JPH0575498A - 判定帰還形自動等化器 - Google Patents
判定帰還形自動等化器Info
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- JPH0575498A JPH0575498A JP3233280A JP23328091A JPH0575498A JP H0575498 A JPH0575498 A JP H0575498A JP 3233280 A JP3233280 A JP 3233280A JP 23328091 A JP23328091 A JP 23328091A JP H0575498 A JPH0575498 A JP H0575498A
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/02—Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
- H04L25/03—Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
- H04L25/03006—Arrangements for removing intersymbol interference
- H04L25/03012—Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain
- H04L25/03019—Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain adaptive, i.e. capable of adjustment during data reception
- H04L25/03057—Arrangements for removing intersymbol interference operating in the time domain adaptive, i.e. capable of adjustment during data reception with a recursive structure
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- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
- Dc Digital Transmission (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 同期外れ検出回路15および制限値制御回路
16とを除いては、先に説明した従来例に用いられてい
るものと同様である。同期外れ検出回路15は、等化器
の発散を検出して、制限値切替信号59を出力する。制
限値制御回路16は、切替信号59に基づき、等化器の
発散・収束に応じた各タップの係数制限値56,57,
58を出力する発散時に収束性を高めるためには、主タ
ップ以外のタップ係数は1より小さい方がよい。収束時
にフェージング補償特性を高めるためには、制限値は1
より大きい方がよい。制限値制御回路16では、収束状
態となって制限値を大きくする場合には、微小量づつ制
限値を大きくする方法を採用している。 【効果】 タップ係数が最適値となり、トランスバーサ
ルフィルタの持つ最大限の能力を発揮して高いフェージ
ング補償特性が得られる。
16とを除いては、先に説明した従来例に用いられてい
るものと同様である。同期外れ検出回路15は、等化器
の発散を検出して、制限値切替信号59を出力する。制
限値制御回路16は、切替信号59に基づき、等化器の
発散・収束に応じた各タップの係数制限値56,57,
58を出力する発散時に収束性を高めるためには、主タ
ップ以外のタップ係数は1より小さい方がよい。収束時
にフェージング補償特性を高めるためには、制限値は1
より大きい方がよい。制限値制御回路16では、収束状
態となって制限値を大きくする場合には、微小量づつ制
限値を大きくする方法を採用している。 【効果】 タップ係数が最適値となり、トランスバーサ
ルフィルタの持つ最大限の能力を発揮して高いフェージ
ング補償特性が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、判定帰還形自動等化
器、特にディジタル無線通信システムの復調装置におい
てフェージングによる伝送路上の符号間干渉や他無線シ
ステムからの干渉を自動的に除去するディジタル判定帰
還形自動等化器に関する。
器、特にディジタル無線通信システムの復調装置におい
てフェージングによる伝送路上の符号間干渉や他無線シ
ステムからの干渉を自動的に除去するディジタル判定帰
還形自動等化器に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル無線通信システムにおけるフ
ェージング補償手段の一つとして、ベースバンド型のト
ランスバーサルフィルタを用いた自動等化器が用いられ
る。中でも最小位相推移形フェージングに対する補償特
性に優れた等化器として、判定帰還形自動等化器が知ら
れている。この判定帰還形自動等化器は、例えばマグロ
ウヒル社から発行されたジョン・ジー・プロアキス(J
ohn G. Proakis)著の「ディジタル通信
(DIGITAL COMMUNICATIONS)」
(第1版)の382〜386頁に詳細に述べられてい
る。
ェージング補償手段の一つとして、ベースバンド型のト
ランスバーサルフィルタを用いた自動等化器が用いられ
る。中でも最小位相推移形フェージングに対する補償特
性に優れた等化器として、判定帰還形自動等化器が知ら
れている。この判定帰還形自動等化器は、例えばマグロ
ウヒル社から発行されたジョン・ジー・プロアキス(J
ohn G. Proakis)著の「ディジタル通信
(DIGITAL COMMUNICATIONS)」
(第1版)の382〜386頁に詳細に述べられてい
る。
【0003】図2を参照して、従来の判定帰還形自動等
化器について説明する。従来の判定帰還形自動等化器
