JPH05344029A - 干渉波除去装置 - Google Patents

干渉波除去装置

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JPH05344029A
JPH05344029A JP4149038A JP14903892A JPH05344029A JP H05344029 A JPH05344029 A JP H05344029A JP 4149038 A JP4149038 A JP 4149038A JP 14903892 A JP14903892 A JP 14903892A JP H05344029 A JPH05344029 A JP H05344029A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】角度ダイバーシティ受信を用いる見通し外通信
回線において希望波対干渉波レベル比をマイナスとする
ような強度の広帯域干渉波が存在する場合に、ダイバー
シティ効果を損なわないで広帯域干渉波の除去とマルチ
パス歪の除去を実現する。 【構成】角度ビームホーン103Aを方向制御し、角度
ダイバーシティブランチ間での希望波にτだけの遅延差
を生じさせるために判定帰還形等化器119出力の判定
データを遅延素子121により遅延させ、相関器114
により角度ビーム受信波322との相関値をとり、AG
C増幅器106,107,108,109と、乗算器1
10,111と、相関器112,113と、加算器11
5と、減算器116とから構成されるパワー・インバー
ジョン・アダプティブ・アレイにより広帯域干渉波除去
を行う。また、切替器117は干渉除去を行わない時に
はダイバーシティの最大比合成出力であるAGC増幅器
108の出力を選択し、干渉除去動作時にはAGC増幅
器109出力を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は干渉波除去装置に関し、
特に角度ダイバーシティを採用した見通し外マイクロ波
通信回線においてD/U(希望波対干渉波比)がマイナ
スとなるような強度な近端妨害波である広帯域干渉波の
除去ができる干渉波除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に角度ダイバーシティを採用した見
通し外マイクロ波通信回線は、図7に示すように、送信
点Aから送信ホーン302経由送信アンテナ301から
マイクロ波が照射され、散乱点Pで散乱された電波を受
信点Bのアンテナ303から主ビームホーン34により
受信する主ビームと、行路差の相異なる散乱点Qで散乱
され、いわゆるマルチパスの電波を角度ビームホーン3
05により受信する角度ビームとで通信回線を形成して
いる。このAQBの経路をとる角度ビームの伝搬時間と
APBの経路をとる主ビームの伝搬時間は角度ビームホ
ーン305の仰角および伝搬条件により時間的に変動し
ている。一方、受信点Bにおいて近端妨害波と云われる
強い干渉波Jが存在する場合に、PSKやQAMを用い
たディジタル見通し外マイクロ波回線に対して受信点近
傍のFM回線による干渉や、隣接チャンネルからの干渉
等の妨害波などが問題となることがある。特にディジタ
ル伝送が高速の場合、FM干渉波は狭帯域干渉波と見な
せるが、それ以外の干渉波は広帯域の場合がある。特に
見通し外通信での受信信号レベルは低いために、干渉波
レベルの方が高くなりやすい。
【0003】他方、近傍からの干渉のほかに、送信点A
から受信点B間で生ずる強度のマルチパスフェージング
の発生する見通し外通信回線においては、角度ダイバー
シティ方式や符号間干渉を消去する適応等化技術が不可
欠で、見通し外通信のように伝搬距離が大きな回線では
整合フィルタ(MF)と判定帰還形等化器(DFE)が
符号間干渉を消去する重要な技術として開発されてい
る。
【0004】従来、前者の受信点近傍の強度の広帯域干
渉波を除去するためにはパワー・インバージョン・アダ
プティブ・アレイを用いた従来技術がある。このシステ
ムは図4の構成図に示すように、受信用アンテナの主ビ
ームホーン102、角度ビームホーン103、PSK復
調器を含む受信機104,105、ベースバンドレベル
安定化用のAGC増幅器106,107、後述する乗算
器110,111、相関器112,113、加算器11
5、減算器116、AGC増幅器108,109、切替
器117、適応整合フィルタ(AMF)118、判定帰
