JPH0655906B2 - 反応染料組成物 - Google Patents
反応染料組成物Info
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- JPH0655906B2 JPH0655906B2 JP6326785A JP6326785A JPH0655906B2 JP H0655906 B2 JPH0655906 B2 JP H0655906B2 JP 6326785 A JP6326785 A JP 6326785A JP 6326785 A JP6326785 A JP 6326785A JP H0655906 B2 JPH0655906 B2 JP H0655906B2
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- reactive dye
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は反応染料組成物に関する。更に詳しくはカチオ
ン界面活性剤によってイオン封鎖された反応染料とノニ
オン界面活性剤からなる組成物に関する。
ン界面活性剤によってイオン封鎖された反応染料とノニ
オン界面活性剤からなる組成物に関する。
従来の技術 ポリアクリル酸またはエチレン/マレイン酸無水物共重
合体などからなる合成樹脂糊料はアルギン酸ソーダなど
の天然糊料にくらべて繊維の捺染においてそのプラスチ
ツク流動性にもとづく模様の尖鋭性にすぐれているこ
と、シヤープな図柄が表現できること、固形分が少ない
ために柔軟な印捺布が得られることなどから多用されて
おり、また、それらの合成樹脂糊料は繊維の連続染色に
おけるマイグレーシヨン防止剤としても有用である。こ
れら合成樹脂糊料は将来の天然糊料の資源枯渇対策とし
ても重要視されており、たとえば、メイボール社のメイ
プロX−100,BASF社のルテキサールPN、シバ
ガイギー社のリオブリントTFA、ヘキスト社のサマロ
ンシツクナーPV−7005、グツドリツチ社のカーボ
ポール、ワールドケミカル社のカーボゲル、林化学社の
ハイプリントLA、東邦化学社のTc−79などとして既
に商品化されいる。
合体などからなる合成樹脂糊料はアルギン酸ソーダなど
の天然糊料にくらべて繊維の捺染においてそのプラスチ
ツク流動性にもとづく模様の尖鋭性にすぐれているこ
と、シヤープな図柄が表現できること、固形分が少ない
ために柔軟な印捺布が得られることなどから多用されて
おり、また、それらの合成樹脂糊料は繊維の連続染色に
おけるマイグレーシヨン防止剤としても有用である。こ
れら合成樹脂糊料は将来の天然糊料の資源枯渇対策とし
ても重要視されており、たとえば、メイボール社のメイ
プロX−100,BASF社のルテキサールPN、シバ
ガイギー社のリオブリントTFA、ヘキスト社のサマロ
ンシツクナーPV−7005、グツドリツチ社のカーボ
ポール、ワールドケミカル社のカーボゲル、林化学社の
ハイプリントLA、東邦化学社のTc−79などとして既
に商品化されいる。
しかしながらこれら合成樹脂糊料はこれをイオン性物質
と共存させるとその系を固化あるいはゲル化させるとい
う欠点がありそのため非イオン系染料との共用にその利
用範囲が限定されている。それら非イオン系染料につい
てもイオン性の分散剤等を含有しないものに限られてい
る。イオン性の分散剤等を含有しない非イオン性染料と
しては例えば日本化薬社のカヤロンポリエステルNペー
スト、三菱化成社のダイアニツクスNリキツド、ヘキス
ト社のサマロンNリキツド、サンド社のフオロンPリキ
ツド、BASF社のパラニールP、シバガイギー社のテ
ラシリールXリキツドなどのポリエステル繊維用分散染
料の例があり、合成樹脂糊料と共用可能な染料は現在の
ところこれら主としてポリエステル繊維用に用いられる
分散染料に限定されているというのが現状である。
と共存させるとその系を固化あるいはゲル化させるとい
う欠点がありそのため非イオン系染料との共用にその利
用範囲が限定されている。それら非イオン系染料につい
てもイオン性の分散剤等を含有しないものに限られてい
る。イオン性の分散剤等を含有しない非イオン性染料と
