JPH03284014A - 判定帰還形等化器 - Google Patents

判定帰還形等化器

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JPH03284014A
JPH03284014A JP2085639A JP8563990A JPH03284014A JP H03284014 A JPH03284014 A JP H03284014A JP 2085639 A JP2085639 A JP 2085639A JP 8563990 A JP8563990 A JP 8563990A JP H03284014 A JPH03284014 A JP H03284014A
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tap
tap coefficient
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JP2085639A
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Ichiro Tsujimoto
一郎 辻本
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NEC Corp
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  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は判定帰還形等化器に関し、特にマルチパスフェ
ージング伝搬で生じた波形歪を除去する判定帰還形等化
器に関する。
(従来の技術) 従来、マルチパスフェージング回線などで生じた波形歪
を除去する目的で、適応等化器が用いられている。この
適応等化器は線形等化器(LE)と非線形等化器とに分
類される。第6図は線形等化器(LE)の構成図であり
、第7図は非線形等化器の構成図である。これら2つの
等化器は、共にトランスバーサルフィルタで構成されて
おり、判定器の入a力間の誤差信号εの自乗平均または
絶対値のm乗平均が最小となるようにトランスバーサル
フィルタのタップ係数が制御される。地上ディジタルマ
イクロ波通信では主に、線形等化器が用いられている。
線形等化器は、トランスバーサルフィルタの各タップ上
に分布した符号量干渉および雑音を含む受信信号にタッ
プ係数を乗じて線形合成して符号量干渉を除去するから
、強度なマルチパス歪に対しては等化器の残留符号量干
渉が大きくなる。特に、伝送速度の高速化または伝搬区
間の長距離化に伴って送信シンボル長に対するマルチパ
スの遅延分散(Delay 5pread)が広がる厳
しい選択性フェージングに対しては、線形等化器は十分
に受信信号を等化できない。
非線形等化器は第7図に示すように、入力に対し線形な
前方等化器(FE)10と非線形な後方等化器(BE)
20とでなる判定帰還形等化器(DFE)である。前方
等化器10のセンタータップは通常前方等化器10の最
終タップに設定されている。インパルス応答の前縁(P
recursor)による符号量干渉は前方等化器10
で、後縁(Postcursor)による符号量干渉は
後方等化器20でそれぞれ除去される。判定器40から
出力される判定信号は符号量干渉も雑音も含まないから
、後方等化器20の判定帰還による等化能力は線形等化
器より大きい。インパルス応答のPo5tcursor
による符号量干渉、すなわち主波に対し遅れ性のマルチ
パス歪は、後方等化器20のタップ範囲内で完全に除去
される。従って、フェージングが遅れ性のマルチパスに
よる場合(最小位相推移フェージング)では判定帰還形
等化器の方が線形等化器より等化能力が優れている。一
方、Precursorによる符号量干渉、すなわち進
み性のマルチパス歪は後方等化器20ではな(線形等化
器と等価な前方等化器10により等化されるから、進み
性のマルチパスによるフェージング(非最小位相推移フ
ェージング)に対して判定帰還形等化器は線形等化器と
同じ等化能力しか示さない。従つて、強い進み性のマル
チパス状態が発生することもある地上ディジタルマイク
ロ波通信では、装置化が容易な線形等化器が主に用いら
れ、判定帰還水等化器はあまり用いられていない。
判定帰還水等化器の進み性マルチパスに対する等化能力
を向上させる方式として、MF/DFE受信方式が電子
