JPH0658597A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH0658597A
JPH0658597A JP4214990A JP21499092A JPH0658597A JP H0658597 A JPH0658597 A JP H0658597A JP 4214990 A JP4214990 A JP 4214990A JP 21499092 A JP21499092 A JP 21499092A JP H0658597 A JPH0658597 A JP H0658597A
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JP
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remote controller
indoor unit
unit
air
distance
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JP4214990A
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Yasunori Oyabu
康典 大薮
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、室内機から近くに居る人、遠くに
居る人に関わらず、その人の居る所を不快感を与えずに
快適に空調することを主要な特徴とする。 【構成】リモコン14が在る方向を検出する回路部32
に加え、室内機1からリモコン14までの距離を検出す
る回路部36を設け、さらに検出した方向および距離に
したがい、室内機1から吹き出される吹出風の風向、風
量、温度を制御する回路部31を設けた。これによっ
て、室内機1からリモコン14が在る方向と、室内機1
からリモコン14までの距離との検出により、室内機1
に対する人の居る位置を間接的に検知し、この検知によ
り、室内機1の吹出風の風向、風量、温度を制御して、
室内に居る人に対する冷暖房効果の過不足を是正、室内
機1から室内に居る人に対する風当たりを是正した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リモ−トコントロ−
ラを有し、このリモ−トコントロ−ラから発信した送信
信号を室内機で受信することによって所定の空気調和動
作を行う空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リモ−トコントロ−ラ(以下、リモコン
と称す)が付いた空気調和装置では、リモコンから発せ
られる操作信号を室内機に設けた赤外線受光ユニットが
受光した際、その信号発生源(リモコン)に人が居るも
のとして捕らえて、この方向へ吹出風を吹き出すことが
行われている。
【0003】詳しくは、リモコンが発信する赤外線を室
内機で受信し、赤外線が来た方向を判断して、その方
向、つまりリモコンを使用する人の居る方向へ吹出風が
吹き出されように、ル−バの風向を変えていた。ところ
で、こうした空気調和装置は、リモコンが在る方向は分
かっても、リモコン、すなわちリモコン使用者までの距
離は分からない。そこで、従来では、常にリモコンの在
る方向にル−バを向かせ、一定の風量で冷風、温風を吹
出口から吹出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これではリ
モコン、すなわちリモコンを使用する人が室内機の近く
に居る場合、室内機から吹き出たばかりの風が直接、リ
モコン使用者に当たり、風の不快感を感じる。冷房時で
あれば、冷風が当たるので寒すぎてしまい、暖房時であ
れば暑すぎるという不具合をきたす。
【0005】またリモコンを使用する人が室内機から遠
くに居る場合、吹出風の風量が一定なので、逆に冷房時
の冷風および暖房時の温風とも、リモコン使用者に届か
ず、空調が十分に行われないという不具合がある。
【0006】この発明は、このような事情に着目してな
されたもので、その目的とするところは、室内機から近
くに居る人、遠くに居る人に関わらず、人の居る所を不
快感を与えずに快適な空調することができる空気調和装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の空気調和装置は、室内機からリモ−トコン
トロ−ラが在る方向を検出する方向検出手段に加え、室
内機からリモ−トコントロ−ラまでの距離を検出する距
離検出手段と、検出した方向および距離にしたがって、
室内機から吹き出される吹出風の風向、風量、温度を制
御する手段とを設けたことにある。
【0008】請求項2の空気調和装置は、請求項1の距
離検出手段を、リモ−トコントロ−ラに設けた、異なる
伝搬速度をもつ複数の送信信号を所定のタイミングで発