還形等化器119、切替制御器122から構成される。
【0005】次に従来例の動作を説明する。各ダイバー
シティ入力は受信機104,105で復調され、AGC
増幅器106,107によりフェージングによるレベル
変動が除かれた後、乗算器110,111に通される。
乗算器110,111は相関器112,113からの複
素タップ係数がそれぞれ乗じられる。これらのタップ係
数は、AGC増幅器106,107出力とダイバーシテ
ィ合成後のAGC増幅器108出力との相関値である。
これらの相関値は乗算器110,111の入力信号に対
する伝達係数の複素共役となっており、乗算器110,
111の出力は位相に関して互いに同相に振幅に関して
は入力の2乗になる。従って乗算器110の出力と11
1の出力を加算器115で合成することにより、最大比
合成が行われる。干渉波が存在しない時は切替器117
はAGC増幅器108,109出力の最大比合成ルート
を選択出力する。なお、切替制御器122は通常加算器
115の側を選択しているが、回線監視員が回線品質を
表す符号誤り率又はS/N等を監視して強力な干渉によ
る符号誤り率の大幅な劣化等を認知した場合には、切替
制御器122により、次に述べる減算器116の側を選
択すべく切り替えを行う。この減算器116は乗算器1
10の出力から乗算器111の出力を減じており、加算
器115が位相について同相合成を行うのに対し、減算
器116は逆相合成を行うことで、干渉波の除去を行
う。すなわち減算器116の出力はパワー・ィンバージ
ョン・アダプティブ・アレイ出力と等価である。
【0006】次に、この干渉波除去の動作を図5の希望
波S1,S2,干渉波J1,J2のベクトル合成の説明
図により説明する。図5(a)〜(c)は入力1すなわ
ち、角度ビームホーン103、乗算器110、加算器1
15の側を示し、図5(d)〜(f)は入力2すなわ
ち、主ビームホーン102、乗算器111、減算器11
6の側を示す。また、図5(g)〜(i)および図5
(j)〜(l)はそれぞれ前述の入力1および入力2の
場合に対応し希望波,干渉波が特殊なベクトル位置にな
った場合を示している。
【0007】今、D/Uがマイナスとなるくらい干渉波
が大きい場合に、干渉波どうし同相合成されるように制
御され、図5(b)と(e)に示すように、乗算器11
0と111出力にて干渉波J1とJ2とが振幅および位
相が等しくなる。この場合、図5(c)は、加算器11
5出力では干渉波どうしの同相合成を示している。一
方、図5(f)に示すように減算器116では干渉波ど
うし逆相合成され、干渉波は除去され、希望信号波のみ
抽出されている。しかし希望波S1とS2については最
大比合成のみならず同相合成すら行なわれないことにな
る。特に希望波Sと干渉波Jとの位相関係により、希望
信号波が消えることがある。入力1と2が図5(g)と
(j)のようにSとJとの振幅位相関係が同じ場合に、
乗算器110と111の出力は図5(h)と(k)のよ
うに一致する。この時図5(i)のように加算器115
出力はSもJも同相合成で、減算器116出力はSもJ
も逆相合成となる。すなわち干渉波は除去されている
が、希望信号波も消滅することになる。
【0008】さらに干渉波が大きい場合の加算器11
5,減算器116の動作を補足説明すると、加算器11
5出力では干渉波レベルの方が希望波レベルより高くな
り、干渉波が基準信号として相関器112および113
に帰還される。すなわち乗算器110と111にはダイ
バーシティブランチ間の干渉波を最大比合成するような
重み係数が乗ぜられる。一方減算器116は加算器11
5の最大比合成とは逆の動作を行う。減算器116入力
での干渉波レベルはAGC増幅器106および107に
よりそれぞれ正規化されているので、減算器116出力
では干渉波が除去され、希望波が出力される。前述の説
明は希望波Sと干渉波Jの加算又は減算の動作をベクト
ルにより説明したが、希望波Sと干渉波Jのうち特に希
望波Sは主ビームホーンと角度ビームホーンとである時
間差で受信されるので、時系列なディジタル受信信号の
シンボルa0,a−1,a−2,a−3(1シンボルは
4相PSKの場合に2ビットに対応する)においても、
主ビームと角度ビームとで時間的な相関のずれが生ず
る。すなわち、図6に示すように、角度ビーム受信にお
ける乗算器110出力での希望波S1の時系列な信号フ
ォーマットが周期Tでシンボルa1,a0,a−1〜a
−4のように配列され、主ビーム受信における乗算器1
