JPH0656168A - 特有のポケットを有する電子部品輸送テープ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なったタイプや大きさの表面取付部品を輸
送できるような表面取付部品用輸送テープを提供する。 【構成】 輸送テープ（１００´）は電子部品の保管及
び装置にこれらの部品を連続的に供給するために設けら
れている。テープにはポケット（１０８）が配列して形
成されており、それぞれのポケットは複数のリブ（１２
０）を有し、これはポケットに位置決めされる電子部品
の突出した端子を保持するために設けられ、この間にあ
る端子保持スロット（１１９）を規定する。輸送テープ
内に位置決めされる少なくとも１つの電子部品はポケッ
トが有している端子保持スロットに比べて異なった数の
端子を有し、単一の輸送テープのポケット内に異なった
大きさの部品を保管、輸送することを容易にしている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は電子部品を保管し、これ
らの部品を連続的に機械に供給するための輸送テープに
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】電子回路組み立て分野では、電子部品は
しばしばそれを接続するために電子部品の貯蔵箇所から
回路基板上の所定の位置まで輸送される。部品には数種
の異なったタイプがあり、その１種として表面取付部品
（ｓｕｒｆａｃｅ ｍｏｕｎｔｃｏｍｐｏｎｅｎｔ）が
知られている。表面取付部品には、これに限定されない
が、メモリーチップ、レジスター、コネクター、デュア
ル・イン−ライン・プロセッサー（ＤＩＰＳ）、キャパ
シター、ゲート・アレイのようなものがある。

【０００３】表面取付部品は配列形成された複数の端子
を有する本体を備えている。その端子の列は典型的に少
なくとも２つの側面から、恐らく平行なパイプ形状の部
品本体の４つ全ての側面から突出している。部品本体は
広い主平面を備えており、それは一般的に本体の上面と
底面とに対し平行になっている。通常の表面取付部品の
１つのタイプ（本発明で図２に例として示すような）で
は部品本体の対向する２方向それぞれから突出した端子
の列を備えている。この端子はそれぞれ第１部分で外側
に、それに続く第２の部分で下側に、そして第３の部分
では外側に伸びている。第３の部分で伸びた端子部分は
端子の末端で、これは部品本体の主平面に平行である。
通常の表面取付部品の第二のタイプ（本発明で図４に例
として示すような）では部品本体から直接外側に突出し
た端子を備えている。そして端子の末端はそれぞれ部品
本体の主平面に平行に伸びている。

【０００４】個々の表面取付部品をそれぞれ手作業で回
路基板上に配置するよりもむしろ、エレクトロニクス工
場では所定位置（供給）で部品をつかみ、別の所定位置
（回路基板）にそれを置く、ロボット的な配置装置を広
く用いている。ロボット的な配置装置は毎回正確に動作
シーケンスを繰り返すようにプログラムされているか
ら、このようなロボット的な配置装置の動作を確実に持
続させるためには、装置に対して予め決められた位置に
電子部品を連続的に供給しなければならない。従ってこ
のような部品がそれぞれ同じ位置（例えばロボット的な
配置装置が部品をつかむ位置）に置かれるように部品を
継続して進めることが重要である。

【０００５】所望の位置に電子部品を連続的に供給する
１つの方法は輸送テープのポケットの空間内にそのよう
な一連の部品を備えるようにすることである。そして一
般にロール状にされた部品を積んだ輸送テープは予め決
められた速度でピック−アップ位置へ移動し、その間に
連続している部品の各々をロボット的な配置装置がテー
プから取り去る。常套の輸送テープは一般に部品を保持
する自己支持性低部と、異物が部品に悪影響を与えるの
を防止するための柔軟なカバーストリップとからなって
いる。この柔軟なカバーストリップは典型的には剥離可
能に（例えば熱的に、粘着的に）で低部に固定され、ロ
ボット的な配置装置が輸送テープから部品を取り去る直
前に低部から剥がし取られる。

