JPH0661764A - 電荷増幅器 - Google Patents

電荷増幅器

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JPH0661764A
JPH0661764A JP20800892A JP20800892A JPH0661764A JP H0661764 A JPH0661764 A JP H0661764A JP 20800892 A JP20800892 A JP 20800892A JP 20800892 A JP20800892 A JP 20800892A JP H0661764 A JPH0661764 A JP H0661764A
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JP
Japan
Prior art keywords
amplifier
charge
operational amplifier
output
feedback
Prior art date
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Pending
Application number
JP20800892A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Suzuki
昭 鈴木
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NDK Inc
Original Assignee
Nihon Denshi Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Nihon Denshi Kogyo KK filed Critical Nihon Denshi Kogyo KK
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Publication of JPH0661764A publication Critical patent/JPH0661764A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変換利得を高くすると共に、低域遮断周波数
に対する設計を容易にした電荷増幅器を提供する。 【構成】 演算増幅器Aの出力側に非反転増幅器A1を
接続し、この反転増幅器A1の出力の一部を帰還抵抗R
1,R2を介して高入力抵抗Rgに負帰還させるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば振動振幅の測定
及び電荷誘導形コンデンサを使用する分野に適用される
電荷増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】電荷増幅器の基本回路を図2に示す。同
図でCpはセンサとして動作する電荷誘導形コンデン
サ,ΔQはこのコンデンサCpに発生する電荷,Aは演
算増幅器,Cfは帰還コンデンサ,Rgは入力抵抗(高
抵抗),Ciは演算増幅器Aの入力容量と配線による分
布容量との和による入力コンデンサ,G(ω)は演算増
幅器Aの利得である。
【0003】この基本回路はラプラス演算子をSとした
とき、その伝達関数は次式で示される。
【0004】
【数1】 −{Eo(S)/ΔQ(S)}={SG/[Cp+Ci+Cf(1+G)]/ S+[1/Rg〈Cp+Ci+Cf(1+G)〉]}
【0005】ここで、G(ω)》1,Cf》{Cp+C
i)/G(ω)}が満足されるときは、数1は次式のよ
うに示される。
【0006】
【数2】
【0007】但し、ΔV(S)=ΔQ(S)/Cp
【0008】また、この基本回路で変換利得ηはη=C
p/Cf,時定数τはτ=CfRgGで示される。
【0009】この図2に示された電荷増幅器は、センサ
として動作する電荷誘導形コンデンサCpに発生した電
荷Δq(t)を電圧eo(t)に変換して出力するよう
に動作する。
【0010】ここで、図2の電荷増幅器を実際に使用す
るためには直流帰還を行う必要がある。直流帰還の方法
には、次のような(1) 簡易帰還方式と(2) 広帯域帰還方
式との2通りの方法が用いられている。
【0011】図3は簡易帰還方式を示すもので、図2の
基本構成において、帰還コンデンサCfに並列に帰還抵
抗Rf(高抵抗)を接続して帰還させる方式である。
【0012】ここで、図3の回路の低域遮断周波数fL
は次式のように示される。
【0013】
【数3】fL =(1/2πCfRf) また、演算増幅器の利得G(ω)は次式のように示され
る。
【0014】
【数4】G(ω)={Go/[1+j(f/fHo)]} 但し、fHo:演算増幅器Aの高域遮断周波数 Go:直流利得
【0015】さらに、回路の高域遮断周波数はfH は次
式のように示される。
【0016】
【数5】
【0017】この図3の回路は一般に周波数特性が狭帯
域となる。
【0018】図4は広帯域帰還方式を示すもので、図2
の基本構成において、演算増幅器Aの入出力端子間に利
得1の反転増幅器AOを接続すると共に、抵抗R1,R
2,コンデンサCoから構成される低域通過フィルタF
を接続して、低周波数の負帰還を行って周波数特性の広
帯域化を図るようにしたものである。
【0019】ここで、この回路の低域遮断周波数fL
次式のように示される。
【0020】
【数6】
【0021】但し、この前提として次式を満足すること
が条件となる。
【0022】
【数7】To=(2+J+K)2 1 /4 ここで、式の記号は次のように定義される。
【0023】
【数8】
【0024】
【数9】
【0025】また、回路の高域遮断周波数fH は、前記
数5と同じとなる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の電荷増
幅器では、変換利得が高くとれないだけでなく、低域遮
断周波数に対する設計が容易でないという問題がある。
【0027】本発明は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、変換利得を高くとれると共に低域遮断周波
数に対する設計を容易にするようにした電荷増幅器を提
供することを目的とするものである。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、演算増幅器の入力側にセンサとして動作さ
せる電荷誘導形コンデンサ及び高入力抵抗を接続した電
荷増幅器において、前記演算増幅器の出力側に非反転増
