JPH0656934B2 - オペアンプ用レベル拡大回路 - Google Patents

オペアンプ用レベル拡大回路

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JPH0656934B2
JPH0656934B2 JP1039586A JP3958689A JPH0656934B2 JP H0656934 B2 JPH0656934 B2 JP H0656934B2 JP 1039586 A JP1039586 A JP 1039586A JP 3958689 A JP3958689 A JP 3958689A JP H0656934 B2 JPH0656934 B2 JP H0656934B2
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level
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孝爾 松井
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はオペアンプ用レベル拡大回路に係り、特に、単
一電源の電力により作動するオペアンプの出力レベルを
拡大するに好適なオペアンプ用レベル拡大回路に関す
る。
〔従来の技術〕
オペアンプ(演算増幅器)は各種電子回路などに用いら
れている。
単一電源用のオペアンプの特性のうち出力吸込み電流と
出力電圧の特性は第3図および第4図に示されるものが
知られている。
また、単一電源用オペアンプの回路構成としては第5図
に示されるものが知られており、オペアンプ50の出力
レベルは略GNDレベル(0ボルト)から動作できるよ
うになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、オペアンプ50を電源電圧5Vで動作さ
せた場合、オペアンプ50の出力レベルがおよそ“電源
電圧−1.5V”を越えると飽和し、出力レベルを拡大
することができないという不都合がある。
また、出力レベルが0V近くから動作できるオペアンプ
の場合でも、オペアンプの出力側に吸込み電流が生じる
とオペアンプの出力レベルが約0.7V以下にならず、
オペアンプを0Vから動作できなくなる場合がある。
そこで、第6図に示されるように、オペアンプ50の出
力側を抵抗Rを介して負電源VEEに接続したり、第7
図に示されるように、オペアンプ50の出力側にFET
51を接続したり、また、さらに第8図に示されるよう
に、オペアンプ50の出力側にNPNデュアルトランジ
スタ52,53を接続したものが提案されている。
しかし、これらいずれの回路においても、オペアンプ5
0の出力レベルが高いときでもオペアンプ50の出力側
の電流がオペアンプ50によって吸収されるため、オペ
アンプ50の出力レベルの上限が低下するという不都合
がある。
本発明の第1の目的は、出力レベルの下限に影響を与え
ることなく出力レベルの上限を拡大することができるオ
ペアンプ用レベル拡大回路を提供することにある。
本発明の第2の目的は、出力レベルの上限に影響を与え
ることなく出力レベルの下限を拡大することができるオ
ペアンプ用レベル拡大回路を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記第1の目的を達成するために、本発明は単一電源か
らの電力により作動するオペアンプの出力電圧と前記単
一電源の電圧を分圧した設定電圧とを比較し、前記出力
電圧が設定電圧を越えたときに比較信号を出力するコン
パレータと、前記比較信号を受けて、前記単一電源から
一定の電流を取り込み、この電流をオペアンプの出力側
へ供給する定電流供給手段とを有するオペアンプ用レベ
ル拡大回路を構成したものである。
また、前記第2の目的を達成するために本発明は、単一
電源からの電力により作動するオペアンプの出力電圧と
前記単一電源の電圧を分圧した設定電圧とを比較し、前
記出力電圧が設定電圧以下になったときに比較信号の出
力を停止するコンパレータと、前記比較信号の出力が停
止されたときにオペアンプ出力側の電流を吸収する電流
吸収手段とを有するオペアンプ用レベル拡大回路を構成
したものである。
〔作用〕
オペアンプの出力電圧がコンパレータの設定電圧を越え
るとコンパレータから比較信号が出力される。
これにより定電流供給手段からオペアンプの出力側へ電
流が供給され、オペアンプの飽和が抑制され、オペアン
プのレベルの拡大が図れる。
また、オペアンプの出力レベルがコンパレータの設定電
圧以下になったときには、コンパレータから比較信号の
出力が停止される。
これにより電力吸収手段がオペアンプ出力側の電流を吸
収する。
このためオペアンプの出力側に吸込み電流が生じても、
この吸込み電流が電源吸収手段によって吸収され、オペ
アンプの出力レベルの下限を拡大することが可能とな
る。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、オペアンプAには、単一電源VCCから
電力が供給されており、オペアンプAの−入力端子(反
転入力端子)には抵抗Rを介して信号源Eからの信号
が供給され、+入力端子(非反転入力端子)には抵抗R
を介して1/2VCCの電圧が印加されている。
また、オペアンプAの−入力端子と出力端子間には帰還
抵抗Rが接続されている。
オペアンプAの出力側にはコンパレータCとトランジ
スタTとが設けられており、コンパレータCの−入
力端子とトランジスタTのコレクタとがそれぞれオペ
アンプAの出力側に接続されている。
コンパレータCの入力端子には、電源VCCを抵抗
、Rで分圧した電圧が設定電圧として印加されて
おり、+入力端子と出力端子間には帰還抵抗Rが接続
され、コンパレータCの出力は抵抗R、Rを介し
て電源VCCに接続されている。
トランジスタTのベースは抵抗RとRとの接続点
に接続され、エミッタが抵抗Rを介して電源VCCに接
続され、コレクタが負荷抵抗Rに接続されている。
コンパレータCは、抵抗RとRにより分圧された
設定電圧とオペアンプAの出力レベルを比較し、オペア
ンプAの出力レベルが設定電圧を越えたときにオンにな
り、比較信号を出力するようになっている。
トランジスタTは、コンパレータCがオンになった
ときの“VCC−ベース電圧”がベースエミッタ間電圧V
BEより大きくなるように設定されている。
そして、コンパレータCがオンになると、抵抗R