【０００６】図１にロボット的な配置装置１２に関連し
た常套の輸送テープ１０を示す。供給ロール１４は、規
則的に間隔をあけて配置されている複数のポケットを有
する輸送テープを供給し、そのポケットはそれぞれ部品
を保持している。剥離装置１８はカバーストリップ２０
を輸送テープ１０から剥離ブロック２２にそって剥離
し、この剥離ブロック２２は剥離装置１８が輸送テープ
を設定された経路から引き離すのを防止するよう作用し
ている。輸送テープ１０はスプロケット２４によって前
進するようになっており、このスプロケットは輸送テー
プ１０をロボット的な配置装置１２へと進めるために輸
送テープの少なくとも一方の外側エッジに沿って設けら
れた前進用穴に係合するようになっている。連続した部
品はそれぞれ所定のピック−アップ位置に着くと、ロボ
ット的な配置装置が部品をつかみ（手のように、又は吸
引して）、回路基板上の正確な位置にそれを置く。

【０００７】本発明に関する輸送テープの１タイプが米
国特許第４，７０２，３７０号（ホンダ（Ｈｏｎｄ
ａ））に示されている。同特許は電子部品の保管と輸送
のための一連のポケットを有する輸送テープについて開
示している。ポケットの壁部はそこで部品をホールドす
るように形成され、それぞれの端子を保持する役目を果
たす壁部材を有している。更に同特許は「ＩＣや類似形
状の部品等を保管、または保持するために、・・・凹部
３４の形状はこのＩＣや類似形状の部品４０の外形の最
大の大きさに合わせて決定される。」と記載されてい
る。従って同特許にて例示されるような従来の輸送テー
プはパッケージされる一連の部品の大きさに応じて設計
されたポケットを有している。

【０００８】一般の輸送テープや特に米国特許第４，７
０２，３７０号の輸送テープは異なった大きさの表面取
付部品の輸送を目的とするものではない。前述のように
公知の輸送テープは特定の一連の部品に合わせて設計さ
れたポケットを有するものである。異なった大きさの部
品をパッケージするためには、パッケージする者として
はパッケージされる表面取付部品のそれぞれの大きさに
対応する異なった大きさの輸送テープを保有しなければ
ならないだろう。表面取付部品の大きさは数十恐らく数
百あるので、部品をパッケージする者はたくさんの大き
さの輸送テープの在庫を求められ、そこにコスト高を招
くこととなる。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】従って通常の輸送テー
プのこの不都合に鑑み、異なったタイプや大きさの表面
取付部品を輸送できるような表面取付部品用輸送テープ
を提供することが望まれる。

【００１０】

【課題を解決するための手段】前進メカニズムによって
電子部品の保管、輸送を行うための柔軟な輸送テープが
提供され、それぞれの部品は、たくさんの端子を備えた
本体を有し、この端子は少なくとも１列に配列され本体
から突出している。輸送テープは上側表面を有したスト
リップ部を包含し、このストリップ部は前進メカニズム
と係合する手段を有している。そして輸送テープは輸送
テープにそって間隔をもって設けられ、上側表面に開け
られた複数の配列ポケットを包含し、ポケットはそれぞ
れ４つの側壁を有し、この側壁は隣接する側壁どうしが
一般に直角に接合し、それぞれストリップ部の上側表面
に隣接しかつそれから下向きに伸び、この側壁に隣接し
た底壁がポケットを形成する。そして輸送テープは複数
の固有のリブを包含し、複数のリブはこの間の端子保持
スロットの数を規定している。ここで端子保持スロット
の数はある１つの電子部品の端子の数と同じではない。
即ち輸送テープはそれぞれのポケット内に１種類以上の
電子部品を輸送するのに適合している。

【００１１】他の特徴として、本発明はまた、ほぼ前述
の通りの輸送テープと更にそれぞれのポケットに入った
電子部品をも包含している。また、そのような輸送テー
プのポケット内の電子部品を輸送する方法についても提
供される。

【００１２】本発明は、広くは、複数のポケットが形成
された輸送テープに関し、それぞれのポケットは端子保
持スロットを規定する複数のリブを備えている。それぞ
れのポケットは、それぞれ等間隔で配列した端子を有す
る異なった大きさの電子部品やまたは等間隔で配列した
様々な種類の端子を有する電子部品を収容するように適
用されている。例えば本発明は、表面取付部品、つまり
主平面とそこから突出して配列した複数の端子を包含し
た本体を有する電子部品に関して有用性を有する。端子
の末端は図２及び図４に例示した表面取付部品で示すよ
うに一般的に本体の主平面に平行である。しかし、他の
タイプの電子部品もまた考えられる。

