JPH0653748B2 - 1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾ−ル誘導体、その製造法およびそれを含有する組成物 - Google Patents

1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾ−ル誘導体、その製造法およびそれを含有する組成物

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JPH0653748B2
JPH0653748B2 JP59003686A JP368684A JPH0653748B2 JP H0653748 B2 JPH0653748 B2 JP H0653748B2 JP 59003686 A JP59003686 A JP 59003686A JP 368684 A JP368684 A JP 368684A JP H0653748 B2 JPH0653748 B2 JP H0653748B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、式 式中RおよびRは、同一であるかあるいは異なり、
水素原子またはアルキル基を表わし、そして a)Rはシアノまたはアルキルカルボニルを表わすか、
あるいは b)Rは式 の基を表わし、ここでRは水素原子を表わしかつR
はアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、フエニ
ルアミノまたはジフエニルアミノ基を表わすか、あるい
はRおよびRは、同一であるかあるいは異なり、水
素原子、1〜5個の炭素原子のアルキル基または未置換
もしくは置換されたフエニル基を表わし、あるいはR
は水素原子を表わしかつRはピリジル基または1〜5
個の炭素原子のアルキル基を表わし、前記アルキル基は
カルボキシル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルア
ミノ、モルホリノ、ピペリジノ、ピロリジン−1−イ
ル、ピペラジン−1−イル(アルキル、ピリジル、未置
換もしくは置換されたフエニルまたは未置換もしくは置
換されたベンジル基により4−位置において置換されて
いてもよい)、未置換もしくは置換されたフエニル、ピ
リジルまたはイミダゾリルによつて置換されており、あ
るいはRおよびRはそれらが結合する窒素原子と一
緒にイミダゾリル基または5員もしくは6員の複素環を
形成し、前記複素環は酸素原子、イオウ原子または窒素
原子の如き他の異種原子を含有することができかつアル
キル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシアルキル、ア
ミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルア
ミノアルキル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、
未置換もしくは置換されたフエニルまたは未置換もしく
は置換されたベンジル基によつて置換されていてもよ
く、あるいは c)Rは式 の基を表わし、ここでR′およびR″は、同一であるか
あるいは異なり、アルキル基を表わし、前述の定義中の
アルキル基およびアルキル部分は直鎖または分枝鎖であ
りかつ特記しないかぎり各々1〜4個の炭素原子を含有
し、前記置換されたフエニルおよびベンジル基は、特記
しないかぎり、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、アル
キルチオ、トリフルオロメチルまたはジアルキルアミノ
基を有する、 の1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール誘導
体、Rが式(III)または式(IV)の基を表わすときの
前記化合物の互変異性体、および酸との付加塩および存
在する場合金属および窒素塩基との付加塩を、提供す
る。
本発明によれば、Rがシアノ基であり、そしてRおよ
びRが上に定義したとおりである、式(I)の化合
物、すなわち、式 の化合物は、式 の2−クロロアクリロニトリルを、式 の化合物と反応させることにより、製造される。
この反応は一般に無水酢酸中で80〜130℃の温度に
加熱することにより実施する。
式(VII)の化合物は、一般式 の生成物をホルミル化することによつて得られる。
このホルミルは、有利には、無水酢酸中でギ酸と10℃
〜25℃の温度において反応させることにより実施す
る。
一般式(VIII)の生成物は、A.BANASHEKおよびM.
I.SHCHUKINA,J.Gen.Chem.U.S.S.R.31
1374(1961);Chem.Abstr.55,24739
h(1961)の方法によつて製造することができる。
本発明によれば、RおよびRが上に定義したとおり
であり、そしてRが一般式(II)の基を表わし、ここで
およびRが一緒にイミダゾリル環を形成する、一
般式(I)の生成物は、N,N′−カルボニルジイミダ
ゾールを、一般式 式中RおよびRは上に定義したとおりである、 の酸と反応させることによつて製造することができる。
この反応は一般に不活性溶媒、たとえば、テトラヒドロ
フランまたはジメチルホルムアミド中で約20℃の温度
において実施する。
一般式(IX)の生成物は、分子の残部に影響を及ぼさな
いでニトリルを酸に転化する既知の方法により、とくに
高沸点アルコール、たとえばエチレングリコール中のア
ルカリ性媒質中で、100℃ないし反応混合物の還流温
度に加熱することにより、一般式(V)のニトリルを加
水分解することによつて製造することができる。
本発明によれば、RおよびRが上に定義したとおり
であり、そしてRが一般式(II)の基を表わし、ここで
およびRが上のb)において定義したとおりであ
り、ただしRおよびRが一般にイミダゾリル環を形
成することができない、一般式(I)の生成物は、アン
モニアまたは式 式中RおよびRは上のb)に定義したとおりであ
り、ただしRおよびRは一緒にイミダゾリル基を形
成しない、 の化合物を、一般式(IX)の酸と反応させることによ
り、製造することができる。
またはRがアミノ、アルキルアミノまたはピペラ
ジニル基により置換された、1〜5個の炭素原子を含有
するアルキル基を表わすとき、あるいはRおよびR
が、それらが結合する窒素原子と一緒に、5員もしくは
6員の複素環を形成し、前記複素環が他の窒素原子を含
有しかつアミノアルキル基により置換されていてもよい
とき、対応するアミン基は一般式(IX)の酸との縮合前
に保護しなくてはならない。
保護および脱保護は、第一アミンまたは第二アミン基を
保護する既知の方法により、たとえば、トリフルオロア
セトアミドの形で保護することにより実施することがで
き、脱保護はアンモニア性メタノールを用いて実施す
る。
一般式(IX)の酸を活性化された形、たとえば、 α)酸塩化物の形で、あるいはβ)アルキルクロロホル
メートを一般式(IX)の酸と反応させることにより得ら
れた混合無水物の形であるいはγ)イミダゾール、すな
わち、RおよびRが上に定義したとおりであり、そ
してRが一般式(II)の基を表わし、ここでRが一緒
にイミダゾリル環を形成する生成物の形で、使用するこ
とはとくに有利である。α)の場合において、反応はハ
ロゲン化溶媒、たとえば、クロロホルム、塩化メチレン
または1,2−ジクロロエタン中で、あるいはエーテ
ル、たとえば、ジオキサン中で、20℃ないし反応混合
物の還流温度において実施する。β)の場合において、
反応はエーテルまたはテトラヒドロフランのような溶媒
中で、あるいはジメチルホルムアミド中で、20℃ない
し反応混合物の還流温度において実施する。γ)の場合
において、反応はテトラヒドロフランまたはジメチルホ
ルムアミドのような有機溶媒、またはこれらの溶媒の混
合物中で、20℃ないし反応混合物の還流温度において
実施する。
本発明によれば、RおよびRが上に定義したとおり
であり、そしてRが一般式(II)の基を表わし、ここで
およびRが互々水素原子を表わす、一般式(I)
の生成物は、一般式(V)のニトリルを加水分解するこ
とによつても製造することができる。この加水分解は、
分子の残部に影響を及ぼさないでニトリルをアミドに転
化する既知の方法により、とくにtert−ブタノールのよ
うな有機溶媒中のアルカリ性媒質中で加熱することによ
り、実施する。
本発明によれば、RおよびRが上に定義したとおり
であり、そしてRが一般式(II)の基を表わし、ここで
およびRの各々が水素原子を表わす、一般式
(I)の生成物は、式 の2−クロロアクリルアミドを、RおよびRが上に
定義したとおりである、一般式(VII)の酸と反応させ
ることによつて製造することもできる。
この反応は、一般に、酢酸無水物中で80℃〜130℃
の温度に加熱することによつて実施する。
本発明によれば、RおよびRが上に定義したとおり
であり、そしてRがアセチル基を表わす、一般式(I)
の生成物は、マロン酸エチルのエトキシマグネシウム誘
導体を一般式 式中RおよびRは上に定義したとおりであり、そし
てYはハロゲン原子を表わす、 の生成物と反応させ、次いで得られた生成物を加水分解
しかつ脱カルボキシルすることによつて、製造すること
ができる。
この反応は、一般に、有機溶媒、たとえば、エーテルま
たはアルコール、またはこれらの溶媒の混合物中で、酸
受容体、たとえば、トリエチルアミノの存在下に、10
℃ないし反応混合物の還流温度において実施し、加水分
解および脱カルボキシルは既知の方法により実施する。
一般式(XII)の生成物は、一般式(IX)の酸から、酸
を酸ハロゲン化物に転化する既知の方法により、製造す
ることができる。
本発明によれ、RおよびRが上に定義したとおりで
あり、そしてRがアルキルカルボニル基を表わす、一般
式(I)の生成物は、一般式 RMgX ・・・(XIII) 式中Rはアルキル基を表わし、そしてXはハロゲン原
子を表わす、 の有機マグネシウム誘導体を一般式(V)のニトリルと
反応させ、次いで加水分解することによつて、製造する
ことができる。
この反応は、分子の残部に影響を及ぼさないでニトリル
および有機マグネシウム誘導体からケトンを得る既知の
方法により実施する。
本発明によれば、RおよびRが上に定義したとおり
であり、そしてRが上に定義した一般式(IV)の基を表
わす、一般式(I)の生成物は、一般式 式中R′およびR″は同一または異なるアルキルを表わ