は、アナログ・ディジタル変換器(A/D変換器)11
と、トランスバーサルフィルタ12と、判定器13と、
差分回路14と、制限値設定器17とを有している。前
方mタップ、後方nタップのトランスバーサルフィルタ
として、本例では簡単のために、前方1タップと、主タ
ップと、後方1タップとを持つものを使用しているが、
タップ数に制限はない(mとnとは互いに独立の自然数
である)。また、簡単のために、入力信号として一次元
のベースバンド信号を考えている。しかしながら、直交
多値変調信号を復調した場合に生じる同相および直交の
二次元の成分を持つベースバンド信号である場合も、本
等化器を組み合わせることにより、等化システムを簡単
に構成することができる。以後、このモデルを用いて、
判定帰還形自動等化器の動作を説明する。
化器について説明する。従来の判定帰還形自動等化器
は、アナログ・ディジタル変換器(A/D変換器)11
と、トランスバーサルフィルタ12と、判定器13と、
差分回路14と、制限値設定器17とを有している。前
方mタップ、後方nタップのトランスバーサルフィルタ
として、本例では簡単のために、前方1タップと、主タ
ップと、後方1タップとを持つものを使用しているが、
タップ数に制限はない(mとnとは互いに独立の自然数
である)。また、簡単のために、入力信号として一次元
のベースバンド信号を考えている。しかしながら、直交
多値変調信号を復調した場合に生じる同相および直交の
二次元の成分を持つベースバンド信号である場合も、本
等化器を組み合わせることにより、等化システムを簡単
に構成することができる。以後、このモデルを用いて、
判定帰還形自動等化器の動作を説明する。
【0004】復調器(図示せず)から入力端子1に供給
された力ベースバンド信号51は、A/D変換器11で
標本・量子化され、2進信号列の等化前信号52に変換
される。
された力ベースバンド信号51は、A/D変換器11で
標本・量子化され、2進信号列の等化前信号52に変換
される。
【0005】トランスバーサルフィルタ12は、前方タ
ップ21と、主タップ22と、後方タップ23と、各タ
ップの出力を加算する加算器24とにより構成されてい
る。主タップ22を通過する主信号に対して、前方タッ
プ21を用いて主タップ22を通過する以前の信号(進
み波)による符号間干渉を除去し、後方タップ23を用
いて主タップ22を通過した以後の信号(遅れ波)によ
る符号間干渉を除去する。 前方タップ21は、等化前
信号52とタップ係数68を積算する乗算器34と、等
化前信号52と誤差信号55から瞬時相関値66を計算
する相関器31と、瞬時相関値66を積分して時間平均
した相関値67を計算する積分器32と、相関値67と
制限値信号56とから相関値67の絶対値に制限を与え
てタップ係数68を決定する制限器33と、次のタップ
入力への遅延時間を調整する遅延回路35とから成る。
これらの回路により、前方タップ21における主タップ
からの符号間干渉量であるタップ出力信号63が求ま
る。
ップ21と、主タップ22と、後方タップ23と、各タ
ップの出力を加算する加算器24とにより構成されてい
る。主タップ22を通過する主信号に対して、前方タッ
プ21を用いて主タップ22を通過する以前の信号(進
み波)による符号間干渉を除去し、後方タップ23を用
いて主タップ22を通過した以後の信号(遅れ波)によ
る符号間干渉を除去する。 前方タップ21は、等化前
信号52とタップ係数68を積算する乗算器34と、等
化前信号52と誤差信号55から瞬時相関値66を計算
する相関器31と、瞬時相関値66を積分して時間平均
した相関値67を計算する積分器32と、相関値67と
制限値信号56とから相関値67の絶対値に制限を与え
てタップ係数68を決定する制限器33と、次のタップ
入力への遅延時間を調整する遅延回路35とから成る。
これらの回路により、前方タップ21における主タップ
からの符号間干渉量であるタップ出力信号63が求ま
る。
【0006】主タップ22は、同様の計算により、主タ
ップ22を通過する主成分であるタップ出力信号64を
演算する。後方タップ23は、符号間干渉を計算するも
との信号として、判定信号54を用いる。判定信号54
は、加算器24により符号間干渉がすでに除去されてい
るので、等化前信号を用いるよりも正しい符号間干渉量
が推定できる。後方タップ23でも、前方タップ21と
同様の演算により、タップ出力信号65が求められる。
各タップの出力信号63,64,65を加算器24で集
めることにより、符号間干渉の除去された等化信号53
が求まる。前方タップ21をm個縦続連結すれば前方を
mタップに拡張でき、後方タップ23をn個縦続連結す
れば後方をnタップに拡張できる。
ップ22を通過する主成分であるタップ出力信号64を
演算する。後方タップ23は、符号間干渉を計算するも
との信号として、判定信号54を用いる。判定信号54
は、加算器24により符号間干渉がすでに除去されてい
るので、等化前信号を用いるよりも正しい符号間干渉量
が推定できる。後方タップ23でも、前方タップ21と
同様の演算により、タップ出力信号65が求められる。
各タップの出力信号63,64,65を加算器24で集
めることにより、符号間干渉の除去された等化信号53
が求まる。前方タップ21をm個縦続連結すれば前方を
mタップに拡張でき、後方タップ23をn個縦続連結す
れば後方をnタップに拡張できる。
【0007】相関器31,36,41は、入力として、
等化前信号52,61、判定信号62、誤差信号55の
極性を表わす1ビットのみを用いてもよいし、2ビット
以上を用いてもよい。また、積分器32,37,42と
しては、可逆カウンタを用いてもよいし、加算器を用い
てもよい。さらに、遅延回路21としては、送信シンボ
ル間隔Tの遅延量のものを用いてもよいし、それ以外例
えばT/2の遅延量のものを用いてもよい。
等化前信号52,61、判定信号62、誤差信号55の
極性を表わす1ビットのみを用いてもよいし、2ビット
以上を用いてもよい。また、積分器32,37,42と
