JPH0657861A - 床構造 - Google Patents
床構造Info
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- JPH0657861A JPH0657861A JP4206787A JP20678792A JPH0657861A JP H0657861 A JPH0657861 A JP H0657861A JP 4206787 A JP4206787 A JP 4206787A JP 20678792 A JP20678792 A JP 20678792A JP H0657861 A JPH0657861 A JP H0657861A
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- plywood
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- Floor Finish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 防耐火性能及び遮音性能の向上による法基準
適合化、作業性の向上、コスト低下を図る。 【構成】 床合板3 を上面に固着した根太2 を、床梁1
上に取付け、床合板3 上に石膏ボード4 を張設し、石膏
ボード4 上に合板5 を張設し、さらに合板5 上に発泡ポ
リスチレンシート6Aとシート状床材6Bからなる床仕上材
6 を張設して成り、前記根太2 の高さを従来の高さより
も約1.5倍高くして床剛性を高める。
適合化、作業性の向上、コスト低下を図る。 【構成】 床合板3 を上面に固着した根太2 を、床梁1
上に取付け、床合板3 上に石膏ボード4 を張設し、石膏
ボード4 上に合板5 を張設し、さらに合板5 上に発泡ポ
リスチレンシート6Aとシート状床材6Bからなる床仕上材
6 を張設して成り、前記根太2 の高さを従来の高さより
も約1.5倍高くして床剛性を高める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物特に住宅におけ
る床構造に関するものである。
る床構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、床構造は、床梁上に大根太を取
付け、大根太上に根太、合板、床仕上材を張設するもの
が採用されている。最近、建築基準法の改正に伴い、耐
火住宅に対する防耐火性能及び遮音性能の基準が引き上
げられ、この基準に適合させるべく、浮床構造やALC
パネルを採用している。
付け、大根太上に根太、合板、床仕上材を張設するもの
が採用されている。最近、建築基準法の改正に伴い、耐
火住宅に対する防耐火性能及び遮音性能の基準が引き上
げられ、この基準に適合させるべく、浮床構造やALC
パネルを採用している。
【0003】また、図4に例示するように、上階床21
を、根太22の数を増やしたり床梁23を大きくするなどし
て高剛性化すると共に、天井24を上階床21との接合部の
ない独立天井とし、階下の構造壁25を独立壁としてい
る。
を、根太22の数を増やしたり床梁23を大きくするなどし
て高剛性化すると共に、天井24を上階床21との接合部の
ない独立天井とし、階下の構造壁25を独立壁としてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の浮床
構造やALCパネルを採用すると、コストが高くかつ作
業性が悪いという問題があり、図4に示す床構造とする
と、下階天井が低くなるうえ独立壁の分だけ床面積が狭
くなるほか、木質系床の場合、床衝撃音レベルを所定値
以下にすることが困難である等の問題があった。
構造やALCパネルを採用すると、コストが高くかつ作
業性が悪いという問題があり、図4に示す床構造とする
と、下階天井が低くなるうえ独立壁の分だけ床面積が狭
くなるほか、木質系床の場合、床衝撃音レベルを所定値
以下にすることが困難である等の問題があった。
【0005】本発明は、上述のような実状に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、防耐火性能及び
遮音性能を法基準に適合させることができ、かつ作業性
が良好でコスト低下を図りうる床構造を提供するにあ
る。
れたもので、その目的とするところは、防耐火性能及び
遮音性能を法基準に適合させることができ、かつ作業性
が良好でコスト低下を図りうる床構造を提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、床合板を上面に固着した根太を床梁上に取付け、
前記床合板上に石膏ボードを張設し、石膏ボード上に合
板を張設し、さらに合板上に発泡ポリスチレンシートと
シート状床材からなる床仕上材を張設したことを特徴と
している。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、床合板を上面に固着した根太を床梁上に取付け、
前記床合板上に石膏ボードを張設し、石膏ボード上に合
板を張設し、さらに合板上に発泡ポリスチレンシートと
シート状床材からなる床仕上材を張設したことを特徴と
している。
【0007】また、本発明は、前記根太の高さを従来の
高さの約1.5倍としたことを特徴としている。
高さの約1.5倍としたことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明によれば、木質系であるが石膏ボード及
び合板等による床の質量を増加することができ、かつ根
太高さを約50%増とすることにより、遮音性能が、重
・軽量衝撃音共に標準判定曲線LH,LL65以下とな
り、防耐火性能も床落ちまでの時間が石膏ボードの介装
によって15分となり、基準に適合する。
び合板等による床の質量を増加することができ、かつ根
太高さを約50%増とすることにより、遮音性能が、重
・軽量衝撃音共に標準判定曲線LH,LL65以下とな
り、防耐火性能も床落ちまでの時間が石膏ボードの介装