【００１３】図２〜４及び図６〜９を参照すると、単一
の柔軟な輸送テープ１００が示され、これは一般的に自
己支持型で上側表面を規定するストリップ部１０２を有
している。ストリップ部１０２には少なくとも１列、好
ましくは２列の前進用穴１０４及び１０６が形成され、
この穴は図１に示すような前進メカニズムに係合するよ
うに適用されている。典型的には前進メカニズムはそれ
ぞれの前進用穴列に対して１つのスプロケットを備え、
それぞれのスプロケットの歯は予め決められた位置まで
輸送テープを前進させるために穴と係合する。前記決め
られた位置ではロボット配置装置が順次送られる電子部
品を個々につかむ。穴及び隣接した穴の間の距離も前進
メカニズムのタイプに応じて変化しても良い。一実施態
様では穴は直径１．５５ｍｍ（．０６１”）、その中心
間距離が約に４ｍｍ（．１６”）で規則的に間隔をあけ
て配置されている。

【００１４】ポケット１０８は図２，４，８に示すよう
に、ストリップ部１０２に沿って間隔をあけて１列また
は数列形成される。例示する実施例ではそれぞれのポケ
ットは４つの側壁１１０を備え、この側壁は隣接する側
壁どうしが一般的に直角となっている。側壁１１０は共
に、ストリップ部上側表面から下方向に伸びて底壁１１
２と接合し、ポケット１０８を形成する。底壁１１２は
一般的に平面で、ストリップ部１０２の平面に平行であ
るが、電子部品の底面を支持するように突起構造１１１
を備えていてもよい。また、それぞれの壁はわずかに傾
斜させて（即ちポケットの中心に向かって２°〜１２°
傾斜）形成されても良い。これによって層に積み上げた
空の輸送テープの絡み合い（これにより隣接する層から
分離することが困難となることがある）を防止する。ま
た、好ましい実施例として挙げた４つの壁を有するポケ
ットに比べて、より多いまたはより少ない壁の数を有す
るポケット（例えば１つのみの壁を有する円筒状ポケッ
ト、または３つの壁を有する三角柱状ポケット）を備え
ていることも本発明の範囲内である。

【００１５】好ましい実施例では、ポケット内に正確に
部品を配置するために、ポケットは電子部品の幅及び深
さに応じて設計される。ポケットは異なった長さの部品
を輸送するように設計させるのであるから、ポケットの
長さは以下に記載するように部品より長いほうが好まし
い。例示した輸送テープは輸送テープの長さ方向に沿っ
て１カラムのみ配列されたポケットを備えているが、多
種の部品の配送を容易にするためには２カラム以上のポ
ケットも形成され得る。更に、テープの長軸を横切る方
向に長軸を有するようにポケットを配した輸送テープ
（図２及び図４に示すように）のほうが、より効果的に
コアに巻き付けることができ、ポケットや部品を曲げた
り傷付けたりすることなく、保管及び輸送用のロールが
形成できる。

【００１６】電子部品はリブ１２０により規定される端
子保持スロット１１９によって、ポケット１０８内に配
置される。リブ１２０は例示した実施例に示すように、
壁１１０と底壁１１２の両方から突出している。しかし
これらは底壁１１２または側壁１１０のいずれかのみか
ら突出した突出体若しくはバーからなるものでも良い。
更に端子保持スロット１１９及びリブ１２０はそこに部
品端子を維持できるようないかなる公知の形状に形成し
ても良い。従って、本発明は例示した形状に限定される
ものではない。しかし、リブ１２０は図２に示すように
頂点を切り詰めた三角形の部材に成型されるのが好まし
い。それぞれのリブはポケットの中央に向かって傾けら
れた傾斜部１２０ａと、ポケットの底壁に接合している
垂直部１２０ｂを備えている。図７及び９に示すよう
に、傾斜部１２０ａはポケットへ部品を誘導し、垂直部
１２０ｂは確実にポケット内に部品を位置決めする。