通信学会、通信方式研究会“マルチパス伝送路における
適応受信方式”1979年2月(CS78−203) 
 に提案されている。このMF/DFE受信方式は、第
8図に示すように、これは判定帰還水等化器(DFE)
120の前段に適応整合フィルタ(MF)110を設け
たもので、適応整合フィルタ110によるSN比の最大
化および判定帰還水等化器120による歪の等化による
最適受信を行なう。第9図において、901は適応整合
フィルタ110人力前の回線のインパルス応答の波形で
、902は適応整合フィルタ110出力後のインパルス
応答の波形である。適応整合フィルタ110はインパル
ス応答を対称化するから、901の強いPrecurs
or成分は902に示すように、主応答に集束されると
共に一部の電力はPo5tcursor成分にも分散さ
れる。すなわち、進み性の歪の一部が遅れ性の歪に変換
されることにより前方等化器に対する負担は減り、逆に
増加したPo5tcursorは判定帰還の後方等化器
により等化されるから、判定帰還水等化器120の進み
性マルチパスに対する等化能力が改善される。このよう
に進み性のマルチパスに対しては適応整合フィルタを前
段に設けた判定帰還水等化器の方が判定帰還形等化器単
体より優れた等化能力を発揮する。
しかし適応整合フィルタを前段に設けた判定帰還形等化
層波、MF/DFE受信方式がすでに実用化されてる見
通し外通信のように、SN比が制約されているマルチパ
スフェージング回線に対して適応整合フィルタによるダ
イパーシティ受信によりSN比を最大化することを第一
優先としており、SN比が比較的高く、波形歪のみが問
題となるような回線に対しては必ずしも最適であるとは
限らない。その等化能力は、進み性のマルチパス歪に対
しては、判定帰還形等化器単体より適応整合フィルタを
前段に設けた判定帰還水等化器の方がはるかに優れてい
るが、遅れ性のマルチパス歪に対しては判定帰還形等化
器単体の方が優れている。これは適応整合フィルタによ
り新たに生じた波形歪が原因であり、多値QAM伝送の
場合、多値レベルの増加に伴いこの歪が無視できなくな
る。適応整合フィルタにより生じる波形歪とは、適応整
合フィルタと遅延分散しているインパルス応答との畳込
みにより、適応整合フィルタ通過後のインパルス応答は
第9図のように1=0の主応答に集束するが、レベルは
低いながらも応答が広がることによるもので、これを等
化するには判定帰還水等化器のタップ数をかなり増大す
る必要があり現実的ではない。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来の判定帰還水等化器には、強度なマルチパ
スフェージング条件下で多値QAMによる高速伝送を実
現する上で等化能力が不足しているという欠点があった
そこで本発明の目的は、等化能力が優れた判定帰還水等
化器を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の第1の判定帰還水等化器は、シンボル長T間隔
のトランスバーサルフィルタでなり該トランスパーサフ
ィルタのセンタータップc0の位置を最終段側から前段
側へNタップだけシフトしてあって入力信号に対して線
形な等化を行なう前方等化器と、シンボル長T間隔のト
ランスバーサルフィルタでなり入力信号に対して非線形
な等化を行う後方等化器と、前記前方等化器と前記後方
等化器との出力の差をとる第1の減算器と、該第1の減
算器の出力信号を入力して判定信号を前記後方等化器に
出力する判定器と、該判定器の入出力間の差を取り誤差
信号εを得る第2の減算器と、前記判定器の入出力間の
誤差信号εと前記前方等化器および前記後方等化器の各
タップ上の信号とからLMSアルゴリズムにより前記前
号等化器および前記後方等化器の各タップ係数を求めて
変更するタップ係数修正器と、前記前方等化器のセンタ
ータップc0から最終段側c、lまでの各Ca +  
C*L+ ”・+ Cell ”・+ C*Nタップ上
の受信信号と前記判定器から出力される判定信号との相
関を取って回線のインパルス応答の主応答h0および前
縁(Precursor) h−++ −+ h、、 
++、 h−sを監視する相関器と、前記前縁h−+が
ある値以上になった場合に前記等化器のセンタータップ
c0からiタップ後段のCヤ、のタップ係数とを前記後
方等化器のdlのタップ係数とを前記相関器で監視した
インパルス応答の主応答h0と前縁h−+に対して最適
となる予め用意されているタップ係数値に設定するタッ