信させる発信手段と、室内機に設けた、複数の送信信号
が前記室内機に到達する時間差にしたがって室内機とリ
モ−トコントロ−ラとの間の距離を求める手段とから構
成したことにある。
【0009】請求項3の空気調和装置は、請求項2の発
信手段を、操作信号となる赤外線と、この赤外線より伝
播速度が遅い超音波とを同時、又は一定の時間間隔で発
信させるものとしたことにある。
【0010】
【作用】請求項1に記載の空気調和装置によると、室内
機からリモ−トコントロ−ラが在る方向と、室内機から
リモ−トコントロ−ラまでの距離との検出によって、室
内機から人の居る位置が間接的に検知される。この検知
情報により、室内機から吹き出される吹出風の風向、風
量、温度が制御される。これにより、室内機から室内に
居る人に対する冷暖房効果の過不足、さらには室内機か
ら室内に居る人に対する風当たりの不具合が是正され
る。
【0011】請求項2に記載の空気調和装置によると、
請求項1で述べた室内機からリモ−トコントロ−ラまで
の距離を、リモ−トコントロ−ラから所定のタイミング
で発せられた複数の信号が室内機に到達するまでの時間
差にしたがって検出していく。
【0012】請求項3に記載の空気調和装置によると、
請求項2で述べた到達時間差による距離の検出を、リモ
−トコントロ−ラから同時、又は一定の時間間隔で発せ
られる赤外線と超音波とが室内機に到達するまでの時間
差にしたがって検出していく。
【0013】
【実施例】以下、この発明を図1ないし図5に示す一実
施例にもとづいて説明する。
【0014】図2は、この発明を適用したセパレ−ト型
のリモ−トコントロ−ラ(以下、リモコンと称す)付空
気調和装置を示し、1は室内Aの壁部上段に据え付けた
室内機、2は室外Bに据え付けた室外機である。
【0015】室内機1の構造について述べれば、3は前
面上部に吸込口4を有し、前面下部に吹出口5を有した
本体である。この本体3内には吸込口4と吹出口5とを
連通する風路6が設けられている。この風路6には、吸
込口4と対向して室内側熱交換器7が設けられている。
風路6の中間部には、横流ファンで構成された室内ファ
ン8が設けられていて、吸込口4から吸込まれた室内空
気を室内側熱交換器7と熱交換させることで得られる冷
風、温風を、吹出口5から室内Aへ吹き出すようにして
ある。なお、8aは室内ファン8を駆動するファンモ−
タである。
【0016】また吹出口5には、吹出風の上下方向の風
向を変えるための電動式の上下ル−バ(図示しない)、
吹出風の左右方向の風向を変える電動式の左右ル−バ9
が設けられていて、吹出風を室内Aの上下方向、左右方
向へ自在に導けるようにしている。なお、9aは左右ル
−バ9を駆動するモ−タを示す。
【0017】室外機2の構造について説明すれば、10
は、対向する壁部に吸込口と吹出口(いずれも図示しな
い)を有し、内部にこれら吸込口と吹出口とを連通する
風路11を有した本体である。この風路11には、室外
側熱交換器12,プロペラファンで構成された室外ファ
ン13aが設けられていて、室外側熱交換器12と外気
とを熱交換させるようにしてある。また本体10内に
は、コンプレッサ13、四方弁(図示しない)、膨張弁
(減圧装置で図示しない)が設けられている。
【0018】そして、この室外機2の冷凍サイクル機器
と上記室内機1の冷凍サイクル機器とが冷媒管(図示し
ない)で接続されている。またコンプレッサ13にはイ
ンバ−タ回路13bが接続されていて、コンプレッサ1
3の電源周波数の制御により、能力が可変可能なヒ−ト
ポンプ式の冷凍サイクルを構成している。
【0019】一方、14は室内機1に付属されたリモコ
ンである。リモコン14の本体15は、偏平状の帯箱形
をなしていて、図3の下段にあるように内部には回路基
板16が設けられている。またこの本体15の先端部に
は、赤外線透過窓17および超音波透過窓18が幅方向
に沿って並設されている。
【0020】赤外線透過窓17に対向して回路基板16
には、図3に示されるように赤外線LED19が搭載さ
れていて、赤外線LED19から赤外線透過窓17を通
して、本体外へ赤外線20を発信できるようになってい
る。また超音波透過窓18に対向して回路基板16には
超音波発信子21が搭載されていて、超音波発信子21
から超音波透過窓18を通して、本体外へ超音波22を
発信できるようになっている。つまり、リモコン14か
らは伝播速度の異なる2種類の信号を発信できるように
なっている。なお、赤外線LED19および超音波発信
子21は所定の位置関係で並行に据え付けてある。また
本体15の上面には、各種運転モ−ドを設定するための
操作ボタン23が設けられている。
【0021】リモコン14は、この操作ボタン23で設
定された内容を赤外線20に含ませて発信できるように
してある。とともに、この赤外線20と超音波22とを
所定のタイミングで発信できるようにしてある。こうし