しては、可逆カウンタを用いてもよいし、加算器を用い
てもよい。さらに、遅延回路21としては、送信シンボ
ル間隔Tの遅延量のものを用いてもよいし、それ以外例
えばT/2の遅延量のものを用いてもよい。
【0008】判定器13は、等化信号53を入力とし
て、送信データシンボルを推定し、判定信号54を出力
する。この判定信号54が端子2から出力される。
て、送信データシンボルを推定し、判定信号54を出力
する。この判定信号54が端子2から出力される。
【0009】差分回路14は、等化信号53と判定信号
54との差分を計算し、等化残差である誤差信号55を
各タップの相関器31,36,41に出力する。
54との差分を計算し、等化残差である誤差信号55を
各タップの相関器31,36,41に出力する。
【0010】制限値設定器17は、各タップに対する制
限値を信号56,57,58をトランスバーサルフィル
タ12に出力する。タップ係数の絶対値に制限を与える
技術は、タップ係数の収束性を高めるために一般に用い
られている。以下にその必要性について説明する。
限値を信号56,57,58をトランスバーサルフィル
タ12に出力する。タップ係数の絶対値に制限を与える
技術は、タップ係数の収束性を高めるために一般に用い
られている。以下にその必要性について説明する。
【0011】いま、トランスバーサルフィルタ12のタ
ップ係数がフェージング補償のための最小であるかある
いは最適値の近傍にあり、符号間干渉成分を除去してい
る状態を、等化器の収束、それ以外の状態を等化器の発
散と定義する。
ップ係数がフェージング補償のための最小であるかある
いは最適値の近傍にあり、符号間干渉成分を除去してい
る状態を、等化器の収束、それ以外の状態を等化器の発
散と定義する。
【0012】判定帰還形等化器は、先にも述べたよう
に、伝送路上に発生するフェージングによる符号間干渉
をトランスバーサルフィルタ12により除去する働きを
持つ。トランスバーサルフィルタ12のタップ係数は、
フェージングの大小に応じて決定される。ところで、適
応形自動等化器では、タップ係数の反復アルゴリズムに
より収束させる。このアルゴリズムは、まずタップ係数
の初期値を任意に与え、この状態で誤差信号55が小さ
くなるようにタップ係数に微小量の修正を加える。この
動作を繰り返すことにより、タップ係数は最適値へと収
束する。ところで、初期状態での波形歪みが大きい場合
には、反復アルゴリズムによるタップ係数の最適値への
収束が不可能になったり、あるいは時間がかかることが
ある。これは、タップ係数の初期値が最適とかけ離れて
いることにより、フェージングによる符号間干渉に加え
て、トランスバーサルフィルタ12による付加的な波形
歪みが生じるためである。そのため、従来の判定帰還形
自動等化器では、主タップを除く各タップ係数の絶対値
に1より小さい最大値制限を与え、主タップ以外のタッ
プのダイナミックレンジを主タップのそれよりも狭める
ことにより、先に述べた付加的な波形歪みを抑え、その
結果、等化器の収束性を高めている。
に、伝送路上に発生するフェージングによる符号間干渉
をトランスバーサルフィルタ12により除去する働きを
持つ。トランスバーサルフィルタ12のタップ係数は、
フェージングの大小に応じて決定される。ところで、適
応形自動等化器では、タップ係数の反復アルゴリズムに
より収束させる。このアルゴリズムは、まずタップ係数
の初期値を任意に与え、この状態で誤差信号55が小さ
くなるようにタップ係数に微小量の修正を加える。この
動作を繰り返すことにより、タップ係数は最適値へと収
束する。ところで、初期状態での波形歪みが大きい場合
には、反復アルゴリズムによるタップ係数の最適値への
収束が不可能になったり、あるいは時間がかかることが
ある。これは、タップ係数の初期値が最適とかけ離れて
いることにより、フェージングによる符号間干渉に加え
て、トランスバーサルフィルタ12による付加的な波形
歪みが生じるためである。そのため、従来の判定帰還形
自動等化器では、主タップを除く各タップ係数の絶対値
に1より小さい最大値制限を与え、主タップ以外のタッ
プのダイナミックレンジを主タップのそれよりも狭める
ことにより、先に述べた付加的な波形歪みを抑え、その
結果、等化器の収束性を高めている。
【0013】制限値としては、例えば、NTT研究実用
化報告第23巻(1974年)第6号の1141頁によ
れば、±nタップの制限値は、1/(n+1)で与えら
れている。実用の等化器においても、主タップは1、±
1タップは1/2、それ以外のタップは1/4の制限値
を与えている。制限値とフェージングとの関係は、制限
値が小さければそれだけフェージングが小さい状態での
収束性に優れ、制限値が1を越えない,安易で大きけれ
ばそれだけある程度フェージングが大きい状態での収束
性に優れるというトレードオフの関係にある。そのた
め、1より小さい制限値は、通信路の状態によって様々
な値が考えられる。制限器は、図3に示すように、絶対
値が制限値を越えない入力信号はそのまま通過させ、制
限値を越えた信号は、入力値と同じ制限値を出力する入
出力特性を有する。
化報告第23巻(1974年)第6号の1141頁によ
れば、±nタップの制限値は、1/(n+1)で与えら
れている。実用の等化器においても、主タップは1、±
1タップは1/2、それ以外のタップは1/4の制限値
を与えている。制限値とフェージングとの関係は、制限
値が小さければそれだけフェージングが小さい状態での
収束性に優れ、制限値が1を越えない,安易で大きけれ
ばそれだけある程度フェージングが大きい状態での収束
性に優れるというトレードオフの関係にある。そのた
め、1より小さい制限値は、通信路の状態によって様々
な値が考えられる。制限器は、図3に示すように、絶対
値が制限値を越えない入力信号はそのまま通過させ、制
限値を越えた信号は、入力値と同じ制限値を出力する入
出力特性を有する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の判定帰
還形自動等化器は、トランスバーサルフィルタ12のタ
