JP2537829Y2 - 管曲げ機 - Google Patents

管曲げ機

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JP2537829Y2
JP2537829Y2 JP1990120567U JP12056790U JP2537829Y2 JP 2537829 Y2 JP2537829 Y2 JP 2537829Y2 JP 1990120567 U JP1990120567 U JP 1990120567U JP 12056790 U JP12056790 U JP 12056790U JP 2537829 Y2 JP2537829 Y2 JP 2537829Y2
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好司 金田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は工具本体に対して、被加工管を曲げ加工する
曲げ加工具を装備した曲げ作業台を、着脱自在に取付け
る連結手段を設けてある管曲げ機に関する。
〔従来の技術〕
この種の管曲げ機として、従来は、曲げ作業台の一端
にボルト貫通孔を形成し、工具本体下面の曲げ作業台取
付部位にネジ穴を形成し、工具本体下面に曲げ作業台の
一端を下方から当て付け、取付ボルトで取付固定するも
のであった。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記構成の場合には、曲げ作業台を工具本体に対して
取付取外しする度に、取付ボルトを工具本体より必ず取
外す必要があり、その取外しボルトの置き場所等を旨く
管理しないと、紛失することがあり、取扱い性がよくな
かった。又、曲げ作業台を取付ける際に、工具本体下面
に曲げ作業台を当て付けた状態を一方の手で維持し乍
ら、他方の手で取付ボルトを持って、そのボルトを曲げ
作業台のボルト貫通孔に挿通し、ネジ穴に螺合して曲げ
作業台を取付ける作業形態を採る必要がある為に、一方
の手で曲げ作業台を工具本体下面に当て付け維持する必
要があり、作業性が良くなかった。
本考案の目的は工具本体と曲げ作業台との取付部位に
簡単な改造を施すとともに、曲げ作業台と工具本体との
取付具(抜け止めピン)を変更することによって、作業
性の向上を図ることができるものを提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1記載の考案による特徴構成は、前記連結手段
を構成するに、前記工具本体又は前記曲げ作業台の何れ
か一方に他方の一端を係入保持する凹入部を設けて、前
記凹入部の前記他方の一端を係入する方向に対する両側
部に、前記他方の一端の幅方向への逸脱を阻止する壁部
を備えて前記凹入部を構成し、 前記他方の一端を、前記凹入部に係入した状態で保持
する抜け止めピンを、前記凹入部空間に対して出退自在
に前記一方に螺合するとともに、 前記他方の一端に前記抜け止めピンの係入を許容する
係合部を形成してある点にあり、 請求項2記載の考案による特徴構成は、前記連結手段
を構成するに、前記曲げ作業台の一端に抜け止めピンを
螺着するとともに、前記工具本体の一端に、前記曲げ作
業台の一端を係入保持する凹入部を形成し、前記曲げ作
業台の一端を前記凹入部内に装着した状態で、前記凹入
部を形成する周壁に対して、その凹入部内に挿入された
曲げ作業台の一端と協働で、前記周壁における凹入部側
とは反対側に位置する外周面に接当して挾持締め作用を
行う当り部を前記抜け止めピンに設け、前記周壁に、前
記曲げ作業台の一端を前記凹入部内に挿入する際に、前
記抜け止めピンの所定締め付け位置への移動を許容する
切欠溝を設けてある点にあり、その作用効果は次の通り
である。
〔作用〕
請求項1記載のの考案に関して、一方の工具本体に凹
入部を形成し、他方の曲げ作業台に係合部を形成した形
態を例として説明する。
曲げ作業台を取付けるには、曲げ作業台の一端を工具
本体の凹入部内に差し込めば、凹入部には、曲げ作業台