たリモコン14の発信回路系は回路基板16に搭載され
ていて、その回路が図1の上段にあるようにブロック化
してある。
【0022】この回路について説明すれば、19aは赤
外線LED19に接続された発振回路、21aは超音波
発信子21に接続された発振回路である。これら発振回
路19a,21aは、マイクロコンピュ−タよりなる制
御部24に接続されている。この制御部24により、操
作した操作ボタン23の内容にしたがい発振回路19a
を作動させて、赤外線LED19から赤外線20を発信
させるようにしてある。また制御部24は、この発振回
路19aの作動と同時に発振回路21aを作動させるよ
うに設定されていて、リモコン14から、操作信号とな
る赤外線19と、これと対比するための信号となる超音
波22とを同時に発信できるようにしてある。
【0023】他方、図2に示されるように室内機1の本
体右側の下部における前面壁部分には、所定の間隔で赤
外線透過窓25および超音波透過窓26が幅方向に沿っ
て設けられている。これら赤外線透過窓25、超音波透
過窓26の内側には、図3に示されるように回路基板2
7が内蔵されている。
【0024】赤外線透過窓25と対応する回路基板27
には赤外線受光ユニット28が搭載されている。この赤
外線受光ユニット28は、複数の赤外フォトダイオ−ド
を組合わせて構成されている。具体的には、中央に配置
した赤外線透過窓25の正面側に向く赤外フォトダイオ
−ド28a、左側に配置した赤外線透過窓25の左方向
側に向く赤外フォトダイオ−ド28b、右側に配置した
赤外線透過窓25の右方向側に向く赤外フォトダイオ−
ド28cから構成され、異なる方向に向く赤外フォトダ
イオ−ド28a〜28cによって、さまざまな方向から
発信されるリモコン14の赤外線20を受信して電気信
号に変換できるようにしている。
【0025】また超音波透過窓26と対応する回路基板
27には、超音波受信ユニット29が搭載されている。
この超音波受信ユニット29は、超音波受信子29aか
ら構成されていて、リモコン14から発信される超音波
を受信して電気信号に変換できるようにしている。
【0026】こうした赤外線受光ユニット28、超音波
受信ユニット29には機器駆動回路系が接続され、赤外
フォトダイオ−ド28a〜28c、超音波受信子29a
で受けた赤外線19、超音波22にしたがって、各種機
器を制御するようにしている。図1の下段側には、この
機器駆動回路系の構成が示されている。
【0027】この機器駆動回路系について説明すれば、
30a〜30cは各赤外フォトダイオ−ド28a〜28
cにそれぞれ接続された増幅回路である。このうち赤外
フォトダイオ−ド28bは、マイクロコンピュ−タより
なる制御部31に接続されていて、制御部31にて赤外
線20に含まれている上記リモコン14の操作内容を読
取るようにしてある。またこの制御部31には、室内フ
ァン8のファンモ−タ8a、左右ル−バ9のモ−タ9
a、さらにはコンプレッサ13のインバ−タ回路13b
に接続されていて、読取った操作内容にしたがい、室内
ファン8、左右ル−バ9およびコンプレッサ能力を制御
できるようにしている。
【0028】上記各増幅回路30a〜30cは電圧比較
回路32に接続され、電圧比較回路32での電圧比較に
より、それぞれ異なる方向を向いている赤外フォトダイ
オ−ド28a〜28bcのうち、増幅回路30a〜30
cの出力が最大となる赤外フォトダイオ−ドを検出する
ようにしてある。この電圧比較回路32は制御部31に
接続されていて、制御部31にて、上記出力が最大の電
気信号を読取り、リモコン1が在る方向を検出するよう
にしている。
【0029】また増幅回路30bは、スタ−ト回路33
を介して、タイマ34と基準タイマ35とが接続されて
いて、赤外線20が室内機1に届くと、スタ−ト回路3
3を作動させて、タイマ34および基準タイマ35を同
時にスタ−トさせるようにしてある。基準タイマ35
は、リモコン位置の遠近を分けるために予め定められて
ある時間t0 を経過すると、ストップするように設定し
てある。
【0030】上記超音波受信子29には、増幅回路38
を介して、ストップ回路37が接続されている。またこ
のストップ回路37は上記タイマ34に接続されてい
て、超音波22が室内機1に届くと、ストップ回路37
を作動させて、タイマ34をストップするようにしてあ
る。
【0031】またタイマ34および基準タイマ35は、
比較回路36に接続されていて、タイマ34がカウント
した時間t1 と基準タイマ35がカウントした時間t0
とを比較するようにしてある。これにより、基準タイマ
35でカウントした時間t0に対し、タイマ34でカウ
ントした時間t1 が短ければ、リモコン14を持った人
が室内機1から近く(距離:小)にいると判断し、遠け
ればリモコン14を持った人が室内機1から遠く(距
離:大)にいると判断するようにしている。
【0032】この比較回路36は制御部31に接続され
