JP2001132151A - 床構造 - Google Patents

床構造

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JP2001132151A
JP2001132151A JP31713299A JP31713299A JP2001132151A JP 2001132151 A JP2001132151 A JP 2001132151A JP 31713299 A JP31713299 A JP 31713299A JP 31713299 A JP31713299 A JP 31713299A JP 2001132151 A JP2001132151 A JP 2001132151A
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floor
base plate
plate
joist
floor structure
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JP31713299A
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Osamu Nishimura
修 西村
Toshihiro Yokota
利博 横田
Katsuhisa Izumitani
勝久 泉谷
Hideyuki Suzuki
秀幸 鈴木
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Kubota Corp
Sanyo Homes Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Kubota House Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量床衝撃音遮断性能の向上を図った床構造
を提供する。 【解決手段】 根太3の下側に多孔板4を配設し、根太
3の上側に床下地板6を配設して中空部を形成し、この
中空部に吸音材5を設けてなる床構造において、前記床
下地板6と、この床下地板6の上側に配設される床仕上
げ板7との間に制振シート14を介在する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数階建ての建築
物における床構造に関し、上階で発生した床衝撃音の階
下への伝播を低減させることができる床構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】複数階建ての建築物の床構造として、例
えば、図3〜図5に示すものがある。図3のものは、木
造住宅における一般的床構造を示す。この図3のもの
は、梁20上に大引き21が配設されると共に、この大
引き21上に根太22が直角に渡され、この根太22上
に化粧合板23が配設されている。また、梁20に吊木
24を介して2枚の石膏ボードからなる天井材25が吊
持されている。この図3のものにあっては、遮音対策が
充分に為されていないので、上階の音が、そのまま聞こ
える状態であり、生活環境が著しく阻害されるものであ
る。
【0003】図4のものは、従来施工による遮音床構造
を示す。この図4のものは、梁20上に根太21を配設
し、この根太21上に床下地板26を配設すると共に、
床下地板26上に化粧合板23が配設されている。ま
た、階下の2枚の石膏ボードからなる天井材25は、根
太21に防振吊木27を介して吊持されており、天井材
25上には多孔質吸音材28が設けられている。この図
4のものにあっては、遮音対策が為されているが、近年
のフローリングが主体の生活環境では快適な生活はおく
れない。
【0004】図5のものは、従来施工によるALC床構
造を示す。この図5のものは、梁20上にALC板29
を配設し、このALC板29上に床下地板26を配設す
ると共に、床下地板26上に化粧合板23が配設されて
いる。また、階下の2枚の石膏ボードからなる天井材2
5は、梁20に吊木24を介して吊持されている。この
図5のものにあっては、図4のものと同様に、近年の生
活レベルに達していないばかりか、耳に敏感な高音域が
図3のものと変わらないものである。なお、防音フロー
リングは、床が柔らかくなり、歩行感に問題があると共
に、床材直下の剛性を上げなければ床のキシミ音を発生
させる。
【0005】そこで、居住者に歩行感の違和感を与える
ことなく、上階で発生した床衝撃音の階下への伝播を効
果的に低減させることを企図した床構造が、特開平11
−81537号公報にて提案されている。この床構造
は、図6〜図9に示すように、床パネル1を上階床梁2
上に敷きつめた後、これら床パネル1の床下地板6上に
化粧合板(通称フローリング)からなる床仕上げ板7を
張設して主構成されたものである。前記床パネル1は、
2本1組の根太3を所要間隔で両端及び中央に配置し、
これら根太3群の下側に木質系多孔板4を、両端に位置