しては例えば日本化薬社のカヤロンポリエステルNペー
スト、三菱化成社のダイアニツクスNリキツド、ヘキス
ト社のサマロンNリキツド、サンド社のフオロンPリキ
ツド、BASF社のパラニールP、シバガイギー社のテ
ラシリールXリキツドなどのポリエステル繊維用分散染
料の例があり、合成樹脂糊料と共用可能な染料は現在の
ところこれら主としてポリエステル繊維用に用いられる
分散染料に限定されているというのが現状である。
発明が解決しようとする問題点 繊維の大半を占めるセルロース繊維用の染料として有用
な染料種属の一つは反応染料である。反応染料は通常1
乃至数個のアニオン性基を有しておりセルロース繊維と
反応させるためには酸結合剤、または熱などの作用を受
け酸結合剤を放出する物質たとえば炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、メタ
ケイ酸ナトリウム、リン酸三ナトリウム、リン酸三カリ
ウム、ピロリン酸カリウム、ピロリン酸ナトリウム、重
炭酸ナトリウム、トリクロル酢酸ナトリウムなどを併用
して染色が行われる。
な染料種属の一つは反応染料である。反応染料は通常1
乃至数個のアニオン性基を有しておりセルロース繊維と
反応させるためには酸結合剤、または熱などの作用を受
け酸結合剤を放出する物質たとえば炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、メタ
ケイ酸ナトリウム、リン酸三ナトリウム、リン酸三カリ
ウム、ピロリン酸カリウム、ピロリン酸ナトリウム、重
炭酸ナトリウム、トリクロル酢酸ナトリウムなどを併用
して染色が行われる。
合成樹脂糊料は前記した如く反応染料のアニオン基ある
いは酸結合剤のアニオン基と作用しあつて系をゲル化又
は固化せしめるので合成樹脂糊料を反応染料に適用する
ためにはイオン性を示さずしかも酸結合剤の使用を必要
としない反応染料組成物の製出が必要とされる。
いは酸結合剤のアニオン基と作用しあつて系をゲル化又
は固化せしめるので合成樹脂糊料を反応染料に適用する
ためにはイオン性を示さずしかも酸結合剤の使用を必要
としない反応染料組成物の製出が必要とされる。
問題点を解決する為の手段 合成樹脂糊料と併用して固化やゲル化を起こさずしかも
酸結合剤等の存在がなくとも繊維と反応染色をおこしう
るような反応染料組成物を得るべく鋭意研究を行つたと
ころ第4級窒素原子を含む置換基が該窒素原子を介して
結合しているS−トリアジニル基を少なくとも1個以上
有する反応染料とカチオン界面活性剤からえられるイオ
ン封鎖された反応染料及びノニオン界面活性剤を含有す
る染料組成物が合成樹脂糊料との相溶性(固化やゲル化
を起こさないこと)が良好でありかつ本組成物を合成樹
脂糊料と併用してセルロース繊維の捺染又は連続染色を
行った場合すぐれた染色結果を与えることを見出し本発
明を完成させた。
酸結合剤等の存在がなくとも繊維と反応染色をおこしう
るような反応染料組成物を得るべく鋭意研究を行つたと
ころ第4級窒素原子を含む置換基が該窒素原子を介して
結合しているS−トリアジニル基を少なくとも1個以上
有する反応染料とカチオン界面活性剤からえられるイオ
ン封鎖された反応染料及びノニオン界面活性剤を含有す
る染料組成物が合成樹脂糊料との相溶性(固化やゲル化
を起こさないこと)が良好でありかつ本組成物を合成樹
脂糊料と併用してセルロース繊維の捺染又は連続染色を
行った場合すぐれた染色結果を与えることを見出し本発
明を完成させた。
本発明で用いられる反応染料の第4級窒素原子を含む置
換基としては次のものを挙げることができる。即ち (1) 式(I) (式(I)中R1,R2は各々独立して水素原子、メチル
基、クロル原子、ブロム原子、スルホン酸基、カルボン
酸基、カルボン酸アミド基、カルボン酸低級アルキルエ
ステル基、シアノ基を表わす。) で表わされる4級ピリジニウム基;具体的な例として
は、例えば次のものが挙げられる。
換基としては次のものを挙げることができる。即ち (1) 式(I) (式(I)中R1,R2は各々独立して水素原子、メチル
基、クロル原子、ブロム原子、スルホン酸基、カルボン