ている。制御部31には、リモコン14の方向、リモコ
ン14の距離にしたがい、上記赤外線20の信号で設定
された冷暖房能力、風向、風量を補正する設定がなされ
ている。具体的には、制御部31には、リモコン位置が
室内機1から遠いときは、左右ル−バ9の風向をリモコ
ン14が在る方向に設定、室内ファン8の風量を大きく
する設定、コンプレッサ13の電源周波数を上げる設定
がなされている。またリモコン位置が室内機1から近い
ときは、左右ル−バ9の風向をリモコン14が在る方向
とは反対側に設定、室内ファン8の風量を小さくする設
定、コンプレッサ13の電源周波数を下げる設定がなさ
れている。つぎに、このように構成された空気調和装置
の作用について説明する。
【0033】空気調和装置を動作させるときは、使用者
がリモコン14を持ち、室内機1に発信側を向けながら
操作ボタン23を操作する。これにより、操作ボタン2
3から制御部24へ信号が伝えられる。
【0034】すると、制御部24は、操作された内容に
したがい発振回路19aを作動させる。これにより、赤
外線LED19は発振回路19aの作動に同期して赤外
線20を発信していく。この赤外線20が赤外線透過窓
17を通って外部へ出ていく。
【0035】また制御部24は、発振回路19aと同時
に発振回路20aを作動させる。これにより、超音波発
信子21は作動に同期して超音波22を発信していく。
この超音波22が超音波透過窓18を通って外部へ出て
いく。
【0036】一方、室内機1の各赤外フォトダイオ−ド
28a〜28cは、赤外線透過窓25を通ってきた上記
リモコン14からの赤外線20を受光して電気信号に変
換する。これら各電気信号は、各増幅回路30a〜30
cで増幅される。
【0037】このうち増幅回路30bからの電気信号が
制御部31に伝えられる。そして、制御部31にて、赤
外線20に含まれている操作内容が読取られ、操作内容
にしたがって四方弁、左右ル−バ9、室内ファン8、コ
ンプレッサ13など、各種冷凍サイクル機器を制御し、
冷房サイクル(コンプレッサ13の吐出冷媒が四方弁、
室外側熱交換器12、膨張弁、室内側熱交換器7を循環
するサイクル)、暖房サイクル(コンプレッサ13の吐
出冷媒が四方弁、室内側熱交換器7、膨張弁、室外側熱
交換器12を循環するサイクル)を構成していく。これ
により、室内機1の吹出口から、冷房時には冷風が吹き
出され、暖房時には温風が吹き出される。
【0038】また上記各増幅回路30a〜30cからの
電気信号は、電圧比較回路32に伝えられる。そして、
この電圧比較回路32での電圧比較にて、これら増幅回
路30a〜30cのうち、出力が最大のものが検出さ
れ、同検出結果が制御部31に出力される。
【0039】ここで、赤外フォトダイオ−ド28a〜2
8cはそれぞれ違う方向を向いている。つまり、リモコ
ン14の向きに対応した赤外フォトダイオ−ドの増幅回
路の出力は、他の増幅回路の出力よりも大きな最大の信
号となる。それ故、制御部31は、出力が最大の方向か
ら、リモコン14が在る方向、すなわち人が居る方向を
判断する。
【0040】他方、室内機1の超音波受信子29は、超
音波透過窓26を通ってきた上記リモコン14からの超
音波22を受信して電気信号に変換する。この電気信号
が増幅回路38で増幅されてストップ回路37に伝えら
れ、ストップ回路37の作動により、上記スタ−ト回路
33によって計時していたタイマ34をストップさせ
る。またタイマ34と同時に計時していた基準タイマ3
5は、定められた時間t0が経過すると、ストップす
る。ここで、赤外線20は300,000km/sの速度で
進み、超音波22は赤外線20とは異なる340m/s
の速度で進むものである。
【0041】これらの速度差の大小が比較回路36によ
り、図4に示されるタイムチャ−トの如く上記基準タイ
マ35でカウントした時間t0 に対するタイマ34でカ
ウントした時間t1 の時間差にて求められる。つまり、
室内機1からリモコン14までの距離が検出される。
【0042】このとき基準タイマ35のカウント時間t
0 よりも、タイマ34のカウント時間t1 が長ければ、
比較回路36から制御部31へ「1」の信号を出力す
る。
【0043】すると、制御部31はこの信号を読取り、
室内機1に対して、リモコン14を持った人が遠くに居
ると判断し、このリモコン14を持った人が快適な空調
と得られるように、上記赤外線20に含まれる操作内容
による制御を補正する。
【0044】すなわち、上記判断したリモコン方向に左
右ル−バ9が向くように、左右ル−バ9のモ−タ9aを
駆動し、室内ファン8の風量が増加するように、室内フ
ァン8のファンモ−タ8aを駆動し、コンプレッサ13
の能力が増加するように、コンプレッサ13の電源周波
数を上げる(例えば50Hzから60Hz)。
【0045】これにより、室内機1からの吹出風は室内