す、 のヒドラジンを、一般式 式中Rはアルキル基を表わし、そしてRおよびR
は上に定義したとおりである、 の生成物と反応させることによつて製造することができ
る。
この反応は、一般に、エタノールのような有機溶媒中
で、20℃〜80℃の温度において実施する。
一般式(XV)の生成物は、一般式 R−Z ・・・(XVI) 式中Rはアルキルを表わし、そしてZはハロゲン原
子、好ましくはヨウ素原子を表わす、 のハロゲン化アルキルを、一般式 式中RおよびRは上に定義したとおりである、 の生成物と反応させることによつて得ることができる。
この反応は、一般に、アセトンまたはジメチルホルムア
ミドとのような有機溶媒またはこれらの溶媒の混合物中
で、0℃〜50℃の温度において実施する。
一般式(XVII)の生成物は、RおよびRが上に定
義したとおりであり、そしてRが一般式(II)の基を表
わし、ここでRおよびRが水素原子を表わす、一般
式(I)の生成物をチオ化することにより製造すること
ができる。
この反応は、一般に、チオ化試薬により、たとえば、ロ
ウエツソン(LAWESSON)の試薬〔2,4−ビス−(4−
メトキシフエニル)−1,3,2,4−ジチアジホスフ
エタン−2,4−ジチオン〕により、有機溶媒、たとえ
ば、トルエン中で約50℃の温度において、あるいは
1,2−ジメトキシエタンまたはヘキサメチルホスホル
アミド中で約20℃の温度において、あるいは別法とし
て五硫化リンにより有機溶媒、たとえば、トルエンまた
はジオキサン中であるいは、好ましくは、ピリジンのよ
うな溶媒中で、硫化水素の残りの存在下に、実施する。
本発明によれば、RおよびRが上に定義したとおり
であり、そしてRが式(III)の基を表わす、一般式
(I)の生成物は、ヒドロキシルアミンを一般式(XVI
II)の生成物と反応させることにより製造することがで
きる。
ヒドロキシルアミン塩酸塩を一般に使用し、そして反応
はピリジンのような有機溶媒中で、塩化第二水銀の存在
下に、約20℃の温度において実施する。
一般式(I)の新規な生成物は、常法により、たとえ
ば、結晶化、クロマトグラフイーまたは酸性および塩基
性の媒質中の順次の抽出により精製することができる。
一般式(I)の新規な生成物は、有機溶媒、たとえば、
アルコール、ケトン、エーテルまたは塩素化溶媒中で酸
と反応させることにより、酸との付加塩に転化すること
ができる。形成した塩は、必要に応じてその溶液の濃縮
後、沈澱する。それは過またはデカンテーシヨンによ
り分離される。
Rが一般式(II)の基を表わし、ここでRが水素原子
を表わし、そしてRが1〜5個の炭素原子を含有する
アルキル基を表わし、前記アルキル基がカルボキシル基
により置換されている、一般式(I)の新規な生成物
は、分子の残部に影響を及ぼさないで転化を実施する既
知の方法により、金属塩にあるいは窒素塩基との付加塩
に転化することができる。
式Iの化合物およびその酸付加塩は、価値ある薬理学的
性質をもつと同時に毒性が低い。それらは、G.V.
R.BORN et al.J.Physiol.168,178(196
3)の技術に従い、1−O−オクタデシル2−O−アセ
チルns−グリセロ−3−ホスホリルコリン(P.A.
F.−ACエーテル)により引き起こされる血小板凝集
に対する試験管内阻止活性を測定する試験において、5
0mg/より低い温度において活性であることが示され
た。マウスにおける毒性投与量(LD50で表わす)は、
経口的に投与したとき、一般に300〜900mg/kgで
ある。
とくに価値ある化合物は、各記号が次ぎの意味を有する
式(I)の化合物である: RおよびRの両者は水素原子またはアルキル基を表
わし、そして a)Rはシアノまたはアルキルカルボニル基を表わす
か、あるいは b)Rは式(II)の基を表わし、ここでRは水素原子
を表わしかつRはアミノ基を表わすか、あるいはR
およびRは、同一であるかあるいは異なり、水素原
子、アルキル基またはフエニル基を表わし、前記フエニ
ル基はハロゲン、アルキル、アルコキシまたはジメチル
アミノで置換されていてもよく、あるいはRは水素原
子を表わしかつRはピリジル基または1〜5個の炭素
原子のアルキルを表わし、前記アルキルはカルボキシ
ル、ジアルキルアミノ、ピペリジノ、ピペラジン−1−
イル(ピリジル基により4−位置において置換されてい
る)、フエニルまたはイミダゾリル基によつて置換され
ており、あるいはRおよびRはそれらが結合する窒
素原子と一緒にイミダゾリル環またはピペラジニル環を
形成し、前記ピペラジニル環はヒドロキシアルキル、ピ
リジル、ピリミジニル、フエニル(アルコキシ基により
置換されていてもよい)またはベンジル基により4−位
置において置換されており、あるいは c)Rは式(III)または式(IV)の基を表わし、ここ
でR′およびR″は、同一であるかあるいは異なり、ア
ルキル基を表わす。
さらにとくに価値ある化合物は、各記号が次ぎの意味を
有する一般式(I)の化合物である: RおよびRは水素原子を表わしかつRは式(II)の
基を表わし、ここでRおよびRは、同一であるかあ
るいは異なり、水素原子またはアルキルまたはフエニル
基を表わすか、あるいはRは水素原子を表わしかつR
はピリジル基またはアルキル基を表わし、前記アルキ
ル基はフエニルまたはイミダゾリル基により置換されて
おり、あるいはRおよびRは一緒になつてピペラジ
ル環を形成し、前記ピペラジニル環はピリジル、フエニ
ルまたはベンジル基によつて4−位置において置換され
ている。
次の化合物は、ことに価値がある: N−ピリジン−2−イル−3−(ピリジン−3−イル)
−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−
カルボキシアミド、 N−フエニル−3−(ピリジン−3−イル)−1H,3
H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボキシ
アミド、 3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボキシアミド、 N−ピリジン−3−イル−3−(ピリジン−3−イル)
−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−
カルボキシアミド、 N−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H
−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボキシア
ミド、 N−ブチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H
−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボキシア
ミド、 N−ベンジル−3−(ピリジン−3−イル)−1H,3
H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボキシ
アミド、 N−〔2−(イミダゾール−4−イル)−エチル〕−3
−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,
2−c〕チアゾール−7−カルボキシアミド、 (4−フエニルピペラジン−1−イル)−7−カルボニ
ル−3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール、 〔4−(ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イ
ル〕−7−カルボニル−3−(ピリジン−3−イル)−
1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール、および (4−ベンジルピペラジン−1−イル)−7−カルボニ
ル−3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール。
治療に使用するため、式(I)の化合物は、そのままで
あるいは適当ならば、製薬学的に許容しうる塩、即ち用
いる投薬量で無毒性である塩の形で使用することができ
る。
言及しうる製薬学的に許容しうる塩の例は、鉱酸の付加
塩例えば塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩及び燐酸塩、或いは有
機酸の付加塩たとえば酢酸塩、プロピオン酸、コハク酸
塩、安息香酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、メタンス
ルホン酸塩、イセチオン酸塩、テオフイリン酢酸塩、サ
リチル酸塩、フエノールフタレン塩及びメチレン−ビス
−β−オキシナフトエ酸塩、或いはこれらの化合物の置
換誘導体塩である。
次の実施例により、本発明を例示する。
実施例1 酢酸無水物(1760cc)中の3−ホルミル−2−(ピ
リジン−3−イル)チアゾリジン−4−カルボン酸(24
9.4g)、2−クロロアクリロニトリル(457g)お
よびヒドロキノン(0.2g)の混合物を、110℃〜11
7℃の温度に70分間加熱する。次いで、溶媒を減圧
(20mmHg;2.7kPa)および50℃〜80℃の温度にお
いて蒸発させる。残留物を蒸留水(400cc)中に取
る。得られた懸濁液を水酸化ナトリウムの5N水溶液で
約10のpHにし、次いで塩化メチレン(合計2500c
c)で4回抽出する。有機抽出液を合わせ、蒸留水(合
計1500cc)で3回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥し、脱色炭(0.5g)で処理し、過し、液を約
40℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾
固する。得られた残留物を酢酸エチル(250cc)と塩
酸の1.8N水溶液(500cc)との混合物中に溶解す
る。有機相をデカントにより分離し、蒸留水(合計20
0cc)で2回抽出する。水性抽出液を合わし、酢酸エチ
ル(合計500cc)で5回洗浄し、脱色炭(0.5g)で
処理し、過する。液を約4℃の温度において水酸化
ナトリウムの10N水溶液の添加により約10のpHに
し、次いで酢酸エチル(合計650cc)で3回抽出す
る。有機抽出液を合わせ、蒸留水(合計450cc)で3
回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、脱色炭(0.
