JPS63113243A - 空気調和機の運転制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、位置検出装置を具備した空気調和機に関する
。

従来の技術 現在まで、居住空間の快適性の向上を図るために空気調
和機が考えられてきた。

例えば、広い居住空間内の快適性を向上させるために、
左右偏向羽根と上下偏向羽根を一定周期でスウィングさ
せる装置がある（米国特許第３２５７．９３１号明細書
）。

上記従来例を第１５図、第１６図に示す。吹出口１０１
の前面部には、垂直方向に吹き出し空気を偏向する上下
偏向羽根１０２、水平方向に吹き出し空気を偏向する左
右偏向羽根１０３．１０４が設けられている。そして上
下偏向羽根１０２は連結袋１０５ｍ、レバーアーム１０
６ａを介してベローズ１０７ａに接続されている。また
左右偏向羽根１０３．１０４は、それぞれ連結桟１０５
ｂ。

１０５　Ｃ１レバーアーム１０６ｂ１１０６ｃを介して
ベローズ１０７ｂ１１０７ｃに接続されている。また各
ベローズ１０７ａ、１０７ｂ、１０７ｃにはそれぞれヒ
ータ１０８ｍ、１０８ｂ、１０８ｃが巻かれている。１
０９はヒータ１０８ａ１１０８ｂ、１０８ｃの通電を制
御するマイクロスイッチである。

上記構成において、ヒータ１０ａｍ、１０８ｂ１１０８
Ｇに通電を行なうことによりベローズ１０７ｍ、１０７
ｂ、１０７ｃは伸び、このベローズ１０７ｂの伸びによ
りマイクロスイッチを動作させたヒータ１０８ａ、１０
８ｂ１１０８ｃへの通電を停止する。その結果、ベロー
ズ１６７ａ、１０７ｂ１１０７ｃは冷却され縮む。そし
てこの動作を繰り返すことにより吹き出し空気のゆらぎ
効果を得ることができる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記従来の構成では、居住空間（部屋全体
）の快適性を向上できるが、部屋の一部のある空間だけ
の空調（ゾーン空調）を行なう場合、使用者が温風ある
いは冷風を希望する方向へ自動的に向けたいと思っても
向けられない。またかりに向けられたとしても、向けた
い位置をそのつど設定しなければならず操作が複雑であ
るという問題点を有していた。

本発明は、空気調和機を用いた部屋全体および部屋の一
部の空間の快適性の向上、フィーリングの向上、省エネ
性の向上、風向偏向操作の簡易化などを図ることを目的
とする。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、送風機と室内熱
交換器とを内部に有する室内ユニットと、この室内ユニ
ットに設けられ前記室内熱交換器を通過した空気を吹き
出す吹出口と、この吹出口から吹き出される空気を上下
方向に偏向する上下偏向羽根と、前記吹出口の左右に独
立して設けられかつ前記吹出口から吹き出される空気を
左右方向に集中および分岐して偏向する左右偏向羽根と
、前記上下偏向羽根と左右偏向羽根をそれぞれ独立して
駆動する駆動手段と、前記駆動手段に回転信号を与える
駆動信号発生手段と、受光素子を互いに異なる方向に取
り付けられた左右方向及び前後方向のリモコン位置検出
手段を具備し、リモコンから発信された信号を受光する
と同時に前記左右方向及び前後方向のリモコン位置検出
手段によりリモコンのある方向を検出し、部屋のどの領
域内にあるかを判定し、上下偏向羽根及び左右偏向羽根
を駆動する構成としたものである。

作　　用 上記構成により、本発明の空気調和機は、左右方向及び
前後方向のリモコン位置検出手段によりリモコンのある
位置を２次元的に検出し、その−部の空間に吹き出し空
気を向けたり、あるいはその空間に吹き出し空気が当た
らないように制御でき、ある空間のみのゾーン空調が可
能となり、部屋全体及び部屋の一部の空間の快適性の向
上、省エネ性の向上、フィーリングの向上、風向偏向操
作性の向上などを図ることができる。

実施例 以下、本発明の一実施例による空気調和機を図面を用い
て説明する。

第１図は同装置の要部分解斜視図である。同図に示すよ
うに、吹き出し方向にわずかにわん曲し、コアンダ効果
によって上下の風向偏向を行う上下偏向羽根１は、その
長手方向にシャフト２を有し、このシャフト２は中モー
タ（ステッピングモータ）３に接続されている。また吹
き出し空気をコアンダ効果によって水平方向に偏向する
左右偏向羽根は、連結後４ａに連結された左偏向羽根５
ａと、連結後４ｂに連結された右偏向羽根５ｂとから構
成されている。そして左偏向羽根５ａは、羽根用レバー
アーム６ａ１０ツド７ａ１モータ用レバーアーム８ａを
介して左モータ（ステッピングモータ）９ａに接続し、
右偏向羽根５ｂは、羽根用レバーアーム６ｂ１０ツド７
ｂ、モータ用レバーアーム８ｂを介して右モータ（ステ
ッピングモータ）９ｂに接続している。ここで左偏向羽
根５ａはこの左偏向羽根５ａよりも左側に中心を有する
ようにわずかにわん曲し、右偏向羽根５ｂはこの右偏向
羽根５ｂよりも右側に中心を有するようにわずかにわん
曲している。すなわち後述する吹田口１２の両側部１３
ａ１１３ｂとで前述のコアンダ現象を発生させ、風向偏
向を行うためである。前記コアンダ効果については、従
来より周知の技術であるため、説明を省略する。