酸基、カルボン酸アミド基、カルボン酸低級アルキルエ
ステル基、シアノ基を表わす。) で表わされる4級ピリジニウム基;具体的な例として
は、例えば次のものが挙げられる。
(2) 式(II) (式(II)中、R3,R4,R5は各々独立してアルキル
基、ヒドロキシアルキル基、ベンジル基、スルホアルキ
ル基、カルボキシアルキル基、アルコキシアルキル基を
表わす。) で表わされる4級アンモニウム基;具体的な例としては
例えば次のものが挙げられる。
基、ヒドロキシアルキル基、ベンジル基、スルホアルキ
ル基、カルボキシアルキル基、アルコキシアルキル基を
表わす。) で表わされる4級アンモニウム基;具体的な例としては
例えば次のものが挙げられる。
等である。
本発明において第4級窒素原子を含む置換基がその窒素
原子を介して結合しているs−トリアジニル基を少なく
とも1個以上有する反応染料とは次のようなものであ
る。
原子を介して結合しているs−トリアジニル基を少なく
とも1個以上有する反応染料とは次のようなものであ
る。
(1) 式 〔式(III)中Yは を、Dは (式中Rは、水素又はC1〜C3のアルキル)を介してト
リアジニル核に結合する少なくとも1個の水溶性基を有
する染料母核を示し、Aは染料と反応しない非置換ある
いは置換されてもよいアミノ基、アルコキシ基又はフエ
ノキシ基を表わす。〕 で表わされる染料。
リアジニル核に結合する少なくとも1個の水溶性基を有
する染料母核を示し、Aは染料と反応しない非置換ある
いは置換されてもよいアミノ基、アルコキシ基又はフエ
ノキシ基を表わす。〕 で表わされる染料。
(2) 式 〔式中Y1及びY2はいずれも、 であるかY1あるいはY2の一方が であり、他方が塩素、フツ素又は臭素を表わし、Xは2
個のアミノ基によってトリアジニル核に結合しているジ
アミノ残基を表わし、D及びAは前記と同じ意味を表わ
す。〕 で表わされる染料。
個のアミノ基によってトリアジニル核に結合しているジ
アミノ残基を表わし、D及びAは前記と同じ意味を表わ
す。〕 で表わされる染料。
(3) 式 〔式中D,X,Y1及びY2は前記と同じ意味を表わす〕
で表わされる染料。
で表わされる染料。
(4) 式 〔式中D,A,Y1及びY2は前記と同じ意味を表わす〕
で表わされる染料。
で表わされる染料。
式(III)〜(VI)におけるDで示される染料母核としては
例えばアゾ系、含金アゾ系、ホルマザン系、フタロシア
ニン系、アントラキノン系等の染料母核が挙げられ、こ
れらは少なくとも1個のスルホン酸又はカルボン酸のよ
うな水溶性基を有するものである。
例えばアゾ系、含金アゾ系、ホルマザン系、フタロシア
ニン系、アントラキノン系等の染料母核が挙げられ、こ
れらは少なくとも1個のスルホン酸又はカルボン酸のよ
うな水溶性基を有するものである。
また式(III),(IV)及び(VI)中Aで示される染料と反応
しない非置換あるいは置換されていてもよいアミノ基、
アルコキシ基又はフエノキシ基としては例えば次のもの
が挙げられる。
しない非置換あるいは置換されていてもよいアミノ基、
アルコキシ基又はフエノキシ基としては例えば次のもの
が挙げられる。
アミノ、アルキルアミノ(メチルアミノ、エチルアミ
ノ、プロピルアミノ、ブチルアミノ、ジメチルアミノ、
ジエチルアミノ、メチルエチルアミノ、オクチルアミ
ノ、ジクロヘキシルアミノ)、ヒドロキシアルキルアミ
ノ(モノエタノールアミノ、ジエタノールアミノ)、シ
アノアルキルアミノ(β−シアノエチルアミノ、ジ−β
−シアノエチルアミノ)、β−スルホエチルアミノ、タ
ウリン残基、グリシン残基、アニリノ、スルホ、クロ
ロ、低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロカルボキシ
などで置換されたアニリノ(o−,m又はp−スルホア
ニリノ、2,5−ジスルホアニリノ、o−,m−又はp
−トルイジノ、o−,m−又はp−メトキシアニリノ、
o−,m−又はp−クロロアニリノ、2−メチル−4−
スルホアニリノ、2−メトキシ−4−スルホアニリノ、
p−ニトロアニリノ、2−スルホ−4−メチルアニリ
ノ、4−クロロ−2−スルホアニリノ、o−,m−又は
