に、大気へ誘導・放出する。
(ヘ)実施例 以下第1,2,3図についてこの考案を実施例で説明す
る。
燃料タンクTの上方に設定せるクランクケースC内に軸
受(図示しない)を介し回転自在にクランク軸(図示し
ない)を支持し、該クランク軸と一体のクランク腕(図
示しない)に横架・定着したクランクピン21に連結桿
22の下端を可動連結し、該連結桿22の上端をピスト
ンPに横架・定着したピストンピン23に可動連結し、
このピストンPを摺接自在に密嵌したシリンダーZの周
縁にフィン24を適数本一体に突出させる一方、シリン
ダーZ上端中央に点火栓25を直立・定着し、またシリ
ンダーZの一側(第1図において左側)に絶縁体26を
介し気化器Kを組付けると共に、シリンダーZの他側
(第1図において右側)に穿設した排気口hに消音器M
を接続し、該消音器Mの前後(第2図において下部を前
方,上部を後方とする。)の端部に亘り断面が「コ」の
字形の通風路W(第1,3図参照)を一体的に沿設し、
この通風路WはシリンダーZ側に向け開放され、かつ前
記シリンダーZの後方(第2図において)で、前記クラ
ンク軸に一体的に結合された冷却ファンFにより発生さ
れた加圧下の冷却風の取入口iを後端に設定し、この取
入口i寄りに設定されたL字形の排気管27を、消音器
Mの内側に流出口dを介し連通し、この排気管27の吐
出口eを通風路Wの内側適所で、かつ冷却風の流動方向
(第2図の矢印方向)に沿い開口させることで、前記取
入口iから通風路W内に導入された冷却風を、冷却状態
のまま通風路W内を拡散することなく流動させ、吐出口
eから吐出される高温下の排気を包囲状態下で冷却・攪
拌可能としてある。
第1,2,3図において、Aは空気清浄器、28は高圧
コード、29は消音器カバー、30は冷却ファンの空気
取入口、第4,5,6図において、8は点火ユニット、
9は空気清浄器、10は気化器、16は絶縁体、17は
燃料タンク、18はマグネットホイル、19はクランク
腕、23はカバー、n,nはピストンピン、q
はピストン、r,rは連結桿、u,uはク
ランクピン、v,vは点火栓である。
この考案は前述のような構成であるから、エンジンの駆
動で回動される冷却ファンFにより発生せる加圧下の冷
却風は、第2図にみるように、その一部はフィン24の
間を通過し、加熱され乍ら前方に流動するが、他の一部
は通風路Wの後方の取入口iから冷却状態のもとに導入
され、断面「コ」の字形の通風路W内を前方に向け拡散
することなく流れ、しかも冷却状態下のまま流動し、吐
出口eから排出される排気を冷却状態下で包囲する故、
排気はその温度を下降し乍ら通風路W前方から大気に放
出される。
(ト)効果 この考案によれば、消音器から排出される排気を、冷却
ファンにより発生された加圧下で、しかも断面「コ」の
字形の通風路内で消音器の前後方向の全長に亘って流動
する多量の冷却風により包囲・混合するため、高温下の
排気は冷却風によりその保有する熱量を短時間のうちに
奪われる故、速かに温度を下降した状態で通風路から大
気に放出される故、従来、高温下のまま通風路を通過後
大気に放散され、火粉の付着で火災事故や、作業者が高
温下で消音器から吐出される排気で火傷を蒙るような不
測の事態を誘発する惧れを未然に阻止でき、また殊に2
サイクルエンジンにおいては、エンジンの排気口から消
音器を介し大気への放出端部までの距離が少なため、こ
の短少な距離を通過する排気の温度を下降させるには、
冷却ファンによる冷却風を効率的に排気と混合させるこ
とが必要であり、かゝる対策として前述のように消音器
の前後方向の全長に亘って冷却風を流動させることで冷
却効果の向上が可能であると共に、冷却風の通過面積の
増大により消音器自体と冷却風との熱交換を促進できる
上に、通風路は断面が「コ」の字形のため、その流動時
に徒らに四囲に拡散しない故、排気の温度降下をより促
進させ得ると共に、従来におけるテールパイプの役目を
この通風路が果たすので、排気の流出方向を明確に選定
可能であり、さらに消音器と一体的に通風路を沿設して
ある故、従来形式の導風板をシリンダーと消音器との間
に介装させるための手間を省略でき、しかも消音器自体
の構造の複雑化を招来することもなく、なお通風路に所
望の方向性を付与することで、通風路の出口側に設定す
るリコイルケースやリコイルノブの排気による加熱を未
然に防ぎ得る等の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案品を装着したエンジンの一部を切欠いた要
部縦断面図、第2図は第1図のII−II線の一部切欠いた
断面図、第3図は第2図のIII−III線矢視斜面図、第4
図は従来形式のエンジンの一部を切欠いた要部縦断面
図、第5図は従来形式の他のエンジンの一部を切欠いた
要部縦断面図、第6図は第5図のVI−VI線要部矢視図で
ある。 F……冷却ファン、M……消音器、W……通風路、Z…
…シリンダー、e……吐出口、i……取入口、27……
排気管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダー側縁に配設した消音器一側に通
    風路を沿設し、該通風路に導入された冷却ファンで発生
    せる冷却風で消音器からの排気を冷却するようにしたエ
    ンジン消音器の排気冷却装置において、シリンダー側に
    向け開放され、かつ冷却ファンからの冷却風を導入する
    取入口に臨ませた断面「コ」の字形の通風路を、消音器
    の前後方向の全長に亘り一体的に沿設し、この通風路内
    で取入口寄りに設定した排気管を、消音器の内側に連通
    させ、この排気管の吐出口を冷却風の流動方向に沿い開
    口させてなるエンジン消音器の排気冷却装置。
JP1987147460U 1987-09-29 1987-09-29 エンジン消音器の排気冷却装置 Expired - Lifetime JPH066188Y2 (ja)

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JPS6451725U JPS6451725U (ja) 1989-03-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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