プ係数修正制御部とを備えることを特徴とする。
また本発明の第2の判定帰還形等化器は、シンボル長T
間隔のトランスバーサルフィルタでなり該トランスバー
サルフィルタのセンタータップC0の位置を最終段側か
ら前段側へNタップだけシフトしあって入力信号に対し
て線形な等化を行なう前方等化器とシンボル長T間隔の
トランスバーサルフィルタでなり入力信号に対して非線
形な等化を行う後方等化器と、前記前方等化器と前記後
方等化器との出力の差をとる第1の減算器と、該第1の
減算器の8力信号を入力して判定信号を前記後方等化器
に出力する判定器と、該判定器の入出力間の差を取り誤
差信号εを得る第2の減算器と、前記判定器の入出力間
の誤差信号εと前記前方等化器および前記後方等化器の
各タップ上の信号とからLMSアルゴリズムにより前記
前方等化器および前記後方等化器の各タップ係数を求め
て変更するタップ係数修正器と、前記前方等化器のセン
タータップC0から最終段側C,Nまでの各Ca I 
C+11 ”’、C+1”’、 C+sタップ上の受信
信号と前記判定から出力される判定信号との相関を取っ
て回線のインパルス応答の主応答h0および前縁(Pr
ecursor) h −1+ ”’+ h −1+ 
”・h−sを監視する相関器と、前記誤差信号εの自乗
平均値ζがある値以上となった場合に前記前方等化器の
センタータップC0からiタップ後段のc+1のタップ
と前記後方等化器のdlのタップとのタップ係数を前記
相関器で監視したインパルス応答の主応答h0と前縁h
−+に対して最適となる予め用意されているタップ係数
値に設定しその後前記タップ係数修正器のLMSアルゴ
リズムによるタップ修正を継続するタップ係数修正制御
部とを備えることを特徴とする。
(実施例) 次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の第1の判定帰還形等化器の一実施例の
構成図である。第2図は本発明の第2の判定帰還形等化
器の一実施例の構成図である。
第1図において、10は前方等化器(F E)、11.
12,13.14は送信シンボル長Tの遅延時間を有す
る遅延素子、15.16,17゜18は乗算器、19は
合成器、20は後方等化器(BE)、21.22は送信
シンボル長Tの遅延時間を有する遅延素子、23.24
は乗算器、25は合成器、40は判定器、50.60は
減算器、70はタップ係数修正器、80.90は相関器
、30はタップ係数修正制御部、31は変換器、32は
制御器、33はROM、34は切換え器である。
第2図において、10は前方等化器(FE)、11.1
2,13.14は送信シンボル長Tの遅延時間を有する
遅延素子、15.16,17゜18は乗算器、19は合
成器、20は後方等化器(BE)、21.22は送信シ
ンボル長Tの遅延時間を有する遅延素子、23.24は
乗算器、25は合成器、40は判定器、50.60は減
算器、70はタップ係数修正器、80.90は相関器、
30はタップ係数修正制御部、31は変換器、36は制
御器、37はROMである。
送信シンボル列をan  (n=−■・・・+ω)、前
方等化器10に入力されるまで伝送系のインパルス応答
の離散値をh0とすると、受信信号の離散値をr。は で示される。第1図および第2図においてrnは前方等
化器10に入力し、遅延素子11,12゜13.14を
通りの各タップ上にu−z、 u−1゜u O+ u 
01としてr −2+  r −1! r Q l r
h+の順で分布し、乗算器15.16.17.18によ
り各タップにてタップ係数C−a、 C−11CQ +
 CH+が乗ぜられ、合成器19により合成された後、
減算器60に出力される。非線形素子である判定器40
は減算器60に前方等住難10の出力後方等住難20の
出力との差を取られた信号y。を入力としており、yo
に対する判定信号(識別信号)器20に入力し、遅延素
子21.22を通り、各タップ上の判定信号a−+a−
aはそれぞれタップ係数d+dtを乗算器23.24に
より乗ぜられ、合成器25で合成された後、後方等住難
20の出力として減算器60にフィードバックされる。
従って判定器40に入力する信号y0は次式で示される
また減算器50は判定器の入出力間の差を取り、誤差信
号 ε=yo−aQ       ・・・ (3)を出力す
る。判定帰還形等化器が等住難として働くためには、線
形等住難(ウイーナフイールタ)と同様に判定器40の
誤差信号εの自乗平均値ζ=E[ε2]   (Eは期