の一端の幅方向への逸脱を阻止する壁部を形成してあ
り、差し込んだ曲げ作業台の一端は、前記壁部によって
側方への位置ずれを規制されて、前記凹入部に螺合され
た抜け止めピンを前記曲げ作業台に形成された係合部に
ほぼ位置合わせした状態に保持されるので、両者の仮組
付けを行って、相互の保持関係を安定させた状態で抜け
止めピンを螺入させ、抜け止めピンを曲げ作業台の係合
部に係入させることにより、簡単に曲げ作業台を抜け止
め固定して、工具本体に曲げ作業台を連結することがで
きる。
曲げ作業台を取外す場合には、抜け止めピンを螺出さ
せ曲げ作業台の係合部との係合状態を解除することによ
って、曲げ作業台の一端を工具本体の凹入部より抜き出
し取外して曲げ作業台と工具本体の連結状態を解除する
ことができる。抜け止めピンは、係合部より退出する分
だけ螺進するだけで充分であるから、凹入部に螺着され
た状態を維持できる。
なお、一方の曲げ作業台に凹入部を形成し、他方の工
具本体に係合部を形成してあっても同様である。
請求項2記載の考案によれば、曲げ作業台を取付ける
には、抜け止めピンを螺合してある曲げ作業台の一端を
工具本体の凹入部内に差し込めば、切欠溝を備える前記
凹入部に、抜け止めピンが切欠溝内に収まった状態で保
持され、両者の仮組付け状態で抜け止めピンを螺進させ
ると、抜け止めピンの当り部が周壁の切欠溝周縁部の外
周面に接当して挾持締め作用を行い、簡単に曲げ作業台
を抜け止め固定し、工具本体に曲げ作業台を連結するこ
とができる。
曲げ作業台を取外すには、抜け止めピンを螺出させ
て、抜け止めピンの当り部と外周面との接当状態を解除
すれば、曲げ作業台の一端を工具本体の凹入部より抜き
出し取外して、曲げ作業台と工具本体の連結状態を解除
することができる。抜け止めピンは、前記外周面への接
当を解除する分だけ螺進するだけで充分であるから、曲
げ作業台の一端に螺着された状態を維持できる。
〔考案の効果〕 請求項1記載の考案において一方を工具本体とし、他
方を曲げ作業台とした例によれば、曲げ作業台を工具本
体に取付ける際に、工具本体の凹入部に曲げ作業台の一
端を差し込んで仮止め状態を採ることができるので、一
方の手で工具本体だけを把持すればよく、抜け止めピン
を操作するのも容易である。しかも、抜け止めピンは、
曲げ作業台を取外す場合にも、請求項1記載の考案にお
いては上記側によれば工具本体の凹入部に、請求項2記
載の考案においては曲げ作業台の一端に、即ち連結手段
に螺着したままにしておけるので、抜け止めピンの紛失
も防止でき、全体として、取扱性に優れた管曲げ機を提
供できるに至った。
〔実施例〕
水洗トイレ用タンクへの給水管、或いは、空調用配管
として使用される銅管なとを施工現場において曲げ加工
する際に使用する手動式管曲げ機について説明する。
第1図ないし第3図に示すように、相対近接移動によ
って所定の曲率で管(P)を曲げ加工する一対の曲げ加
工具(1A),(1B)を板状の曲げ作業台(2)に相対移
動可能に取り付けるとともに、把手部(3)及び加工具
(1A),(1B)を相対移動させる駆動機構(4)、駆動
機構(4)に対する操作ハンドル(5)とを備えた工具
本体(6)を設け、この工具本体(6)に対して曲げ作
業台(2)を連結解除自在に取付け、手動式管曲げ機を
構成する。
曲げ作業台(2)について説明する。第1図及び第2
図に示すように、曲げ作業台(2)の長手方向一端に、
単一のベンディングシュー(1a)を装備した第1加工具
(1A)を配設するとともに、曲げ作業台(2)の他端
に、左右一対のピボットシュー(1b),(1b)を装備し
た第2加工具(1B)を配設してある。前記ピボットシュ
ー(1b),(1b)は単一のベンディングシュー(1a)よ
り左右等距離に位置して管(P)を安定した状態で受け
止めるように、第2加工具(1B)の左右張出しフレーム
(1d),(1d)先端に設けてある。
前記曲げ作業台(2)を両端に折り曲げ部を形成した
板状態に形成し、この曲げ作業台(2)の中心位置に長