5g)で処理し、過し、液を約40℃の温度におい
て減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。これにより
粗生成物(71.2g)が得られる。この生成物を沸とうす
るプロパン−2−オール(150cc)中に溶かし、得ら
れた生成物を脱色炭(0.5g)で処理し、次いで熱時
過する。液を約4℃の温度に1時間冷却する。
現われた結晶を過し、約4℃の温度に冷却したプロパ
ン−2−オール(合計30cc)で3回かつイソプロピル
エーテル(合計60cc)で3回洗浄し、次いで約20℃
の温度において水酸化カリウムのペレツトの存在下に減
圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これにより、3−
(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2
−c〕チアゾール−7−カルボニトリル(44g)がオ
ークル色結晶、融点117℃の形で得られる。
3−ホルミル−2−(ピリジン−3−イル)−チアゾリ
ジン−4−カルボン酸は、次の方法で得られる。
2−(ピリジン−3−イル)−チアゾリジン−4−カル
ボン酸(250g)をギ酸(1200cc)に加え、反応
媒質の温度を25℃以下にする。酢酸無水物(875
g)をこのようにして得られた溶液に1時間にわたり加
え、温度を10℃〜18℃に保持する。
20℃程度の温度において20時間かきまぜた後、溶媒
を約60℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)蒸
発させ、残留物をエタノール(1000cc)中に取り、
この混合物を5分間沸とう加熱し、次いで約4℃の温度
に1時間冷却する。現われた結晶を過し、エタノール
(合計600cc)で3回洗浄し、次いで約20℃の温度
で水酸化カリウムのペレツトの存在下に減圧乾燥(20
mmHg;2.7kPa)する。これにより、3−ホルミル−2−
(ピリジン−3−イル)−チアゾリジン−4−カルボン
酸(234.5g)がクリーム色結晶、融点214℃の形で
得られる。
2−(ピリジン−3−イル)−チアゾリジン−4−カル
ボン酸は、A BANASHEKおよびM.I.SHCHUKINA,
J.Gen.Chem.U.S.S.R.,31,1374(1
961);Chem,Abstr.55,24739h(196
1)に従つて製造することができる。
実施例2 無水テトラヒドロフラン(50cc)中の2−ジエチルア
ミノエチルアミノ(9.2g)の溶液を、10分間にわた
り約25℃において、無水テトラヒドロフラン(150
cc)中の3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピ
ロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボン酸(10.2
g)およびN,N′−カルボニルジイミダゾール(10.1
g)の溶液に加え、乾燥窒素雰囲気のもとに約20℃の
温度において1時間20分間かきまぜる。約20℃の温
度において1時間かきまぜた後、溶媒を約40℃の温度
において減圧(20mmHg;2.7kPa)蒸発させる。得られ
た残留物を蒸留水(700cc)中に取り、この混合物を
酢酸エチル(合計750cc)で5回抽出する。有機抽出
液を合わせ、蒸留水(合計500cc)で5回洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、脱色炭(0.5g)で処理
し、過し、液を約40℃の温度において減圧(20
mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。これにより粗生成物(1
2.4g)が得られる。この生成物を、他の前の作業にお
いて同一方法で製造された生成物(2g)と一緒にし、
シクロヘキサンと酢酸エチルとの沸とう混合物(50/
50容量)(100cc)中に溶解する。得られた溶液を
脱色炭(0.5g)で処理し、次いで熱時過し、液を
約4℃に2時間冷却する。現われた結晶を過し、イソ
プロパノール(合計45cc)で3回洗浄し、約20℃の
温度において水酸カリウムのペレツトの存在下に減圧
(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これにより、N−(2
−ジエチルアミノエチル)−3−(ピリジン−3−イ
ル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−
7−カルボキシアミド(9.8g)が白色結晶、融点12
9℃の形で得られる。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボン酸は、次の方
法で得ることができる。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボニトリル(48
g)をエチレングリコール(400cc)中の水酸化カリ
ウムのペレツトの溶液に加える。この反応混合物を約1
50℃の温度に6時間30分間加熱する。約20℃の温
度において16時間かきまぜた後、溶媒を約100℃の
温度において減圧(5mmHg;0.7kPa)蒸発させる。残留
物を蒸留水(380cc)中に溶かす。得られた溶液を脱
色炭(0.5g)で処理し、過し、そして液を塩酸の
濃水溶液の添加によりpH約4にし、温度を約20℃に保
持する。現われた結晶を過し、蒸留水(合計600c
c)で3回洗浄し、次いで約20℃の温度において水酸
化カリウムの存在下に減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥す
る。これにより、粗生成物(49.5g)、融点177℃が
得られる。この生成物を沸とうするエタノール(840
cc)中に溶かす。得られた溶液を脱色炭(0.5g)で処
理し、次いで熱時過する。液を約4℃の温度に1時
間冷却する。現われた結晶を過し、約4℃の温度に冷
却したエタノールで3回洗浄し、次いで約20℃の温度
において水酸化カリウムのペレツトの存在下に減圧(2
0mmHg;2.7kPa)乾燥する。これにより、3−(ピリジ
ン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チ
アゾール−7−カルボン酸(36.6g)がクリーム色結
晶、融点178℃の形で得られる。
実施例3 tert−ブチルアルコール(150cc)中の3−(ピリジ
ン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チ
アゾール−7−カルボニトリル(13.6g)および粉末状
水酸化カリウム(21g)の混合物を、約85℃の温度
に3時間15分間かきまぜながら加熱する。次いで溶媒
を約40℃の温度で減圧(20mmHg;2.7kPa)蒸発さ
せ、次いで残留物を蒸留水(500cc)中に再懸濁さ
せ、この懸濁液を約20℃の温度において5分かきま
ぜ、現われた結晶を過し、蒸留水(合計500cc)で
5回、エタノール(合計60cc)で3回、次いでジエチ
ルエーテル(合計60cc)で3回洗浄し、約20℃の温
度において水酸化ナトリウムのペレツトの存在下に減圧
(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これにより、粗生成物
(12.1g)、融点208℃が得られる。この生成物を、
他の前の作業において同じ方法で製造された生成物(2.
2g)と一緒にし、沸とうするエタノール(800cc)
中に溶解する。得られた溶液を脱色炭(0.5gで処理
し、次いで熱時過する。液を約4℃の温度において
1時間冷却し、現われた結晶を過し、約4℃の温度に
冷却したエタノール(合計30cc)で3回洗浄し、約2
0℃の温度において水酸化カリウムのペレツトの存在下
に減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これにより、3
−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,
2−c〕チアゾール−7−カルボキシアミド(10.7g)
が白色結晶、融点210℃の形で得られる。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボニトリルは、実
施例1におけるようにして得られる。
実施例4 無水テトラヒドロフラン(50cc)中の3−(ピリジン
−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チア
ゾール−7−カルボン酸(6.15g)およびN,N′−カ
ルボニルジイミダゾール(4.45g)の溶液を、約20℃
の温度において1時間窒素雰囲気中でかきまぜる。無水
テトラヒドロフラン(10cc)中のN−(2−アミノエ
チル)−ピペリジン(3.87g)の溶液を、このようにし
て得られた溶液に約25℃の温度に加熱する。約20℃
の温度において16時間かきまぜた後、蒸留水(25c
c)を反応媒質に加え、溶媒を約40℃の温度において
減圧(20mmHg;2.7kPa)蒸発させる。残留物を酢酸エ
チル(300cc)中に溶かし、このようにして得られた
溶液を蒸留水(合計400cc)で5回洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥し、脱色炭(0.2g)で処理し、
液を約40℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)
濃縮乾固する。残留物を塩酸の0.4N水溶液(100c
c)中に溶かし、得られた溶液を塩化メチレン(合計1
20cc)で3回抽出し、次いで脱色炭(0.2g)で処理
し、過する。液を水酸化ナトリウムの10N水溶液
の添加によりpH約10にし、酢酸エチル(合計400c
c)で5回抽出する。有機抽出液を合わせ、蒸留水(合
計400cc)で5回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥し、脱色炭(0.2g)で処理し、過し、液を約4
0℃において減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。
これにより、粗生成物(7.6g)が得られる。この生成
物を沸とうアセトニトリル(80cc)中に溶かし、この
溶液を脱色炭(0.2g)で処理し、次いで熱時過す
る。液を約4℃の温度に16時間冷却する。現われた
結晶を過し、約4℃の温度に冷却したアセトニトリル
(合計20cc)で3回洗浄し、約20℃の温度において
水酸化カリウムのペレツトの存在下に減圧(20mmHg;
2.7kPa)乾燥する。これにより、N−(2−ピペリジノ
エチル)−3−(ピペリジン−3−イル)−1H,3H
−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボキシア
ミド(5.9g)が白色結晶、融点150℃、の形で得ら
れる。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボン酸は、実施例
2におけるようにして製造される。
実施例5 無水テトラヒドロフラン(25cc)中の3−(ピリジン
−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チア
ゾール−7−カルボン酸(7.6g)およびN,N′−カ
ルボニルジイミダゾール(6.9g)の溶液を、乾燥窒素
のもとに約20℃の温度において1時間20分間かきま
ぜる。2−ジメチルアミノエチルアミン(5.4g)を、
無水テトラヒドロフラン(30cc)中に希釈し、上で得
られた溶液に10分間にわたり約25℃の温度において
加える。約20℃の温度において16時間かきまぜた