ップ係数に制限値が与えられているため、大きなフェー
ジングによる符号間干渉が生じた場合には、それを除去
するためのタップ係数をとることができない。以下にフ
ェージングとタップ係数との関係を説明する。さらに上
述の欠点についても説明する。
還形自動等化器は、トランスバーサルフィルタ12のタ
ップ係数に制限値が与えられているため、大きなフェー
ジングによる符号間干渉が生じた場合には、それを除去
するためのタップ係数をとることができない。以下にフ
ェージングとタップ係数との関係を説明する。さらに上
述の欠点についても説明する。
【0015】図4に直接波と反射波(遅延波)の2波干
渉によって周波数選択性フェージングが発生した場合
の、3タップ形トランスバーサルフィルタ12の各タッ
プ係数の絶対値を示す。図4(a)−(1),(b)−
(1),(c)−(1)は、主タップの制限値を1、主
タップを除く各タップの制限値を全て2とした場合を示
し、図4(a)−(2),(b)−(2),(c)−
(2)は主タップの制限値を1、±1タップの制限値を
1/2とした場合を示す。図4(a)は、フェージンン
グがない場合で、タップ係数の絶対値は主タップが1、
多のタップは0である。
渉によって周波数選択性フェージングが発生した場合
の、3タップ形トランスバーサルフィルタ12の各タッ
プ係数の絶対値を示す。図4(a)−(1),(b)−
(1),(c)−(1)は、主タップの制限値を1、主
タップを除く各タップの制限値を全て2とした場合を示
し、図4(a)−(2),(b)−(2),(c)−
(2)は主タップの制限値を1、±1タップの制限値を
1/2とした場合を示す。図4(a)は、フェージンン
グがない場合で、タップ係数の絶対値は主タップが1、
多のタップは0である。
【0016】次に、フェージングが発生すると、フェー
ジングが小さい場合には、必要なタップ係数の絶対値は
1/2より小さくてよいので、図4(b)に示すよう
に、±1タップの制限値の違いによらず、どちらの場合
も同じタップ係数により符号間干渉を除去することが可
能である。
ジングが小さい場合には、必要なタップ係数の絶対値は
1/2より小さくてよいので、図4(b)に示すよう
に、±1タップの制限値の違いによらず、どちらの場合
も同じタップ係数により符号間干渉を除去することが可
能である。
【0017】フェージングが大きい場合には、必要なタ
ップ係数は1/2より大きくなる。そのため、±1タッ
プの制限値が2である図4(c)−(1)の場合には充
分に符号間干渉を除去することができる。しかしなが
ら、±1タップの制限値が1/2である図4(c)−
(2)の場合にはタップ係数値が最大値1/2で飽和し
てしまい、符号間干渉を充分に除去することができな
い。
ップ係数は1/2より大きくなる。そのため、±1タッ
プの制限値が2である図4(c)−(1)の場合には充
分に符号間干渉を除去することができる。しかしなが
ら、±1タップの制限値が1/2である図4(c)−
(2)の場合にはタップ係数値が最大値1/2で飽和し
てしまい、符号間干渉を充分に除去することができな
い。
【0018】判定帰還形自動等化器は、特に最小位相推
移形フェージングの遅れ波による符号間干渉の補償に優
れている。このとき、後方タップに制限がなければ、タ
ップ係数が1を越える場合でも等化を続けることが知ら
れている。結局、タップ係数の最大値が1より小さい値
に制限されている従来の判定帰還形自動等化器では、大
きなフェージングによる符号間干渉を除去できない。
移形フェージングの遅れ波による符号間干渉の補償に優
れている。このとき、後方タップに制限がなければ、タ
ップ係数が1を越える場合でも等化を続けることが知ら
れている。結局、タップ係数の最大値が1より小さい値
に制限されている従来の判定帰還形自動等化器では、大
きなフェージングによる符号間干渉を除去できない。
【0019】したがって、本発明の目的は、収束性を犠
牲にすることなく、良好なフェージング補償特性を発揮
できる判定帰還形自動等化器を提供することにある。
牲にすることなく、良好なフェージング補償特性を発揮
できる判定帰還形自動等化器を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明による判定帰還形
自動等化器においては、各タップ係数が可変である。す
なわち、等化器が収束している状態ではタップ係数の制
限値を大きな第一の値に開放している。また、等化器が
発散している状態では、第一の値より小さな第二の値に
している。好ましくは、第一の値は、1より大きく10
以下の値になるように、第二の値は1より小さい値とな
るように制御される。
自動等化器においては、各タップ係数が可変である。す
なわち、等化器が収束している状態ではタップ係数の制
限値を大きな第一の値に開放している。また、等化器が
発散している状態では、第一の値より小さな第二の値に
している。好ましくは、第一の値は、1より大きく10
以下の値になるように、第二の値は1より小さい値とな
るように制御される。
【0021】
【実施例】次に、本発明の一実施例を示した図面を参照
して、より詳細に説明する。
して、より詳細に説明する。
【0022】図1を参照すると、本発明の一実施例によ
る判定帰還形自動等化器は、A/D変換器11と、トラ
ンスバーサルフィルタ12と、判定器13と、差分回路
14と、同期外れ検出回路15と、制限値制御回路16
とを有している。この構成の内、同期外れ検出回路15
および制限値制御回路16とを除いては、先に説明した
従来例に用いられているものと同様である。入力端子1
に供給された入力信号の符号間干渉が除去され、出力端
子2から判定信号が送出される様子は、従来と同様であ
る。したがって、同じ構成および動作の部分の説明につ
いては省略する。
る判定帰還形自動等化器は、A/D変換器11と、トラ
ンスバーサルフィルタ12と、判定器13と、差分回路
14と、同期外れ検出回路15と、制限値制御回路16
とを有している。この構成の内、同期外れ検出回路15
および制限値制御回路16とを除いては、先に説明した
