JPH0661428U - 工作機械のバイス装置 - Google Patents

工作機械のバイス装置

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JPH0661428U
JPH0661428U JP301993U JP301993U JPH0661428U JP H0661428 U JPH0661428 U JP H0661428U JP 301993 U JP301993 U JP 301993U JP 301993 U JP301993 U JP 301993U JP H0661428 U JPH0661428 U JP H0661428U
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JP
Japan
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screw
vise
holder
lever
moving
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憲彦 藤原
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Ryobi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動バイスを木材の大きさに合わせて素早く
移動させることができるようにする。 【構成】 バイスブラケット11の筒部11aにねじ筒
12を回転、軸方向移動を規制して設ける。ねじ筒12
内にホルダ15のねじ筒部15aを挿入、螺着させる。
ホルダ15内にはねじ軸16が軸方向移動可能に挿入さ
れている。ねじ軸16の一端には移動バイス17が固定
されている。ホルダ15には中空部と外部とを連通する
レバー挿入部が形成され、このレバー挿入部にレバー1
9が回動可能に設けられている。レバー19には雌ねじ
部19bが形成されている。ホルダ15には板ばね20
が設けられ、レバー19の雌ねじ部19bが常時ねじ軸
16に螺合しうるように付勢している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は工作機械のバイス装置に係り、特に移動バイスの移動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、工作機械に被加工材を挟持、保持する装置として、バイス装置が広く 知られている。
【0003】 このバイス装置は、通常固定バイスと、移動バイスとで構成され、この移動バ イスの移動機構は、ねじ軸の一端に移動バイスを取付けておいて、このねじ軸を 回転させることにより、バイスブラケットに対する移動バイスの位置を変えると いったものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述のような構造では、例えば一尺(300mm)の被加工材を挟 持後、四寸(120mm)の被加工材を挟持する時には、移動バイスを(300 −120=180mm)動かさなければならず、通常のねじピッチを2mmとす ると、180mm/2mm=90回ハンドルを回さなければならず煩雑であると いった問題点を有する。
【0005】 本考案は上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、素早く木材の大き さに合わせて移動バイスを移動させることができる工作機械のバイス装置を提供 することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は固定バイスと、この固定バイスに対して遠近移動可能な移動バイスと を有する工作機械のバイス装置において、移動バイス側のバイスブラケットには ねじ穴が形成され、このねじ穴にはホルダのねじ筒部が螺合状態で挿入され、上 記ホルダの中空部にはねじ軸が挿入され、このねじ軸の一端に上記移動バイスが 装着され、上記ホルダには中空部と外部とを連通するレバー挿入部が形成され、 このレバー挿入部に上記ねじ軸に螺合可能なねじ部を有するレバーが回動可能に 設けられ、上記ホルダには上記レバーのねじ部が常時上記ねじ軸に螺合するよう に押圧する弾性部材が設けられていることを特徴とする。
【0007】
【作用】
移動バイスを移動させる際には、レバーを弾性部材の付勢力に抗して回動させ 、ねじ部とねじ軸との螺合を解除する。この状態で、ねじ軸を移動させ、固定バ イスと移動バイスとで被加工材を仮固定する。そして、レバーを再び回動させ、 ねじ部とねじ軸とを螺合させる。ねじ軸を回転させ、移動バイスを固定バイス側 へ移動させ、被加工材が固定される。さらに、ホルダを回転させると、ねじ筒部 とねじ穴の螺合により、ねじ軸と一体化しているホルダが移動し、被加工材を強 固に固定することができる。
【0008】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本考案の一実施例について説明する。 図1は本考案におけるバイス装置を使用したチェーンのみ機の側面図である。 図中符号1は固定バイスであり、この固定バイス1には前後ガイド軸2の一端が 取付けられている。この前後ガイド軸2の他端側には移動バイス機構部3が取付 けられている。また、前後ガイド軸2には、この前後ガイド軸2の軸方向に移動 可能にベース4が設けられ、このベース4に支柱5が立設されている。この支柱 5の上部にはホルダ6が取付けられ、このホルダ6内には駆動モータ7が収納さ れている。
【0009】 図2は移動バイス機構部3の拡大図である。図中符号11はバイスブラケット 部材であり、前後ガイド軸2の端部に固定されている。このバイスブラケット部 材11には筒部11aが形成され、この筒部11aの底部には穴11bが穿設さ れている。また、この筒部11a内にはねじ筒12が挿入され、ピン13によっ て回転が規制されている。さらに、このねじ筒12と筒部11aの蓋部14との 間にはばね23が介在され、ねじ筒12を常時図中左方に付勢し、軸方向移動を 規制している。また、ねじ筒12の内周部には雌ねじ部12aが形成されている 。さらに、このねじ筒12内にはホルダ15のねじ筒部15aが挿入、螺着され ている。このホルダ15内にねじ軸16が軸方向移動可能に挿入されている。こ のねじ軸16の一端には移動バイス17が、他端にはクランプハンドル18が固 定されている。また、ホルダ15には図3に示す如く、ホルダ15の中空部15 bと外部とを連通するレバー挿入部15cが形成され、このレバー挿入部15c 内にレバー19が挿入されている。そして、図2において、このレバー19は側 部に形成された突部19aがホルダ15に形成された凹部15dに係合されてい ることにより、回動可能に保持される。このレバー19には雌ねじ部19bが形 成されている。ホルダ15には板ばね20が設けられており、レバー19を常時 図2中突部19aを中心として反時計方向に付勢している。これにより、常時雌 ねじ部19bがねじ軸16に螺合されている。また、図3において、ホルダ15 には増締め用ハンドル21が装着されている。なお、ねじ筒部15aのねじピッ チはねじ軸16のねじピッチよりも非常に大きく設定されている。
