JPH065931U - モータのロータにおけるコアカバー用金型 - Google Patents

モータのロータにおけるコアカバー用金型

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JPH065931U
JPH065931U JP4566892U JP4566892U JPH065931U JP H065931 U JPH065931 U JP H065931U JP 4566892 U JP4566892 U JP 4566892U JP 4566892 U JP4566892 U JP 4566892U JP H065931 U JPH065931 U JP H065931U
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movable
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敏彦 金子
幹夫 川村
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 モータのロータに装着するコアカバーの薄型
化を促進し、該コアカバーの歩留りを向上する。 【構成】 金型30において、該金型30を固定金型3
1と可動金型32とにて構成し、該可動金型32を第1
の可動金型36と第2の可動金型37とにて構成する。
そして、固定金型31と第1の可動金型36とにてコア
カバーの水平部の型38を形成すると共に、該第1の可
動金型36に貫通孔39を開穿して該貫通孔39に嵌入
自在なコアピン40を第2の可動金型37に固設し、該
貫通孔39とコアピン40とにてコアカバーの垂直部の
型41を構成する。また、該貫通孔39とコアピン40
とに間隙Δを設けてエア抜き44を形成し、更に、可動
金型32の型部位46を突設して該突設部48を固定金
型31の凹部47に嵌合できるように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はモータのロータにおけるコアカバー用金型に関するものであり、特 に、コアカバーの薄型化を促進し、歩留りを向上するモータのロータにおけるコ アカバー用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のモータにおけるロータのコアカバー用金型を図10乃至図13に従って 説明する。 図10はモータのロータ1の断面を示し、ロータ1のコア2にコイル3が巻回 されている。また、該コア2とコイル3との間にコアカバー4を介在させ、コア 2とコイル3とのショートを防止している。
【0003】 図11はコアカバー4を形成する金型を示し、固定金型5に可動金型6を圧接 している。可動金型6にはコアカバー4の型7が刻設されている。コアカバー4 の垂直部4aの垂直型7aは可動金型6を穿設して形成され、コアカバー4の水 平部4bの水平型7bは可動金型6の上面と固定金型5の下面とにて構成してあ る。
【0004】 そして、第1の金型5の湯口8より溶解した樹脂等の注入材9を注入して射出 成形を行う。図12に示すように、注入材9の射出ゲート10は型7の垂直部7 aの上方に設けられているため、該射出の際には図13に示すように、注入材9 が型7の垂直部7a下って孤を描きながら流動した後、型7の水平部7bへ注入 材9が充填される。
【0005】 而して、注入材9が硬化した後、固定金型5と可動金型6とを離間してエジェ クタピン(図示せず)にて成形されたコアカバー4を取り出す。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
モータのロータにおけるコアカバーはコイルの巻回数を多くしてコイル特性を 向上させるために可及的に薄く形成することが望まれている。しかし、可動の金 型の垂直部の型を薄く刻設するとエアが型内に滞留することがあり、また、注入 材の硬化時間等の問題から該注入材を充填することが困難であった。