後、蒸留水(20cc)をこの反応混合物に加え、溶媒を
約40℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)蒸発
させる。残留物を酢酸エチル(350cc)中に溶かし、
このようにして得られた溶液を蒸留水(合計400cc)
で5回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、脱色炭
(0.2g)で処理し、過し、液を約40℃の温度に
おいて減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。これに
より、粗生成物(6.2g)が得られた。この生成物をシ
リカ(0.063〜0.2mm)(60g)を含有する直径2.5cm
のカラムのクロマトグラフイーに付す。酢酸エチルとメ
タノールとの混合物(50/50容量)で溶離し、10
0ccのフラクシヨンを集める。第1フラクシヨンを廃棄
し、次の9フラクシヨンを一緒にし、約20℃の温度で
減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。これにより生
成物(5.6g)が得られ、これを沸とうするアセトニト
リル(60cc)中に再溶解する。得られた溶液を脱色炭
(0.2g)で処理し、熱時過し、液を約4℃の温度
に1時間冷却する。分離した結晶を過し、4℃(合計
10cc)の温度に冷却したアセトニトリルで3回洗浄
し、水酸化カリウムのペレツトの存在下に約20℃の温
度において減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これに
より、N−(2−ジメチルアミノエチル)−3−(ピリ
ジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕
チアゾール−2−カルボキシアミド(2.3g)がクリー
ム色結晶、融点150℃、の形で得られる。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−2−カルボン酸は、実施例
2におけるようにして製造される。
実施例6 無水テトラヒドロフラン(50cc)中の3−(ピリジン
−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チア
ゾール−7−カルボン酸(7.4g)およびN,N′−カ
ルボニルジイミダゾール(5.35g)の溶液を、乾燥窒素
のもとに約20℃の温度において2時間20分間かきま
ぜる。得られた溶液を無水モノメチルアミノの流れで飽
和させ、この反応混合物の温度を約20℃に1時間30
分間保持する。約20℃の温度において16時間かきま
ぜた後、反応混合物を蒸留水(500cc)で処理し、約
4℃の温度に30分間冷却する。現われた結晶を過
し、蒸留水(合計150cc)で3回洗浄し、水酸化カリ
ウムのペレツトの存在下に約20℃の温度において減圧
(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これにより、粗生成物
(5.5g)、融点168℃、が得られる。この生成物を
沸とうアセトニトリル(65cc)中に溶かす。この溶液
を脱色炭(0.5g)で処理し、熱時過する。液を約
4℃の温度に30分間冷却する。現われた結晶を過
し、4℃の温度に冷却したアセトニトリル(合計10c
c)で3回洗浄し、水酸化カリウムの存在下に20℃の
温度で減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これによ
り、N−メチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H,
3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボキ
シアミド(4.3g)が白色結晶、融点179℃、の形で
得られる。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボン酸は、実施例
2におけるようにして製造される。
実施例7 無水テトラヒドロフラン(50cc)中の3−(ピリジン
−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チア
ゾール−7−カルボン酸(7.4g)およびN,N′−カ
ルボニルジイミダゾール(7.3g)の溶液を、約20℃
の温度において4時間窒素雰囲気中でかきまぜる。得ら
れた溶液を、約10℃の温度において2時間無水ジメチ
ルアミノの流れで飽和させる。約20℃の温度において
16時間かきまぜた後、反応媒質を約21℃〜29℃の
温度において蒸留水(30cc)で処理し、次いで溶媒を
約40℃の温度で減圧(20mmHg;2.7kPa)蒸発させ
る。残留物を塩化メチレン(250cc)中に溶かし、得
られた溶液を蒸留水(合計750cc)で5回洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、脱色炭(0.5g)で処理
し、液を40℃の温度において減圧(20mmHg;2.7k
Pa)濃縮乾固する。これにより粗生成物(7.5g)が得
られる。この生成物を、シリカ(0.040〜0.063mm)(4
00g)を含有する直径5ccのカラムのクロマトグラフ
イーに付す。溶離を塩化メチレンとメタノールとの混合
物(95/5容量)で0.5パール(51kPa)の圧力下に
実施し、75ccのフラクシヨンを集める。最初の4フラ
クシヨンを廃棄し、次の10フラクシヨンを一緒にし、
約40℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮
乾固する。これにより生成物(6.8g)が得られる。こ
の生成物を沸とうするアセトニトリル(30cc)中に溶
かす。この溶液を脱色炭(0.5g)で処理し、熱時過
する。液を約4℃の温度に1時間冷却する。現われた
結晶を過し、約4℃の温度に冷却したアセトニトリル
(合計10cc)で3回洗浄し、水酸化カリウムのペレツ
トの存在下に約20℃の温度に減圧(20mmHg;2.7kP
a)乾燥する。これにより、N,N′−ジメチル−3−
(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2
−c〕チアゾール−7−カルボキシアミド(4.4g)が
クリーム色結晶、融点129℃、の形で得られる。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボン酸は、実施例
2におけるようにして得られる。
実施例8 tert−ブチルアルコール(140cc)中の1,1−ジメ
チル−3−(ピリジレ−3−イル)−1H,3H−ピロ
ロ〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボニトリル(9.
9g)の混合物を、約84℃の温度にかきまぜながら7
時間20分間加熱する。約20℃の温度において16時
間かきまぜた後、この反応混合物を約85℃の温度にさ
らに3時間30分間かきまぜながら加熱する。溶媒を約
40℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)蒸発さ
せる。残留物を蒸留水(300cc)中に懸濁し、懸濁液
を約4℃の温度において15分間かきまぜる。現われた
結晶を過し、蒸留水(合計300cc)で3回洗浄し、
水酸カリウムのペレツトの存在下に約20℃の温度にお
いて減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。こにより粗生
成物(10.5g)が得られる。この生成物を沸とうする酢
酸エチル(65cc)中に溶かし、得られた溶液を脱色炭
(0.5g)で処理し、熱時過する。液を約4℃の温
度に1時間冷却する。現われた結晶を過し、約4℃の
温度に冷却した酢酸エチル(合計10cc)で3回洗浄
し、水酸化カリウムの存在下に約20℃の温度において
減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これにより、1,
1−ジメチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H,3
H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボキシ
アミド(9g)が白色結晶、融点140℃、の形で得ら
れる。
1,1−ジメチル−3−(ピリジン−3−イル)−1
H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−カル
ボニトリルは、次の方法で製造することができる。
2−クロロアクリロニトリル(117g)を、約80℃
の温度において、酢酸無水物(450cc)中の5,5−
ジメチル−3−ホルミル−2−(ピリジン−3−イル)
−チアゾリジン−4−カルボン酸(71.4g)およびヒド
ロキノン(0.5g)の溶液に加える。約110℃の温度
に1時間30分間かきまぜた後、この反応混合物を50
℃〜80℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)濃
縮乾固する。残留物を約0℃の温度に冷却した蒸留水
(200cc)中に取り、取られた懸濁液を水酸化ナトリ
ウムの2N水溶液の添加によりpH約10にし、次いで酢
酸エチル(合計800cc)で3回抽出する。有機抽出液
を一緒にし、蒸留水(合計750cc)で5回洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、脱色炭(0.5g)で処理
し、過し、液を約40℃の温度において減圧(20
mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。残留物を塩酸の2N水溶
液(200cc)中に取り、この懸濁液を酢酸エチル(2
00cc)で10分間かきまぜながら抽出する。有機相を
分離し、塩酸の2N水溶液(合計100cc)で2回再抽
出する。水性抽出液を一緒にし、脱色炭(0.5g)で処
理し、過し、液を約4℃の温度に冷却し、水酸化ナ
トリウムの10N水溶液の添加によりpH約10にする。
次いで抽出を酢酸エチル(合計900cc)で6回実施す
る。有機抽出液を一緒にし、蒸留水(合計750cc)で
5回洗浄し、脱色炭(0.5g)で処理し、過し、液
を約40℃の温度で減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固
する。これにより粗生成物(29.4g)が得られる。この
生成物を、シリカ(0.063−0.2mm)(290g)を含有
する直径4.5cmのカラムのクロマトグラフイーに付す。
シクロヘキサンと酢酸エチルとの混合物(80/20容
量)で溶離し、最初の4フラクシヨンを廃棄する。シク
ロヘキサンと酢酸エチルとの混合物(80/20容量)
を用いる溶離からの第5フラクシヨン、シクロヘキサン
と酢酸エチルとの混合物(75/25容量)を用いる溶
離からの次の7フラクシヨンおよびシクロヘキサンと酢
酸エチルとの混合物(70/30容量)を用いる溶離か
らの次の4フラクシヨンを一緒にし、約40℃の温度に
おいて減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。これに
より結晶質生成物(25.6g)が得られる。この生成物は
イソプロピルエーテル(150cc)中に懸濁させる。結
晶を過し、イソプロピルエーテル(合計150cc)で
3回洗浄し、水酸化カリウムの存在下に約20℃の温度
で減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これにより生成
物(20g)、融点111℃、が得られる。