11出力での希望波S2の時系列な信号フォーマットが
周期Tだけずれてシンボルa2,a1,a0〜a−3の
ように配列されたとすると、例えばシンボルa0同士で
は周期Tだけずれており、相関がない状態を示してい
る。しかし、主ビームと角度ビーム受信とで時間差が周
期Tに比して半分以下となると、例えばシンボルa0同
士,a1同士等で相関が大きくなり、この状態で減算器
116に入力すると前述の図5(f),(l)で示した
ように希望波同士の干渉と最悪の場合に希望波のシンボ
ル同士の消去が発生する。なお干渉波の場合には図6に
示すように、近傍からの干渉であるために角度ビーム受
信と主ビーム受信とで時間ずれがなく目的とする干渉波
消去が正規に行われる。なお、前述の干渉波がなくマル
チパスフェージング等で希望波同士の時間ずれがτの場
合に、図6に示すように、2波伝搬によるインパルス応
答は、適応整合フィルタ118により主応答を中心に対
称化される。主応答312は整合フィルタにより311
のように分散したエネルギーを主応答310に集束した
結果の主応答となっており、その振幅レベルが310よ
り増大している。これは整合フィルタリングによるSN
比の最大化動作と解釈される。なお311の遅れ応答は
314と313の遅れ進み応答の小さなレベルに分散さ
せられ、判定帰還形等化器119の適応等化動作に対す
る負担を軽減できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
干渉波除去装置は、干渉波を除去しようとすると、希望
波についてダイバーシティの最大比合成あるいは同相合
成が行なわれないために、マルチパスフェージングのあ
る回線での適応等化による最適受信と干渉波除去とが両
立せず、最悪の場合に希望信号を消失させてしまうと言
う欠点がある。
【0010】本発明の目的は、干渉除去に伴う希望波の
消失を防ぎ、ダイバーシティ効果を損なうことなしに強
い広帯域干渉波を除去できる干渉波除去装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の干渉波除去装置
は、角度ビームの受信を行うための角度ビームホーンお
よび受信機、この受信機出力レベル変動除去用の第1の
AGC増幅器、第1のAGC増幅器出力信号とダイバー
シティ合成後の出力信号との相関をとる第1の相関器、
第1の相関器の相関値と前記第1のAGC増幅器の出力
信号との乗算を行う第1の乗算器を有する第1の受信手
段と、主ビームの受信を行うための主ビームホーンおよ
び受信機、この受信機出力レベル変動除去用の第2のA
GC増幅器、第2のAGC増幅器出力信号とダイバーシ
ティ合成後の出力信号との相関をとる第2の相関器、第
2の相関器の相関値と前記第2のAGC増幅器出力信号
との乗算を行う第2の乗算器を有する第2の受信手段
と、前記第1および第2の受信手段の出力信号を入力し
て合成を行う加算器、前記第1および第2の受信手段の
出力信号を入力して主として混入する干渉波信号を逆相
合成する減算器、前記加算器又は前記減算器いずれかの
出力信号を選択する切替器、この切替器の出力に接続さ
れる適応整合フィルタおよび判定帰還形等化器を有する
ダイバーシティ合成および回線品質補償手段とを備えて
いる干渉波除去装置において、前記回線品質補償手段の
出力信号を所定時間τだけ遅延させる遅延素子と、第1
のAGC増幅器の出力信号と前記遅延素子の出力信号と
を入力して相関をとる第3の相関器と、前記第3の相関
器の相関値信号を入力して前記相関値信号の相関値が最
大となるように前記角度ビームホーンの仰角を制御する
角度ビームホーン制御手段とを有する。
【0012】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の第1の実施例の構成図、図2は第1
の実施例の動作説明図である。図1において図4の従来
例と同一の符号は同一の構成と機能を有する。すなわち
本実施例では相関器114、角度ビームホーン制御器1
20、遅延素子121、また、仰角方向の角度を制御に
より可変にできる角度ビームホーン103Aを備えてい
る。
【0013】次に本実施例の動作を説明する。図1にお
いて、角度ビームホーン103Aと主ビームホーン10
2からの受信信号は、それぞれ受信機104および10
5により無線周波数から中間周波数信号あるいはベース
バンド信号に変換され、AGC増幅器106,107に
よりレベルが正規化される。AGC増幅器106,10
7,108,109と、乗算器110,111と、相関