【００１７】本発明の一実施例では、図２及び４に示す
ように、それぞれのポケット内の端子保持スロット１１
９を規定するリブ１２０の数は輸送テープによって輸送
される少なくともある種の電子部品の端子の数より多
い。他の実施例では、図６及び８に示すように、端子保
持スロット１１９を規定するリブ１２０の数はポケット
内に保持される電子部品の端子の数より少ない。この形
状では、ポケットは好ましくはポケットの中央付近のセ
ンターリブとそのセンターリブのいずれかの側に端子保
持スロットを構成する最小の数のリブとを備え、これに
よって輸送テープが異なった大きさ又は異なった端子数
を有する電子部品の保持を可能にしている。図２，４，
６及び８に示すように、端子保持スロット１１９を規定
するリブ１２０は、そこに運ばれる電子部品１１４及び
１１４´の対向する２方向から突出している端子を保持
するためには、２列に平行に配置されるのが好ましい。

【００１８】輸送される少なくともある種の部品の端子
数より多い端子保持スロット数を備えることによって、
あるいは種々の端子を有する部品を保持できるように適
当な間隔で配置された最小限数のリブを備えることによ
って、本発明の独特の効果が生じる。より大きい部品の
端子と同様の大きさでかつ、同様の間隔の端子アレイを
有する部品はこのポケット内で輸送され得る。これによ
って電子部品をパッケージする者は電子部品の種々の大
きさに対して単一の輸送テープを保有し、使用すればよ
く、電子部品のそれぞれの大きさに対して異なった大き
さの輸送テープを保有する必要がなくなる。

【００１９】第２の独特の効果は、それぞれの部品が端
子保持スロットの大きさやパターンに一致するように設
計、配置された端子を有していれば、複数種類の部品が
単一のポケットにて輸送できることである。例えば２以
上の電子部品が隣接した状態で輸送され得る。単一のポ
ケットに２以上の部品をパッケージすることによって、
少ない輸送テープで同じ数の部品を輸送することができ
る。他の実施例では、図４に示すように、それぞれの部
品はポケット内の中央に置かれてもよく、また、輸送テ
ープ１００´の一方の側の脇に置かれても良い。

【００２０】本発明の輸送テープはまた、それぞれのポ
ケットの底壁に形成された開口部を有してもよく、この
開口部は図３に例示するように、部品の底面から突出し
たメカニカルポスト１１３を収容する。この開口部は、
異なった位置にポストを有する長いもしくは短い部品の
位置調整を容易にするために、ポケットの長さ方向を横
切って規則的に間隔をあけるのが好ましい。また、図６
〜９に例示するように、底壁はメカニカルポスト１１３
を収容する底壁平面下に谷部１２１を備えていてもよ
い。更に図３〜６に示すように、ポケット１０８は底壁
１１２上に端子を持ち上げるために底壁１１２に隣接し
て突起部１１１を備えることができる。

【００２１】他の実施例では、底壁１１２は下部カバー
ストリップ（図示しない）を備えていても良く、これに
よりフラットパンチ（ｆｌａｔ−ｐｕｎｃｈ）輸送テー
プを形成してもよい。フラットパンチ輸送テープはポケ
ットの深さとほぼ等しい厚さを有し、かつ所望のポケッ
トの長さ及び幅に一致した穴があけられたストリップ部
を備えている。下部カバーストリップは輸送テープの底
に適用してそれぞれのポケットの底壁を提供する。故に
本発明によれば下部輸送テープはポケットを形成する側
壁に接合し、端子保持スロットを有するポケットに適用
されても良い。カバーストリップはまた、前述のよう
に、ポケット内の部品を保管するために輸送テープの上
側に適用されても良い。

【００２２】図５に模式するように、一般に本発明の輸
送テープは高分子物質のシートにポケットと端子保持ス
ロットを熱形成し、輸送テープに穴をあけて前進用穴を
形成し、コア上に輸送テープを巻き付けてロールを形成
することによって製造される。高分子シート２００が準
備され、これは以下のものに限定されないが、ポリエス
テル、ポリカーボネート、ポリプロピレン、スチレン、
ＰＶＣ（塩化ポリビニル）、ＡＢＳ（アクリロニトリル
−ブタジエン−スチレンの共重合体）共重合体等を含む
多くの異なった物質から製造され得る。好ましい実施例
としては高分子シート２００は電気分散性で、これは高
分子シートを形成する物質内にカーボンブラック等の導
電性物質を混入されるか、またはテープを形成した後に
輸送テープ上に導電性物質がコートされてなる。導電性
物質は電荷を輸送テープを通じて分散させ、接地するこ
とが好ましい。これは静電気によって輸送テープ内に保
持された部品が損傷するのを防止する特徴がある。