手方向に沿った長孔(2a)を設ける。一方、第1加工具
(1A)を構成するフレームを、ベンディングシュー(1
a)を装備した上部フレーム(1e)と曲げ作業台(2)
の下方に位置する下部フレーム(1f)とに分割し、前記
上部フレーム(1e)の下部と前記下部フレーム(1f)の
上部とに、夫々、相手側に向かって突出する連結用のボ
ス部を形成し、この連結用ボス部を上下に重ね合せて前
記長孔(2a)内に位置させ、このボス部に形成したボル
ト孔を利用してボルト(7)で上下部フレーム(1e),
(1f)を連結するとともに、この上下部フレーム(1
e),(1f)で曲げ作業台(2)を挾み込む状態に一体
化する。前記連結用のボス部が上下部フレーム(1e),
(1f)の間隔設定具の機能を有する。したがって、第1
加工具(1A)は、ボルト(7)で取付けた状態であって
も、長孔(2a)に沿って移動可能である。この場合に移
動を滑らかに行う為に上下部フレーム(1e),(1f)の
摺動面に樹脂等の低摩擦材料を使用するとよい。第2加
工具(1B)も第1加工具(1A)と同様に、上部フレーム
(1g)と下部フレーム(1h)で形成してある。
これによって、第1加工具(1A)及び第2加工具(1
B)は長孔(2a)に沿って遠近相対移動可能である。
又、第2加工具(1B)と第1加工具(1A)との移動端に
曲げ作業台(2)の一部を切り起し、夫々加工具(1
A),(1B)を受け止める左右のストッパ板(2A),(2
A)を形成する。
次に、工具本体(6)の構成について説明する。第6
図ないし第8図に示すように、前端側に、曲げ作業台
(2)を着脱する前部フレーム(8)と、その前部フレ
ーム(8)より後方に後記するラック軸(9)を装入し
た中間フレーム(10)と、中間フレーム(10)の後端に
把手部(3)を配設して、工具本体(6)を一体形成す
る。前記前部フレーム(8)に第1加工具(1A)に対す
る駆動機構(4)とこの駆動機構(4)に対する操作ハ
ンドル(5)を取付けてある。
駆動機構(4)について説明する。第6図及び第7図
に示すように、前部フレーム(8)内にラック軸(9)
に咬合してそのラック軸(9)を駆動移動させるべく管
曲げ加工操作方向に回転するピニオン(11)を軸支し、
このピニオン(11)を回転駆動する操作ハンドル(5)
をピニオン軸(X)周りで上下揺動可能に取付けてあ
る。前記操作ハンドル(5)を、一端側がピニオン軸
(X)周りで回転可能に枢支されたハンドル基端部(5
A)と、前記ハンドル基端部(5A)の他端側に対して相
対回転自在に軸支連結されたハンドル握り部(5B)とで
形成してある。
ハンドル基端部(5A)に、ハンドル基端部(5A)のピ
ニオン軸(X)周りでの回転に伴ってピニオン(11)を
咬合回転駆動するベルクランク式送り爪(12)を設け
る。送り爪(12)に対してこの送り爪(12)をピニオン
(11)に咬合させる係合付勢機構を設けてある。前記ハ
ンドル基端部(5A)とハンドル握り部(5B)との間に引
張りバネ(13)を張設し、ハンドル基端部(5A)が後記
する逆転防止爪(15)に接当作用し、この逆転防止爪
(15)をピニオン(11)より離れる方向に揺動させると
ともに、この逆転防止爪(15)が前部フレーム(8)の
後記する抜け止め壁(16)に接当してハンドル基端部
(5A)と逆転防止爪(15)の揺動が止まる。この状態で
ハンドル握り部(5B)を更に揺動させると前記引張りバ
ネ(13)に設定力以上の操作が加わり、ハンドル握り部
(5B)はハンドル基端部(5A)に対して相対回動する。
前記張りバネ(13)の設定力は、ピニオン(11)及び逆
転防止爪(15)の回動抵抗より大である。ここに、前記
張りバネ(13)を、一定以上の操作力で前記ハンドル握
り部(5B)をハンドル基端部(5A)に対して相対回転さ
せる連係付勢機構と称する。一方、ハンドル基端部(5
A)に引張りバネ(13)の一端を係止するブロック(1
4)を設け、このブロック(14)の後面とハンドル握り
部(5B)の前面とを接当可能な当り面として構成し、ハ