従来例に用いられているものと同様である。入力端子1
に供給された入力信号の符号間干渉が除去され、出力端
子2から判定信号が送出される様子は、従来と同様であ
る。したがって、同じ構成および動作の部分の説明につ
いては省略する。
【0023】等化器の同期外れを検出する方法の一つと
して、特開昭48−17661号公報に開示されている
同期外れ検出回路がある。この回路は、復調器の搬送波
再生制御に判定信号が用いられている場合に使用するこ
とができる。等化器が発散すれば、その出力である判定
信号54も発散するためである。同期外れ検出回路15
は、等化器の発散を検出して、制限値切替信号59を出
力する。そのほか制限値切替信号59としては、例えば
フレーム非同期信号、誤り率警報信号等の状況を監視し
て警報を発する信号を利用することもできる。
して、特開昭48−17661号公報に開示されている
同期外れ検出回路がある。この回路は、復調器の搬送波
再生制御に判定信号が用いられている場合に使用するこ
とができる。等化器が発散すれば、その出力である判定
信号54も発散するためである。同期外れ検出回路15
は、等化器の発散を検出して、制限値切替信号59を出
力する。そのほか制限値切替信号59としては、例えば
フレーム非同期信号、誤り率警報信号等の状況を監視し
て警報を発する信号を利用することもできる。
【0024】制限値制御回路16は、切替信号59に基
づき、等化器の発散・収束に応じた各タップの係数制限
値56,57,58を出力する。先に述べたように、発
散時に収束性を高めるためには、主タップ以外のタップ
係数は1より小さい方がよい。ところで、収束時にフェ
ージング補償特性を高めるためには、制限値は1より大
きい方がよい。そこで、制限値制御回路16には、収束
状態における各タップ係数制限値(例えば、主タップは
1、±1タップは2)と発散状態における各タップ係数
制限値(例えば、主タップは1、±1タップは1/2)
を予め設定してある。
づき、等化器の発散・収束に応じた各タップの係数制限
値56,57,58を出力する。先に述べたように、発
散時に収束性を高めるためには、主タップ以外のタップ
係数は1より小さい方がよい。ところで、収束時にフェ
ージング補償特性を高めるためには、制限値は1より大
きい方がよい。そこで、制限値制御回路16には、収束
状態における各タップ係数制限値(例えば、主タップは
1、±1タップは2)と発散状態における各タップ係数
制限値(例えば、主タップは1、±1タップは1/2)
を予め設定してある。
【0025】先にも述べたように、判定帰還形等化器で
は、後方タップ係数が主タップ係数よりも大きくなり、
タップ係数が1を越える場合でも等化を続ける。ところ
で、例えフェージングが大きくても、タップ係数が2を
越える状況では等化器は安定を保てない。すなわち、収
束時の係数が取り得る値の絶対値が2以下の値であり、
収束時の制限値としては1より大きく2以下の値を与え
ればよい。収束時の制限値としてタップ係数が取り得る
値の範囲外である2より大きい値を用いても構わない
が、回路規模が大きくなるだけでその効果はなく、実現
できる値としては10程度まである。以上のことから、
収束時の制限値としては、1より大きく10以下の値、
例えば2を設定してやればよい。
は、後方タップ係数が主タップ係数よりも大きくなり、
タップ係数が1を越える場合でも等化を続ける。ところ
で、例えフェージングが大きくても、タップ係数が2を
越える状況では等化器は安定を保てない。すなわち、収
束時の係数が取り得る値の絶対値が2以下の値であり、
収束時の制限値としては1より大きく2以下の値を与え
ればよい。収束時の制限値としてタップ係数が取り得る
値の範囲外である2より大きい値を用いても構わない
が、回路規模が大きくなるだけでその効果はなく、実現
できる値としては10程度まである。以上のことから、
収束時の制限値としては、1より大きく10以下の値、
例えば2を設定してやればよい。
【0026】フェージングが非常に大きい場合や装置の
起動時には、本等化器は発散状態にある。同期外れ検出
回路15は、このことを判断し、発散状態であることを
制限値切替信号59により制限値制御回路16に送出す
る。この信号を受けて、制限値制御回路16は、予め設
定した発散状態用の制限値信号56,57,58を制限
器33,38,43に送出する。各タップの制限器2
2,38,43は、それぞれの制限値信号56,57,
58にしたがいタップ係数68,71,74に制限を与
える。予め設定される制限値を従来と同じ値とすれば、
本実施例による判定帰還形自動等化器は、従来と同じ収
束動作を行ない、収束特性も同じである。
起動時には、本等化器は発散状態にある。同期外れ検出
回路15は、このことを判断し、発散状態であることを
制限値切替信号59により制限値制御回路16に送出す
る。この信号を受けて、制限値制御回路16は、予め設
定した発散状態用の制限値信号56,57,58を制限
器33,38,43に送出する。各タップの制限器2
2,38,43は、それぞれの制限値信号56,57,
58にしたがいタップ係数68,71,74に制限を与
える。予め設定される制限値を従来と同じ値とすれば、
本実施例による判定帰還形自動等化器は、従来と同じ収
束動作を行ない、収束特性も同じである。
【0027】一方、フェージングが小さくなり、本等化
器が収束状態にあると、同期外れ検出回路15は、この
ことを判断し、収束状態であることを制限値切替信号5
9により制限値制御回路16に送出する。以後、発散状
態と同様の動作により、各タップは予め設定した収束状
態用の制限値が与えられる。収束時における本等化器
は、各タップ係数の制限値が充分に大きな値を持ってい
るため、従来の等化器よりも大きなフェージングを補償
することができる。すなわち、符号間干渉を除去するこ
とができる。
器が収束状態にあると、同期外れ検出回路15は、この
ことを判断し、収束状態であることを制限値切替信号5
9により制限値制御回路16に送出する。以後、発散状
態と同様の動作により、各タップは予め設定した収束状
