JP2019005920A - 定規用アダプタ - Google Patents

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克己 大河内
威 楊
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Shulin Liu
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    • B23Q9/0014Portable machines provided with or cooperating with guide means supported directly by the workpiece during action
    • B23Q9/0042Portable machines provided with or cooperating with guide means supported directly by the workpiece during action the guide means being fixed only on the workpiece

Abstract

【課題】携帯用加工機に対する取り付けの汎用性を高めることができる定規用アダプタを提供すること。【解決手段】電動モータによって駆動される携帯用加工機を定規板に対して加工方向に案内するための定規用アダプタ3は、定規板に対して加工方向に移動可能なアダプタベース40と、アダプタベース40に対して携帯用加工機を連結する少なくとも2本のロッド70とを備えている。少なくとも2本のロッド70の相対距離は、連続的に調節可能となっている。【選択図】図8

Description

この発明は、定規用アダプタに関し、詳しくは、定規板に対して携帯用加工機を加工方向に案内するための定規用アダプタに関する。
従来、携帯用加工機(例えば、携帯用マルノコ)を使用して加工材(例えば、木材)を真っ直ぐ長距離に加工(例えば、切断)する場合、案内装置を使用する技術が既に知られている。この種の案内装置は、加工材の上面に重ね合わせて固定する長尺状の定規板と、この定規板の上面に対して携帯用加工機を加工方向に案内するための定規用アダプタとから構成されている。そして、定規用アダプタは、2本のロッドを介して携帯用加工機に取り付けられている。ここで、下記特許文献1には、2本のロッド170の各一端を取り付ける取付溝141の間隔(取付ピッチ)を段階的に選択可能(この例では、3段階の中から選択可能)となっている定規用アダプタ103が開示されている(図9参照)。これにより、2本のロッド170の各他端を取り付ける携帯用加工機104の定規取付部126の間隔に合うように定規用アダプタ103の取付溝141の間隔を選択できる。すなわち、携帯用加工機104の定規取付部126の間隔に定規用アダプタ103の取付溝141の間隔を合わせることができる。そのため、定規取付部126の間隔が異なる携帯用加工機104でも、共通(同一)の定規用アダプタ103で対応させることができる。したがって、携帯用加工機104に対する取り付けの汎用性を定規用アダプタ103に持たせることができる。
特開2013−86277号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、定規用アダプタ103の取付溝141の間隔を段階的にしか選択できず、特に、上記の実施形態では3パターンしかなかった。そのため、携帯用加工機104の定規取付部126の間隔に定規用アダプタ103の2本のロッド170の間隔を合わせることができない場合があった。したがって、この定規用アダプタ103では、携帯用加工機104に対する取り付けの汎用性が不足していることがあった。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、携帯用加工機に対する取り付けの汎用性を高めることができる定規用アダプタを提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、電動モータによって駆動される携帯用加工機を定規板に対して加工方向に案内するための定規用アダプタである。この定規用アダプタは、定規板に対して前記加工方向に移動可能なアダプタベースと、アダプタベースに対して携帯用加工機を連結する少なくとも2本のロッドとを備えている。この少なくとも2本のロッドの相対距離は、連続的に調節可能となっている。
