JPH0273748A - ディジタル伝送装置 - Google Patents

ディジタル伝送装置

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JPH0273748A
JPH0273748A JP22461188A JP22461188A JPH0273748A JP H0273748 A JPH0273748 A JP H0273748A JP 22461188 A JP22461188 A JP 22461188A JP 22461188 A JP22461188 A JP 22461188A JP H0273748 A JPH0273748 A JP H0273748A
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digital transmission
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徹 加沢
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宮本 宜則
Hirotaka Hara
博隆 原
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国米 基宏
Masaru Kokubo
優 小久保
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  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野) 本発明は、有線及び無線によるディジタル伝送装置に関
する。 [従来の技術] ディジタル伝送系におけるレベル変動の要因としては、
無線を用いたときにはフェージング、有線を用いたとき
には電話回線上の雑音などがあり、これらは系の特性を
悪化させる主要因となっている。この対策として、受信
信号レベルを一定に保つAGC(自動利得制御装置)や
、受信しきい値を可変とするATC(自動しきい値制御
装置)が知られている。また、伝送媒体に伝送された信
号は、伝送媒体の性質によってその信号レベルや波形が
大きく変わるため、従来技術では、受信信号レベルを検
出して、その値に応じて等化特性を切替る方法をとって
いる。この場合、限られたハード量で広範囲、かつ、高
精度の可変等化特性を得るために、まず、粗調部で受信
信号の大まかな利得制御及び波形等化を行った後、微調
部で細かい利得制御及び符号識別を行うようにした構成
が、例えば、昭和59年度電子通信学会、光・電波部門
全国大会、5l−3rディジタル加入者線伝送用自動等
化器LSIの試作」に記載されている。 この例では、粗調部に10dBステツプのAGCおよび
if等化器、微調部に0.2 d BステップのAGC
を用いている。 【発明が解決しようとする課題】 上記従来技術では、粗調部のAGCと微調部のAGCと
が互いに独立して動作する構成となっている。伝送装置
に接続されている伝送媒体の特性が時不変であれば、粗
調部AGCの利得、及び、微調部AGCの利得は定常状
態において一定値となる。しかしながら、伝送媒体の特
性が時変の場合、次のような問題が起こる。 第2図は粗調AGC入力時の受信波形のピーク値(A)
、粗調AGCが与える利得(B)、微調AGC入力時の
受信波形のピーク値(C)、微調AGCが与える利得(
D)を共通の時間軸で表したものである。図(A)に示
すように、受信波形のピーク値101が粗調AGCの利
得切替の基準値102に対し上下した場合、粗調Aac
の利得103は、図(B)に示すようにステップ状に切
り替わる。従って、微調AGCに入力される入力時の受
信波形のピーク値は、図(C)の波形104のようにな
る。一方、微調AGCの利得105は、粗調AGCの利
得変化に追従して、図(D)の破線106に示す新たな
利得値に収束していく必要があるが、微調AGCの利得
は、雑音などに過敏に反応してしきい値が揺れ動くこと
を防ぐために、通常は回路時定数を大きくしているので
、収束に時間を要し、その結果系の特性が悪化する。 本発明の目的は、粗調AGCが定常的に変動する系にお
いて、粗調AGCの後段に配した微調部の収束性を改善
する方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明では粗調部の切替情
報を用いて微調部を制御する手段を設ける。第1図は上
記目的を達成する本発明による伝送装置の基本構成を示