【0010】 このように構成された移動バイス機構部3を使用して、被加工材を固定保持す る作用について以下に説明する。 図1において、固定バイス1と移動バイス17との間に被加工材22を位置せ しめる。このとき、図1に示すように被加工材22の挟持幅が、現位置での固定 バイス1と移動バイス17との距離よりも極端に小さい場合には、図2において 、レバー19を板ばね20の付勢力に抗して、図2中突部19aを中心として時 計方向に回動させ、雌ねじ部19bとねじ軸16との螺合を解除する。この状態 で、ねじ軸16を軸方向に移動させ、移動バイス17を被加工材22(図1)に 当接させる。この状態で、レバー19を板ばね20の付勢力により回動させ、雌 ねじ部19bとねじ軸16とを螺合させる。そして、クランプハンドル18を回 転せしめる。これにより、ねじ軸16は雌ねじ部19bとの螺合により、ホルダ 15に対して進退移動する。これにより、被加工材22(図1)を固定保持する ことができる。さらに、増締め用ハンドル21(図3)を回転させることにより 、ホルダ15が回転する。これにより、ねじ筒部15aも回転することとなるが 、このねじ筒部15aはバイスブラケット部材11に回転及び軸方向移動が規制 されて設けられたねじ筒12に螺合されているため、ホルダ15はバイスブラケ ット部材11に対して図中左方向に移動する。また、このときねじ筒部15aの ねじピッチがねじ軸16のねじピッチよりも大きく設定されていることから、増 締め用ハンドル21を少し回動させるだけで移動バイス17は大きく移動する。 これにより、移動バイス17も被加工材22(図1)を挟持する方向に移動し、 保持固定がより強固なものとなる。
【0011】 この状態で、図1において、チェーンのみ機の駆動モータ7を作動させ、ホル ダ6を押し下げることにより穿孔作業が行なわれる。 また、同じ被加工材に複数の穴を穿孔するような場合には、増締め用ハンドル 21を緩める方向に回転させることにより、被加工材の位置をずらすことのでき る程度の隙間は生じ、増締め用ハンドル21のみを用いれば良く、作業性が向上 する。
【0012】 なお、上述実施例においては、チェーンのみ機の場合について示したが、本考 案におけるバイス装置を使用するのはチェーンのみ機に限定されるものではなく 、その他の工作機械であっても良い。また、本明細書において、バイスブラケッ トは、バイスブラケット部材11と、ねじ筒12とを含むものであるが、ねじ筒 12は必ずしも必要とせず、例えばバイスブラケット部材11にねじ穴を形成す るようにしたものであっても、上述実施例とほぼ同様の作用効果を期待すること ができる。
【0013】
【考案の効果】
本考案は上述のように構成したことにより、レバーを回動させ、ねじ軸との螺 合を解除すれば、ねじ軸は素早く軸方向へ移動させることができるので、移動バ イスの移動操作を効率良く行なうことができる。また、同一被加工材に複数の作 業を行なうような場合に、ホルダを回転させることにより、被加工材を移動させ ることのできる程度の隙間を容易に生じさせることができるので、このような場 合の作業性の向上を図ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案におけるバイス装置を使用したチェーン
のみ機の側面図である。
【図2】本考案におけるバイス装置の移動バイス機構部
の部分拡大図である。
【図3】図2中 III−III 矢視図である。
【符号の説明】
1…固定バイス 11…バイスブラケット部材(バイスブラケット) 12…ねじ筒(バイスブラケット) 15…ホルダ 15a…ねじ筒部 15c…レバー挿入部 16…ねじ軸 17…移動バイス 19…レバー 20…板ばね(弾性部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定バイスと、この固定バイスに対して
    遠近移動可能な移動バイスとを有する工作機械のバイス
    装置において、移動バイス側のバイスブラケットにはね
    じ穴が形成され、このねじ穴にはホルダのねじ筒部が螺
    合状態で挿入され、上記ホルダの中空部にはねじ軸が挿
    入され、このねじ軸の一端に上記移動バイスが装着さ
    れ、上記ホルダには中空部と外部とを連通するレバー挿
    入部が形成され、このレバー挿入部に上記ねじ軸に螺合
    可能なねじ部を有するレバーが回動可能に設けられ、上
    記ホルダには上記レバーのねじ部が常時上記ねじ軸に螺
    合するように押圧する弾性部材が設けられていることを
    特徴とする工作機械のバイス装置。
JP1993003019U 1993-02-05 1993-02-05 工作機械のバイス装置 Expired - Fee Related JP2601271Y2 (ja)

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JPH0661428U true JPH0661428U (ja) 1994-08-30
JP2601271Y2 JP2601271Y2 (ja) 1999-11-15

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49593U (ja) * 1972-04-05 1974-01-07

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS49593U (ja) * 1972-04-05 1974-01-07

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