によって15分となり、基準に適合する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1において、1 は床梁(鉄骨構造体の大梁)でH
又はI型鋼から成り、該梁1 上には木材製の根太2 が取
付けられている。該根太2 の高さは、従来の高さ(85
mm)の約1.5倍の133mmと相当高くされ、床合板3
が上面に釘打ち併用接着貼りされて一体化(パネル化)
されており、剛性が大幅に高められている。
る。図1において、1 は床梁(鉄骨構造体の大梁)でH
又はI型鋼から成り、該梁1 上には木材製の根太2 が取
付けられている。該根太2 の高さは、従来の高さ(85
mm)の約1.5倍の133mmと相当高くされ、床合板3
が上面に釘打ち併用接着貼りされて一体化(パネル化)
されており、剛性が大幅に高められている。
【0010】4 は石膏ボードで、所要の防耐火性能(床
落ちまでの時間15分)を確保し、かつ質量増大による
遮音性能を確保するために、約12mmの厚さとされてお
り、施工現場において前記床合板3 上に、接着剤により
張設される。5 は合板で、石膏ボード4 上に釘止めによ
り固着(必要により接着剤併用)されている。6 は床仕
上材で発泡ポリエチレンシート6Aと塩化ビニールシート
製床材6Bとから成り、クッション機能が付与されてい
る。
落ちまでの時間15分)を確保し、かつ質量増大による
遮音性能を確保するために、約12mmの厚さとされてお
り、施工現場において前記床合板3 上に、接着剤により
張設される。5 は合板で、石膏ボード4 上に釘止めによ
り固着(必要により接着剤併用)されている。6 は床仕
上材で発泡ポリエチレンシート6Aと塩化ビニールシート
製床材6Bとから成り、クッション機能が付与されてい
る。
【0011】7 は上部吊木、8 は下部吊木で、両吊木7,
8 は防振ゴム9 を介して連結され、上部吊木7 は前記根
太2 に釘等の固定具により固着され、下部吊木8 の下端
部には天井板張用の野縁10が固定具により固着されてい
る。11は天井板で石膏ボード11A とクロス貼石膏ボード
11B から成り、前記野縁10の下面に釘止め(必要に応じ
て接着剤併用)されており、石膏ボード11A 上にロック
ウール12が配設されている。
8 は防振ゴム9 を介して連結され、上部吊木7 は前記根
太2 に釘等の固定具により固着され、下部吊木8 の下端
部には天井板張用の野縁10が固定具により固着されてい
る。11は天井板で石膏ボード11A とクロス貼石膏ボード
11B から成り、前記野縁10の下面に釘止め(必要に応じ
て接着剤併用)されており、石膏ボード11A 上にロック
ウール12が配設されている。
【0012】なお、前記両石膏ボード11A,11B は共に厚
さが12mmで、従来のもの(9mm)よりも約30%厚く
され、耐火及び遮音性能が高められている。また、床合
板3の下面から床仕上材6 上面までの高さ(厚さ)が約
45mmとされ、質量が従来の床に比べて大幅に増大して
いる。上記実施例において、遮音性能をテストした結
果、重量衝撃源における床衝撃音レベルは、図2に示す
ように、本発明では判定曲線LH−65(基準値)以下
であり、従来技術では判定曲線LH−75を超えてお
り、また、軽量衝撃源における床衝撃音レベルは、図3
に示すように、本発明では判定曲線LL−65(基準
値)以下であるのに比べて従来技術では判定曲線LL−
75であって、性能の向上は明白である。
さが12mmで、従来のもの(9mm)よりも約30%厚く
され、耐火及び遮音性能が高められている。また、床合
板3の下面から床仕上材6 上面までの高さ(厚さ)が約
45mmとされ、質量が従来の床に比べて大幅に増大して
いる。上記実施例において、遮音性能をテストした結
果、重量衝撃源における床衝撃音レベルは、図2に示す
ように、本発明では判定曲線LH−65(基準値)以下
であり、従来技術では判定曲線LH−75を超えてお
り、また、軽量衝撃源における床衝撃音レベルは、図3
に示すように、本発明では判定曲線LL−65(基準
値)以下であるのに比べて従来技術では判定曲線LL−
75であって、性能の向上は明白である。
【0013】なお、上記実施例における防耐火性能をテ
ストした結果、床落ちまでの時間が15分であり、法基
準に適合している。本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、適宜設計変更することができる。
ストした結果、床落ちまでの時間が15分であり、法基
準に適合している。本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、適宜設計変更することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は上述のように、床合板を上面に
固着した根太を床梁上に取付け、前記床合板上に石膏ボ
ードを張設し、石膏ボード上に合板を張設し、さらに合
板上に発泡ポリスチレンシートとシート状床材からなる
床仕上材を張設したことを特徴とするものであるから、
床の質量が大幅に増大し、遮音性能が高まり、法基準に
適合しているほか、下階床面積を減少させることもな
く、作業性が良好でコスト低下を図ることができる。
固着した根太を床梁上に取付け、前記床合板上に石膏ボ
ードを張設し、石膏ボード上に合板を張設し、さらに合
板上に発泡ポリスチレンシートとシート状床材からなる
床仕上材を張設したことを特徴とするものであるから、
床の質量が大幅に増大し、遮音性能が高まり、法基準に
適合しているほか、下階床面積を減少させることもな
く、作業性が良好でコスト低下を図ることができる。
【0015】また、本発明は、前記根太の高さを従来の
高さの約1.5倍としたことを特徴とするものであるか
ら、床剛性を大幅に増大させ、遮音性能の向上を図るこ
とができる。
高さの約1.5倍としたことを特徴とするものであるか
ら、床剛性を大幅に増大させ、遮音性能の向上を図るこ
とができる。