p−カルボキシアニリノ、2−カルボキシ−4−スルホ
アニリノ)、N−メチルアニリノ、N−エチル−4−ク
ロロアニリノ、アルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシ、ブトキシ)、アルコキシアルコキシ(メトキシ
エトキシ、エトキシエトキシ、メトキシプロポキシ)、
フエノキシ、クロロ、ニトロ、メチル、スルホ、カルボ
キシなどで置換されたフエノキシ(o−,m−又はp−
クロロフエノキシ、o−,m−又はp−ニトロフエノキ
シ、o−,m−又はp−スルホフエノキシ、o−,m−
又はp−カルボキシフエノキシ、モルホリノ、ピペリジ
ン、ピペラジノ。
ノ、プロピルアミノ、ブチルアミノ、ジメチルアミノ、
ジエチルアミノ、メチルエチルアミノ、オクチルアミ
ノ、ジクロヘキシルアミノ)、ヒドロキシアルキルアミ
ノ(モノエタノールアミノ、ジエタノールアミノ)、シ
アノアルキルアミノ(β−シアノエチルアミノ、ジ−β
−シアノエチルアミノ)、β−スルホエチルアミノ、タ
ウリン残基、グリシン残基、アニリノ、スルホ、クロ
ロ、低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロカルボキシ
などで置換されたアニリノ(o−,m又はp−スルホア
ニリノ、2,5−ジスルホアニリノ、o−,m−又はp
−トルイジノ、o−,m−又はp−メトキシアニリノ、
o−,m−又はp−クロロアニリノ、2−メチル−4−
スルホアニリノ、2−メトキシ−4−スルホアニリノ、
p−ニトロアニリノ、2−スルホ−4−メチルアニリ
ノ、4−クロロ−2−スルホアニリノ、o−,m−又は
p−カルボキシアニリノ、2−カルボキシ−4−スルホ
アニリノ)、N−メチルアニリノ、N−エチル−4−ク
ロロアニリノ、アルコキシ(メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシ、ブトキシ)、アルコキシアルコキシ(メトキシ
エトキシ、エトキシエトキシ、メトキシプロポキシ)、
フエノキシ、クロロ、ニトロ、メチル、スルホ、カルボ
キシなどで置換されたフエノキシ(o−,m−又はp−
クロロフエノキシ、o−,m−又はp−ニトロフエノキ
シ、o−,m−又はp−スルホフエノキシ、o−,m−
又はp−カルボキシフエノキシ、モルホリノ、ピペリジ
ン、ピペラジノ。
又式(IV)及び(V)中Xで示されるジアミノ残基としては
例えば次のものを挙げることができる。
例えば次のものを挙げることができる。
アルキレンジアミノ(エチレンジアミノ、1,3−プロ
ピレンジアミノ、1,6−ヘキシレンジアミノ、2−ヒ
ドロキシ−1,3−プロピレンジアミノ、−NHCH2CH2OC
H2CH2NH−) アリーレンジアミノ(1,4−フエニレンジアミノ、1
−メチル−2,6−フエニレンジアミノ、1,3−フエ
ニレンジアミノ、4−スルホ−1,3−フエニレンジア
ミノ、4,6−ジスルホ−1,3−フエニレンジアミ
ノ、2−スルホ−1,4−フエニレンジアミノ、2,5
−ジスルホ−1,4−フエニレンジアミノ、5−カルボ
キシ−1,3−フエニレンジアミノ、2,5−ジメトキ
シ−1,4−フエニレンジアミノ、1−N−メチルアミ
ノアニリノ、1,2−フエニレンジアミノ、2,4,6
−トリメチル−5−スルホ−1,4−フエニレンジアミ
ノ、 2−メチル−5−スルホ−1,3−フエニレンジアミ
ノ、4−メチル−1,2−フエニレンジアミノ、 式(III)〜(VI)の染料は、これらの式においてY,Y1,
Y2がCl,Br又はFである染料と好ましくは水溶液
中45〜110℃でpH5〜9で第3級アミン又はこれら
のアルカリ金属塩と反応させることによって製造でき
る。
ピレンジアミノ、1,6−ヘキシレンジアミノ、2−ヒ
ドロキシ−1,3−プロピレンジアミノ、−NHCH2CH2OC
H2CH2NH−) アリーレンジアミノ(1,4−フエニレンジアミノ、1
−メチル−2,6−フエニレンジアミノ、1,3−フエ
ニレンジアミノ、4−スルホ−1,3−フエニレンジア
ミノ、4,6−ジスルホ−1,3−フエニレンジアミ
ノ、2−スルホ−1,4−フエニレンジアミノ、2,5