態用の制限値が与えられる。収束時における本等化器
は、各タップ係数の制限値が充分に大きな値を持ってい
るため、従来の等化器よりも大きなフェージングを補償
することができる。すなわち、符号間干渉を除去するこ
とができる。
【0028】本等化器が、発散状態から収束状態に変化
した場合、制限値を瞬時に切替えると、制限器出力であ
るタップ係数に不連続が生じて充分な収束特性を得られ
ないことがある。そのため、制限値制御回路16では、
収束状態となって制限値を大きくする場合には、微小量
づつ制限値を大きくする方法を採用している。逆に、発
散状態となった場合には、制限値を瞬時に小さくしても
構わない。
した場合、制限値を瞬時に切替えると、制限器出力であ
るタップ係数に不連続が生じて充分な収束特性を得られ
ないことがある。そのため、制限値制御回路16では、
収束状態となって制限値を大きくする場合には、微小量
づつ制限値を大きくする方法を採用している。逆に、発
散状態となった場合には、制限値を瞬時に小さくしても
構わない。
【0029】このような制限値制御回路の一例として、
制限値の最大値と最小値とを設定できる設定端子と、制
限値切替信号入力端子と、出力端子とを持つカウンタ回
路を用いることができる。制限値切替信号59は、等化
器の収束状態用と、発散状態用との2極性を持つ。制限
値制御回路16では、収束状態で発生する切替信号はセ
ット信号、発散状態で発生する切替信号はリセット信号
として扱われる。リセット信号がセット信号に切り替わ
ると、カウンタは設定した最小値からカウントアップを
始め、そのカウント値を出力する。セット信号が発生し
ている間はカウントアップを続ける。カウント値が設定
した最大値に達した時点でカウントが止まり、それ以後
はカウンタ出力が最大値のままとどまる。セット信号が
リセット信号に切り替わると、カウンタは即座に初期状
態になり最小値を出力する。リセット信号が発生してい
る間は、カウンタ出力は最小値のままである。
制限値の最大値と最小値とを設定できる設定端子と、制
限値切替信号入力端子と、出力端子とを持つカウンタ回
路を用いることができる。制限値切替信号59は、等化
器の収束状態用と、発散状態用との2極性を持つ。制限
値制御回路16では、収束状態で発生する切替信号はセ
ット信号、発散状態で発生する切替信号はリセット信号
として扱われる。リセット信号がセット信号に切り替わ
ると、カウンタは設定した最小値からカウントアップを
始め、そのカウント値を出力する。セット信号が発生し
ている間はカウントアップを続ける。カウント値が設定
した最大値に達した時点でカウントが止まり、それ以後
はカウンタ出力が最大値のままとどまる。セット信号が
リセット信号に切り替わると、カウンタは即座に初期状
態になり最小値を出力する。リセット信号が発生してい
る間は、カウンタ出力は最小値のままである。
【0030】ここまで、一次元の判定帰還形自動等化器
について説明したが、同相および直交の二つの成分を持
つ二次元ベースバンド信号に適用する二次元の判定帰還
形自動等化器にも、本発明を適用することができる。
について説明したが、同相および直交の二つの成分を持
つ二次元ベースバンド信号に適用する二次元の判定帰還
形自動等化器にも、本発明を適用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による判定
帰還形自動等化器においては、等化器が収束している間
はタップ係数の制限値を大きな値に開放するので、タッ
プ係数が最適値となり、トランスバーサルフィルタの持
つ最大限の能力を発揮して高いフェージング補償特性が
得られる。
帰還形自動等化器においては、等化器が収束している間
はタップ係数の制限値を大きな値に開放するので、タッ
プ係数が最適値となり、トランスバーサルフィルタの持
つ最大限の能力を発揮して高いフェージング補償特性が
得られる。
【0032】また、等化器が発散している間は、従来と
同様にタップ係数の制限値を小さな値に絞っているの
で、その収束特性においても従来と同等の特性を持つ。
同様にタップ係数の制限値を小さな値に絞っているの
で、その収束特性においても従来と同等の特性を持つ。
【図1】本発明の一実施例による判定帰還形自動等化器
のブロック図である。
のブロック図である。
【図2】従来例による判定帰還形自動等化器のブロック
図である。
図である。
【図3】判定帰還形自動等化器に使用される制限器の入
出力特性を示す図である。
出力特性を示す図である。
【図4】フェージングの大きさによるトランスバーサル
フィルタのタップ係数の変化を示す図である。
フィルタのタップ係数の変化を示す図である。
11 アナログ・ディジタル変換器(A/D変換器) 12 トランスバーサルフィルタ 13 判定器 14 差分回路 15 同期外れ検出回路 16 制限値制御回路 17 制限値設定器 21 前方タップ 22 主タップ 23 後方タップ 24 加算器 31,36,41 相関器 32,37,42 積分器 33,38,43 制限器 34,39,44 乗算器 35,40 遅延回路 51 ベースバンド信号 52,61 等化前信号 53 等化信号 54,62 判定信号 55 誤差信号 56,57,58 制限値信号 59 制限値切替信号 63,64,65 タップ出力信号 66,69,72 瞬時相関値 67,70,73 相関値 68,71,74 タップ係数
Claims (3)
- 【請求項1】 ディジタル無線通信方式の復調装置に用
いられ、前記復調装置の復調器からのベースバンド信号
を自動等化し自動等化されたディジタル信号を出力する
判定帰還形自動等化器において、前記ベースバンド信号
を受けて、前記ベースバンド信号をディジタル形式の等
化前信号に変換するアナログ・ディジタル変換器と、前
記等化前信号と(m+1+n)個の制限値信号と誤差信
号と判定信号とを受けて等化信号を出力する前方mタッ
プと主タップと後方nタップとを含むトランスバーサル
フィルタと、前記判定帰還形等化器の発散を検出し制限
値切替信号を出力する同期外れ検出回路と、前記制限値