する根太3の一部が露出するように固定し、該多孔板4
の上面根太3,3間に所要厚さのロックウールからなる
吸音材5を嵌装し、さらに前記根太3の上側に木質合板
の床下地板6を固定したものである。
【0006】そして、この板材6は、前記多孔板4と同
様に両端に位置する根太3の一部が露出するように固定
されており、該板材6の上面に化粧合板からなる上階の
床仕上げ材7が張設されるようになっている。また、多
孔板4は、3枚1組から成っている。また、前記パネル
1は、その幅Wが一定寸法(例えば606mm)とし、
長さHが複数サイズ(例えば909mm,1818m
m)のものが準備される。前記床梁2の下側には、図6
に示すように、該床梁2間に架設した吊木受け部材8か
ら防振吊木10を介して天井材11(例えば所要厚さの
石膏ボード2枚)が吊設されており、該天井材11の上
面上にロックウールからなる吸音材12が配設されてい
る。
【0007】上記構成のものでは、板材6、根太3、多
孔板4を上下に重ねたフラッシュ構造にしたことによ
り、断面剛性が向上することで、質量不足が補われ、図
3〜図5に示す床構造のものに比べ、重量床衝撃音遮断
性能が向上する。また、床断面内部即ち根太3間に吸音
材5を嵌装すると共に多孔板4を配設することにより、
共鳴現象が防止され、音響放射面積が減少すると共に空
気伝播音が抑制されて、図3〜図5に示す床構造のもの
に比べ、軽量床衝撃音遮断性能が向上する。
【0008】さらに、根太3間に吸音材5を嵌装するこ
とにより、衝撃音を効果的に吸収し、図3〜図5に示す
床構造のものに比べ、遮音性能が向上する。すなわち、
上記構成のものによれば、上階床面の衝撃音は、前記パ
ネル1内で吸収・低減され、空気伝播音はもとより、上
階床梁2から天井材11への固体伝播音も大幅に低減さ
れ、下階での上階床面の衝撃音による不快感を解消する
ことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の図6
〜図9に示す床構造を改良し、床衝撃音遮断性能の向上
を図った床構造を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、前述の目的
を達成するために、次の技術的手段を講じている。すな
わち、本発明は、根太の下側に多孔板を配設し、根太の
上側に床下地板を配設して中空部を形成し、この中空部
に吸音材を設けてなる床構造において、前記床下地板
と、この床下地板の上側に配設される床仕上げ板との間
に制振シートを介在したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は、本発明に係る床構造
の一実施形態を示しており、床パネル1を上階床梁2上
に敷きつめた後、これら床パネル1の床下地板6上に化
粧合板(通称フローリング)等からなる床仕上げ板7を
張設して主構成されたものである。本実施の形態の床パ
ネル1は、基本的には、上記図6〜図9に示す従来の床
パネルと略同様に構成され、同じ部材は同符号を付して
説明を省略する。
【0012】図6〜図9に示す従来の床パネル1の根太
3は2本1組とされて、床パネル1の両端及び中央に配
置されているが、本実施の形態の床パネル1では、床パ
ネル1の両端及び中央にそれぞれ1本の根太3が配置さ
れていると共に、これら根太3の上側に位置する床下地
板6は、床仕上げ板7よりも板厚を厚くして剛性を高め
ている。また、防振吊木10は、床梁2間に架設した吊
木受け部材8に固定された吊木構成部材10aと、天井
材11に固定された吊木構成部材10bとを防振ゴム9
で連結してなる。
【0013】なお、図6〜図9の床構造のものは、床下
地板6と床仕上げ板7との厚さが略同厚で、例えば12
mmのものが採用され、これに対し本願発明の床構造で
は、15mm〜18mmの板厚の床下地板6が採用され
る。また、本実施の形態の床構造において、床下地板6
と床仕上げ板7とは同厚の板材が使用されてもよく、ま
た、根太3は2本1組とされて、床パネル1の両端及び
中央に配置されていてもよい。また、本実施の形態の床
構造では、床下地板6と床仕上げ板7との間には、所要
厚さの制振シート14が介在されている。
【0014】この制振シート14は、例えば、瀝青材か
ら構成され、該制振シート14は、床梁2上に床パネル
1を敷きつめた後、これら床パネル1の床下地板6上に
張設される。また、その後、この制振シート14上に床
仕上げ板7が張設される。なお、制振シート14は、床
パネル1を床梁2上に敷きつめる前に、予め床下地板上
に張っておいてもよい(すなわち、床パネルを、制振シ
ート14、床下地板6、根太3、多孔板4を上下に重ね
たフラッシュ構造としてもよい)。また、床仕上げ材7
についても同様である(すなわち、床パネルを、床仕上
げ板7、制振シート14、床下地板6、根太3、多孔板
4を上下に重ねたフラッシュ構造としてもよい)。
【0015】上記実施の形態のものにあっては、上階床
面で発生した衝撃音及び振動は、防振吊木10及び天井