【００２３】高分子シート２００は連続射出成形または
押出しによってロール状、シート状に供給され、加熱手
段２０２へ運ばれ、ここで高分子シート２０２は熱形成
可能になるまで充分に加熱される。高分子シートを加熱
すべき温度は、熱形成される物質の寸法やタイプに依存
して幅広い範囲（例えば２００〜３７０゜Ｆ）で変化さ
せる。

【００２４】加熱後、シート部材は、収納輸送される最
大の大きさの電子部品に合わせたポケットを型どった１
又は複数のダイによって熱形成される。ダイは型押しし
てポケットを形成する対向した雄型と雌型であっても良
い。輸送テープポケットはまた、加熱したシート物質を
雄型ダイスの上、または雌型ダイス内へ真空形成によっ
て形成してもよく、また当業者に知られている他の形成
手段によって形成してもよい。輸送テープは典型的には
熱形成後冷却され、冷却は高分子物質が固化するまで空
冷によって行ってもよい。

【００２５】更に図５の２０６で示すように、前進用穴
がポケットにあけられ、「ウィード（ｗｅｅｄ）」と呼
ばれる余分な部分は輸送テープのエッジから切り落とさ
れて工業的標準の輸送テープとする。最終の輸送テープ
はコア２０８にを中心にこの上に巻き付けられ、輸送テ
ープが部品を配送するまで保存のために供給ロールの形
にしておく。場合によっては輸送テープのポケットはテ
ープ形成後、即座に電子部品を配送してもよく、即座に
巻き付けられた配送テープを循環組み立て操作中に使用
しても良い。好ましい実施態様例としては、カバースト
リップが輸送テープの上側表面を覆うように配置され、
そこに剥離可能に固定されて汚染物が部品に達するのを
防ぐ。従ってカバーストリップは前述のように部品が抜
き取られる直前に輸送テープから剥がし取られねばなら
ない。

【００２６】前述のプロセスは種々のある手段を用いて
行われ、例えばイタリアのアルコトロニクス・メカニカ
（ＡＲＣＯＴＲＯＮＩＣＳ ＭＥＣＣＡＮＩＣＡ）社製
やカリフォルニア、オシデンタルのメカニゼーション・
オブ・アクティブ・アンド・パッシブ・コンポーネンツ
（Ｍｅｃｈａｎｉｚａｔｉｏｎ ｏｆ Ａｃｔｉｖｅａ
ｎｄ Ｐａｓｓｉｖｅ Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔｓ（Ｍ．
Ａ．Ｐ．Ｃ））社製のエンボス機やテーピング機ＥＴＭ
３２０やＥＴＦ２７８Ｂ等の改良仕様の装置が用いられ
る。前述のプロセスの変更もまた可能でその分野で公知
の工業的技術を取り入れても良い。

【００２７】本発明はここに幾つかの実施例を参照して
説明した。当業者にとって本発明の範囲から逸脱する事
なく、前記実施態様例中に種々の変更がなされ得ること
は明らかである。例えば類似形状の端子を有する他の製
品が本発明のテープによって輸送され得る。従って本発
明の範囲は明細書に記載された構成に限定されるべきも
のでなく、請求項の表現によって記載された構成及び、
同様の構成に限定される。

【図面の簡単な説明】

【図１】 ロボット的な配置装置へ供給される輸送テー
プの概略図である。

【図２】 本発明の輸送テープの一実施例の斜視図であ
る。

【図３】 図２における３−３の断面図である。

【図４】 本発明の輸送テープの第２の実施例の斜視図
である。

【図５】 本発明の輸送テープを製造するため方法示す
概略図である。

【図６】 本発明の輸送テープの第３の実施例の斜視図
である。

【図７】 図６における７−７の断面図である。

【図８】 本発明の輸送テープの第４の実施例の斜視図
である。

【図９】 図８における９−９の断面図である。

【符号の説明】

１００，１００’，１００” 輸送テープ １０２ ストリップ部 １０４ 前進用穴 １０８ ポケット １１０ 側壁 １１２ 底壁 １１９ 端子保持スロット １２０ リブ