切替信号を受け前記(m+1+n)個の制限値信号を出
力する制限値制御回路と、前記等化信号を入力として前
記判定信号を出力する判定器と、前記等化信号と前記判
定信号との差分をとって前記誤差信号を出力する差分回
路とを有し、前記制限値信号を、前記判定信号が収束し
ている場合には大きな第一の値となるよう、前記判定信
号が発散している場合には前記第一の値より小さい第二
の値となるよう可変的に制御することを特徴とする判定
帰還形自動等化器。 - 【請求項2】 前記第一の値が1より大きく10以下の
値で、前記第二の値が1より小さい値であることを特徴
とする請求項1記載の判定帰還形自動等化器。 - 【請求項3】 前記収束の状態になって前記制限値を大
きくする場合、前記制限値を微小量づつ大きくすること
を特徴とする請求項1または2記載の判定帰還形自動等
化器。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3233280A JP2833609B2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 判定帰還形自動等化器 |
CA002078049A CA2078049C (en) | 1991-09-12 | 1992-09-11 | Decision-feedback equalizer capable of producing an equalized signal at a high speed without a remaining fading |
DE69220741T DE69220741T2 (de) | 1991-09-12 | 1992-09-11 | Schneller entscheidungsrückgekoppelter Entzerrer mit niedrigem Restschwund |
EP92308305A EP0532353B1 (en) | 1991-09-12 | 1992-09-11 | High-speed DFE with low residual fading |
AU23547/92A AU649879B2 (en) | 1991-09-12 | 1992-09-11 | Decision-feedback equalizer capable of producing an equalized signal at a high speed without a remaining fading |
US07/944,292 US5331663A (en) | 1991-09-12 | 1992-09-14 | Decision-feedback equalizer capable of producing an equalized signal at a high speed without a remaining fading |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3233280A JP2833609B2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 判定帰還形自動等化器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0575498A true JPH0575498A (ja) | 1993-03-26 |
JP2833609B2 JP2833609B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=16952620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3233280A Expired - Fee Related JP2833609B2 (ja) | 1991-09-12 | 1991-09-12 | 判定帰還形自動等化器 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5331663A (ja) |
EP (1) | EP0532353B1 (ja) |
JP (1) | JP2833609B2 (ja) |
AU (1) | AU649879B2 (ja) |
CA (1) | CA2078049C (ja) |
DE (1) | DE69220741T2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007129757A (ja) * | 2006-12-22 | 2007-05-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | デジタル復調装置および同期検出方法 |
US7269213B2 (en) | 1999-12-06 | 2007-09-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Waveform equalizer having a tap coefficient monitoring unit |
US7333576B2 (en) | 2002-02-22 | 2008-02-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Digital demodulation device and synchronization detecting method |
CN111694394A (zh) * | 2019-03-15 | 2020-09-22 | 新唐科技股份有限公司 | 数字稳压系统及其控制方法 |
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JP2663820B2 (ja) * | 1992-12-28 | 1997-10-15 | 日本電気株式会社 | 判定帰還形等化器 |
US5424881A (en) | 1993-02-01 | 1995-06-13 | Cirrus Logic, Inc. | Synchronous read channel |