この生成物をシリカゲル(0.04−0.063mm)(480
g)を含有する直径6cmのカラムのクロマトグラフイー
に付す。溶離をシクロヘキサンと酢酸エチルとの混合物
(55/45容量)で実施し、500ccのフラクシヨン
を集める。最初の3フラクシヨンを廃棄し、次の6フラ
クシヨンを一緒にし、約40℃の温度において減圧(2
0mmHg;2.7kPa)濃縮する。これにより1,1−ジメチ
ル−3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボニトリル(19.8
g)が白色結晶、融点112℃、の形で得られる。
5,5−ジメチル−3−ホルミル−2−(ピリジン−3
−イル)−チアゾリジン−4−カルボン酸は、次の方法
で得ることができる。
酢酸無水物(302g)をギ酸(420cc)中の5,5
−ジメチル−2−(ピリジン−3−イル)−チアゾリジ
ン−4−カルボン酸(91g)の溶液に、8℃〜15℃
の温度において45分間にわたつて加える。約20℃の
温度において16時間かきまぜた後、蒸留水(65cc)
を反応媒質に加え、溶媒を約60℃の温度において減圧
(20mmHg;2.7kPa)蒸発させる。残留物をエタノール
(250cc)中に取り、溶媒を60℃の温度において減
圧(20mmHg;2.7kPa)蒸発させる。これにより粗生成
物(115g)が得られる。この生成物を沸とうエタノ
ール(250cc)中に取る。約4℃の温度に冷却した
後、結晶を過した後、約4℃の温度に冷却したエタノ
ール(合計60cc)で3回、次いでジエチルエーテル
(合計150cc)で3回洗浄し、水酸化カリウムのペレ
ツトの存在下に約20℃の温度において減圧(20mmH
g;2.7kPa)乾燥する。これにより5,5−ジメチル−
3−ホルミル−2−(ピリジン−3−イル)−チアゾリ
ジン−4−カルボン酸(71.6g)が、白色結晶、融点1
85℃、の形で得られる。
5,5−ジメチル−2−(ピリジン−3−イル)−チア
ゾリジン−4−カルボン酸は、次の方法で得ることがで
きる。
ニコチンアルデヒド(34g)を、沸とう加熱したエタ
ノール(860cc)と蒸留水(320cc)との混合物中
のD,L−ペニシリルアミン(30g)の溶液に、約7
3℃の温度において5分間にわたり加え、加熱をこの温
度において2時間15分間かきまぜながら続ける。約2
0℃の温度に冷却しかつ16時間かきまぜた後、溶媒を
約50℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)蒸発
させる。残留物をエタノール(250cc)中に取り、溶
媒を約50℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)
させる。この作業を1回反復し、次いで最後に集めた残
留物を沸とうエタノール(250cc)中に溶かす。得ら
れた溶液を約4℃の温度に16時間冷却する。現われた
結晶を過し、約4℃の温度に冷却したエタノール(合
計30cc)で3回、次いでジエチルエーテル(合計45
cc)で3回洗浄し、水酸化カリウムのペレツトの存在下
に約20℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)乾
燥する。これにより生成物、融点163℃、が得られ
る。
結晶化からの母液を、約50℃の温度において減圧(2
0mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。これにより濃厚な油
(27g)が得られる。この油を沸とうアセトニトリル
(80cc)中に溶かす。4℃の温度は1時間冷却した
後、現われた結晶を過し、約4℃の温度に冷却したア
セトニトリル(合計30cc)で3回洗浄し、水酸化ナト
リウムのペレツトの存在下に約20℃の温度において減
圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これにより生成物、
融点160℃、(12.4g)が得られる。この生成物を最
初結晶化のバツチと一緒にし、沸とうエタノール(15
0cc)中に溶かす。脱色炭(0.5g)を得られた溶液に
加え、この混合物を熱時過する。液を約4℃の温度
に1時間冷却する。現われた結晶を過し、約4℃の温
度に冷却したエタノール(合計30cc)で3回洗浄し、
水酸化カリウムのペレツトの存在下に減圧(20mmHg;
2.7kPa)乾燥する。これにより5,5−ジメチル−2−
(ピリジン−3−イル)−チアゾリジン−4−カルボン
酸(22.8g)が、白色結晶、融点173℃、の形で得ら
れる。
実施例9 無水テトラヒドロフラン(150cc)中の3−(ピリジ
ン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チ
アゾール−7−カルボン酸(11.1g)およびN,N′−
カルボニルイミダゾール(10.9g)の溶液を、乾燥窒素
雰囲気中で約20℃の温度において2時間かきまぜる。
無水テトラヒドロフラン(20cc)中のブチルアミン
(7.3g)の溶液を、23℃〜27℃の温度において1
時間にわたり、上で得られた溶液に加える。得られた懸
濁液を約25℃の温度において72時間かきまぜ、次い
で蒸留水(35cc)で処理する。溶媒を約50℃の温度
において減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。得ら
れた固体を蒸留水(150cc)中に懸濁させ、結晶を
過し、蒸留水(合計150cc)で3回洗浄し、水酸化カ
リウムのペレツトの存在下に約20℃の温度において減
圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これにより湿つた生
成物(14.8g)、融点159℃、が得られる。この生成
物を沸とうエタノール(65cc)中に溶かす。得られた
溶液を脱色炭(0.5g)で処理し、熱時過する。液
を約40℃の温度に16時間冷却する。現われた結晶を
過し、約4℃の温度に冷却したエタノール(合計20
cc)で3回洗浄し、水酸化カリウムのペレツトの存在下
に減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これによりN−
ブチル−3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピ
ロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボキシアミド
(9.5g)が白色結晶、融点165℃、の形で得られ
る。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボン酸は、実施例
2におけるようにして製造される。
実施例10 無水テトラヒドロフラン(40cc)中の3−(ピリジン
−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チア
ゾール−7−カルボン酸(9.1g)およびN,N′−カ
ルボニルイミダゾール(8.9g)の溶液を、乾燥窒素の
もとに約25℃の温度において1時間45分間かきまぜ
る。無水テトラヒドロフラン(15cc)中の3−N,
N′−ジエチルアミノプロピルアミン(9.6g)の溶液
を、得られた溶液に25℃〜29℃の温度に20分間に
わたり加える。得られた溶液を約25℃の温度において
さらに2時間20分間かきまぜ、次いで蒸留水をこの反
応混合物に加える。溶媒を約50℃の温度において減圧
(20mmHg;2.7kPa)蒸発させ、残留物を蒸留水(50
0cc)中に取る。生成物は結晶化し、懸濁液を約4℃の
温度に16時間保持する。結晶を過し、蒸留水(合計
800cc)で10回洗浄し、水酸化カリウムのペレツト
の存在下に約20℃の温度において減圧(20mmHg;2.
7kPa)乾燥する。これにより生成物(11g)が得られ
る。この生成物を他の前の作業において同じ方法で製造
された生成物(3g)と一緒にし、酢酸エチルとシクロ
ヘキサンとの沸とう混合物(50/50容量)(80c
c)中に溶かす。得られた溶液を脱色炭(0.5g)で処理
し、熱時過する。液を約4℃の温度に1時間30分
間冷却する。現われた結晶を約4℃の温度に冷却した酢
酸エチルとシクロヘキサンとの混合物(50/50容
量)(合計10cc)で2回洗浄し、水酸化カリウムのペ
レツトの存在下に約20℃の温度において減圧(20mm
Hg;2.7kPa)乾燥する。これによりN−(3−ジエチル
アミノプロピル)−3−(ピリジン−3−イル)−1
H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−カル
ボキシアミド(10.9g)が、白色結晶、融点119℃、
の形で得られる。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボン酸は、実施例
2におけるようにして製造される。
実施例11 水酸化ナトリウムの2N水溶液(13cc)を、エタノー
ル(60cc)中のエチル6{〔3−(ピリジン−3−イ
ル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−
7−イル〕カルボニルアミノ)−ヘキサノエート(5
g)の溶液に、20〜30℃の温度において5分間にわ
たり加える。この溶液を約20℃の温度に16時間かき
まぜ、次いで約40℃の温度において減圧(20mmHg;
2.7kPa)濃縮する。得られた残留物を蒸留水(50cc)
中に溶かし、得られた溶液を酢酸エチル(合計40cc)
で2回抽出し、脱色炭(0.5g)で処理し、過し、
液を塩酸の0.5N水溶液の添加によりpH約4にする。現
われた結晶を過し、蒸留水(合計100cc)で5回洗
浄し、水酸化カリウムのペレツトの存在下に約20℃の
温度に減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これにより
粗生成物(4.1g)、融点148℃、が得られる。この
生成物を沸とうエタノール(65cc)中に溶かす。得ら
れた溶液を脱色炭(0.5g)で処理し、熱時過する。
液を約4℃の温度に冷却する。現われた結晶を過
し、約4℃の温度に冷却したエタノール(合計6cc)で
3回、次いでエチルエーテル(合計15cc)で3回洗浄
し、次いで水酸化カリウムのペレツトの存在下に約20
℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。
これにより6−{〔3−(ピリジン−3−イル)−1
H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−イ
ル〕−カルボニルアミノ}−ヘキサン酸(3.4g)が白
色結晶、融点165℃、の形で得られる。
エチル6−{〔3−(ピリジン−3−イル)−1H,3
H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−イル〕−カ
ルボニルアミノ}−ヘキサノエートは、次の方法で製造
される。
1,2−ジクロロエタン(100cc)中のエチル6−ア
ミノヘキサノエート(3.9g)およびトリエチルアミノ
(4.95g)の溶液を、1,2−ジクロロエタン(50c
c)中の7−クロロホルミル−3−(ピリジン−3−イ
ル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール塩
酸塩(6.15g)の懸濁液に、21℃〜33℃の温度にお
いて25分間にわたり加える。得られる溶液を約20℃
の温度において16時間かきまぜ、次いで塩化メチレン
(100cc)で希釈し、水酸化ナトリウムの1N水溶液
(60cc)で1回、次いで蒸留水(合計500cc)で5
回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、脱色炭(0.