ンドル握り部(5B)を下向き揺動させると、ハンドル握
り部(5B)前面とブロック(14)後面とが接当し、常
に、ハンドル握り部(5B)とハンドル基端部(5A)とは
一体で移動する。前記ブロック(14)を、ハンドル基端
部(5A)とハンドル握り部(5B)との当り部と称する。
ピニオン(11)の前方に、このピニオン(11)に咬合
してピニオン(11)がラック軸(9)後退方向(管曲げ
加工操作方向とは反対方向)へ逆転するのを阻止する逆
転防止爪(15)を設け、この逆転防止爪(15)をピニオ
ン(11)との咬合方向に付勢する機構を設けてある。
以上の構成より、第7図に示すように、ハンドル握り
部(5B)を下向き揺動させると、ハンドル基端部(5A)
が一体で回転し、ピニオン(11)に咬合した送り爪(1
2)がピニオン(11)を管曲げ加工操作方向に回転駆動
し、ラック軸(9)を前進駆動する。すると、第1加工
具(1A)が第2加工具(1B)に近接移動して、管の曲げ
加工を行う。ハンドル握り部(5B)を上向き操作する
と、ハンドル基端部(5A)が一体で上向き揺動するとと
もに、逆転防止爪(15)の咬合作用によってピニオン
(11)の逆転を阻止し、送り爪(12)は付勢力に抗して
ピニオン(11)との係合を解除し乍らピニオン周りを回
転移動する。
第9図及び第10図に示すように、ハンドル握り部(5
B)を略上方に揺動移動させると、ハンドル基端部(5
A)が逆転防止爪(15)に接当作用して、逆転防止爪(1
5)をピニオン(11)から離れる係合解除姿勢に切換
え、ピニオン(11)を逆転可能な状態にする。ここで、
前部フレーム(8)に逆転防止爪(15)の一定以上の揺
動を阻止する受け止め壁(16)を形成し、逆転防止爪
(15)及びハンドル基端部(5A)の一定以上の揺動を阻
止する。第10図に示すように、この状態で更にハンドル
握り部(5B)をピニオン逆転方向に揺動させると、前記
引張りバネ(13)に抗してハンドル握り部(5B)をハン
ドル基端部(5A)に対して相対揺動させることができ
る。このときに、ハンドル握り部(5B)の先端がベルク
ランク状送り爪(12)に接当作用して、その送り爪(1
2)をピニオン(11)に対する咬合姿勢より離間する係
合解除姿勢に切換える。前記ハンドル握り部(5B)の先
端を接当解除部(5a)と称する。この状態でピニオン
(11)はフリー回転状態となる。一方、ラック軸(9)
の後端と中間フレーム(10)との間に引張りバネ(17)
を架設し、ラック軸(9)を前部フレーム(8)内に引
退させる退入状態に付勢する。したがって、前記ピニオ
ン(11)がフリー回転状態にあると、前記引張バネ(1
7)の引張力によってラック軸(9)を引退させる。
以上のような構成より、第6図ないし第8図に示すよ
うに、両加工具(1A),(1B)の間に管(P)を挾み込
み、操作ハンドル(5)を上下揺動させることによっ
て、ラック軸(9)を前進させ、第1加工具(1A)を第
2加工具(1B)に近接させて、所望の曲率で管(P)を
曲げ加工することができる。
次に、ラック軸(9)と第1加工具(1A)との着脱構
造について説明する。第1図、第4図及び第5図に示す
ように、ラック軸(9)の前端に突出部を形成するとと
もに、この突出部に上下向き貫通孔(9A)を形成する。
この貫通孔(9A)内に係合ピン(18)を収納し、この係
合ピン(18)を圧縮バネ(19)で突出付勢する。第1加
工具(1A)の連結部位に前記突出部を装入する前後向き
穴(20A)を形成するとともに、この前後向き穴(20A)
に対して上下下向き係合孔(20B)を上面に解放する状
態で形成する。この構成で、ラック軸(9)の突出部を
前後向き穴(20A)内に装入すると、前記係合ピン(1
8)が突出して上下向き係合孔(20B)内に突入して、ラ
ック軸(9)と第1加工具(1A)を係合一体化する。一
方、前記係合孔(20B)内に、係合状態にある係合ピン
(18)に接当作用して非係合状態に切換える人為的解除
操作ピン(21)を内装する。前記係合ピン(18)に作用
する人為的解除操作ピン(21)の上端を人為操作部とし