待値を示す)が最小となるように前方等化器10および
後方等化器20のそれぞれのタップ係数が設定される必
要がある。従ってタップ係数は より求まり、次の正規方程式を解くことによりタップ係
数の理想値が得られる。
ここで、*は複素共役を示し、タップ係数は次のタップ
係数ベクトルとして示される。
また(5)式左辺の小行列Aを含む6×6の行列は判定
帰還形等化器全体に対する相関行列であり、また となっている。上記Aは相関係数alJで構成されてお
り、その要素はインパルス応答により次式で示される。
一方、第1および第2図おいて、70のタップ係数修正
器は前方等化器10のタップ上信号u−2゜u−1+ 
u6 、u++と後方等化器20のタップ上信号a−+
18−tと誤差信号εとを入力して、通常のL M S
 (least mean 5quare)アルゴリズ
ムすなわC?” =C? −μE ” u ?責C−2
,−1,0,+1)  (7)d?”=d?−y+:’
aニー、”(1=1.2)   (8)により、前方等
化器10および後方等化器20のそれぞれのタップ係数
をシンボル毎に逐次算出する。ここでタップ修正係数μ
およびVを収束範囲内に設定することにより、(5)式
の正規方程式を解かずにタップ係数が得られる。ところ
で、以上までの動作は通常の判定帰還形等化器と同じで
あるが、第1図および第2図の実施例では前方等化器1
0のセンタータップC0を前方等化器10の最終段より
1タツプだけ前段方向ヘシフトさせている。これは本発
明の判定帰還形等化器を地上ディジタルマイクロ波通信
に適用する場合の実施例で、通常の地上ディジタルマイ
クロ波通信でのマルチパス伝搬は主に、主波に対し進み
または遅れ性のマルチパスが1波存在する2波モデルに
て近似されることが知られており、主波とマルチパス波
との遅延時間差はトランスバーサルフィルタの遅延素子
のシンボル長Tを越えることはほとんど無い。このよう
なマルチパスフェージング回線に対しては、前方等化層
のセンタータップc0を従来の前方等化器の最終タップ
位置より1タツプ分だけ前方等化器の入力側ヘシフトさ
せるだけで、進み性のマルチパス歪に対して従来の判定
帰還形等化器以上の等化能力を発揮することが正規方程
式より導かれる。また本実施例について、前述した進み
性マルチパス歪に対して強いMF/DFE受信方式と比
較してみると、本実施例では適応整合フィルタ(MF)
を用いていないから、適応整合フィルタによる波形歪が
無く、比較的に少ないタップ数で適応整合フィルタを前
段に設けた判定帰還形等化器を越える等化能力が得られ
る。また遅れ性のマルチパス歪に対しては、従来の判定
帰還形等化器と同様の動作を行い、高い等化能力が得ら
れる。
ところで、センタータップシフト判定帰還形等化器を適
応等化させた場合、通常のLMSアルゴリズムだけでは
収束性が劣化する。前方等化器10は基本的に線形等化
層であって、後方等化層20が動作しない時にはC01
タツプは8口より1シンボル先行しているa−+による
符号量干渉を除去しようとする。また後方等化器20が
動作する場合、d+タップはa−1による符号量干渉を
除去しようとする。すなわちC+1とd+ とけ等化し
ようとする対象が一致しており、センタータップCoか
ら見ると、0.1七dIは時間的に対応していると言え
る。前方等化器10のセンタータップをシフトさせた判
定帰還形等化器において、このように時間的に対応した
(オーバーラツプした)前方等化器10のタップに対す
る相関行列の固有値は零に近ずく。すなわち解空間が広
がりセンタータップより後段の前方等化器10の収束性
が極めて劣化する。この収束性の問題は進み性マルチパ
スの変動に対する場合に生じるが、遅れ性マルチパスの
変動については、特に問題は無い。この場合はセンター
タップより前方等化器10の終端側のタップ係数が零を
保持したままで、後方等化器20が動作するから、通常
の判定帰還形等化器と全く等価であるといえる。
センタータップシフト判定帰還形等化器の収束性の問題
を解決する本発明第2の判定帰還形等化器のタップ係数
修正制御部30の構成および制御方法について述べる。
第1図において、相関器80.90により判定器40の
出力a0と前方等化器lOのセンタータップより後段の
タップ上受信信号uo、uや、との相関を取る。相関器
80.90出力のWoとW、1とはそれぞれ伝送系のイ
ンパルス応答の主応答hoとPrecursor h−
+の推定値となっている。