請求項1の発明によれば、携帯用加工機における少なくとも2本のロッドの取付部の間隔がどのような間隔であっても、この取付部の間隔に少なくとも2本のロッドの間隔を合わせることができる。したがって、従来技術とは異なり、この定規用アダプタでは、携帯用加工機に対する取り付けの汎用性が不足していることがない。結果として、この定規用アダプタにおいて、携帯用加工機に対する取り付けの汎用性を高めることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の定規用アダプタであって、アダプタベースは、少なくとも2本のロッドが1本ずつ備えられた少なくとも2個のベース部材から構成されている。この少なくとも2個のベース部材の相対距離は、連続的に調節可能となっている。この少なくとも2本のロッドの相対距離の連続的な調節は、少なくとも2個のベース部材の相対距離の連続的な調節によって行われている。
請求項2の発明によれば、少なくとも2本のロッドの相対距離の調節を安定して行うことができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の定規用アダプタであって、少なくとも2個のベース部材は、隣り合うベース部材との間で少なくとも1個のコネクタを介して接続されている。この少なくとも1個のコネクタに対する前記少なくとも2個のベース部材の各接続は、連続的に相対移動が可能となっている。この少なくとも2本のロッドの相対距離の連続的な調節は、少なくとも1個のコネクタを介した少なくとも2個のベース部材の相対距離の連続的な調節によって行われている。
請求項3の発明によれば、隣り合うベース部材の相対距離の連続的な調節の調節シロを2倍にできる。したがって、定規用アダプタがコンパクトな構成であっても、少なくとも2本のロッドの相対距離の連続的な調節範囲を広く確保できる。
定規用アダプタの使用例を示す斜視図である。 図1の正面図である。 図1の分解図である。 図3の定規用アダプタの拡大図である。 図4の平面図である。 図5のVI−VI線の一部縦断面図である。 図4の分解図である。 図5の定規用アダプタを動作させた状態を示す図である。 従来技術における定規用アダプタの使用例を示す平面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜8を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、『携帯用加工機』、『加工材』、『加工』の例として、『携帯用マルノコ4』、『木材W』、『切断』を説明することとする。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向を示している。携帯用マルノコ4を使用して木材Wを真っ直ぐ長距離に切断する場合には、案内装置1が使用されている。以下に、この携帯用マルノコ4と、案内装置1とを個別に説明する。
まず、携帯用マルノコ4から説明する(図1〜2参照)。この携帯用マルノコ4は、主として、木材Wの上面に当接させる略矩形状のベース部10と、このベース部10の上面側に支持された加工機本体部11とから構成されている。この加工機本体部11には、加工具としてのノコ刃12と、ノコ刃12の上側の略半周の範囲の周縁を内部に収容して覆うノコ刃ケース13とが備えられている。
ノコ刃ケース13は、その加工方向の前側と後側との二箇所がベース部10に対して支持されている。このノコ刃ケース13の加工方向の前側は、傾動支持ブラケット14の上下揺動支軸15を介して上下に揺動可能に支持されている。ノコ刃ケース13の加工方向の後側は、デプスガイド16を介してベース部10側に支持されている。デプスガイド16は、円弧形に湾曲する帯板形状の案内部材で、ノコ刃ケース13の背面側に沿って上方へ起立した状態に設けられている。
このデプスガイド16を経てねじ付きの固定レバー17をノコ刃ケース13の背面に締め込むことにより加工機本体部11の上下揺動位置が固定される。固定レバー17を緩めて、ノコ刃ケース13の後部をこのデプスガイド16で案内しながら上下に移動させることにより、加工機本体部11を前側の上下揺動支軸15を介して上下に揺動させ、これによりノコ刃12のベース部10の下面側への突き出し量ひいてはノコ刃12の切り込み深さを調整することができる。
図では見えていないが、ノコ刃12のベース部10の下面側に突き出した部分は、開閉カバーで覆われている。この開閉カバーは、木材Wの端部に当接されて携帯用マルノコ4の加工方向への移動に伴って相対的に開かれていく。開閉カバーが開かれてノコ刃12が露出され、この露出部分が木材Wに切り込まれていく。また、ノコ刃ケース13は、前後の左右傾動支軸19を介して加工方向左右に傾動可能な状態でベース部10上に支持されている。