−ジスルホ−1,4−フエニレンジアミノ、5−カルボ
キシ−1,3−フエニレンジアミノ、2,5−ジメトキ
シ−1,4−フエニレンジアミノ、1−N−メチルアミ
ノアニリノ、1,2−フエニレンジアミノ、2,4,6
−トリメチル−5−スルホ−1,4−フエニレンジアミ
ノ、 2−メチル−5−スルホ−1,3−フエニレンジアミ
ノ、4−メチル−1,2−フエニレンジアミノ、 式(III)〜(VI)の染料は、これらの式においてY,Y1,
Y2がCl,Br又はFである染料と好ましくは水溶液
中45〜110℃でpH5〜9で第3級アミン又はこれら
のアルカリ金属塩と反応させることによって製造でき
る。
又本発明で用いられるカチオン界面活性剤としては例え
ば第4級アンモニウム塩、ピリジニウム塩等が挙げられ
第4級アンモニウム塩の具体的な例としてはラウリルテ
トラデシルメチルアンモニウムクロライド、ステアリル
ヘキサデシルメチルアンモニウムクロライド、ラウリル
ベンジルジメチルアンモニウムクロライド、ビニルジメ
チルベンジルアンモニウムクロライド、トリメチルベン
ジルアンモニウムクロライド、トリヒドロキシエチルメ
チルアンモニウムヒドロキシド、トリメチルヒドロキシ
エチルアンモニウムヒドロキシド、セチルトリメチルア
ンモニウムブロマイド、ジラウリルジメチルアンモニウ
ムブロマイド、ラウリルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、ラウリルトリメチルアンモニウムブロマイド、ド
デシルジメチル−β−フエノキシエチルアンモニウムク
ロライド、ジメチルベンジルドデシルアンモニウムクロ
ライド、等が挙げられる。又ピリジニウム塩の具合的な
例としてはセチルピリジニウムブロマイド、セチルピリ
ジニウムクロライド、ドデシルピリジニウムクロライ
ド、ドデシルピリジニウムブロマイド、オクタデシルビ
リジニウムヒドロキシド、オクタデシルオキシメチレン
ピリジニウムクロライド等があげられる。
ば第4級アンモニウム塩、ピリジニウム塩等が挙げられ
第4級アンモニウム塩の具体的な例としてはラウリルテ
トラデシルメチルアンモニウムクロライド、ステアリル
ヘキサデシルメチルアンモニウムクロライド、ラウリル
ベンジルジメチルアンモニウムクロライド、ビニルジメ
チルベンジルアンモニウムクロライド、トリメチルベン
ジルアンモニウムクロライド、トリヒドロキシエチルメ
チルアンモニウムヒドロキシド、トリメチルヒドロキシ
エチルアンモニウムヒドロキシド、セチルトリメチルア
ンモニウムブロマイド、ジラウリルジメチルアンモニウ
ムブロマイド、ラウリルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、ラウリルトリメチルアンモニウムブロマイド、ド
デシルジメチル−β−フエノキシエチルアンモニウムク
ロライド、ジメチルベンジルドデシルアンモニウムクロ
ライド、等が挙げられる。又ピリジニウム塩の具合的な
例としてはセチルピリジニウムブロマイド、セチルピリ
ジニウムクロライド、ドデシルピリジニウムクロライ
ド、ドデシルピリジニウムブロマイド、オクタデシルビ
リジニウムヒドロキシド、オクタデシルオキシメチレン
ピリジニウムクロライド等があげられる。
更に本発明に用いられるノニオン界面活性剤としてはエ
チレンオキサイド付加型のポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルフエノール、ポ
リオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル等が挙げられるラウリルアル
コール、セチルアルコール、ドデシルアルコール、オレ
イルアルコールに5〜50モルのエチレンオキサイトを
付加したもの;ノニルフエノール、ドデシルフエノー
ル、オクチルフエノールに5〜50モルのエチレンオキ
サイトを付加したもの;オレイン酸、ラウリン酸、ステ
アリン酸に5〜50モルのエチレンオキサイドを付加し
たもの;ソルビタンラウリルエステル、ソルビタンパル
ミチルエステル、ソルビタンオレイルエステルに5〜5
0モルのエチレンオキサイドを付加したもの等がそれら
の具体例として挙げられその他プロピレングリコール−