している。端子INから入力される受信信号7は、粗調
部1にあるAGC3により利得が与えられ、微調部2に
あるATC6から出力されるしきい値に基づき、識別器
5により符号識別される。AGC3は、受信信号7のピ
ーク値を検出し、ピーク値が利得制御回路4中にもつ基
準値を超えた場合に利得を切替る構成となっている。微
調部にATCを用いたのは、一般にAGCに比ベハード
量が少なくてすむためである。 ATC6は受信信号7のピーク値を検出し、そのピーク
値から符号判定に用いるしきい値を算出し、識別器に出
力する構成になっている。 ここでAGC3の利得が切り替わったときの動作を説明
すると次のようになる。AGC3の利得はステップ状に
粗く変化するので、利得切替により受信信号7は急変す
る。ATC6は、受信信号7のピーク値が変動すること
によるしきい値の更新を大きい回路時定数で行っている
ため、しきい値は上記利得切替に追従できず、その収束
性に問題が生じる。そこで、本発明では、AGC3の利
得が一定の場合は、ATC6が上記動作を行い、利得変
更がなされた場合は、ATC6はAGC3の利得切替情
報8に基づき動作する構成とする。 具体的には、AGC3の利得切替により生じるしきい値
変化分を補正し、新たなしきい値として出力する方法、
または、AGC3の利得切替時に一時的にATC6のし
きい値更新の回路時定数を小さくし、急激な受信信号7
の変化に対し速く応答できる様にして、しきい値が適切
な値になったときるで回路時定数をまたもとに戻す方法
を用いる。 【作用】 第3図(A)、(B)に、AGC3の利得を1倍から2
倍に切替えた場合の上記ATC6の出力するしきい値変
化を示す。図(A)は、AGC3の利得切替によりAT
C6のしきい値を補正する方法を用いたときのしきい値
107の変化を示している。利得の切替はステップ状で
あり、1段切り替わったときATCのしきい値がどれだ
け変化するかはほぼ予測できる。この場合は、受信信号
7が利得切替により2倍になるのでしきい値も2倍にす
る。図(B)は、AGC3の利得切替時から一定期間は
、小さい回路時定数でATC6のしきい値の更新を行う
方法を用いたときのしきい値108の変化を示している
。AGC利得が2倍に変わった時点より一定区間(2)
は、小さい回路時定数に切替えて、しきい値を速く2倍
にする。 しかし、時定数が小さいままだと、回路内雑音に過敏に
反応して安定しないので、区間(3)においては、再び
区間(1)と同じ大きい時定数を用いて制御する。 [実施例1 第4図は本発明の1実施例の概略構成を示すブロック図
である。本実施例は、伝送媒体として電話線を用い、受
信部における波形等化をディジタル信号処理により行う
回路構成を示す。伝送装置は、受信信号の振幅を制御す
る増幅器9と、受信信号をディジタル値に変換するA/
D変換器10と、線路の周波数特性により符号量干渉を
含んだ受信信号の波形等化を行う判定帰還型等化器16
と、上記判定帰還等化器16の出力に利得を与える乗算
器11−1と、A/D変換器10の出力から上記乗算器
11−1の出力を減算する加算器12−1と、受信信号
の符号識別を行う識別器13と、識別器13により生じ
た誤差を検出する誤差検出器14と、誤差検出器14か
ら出力される誤差信号21に利得を与える乗算器11−
2と、識別器13の出力である受信データ19と誤差信
号21′から符号識別のためのしきい値20を出力する
しきい値検出器15と、上記しきい値20により、増幅
器9の利得と乗算器11−1〜11−3に与える利得を
調整する利得制御回路18と。 識別器13から位相情報を抽出しディジタル信号処理ブ
ロックにタイミング情報を送るタイミング制御回路17
からなっている。 上記伝送装置において、入力端子INから受信信号を入
力された増幅器9は、利得制御回路18からの命令に基
づき、受信信号に所定の利得を与える。増幅器9の出力
は、A/D変換器10によりディジタル値に変換され、
A/D変換器10の出力は、加算器12−1に入力され
1判定帰還型等化器16の出力との減算により、符号量
干渉を含んだ受信信号の波形等化が行なわれた後、識別
器13に入力される。上記判定帰還型等化器16は、例
えば適応制御型フィルタで伝送路の周波数特性により生
じる符号量干渉成分を擬似的に作り出し、上記減算によ
り受信信号から符号量干渉成分を取り除く。識別器13
は、しきい値検出器15の出力するしきい値20′と受
信信号との比較により、受信信号を多値符号化し、出力
端子OUTに受信データ19として出力する。上記受信