器112,113と、加算器115および減算器116
は従来構成と同じパワー・インバージョン・アダプティ
ブ・アレイを構成しており、加算器115出力がダイバ
ーシティの最大比合成出力に対応しており、減算器11
6出力がパワー・インバージョン・アダプティブ・アレ
イ出力に対応する。今図2の主ビームと角度ビーム信号
の相対遅延時間差を図2を参照して説明する。角度ビー
ムホーンの設定方向を調整制御すれば角度ビームによる
遅延差を一定に保つことができるが、今判定帰還形等化
器119の判定データ信号320は遅延素子121によ
りあらかじめτだけ遅延させて、判定データ信号321
として相関器114によりAGC増幅器106出力信号
32と相互相関が取られる。
【0014】今、判定信号320と出力信号322との
角度ホーン調整前の相対遅延差をτ1とする。角度ビー
ムホーンの方向が主ビームホーンの方向に近づきダイバ
ーシティブランチ間で希望波の遅延差がτより小さい場
合に(τ1<τ)、相関器114の相関出力は小さくな
っている。一方受信ホーンの角度差を増加するように角
度ビームホーンの方向を変化させていくと、図2のτ2
に示すように角度ビーム受信波は主ビーム受信波より遅
延していく。すなわち相関器114出力は増大し、角度
ビーム受信波の遅延がτとなる時その相関値は最大とな
る。従って角度ビームホーン制御器120は相関器11
4の相関器が最大となるように角度ビームホーンの方向
調整を自動制御する。この動作により常に角度ビーム受
信波をτだけ遅延させることが可能となる。ところで相
関器114の相関値はレイリーフェージングにより短期
的な振幅位相変動を起こしている。従ってこれから直接
角度ビームホーン103を制御すると角度ビームホーン
の方向調整が短期的フェージングにより行われ、図2に
示す角度ダイバーシティブランチ間の伝搬路長差に対応
しなくなる。従って角度ビームホーン制御器120は相
関器114出力の相関値を平均化しその中央値を求め、
これが最大となるように制御する。τを送信シンボル周
期のTに設定した場合、乗算器110出力および乗算器
111出力での希望波成分は図2のτ=Tに相当する。
一方、広帯域干渉波が受信点の近傍でかけられた場合、
ダイバーシティブランチ間での干渉波の遅延差は従来例
で説明したように無視できる。乗算器110出力および
乗算器111出力での干渉波成分は乗算器110および
111出力ではダイバーシティブランチ間での干渉波ど
うしが等振幅同位相に制御されているので、これらは減
算器116により除去される。希望波に関してはダイバ
ーシティブランチ間での遅延差によりシンボルずれが生
じており、希望波どうしが逆相合成されても信号消失し
ない。
【0015】次に本発明の第2の実施例を図3により説
明する。すなわち第1の実施例で説明した遅延素子24
2、相関器229,230、角度ホーン制御器211,
212、仰角方向に可変できる角度ホーン205,20
6を角度ダイバーシティと併用される空間ダイバーシテ
ィ、すなわち4重ダイバーシティに適用した実施例であ
る。図3において、受信アンテナ201と202により
空間ダイバーシティ受信を行い、主ビームホーン203
と204および角度ビームホーン205と206により
角度ダイバーシティを行い、それぞれ無相関なダイバー
シティブランチ信号4個を得る。パワー・インバージョ
ン・アダプティブ・アレイによる干渉除去は角度ダイバ
ーシティブランチ間で行い、適応整合フィルタ237お
よび238によりそれぞれの空間ブランチ間の適応ダイ
バーシティ合成を行う。これらの適応整合フィルタでは
時間領域のインプリシットダイバーシティ合成と通常の
空間ダイバーシティ合成をともに最大比合成する。従っ
て希望波信号に関して強力なSN比改善が施されると同
時にマルチパスフェージングによる波形歪も軽減され判
定帰還形等化器240により除去される。
【0016】ところで主ビームと角度ビームによる伝搬
は互いに独立なレイリーフェージングを受けているの
で、310と311に示すそれぞれの応答も互いに無相
関なレベル位相変動を起こしている。310の主応答が
たとえレベル低下しても整合フィルタリングの後には3
11の遅れ波を主波に転換できるのでこれを希望信号と
して活用できる。すなわち時間領域のダイバーシティ効
果が整合フィルタにより実現できる。この効果はインプ
リシットダイバーシティゲインと呼ばれている。従って
本方式により干渉除去を行っても見かけ上のダイバーシ