エチレンオキサイド付加重合物等も用いられる。
チレンオキサイド付加型のポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルフエノール、ポ
リオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル等が挙げられるラウリルアル
コール、セチルアルコール、ドデシルアルコール、オレ
イルアルコールに5〜50モルのエチレンオキサイトを
付加したもの;ノニルフエノール、ドデシルフエノー
ル、オクチルフエノールに5〜50モルのエチレンオキ
サイトを付加したもの;オレイン酸、ラウリン酸、ステ
アリン酸に5〜50モルのエチレンオキサイドを付加し
たもの;ソルビタンラウリルエステル、ソルビタンパル
ミチルエステル、ソルビタンオレイルエステルに5〜5
0モルのエチレンオキサイドを付加したもの等がそれら
の具体例として挙げられその他プロピレングリコール−
エチレンオキサイド付加重合物等も用いられる。
本発明の組成物は前記した反応染料の水溶液又は温水溶
液にエタノール、イソプロピルアルコール、プロピルア
ルコール等のアルコール類に前記したカチオン界面活性
剤を10〜20%(重量比)濃度に溶解したものを撹拌
下に徐々に添加してイオン封鎖された反応染料を得、つ
いで析出した結晶を別し十分水洗したのち、ノニオン
界面活性剤の水溶液を加えるか、ノニオン界面活性剤水
溶液にこのイオン封鎖された反応染料の結晶を加えるこ
とによって本発明の組成物がえられる。なお反応染料を
イオン封鎖してえられた結晶を別することなく該結晶
を含む溶液を酸で中和したのちノニオン界面活性剤水溶
液を加えてもよい。本発明の組成物は均一な分散系を形
成するが分散を早めるためにイオン封鎖された反応染料
の結晶とノニオン界面活性剤の水溶液を混合するときに
加熱したり撹拌を行うことも必要に応じて行われる。本
発明の組成物を調製するにあたって用いられるカチオン
界面活性剤の量は塩基性染料1モルに対して1〜2モル
当量であり通常1〜1.2モル当量用いられる。(反応
染料のアニオンがカチオン界面活性剤によって完全に封
鎖されたかどうかは紙上のスポツトテストによって滲
出部がほとんど染料の着色を示されなくなることで判断
される。)又ノニオン界面活性剤の量はイオン封鎖され
た反応染料の重量に対して10乃至200%(重量比)
であり本発明では5〜50%好ましくは20〜30%
(重量比)の水溶液として用いられる。
液にエタノール、イソプロピルアルコール、プロピルア
ルコール等のアルコール類に前記したカチオン界面活性
剤を10〜20%(重量比)濃度に溶解したものを撹拌
下に徐々に添加してイオン封鎖された反応染料を得、つ
いで析出した結晶を別し十分水洗したのち、ノニオン
界面活性剤の水溶液を加えるか、ノニオン界面活性剤水
溶液にこのイオン封鎖された反応染料の結晶を加えるこ
とによって本発明の組成物がえられる。なお反応染料を
イオン封鎖してえられた結晶を別することなく該結晶
を含む溶液を酸で中和したのちノニオン界面活性剤水溶
液を加えてもよい。本発明の組成物は均一な分散系を形
成するが分散を早めるためにイオン封鎖された反応染料
の結晶とノニオン界面活性剤の水溶液を混合するときに
加熱したり撹拌を行うことも必要に応じて行われる。本
発明の組成物を調製するにあたって用いられるカチオン
界面活性剤の量は塩基性染料1モルに対して1〜2モル
当量であり通常1〜1.2モル当量用いられる。(反応
染料のアニオンがカチオン界面活性剤によって完全に封
鎖されたかどうかは紙上のスポツトテストによって滲
出部がほとんど染料の着色を示されなくなることで判断
される。)又ノニオン界面活性剤の量はイオン封鎖され
た反応染料の重量に対して10乃至200%(重量比)
であり本発明では5〜50%好ましくは20〜30%
(重量比)の水溶液として用いられる。
以上の如くして得られた組成物を用いて捺染又はパツデ
イング染色は次のようにして行われる。即ち本発明の組
成物に重量比でほぼ同量の合成樹脂糊料を加え色糊又は
パツデイング液に要求される粘度に水を用いて調整し常
法によって捺染又はパツデイング染色を行う。