データ19は、誤差検出器14としきい値検出器15と
判定帰還型等化器16へ入力される。誤差検出器14は
、受信データ19と加算器12−1の出力としきい値2
0′から誤差信号21を出力する。しきい値検出器15
は受信データ19と誤差信号21′からしきい値20を
出力する構成となっている。判定帰還型等化器16は、
受信データ19と誤差信号21′から符号量干渉成分を
出力する構成となっている。利得制御回路18は、しき
い値20を用いて、増幅器9の利得αをステップ状に切
替えて、乗算器11−1.11−3に上記増幅器9の利
得αと同じ値を、また乗算器11−2に利得の逆数即ち
1/αを与える構成とする。 第5図に判定帰還型等化器16の一実施例を示す。本実
施例はm段の判定帰還型等化器の例であり、遅延器22
−1.22−2と1乗算器11−4.11−5と、重み
係数器23−1と加算器12−2とからなる等化器タッ
プ24−1が所要補正時間にあたる数だけ並列接続して
おり、各等化器タップ24−1.・・・・・・、24−
mとその出力を加算する加算器12−3から構成される
。判定帰還型等化器16はまず、出力部26において、
遅延器22−2の出力と、遅延器22−1により受信間
隔Tだけ遅延された受信データ19との積を、乗算器1
1−5によってとり、等化器タップ24−1から出力し
、同様の動作により等化器タップ24−2.  ・・・
、24−mから出力された値を足しあわせ、符号量干渉
成分として出力する。 次に、係数更新部25において、誤差検出器14により
出力された誤差信号21′は乗算器11−4によって上
記受信データ19と積をとり、重み係数器23−1によ
り利得が与えられた後、上記遅延器22−2の出力と加
算され、係数が更新される。等化器タップ24−2.・
・・・・、24−mは、2T、・・・・・・、mTだけ
遅延された受信データ19に対して同様の動作を行う。 第6図にしきい値検出器15の一実施例を示す。 ここに示すしきい値検出器15はフィードバック制御型
であり、出力したしきい値を用いて識別器で符号化した
場合に生じる誤差により、しきい値の更新を行う。しき
い値検出器15は、乗算器11−6と1重み係数器23
−2と、加算器12−4と、遅延器22−3から構成さ
れる。しきい値検出器15はまず、出力部26において
、遅延器22−3の値をしきい値20として出力する。 次に、係数更新部25において、識別器13の出力であ
る受信データ19は、乗算器11−6により誤差信号2
1′と積をとり、重み係数器23−2により利得が与え
られた後、上記遅延器22−3の値と加算器12−4に
より加算し、しきい値20の更新を行う。 第7図に誤差検出器14の一実施例を示す。誤差検出器
14は1乗算器11−7と加算器12−5から構成され
、受信データ19としきい値20’ を乗算器11−7
により乗じ、加算器12−5により加算器12−1の出
力との減算を行い、誤差信号21として出力する。上記
動作により、例えば+3.+1.−1.−3の4値符号
を用い、識別器入力信号が3.2mV、しきい値が1.
0mV、受信データが+3のとき誤差信号は、3.2−
3x1.C)−0,2(mV)となる。 第8図に増幅器9の構成の一実施例を示す。ここでは、
増幅器9の利得が1倍、2倍、3倍と切り替わる場合を
示しており、増幅器9は演算増幅器27と可変抵抗器2
8から構成される。可変抵抗器28の一方の端子は接地
され、演算増幅器27の負の端子は、可変抵抗器28の
分割された点a、b、cに接続される。可変抵抗器の全
抵抗値をRとすると、上記演算増幅器27の負の入力端
子を点a、b、cに接続したときの抵抗値はO2R/2
.2R/3となっている。上記構成により増幅器9は正
相増ll1i器となり、点a、b、cに接続したときの
増幅器9の利得は1倍、2倍、3倍となる。 第9図に利得制御回路18の入出力関係の一例を示す。 ここでは第8図の増幅器9の例に合わせて3段階に制御
する場合を示す。しきい値20が基準値Aの1/2より
も大きいときは、増幅器9の利得を1倍に設定し、誤差
信号21に与える利得、判定帰還型等化器16.しきい
値検出器15に与える利得は共に1倍である。しきい値
20が基準値Aの1/2よりも小さいときは、増幅器9
を制御して、利得を2倍にする。利得を変更する手段は
、演算増幅器27の負の入力端子をb点に切替える方法
で行える。この制御がなされた場合、制御前の状態に比
較して受信信号は2倍に増幅されるので判定帰還型等化
器16の出方及びしきい値検出器15の出力を2倍にす
る。一方上記動作の結果、誤差検出器14の出力は、従