機1から遠くにいるリモコン使用者に届く。しかも、コ
ンプレッサ13の能力は上昇しているので、リモコン使
用者のいる所まで、空調が十分に行われることとなる。
また基準タイマ35のカウント時間t0 よりも、タイマ
34のカウント時間t1 が短ければ、比較回路36から
制御部31へ「0」の信号を出力する。
【0046】すると、制御部31はこの信号を読取り、
室内機1に対して、リモコン14を持った人が近くに居
ると判断し、このリモコン14を持った人が快適な空調
と得られるように、上記赤外線20に含まれる操作内容
による制御を補正する。
【0047】すなわち、上記判断したリモコン方向とは
反対の方向に左右ル−バ9が向くように、左右ル−バ9
のモ−タ9aを駆動し、室内ファン8の風量を下げるよ
うに、室内ファン8のファンモ−タ8aを駆動し、コン
プレッサ13の能力を下げるように、コンプレッサ13
の電源周波数を下げる(例えば60Hzから50Hz)。
【0048】これにより、室内機1からの吹出風は、室
内機1から近くにいるリモコン使用者に、直接、当たる
ことはない。しかも、コンプレッサ13の能力も抑えら
れるから、リモコン使用者のいる所でも、不快感を与え
ない快適な空調が行われることとなる。図5のフロ−チ
ャ−トは、こうした室内機1からリモコン14までの距
離に応じた制御を示している。
【0049】したがって、リモコン14を持った人が室
内機1から近くに居ても、遠くに居る人でも、当該人の
居る所を人体に不快感を与えずに、冷暖房することがで
きる。
【0050】なお、赤外線と超音波をリモコンから同時
に発信した例を挙げたが、これに限らず、一定の時間間
隔で赤外線と超音波を発信させて、室内機とリモコンと
の間の距離を求めるようにしてもよい。
【0051】また上記した一実施例では、赤外線と超音
波とが室内機に届く時間差から、室内機からリモコンま
での距離を検出したが、これに限らず、他の手段でもよ
く、また他の伝播速度が異なる信号を用いて、室内機か
らリモコンまでの距離を検出するようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし請求
項3に記載の発明によれば、室内機から近くに居る人、
遠くに居る人に関わらず、その人の居る所を不快感を与
えずに快適に空調することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の空気調和装置の制御系を
示すブロック図。
【図2】空気調和装置を据付けた状態を示す斜視図。
【図3】リモコンにおける赤外線、超音波の発信系と、
これを受ける室内機の赤外線、超音波の発信系とを概略
的に示す図。
【図4】赤外線と超音波が室内機に届く時間差によっ
て、冷暖房効果の過不足を是正し、室内機から室内に居
る人に対する風当たりを是正する制御を示すタイムチャ
−ト。
【図5】同制御のフロ−チャ−ト。
【符号の説明】
1…室内機、5…吹出口、8…室内ファン、9…左右ル
−バ、14…リモ−トコントロ−ラ、19…赤外線LE
D、21…超音波発信子、24…制御部、28a〜28
c…赤外フォトダイオ−ド、29a…超音波発信子、3
1…制御部、32…電圧比較回路、33…スタ−ト回
路、34…タイマ、35…基準タイマ、36…比較回
路、37…ストップ回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者が操作することにより、送信信号
    が発信されるリモ−トコントロ−ラと、 このリモ−トコントロ−ラからの送信信号を受信する受
    信部を有した室内機と、 前記室内機から前記リモ−トコントロ−ラが在る方向を
    検出する方向検出手段と、 前記室内機から前記リモ−トコントロ−ラまでの距離を
    検出する距離検出手段と、 前記検出した方向および距離にしたがって、前記室内機
    から吹き出される吹出風の風向、風量、温度を制御する
    手段とを具備したことを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記距離検出手段は、 前記リモ−トコントロ−ラに設けた、異なる伝搬速度を
    もつ複数の送信信号を所定のタイミングで発信させる発
    信手段と、 前記室内機に設けた、前記複数の送信信号が前記室内機
    に到達する時間差にしたがって前記室内機と前記リモ−
    トコントロ−ラとの間の距離を求める手段とからなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 【請求項3】 前記発信手段は、操作信号となる赤外線
    と、この赤外線より伝播速度が遅い超音波とが同時、又
    は一定の時間間隔で発信されるものであることを特徴と
    する請求項2に記載の空気調和装置。
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