イング染色は次のようにして行われる。即ち本発明の組
成物に重量比でほぼ同量の合成樹脂糊料を加え色糊又は
パツデイング液に要求される粘度に水を用いて調整し常
法によって捺染又はパツデイング染色を行う。
実施例 実施例によって本発明をより詳細に説明する。
実施例1 青色の下記式(VII)の染料10gを1の水に 溶解し、40℃で撹拌しながらセチルピリジニウムクロ
ライドの15%イソプロピルアルコール溶液をイオン封
鎖が完全になる迄加えた。イオン封鎖が完了したかどう
かは紙上のスポツトテストによってスポツトの滲出部
分がほとんど着色しないことによって確かめた。析出し
た結晶を別しエマルゲン430(花王石鹸製、エチレ
ンオキサイドの平均付加モル数30のオレイルエーテ
ル)の25%水溶液20gを加えて本発明の組成物をえ
た。
ライドの15%イソプロピルアルコール溶液をイオン封
鎖が完全になる迄加えた。イオン封鎖が完了したかどう
かは紙上のスポツトテストによってスポツトの滲出部
分がほとんど着色しないことによって確かめた。析出し
た結晶を別しエマルゲン430(花王石鹸製、エチレ
ンオキサイドの平均付加モル数30のオレイルエーテ
ル)の25%水溶液20gを加えて本発明の組成物をえ
た。
実施例2 下記式(VIII)の染料10gを1の水に溶解し 45℃で撹拌しながらコータミン24p(花王石鹸製、
ラウリルテトラデシルメチルアンモニウムクロライド)
の15%イソプロピルアルコール液を適下し、析出した
結晶を静置後傾斜別し結晶を水洗した。この水洗は洗
浄後の液のpHが7.0付近になるまで行った。
ラウリルテトラデシルメチルアンモニウムクロライド)
の15%イソプロピルアルコール液を適下し、析出した
結晶を静置後傾斜別し結晶を水洗した。この水洗は洗
浄後の液のpHが7.0付近になるまで行った。
このイオン封鎖された反応染料の結晶にノニオン活性剤
エマルゲン950(花王石鹸製、ノニルフエノールのエ
チレンオキサイド付加物、平均付加モル数50)の25
%水溶液20gを加えて本発明の組成物をえた。これに
20gの合成樹脂糊料カーボポール801(ワールドケ
ミカル製のポリアクリル酸、平均分子量450,00
0)と水70gとを加えて色糊を調製した。この色糊を
用いて、メツシユ1200番のスクリーンにより木綿ブ
ロードをハンドプリントし風乾後95℃でスチーミング
し充分にソーピングを行なった。その結果、風合のすぐ
れた鮮明堅牢な黄色捺染布を得た。
エマルゲン950(花王石鹸製、ノニルフエノールのエ
チレンオキサイド付加物、平均付加モル数50)の25
%水溶液20gを加えて本発明の組成物をえた。これに
20gの合成樹脂糊料カーボポール801(ワールドケ
ミカル製のポリアクリル酸、平均分子量450,00
0)と水70gとを加えて色糊を調製した。この色糊を
用いて、メツシユ1200番のスクリーンにより木綿ブ
ロードをハンドプリントし風乾後95℃でスチーミング
し充分にソーピングを行なった。その結果、風合のすぐ
れた鮮明堅牢な黄色捺染布を得た。
実施例3 赤色の下記式(IX)の染料10gを1の水に溶解し45
℃で撹拌しながらカチオン活性剤 コータミン24pの15%イソプロピルアルコール溶液
を適下し、析出した結晶を静置した後別し結晶を充分
に水洗した。この水洗は洗浄液がイオン的に中性になる
まで反復した。このイオン封鎖された反応染料の結晶に
ノニオン活性剤エマルゲン950の25%水溶液20g
を加えて本発明の組成物を得た。この組成物に20gの
合成樹脂糊料カーボポール801(ワールドケミカル製
のアクリル酸重合物で平均分子量が450,000のも
の)と水70gとを加えて色糊を調製した。この色糊を
用いて1200番のスクリーンメツシユの型枠を用い常
法により精練漂白した木綿ブロードをプリントし乾燥後
常圧で蒸熱しソーピングを行なった。その結果鮮明で堅
牢な風合のすぐれた赤色捺染布を得た。
℃で撹拌しながらカチオン活性剤 コータミン24pの15%イソプロピルアルコール溶液
を適下し、析出した結晶を静置した後別し結晶を充分
に水洗した。この水洗は洗浄液がイオン的に中性になる
まで反復した。このイオン封鎖された反応染料の結晶に