来の2倍の大きさを持っているので、誤差信号21を1
/2倍にして出力する。しきい値20が基塾値Aの1/
3よりも小さいときも同様に、増幅器9は0点に切替え
て3倍の利得を与え、判定帰還型等化器16、しきい値
検出器15の出力は3倍、誤差(g号21は1/3倍に
設定する。 上記実施例は、受信信号の振幅情報であるしきい値20
を用いて利得を制御する回路について述べたものだが、
第4図においてA/D変換器〕Oの出力(加算器12−
1の入力)のピーク値、あるいは平均値、あるいは2乗
平均値を用いて、増幅器9と、乗算器11−1〜11−
3に与える利得を制御することもできる。 次に、受信波形のレベル移動がインパルス雑音によって
生じる場合に有効な本発明用2の実施例について説明す
る。 第10図は第2実施例の構成を表すブロック図である。 粗調部1は、AGC+(fフィルタ31、ロールオフフ
ィルタ32.リミッタ33、粗調部制御回路34、レベ
ル検出回路35、バントパスフィルタ36から構成され
、微調部2は、識別器37、微調部制御回路38、レベ
ル比較器39、サンプルホールド40から構成される。 受信信号113は最初にAGC+7fフィルタ31に入
力される。ここで、第11図を参照して受信波形につい
て説明する。 第11図(A)は受信データ単体波形109であり、こ
の波形はピーク値110を持つ。電話線に例えば周囲の
アナログ回線より、第11図(B)に示すようなインパ
ルス雑音111が誘導され。 これが波形109に重なると、入力端子INには第10
図(C)に示す波形113が入力される。 インパルス雑音111は受信データ単体波形109の数
倍から数十倍のピーク値112を持っており、雨音の周
波数スペクトルが信号の周波数スペクトルと重なる場合
、従来のAGC−1−v’fフィルタ31とロールオフ
フィルタ32を用いて除去することは難しい。そこで、
本発明では、まずAGC+v’fフィルタ31で受信波
形113を等化し、ロールオフフィルタ32で高周波雑
音を除去することにより、第11図(D)に示す出力波
形114を得る。この波形114をリミッタ33に入力
すると、リミッタのしきい値115を超える信号が消去
され、第11図(E)に示す出力波形117が得られる
。 このとき、リミッタのしきい値115は、インパルス雑
音111を充分抑圧でき、かつ受信データ単体波形10
9のピーク値110よりは大きくなければならない。こ
のための制御を以下のように行う。まずリミッタのしき
い値を、受信データ単体波形109のレベル110より
も充分大きい値116に設定する。リミッタ人力波形1
14のうち、設定したレベル116を超える部分が除去
され、その出力波形がバンドパルスフィルタに入力され
る。上記バンドパスフィルタ36の周波数特性を第12
図に示す。インパルス雑音の周波数スペクトル120と
受信データ波形の周波数スペクトル121は一部重なり
合っているため、バントパスフィルタの周波数特性は、
122で示されるように、受信データ波形の周波数スペ
クトル121をほぼ完全に通し、インパルス雑音の周波
数スペクトル120を一部カノドするように選ぶ。 したがってバンドパスフィルタ36を通すことにより、
受信データ信号をほとんど変えずに、インパルス雑音の
振幅を小さくすることができる。この作用により、バン
トパスフィルタ36の出力波形からレベル検、出器35
によってピークレベルを検出すると、得られたピークレ
ベルは、最初リミッタ33に設定した値116よりも小
さくなる。 リミッタ33はしきい値を、レベル検出器35より得ら
れたピーク値より少し大きい値に再設定する。このとき
、リミッタ33のしきい値を検出されたピーク値そのも
のに設定すると、線路特性が変化して受信信号のピーク
値が増加した場合、リミッタ33でしきい値以上の成分
がカットされ、ピーク値の増加を検出できなくなるので
望ましくない。こうして、リミツタ33出力信号中のイ
ンパルス雑音のピーク値は、最初のしきい値116より
下げられる。そして再びバンドパスフィルタ36により
、インパルス雑音のピーク値が更に小さくなり、最終的
にインパルス雑音のピーク値は、受信データ信号のピー
ク値110まで引き下げられる。このときリミッタのし
きい値は、受信データ信号のピーク値より少し大きい値
115で安定する。バンドパスフィルタ36は受信デー
タ信号を抑圧することはないので、検出されるピーク値
が受信データ信号のピーク値110より小さくなること
はない。 このように受信データ信号に影響を与えずに、インパル