【0007】 従って、コアカバーの薄型化を促進することができず、また、歩留りを悪化さ せる原因となっている。 そこで、ロータのコアとコアとの間に介在させるコアカバーの厚さを可及的に 薄く形成できるようにすると共に、歩留りを向上するために解決すべき技術的課 題が生じてくるのであり、本考案は該課題を解決することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記目的を達成するために提案されたものであり、ロータのコアの 前面にコアカバーの水平部を当接し、該コアカバーのコイル収容部内側面にコア カバーの垂直部を当接して該コアとコイルととの間に介在させるコアカバーを形 成するモータのロータにおけるコアカバー用金型において、該金型を固定金型と 可動金型とにて構成し、該可動金型を第1の可動金型と第2の可動金型とにて構 成すると共に、固定金型と第1の可動金型とにてコアカバーの水平部の型を形成 し、更に、該第1の可動金型に貫通孔を開穿し、該貫通孔に嵌入自在なコアピン を第2の可動金型に固設して該貫通孔とコアピンとにてコアカバーの垂直部の型 を構成すると共に、該貫通孔とコアピンとに間隙を設けてエア抜きを形成し、更 に、可動金型の型部位を突設し、該突設部を固定金型の凹部に嵌合できるように 構成したことを特徴とするモータのロータにおけるコアカバー用金型を提供せん とするものである。
【0009】
【作用】
この考案はコアカバーの垂直部を形成する型を第1の可動金型の貫通孔とコア ピンとにて形成してエア抜きを設けているため、射出成形の際、型にエアが滞留 することを防止することができる。また、可動金型の型部位を突設し、該突設部 を固定金型の凹部に嵌入できるように構成してあるので、型の固定金型に設けら れたランナーの長さを短縮して注入材の流動長を短縮することができる。従って 、コアカバーの型を薄くしてもエアが滞留することがなく、また、注入材の充填 時間を短縮することができる。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図1乃至図9に従って詳述する。 図において20はモータのロータであり、図1及び図2に示すように、コア2 1の収容部22にコイル23が巻装されている。尚、24はロータ20のシャフ ト、25はコミンテータである。また、該コア21とコイル23との間にはコア カバー26を介在させててあり、該コア21とコイル23とのショートを防止し ている。
【0011】 該コアカバー26は図3及び図4に示すように、水平部27と垂直部28とが 一体成形されている。該水平部27は図1及び図2に示したコア21の前面に当 接し、垂直部28はコア21の収容部22の内側面に当接するように形成されて いる。一方、該コアカバー26は樹脂に硝子繊維を混入して形成されてある。更 に、該コアカバー26の水平部27内側面中央部にはリブ29を設けている。
【0012】 図5は図4に示したコアカバー26の金型30を示し、固定金型31と可動金 型32とから形成されている。固定金型31に湯口33及びランナー34並びに サブランナー35が設けれている。一方、前記可動金型32は第1の可動金型3 6及び第2の可動金型37にて構成されている。図5及び図6に示すように、第 1の可動金型36には図4に示したコアカバー26の水平部27の水平型38が 刻設されてあり、更に、図4に示した垂直部28の外周と略同形の貫通孔39を 開穿してある。
【0013】 また、第1の可動金型36の下方に設けられた第2の可動金型37にはコアピ ン40が固設されてあり、該コアピン40を第1の可動金型36の貫通孔39に 嵌入できるように構成している。そして、該貫通孔39とコアピン40にて図4 に示したコアカバー26の垂直部28の垂直型41を構成している。 一方、前記サブランナー35には射出ゲート42,43が6カ所設けられてあ り、射出ゲート42は水平型38の中央部位に、射出ゲート43は水平型38の 外周部位にそれぞれ3カ所ずつ均等に配列されてあり、内側の射出ゲート42は 垂直型41と上下位置を異にして配設されている。更に、コアピン40と可動金 型32との間に間隙を設け、垂直型41の下端部全周から可動金型32の下面へ エア抜き44を延設してある。
【0014】 而して、図8に示す注入材45を湯口33へ注入すれば、ランナー34,及び サブランナー35を介して型46へ該注入材45が充填される。該注入材45は 樹脂にガラス繊維を混入して形成してある。このときは、射出ゲート42及び射 出ゲート43を水平型38の上方に設けていることから、図5及び図7に示すよ うに、注入材45は水平方向(図中X方向)に流動した後、垂直方向(図中Y方 向)に流入する。
【0015】 即ち、注入材45は型46の水平型38に充填された後、垂直型41に充填さ れる。従って、射出ゲート42,43を6カ所設けたことと注入材45の流動経 路が孤を描かなくなったこととが相俟って、注入材45の流動長が短縮される。 更に、垂直型41の下方には全周に渡って可動金型32とコアピン40との間に 間隙Δを形成してエア抜き44を設けているので、図8に示すように、型46内 のエアやガスが外方に放出されて該エアやガスの滞留を防止するこてができる。