なお本実施例では、中モータ３、左モータ９ｍ。

右モータ９ｂで駆動手段を構成しているが、左右偏向羽
根を駆動するモータを一つとすることも可能で、さらに
はギヤあるいはクラッチ等の切換手段を用いることによ
り上下偏向羽根１と左右偏向羽根を単一のモータで制御
することも可能である。

またモータはステッピングモータに限らず、誘導電動機
等でもよい。

またモータのかわりに、周囲温度によって変化する形状
記憶合金製バネを用いることも考えられる。また左右偏
向羽根を左偏向羽根５ａと右偏向羽根５ｂに２分割にし
たのは、集中、分流動作を容易に行なえる上にそれぞれ
独立して風向制御できるためであり、さらに微妙な風向
制御を行なうためにはさらに細分割する構成であっても
よく、逆に分割せずに第２図に示すように単一の連結袋
４で連接してもよい。また左偏向羽根５ｍ、右偏向羽根
５ｂをわん曲させたのは、コアンダ効果によって風向偏
向を行う他に、集中、分流効果を高めるための形状であ
り、前記コアンダ効果を考慮しなければたとえわん曲し
ていない平面的な形状でもよく、さらにはわん白方向を
それぞれ逆にしたものであってもよい。

次に、第１図に示した風向偏向装置を装着する室内ユニ
ット１０の斜視図を第３図に示す。室内ユニット１０の
前面には室内空気を吸い込む吸込口１１を有し、この吸
込口１１の下部に上下偏向羽根１と左右偏向羽根５ａ、
５ｂを有する吹出口１２が設けられている。この吹出口
１２の両側部１３ａ、１３ｂはそれぞれ外方向へ前述の
如くコアンダ効果にて風向偏向を行うために漸次拡大す
る曲面となっている。また下面部１４も前述の如くコア
ンダ効果にて風向偏向を行うために漸次拡大する曲面と
なっている。

この室内ユニット１０の側断面図を第４図に示す。吸込
口１１に対向する位置に室内熱交換器１５を有し、この
室内熱交換器１５から吹出口１２に至る通風路中に送風
機１６を有している。

次にリモコンの位置検出装置について説明する。

第５図、第６図、第７図はリモコンの位置検出装置の構
成図である。

第５図中受光部２２の受光素子２２ａ、２２ｂ。

２２ｃ、２２ｄ、２２ｅは、第６図、第７図に示すよう
に互いに異なる方向（例えば６０°）に取り付けられて
おり、それぞれ左右方向のＡ、８１Ｃ。

前後方向のＤｌＥからの光に対して強い受光感度を持っ
ている。ここで左右方向の受光素子２２ｂは上下方向の
受光素子２２ｅを兼ねてもよい。またリモコン位置検出
用の受光素子の一部と制御信号用の受信部（図示せず）
の受光素子を兼ねてもよい。

第８図、第９図は、リモコン位置検出装置のブロック図
である。

第９図において、まず左右方向について説明する。

受光部２２の左右方向の受光部２２ａ、２２ｂ、２２ｃ
からの出力電流は増幅回路２３　ａ　１２３　ｂｓ２３
ｃによりそれぞれ増幅され、同調回路２４ａ１２４ｂ１
２４ｃに入力される。この電圧２５．２６．２７はマイ
クロコンピュータ３０のＡ／Ｄ強度測定回路３１ａに取
り込まれ、実測数値として比較演算回路３１ｂで各デー
タ相互の比較処理及び演算処理が行なわれ、出力信号は
風向偏向羽根駆動回路３１ｃに取り込まれる。９ａ１９
ｂは風向偏向羽根を駆動するステッピングモータであり
、風向偏向羽根駆動回路３１ｃよりのは号で検出した領
域に対応した風向角度に設定される。

以上リモコン位置検出装置の左右方向のみの構成につい
て説明したが、前後方向についても受光素子２２ｄ１２
２ｅにより左右方向の場合と同様にリモコン位置検出さ
れ、風向偏向羽根駆動回路３１ｃによりステッピングモ
ータ３で検出した領域に対応した風向角度に設定される
。