5g)で処理し、過し、液を約50℃の温度におい
て減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。これにより
粗生成物(7.8g)が得られる。この生成物をシリカ
(0.04−0.063mm)(480g)を含有する直径6cmの
カラムのクロマトグラフイーに付す。溶離を酢酸エチル
とメタノールとの混合物で0.5バール(51kPa)の圧力
下に実施し、100ccのフラクシヨンを集める。純粋な
酢酸エチルを用いる溶離からの最初18フラクシヨンお
よび酢酸エチルとメタノールとの混合物(90/10容
量)を用いる溶離からの次の5フラクシヨンを廃棄し、
酢酸エチルとメタノール(90/10容量)との混合物
を用いる溶離からの次の15フラクシヨンを一緒にし、
約50℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮
する。これによりエチル6−{〔3−(ピリジン−3−
イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール
−7−イル〕−カルボニルアミノ}−ヘキサノエート
(5g)が、クリーム色結晶、融点126℃、の形で得
られる。
7−クロロホルミル−3−(ピリジン−3−イル)−1
H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール塩酸塩は、
次の方法で製造される。
塩化チオニル(23.8g)、ジメチルホルムアミド(0.1c
c)および1,2−ジクロロエタン(100cc)の混合
物中の3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロ
ロ〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボン酸(9.8
g)の懸濁液を、1時間15分間沸とう加熱する。反応
混合物を冷却した後、溶媒を約50℃の温度において減
圧(20mmHg;2.7kPa)蒸発させる。得られた残留物を
無水シクロヘキサン(100cc)中に懸濁し、結晶を
過し、無水シクロヘキサン(合計10cc)で2回洗浄
し、約20℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)
乾燥する。これにより7−クロロホルミル−3−(ピリ
ジル−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕
チアゾール−7−塩酸塩(12.1g)が、オークル色結
晶、融点185℃、の形で得られる。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボン酸は、実施例
2におけるようにして製造される。
エチル6−アミノヘキサエートは、C.S.MARVEL,
J.R.ELLIOTT,F.E.BOETTNERおよびH.YUSKA,
J.Amer.Chem.Soc.,68、1681(1946)に従
い製造することができる。
実施例12 無水テトラヒドロフラン(150cc)中の3−(ピリジ
ン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チ
アゾール−7−カルボン酸(11.3g)およびN,N′−
カルボニルジイミダゾール(11.2g)の溶液を、窒素の
もとに約20℃の温度において1時間20分間かきまぜ
る。無水テトラヒドロフラン(30cc)中の1−(2−
アミノエチル)−4−(ピリジン−2−イル)−ピペラ
ジン(15.6g)の溶液を、このようにして得られた溶液
に15分間にわたり25℃〜29℃の温度において加え
る。得られた溶液を約25℃の温度において4時間30
分間かきまぜ、次いで蒸留水(30cc)を加える。溶媒
を約50℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)蒸
発させ、残留物を酢酸エチル(500cc)中に溶解す
る。得られた溶液を蒸留水(合計600cc)で6回洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、脱色炭(0.5g)
で処理し、過し、液を約50℃の温度において減圧
(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。得られた残留物を
沸とうアセトニトリル(50cc)中に溶かす。得られた
溶液を脱色炭(0.5g)で処理し、熱時過する。液
を約4℃の温度に1時間冷却する。現われた結晶を過
し、約4℃の温度に冷却したアセトニトリル(合計40
cc)で4回洗浄し、水酸化カリウムのペレツトの存在下
に約20℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)乾
燥する。これにより生成物(17.8g)、融点140℃、
が得られる。この生成物をシリカ(0.040〜0.063mm)
(480g)を含有する直径6cmのカラムのクロマトグ
ラフイーに付し、酢酸エチルとメタノールとの混合物
(80/20容量)で0.5バール(51kPa)の圧力下に
溶離し、100ccのフランクシヨンを集める。最初の1
1フラクシヨンを廃棄し、次の21フラクシヨンを一緒
にし、約50℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kP
a)濃縮乾固する。これにより生成物(16g)が得ら
れる。得られた溶液を沸とうイソプロパノール(40c
c)中に溶解する。得られた溶液を熱時過し、液を
約4℃の温度に1時間冷却する。現われた結晶を過
し、約4℃の温度に冷却したイソプロパノール(合計1
0cc)で3回洗浄し、水酸化カリウムのペレツトの存在
下に約20℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)
乾燥する。これによりN−{2−〔4−(ピリジン−2
−イル)−ピペラジン−1−イル〕−エチル}−3−
(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2
−c〕チアゾール−7−カルボキシアミド(14.7g)
が、白色結晶、融点141℃、の形で得られる。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボン酸は実施例2
におけるようにして製造される。1−(2−アミノエチ
ル)−4−(ピリジン−2−イル)−ピペラジンは、
R.P.MULL et al.,J.Med.Pharm.Chem.,、94
4(1962)に従つて製造することができる。
実施例13 無水テトラヒドロフラン(120cc)中の3−(ピリジ
ン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チ
アゾール−7−カルボン酸(7.4g)およびN,N′−
カルボニルジイミダゾール(7.3g)の溶液を、乾燥窒
素のもとに約20℃の温度において1時間15分間かき
まぜる。無水テトラヒドロフラン(20cc)中のベンジ
ルアミン(7.2g)の溶液を、得られた溶液に10分間
にわたり約10℃の温度において加える。約20℃の温
度において10分間かきまぜた後、沈殿が観察される。
約20℃の温度において16時間かきまぜた後、蒸留水
(30cc)を反応混合物に加え、溶媒を約40℃の温度
において減圧(20mmHg;2.7kPa)蒸発させる。得られ
た残留物を蒸留水(250cc)中に懸濁させる。現われ
た結晶を過し、エタノール(合計20cc)で2回、ジ
エチルエーテル(合計45cc)で3回洗浄し、次いで水
酸化カリウムのペレツトの存在下に減圧(20mmHg;2.
7kPa)乾燥する。これにより粗生成物(10.5g)が得ら
れる。この生成物を沸とうエタノール(480cc)中に
溶解する。得られる溶液を脱色炭(0.5g)で処理し、
熱時過する。液を約4℃の温度に1時間冷却する。
現われた結晶を過し、約4℃の温度に冷却したエタノ
ール(合計20cc)で2回、ジエチルエーテル(合計3
0cc)が3回洗浄し、次いで水酸化カリウムのペレツト
の存在下に約20℃の温度において減圧(20mmHg;2.