ス雑音のピーク値を引き下げ、受信データ信号単体のピ
ーク値110を正しく検出することができる。レベル検
出器35の検出したレベルに応じて、粗調部制御回路3
4はAGC+v’f31フィルタを切替える。リミッタ
33とバンドパスフィルタ36のない従来の等化器では
、インパルス雑音が混入すると受信データ信号のレベル
を誤判定して、AGC+7fフィルタ31を切替える恐
れがあったが、本実施例ではこの問題点が解決されてい
る。 上記の構成では、インパルス雑音の振幅を受信データ信
号のレベルよりも小さくできないため、インパルス雑音
による識別誤り生ずる可能性がある。この問題を解決し
た本発明の第3の実施例を第13図に示す。 第13図の回路は、リミッタ33と識別器37の間にバ
ンド除去フィルタ41を備えている。上記バンド除去フ
ィルタの特性を第14図に示す。 リミッタ33とバンドパスフィルタ36の効果により、
インパルス雑音の周波数スペクトル120は受信データ
波形の周波数スペクトル121とほぼ同じレベルまで小
さくなっている。 バンド除去フィルタの周波数特性123は、インパルス
雑音の周波数スペクトル120をほぼ完全にカットする
。そのかわり受信データ波形の周波数スペクトル121
も一部カットされる。このようなバンド除去フィルタ4
1を用いれば、受信データ信号も一部カットされるもの
の、インパルス雑音をほぼ完全に除去した波形が識別器
37に入力される。受信信号のレベル検出はバント除去
フィルタ41の入力前の信号を用いて、バンドパスフィ
ルタ36とレベル検出器35で行う。従ってバンド除去
フィルタ41で受信データ信号が一部カットされても、
正しいレベル検出は行われている。 再び第10図に戻ると、この回路は、リミッタ33とバ
ンドパスフィルタ36とレベル検出器35で形成される
ループにより、最終的にはインパルス雑音の振幅を抑え
ることができるが、収束するまでには有限の時間がかか
る。このため、収束する迄の間に、レベル検出回路35
は受信データ信号のレベルを誤判定し、AGC+v’f
フィルタ31が利得の上下を繰返し、それにより受信デ
−夕信号の振幅が変動する。一方、微調部2では、サン
プルホールド回路40で受信信号のピーク値を検出し、
レベル比較器39で識別器37の最適しきい値を決定し
、微調部制御回路38で制御するATCを用いている。 一般に微脚部制御回路38の時定数は回路雑音等の影響
を抑えるため、大きく設定し、入力の変動に対してゆっ
くり反応するようにしているが、前述の受信データ信号
の振幅変動が@繁に起きると、微調部制御回路38によ
る制御が追いつかず、最適しきい値の設定に時間がかか
る。 このような問題を防ぐために、本実施例では、以下に述
へる如く、被調部制御回路34からAGC十v’fフィ
ルタ31の切替情報を微調部制御回路38に通知し、素
早い追従速度を可能にする。 第15図は、AGC+v’fフィルタ31と粗調部制御
回路34の詳細を示す図であり、オペアンプ51.抵抗
52−1〜3、抵抗53、コンデンサ54−1〜3によ
って、利得及び周波数特性可変のフィルタを実現してい
る。スイッチ55−1〜2および56−1〜2の選択に
よって特性が変化する。これらのスイッチは最初全てO
FF状態(利得最大の状態)に設定しである。レベル検
出器35によって検出されたレベルは、レベル比較器5
7−1〜2によって電圧V□、■2と比較され、v2よ
り大きければ、スイッチ56−1及び55−1がONに
切換えられて利得が下がる。検出レベルがV□より大き
ければ、スイッチ56−2および55−2がON状態と
なって利得がさらに下がる。Hレベル計数器58はON
状態にあるスイッチの個数を検出するためのものであり
、アップダウンカウンタ59が、ON状態のスイッチの
個数の変化を検出する。この出力によってAGC+7f
フイルタ31が何段切り替わったかが分かる。アップ信
号が1つ出るときは利得が1段下がったことを、ダウン
信号が]つ出るときは利得が1段上がったことを示す。 アップダウンカウンタ59の出力は微調部制御回路38
につながっている。 微調部制御回路38の1実施例を第16図に示す。伝送
符号にAMI符号を用いた場合、しきい値の最適値はサ
ンプルホールド回路4oから出力された受信信号のピー
ク値の172であるから、レベル比較器39は受信信号
のピーク値に1/2を乗じた値と、識別器38のしきい
値とを比較する。しきい値の方が大きければ正電圧を、
小さければ負電圧を出力する。レベル比較器39の出力
信号は、回路雑音等により細かく揺れ動く。そこで5ア