第１０図、第１１図はリモコンの位置の移動させた時の
各受光素子より得られる光強度の分布を示すものである
。

第１０図において、左右方向について説明する。

第６図に示すように各方向Ａ、８．Ｃより送信した場合
には、第１０図の如く、各受光素子２２ａ、２２ｂ、２
２ｃの強度が最大となり、その方向がずれるに従って強
度も減少することになる。本実施例では、受光素子を３
個用い、各々を６０’左右方向にずらせて設置し、風向
の指示領域をその３個の受光素子の光強度比率を設定す
ることにより５領域に区分する。第１０図に示すように
本実施例では光強度比率が２：１となる位置を領域区分
の境としている。

前後方向については第１１図に示すように、左右方向と
同様にして本実施例では、受光素子を２個用い、３領域
に区分する。

上記の左右方向及び前後方向の位置検出装置により第１
２図、第１３図、第１４図に示す如く、ある平面（例え
ば床面）を１３の領域に区分でき、リモコンがどの領域
内にあるかを判定し、上下偏向羽根１、左右偏向羽根５
ａ、５ｂを駆動し、リモコンのある領域を中心にゾーン
空調を行う゛ものである。

上記の如く本発明の一実施例による空気調和機により、
部屋全体の空調をはじめ、リモコンのある空間のみの快
適性の向上、フィーリングの向上などを図ることができ
る。

発明の効果 本発明は上記実施例から明らかなよう（ζ、リモコンの
ある領域を検出することにより希望する風向位置を瞬時
に設定でき、吹き出し温度又は室温がある設定温度にな
った時初めて温風あるいは冷風を希望した領域へ向ける
こともできる。また、風向を任意の領域に集中、あるい
は分流させ、リモコンのある領域を中心とするゾーン空
調ができるため、快適性の向上、フィーリングの向上、
省エネ性の向上、操作性の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す風向偏向装置の分解斜
視図、第２図は風向偏向装置における左右偏向羽根の異
なる連結状態を示す構成図、第３図は同風向偏向装置を
具備した空気調和國の斜視図、第４図は同空気調和機の
縦断面図、第５図は同リモコン位置検出部の斜視図、第
６図は同左右方向のリモコン位置検出部の拡大図、第７
図は同前後方向のリモコン位置検出部の拡大図、第８図
、第９図は同リモコン位置検出を行うブロック図と制御
回路図、第１０図は同リモコン位置検出の左右方向の受
光角度による電流強度分布図、第１１図は同リモコン位
置検出の前後方向の受光角度による電流強度分布図、第
１２図、第１３図、第１４図は同リモコン位置検出によ
る部屋の領域区分を示す図、第１５図、第１６図はそれ
ぞれ従来例を示す空気調和機の要部斜視図および平面断
面図である。 １・・・・・・上下風向偏向羽根、３・・・・・・中モ
ータ、５ａ・・・・・・左偏向羽根、５ｂ・・・・・・
右偏向羽根、９ａ・・・・・・左モータ、９ｂ・・・・
・・右モータ、１０・・・・・・室内ユニット、１２・
・・・・・吹出口、１５・・・・・・室内熱交換器、２
２・・・・・・受光素子、３０・・・・・・マイクロコ
ンピュータ。 ｌ−上下Ａ＃Ｉ備向羽狽 ３−　中モータ ５α−と備問羽積 ５ｂ−ぢ倚向羽狽 ９ａ　−一圧モータ ９ｂ−后モーダ 第　１　図 第２図 １０−一宣内ユニット Ｉ２−・吹出口 第３図 ／Ｑ　−一一豊内ユニット ２２−　　受光部 ２２ａ、　２２ｂ、　２２ｃｍ−一受光棄子第５図 第６図 ２２ｄ、２２ｅ　−一　受地毫チ 第７図 （前方） 第８図 受　尤　漫　　　　Ｉ７［コンイＸＬ４Ｔ：工予べ２３
ａ、２３ｂ、２３ｃ、！３ｄ、２３ｅ−１％ロ路玉−マ
イクロコンピュータ 第９図 Ｌ−一」 傘−４＝！柾小−梱閤粥 ｉ 第１１図 第１２図 ｕｓ　ｌ　３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　送風機と室内熱交換器とを内部に有する室内ユニット
   と、この室内ユニットに設けられ前記室内熱交換器を通
   過した空気を吹き出す吹出口と、この吹出口から吹き出
   される空気を上下方向に偏向する上下偏向羽根と、前記
   吹出口の左右に独立して設けられかつ前記吹出口から吹
   き出される空気を左右方向に集中および分岐して偏向す
   る左右偏向羽根と、前記上下偏向羽根と左右偏向羽根を
   それぞれ独立して駆動する駆動手段と、前記駆動手段に
   回転信号を与える駆動制御手段と、互いに異なる方向に
   取りつけられた複数の受光素子を有するリモコン位置検
   出手段を具備し、リモコンから発信された信号を受光す
   ると同時に前記リモコン位置検出手段によりリモコンが
   信号出力時点で室内のどの領域にあるかを判定し、上下
   偏向羽根及び左右偏向羽根を駆動する空気調和機の運転
   制御装置。