JP2722940B2 - ダイバーシティ受信装置 - Google Patents

ダイバーシティ受信装置

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JP2722940B2
JP2722940B2 JP4135455A JP13545592A JP2722940B2 JP 2722940 B2 JP2722940 B2 JP 2722940B2 JP 4135455 A JP4135455 A JP 4135455A JP 13545592 A JP13545592 A JP 13545592A JP 2722940 B2 JP2722940 B2 JP 2722940B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチパスフェージン
グ回線において、マルチパス歪の適応等化及び除去を行
うダイバーシティ受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の見通し外通信方式におけるダイバ
ーシティ受信装置では、図2に示すように、S/Nを最
大にする適応整合フィルタ71,72,〜,7nと、マ
ルチパス歪を除去する判定帰還形等化器10を組み合わ
せた方式がとられていることは周知である。
【0003】入力端子11,12,〜,1nに入力した
ダイバーシティ受信信号は、各適応整合フィルタ71,
72,〜,7n内の自動利得制御増幅器により、各ルー
ト毎に一定レベルまで増幅される。この自動利得制御増
幅器の出力信号は、適応整合フィルタ71,72,〜,
7nの相関信号処理により、整合フィルタリング(伝送
路インパルス応答の時間反転複素共役を畳み込む。)、
周波数位相制御(キャリア再生を行わず、基準発振周波
数に制御し同期検波する。)、及び、タイミング制御
(時間軸方向に拡散した信号を、基準タイミングに収束
させる。)が行われる。
【0004】各適応整合フィルタ71,72,〜,7n
の出力信号は、合成器11で合成される。この合成信号
は、前方等化器9内の自動利得制御増幅器により、一定
レベルまで増幅されたのち、判定帰還形等化器10によ
り、マルチパス歪が除去される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術にお
いて、適応整合フィルタが周波数位相制御を行うために
は、相関器の低域通過フィルタの帯域を、必要なだけ広
くしなければならない。もし、伝送速度が低い場合、整
合フィルタ動作のための学習時間が等価的に短くなり、
追随誤差が大きくなる。この現象は、LMSアルゴリズ
ムによる整合フィルタ動作のタップ係数修正において、
修正係数(ステップサイズパラメータ)が大きくなるこ
とと同じ現象である。この修正係数を大きくすると、適
応整合フィルタの出力において、残留誤差の自乗平均が
大きくなると言うことが、既に、バーナード・ウィドロ
ー、サミュエル・ディ・スターンズ著の「アダプティブ
・シグナル・プロセッシング」(プレンティス・ホール
出版1985年)に詳細に記述されている。
【0006】特に、この修正係数による残留誤差は、雑
音としてふるまい、低ビットレート伝送では、整合フィ
ルタリングのタップ係数に、受信機雑音とは別に、タッ
プ修正追随誤差を加えることになる(背景雑音と呼ばれ
る。)。
【0007】すなわち、適応整合フィルタによる整合フ
ィルタリングと周波数位相制御とは互いに両立しないと
いう問題点を有していた。
【0008】本発明の目的は、適応整合フィルタで周波
数位相制御を行わないようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、入力端子に入力したダイバーシティ受信
信号を各ルート毎に周波数位相制御を行う手段を有する
最大比制御器に入力し、最大比制御器の出力信号の一部
を第一合成器で合成し、自動利得制御増幅器によってあ
る一定レベルまで増幅し、この増幅された信号を最大比
制御器の相関器に入力し、各ルート毎にダイバーシティ
受信信号と相関をとり、位相情報だけを最大比制御器の
乗算器に出力し、最大比制御器で周波数位相制御を行っ
た後、各最大比制御器の各出力信号を各適応整合フィル
タにより整合フィルタリング及びタイミング制御を行
い、各適応整合フィルタの出力信号を第二合成器で合成
するようにしたものである。
【0010】上記目的を達成するために、本発明は、更
に、第二合成器で合成した合成信号を前方等化器内の自
動利得制御増幅器で一定レベルまで増幅し、判定帰還形
等化器によりマルチパス歪を除去したものである。
【0011】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の一実施例の構成図である。
【0012】図1において、入力端子11,12,〜,
1nに入力したダイバーシティ受信信号は、各ルート毎
に周波数位相制御を行う手段を有する最大比制御器2
1,22,〜,2nに入力される。
【0013】最大比制御器21,22,〜,2nの出力
信号の一部は第一合成器5で合成され、自動利得制御増
幅器6によってある一定レベルまで増幅される。この増
幅された信号は相関器41,42,〜,4nに入力さ
れ、各ルート毎にダイバーシティ受信信号と相関がとら
れる。
【0014】相関器41,42,〜,4nは周波数位相
制御を行うのに十分な広帯域の低域通過フィルタを有し
ており、また、相関器出力にはリミッタが入っており、
出力の振幅は1に制限されて、位相情報だけが乗算器3
1,32,〜,3nに出力される。
【0015】このように、最大比制御器21,22,
〜,2nで周波数位相制御を行った後、各最大比制御器
21,22,〜,2nの各出力信号は各適応整合フィル
タ71,72,〜,7nにより整合フィルタリング及び
タイミング制御が行われる。
【0016】各適応整合フィルタ71,72,〜,7n
の出力信号は、第二合成器8で合成される。この合成信
号は、前方等化器9内の自動利得制御増幅器により、一
定レベルまで増幅されたのち、判定帰還形等化器10に
よりマルチパス歪が除去される。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、最大比
制御器によって周波数位相制御を行わせているため、適
応整合フィルタによる周波数位相制御は行われない。そ
のため、適応整合フィルタの整合フィルタ動作に注目し
て、修正係数を小さくして、フエージングの変動速度を
追随できるスピードまで落として、背景雑音を低減させ
ることができるという効果が得られる。
【0018】このようにして、適応整合フィルタの動作
を最大比制御器により軽減させることにより、適応整合
フィルタの能力を十分に発揮させることができるという
効果が得られる。特に、低ビットレート伝送において、
送受信間のローカル周波数差が大きい場合のような、厳
しい条件の時にその効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】従来のダイバーシティ受信装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
11,12,〜,1n 入力端子 21,22,〜,2n 最大比制御器 31,32,〜,3n 乗算器 41,42,〜,4n 相関器 5 第一合成器 6 自動利得制御増幅器 71,72,〜,7n 適応整合フィルタ 8 第二合成器 9 前方等化器 10 判定帰還形等化器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力端子に入力したダイバーシティ受信信
    号を各ルート毎に周波数位相制御を行う手段を有する最
    大比制御器に入力し、最大比制御器の出力信号の一部を
    第一合成器で合成し、自動利得制御増幅器によってある
    一定レベルまで増幅し、この増幅された信号を最大比制
    御器の相関器に入力し、各ルート毎にダイバーシティ受
    信信号と相関をとり、位相情報だけを最大比制御器の乗
    算器に出力し、最大比制御器で周波数位相制御を行った
    後、各最大比制御器の各出力信号を各適応整合フィルタ
    により整合フィルタリング及びタイミング制御を行い、
    各適応整合フィルタの出力信号を第二合成器で合成する
    ことを特徴とするダイバーシティ受信装置。
  2. 【請求項2】第二合成器で合成した合成信号を前方等化
    器内の自動利得制御増幅器で一定レベルまで増幅し、判
    定帰還形等化器によりマルチパス歪を除去した請求項1
    記載のダイバーシティ受信装置。
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