【0016】 一方、注入材45が硬化して形成されたコアカバー26を取り出す際には、図 9に示すように、先ず、可動金型32を固定金型31より離間させる。このとき は、硬化した注入材45がサブランナー35の下端部にてコアカバー26より切 断される。そして、第1の可動金型36より第2の可動金型37を離間してコア ピン40をコアカバー26から脱離させ、エジェクトピンを用いてコアカバー2 6を第1の可動金型36より脱型する。
【0017】 このときは、前述したように、コアピン40をコアカバー26より離脱させて いることから、コアカバー26の可動金型32に対する接触面積が小となって、 該脱型のときのコアカバー26の変形を防止することができる。 また、固定金型31には凹部47を設け、該凹部47の上面に前記サブランナ ー35を配設している。更に、前記可動金型32には該凹部47に嵌合する突設 部48を設け、該突設部48部位にコアカバー26の型46を刻設してある。従 って、固定金型31と可動金型32との位置決め及び脱着が容易になる。更に、 図5に示すように、サブランナー35の長さHが短縮されて注入材45の流動長 が更に減少されるため、コアカバー26の歩留り及び品質を向上することができ る。
【0018】 尚、この考案は、この考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為す事ができ 、そして、この考案が該改変せられたものに及ぶことは当然である。
【0019】
【考案の効果】
この考案は上記一実施例に詳述したように、コアカバーの垂直部を形成する型 を第1の可動金型の貫通孔との間にエア抜きを設けているため、射出成形の際に は型内のエアが円滑に外方に放出されて該型内におけるエアの滞留を防止するこ とができる。更に、可動金型の型部位を突設し、該突設部を固定金型の凹部に嵌 入できるように構成してあるので、固定金型に設けられたランナーの長さが短縮 されて注入材の流動長及び充填時間を短縮することができる。
【0020】 従って、コアカバーの型を薄くしても注入材を確実に充填することができるた め、コアカバーの薄型化を促進し、歩留りを向上することができる等、実用的価 値のある考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロータの一部切欠側面図。
【図2】ロータの横断面図。
【図3】コアカバーの平面図
【図4】コアカバーの斜面図。
【図5】金型の縦断面図。
【図6】可動金型の平面図。
【図7】注入材の流動経路を示す解説図。
【図8】注入材を射出した状態を示す金型の縦断面図。
【図9】金型を展開した状態を示す縦断面図。
【図10】従来型のロータの横断面図。
【図11】従来型の金型の縦断面図。
【図12】従来型の可動金型の平面図。
【図13】従来型の金型内における注入材の流動経路を
示す解説図。
【符号の説明】
20 ロータ 21 コア 23 コイル 26 コアカバー 27 水平部 28 垂直部 30 金型 31 固定金型 32 可動金型 36 第1の可動金型 37 第2の可動金型 38 水平型 39 貫通孔 40 コアピン 41 垂直型 44 エア抜き 46 型 47 凹部 48 突設部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータのコアの前面にコアカバーの水平
    部を当接し、該コアカバーのコイル収容部内側面にコア
    カバーの垂直部を当接して該コアとコイルとの間に介在
    させるコアカバーを形成するモータのロータにおけるコ
    アカバー用金型において、該金型を固定金型と可動金型
    とにて構成し、該可動金型を第1の可動金型と第2の可
    動金型とにて構成すると共に、固定金型と第1の可動金
    型とにてコアカバーの水平部の型を形成し、更に、該第
    1の可動金型に貫通孔を開穿し、該貫通孔に嵌入自在な
    コアピンを第2の可動金型に固設して該貫通孔とコアピ
    ンとにてコアカバーの垂直部の型を構成すると共に、該
    貫通孔とコアピンとに間隙を設けてエア抜きを形成し、
    更に、可動金型の型部位を突設し、該突設部を固定金型
    の凹部に嵌合できるように構成したことを特徴とするモ
    ータのロータにおけるコアカバー用金型。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS498171U (ja) * 1972-04-19 1974-01-24
JPS5410370U (ja) * 1977-06-21 1979-01-23

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