7kPa)乾燥する。これによりN−ベンジル−3−(ピリ
ジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕
チアゾール−7−カルボキイアミド(8.2g)が白色結
晶、融点200℃、の形で得られる。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボン酸は、実施例
2におけるようにして製造される。
実施例14 無水テトラヒドロフラン(80cc)中の3−(ピリジン
−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チア
ゾール−7−カルボン酸(4.9g)およびN,N′−カ
ルボニルジイミダゾール(4.9g)の溶液を、乾燥窒素
のもとに約20℃の温度において3時間かきまぜる。ジ
メチルホルムアミド(60cc)中のヒスタミン(5g)
の溶液を、得られた溶液に5分間にわたり約15℃の温
度において加える。得られた溶液を約20℃の温度にお
いて20時間かきまぜる。次いで蒸留水(30cc)をこ
の反応混合物に加え、溶媒を約50℃の温度において減
圧(5mmHg;0.7kPa)蒸発させる。得られた油状残留物
を蒸留水(350cc)中に取る。生成物は結晶化する。
得られた懸濁液を約4℃の温度で1時間かきまぜる。現
われた結晶を過し、約4℃の温度に冷却した蒸留水
(合計30cc)で3回洗浄し、次いで水酸化カリウムの
ペレツトの存在下に約20℃の温度において減圧(20
mmHg;2.7kPa)乾燥する。これにより生成物(6.6
g)、融点198℃、が得られる。この生成物を他の前
の作業において同じ方法で製造した生成物(5.3g)と
一緒にし、エタノールと蒸留水との沸とう混合物(50
/50容量)(100cc)中に溶かす。得られた溶液を
脱色炭(0.5g)で処理し、熱時過する。液を約4
℃の温度に1時間冷却する。現われた結晶を過し、エ
タノールと蒸留水との混合物(50/50容量)(合計
20cc)で2回、エタノール(合計20cc)で2回、次
いでジエチルエーテル(合計40cc)で2回洗浄し、水
酸化カリウムのペレツトの存在下に約20℃の温度にお
いて減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これによりN
−〔2−(イミダゾル−4−イル)−エチル〕−3−
(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2
−c〕チアゾール−7−カルボキシアミド(10.6g)
が、クリーム色結晶、融点201℃、の形で得られる。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボン酸を、実施例
2におけるように製造される。
実施例15 7−クロロホルムミル−3−(ピリジン−3−イル)−
1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール塩酸塩
(12.1g)を、1,2−ジクロロエタン(300cc)中
のアニリン(11.3g)およびトリエチルアミン(16.2
g)の溶液に、1時間にわたり25℃〜34℃の温度に
おいて加える。得られた懸濁液を約20℃の温度におい
て16時間かきまぜる。次いでこの反応混合物を水酸化
ナトリウムの2N水溶液(合計300cc)で3回、次い
で蒸留水(合計1400cc)で7回洗浄する。有機相を
塩酸の5N水溶液(合計300cc)で3回抽出し、水性
抽出液を合わせ、塩化メチレン(合計150cc)で3回
洗浄し、脱色炭(0.5g)で処理し、過する。液を
水酸化ナトリウムの10N水溶液の添加によりpH約10
にし、塩化メチレン(合計450cc)で3回抽出する。
有機抽出液を一緒にし、蒸留水(合計600cc)で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、脱色炭(0.5g)
で処理し、過し、液を約50℃の温度において減圧
(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。これにより油状生
成物(16.2g)が得られる。この生成物を酢酸エチルと
シクロヘキサンとの沸とう混合物(50/50容量)
(60cc)中に溶かす。得られた溶液を約4℃の温度に
30分間冷却する。現われた結晶を過し、酢酸エチル
とシクロヘキサンとの混合物(50/50容量)(合計
20cc)で3回洗浄し、水酸化カリウムの存在下に約2
0℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥す
る。これにより生成物(5.8g)、融点133℃、が得
られる。この生成物を他の前の作業において同じ方法で
製造された生成物(0.6g)と一緒にし、酢酸エチルと
シクロヘキサンとの沸とう混合物(50/50容量)
(110cc)中に溶かす。得られた溶液を脱色炭(0.5
g)で処理し、熱時過する。液を約4℃の温度に1
時間冷却する。現われ結晶を過し、約4℃の温度に冷
却した酢酸エチルとシクロヘキサンとの混合物(50/
50容量)で2回洗浄し、水酸化カリウムのペレツトの
存在下に約20℃の温度において減圧(20mmHg;2.7k
Pa)乾燥する。これによりN−フエニル−3−(ピリジ
ン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チ
アゾール−7−カルボキシアミド(5.3g)が、白色結
晶、融点135℃、の形で得られる。
7−クロロホルミル−3−(ピリジン−3−イル)−1
H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール塩酸塩は、
実施例11におけるようにして製造される。
実施例16 7−クロロホルミル−3−(ピリジン−3−イル)−1
H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール塩酸塩(6
g)を、1,2−ジクロロエタン(150cc)中の4−
クロロアニリン(5.1g)およびトリエチルアミン(8.1
g)の溶液に、少しずつ一度に15分間にわたり約20
℃の温度において加える。溶液を約20℃の温度におい
て16時間かきまぜ、次いで塩化メチレン(100cc)
で希釈し、蒸留水(合計100cc)で2回、水酸化ナト
リウムの2N水溶液(合計100cc)で2回、次いで蒸
留水(合計500cc)で5回洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、脱色炭(0.5g)で処理し、過し、
液を約50℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)
濃縮乾固する。これにより粗製固体(9g)が得られ
る。この生成物を沸とうアセトニトリル(150cc)中
に溶かし、得られた溶液を脱色炭(0.5g)で処理し、
熱時過する。液を約4℃の温度に16時間冷却す
る。現われた結晶を過し、約4℃の温度に冷却したア
セトニトリル(合計15cc)で2回洗浄し、水酸化カリ
ウムのペレツトの存在下に約20℃の温度において減圧
(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これによりN−(4−
クロロフエニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1
H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−カル
ボキシアミド(4.3g)が、クリーム色結晶、融点18
7℃、の形で得られる。
7−クロロホルミル−3−(ピリジン−3−イル)−1
H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール塩酸塩は、
実施例11におけるようにして製造される。
実施例17 無水テトラヒドロフラン(40cc)中の3−(ピリジン
−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チア
ゾール−7−カルボン酸(2g)およびN,N′−カル
ボニルジイミダゾール(1.45g)の溶液を、約20℃の
温度において4時間かきまぜる。得られた溶液を脱色炭
(0.5g)で処理し、液を約45℃の温度において減
圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。残留物を蒸留水
(100cc)中に取り、得られた懸濁液を約20℃の温
度において30分間かきまぜる。結晶を過し、蒸留水
(合計60cc)で3回洗浄し、水酸化カリウムのペレツ
トの存在下に約20℃の温度において減圧(20mmHg;
2.7kPa)乾燥する。これにより粗生成物(2g)が得ら
れる。この生成物を沸とうイソプロパノール(35cc)
中に溶かす。得られた溶液を約4℃の温度に1時間冷却
する。現われた結晶を過し、約4℃の温度に冷却した
イソプロパノール(合計20cc)で2回、次いでイソプ
ロピルエーテル((合計20cc)で2回洗浄し、水酸化
カリウムのペレツトの存在下に減圧(20mmHg;2.7kP
a)乾燥する。これにより7−(イミダゾル−1−イル
−カルボニル)−3−(ピリジン−3−イル)−1H,
3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール(1.7g)が、
クリーム色の結晶、融点117℃、の形で得られる。
3−ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,
2−c〕チアゾール−7−カルボン酸は、実施例2にお
けるようにして製造される。
実施例18 無水ジメチルホルムアミド(150cc)中の7−(イミ
ダゾル−1−イル−カルボニル)−3−(ピリジン−3
−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾー
ル(16g)および2−アミノピリジン(10.2g)の溶
液を、約150℃の温度に5時間30分間加熱する。次
いでこの溶液を約80℃の温度において減圧(20mmH
g;2.7kPa)濃縮乾固する。結晶が現われる。この懸濁
液を約20℃の温度において16時間かきまぜる。結晶
を過し、蒸留水(合計300cc)で3回洗浄し、水酸
化カリウムのペレツトの存在下に約20℃の温度におい
て減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これにより粗生
成物(14.6g)、融点141℃、が得られる。この生成
物を沸とうエタノール(75cc)中に溶解する。得られ
た溶液を脱色炭(0.5g)で処理し、熱時過する。
液を約4℃の温度に1時間冷却する。現われた結晶を
過し、約4℃の温度に冷却したエタノール(合計10c
c)で2回、次いでジエチルエーテル(合計15cc)で
3回洗浄し、水酸化カリウムのペレツトの存在下に減圧
(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これによりN−(ピリ
ジン−2−イル)−3−(ピリジン−3−イル)−1
H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−カル
ボキシアミド(11.6g)が、ベージュ色結晶、融点14
5℃、の形で得られる。
7−(イミダゾル−1−イル−カルボニル)−3−(ピ
リジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−
c〕チアゾールは、実施例17におけるようにして製造
される。
実施例19 7−クロロホルミル−3−(ピリジン−3−イル)−1
H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール塩酸塩(6
g)を、1,2−ジクロロエタン(150cc)中の3−
アミノピリジン(3.8g)およびトリエチルアミン(8.1
g)の溶液に、少しずつ一度に20分間にわたり19℃
〜26℃の温度において加える。得られた懸濁液を約2
0℃で16時間かきまぜる。結晶を過し、1,2−ジ
クロロエタン(合計75cc)で3回、イソプロピルエー
テル(合計75cc)で3回、次いで蒸留水(合計150
cc)で5回洗浄し、空気乾燥する。これにより粗生成物
(6g)、融点210℃、が得られる。この生成物を沸
とうエタノール(75cc)中に取る。得られた濁つた溶
液を脱色炭(0.5g)で処理し、熱時過する。液を
約4℃の温度において16時間冷却する。現われた結晶
を過し、エタノール(合計15cc)で3回洗浄し、次
いでジエチルエーテル(合計45cc)で3回洗浄し、水
酸化カリウムのペレツトの存在下に約20℃の温度にお
いて減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これによりN