ナログ積分器74は、レベル比較器39の出力信号の変
動にゆっくり追従し、平均化された電圧を出力する。ア
ナログ加算器73−1〜3は、平均化された電圧に識別
器37のしきい値の初期値となるオフセット電圧を加算
する。例えば、アナログ加算器73−1は電圧V、を加
算する。電圧■5はAGC+(fフィルタ31の利得最
大のときの初期しきい値であり、■4は利得が中間のと
き、■、は利得最小のときの初期しきい値である。スイ
ッチ72−1〜3によってアナログ加算器が1つ選択さ
れる。アナログ加算器73−1〜3の出力電圧が、識別
器37の最終的なしきい値である。 識別器37のしきい値電圧の変化を第17図に示す。最
初はスイッチ72−3はON、72−1〜2はOFFで
アナログ加算器73−3が選択されている。AGC+(
fフィルタ31の利得が最大利得から1段下がり、セレ
クタ71にダウン信号が1つ入力されるとスイッチ72
−3がOFF、スイッチ72:2がONとなり、アナロ
グ加算器72−2が選択される。131に示すように、
オフセット電圧がV、からv4へ瞬時的に変わる。さら
にAGC十v’fフィルタ31の利得が下がり、セレク
タ71にダウン信号が入力された場合は、スイッチ72
−2はOFF、72−1がONとなりアナログ加算器7
3−1が選択される。しきい値電圧131は瞬時的に■
3まで下がり安定する。このように、瞬時的にオフセッ
ト電圧を切替えることで、従来例130に比べて速くし
きい値電圧を収束させることができる。 第18図には微調部制御回路38の他の実施例を示す。 レベル比較器39の出力電圧を平均化するために、時定
数の大きい(τ、)アナログ積分器85と時定数の小さ
い(τ2)アナログ積分器86の2種類があり、セレク
タ81はスイッチ84−1〜2のON、OFFによって
どちらかの積分器を選択する。アナログ加算器はしきい
値の初期′重圧Vを加算して、最終的なしきい値を出力
する。 識別器37のしきい値電圧の変化を第19図に示す。最
初はスイッチ84−1がON、スイッチ84−2がOF
Fとなっておりアナログ精分器85が選択されている。 AGC+v″fフィルタ31の利得が最大利得から1段
下がり、セレクタ81にダウン信号が1つ入力されると
、スイッチ84−1はOFF、スイッチ84−2はON
になりアナログ積分器86を選択する。小さい時定数で
2が選択されるため132に示されるように、従来例1
30に比べて収束が速い。はぼ収束した時間(し秒後)
に、タイマ82の指示により、セレクタ81はスイッチ
84−1kON、スイッチ84−2をOFFとし、アナ
ログ積分器85を再び選択する。大きい時定数τ□が選
択されるため、受信信号のピーク値が雑音の影響を受け
て変動しても、しきい値電圧132は安定している。 本実施例では上記説明のように、インパルス雑音による
不要の等化特性切替を防止し、また仮りに粗調部が頻繁
に切り替わっても、微調部を急速に収束させることがで
きる。 [発明の効果) 本発明によれば、粗調部の切替動作に起因する微調部の
収束性を改碧することができる。また、インパルス雑音
による不要の等化特性の切替を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成を示すブロック図、第2図は
受信波形のピーク値及び等化特性の時間変化を示す図、
第3図は本発明を用いたときのしきい値レベルの変化を
示した図、第4図は本発明の」一実施例の概略構成を示
すブロック図、第5図は、判定帰還型等化器の構成図、
第6図はしきい値検出器の構成図、第7図は誤差検出器
の構成図、第8図は増幅器の構成国、第9図は利得制御
回路の人出力関係の一実施例を示す図、第10図は本発
明の他の実施例の概略構成を示すブロック図、第11図
は受信波形および信号処理された波形を示す図、第12
図は受信データ信号単体とインパルス雑音の周波数スペ
クトルおよびバンドパスフィルタの特性を示す図、第1
3図は本発明の他の実施例の概略構成を示すブロック図
、第14図はバンド除去フィルタの特性を示す図、第1
5図はAGC+v’fフィルタと粗調部制御回路の内部
構成を示す図、第16図は微調部制御回路の1実施例を
示す図、第17図は第16図におけるしきい値電圧の時
間変化を示す図、第18図は微調部制御回路の他の実施
例を示す図、第19図は第18図における電圧の時間変
化を示す図である。 符号の説明 1 粗調部、2・・微調部、3・・AGC14・利得制
御回路、5・・識別器、6・・・ATC17・・受信信
号、8・・利得切替情報、9・・増幅器、10・・・A