WoとW、1のインパルス応答推定値は変換器31に入
力される。変換器31は入力されたW。。
W、、を複素平面にて直角座標情報に変換する。例えば
、伝送系のインパルス応答が“主波十T進み波”の2波
モデルで、そのエコー比ρ(ρ=Ih−+I/lho 
l)が第3図の波形301のように時間変動していると
仮定する。波形301の横軸は送信シンボルの数であり
、時間経過を示す。ここで主応答h0が1.0と一定で
、Precur−sorh−+のみが変動しているとす
る。この時、Woは一定であって、第4図のW0面の点
Pの値を取り、第4図に破線で分割された(+4.0)
の直角座標に変換される。一方、w、1は、第3図の波
形301上の点A、B、Cが第4図47)W、、面にて
(−2,0)、(−3,0)、(−4,O)として変換
される。以上のように変換されたり。。
h、+の推定値は、制御器32とROM33とに入力さ
れる。ROM33には、第4図W0.W□の各座標(i
、J)の組合わせに対するインパルス応答値に最適なセ
ンタータップシフト判定帰還形等化器のc、1およびd
、のタップ係数値が書き込まれている。例えば、第3図
の波形301上の点A、B、C!:ついては、下茜己表
1のようになっている。
表1 点Aではρが0.45となっている。位相差をπとする
と、この時Ca1タツプ上の信号Uや、はu * 1=
 1. Oa−r −0,45saとなっている。C+
+タイプ以外の前方等化層10のタップを零とすれば前
方等化器lOの出力はC*+ u *1=−2,22a
−r+ 1.0 a 。
となる。従って、後方等化層20のd1タイプによりa
−+による歪が除去され進み性マルチパス歪でも判定帰
還の等化が行なわれる。表1はhoが第4図のW0面の
点Pとなっている場合の一例である。W、、W□はそれ
ぞれ225個の小正方形に分割されているので、その組
合せの数は225x225=50625個ある。ROM
33は第4図のWO、W++の各座標をアドレスとして
C+11d1のタップ係数値を記憶している。第3図の
波形301のρの変化に対して、通常のLMSアルゴリ
ズムでセンタータップシフト判定帰還形等化器の全タッ
プを修正した場合、収束性の問題により判定帰還の等化
が行なわれず誤差信号εの自乗平均値ξは第3図の波形
302のようになる。
制御器32は変換されたインパルス応答値よりPrec
ursor h−+を監視しており、進み性マルチパス
歪を判定帰還で等化すると判断した時、その時のインパ
ルス応答値に適したタップ係数をROM33に出力させ
る。またタップ係数修正器70の出力するC、、、d、
のタップ係数は、切換え器34に入力されている。RO
M33に記憶されていたタップ係数を出力させた制御器
32は、切換え器34にROM33からのタップ係数C
◆凰。
d、を選択出力させる。第3図の波形303および30
4は、このようにして設定されたタップ係数である。な
おこの時、他のタップ係数は零にリセットされる。とこ
ろで第4図の各小正方形は分割幅を持っており、ROM
33に書き込むタップ係数はその小正方形の中央でのイ
ンパルス応答に対して最適な値となっている。そのため
、第3図の波形305の誤差信号εの自乗平均値ξは時
刻Nt 、Ns 、Neのように最適点では最小となる
が、それ以外では最適点からのずれによる影響によりξ
が増加する。特にN、、N、、N、の時刻ではタップ係
数がステップ的に変化するからとが大きくなるが、収束
性の問題は解決できる。また上述したようにROM33
の記憶容量は実現可能な容量であり、装置化する上で問
題とはならない。h−+が減少し、2波モデルが”主波
+遅れ波”となる場合、制御器32はタップ係数修正器
70からの001. d+のタップ係数を選択出力する
ように切換え器34を制御する。この場合はセンタータ
ップシフトしていない通常の判定帰還形等化器と同じ等
化動作をする。
次に、センタータップシフト判定帰還形等化器の収束性
の問題を解決する本発明の第2の判定帰還形等化器のタ
ップ係数修正制御部30の構成および制御方法について
述べる。
第2図において、相関器80.90と変換器35とRO
M37の動作は第1図の実施例の相関器80.90と変
換器31とROM33と同じである。第2図に示す本発
明の第2の判定帰還形等化器では、誤差信号εの自乗平
均値ξを制御器36により監視する。またξがある値γ
を越えた場合、その時の進み性2波モデルに対する最適
なタップ係数をROM37に出力させる。例えば、第5