両端に(VCC−ベース電圧)−VBEの電圧が印加され、
トランジスタTがオンになる。
トランジスタTがオンになると電源VCCから一定電流
がトランジスタTに供給される。
この電流はコレクタを吐出口としてオペアンプAの出力
側に供給される。
すなわち、トランジスタTは定電流供給手段として機
能することになる。
一方、コンパレータCがオフのときにはトランジスタ
のベース電圧はVBEよりも小さいため、トランジス
タTはオフの状態に維持される。
このように、本実施例によれば、オペアンプAの出力電
圧がコンパレータCの設定電圧を越えたときのみトラ
ンジスタTがオンとなり、オペアンプAの出力側にト
ランジスタTから一定電流が供給されるため、オペア
ンプAの出力レベルが高くなったときにもオペアンプA
が飽和するのが抑制され、オペアンプAの出力レベルの
下限に影響を与えることなく出力レベルの上限を拡大す
ることができる。
第2図には本発明の他の実施例の構成が示されている。
第2図において、オペアンプAの−入力端子と出力端子
間には帰還抵抗Rが接続されており、オペアンプAの
出力側にはコンパレータCとNPNデュアルトランジ
スタT、Tが設けられている。
コンパレータCには電源VCCからの電力が供給されて
おり、コンパレータCの−入力端子には電源VCCを抵
抗R、Rによって分圧した電圧が設定電圧として供
給されている。
さらにコンパレータCの+入力端子は、抵抗Rを介
してオペアンプAの出力側に接続され、帰還抵抗R
介してコンパレータCの出力側に接続されている。
さらに、コンパレータCの出力側はトランジスタ
、Tのベースにそれぞれ接続されている。
トランジスタT、Tは電流設定用の抵抗Rを介し
て電源VCCに接続されており、トランジスタTのベー
スコレクタ間が接続され、トランジスタT、Tのエ
ミッタが共に接地され、トランジスタTのコレクタが
オペアンプAの出力側に接続されている。
すなわち、トランジスタT、Tは抵抗Rにより設
定された電流を流すミラー回路として構成されている。
コンパレータCはオペアンプAの出力電圧と設定電圧
とを比較して、オペアンプAの出力電圧が設定電圧以下
になったときにはオンとなり、比較信号の出力を停止す
るようになっている。
そして、コンパレータCがオフになるとトランジスタ
、Tによるミラー回路がオンとなり、オペアンプ
Aの出力側に生じる吸込み電流がトランジスタTのコ
レクタ側からミラー回路に吸収される。
このため、オペアンプAの出力側に吸込み電流が生じて
も、この吸込み電流がミラー回路によって吸収されるた
め、オペアンプAの出力レベルをGNDレベル(0V)
近くまで拡大することができる。
また、オペアンプAの出力レベルがコンパレータC
設定電圧を越えたときにはコンパレータCがオンにな
ってミラー回路がオフとなるため、オペアンプAの出力
レベルの上限に影響を与えることはない。
なお、前記各実施例において、オン、オフの意味は下記
の通りである。
すなわち、汎用のコンパレータ(例えば、デュアルコン
パレータ393あるいは2903)はその出力が通常N
PNトランジスタによるオープンコレクタ出力となって
いる。
コンパレータのオンは、このオープンコレクタ出力のN
PNトランジスタがオン状態になっていることを意味し
ている。
また、コンパレータのオフは、このオープンコレクタ出
力のNPNトランジスタがオフ状態になっていることを
意味している。
したがって、プルアップ抵抗負荷がついている上記コン
パレータの出力がオンの時、コンパレータ出力レベルは
ローレベル(ほぼマイナス電源電位)となり、オフの時
はハイレベルとなる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、出力レベルの下
限に影響を与えることなく出力レベルの上限を拡大する
ことができるとともに出力レベルの上限に影響を与える
ことなく下限レベルを拡大することができるため、オペ
アンプの電源利用率の向上が図れるとともに、オペアン
プの出力側に接続される回路の信号処理精度の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成図、第2図は本発明の
他の実施例を示す構成図、第3図および第4図は単一電
源用のオペアンプの特性図、第5図はオペアンプの基本
構成図、第6図〜第8図はそれぞれオペアンプの従来例
の構成図である。 A……オペアンプ C、C……コンパレータ T、T、T……トランジスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単一電源からの電力により作動するオペア
    ンプの出力電圧と前記単一電源の電圧を分圧した設定電
    圧とを比較し、前記出力電圧が設定電圧を越えたときに
    比較信号を出力するコンパレータと、前記比較信号を受
    けて、前記単一電源から一定の電流を取り込み、この電
    流をオペアンプの出力側へ供給する定電流供給手段とを
    有するオペアンプ用レベル拡大回路。
  2. 【請求項2】単一電源からの電力により作動するオペア
    ンプの出力電圧と前記単一電源の電圧を分圧した設定電
    圧とを比較し、前記出力電圧が設定電圧以下になったと
    きに比較信号の出力を停止するコンパレータと、前記比
    較信号の出力が停止されたときにオペアンプ出力側の電
    流を吸収する電流吸収手段とを有するオペアンプ用レベ
    ル拡大回路。
JP1039586A 1989-02-20 1989-02-20 オペアンプ用レベル拡大回路 Expired - Lifetime JPH0656934B2 (ja)

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JPH02218204A JPH02218204A (ja) 1990-08-30
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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
山賀威他1名著「オペレーショナルアンプ応用読本」(株)オーム社刊昭和54年1月30日発行第90頁〜第91頁「3.14電流シンク型,電流ソース型負荷を駆動する方法」の項参照

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