図1では、前側の左右傾動支軸19のみが見えている。ベース部10の前部及び後部には、アンギュラプレート20が設けられている。前後の固定ネジ21を締め込むと、ノコ刃ケース13の前部及び後部がそれぞれ前後のアンギュラプレート20に対して固定されて、ノコ刃ケース13ひいては加工機本体部11のベース部10に対する左右傾動位置が固定される。
前後の左右傾動支軸19を中心にしてノコ刃ケース13ひいては加工機本体部11を左右に一定の角度だけ傾かせた位置に固定することにより、木材Wを傾斜切りすることができる。ノコ刃ケース13の背面側には、概ね円筒形のギヤケースに歯車列を収容した減速ギヤ部22が一体に設けられている。この減速ギヤ部22に駆動モータ(電動モータ)23が結合されている。
減速ギヤ部22及び駆動モータ23は、ノコ刃ケース13の背面から左方へ突き出した状態に設けられている。減速ギヤ部22と駆動モータ23との接合部付近には、使用者が把持するハンドル部24が設けられている。ハンドル部24は、減速ギヤ部22の上面から加工方向後面に跨るループ形を有している。このハンドル部24の内周側に設けたトリガ形式のスイッチ25を引き操作すると、駆動モータ23が起動する。
駆動モータ23の回転出力が減速ギヤ部22を経てスピンドルに出力されてノコ刃12が回転する。ベース部10の前後二箇所には、主として平行定規(図示しない)を取り付けるための定規取付部26が設けられている。両定規取付部26は、ベース部10の幅方向であって加工方向に直交する方向に沿って左右に溝部を主体とするもので、その左右両端部には挿通孔が設けられ、左側の挿通孔にはねじ付きの固定レバー28が設けられている。
この前後二箇所の定規取付部26に、平行定規の支持アームを挿入して固定レバー28を締め付けることにより、ベース部10に平行定規を取り付けることができる。この平行定規は、ノコ刃12と平行に取り付けられ、木材Wの端面に当接させた状態で携帯用マルノコ4を移動させることにより、ノコ刃12を木材Wの端面に対して一定幅で精確に移動させて切断できる。携帯用マルノコ4は、このように構成されている。
次に、案内装置1を説明する(図1〜7参照)。この案内装置1は、木材Wの上面に重ね合わせて固定する長尺状の定規板2と、この定規板2の上面に対して携帯用マルノコ4を加工方向に案内するための定規用アダプタ3とから構成されている。
定規板2は、長尺矩形の平板形状を有する引き抜き材で、その上面であって幅方向中央や左寄りに案内凸部30がその全長にわたって設けられている。この案内凸部30の左側に沿って携帯用マルノコ4のベース部10に対する摺動性を高めるための摺動材31が同じく全長にわたって貼り付けられている。案内凸部30の右側であって定規板2の右端部にも同じくベース部10に対する摺動性を高めるための摺動材32が全長にわたって貼り付けられている(図1〜2参照)。
定規板2の上面に摺動材31、摺動材32を貼り付けることにより、ベース部10に対する摩擦を低減して携帯用マルノコ4を楽に移動させることができる。これに対して、定規板2の下面であって、案内凸部30の左右両側及び定規板2の右端部に沿って、木材Wに対する滑り止めをするためのゴム製の滑り止め材33が全長にわたって貼り付けられている。これらの滑り止め材33を当接させた状態で定規板2を木材Wの上面に載せることにより、切断中における定規板2の位置ずれを防止し、ひいては携帯用マルノコ4のスムーズな移動が実現される。
図1に示すように右端側の滑り止め材33は、定規板2の右端部から一定の幅ではみ出した状態に取り付けられて、この右端側の滑り止め材33には、ノコ刃12の位置を間接的に指し示す刃口板としての機能が併せ持たされている。この定規板2の左端部には、上向きに開く溝形状を有する補助凹部34が全長にわたって設けられている。この補助凹部34の右側部には、係合凹部35が同じく全長にわたって設けられている。この係合凹部35の機能については後述する。定規板2は、このように構成されている。
一方、定規用アダプタ3は、前後に対を成すように隣り合うベース部材40と、この両ベース部材40を接続するコネクタ60とから構成されている(図3〜7参照)。なお、このベース部材40は、前後に対を成すものとなっている。そのため、一方のベース部材40を説明することで、他方のベース部材40の説明を省略することとする。このことは、後述するガタツキ防止機構50とロッド70とにおいても同様である。