ティブランチが縮退していても角度ダイバーシティブラ
ンチ間での遅延差によりインプリシットダイバーシティ
としてダイバーシティゲインが保存されている。以上の
ことより従来のダイバーシティを利用した干渉除去方式
ではダイバーシティ効果が得られなかったという問題点
を解決する。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、角度ダイ
バーシティ受信において角度ビーム受信ホーンの方向制
御を行うことで、主ビームと角度ビームの受信波間で遅
延差を生じさせ、さらに角度ダイバーシティブランチ間
でパワー・インバージョン・アダプティブ・アレイによ
る干渉除去を行っても、希望信号波を消失することな
く、ダイバーシティ効果を保存しながら強度な広帯域干
渉波とマルチパス歪の除去を可能とする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成図である。
【図2】第1の実施例の動作説明図である。
【図3】本発明の第2の実施例の構成図である。
【図4】従来の干渉波除去装置の構成図である。
【図5】従来例の動作説明図である。
【図6】従来例の動作説明図である。
【図7】一般的な角度ダイバーシティ方式の模式図であ
る。
【符号の説明】
101 受信アンテナ 102,203,204 主ビームホーン 103,103A,205,206 角度ビームホン 104,105,207〜210 受信機 106〜109,213〜220 AGC増幅器 110,111,221〜224 乗算器 112〜114,225〜230 相関器 115,231,232 加算器 116,233,234 減算器 117,235,236 切替器 118,237,238 適応整合フィルタ(AM
F) 119,240,241 判定帰還形等化器 120,211,212 角度ビームホーン制御器 121,242 遅延素子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角度ビームの受信を行うための角度ビー
    ムホーンおよび受信機、この受信機出力レベル変動除去
    用の第1のAGC増幅器、第1のAGC増幅器出力信号
    とダイバーシティ合成後の出力信号との相関をとる第1
    の相関器、第1の相関器の相関値と前記第1のAGC増
    幅器の出力信号との乗算を行う第1の乗算器を有する第
    1の受信手段と、主ビームの受信を行うための主ビーム
    ホーンおよび受信機、この受信機出力レベル変動除去用
    の第2のAGC増幅器、第2のAGC増幅器出力信号と
    ダイバーシティ合成後の出力信号との相関をとる第2の
    相関器、第2の相関器の相関値と前記第2のAGC増幅
    器出力信号との乗算を行う第2の乗算器を有する第2の
    受信手段と、 前記第1および第2の受信手段の出力信号を入力して合
    成を行う加算器、前記第1および第2の受信手段の出力
    信号を入力して主として混入する干渉波信号を逆相合成
    する減算器、前記加算器又は前記減算器いずれかの出力
    信号を選択する切替器、この切替器の出力に接続される
    適応整合フィルタおよび判定帰還形等化器を有するダイ
    バーシティ合成および回線品質補償手段とを備えている
    干渉波除去装置において、 前記回線品質補償手段の出力信号を所定時間τだけ遅延
    させる遅延素子と、前記第1のAGC増幅器の出力信号
    と前記遅延素子の出力信号とを入力して相関をとる第3
    の相関器と、前記第3の相関器の相関値信号を入力して
    前記相関値信号の相関値が最大となるように前記角度ビ
    ームホーンの仰角を制御する角度ビームホーン制御手段
    とを有することを特徴とする干渉波除去装置。
  2. 【請求項2】 前記遅延素子の所定遅延時間τが前記第
    3の相関器の相関値の最大値からずれている点に初期設
    定されることを特徴とする請求項1記載の干渉波除去装
    置。
  3. 【請求項3】 角度ダイバーシティ方式と空間ダイバー
    シティ方式とを併用している見通し外通信の受信装置が
    前記空間ダイバーシティ方式の受信装置について少なく
    とも前記角度ビームホーン制御手段を備えていることを
    特徴とする請求項1記載の干渉波除去装置。
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