/D変換器、11−1〜7・・・乗算器、12−1〜5
・・・加算器、13・・・識別器、14・・誤差検出器
、15・・・しきい値検出器、16・・・判定帰還型等
化器、17・・・タイミング制御回路、18・・利得制
御回路、19・・受信データ、20.20’ ・・・し
きい値、 21.21’・・・誤差信号、22−1〜3・・・遅延
器、23−1.23−2・・・重み係数器、24−1〜
m・・・等化器タップ、25・・・係数更新部。 26・・・出力部、27・・・演算増幅器、28・・可
変抵抗器、3.1−AGC+v′fフィルタ、32・ 
ロールオフフィルタ、33・・・リミッタ、34・・・
粗調部制御回路、35・・・レベル検出回路。 36 ・バントパスフィルタ、37・・・識別器、38
・・・微調部制御回路、39・・・レベル比較器、40
・・・サンプルホールド回路、41・・バンド除去フィ
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ディジタル伝送装置において、受信信号の利得を粗
    調整する部分と、符号識別のための利得またはしきい値
    を微調整する部分から構成され、粗調整は複数の異なる
    特性の切替によって行われ、前記切替の情報を用いて微
    調整を行うことを特徴とするディジタル伝送装置。 2、第1項記載のディジタル伝送装置において、前記粗
    調整する部分はAGC(自動利得制御装置)、微調整す
    る部分は識別器とATC(自動しきい値制御装置)から
    構成されることを特徴とするディジタル伝送装置。 3、第2項記載のディジタル伝送装置において、前記微
    調整は、前記識別器のしきい値を前記切替の情報に応じ
    て特定電圧だけ増加または減少させることを特徴とする
    ディジタル伝送装置。 4、第2項記載のディジタル伝送装置において、前記識
    別器の直前の信号及びしきい値の差電圧を異なる時定数
    で積分する複数の積分回路と、前記複数の積分回路から
    1つの積分回路を選択して前記識別器のしきい値端子に
    接続する手段を備えたことを特徴とするディジタル伝送
    装置。 5、第1項、第2項または第4項記載のディジタル伝送
    装置において、特定の時間をカウントするタイマを備え
    、前記特性の切替以前は時定数の大きい積分回路を選択
    し、切替時には時定数の小さい積分回路を選択し、切替
    時より前記特定の時間経過後に時定数の大きい積分回路
    を選択することを特徴とするディジタル伝送装置。 6、第1項または第2項記載のディジタル伝送装置にお
    いて、前記粗調整をする部分と前記微調整をする部分の
    間に適応制御フィルタを有し、前記切替の情報を用いて
    前記適応制御フィルタの制御を行うことを特徴とするデ
    ィジタル伝送装置。 7、第1項記載のディジタル伝送装置が、電話線を伝送
    媒体として用い、かつ数10キロヘルツ以上の周波数帯
    域を用いるディジタル伝送装置であって、受信データ信
    号のピーク電圧を検出する手段とリミッタとを備え、リ
    ミッタのしきい値は前記ピーク電圧以上となるように制
    御されることを特徴とするディジタル伝送装置。 8、第7項記載のディジタル伝送装置において、前記リ
    ミッタ回路は前記粗調整部に含まれることを特徴とする
    ディジタル伝送装置。 9、第7項または第8項記載のディジタル伝送装置にお
    いて、受信信号から特定の周波数成分を取り出すバンド
    パスフィルタを有し、前記ピーク電圧の検出を、上記バ
    ンドパスフィルタの出力信号を用いて行うことを特徴と
    するディジタル伝送装置。 10、第9項記載のディジタル伝送装置において、前記
    特定の周波数は、受信データ信号のエネルギーが集中す
    る周波数であることを特徴とするディジタル伝送装置。 11、第7項〜第10項のいずれかに記載のディジタル
    伝送装置において、前記リミッタ回路の後に、特定の周
    波数成分を除去するバンド除去フィルタを備えたことを
    特徴とするディジタル伝送装置。 12、第11項に記載のディジタル伝送装置において、
    前記特定周波数は、前記電話線に漏れ込んだインパルス
    雑音のエネルギーが集中する周波数であることを特徴と
    するディジタル伝送装置。
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