このベース部材40は、加工方向に沿って平板形状を有するもので、定規板2の上面に重ね合わせた状態で定規板2の上面に沿って移動可能に取り付けられる。このベース部材40の上面には、ロッド70の第1片部72を挿し込み可能な取付溝41がベース部材40の移動方向(前後方向)に直交する方向(左右方向)に沿って設けられている(図7参照)。また、このベース部材40の上面には、取付溝41を跨ぐようにボス42が設けられている。このボス42には、固定ネジ43を螺合可能な貫通孔42aが設けられている。
このベース部材40の下面には、定規板2の案内凸部30に嵌め込み可能な案内凹部44が設けられている。また、このベース部材40の下面には、案内凹部44に対して平行に取付溝45が設けられている。また、このベース部材40の上面には、取付溝45に貫通するように貫通孔46が設けられている。この貫通孔46には、ナット48を螺合可能な固定ネジ47を挿し込み可能となっている。
また、ロッド70は、一定幅の帯板をその長手方向中央でクランク形に折り曲げたもので、中央の折り曲げ部71の左側に第1片部72、右側に第2片部73を備えている。この第1片部72と第2片部73は、ほぼその板厚分だけ相互に板厚方向にずれている。また、この第2片部73には、突起74が形成されている。この突起74により、携帯用マルノコ4の定規取付部26に対する第2片部73の挿し込み量を規制できる。
そして、このロッド70の第1片部72をベース部材40の取付溝41に挿し込んだ状態で固定ネジ43を貫通孔42aに螺合させて締め付ける。すると、貫通孔42aから進出した固定ネジ43の先端がロッド70の第1片部72を押し当てることとなる。したがって、この挿し込んだロッド70の第1片部72がベース部材40の取付溝41から抜けなくなるため、ベース部材40にロッド70を取り付けることができる。このようにしてベース部材40にロッド70を取り付けることができる。
また、このベース部材40には、定規板2に対するガタツキを防止するガタツキ防止機構50が設けられている。このガタツキ防止機構50は、使用者が回転操作するガタツキ防止ダイヤル51を備えている。このガタツキ防止ダイヤル51の下面中心にはねじ軸部(図示しない)が設けられ、その周囲には円筒形の作動部(図示しない)が一体に設けられている。
一方、このベース部材40には、ガタツキ防止ダイヤル51の作動部を収容する作動凹部49が設けられている。この作動凹部49の中心には、ねじ孔(図示しない)が設けられており、このねじ孔にガタツキ防止ダイヤル51のねじ軸部が締め込まれている。そのため、ガタツキ防止ダイヤル51を回転操作すると、このガタツキ防止ダイヤル51自体が上下に変位する。このガタツキ防止ダイヤル51の作動部と、作動凹部49の底部との間には、弾性を有する円環形の緩衝部材(図示しない)が挟み込まれている。
また、作動凹部49は、その周囲の一部に設けた窓部(図示しない)を経て案内凹部44に連通されている。そのため、ガタツキ防止ダイヤル51をねじ軸締め込み方向に回転操作すると、ねじ軸部がねじ孔に締め込まれて作動部が下方へ変位し、これにより緩衝部材が径方向外方(拡径方向)へ押し広げられる。緩衝部材が押し広げられると、その一部が窓部を経て案内凹部44内にはみ出し、これが定規板2の案内凸部30の側面に弾性的に押し付けられる。
このベース部材40に設けたガタツキ防止機構50において、それぞれガタツキ防止ダイヤル51を回転操作して定規板2の案内凸部30に緩衝部材を弾性的に押し付けることにより、案内凸部30に対する案内凹部44のガタツキを防止若しくは抑制することができ、これにより定規板2上でのベース部材40ひいては携帯用マルノコ4のガタツキのない直線移動を実現することができる。ガタツキ防止ダイヤル51の回転操作量により緩衝部材の押し付け力を調整することができ、これにより携帯用マルノコ4の定規板2上での移動操作力(摺動抵抗)を調整することができる。ベース部材40は、このように構成されている。
また、コネクタ60は、その上面に凹部61が全長にわたって設けられている(図5〜7参照)。この凹部61の凹面61aの両側には、長孔61bがそれぞれ設けられている。この長孔61bの短手方向の幅長は、凹部61の幅長より長く設定されている。なお、この長孔61bが設けられている凹部61の両壁面の幅長は、長孔61bの短手方向の幅長に対して一致するように設定されている。すなわち、この長孔61bが設けられている凹部61の両壁面には、長孔61bに対応する括れ61cが設けられている。コネクタ60は、このように構成されている。