JPH0744473B2 (ja) * | 1993-02-02 | 1995-05-15 | 日本電気株式会社 | 復調システム |
US5490169A (en) * | 1993-06-16 | 1996-02-06 | Universal Data Systems, Inc. | Decision feedback equalizer method and apparatus |
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US7627029B2 (en) | 2003-05-20 | 2009-12-01 | Rambus Inc. | Margin test methods and circuits |
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JP2009524285A (ja) | 2006-01-12 | 2009-06-25 | アギア システムズ インコーポレーテッド | 受信信号を等化するために非パイロット基準チャネルを用いた受信機 |
US20080069197A1 (en) * | 2006-09-20 | 2008-03-20 | Agere Systems Inc. | Equalizer for equalizing multiple received versions of a signal |
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DE3116266A1 (de) * | 1981-04-24 | 1982-11-11 | TE KA DE Felten & Guilleaume Fernmeldeanlagen GmbH, 8500 Nürnberg | Verfahren zum entzerren eines datensignales |
JPS5897916A (ja) * | 1981-12-07 | 1983-06-10 | Hitachi Ltd | 自動等化器制御方式 |
JPS5962228A (ja) * | 1982-10-01 | 1984-04-09 | Nec Corp | 自動等化器 |
JPS5992631A (ja) * | 1982-11-19 | 1984-05-28 | Fujitsu Ltd | タツプ重み係数制御方式 |
JPH03154435A (ja) * | 1989-11-13 | 1991-07-02 | Toshiba Corp | 判定帰還形等化方式 |
GB2238932B (en) * | 1989-11-17 | 1994-04-13 | Nec Corp | Decision feedback equalizer including forward part whose signal reference point is shiftable depending on channel response |
CA2050867A1 (en) * | 1990-09-10 | 1992-03-11 | Seiji Miyoshi | System for reproducing timing clock signal |
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US5150379A (en) * | 1991-09-27 | 1992-09-22 | Hewlett-Packard Company | Signal processing system for adaptive equalization |
-
1991
- 1991-09-12 JP JP3233280A patent/JP2833609B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-09-11 CA CA002078049A patent/CA2078049C/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-09-11 DE DE69220741T patent/DE69220741T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-09-11 EP EP92308305A patent/EP0532353B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-09-11 AU AU23547/92A patent/AU649879B2/en not_active Ceased
- 1992-09-14 US US07/944,292 patent/US5331663A/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
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---|---|
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CA2078049C (en) | 1996-07-23 |
US5331663A (en) | 1994-07-19 |
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EP0532353B1 (en) | 1997-07-09 |
AU2354792A (en) | 1993-03-18 |
EP0532353A2 (en) | 1993-03-17 |
CA2078049A1 (en) | 1993-03-13 |
DE69220741T2 (de) | 1998-02-19 |
AU649879B2 (en) | 1994-06-02 |
EP0532353A3 (en) | 1993-08-25 |
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