図の波形501のように進み波のエコー比ρが増大して
いる時、時刻N、でξがγを越えたとする。出力された
C++、d+のタップ係数はタップ係数修正器70にそ
れぞれCs2  、 dlr′として入力され、(7)
、(8)式のLMSアルゴリズムのタップ修正している
途中の値として設定される。その後そのままLMSアル
ゴリズムによるタップ修正が継続される。本発明の第1
の判定帰還形等化器のようなタップ係数のステップ的設
定だけではなく、本発明の第2の判定帰還形等化器では
、タップ修正も継続されるから、第5図の波形503お
よび波形504に示すようにρの変化に対して出来るだ
け追随しようとする動作が加わる。従って、第5図の波
形505のとは第3図の波形305の直に比べて改善さ
れている。
ところで実際の地上ディジタルマイクロ波回線での2波
モデルの遅延時間差τTは、0.ITから1.0Tまで
のある値をとり、その変動偏差は小さい。例えばて=0
.3の場合、τは0.3を平均値として変動することが
あっても、その偏差は小さい。従って、ROM37に書
き込む情報はで一定の2波モデルにおいてρを変化させ
た組合せの数だけでよいから、ROM37は大規模な記
憶容量を必要としない。
以上に説明した本発明の第1および第2の判定帰還水等
化器のタップ係数修正の制御によりセンタータップシフ
ト判定帰還形等化器の収束性の問題を解決でき、インパ
ルス応答の変動に追随しながら適応等化させることが可
能となる。また進み性マルチパス歪に対しても、遅れ性
の場合と同様、判定帰還による等化を施すことができ、
従来の判定帰還水等化器が弱点としていた進み性マルチ
パスによるフェージング(非最小位相推移フェージング
)を強力に等化できる。
(発明の効果) 以上に詳しく説明したように、本発明は、前方等化器の
センタータップをシフトさせた判定帰還水等化器の有す
る収束性の問題を解決し、従来の判定帰還水等化器が線
形等化していた進み性マルチパスによるフェージング(
非最小位相推移フェージング)に対しても、判定帰還に
よる強力な適応等化を行うことができる。また本発明に
よれば、比較的少ないタップ数で従来の等化方式を上回
る等化能力が得られるから、厳しいマルチパスフェージ
ング回線での多値CAM伝送において、より一層の伝送
速度の高速化および回線区間の長距離化を実現すること
ができる。
本発明には、以上のような効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の判定帰還水等化器の一実施例を
示す構成図、第2図は本発明の第2の判定帰還水等化器
の一実施例を示す構成図、第3図は第1図の実施例の動
作を説明する図、第4図は第1図の実施例の動作を説明
する図、第5図は第2図の実施例の動作を説明する図、
第6図は従来の線形等化器を示す構成図、第7図は従来
の判定帰還水等化器を示す構成図、第8図は従来のMF
/DFE受信機を示す構成図、第9図は適応整合フィル
タ(MF)入力前および出力後の回線のインパルス応答
の波形を示す図である。 10・・・前方等化器(FE)、11.12.13.1
4.21.22・・・遅延素子、15.16.17.1
8.23.24・・・乗算器、19.25・・・合成器
、20・・・後方等化器(BE) 、30・・・タップ
係数修正制御部、31.35・・・変換器、32.36
・・・制御器、33.37・・・ROM、34・・・切
換え器、40・・・判定器、50.60・・・減算器、
70・・・タップ係数修正器、80.90・・・相関器
、100・・・線形等化器(LE)、110・・・適応
整合フィルタ(MF)、120・・・判定帰還水等化器
(DFE)。 第3図 Wo面 第 W+7面 第 図 100#I形等化器(LE) 10前方等化器(FE) 第 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シンボル長T間隔のトランスバーサルフィルタで
    なり該トランスバーサルフィルタのセンタータップc_
    0の位置を最終段側から前段側へNタップだけシフトし
    てあって入力信号に対して線形な等化を行なう前方等化
    器と、シンボル長T間隔のトランスバーサルフィルタで
    なり入力信号に対して非線形な等化を行う後方等化器と
    、前記前方等化器と前記後方等化器との出力の差をとる
    第1の減算器と、該第1の減算器の出力信号を入力して
    判定信号を前記後方等化器に出力する判定器と、該判定