そして、このコネクタ60の両端をベース部材40の取付溝45にそれぞれ挿し込んだ状態で各固定ネジ47を各ナット48に螺合させて締め付けると、コネクタ60の両端にベース部材40をそれぞれ接続して取り付けることができる(図4〜5参照)。これら前後に対を成すベース部材40と、この両ベース部材40を接続するコネクタ60とから定規用アダプタ3は構成されている。
このように構成されている定規用アダプタ3の2本のロッド70の各第2片部73を携帯用マルノコ4の各定規取付部26にそれぞれ挿し込んだ状態で各固定レバー28を締め付ける。すると、貫通孔(図示しない)から進出した各固定レバー28の先端が2本のロッド70の各第2片部73を押し当てることとなる。したがって、この挿し込んだ2本のロッド70の第2片部73が携帯用マルノコ4の各定規取付部26から抜けなくなるため、携帯用マルノコ4に2本のロッド70を取り付けることができる。このようにして携帯用マルノコ4に2本のロッド70を取り付けることができる。結果として、携帯用マルノコ4に定規用アダプタ3を取り付けることができる。
そして、携帯用マルノコ4に取り付けられた定規用アダプタ3の両ベース部材40の各案内凹部44に定規板2の案内凸部30を嵌め込んだ状態で両ベース部材40を定規板2の上面に重ね合わせ状態となるように載せ掛けることにより、両ベース部材40ひいては携帯用マルノコ4を定規板2の案内凸部30に沿って精確に直線移動(長距離でも真っ直ぐに直線移動)させることができる。
両ベース部材40は、定規板2の摺動材31上に当接され、携帯用マルノコ4のベース部10は摺動材32上に当接されることにより、この両ベース部材40及び携帯用マルノコ4を定規板2上でスムーズに直線移動させることができる。また、定規板2は、その下
面に取り付けた滑り止め材33を木材Wに当接させた状態でこの木材Wの上面に載せ掛けられることにより、この定規板2の木材Wに対する位置ずれが防止され、これによっても携帯用マルノコ4をスムーズに直線移動させることができ、ひいては精確な切断(長距離でも真っ直ぐに切断)を楽に行うことができる。
なお、この定規用アダプタ3において、締め付けた各固定ネジ47を緩めると、ナット48が長孔61b内を移動できるため、両ベース部材40とコネクタ60とを前後方向に沿って連続的に相対移動させることができる。すなわち、両ベース部材40の相対距離を前後方向に沿って連続的に調節できる(図8参照)。この調節可能な範囲Lは、長孔61b内をナット48が移動できる範囲となっている。そのため、この調節可能な範囲Lを広く確保したい場合、長孔61bの長さを長くすればよい。
このように両ベース部材40とコネクタ60とを前後方向に沿って連続的に相対移動させることができると、この相対移動にともなって、両ベース部材40の2本のロッド70の相対距離を連続的に調節できることとなる。なお、この固定ネジ47の締め付けを緩めても、螺合させたナット48が凹部61の両縁に引っ掛かるため、コネクタ60がベース部材40から脱落することがない(図6参照)。したがって、両ベース部材40の相対距離の連続的な調節をスムーズに実施できる。
本発明の実施例に係る定規用アダプタ3は、上述したように構成されている。この構成によれば、定規用アダプタ3は、2本のロッド70を備えている。この2本のロッド70の相対距離は、連続的に調節可能となっている。そのため、携帯用マルノコ4の定規取付部26の間隔がどのような間隔であっても、この定規取付部26の間隔に2本のロッド70の間隔を合わせることができる。したがって、従来技術とは異なり、この定規用アダプタ3では、携帯用マルノコ4に対する取り付けの汎用性が不足していることがない。結果として、この定規用アダプタ3において、携帯用マルノコ4に対する取り付けの汎用性を高めることができる。
また、この構成によれば、2本のロッド70の相対距離の連続的な調節は、前後に対を成すベース部材40の相対距離の連続的な調節によって行われている。そのため、この2本のロッド70の相対距離の調節を安定して行うことができる。
また、この構成によれば、前後に対を成すベース部材40の相対距離の連続的な調節は、各ベース部材40とコネクタ60との相対距離をそれぞれ連続的に調節することによって行われている。そのため、両ベース部材40の相対距離の連続的な調節の調節シロを2倍にできる。したがって、定規用アダプタ3がコンパクトな構成であっても、2本のロッド70の相対距離の連続的な調節範囲を広く確保できる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、『携帯用加工機』の例として、『携帯用マルノコ4』を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、『ジグソー』、『ルータ』等であっても構わない。