【図1】本発明の実施例を示す破断斜視図である。
【図2】軽衝撃源による遮音性能を示す図面である。
【図3】重衝撃源による遮音性能を示す図面である。
【図4】従来例を示す側面図である。
1 床梁 2 根太 3 床合板 4 石膏ボード 5 合板 6 床仕上材 6A 発泡ポリスチレンシート 6B シート状床材
Claims (2)
- 【請求項1】 床合板を上面に固着した根太を床梁上に
取付け、前記床合板上に石膏ボードを張設し、石膏ボー
ド上に合板を張設し、さらに合板上に発泡ポリスチレン
シートとシート状床材からなる床仕上材を張設したこと
を特徴とする床構造。 - 【請求項2】 前記根太の高さを従来の高さの約1.5
倍としたことを特徴とする請求項1の床構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4206787A JP2807130B2 (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 床構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4206787A JP2807130B2 (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 床構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0657861A true JPH0657861A (ja) | 1994-03-01 |
JP2807130B2 JP2807130B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=16529091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4206787A Expired - Lifetime JP2807130B2 (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 床構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2807130B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2405437A (en) * | 2003-08-27 | 2005-03-02 | Tba Textiles Ltd | Fire resistant flexible sheet used in roof construction and a kit including a fire resistant sheet |
JP2010216131A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Kumagai Gumi Co Ltd | 床構造 |
US8385963B2 (en) | 2005-12-20 | 2013-02-26 | Nec Corporation | Portable terminal apparatus, its control method, and program |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01125465A (ja) * | 1987-11-07 | 1989-05-17 | Minoru Sasaki | 軽量気泡コンクリートを使用した木床遮音断熱床工法 |
JPH025518U (ja) * | 1988-06-22 | 1990-01-16 | ||
JPH0459233U (ja) * | 1990-09-28 | 1992-05-21 |
-
1992
- 1992-08-03 JP JP4206787A patent/JP2807130B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01125465A (ja) * | 1987-11-07 | 1989-05-17 | Minoru Sasaki | 軽量気泡コンクリートを使用した木床遮音断熱床工法 |
JPH025518U (ja) * | 1988-06-22 | 1990-01-16 | ||
JPH0459233U (ja) * | 1990-09-28 | 1992-05-21 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2405437A (en) * | 2003-08-27 | 2005-03-02 | Tba Textiles Ltd | Fire resistant flexible sheet used in roof construction and a kit including a fire resistant sheet |
GB2405437B (en) * | 2003-08-27 | 2007-02-14 | Tba Textiles Ltd | Loft conversions |
US8385963B2 (en) | 2005-12-20 | 2013-02-26 | Nec Corporation | Portable terminal apparatus, its control method, and program |
JP2010216131A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Kumagai Gumi Co Ltd | 床構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2807130B2 (ja) | 1998-10-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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