JPH0653780A - 適応受信機 - Google Patents

適応受信機

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JPH0653780A
JPH0653780A JP20463492A JP20463492A JPH0653780A JP H0653780 A JPH0653780 A JP H0653780A JP 20463492 A JP20463492 A JP 20463492A JP 20463492 A JP20463492 A JP 20463492A JP H0653780 A JPH0653780 A JP H0653780A
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tap
adaptive receiver
fading
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dfe
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Shingo Okamoto
眞吾 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】整合フィルタ(MF)と判定帰還型等化器(D
FE)を用い、比較的SN比の高いマルチパスフェージ
ング回線に使用する適応受信機において、非最小位相推
移フェージングの受信信号には整合フィルタリングを施
し、最小位相推移フェージングの受信信号には整合フィ
ルタリングを施さない制御を行って、この型の受信機に
おける最小位相推移フェージングに対する等化特性を改
善する。 【構成】この適応受信機は、MF101,DFE102
および相関器103を備える。MF101の乗算器10
1bに与えるタップ係数Wを切替スイッチ105で特定
の1タップを除いてON/OFFし、入力端子(IN)
110からの受信信号に対する主応答をシフトレジスタ
101a入力段のタップW0に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は適応受信機に関し、特
に、マルチパスフェージング伝搬で生じた波形歪の除去
に適する適応受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】図3の構成図を参照してマルチパスフェ
ージング回線で生じる波形歪を除去する従来のこの種の
適応受信機について説明する。この適応受信機は、入力
端子(IN)110から受信信号を受けるトランスバー
スルフィルタ型の整合フィルタ(MF)101と、出力
端子(OUT)120に出力判定信号Anを生じる判定
帰還型等化器(DFE)102と、n個の相関器103
とを含む。MF101は、タップ付き遅延素子を構成す
るn段のシフトレジスタ101aと、n個の乗算器10
1bと、加算器101cとを含む。相関器103はDF
E102の出力判定信号Anとシフトレジスタ101a
の各タップ上の受信信号との相関を取ることにより、整
合フィルタ101のn個のタップ係数W(W0〜Wn−
1)を求める。これらのタップ係数Wは伝送系のインパ
ルス応答の時間反転で複素共役となっている。すなわち
シフトレジスタ101a上の受信信号は、乗算器101
bと加算器101cにより、上記n個のタップ係数Wと
畳み込まれて整合フィルタリングが行われる。この整合
フィルタ102の出力がDFE102に通され、DFE
102はこの出力について判定帰還等化を行い、受信信
号の符号間干渉除去が行われる。
【0003】図3の適応受信機は、文献(電子通信学
会,通信方式研究会資料,CS78−203,1979
年2月,“マルチパス伝送路における適応受信方式”)
に提案されており、厳しいマルチパスフェージング回線
となる見通し外通信にすでに実用化されている。この方
式は、インパルス応答の前縁(precursor)が
主応答に比べ大きくなるような、非最小位相推移フェー
ジングに対するDFE102の特性を改善する。MF1
01による整合フィルタリングにより非対称なインパル
ス応答は対称化されるため、前縁の一部の電力はインパ
ルス応答の後縁(postcursor)に変換され
る。従って、DFE102の線形等化部に対する負担は
減少し、このDFE102の等化特性が改善される。一
方、インパルス応答の後縁が支配的となる最小位相推移
フェージングでは、整合フィルタリングにより、上記後
縁の一部を前縁に変換するため、DFE102は非線形
等化に加えて線形等化も行なうことになる。すなわちM
F101を用いないDFE102単体では、判定帰還に
よる等化だけが行なわれるのに対し、このMF101お
よびDFE102を備える適応受信機の等化特性はDF
E102単体の等化特性より劣化することになる。従っ
て図3の適応受信機を地上多値QAMマイクロ波伝送に
適用すると、多値レベルの増加に伴い、MF101の整
合フィルタリングにより生じる歪を無視できなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のMFお
よびDFEを備える適応受信機では、非最小位相推移フ
ェージングに対しては、DFEの等化特性を改善してい
るが、最小位相推移フェージングに対してはDFEより
等化特性が劣化するという問題がある。
【0005】従って本発明の目的は、MFおよびDFE
を用いても最小位相推移フェージングに対する特性劣化
を解消する適応受信機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の適応受信機は、
受信信号を波形等化するトランスバーサルフィルタで構
成された整合フィルタと、前記整合フィルタの出力から
判定帰還等化により符号間干渉を除去して出力判定信号
を生じる判定帰還型等化器と、前記出力判定信号と前記
整合フィルタの各タップ上の受信信号との相関を取る相
関器と、前記相関器の出力する相関値の主応答をある特
定のタップに固定してこの主応答を前記整合フィルタの
各タップ係数として与える制御手段とを備えている。
【0007】
【作用】本発明の適応受信機は、MFとDFEを用いる
適応受信機を比較的SN比の高いマルチパスフェージン
グ回線に適用する場合等には、インパルス応答の前縁が
増大した非最小位相推移フェージングの信号に対しては
整合フィルタリングを施し、インパルス応答の後縁が増
大した最小位相推移フェージングの信号に対しては整合
フィルタリングを施さない制御を行うことで、最小位相
推移フェージングを受けた受信信号に対する等化特性を
改善する。