    器の入出力間の差を取り誤差信号εを得る第2の減算器
    と、前記判定器の入出力間の誤差信号εと前記前方等化
    器および前記後方等化器の各タップ上の信号とからLM
    Sアルゴリズムにより前記前方等化器および前記後方等
    化器の各タップ係数を求めて変更するタップ係数修正器
    と、前記前方等化器のセンタータップc_0から最終段
    側c_+_Nまでの各c_0、c_+_1、・・・、c
    _+_i、・・・、c_+_Nタップ上の受信信号と前
    記判定器から出力される判定信号との相関を取って回線
    のインパルス応答の主応答h_0および前縁(Prec
    ursor)h_−_1、・・・、h_−_i、・・・
    、h_−_Nを監視する相関器と、前記前縁h_−_i
    がある値以上になった場合に前記等化器のセンタータッ
    プc_0からiタップ後段のc_+_1のタップ係数と
    前記後方等化器d_1のタップ係数とを前記相関器で監
    視したインパルス応答の主応答h_0と前縁h_−_1
    に対して最適となる予め用意されているタップ係数値に
    設定するタップ係数修正制御部とを備えることを特徴と
    する判定帰還形等化器。
  2. (2)シンボル長T間隔のトランスバーサルフィルタで
    なり該トランスバーサルフィルタのセンタータップc_
    0の位置を最終段側から前段側へNタップだけシフトし
    てあって入力信号に対して線形な等化を行なう前方等化
    器と、シンボル長T間隔のトランスバーサルフィルタで
    なり入力信号に対して非線形な等化を行う後方等化器と
    、前記前方等化器と前記後方等化器との出力の差をとる
    第1の減算器と、該第1の減算器の出力信号を入力して
    判定信号を前記後方等化器に出力する判定器と、該判定
    器の入出力間の差を取り誤差信号εを得る第2の減算器
    と、前記判定器の入出力間の誤差信号εと前記前方等化
    器および前記後方等化器の各タップ上の信号とからLM
    Sアルゴリズムにより前記前方等化器および前記後方等
    化器の各タップ係数を求めて変更するタップ係数修正器
    と、前記前方等化器のセンタータップc_0から最終段
    側c_+_Nまでの各c_0、c_+_1、・・・、c
    _+_i、・・・、c_+_Nタップ上の受信信号と前
    記判定器から出力される判定信号との相関を取って回線
    のインパルス応答の主応答h_0および前縁(Prec
    ursor)h_−_i、・・・、h_−_1、・・・
    、h_−_Nを監視する相関器と、前記誤差信号εの自
    乗平均値ζがある値以上となった場合に前記前方等化器
    のセンタータップc_0からiタップ後段のc_+_i
    のタップと前記後方等化器のd_1のタップとのタップ
    係数を前記相関器で監視したインパルス応答の主応答h
    _0と前縁h_−_iに対して最適となる予め用意され
    ているタップ係数値に設定しその後前記タップ係数修正
    器のLMSアルゴリズムによるタップ修正を継続するタ
    ップ係数修正制御部とを備えることを特徴とする判定帰
    還形等化器。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5625632A (en) * 1993-10-08 1997-04-29 Hitachi, Ltd. Magnetic disk drive including a data discrimination apparatus capable of correcting signal waveform distortion due to intersymbol interference
US6289046B1 (en) 1997-08-04 2001-09-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Adaptive equalization method
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JPH03159424A (ja) * 1989-11-17 1991-07-09 Nec Corp 判定帰還形等化器

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