材11を介して下階室空間へ伝達されるが、衝撃音は、
下階天井材11と多孔質吸音材12及び床パネル1に空
気層と共に内包された多孔質吸音材5により低減され、
振動は、その伝達経路において、制振シート14と、床
下地板6、根太3、多孔板4を上下に重ねたフラッシュ
構造とによる床部の剛性化により低減されると共に、防
振吊木10によっても低減される。次に、図6〜図9に
示す従来構造のものと、図1に示す本実施の形態の構造
のものとの、軽量床衝撃音遮断性能についての比較試験
結果を図2に示す。
【0016】図中符号Aは本実施の形態の構造の試験結
果を示し、符号Bは従来構造の試験結果を示す。図2か
らわかるように、防振シート14により質量不足を補う
ことで、軽量床衝撃音遮断性能について改善されている
のが分かる。なお、上記実施形態において、前記床パネ
ル1は、上階床梁2にパネル固定金物(図示省略)によ
り連結することができる。また、上記実施形態における
床構造は、従来の床組み工法により施工できる。すなわ
ち、上階床梁2の上に多孔板4を張設し、該多孔板4上
に所定の間隔で根太3を固定すると共に根太3間に吸音
材5を所定厚さに嵌装した後、根太3上に合板からなる
床下地板6を張設し、該床下地板6の上面に制振シート
14を張設すると共に、制振シート14上に床仕上げ材
7を張設することにより構成することが可能である。
【0017】また、上記実施形態では、吸音材5,12
としてロックウールを使用しているが、グラスウール、
その他の材料を採用することができ、さらに、床下地板
6としてはパーティクルボード等を使用することが可能
である。
【0018】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、根
太の下側に多孔板を配設し、根太の上側に床下地板を配
設して中空部を形成し、この中空部に吸音材を設けてな
る床構造において、前記床下地板と、この床下地板の上
側に配設される床仕上げ板との間に制振シートを介在す
ることにより、軽量床衝撃音遮断性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明と従来技術との性能試験結果を示す比較
グラフである。
【図3】木造住宅における一般的床構造を示す断面図で
ある。
【図4】従来施工による遮音床構造を示す断面図であ
る。
【図5】従来施工によるALC床構造を示す断面図であ
る。
【図6】従来のフラッシュ構造の床構造を示す断面図で
ある。
【図7】床パネルの平面図である。
【図8】床パネルの底面図である。
【図9】床パネルの側面断面図である。
【符号の説明】
3 根太 4 多孔板 5 吸音材 6 床下地板 7 床仕上げ板 14 制振シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横田 利博 大阪府大阪市中央区南船場3丁目12番12号 クボタハウス株式会社内 (72)発明者 泉谷 勝久 大阪府大阪市中央区南船場3丁目12番12号 クボタハウス株式会社内 (72)発明者 鈴木 秀幸 大阪府大阪市中央区南船場3丁目12番12号 クボタハウス株式会社内 Fターム(参考) 2E001 DF04 DF07 EA08 FA13 GA12 GA18 GA42 GA44 GA45 HA03 HC02 HE01 HE03 HF15

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 根太の下側に多孔板を配設し、根太の上
    側に床下地板を配設して中空部を形成し、この中空部に
    吸音材を設けてなる床構造において、 前記床下地板と、この床下地板の上側に配設される床仕
    上げ板との間に制振シートを介在したことを特徴とする
    床構造。
JP31713299A 1999-11-08 1999-11-08 床構造 Pending JP2001132151A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2395495A (en) * 2002-11-20 2004-05-26 Keith James Hunter Anderson Building system with acoustic damping
KR100739876B1 (ko) * 2005-09-09 2007-07-16 한양대학교 산학협력단 복합천장구조물
JP2011001794A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Misawa Homes Co Ltd 建物の換気構造
JP2014037751A (ja) * 2012-08-20 2014-02-27 Daito Trust Construction Co Ltd 天井根太用防振取付金具及びそれを用いた天井構造

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