て、この人為操作部を所定量だけ係合孔(20B)より外
方に突出させる待機状態と、前記人為操作部への押し操
作に伴って、前記待機状態より前記係合ピン(18)を係
合解除状態に押し戻す作用完了状態とに切換可能であ
る。したがって、連結時は係合ピン(18)の突出付勢力
によって前記突出部を前後向き穴(20A)に挿入するだ
けで、自動的に連結を行え、連結解除する際には、人為
的解除操作ピン(21)を指で押し込むだけでよい。前記
係合孔(20B)の軸心方向中程に径方向に広がる大径部
(20a)を形成するとともに、この大径部(20a)に係合
する鍔部(21a)を人為的解除操作ピン(21)に形成
し、この大径部(20a)の上下端と鍔部(21a)との接当
によって、人為的解除操作ピン(21)を一定範囲でのみ
上下動可能に装入してある。したがって、人為的解除操
作ピン(21)は係合孔(20B)より抜け出すこともな
く、必要以上に係合ピン(18)を押し戻すこともない。
次に、曲げ作業台(2)と工具本体(6)との着脱構
造について説明する。
第1図及び第2図に示すように、前部フレーム(8)
におけるラック軸(9)挿通部位より下方側に、前面よ
り前後向き姿勢の凹入部(8A)を形成して、前記凹入部
(8A)の前記曲げ作業台の一端を係入する方向に対する
両側部に、前記曲げ作業台の一端の幅方向への逸脱を阻
止する壁部を設けて前記凹入部(8A)を構成し、前記凹
入部(8A)を形成する下壁に抜け止めピン(22)を螺着
し、抜け止めピン(22)の先端を凹入部(8A)の内部空
間に出退可能に構成してある。
曲げ作業台(2)の後端部(2C)を第1加工具(1A)
設置位置より後方に延出し、この後方に延出した後端部
(2C)を前部フレーム(8)の凹入部(8A)内に挿入係
合して作業台(2)を工具本体(6)に装着する。前記
曲げ作業台(2)の後端部(2C)に、係合部として下向
きに開口する係合凹入穴(2b)を設け、前記後端部(2
C)を凹入部(8A)内に係合挿入した状態で、抜け止め
ピン(22)を下方より係合凹入穴(2b)に係入して抜け
止め状態とする。この抜け止めピン(22)を係合凹入穴
(2b)に係入した状態で、後端部(2C)における係合凹
入穴(2b)に対応した突出部が凹入部(8A)の上壁に接
当し、この抜け止めピン(22)を係合凹入穴(2b)に係
合させるだけで、曲げ作業台(2)の装着姿勢を所定姿
勢に決めることができる。尚、前記抜け止めピン(22)
は曲げ作業台(2)を取外した状態においても、凹入部
(8A)の下壁に螺着してある。
前記第1加工具(1A)に形成した前後向き穴(20
A)、上下向き係合孔(20B)、及び、この上下向き係合
孔(20B)内に位置する人為的解除操作ピン(21)を、
第2加工具(1B)に形成して、第2加工具(1B)とラッ
ク軸(9)とを連結解除自在に構成してある。又、第2
加工具(1B)が位置する側の曲げ作業台(2)の前端部
(2B)に係合凹入穴(2b)を形成し、曲げ作業台(2)
の前端部(2B)を凹入部(8A)に挿し込み装着可能であ
る。
このように、曲げ作業台(2)の前後端部(2B),
(2C)に工具本体(6)への連結部を形成してあるの
で、第1加工具(1A)と第2加工具(1B)との工具本体
(6)に対する相対位置を変更した状態で、曲げ作業台
(2)の取付切替が可能である。しかも、第1加工具
(1A)及び第2加工具(1B)の曲げ作業台(2)に対す
る取付状態(相対位置)を切替える必要はない。
したがって、第2図及び第8図に示すように、工具本
体(6)を手元側に位置させた状態で曲げ方向が互いに
逆向きの曲げ加工を行うことができる。
〔別実施例〕 曲げ作業台(2)の係合部(2b)としては抜け止めピ
ン(22)が貫通する係合孔であってもよい。
工具本体(6)に設けた凹入部(8A)は曲げ作業台
(2)に形成し、工具本体(6)の一端を係入保持する
形態を採ってもよい。
第11図及び第12図に示すように、前記曲げ作業台
(2)の一端に前記抜け止めピン(22)を螺着するとと