幅器を接続し、この非反転増幅器の出力の一部を帰還抵
抗を介して前記高入力抵抗に負帰還させることを特徴と
するものである。
【0029】
【作用】本発明の構成によれば、電荷誘導形コンデンサ
で発生した電荷は、演算増幅器で電圧に変換された後、
非反転増幅器に入力されて増幅される。非反転増幅器か
ら出力された電圧の一部は、帰還抵抗を介して高入力抵
抗に負帰還されて、演算増幅器に入力される。
【0030】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0031】図1は本発明の電荷増幅器の実施例を示す
結線図である。Cpはセンサとして動作する電荷誘導形
コンデンサ,ΔQはこのコンデンサCpに発生する電
荷,Aは利得G(ω)を有する初段の高入力抵抗演算増
幅器(以下単に増幅器と称する),Cfは帰還コンデン
サ,Rgは高入力抵抗,Ciは演算増幅器Aの入力容量
と配線による分布容量との和による入力コンデンサであ
る。
【0032】A1は演算増幅器Aの出力側に接続された
利得Mを有する非反転増幅器,R1は高入力抵抗Rgに
直列接続された他の入力抵抗(帰還抵抗),R2は非反
転増幅器A1の出力の一部を高入力抵抗Rgに負帰還さ
せる帰還抵抗である。
【0033】このような回路において、電荷誘導形コン
デンサCpで発生した電荷は、演算増幅器Aの一端子と
十端子間に入力されて電圧に変換された後、非反転増幅
器A1に入力されて増幅される。また、非反転増幅器A
1から出力された電圧の一部は、帰還抵抗R2を介して
高入力抵抗Rgに負帰還されて演算増幅器Aに入力され
る。
【0034】ここで、本実施例の回路の変換利得ηは次
式のように示される。
【0035】
【数10】η=(Cp/Cf)M
【0036】また、回路の低域遮断周波数fL は次式の
ように示される。
【0037】
【数11】 fL ={[1/2πCfRf][M/(1+J)]}
【0038】
【数12】
【0039】さらに、回路の高域遮断周波数fH は次式
のように示される。
【0040】
【数13】
【0041】このように本実施例によれば、次の[表
1]に示したような効果を得ることができる。
【0042】
【表1】
【0043】すなわち、変換利得ηは従来のM倍に高め
ることができるようになる。また、低域遮断周波数に対
しては回路条件がなくなったので、設計が容易となる。
【0044】この点、従来形によると、このような条件
を満足するには低域通過フィルタの時定数を大きくする
構成にする必要があるので、コンデンサと高抵抗2個を
別に用意しなければならなくなりコストアップとなる。
また、これらの素子値の精度の点から、希望する周波数
特性を得るのに困難な場合がある。さらに、従来では低
域特性に容量比Kが関ってくるので、分布容量が変化す
ると低域特性に影響を及ぼすようになる。
【0045】本実施例によればこれらの点に関しては、
設計に必要とする低域遮断周波数と非反転増幅器の利得
Mを決定し、これに合わせて抵抗比JをR1,R2によ
って構成すれば低域通過フィルタは必要なくなる。さら
に、分布容量の影響もないので簡単に製作でき、かつ経
済的となる。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、演算
増幅器の出力側に非反転増幅器を接続し、この非反転増
幅器の出力の一部を帰還抵抗を介して入力側に負帰還さ
せるようにしたので、変換利得を高くとれるだけでな
く、低域遮断周波数に対する設計を容易にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電荷増幅器の実施例を示す結線図であ
る。
【図2】従来の電荷増幅器を示す結線図である。
【図3】従来の他の電荷増幅器を示す結線図である。
【図4】従来のその他の電荷増幅器を示す結線図であ
る。
【符号の説明】
Cp 電荷誘導形コンデンサ A 高入力抵抗演算増幅器 Cf 帰還コンデンサ A1 非反転増幅器 R1,R2 帰還抵抗 Rg 高入力抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演算増幅器の入力側にセンサとして動作
    させる電荷誘導形コンデンサ及び高入力抵抗を接続した
    電荷増幅器において、前記演算増幅器の出力側に非反転
    増幅器を接続し、この非反転増幅器の出力の一部を帰還
    抵抗を介して前記高入力抵抗に負帰還させることを特徴
    とする電荷増幅器。
JP20800892A 1992-08-04 1992-08-04 電荷増幅器 Pending JPH0661764A (ja)

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JP20800892A JPH0661764A (ja) 1992-08-04 1992-08-04 電荷増幅器

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JP20800892A JPH0661764A (ja) 1992-08-04 1992-08-04 電荷増幅器

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ID=16549146

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JP20800892A Pending JPH0661764A (ja) 1992-08-04 1992-08-04 電荷増幅器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009211763A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Toyota Central R&D Labs Inc 変換回路

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04168876A (ja) * 1990-11-01 1992-06-17 Fuji Xerox Co Ltd 積分器及び画像読取装置

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04168876A (ja) * 1990-11-01 1992-06-17 Fuji Xerox Co Ltd 積分器及び画像読取装置

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