また、実施例では、『少なくとも2本のロッド』の例として、『2本のロッド70』を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、ロッドは3本でも4本でも複数本であれば何本でも構わない。その場合、ベース部材40およびコネクタ60の数もロッド70の本数の増加に応じて増加することとなる。
また、実施例では、2本のロッド70が取り付けられた両ベース部材40が相対的に移動可能な形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、2本のロッド70そのものが相対的に移動可能であっても構わない。その場合、両ベース部材40は、別部材で構成する必要がなく一部材で構成して構わない。
1 案内装置
2 定規板
3 定規用アダプタ
4 携帯用マルノコ
10 ベース部
11 加工機本体部
12 ノコ刃
13 ノコ刃ケース
14 傾動支持ブラケット
15 上下揺動支軸
16 デプスガイド
17 固定レバー
19 左右傾動支軸
20 アンギュラプレート
21 固定ネジ
22 減速ギヤ部
23 駆動モータ
24 ハンドル部
25 スイッチ
26 定規取付部
27 挿込孔
28 固定レバー
30 案内凸部
31 摺動材
32 摺動材
33 滑り止め材
34 補助凹部
35 係合凹部
40 ベース部材
41 取付溝
42 ボス
42a 貫通孔
43 固定ネジ
44 案内凹部
45 取付溝
46 貫通孔
47 固定ネジ
48 ナット
49 作動凹部
50 ガタツキ防止機構
51 ガタツキ防止ダイヤル
60 コネクタ
61 凹部
61a 凹面
61b 長孔
61c 括れ
70 ロッド
71 折り曲げ部
72 第1片部
73 第2片部
74 突起
W 木材

Claims (3)

  1. 電動モータによって駆動される携帯用加工機を定規板に対して加工方向に案内するための定規用アダプタであって、
    前記定規板に対して前記加工方向に移動可能なアダプタベースと、
    前記アダプタベースに対して前記携帯用加工機を連結する少なくとも2本のロッドと、を備えており、
    前記少なくとも2本のロッドの相対距離は、連続的に調節可能となっている定規用アダプタ。
  2. 請求項1に記載の定規用アダプタであって、
    前記アダプタベースは、前記少なくとも2本のロッドが1本ずつ備えられた少なくとも2個のベース部材から構成されており、
    前記少なくとも2個のベース部材の相対距離は、連続的に調節可能となっており、
    前記少なくとも2本のロッドの相対距離の連続的な調節は、前記少なくとも2個のベース部材の相対距離の連続的な調節によって行われている定規用アダプタ。
  3. 請求項2に記載の定規用アダプタであって、
    前記少なくとも2個のベース部材は、隣り合うベース部材との間で少なくとも1個のコネクタを介して接続されており、
    前記少なくとも1個のコネクタに対する前記少なくとも2個のベース部材の各接続は、連続的に相対移動が可能となっており、
    前記少なくとも2本のロッドの相対距離の連続的な調節は、前記少なくとも1個のコネクタを介した前記少なくとも2個のベース部材の相対距離の連続的な調節によって行われている定規用アダプタ。

JP2017121051A 2017-06-21 2017-06-21 定規用アダプタ Pending JP2019005920A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11766803B2 (en) 2019-08-28 2023-09-26 Makita Corporation Guide ruler for portable machining apparatus

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US11766803B2 (en) 2019-08-28 2023-09-26 Makita Corporation Guide ruler for portable machining apparatus

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