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 本体と、少なくとも１列に配列されかつ
   該本体から突出したたくさんの端子とを有する電子部品
   を、前進メカニズムによって保管及び輸送するための柔
   軟な輸送テープ（１００）であって、該輸送テープは、 （ａ）前進メカニズムに係合するための手段（１０４）
   を備えた上側表面を有するストリップ部（１０２）と、 （ｂ）輸送テープに沿って間隔をあけて配置され、前記
   上側表面に開口したポケット（１０８）を備え、 前記ポケットはそれぞれ、 （i）前記ストリップ部の前記上側表面に隣接し、下方
   向に伸びる少なくとも１つの側壁（１１０）と、 （ii）前記少なくとも１つの側壁に接合してポケットを
   形成する底壁（１１２）と、 （iii）複数の固有のリブ（１２０）を備え、該リブは
   リブ間の端子保持スロット（１１９）の数を規定し、該
   端子保持スロットの数は少なくとも１つの電子部品の端
   子数に一致しないように設けられ、 よって前記それぞれのポケットに１種類以上の電子部品
   を輸送するようにした輸送テープ。
2. 【請求項２】 前記少なくとも１つの側壁が４つの側壁
   であり、それぞれ隣接する側壁どうしがほぼ９０°に配
   置された請求項１記載の輸送テープ。
3. 【請求項３】 前記リブが前記底壁からのみ突出してい
   る請求項１記載の輸送テープ。
4. 【請求項４】 前記リブのそれぞれが前記底壁と前記側
   壁の両方から突出している請求項１記載の輸送テープ。
5. 【請求項５】 更に前記ポケットを覆うように前記上側
   表面に剥離可能に固定されたカバーストリップを備えた
   請求項１記載の輸送テープ。
6. 【請求項６】 前記複数のポケットが前記輸送テープの
   長さ方向に沿って１列以上配列されてなる請求項１記載
   の輸送テープ。
7. 【請求項７】 本体と、少なくとも１列に配列されかつ
   該、本体から突出したたくさんの端子とを有する電子部
   品を、前進メカニズムによって保管及び輸送するための
   柔軟な輸送テープ（１００）であって、該輸送テープ
   は、 （ａ）前進メカニズムに係合するための手段（１０４）
   を備えた上側表面を有するストリップ部（１０２）と、 （ｂ）輸送テープに沿って間隔をあけて配置され、前記
   上側表面に開口したポケット（１０８）を備え、 前記ポケットはそれぞれ、 （i）前記ストリップ部の前記上側表面に隣接し、下方
   向に伸びる少なくとも１つの側壁（１１０）と、 （ii）前記少なくとも１つの側壁に接合しポケットを形
   成する底壁（１１２）と、 （iii）複数の固有のリブ（１２０）を備え、該リブは
   リブ間の端子保持スロット（１１９）の数を規定し、ポ
   ケット内に部品を導入するためにポケットの底壁の中央
   に向かって傾けられた部分（１２０ａ）とポケット内に
   部品を積極的に保持するための垂直部分（１２０ｂ）を
   有し、 よって前記それぞれのポケットに１種類以上の電子部品
   を輸送するようにした輸送テープ。
8. 【請求項８】 前記少なくとも１つの側壁が４つの側壁
   であり、それぞれ隣接する側壁どうしがほぼ９０°に配
   置された請求項７記載の輸送テープ。
9. 【請求項９】 前記リブが前記底壁からのみ突出してい
   る請求項７記載の輸送テープ。
10. 【請求項１０】 前記リブのそれぞれが前記底壁と前記
    側壁の両方から突出している請求項７記載の輸送テー
    プ。
11. 【請求項１１】 更に前記ポケットを覆うように前記上
    側表面に剥離可能に固定されたカバーストリップを備え
    た請求項７記載の輸送テープ。
12. 【請求項１２】 前記複数のポケットが前記輸送テープ
    の長さ方向に沿って１列以上配列されてなる請求項７記
    載の輸送テープ。