JPH0654696U - パレット搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイズの異なる複数種類のパレットを、一台
のフォークリフトで搬送することを可能とし、装置の設
備費を安価にする。 【構成】 無人フォークリフト31によって、サイズの異
なる複数種類のパレットP が順番に置かれた出庫ステー
ションSOでパレットP を受取り、受取ったパレットP
を、これに対応する供給ステーションSFまで搬送する。
出庫ステーションSFに置かれたパレットP の種類と順番
に関する情報をストック手段32にストックする。フォー
クリフト31に、巾調節自在なフォーク41を装備する。ス
トック手段32から、つぎに搬送すべきパレットP の情報
を取出し、これに基づいて、フォーク巾を調節する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、荷役物をのせたパレット、とくにサイズの異なる複数種類のパレ ットを、誘導線や光反射体等の誘導体にそって走行する無人フォークリフトで搬 送する搬送装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

この種の装置としては、サイズの異なる複数種類のパレットが順番に置かれて いる出庫ステーションと、パレットの種類に対応する複数の供給ステーションと 、出庫ステーションでパレットを受取り、受取ったパレットを、これに対応する 供給ステーションまで搬送するパレットの種類に対応する複数種類の無人フォー クリフトと、出庫ステーションに置かれたパレットの種類と順番に関する情報を ストックしているストック手段と、ストック手段から、つぎに搬送すべきパレッ トの情報を取出し、これに対応するフォークリフトを起動させる起動手段とを備 えているものが知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来装置では、搬送しようとするパレットの種類と同じ数だけフォークリ フトが必要である。そのため、設備費が高価につくという問題点がある。

【０００４】 この考案の目的は、上記問題点を解決し、設備費の安価なパレット搬送装置を 提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案によるパレット搬送装置は、サイズの異なる複数種類のパレットが順 番に置かれている出庫ステーションと、パレットの種類に対応する複数の供給ス テーションと、出庫ステーションでパレットを受取り、受取ったパレットを、こ れに対応する供給ステーションまで搬送する無人フォークリフトと、出庫ステー ションに置かれたパレットの種類と順番に関する情報をストックしているストッ ク手段とを備えているパレット搬送装置において、フォークリフトに、巾調節自 在なフォークが装備され、ストック手段から、つぎに搬送すべきパレットの情報 を取出し、これに基づいて、フォーク巾が調節されるようになされていることを 特徴とするものである。

【０００６】

【作用】

この考案によるパレット搬送装置では、フォークリフトに、巾調節自在なフォ ークが装備され、ストック手段から、つぎに搬送すべきパレットの情報を取出し 、これに基づいて、フォーク巾が調節されるようになされているから、サイズの 異なる複数種類のパレットを、一台のフォークリフトで搬送することが可能であ る。

【０００７】

【実施例】

この考案の実施例を、図面を参照してつぎに説明する。

【０００８】 以下の説明において、前後とは、図１の右方を前、これと反対側を後といい、 左右とは、前に向かって、その左右の側を左右というものとする。

【０００９】 第１図において、倉庫設備11の前方に生産設備12が設けられている。倉庫設備 11のすぐ前に出庫ステーションSO、生産設備12のすぐ後に複数の供給ステーショ ンSF1 〜SF4 が左右方向に並んで設けられている。出庫ステーションSOの右斜め 前方には待機ステーションSWが設けられている。

【００１０】 出庫ステーションSOから主誘導線21が前向きにのびている。主誘導線21の前端 には分岐誘導線22の後端が接続され、分岐誘導線22の前端は供給ステーションSF 1 〜SF4 のそれぞれに接続されている。待機ステーションSWからは副誘導線23が 左向きにのびて、その先端は出庫ステーションに引き込まれている。

【００１１】 出庫ステーションSOには、サイズの異なる複数のパレットP0が順番に置かれて いる（図示は１つのパレットのみ）。複数の供給ステーションSF1 〜SF4 は、パ レットの種類に対応するものであり、それぞれの供給ステーションSF1 〜SF4 に 供給されるパレットはあらかじめ定められている。図面では、供給ステーション SF1 〜SF4 にパレットP1〜P4が１つずつ置かれている。待機ステーションSWには １台の無人フォークリフト31が待機させられるとともに、その後方には、管理コ ンピュータ32、制御盤33および通信装置34が配置されている。

【００１２】 無人フォークリフト31には、巾方向に移動自在なフォーク41と、これを巾方向 に移動させてフォーク41の巾調節を自動的に行うシフト装置（図示しない）とが 装備されている。

【００１３】 管理コンピュータ32は、出庫から生産までの全ての流れを管理するためのもの であって、出庫ステーションSOに置かれたパレットの種類と順番に関する情報等 をストックしている。

【００１４】 管理コンピユータ32から制御盤33に、つぎに搬送すべきパレットの情報がつぎ つぎと送られる。制御盤33は、情報を受けとった情報を通信装置34によってフォ ークリフト31に無線送信する。フォークリフト31では、送られてきた情報に基づ いて、フォーク41の巾調節が行われる。フォーク41の巾調節が完了すると、制御 盤33からの指示により、フォークリフト31がスタートさせられる。スタートさせ られたフォークリフト31は、出庫ステーションSOに立ち寄り、そこで先頭のパレ ットP0を受取り、制御盤33の指示に基づいて、受取ったパレットP0を、これに対 応する供給ステーションSF1 〜SF4 のいずれかまで搬送する。供給ステーション SF1 〜SF4 でフォークリフト31がパレットP0を降ろすと、待機ステーションSWま で戻り、そこで、つぎに搬送すべきパレットの情報を受取るまで待機する。

【００１５】

【考案の効果】

この考案によれば、サイズの異なる複数種類のパレットを、一台のフォークリ フトで搬送することが可能であるから、設備費の安価なパレット搬送装置が提供 される。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案による装置の概略平面図である。

【符号の説明】

31 フォークリフト 32 管理コンピュータ 41 フォーク P パレット SO 出庫ステーション SF 供給ステーション

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 サイズの異なる複数種類のパレットP が
   順番に置かれている出庫ステーションSOと、 パレットP の種類に対応する複数の供給ステーションSF
   と、 出庫ステーションSOでパレットP を受取り、受取ったパ
   レットP を、これに対応する供給ステーションSFまで搬
   送する無人フォークリフト31と、 出庫ステーションSFに置かれたパレットP の種類と順番
   に関する情報をストックしているストック手段32と、 を備えているパレット搬送装置において、 フォークリフト31に、巾調節自在なフォーク41が装備さ
   れ、ストック手段32から、つぎに搬送すべきパレットP
   の情報を取出し、これに基づいて、フォーク巾が調節さ
   れるようになされていることを特徴とするパレット搬送
   装置。