もに、前記工具本体(6)の一端に前記凹入部(8A)を
形成し、前記曲げ作業台(2)の一端を前記凹入部(8
A)内に装着した状態で、前記凹入部(8A)を形成する
周壁(8B)に対して、その凹入部(8A)内に挿入された
曲げ作業台(2)の一端と協働で、前記周壁(8B)にお
ける凹入部(8A)側とは反対側に位置する外周面に接当
して挾持締め作用を行う当り部(22A)を前記抜け止め
ピン(22)に設け、前記周壁(8B)に、前記曲げ作業台
(2)の一端を前記凹入部(8A)内に挿入する際に、前
記抜け止めピン(22)の締め付け所定位置への移動を許
容する切欠溝(8a)を設けて、連結手段を構成してもよ
い。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る管曲げ機の実施例を示し、第1図は
工具本体と曲げ作業台との分解状態を示す縦断側面図、
第2図は第1図の平面図、第3図は曲げ加工状態を示す
平面図、第4図及び第5図は夫々、ラック軸と曲げ加工
具との連結構造を示す縦断側面図、第6図及び第7図は
夫々、ラック軸の駆動構造を示す縦断側面図、第8図は
曲げ加工状態を示す平面図、第9図は第8図に対応する
縦断側面図、第10図は送り爪を非作用姿勢に切換える状
態を示す縦断側面図、第11図は抜け止めピンを曲げ作業
台に設け、工具本体との連結前状態を示す縦断側面図、
第12図は凹入部に切欠溝を形成した状態を示す横断平面
図である。 (1A),(1B)……曲げ加工具、(2)……曲げ作業
台、(2b)……係合部、(6)……工具本体、(8A)…
…凹入部、(8B)……周壁、(8a)……切欠溝、(22)
……抜け止めピン、(22A)……当り部、(P)……被
加工管。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工具本体(6)に対して、被加工管(P)
    を曲げ加工する曲げ加工具(1A),(1B)を装備した曲
    げ作業台(2)を、着脱自在に取付ける連結手段を設け
    てある管曲げ機であって、 前記連結手段を構成するに、 前記工具本体(6)又は前記曲げ作業台(2)の何れか
    一方に他方の一端を係入保持する凹入部(8A)を設け
    て、前記凹入部(8A)の前記他方の一端を係入する方向
    に対する両側部に、前記他方の一端の幅方向への逸脱を
    阻止する壁部を備えて前記凹入部(8A)を構成し、 前記他方の一端を、前記凹入部(8A)に係入した状態で
    保持する抜け止めピン(22)を、前記凹入部空間に対し
    て出退自在に前記一方に螺合するとともに、 前記他方の一端に前記抜け止めピン(22)の係入を許容
    する係合部(2b)を形成してある管曲げ機。
  2. 【請求項2】工具本体(6)に対して、被加工管(P)
    を曲げ加工する曲げ加工具(1A),(1B)を装備した曲
    げ作業台(2)を、着脱自在に取付ける連結手段を設け
    てある管曲げ機であって、 前記連結手段を構成するに、 前記曲げ作業台(2)の一端に抜け止めピン(22)を螺
    着するとともに、前記工具本体(6)の一端に、前記曲
    げ作業台(2)の一端を係入保持する凹入部(8A)を形
    成し、 前記曲げ作業台(2)の一端を前記凹入部(8A)内に装
    着した状態で、前記凹入部(8A)を形成する周壁(8B)
    に対して、その凹入部(8A)内に挿入された曲げ作業台
    (2)の一端と協働で、前記周壁(8B)における凹入部
    (8A)側とは反対側に位置する外周面に当接して挾持締
    め作用を行う当り部(22A)を前記抜け止めピン(22)
    に設け、 前記周壁(8B)に、前記曲げ作業台(2)の一端を前記
    凹入部(8A)内に挿入する際に、前記抜け止めピン(2
    2)の所定締め付け位置への移動を許容する切欠溝(8
    a)を設けてある管曲げ機。
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