【0008】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の構成図である。また、図
2はこの実施例の動作と図3の従来例の動作とを比較す
るための説明図である。
【0009】図1の適応受信機は、図3の従来の適応受
信機と同様に、入力端子(IN)110から受信信号を
受けるトランスバースルフィルタ型の整合フィルタ(M
F)101と、出力端子(OUT)120に出力判定信
号Anを生じる判定帰還型等化器(DFE)102と、
n個の相関器103とを含む。MF101は、タップ付
き遅延素子を構成するn段のシフトレジスタ101a
と、n個の乗算器101bと、加算器101cとを含
む。相関器103はDFE102の出力判定信号Anと
シフトレジスタ101aの各タップ上の受信信号との相
関を取ることにより、整合フィルタ101のn個のタッ
プ係数W0〜Wn−1を求める。
【0010】この適応受信機は、さらに、本発明の特徴
である制御回路(CONT)104とn個の切替スイッ
チ105とを備えている。
【0011】この適応受信機においては、MF101内
のシフトレジスタ101aのタップ間隔(遅延時間)を
シンボル間隔Tあるいはその半分のT/2に設定する。
特にこの遅延時間をT/2に設定すると、MF101は
整合フィルタリングの他にタイミング制御機能も有する
ことになる。ここで、受信信号の送信シンボル列をan
(n=−∞,…,+∞)、受信信号がMF101に入力
されるまでの伝送系のインパルス応答の離散値をhn
すると、受信信号の離散値rn は(1)式で示される。
【0012】
【0013】シフトレジスタ101aのタップ間隔がT
間隔の場合、シフトレジスタ101aの各段(タップW
0,W1,W2,…,Wn−2,Wn−1)に上記受信
信号rn+1 ,rn+2 ,rn-3 ,…,r1 ,r0 がそれぞ
れ分布する。DFE102の判定出力がAnの時、MF
101aの各タップ上の受信信号は下記のように示され
る。
【0014】
【0015】従って、相関器103により、DFE10
2の判定出力Anとシフトレジスタ101aの各タップ
内容との相関を取る(タップ係数Wを得る)ことによ
り、インパルス応答離散値hi を得ることができる。こ
れらタップ係数Wは伝送系のインパルス応答と複素共役
および時間反転の関係になっている。相関器103出力
W(W0〜Wn−1)はCONT104で制御される切
替スイッチ105に入力される。ただし、MF101の
入力段のタップに対応するタップ係数W0については切
替スイッチ105によるON/OFFは行わないものと
する。この切替スイッチ105がすべてONの場合、相
関器103の出力WはそれぞれMF101のタップ係数
W0,W1,W2,…,Wn−2,Wn−1として乗算
器101bに供給され、MF101はこれらのタップ係
数Wを受信信号と畳み込むことにより整合フィルタリン
グを行なう。
【0016】CONT104は、電源投入時等のデータ
引き込み時には、全ての切替スイッチ105をOFFと
し、入力段のタップW0のみをONにする。CONT1
04は、データを引き込んだ後、切替スイッチ105を
全てONとし、他のタップW1,W2,…,Wn−2,
Wn−1も接続する。これによりMF101の主応答,
すなわち最も相関の高いタップがW0となる。
【0017】図2の(a)を参照して、伝送系に主波+
進み波の非最小位相推移フェージングがあると、MF1
01はW1のタップに対して応答がある。すなわち、図
1の適応受信機は、(c)に示す従来の適応受信機と全
く同じ動作を行い、(a)のインパルス応答を(e)の
ように対称化する。すなわち、MF101はインパルス
応答の前縁を等価的に減少させ、DFE102の前縁に
対する等化能力を改善する。
【0018】一方、図2の(b)を参照すると、伝送系
に主波+遅れ波の最小位相推移フェージングがあると、
MF101は、W1〜Wn−1のタップに対して応答は
なく、W0のみが動作する。この時、MF101は
(b)に示すようなインパルス応答に対しては整合フィ
ルタリングを行わず、DFE102の入力端での受信信
号に対するインパルス応答状態は(f)のようになって
いる。すなわち、マルチパス歪のほとんどはインパルス
応答の後縁によるもので、これらはすべてDFE102
の判定帰還による等化で除去される。
【0019】なお図3に示した従来の適応受信機では図
2の(b)に示すインパルス応答の受信信号に対しても
図2の(d)のようにインパルス応答を対称化するた
め、DFE102単体の特性より劣化するが、本発明の
適応受信機では最小位相推移フェージングに対しては整
合フィルタリングを施さないためDFE102単体によ
る高い等化能力を生かすことができている。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明のMFおよび
DFEを用いる適応受信機は、相関器の出力する相関値
をON/OFFするための切替スイッチを設けることに
より、非最小位相推移フェージングを受けた受信信号に
対しては、整合フィルタリングを行わせることでDFE
単体の等化特性を改善し、最小位相推移フェージングを
受けた受信信号に対しては、整合フィルタリングを行な
わせないことにより等化特性をDFE単体より劣化させ
ない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】この実施例の動作と従来技術による適応受信機
の動作とを比較するための説明図である。
【図3】従来の適応受信機の構成図である。
【符号の説明】
101 整合フィルタ(MF) 101a n段のシフトレジスタ 101b n個の乗算器 101c 加算器 102 判定帰還型等化器(DFE) 103 n個の相関器 104 制御回路(CONT) 105 切替スイッチ 110 入力端子(IN) 120 出力端子(OUT)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号を波形等化するトランスバーサ
    ルフィルタで構成された整合フィルタと、前記整合フィ
    ルタの出力から判定帰還等化により符号間干渉を除去し
    て出力判定信号を生じる判定帰還型等化器と、前記出力
    判定信号と前記整合フィルタの各タップ上の受信信号と
    の相関を取る相関器と、前記相関器の出力する相関値の
    主応答をある特定のタップに固定してこの主応答を前記
    整合フィルタの各タップ係数として与える制御手段とを
    備えることを特徴とする適応受信機。
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