ノニオン活性剤エマルゲン950の25%水溶液20g
を加えて本発明の組成物を得た。この組成物に20gの
合成樹脂糊料カーボポール801(ワールドケミカル製
のアクリル酸重合物で平均分子量が450,000のも
の)と水70gとを加えて色糊を調製した。この色糊を
用いて1200番のスクリーンメツシユの型枠を用い常
法により精練漂白した木綿ブロードをプリントし乾燥後
常圧で蒸熱しソーピングを行なった。その結果鮮明で堅
牢な風合のすぐれた赤色捺染布を得た。
発明の効果 合成樹脂糊料との相溶性にすぐれ、酸結合剤を添加する
ことなくセルロース繊維に良好な染着を示すイオン封鎖
された反応染料組成物が得られた。この組成物を合成樹
脂糊料併用下で捺染、パツデイング染色においてすぐれ
た結果を与える。
ことなくセルロース繊維に良好な染着を示すイオン封鎖
された反応染料組成物が得られた。この組成物を合成樹
脂糊料併用下で捺染、パツデイング染色においてすぐれ
た結果を与える。
Claims (1)
- 【請求項1】カチオン界面活性剤によってイオン封鎖さ
れた、第4級窒素原子を含む置換基が該窒素原子を介し
て結合しているS−トリアジニル基を少なくとも1個以
上有する反応染料とノニオン界面活性剤を含有すること
を特徴とする反応染料組成物
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6326785A JPH0655906B2 (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 反応染料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6326785A JPH0655906B2 (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 反応染料組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61223057A JPS61223057A (ja) | 1986-10-03 |
JPH0655906B2 true JPH0655906B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=13224341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6326785A Expired - Lifetime JPH0655906B2 (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 反応染料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0655906B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01156582A (ja) * | 1987-12-09 | 1989-06-20 | Nippon Kayaku Co Ltd | 液状染料組成物及びそれを用いる繊維材料の染色法 |
JPH01162880A (ja) * | 1987-12-18 | 1989-06-27 | Nippon Kayaku Co Ltd | セルロース繊維材料の染色法 |
CN112480708B (zh) * | 2020-10-26 | 2022-12-16 | 苏州澳缘盛新材料科技有限公司 | 一种活性染料红及其制备方法和应用 |
CN112480707B (zh) * | 2020-10-30 | 2022-05-31 | 苏州澳缘盛新材料科技有限公司 | 一种活性染料黄及其制备方法和应用 |
-
1985
- 1985-03-29 JP JP6326785A patent/JPH0655906B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61223057A (ja) | 1986-10-03 |
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