−ピリジン−3−イル−3−(ピリジン−3−イル)−
1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−カ
ルボキシアミド(2.5g)が白色結晶、融点220℃、
の形で得られる。
7−クロロホルミル−3−(ピリジン−3−イル)−1
H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール塩酸塩は、
実施例11におけるようにして製造される。
実施例20 無水テトラヒドロフラン(160cc)中の3−(ピリジ
ン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チ
アゾール−7−カルボン酸(10g)およびN,N′−
カルボニルジイミダゾール(9.9g)の溶液を、乾燥窒
素のもとに約20℃の温度において1時間15分間かき
まぜる。ヒドラジン水和物(6.1g)を、得られた溶液
に10分間にわたり約15℃の温度において加える。約
20℃の温度において1時間かきまぜた後、蒸留水(1
00cc)をこの反応混合物に加え、溶媒を約55℃の温
度において減圧(20mmHg;2.7kPa)蒸発する。得られ
る固体を蒸留水(400cc)中に懸濁させる。約4℃の
温度において15分間かきまぜた後、現われた結晶を
過し、蒸留水(合計150cc)で3回、約4℃の温度に
冷却したエタノール(合計30cc)で3回、そしてジエ
チルエーテル(合計45cc)で3回洗浄し、次いで水酸
化カリウムのペレツトの存在下に約20℃の温度におい
て減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これにより粗生
成物(9g)、融点185℃、が得られる。この生成物
を、他の前の作業において同じ方法で製造された生成物
(3.9g)と一緒にし、沸とうするエタノール(350c
c)中に溶かす。得られた溶液を脱色炭(0.5g)で処理
し、熱時過する。液を約4℃の温度に1時間冷却す
る。現われた結晶を過し、約4℃の温度に冷却したエ
タノール(合計30cc)で3回、エチルエーテル(合計
30cc)で3回洗浄し、次いで水酸化カリウムのペレツ
トの存在下に約20℃の温度において減圧(20mmHg;
2.7kPa)乾燥する。これにより生成物(11.2g)、融点
186℃、が得られる。この生成物を沸とうエタノール
(300cc)中に溶解する。得られた溶液を約4℃の温
度に30分間冷却する。現われた結晶を過し、約4℃
の温度に冷却したエタノール(合計15cc)で3回、ジ
エチルエーテル(合計15cc)で3回洗浄し、次いで水
酸化カリウムのペレツトの存在下に約20℃の温度にお
いて減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これにより3
−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,
2−c〕チアゾール−7−カルボヒドラジド(10.4g)
がクリーム色結晶、融点187℃、の形で得られる。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボン酸は、実施例
2におけるようにして製造される。
実施例21 無水テトラヒドロフラン(50cc)中の3−(ピリジン
−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チア
ゾール−7−カルボン酸(5g)およびN,N′−カル
ボニルジイミダゾール(4.95g)の溶液を、約20℃の
温度において1時間かきまぜる。次いでテトラヒドロフ
ラン(50cc)中の1−(2−ヒドロキシエチル)−ピ
ペラジン(4.7g)の溶液を、約25℃の温度において
20分間かけて加える。この溶液は約20℃の温度にお
いて16時間かきまぜ、次いで蒸留水(40cc)で処理
する。溶媒を約45℃の温度において減圧(20mmHg;
2.7kPa)蒸発させる。得られた残留物を塩化メチレン
(350cc)中に溶かす。得られた溶液を蒸留水(合計
200cc)で2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、脱色炭(0.5g)で処理し、液を約50℃の温度
において減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。これ
により粗生成物(7.2g)が得られる。この生成物をシ
リカ(0.04−0.063mm)(480g)を含有する直径6c
mのカラムのクロマトグラフイーに付す。溶離をアセト
ニトリルと水性アンモニア(d=0.92)との混合物(9
/1容量)を用いて0.5バール(51kPa)の圧力下に実
施し、100ccのフラクシヨンを集める。最初の15フ
ラクシヨンを廃棄する。次のフラクシヨンを約60℃の
温度にいおて減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。
これにより生成物(1.4g)が得られる。この生成物を
エタノール(20cc)中に溶かし、得られた溶液を塩化
水素の5Nエタノール溶液(20cc)に35分間にわた
り加える。得られた懸濁液を約20℃の温度において3
日間静置する。結晶を過し、エタノール(合計10c
c)で2回、ジエチルエーテル(合計20cc)で2回洗
浄し、次いで水酸化カリウムのペレツトの存在下に約2
0℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥す
る。これにより7−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−
ピペラジン−1−イル〕−カルボニル−3−(ピリジン
−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チア
ゾールが三塩酸塩−水和物(1.5g)が白色結晶、融点
194℃、の形で得られる。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボン酸は、実施例
2におけるようにして製造される。
実施例22 無水テトラヒドロフラン(80cc)中の3−(ピリジン
−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チア
ゾール−7−カルボン酸(4.9g)およびN,N′−カ
ルボニルジイミダゾール(4.9g)の溶液を、乾燥窒素
のもとに約20℃の温度において1時間30分間かきま
ぜる。次いで無水テトラヒドロフラン(20cc)中の1
−ベンジルピペラジン(5.3g)の溶液を、得られた溶
液に5分間にわたり24〜27℃の温度において加え
る。この溶液を約20℃の温度において16時間かきま
ぜ、次いで過し、液を約40℃の温度において減圧
(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。これにより粗生成
物(13.9g)が得られ、これをシリカ(0.04〜0.063m
m)(480g)を含有する直径6cmのカラムのクロマ
トグラフイーに付する。塩化メチレンとメタノールとの
混合物(9/1容量)を用いて0.5バール(51kPa)の
圧力下に溶離を実施し、100ccのフラクシヨンを集め
る。最初の8フラクシヨンを廃棄し、次の9フラクシヨ
ンを合わせ、約40℃の温度において減圧(20mmHg;
2.7kPa)濃縮乾固する。これにより生成物(9g)が得
られる。この生成物をアセトン(90cc)中に溶かす。
得られた溶液を脱色炭(0.5g)で処理し、過する。
次いでアセトン(60cc)中のシユウ酸(5.9g)の溶
液を上の溶液に加える。得られた懸濁液を約20℃の温
度において30分間かきまぜ、結晶を過し、アセトン
(合計100cc)で5回洗浄し、水酸化カリウムのペレ
ツトの存在下に約20℃の温度において減圧(20mmH
g;2.7kPa)乾燥する。これにより生成物(12.6g)が
得られ、これを蒸留水(250cc)中に溶かす。得られ
た溶液を水酸化ナトリウムの10N溶液(10cc)の添
加によりpH約12にし、酢酸エチル(合計300cc)で
3回抽出する。有機抽出液を合わせ、蒸留水(合計16
0cc)で2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
脱色炭(0.5g)で処理し、過し、液を約40℃の
温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。
これにより生成物(8g)が得られる。この生成物をシ
クロヘキサンと酢酸エチルとの沸とう混合物(80/2
0容量)(50cc)中に溶かす。得られた溶液を脱色炭
(0.5g)で処理し、熱時過する。液を約20℃の
温度において3時間冷却する。現われた結晶を過し、
シクロヘキサンと酢酸エチルとの混合物(80/20容
量)(合計200cc)で2回、ジエチルエーテル(15
cc)で1回洗浄し、次いで水酸化カリウムのペレツトの
存在下に約20℃の温度において減圧(20mmHg;2.7k
Pa)乾燥する。これにより7−(4−ベンジルピペラジ
ン−1−イル)−カルボニル−3−(ピリジン−3−イ
ル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール
(3.6g)が白色結晶、融点95℃、の形で得られる。
3−(ピペリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボン酸は、実施例
2におけるようにして製造される。
実施例23 無水テトラヒドロフラン(120cc)中の3−(ピリジ
ン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チ
アゾール−7−カルボン酸(7.4g)およびN,N′−
カルボニルジイミダゾール(7.3g)の溶液を、乾燥窒
素のもとに約200℃の温度において2時間かきまぜ
る。無水テトラヒドロフラン(40cc)中のN−フエニ
ルピペラジン(15.3g)の溶液を、得られた溶液に15
分間にわたり約10℃の温度において加え、かきまぜを
約20℃の温度において3時間続ける。次いで蒸留水
(30cc)をこの反応混合物に加え、溶媒を約50℃の
温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)蒸発する。得ら
れた粗製油を沸とうアセトニトリル(100cc)中に溶
かし、この溶液を脱色炭(0.5g)で処理し、熱時過
する。液を約4℃の温度に1時間冷却する。現われた
結晶を過し、約4℃の温度に冷却したアセトニトル
(合計25cc)で3回、ジエチルエーテル(合計45c
c)で3回洗浄し、次いで水酸化カリウムのペレツトの
存在下に約20℃の温度において減圧(20mmHg;2.7k
Pa)乾燥する。これにより生成物(8.1g)、融点14
4℃、が得られる。この生成物を、他の前の作業におい
て同じ方法で製造された生成物(5.5g)と一緒にし、
沸とうするエタノール(100cc)中に溶解する。得ら
れた溶液を脱色炭(0.5g)で処理し、熱時過する。
液を約4℃に1時間冷却する。現われた結晶を過
し、約4℃の温度に冷却したエタノール(合計20cc)
で2回、ジエチルエーテル(合計30cc)で2回洗浄
し、水酸化カリウムの存在下に約20℃の温度において
減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これにより7−
〔(4−フエニルピペラジン−1−イル)−カルボニ
ル〕−3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロ
ロ〔1,2−c〕チアゾール(11.8g)が、白色結晶、
融点146℃。の形で得られる。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボン酸は、実施例
2におけるようにして製造される。
実施例24 無水テトラヒドロフラン(80cc)中の3−(ピリジン
−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チア
ゾール−7−カルボン酸(4.93g)およびN,N′−カ
ルボニルイミダゾール(4.9g)の溶液を、乾燥窒素流
のもとに1時間30分かきまぜる。次いで無水テトラヒ
ドロフラン(20cc)中の1−(ピリジン−2−イル)
−ピペラジン(4.9g)の溶液を、得られた溶液に約2
5℃の温度において5分間にわたり加える。得られた溶
液を約20℃の温度において16時間かきまぜ、次いで
約10℃の温度の蒸留水(90cc)で希釈し、過す
る。液を約4℃の温度の蒸留水で処理する。得られた
懸濁液を蒸留水(90cc)で処理し、次いで約4℃の温
度において1時間かきまぜる。結晶を過し、蒸留水
(合計60cc)で3回洗浄し、水酸化カリウムのペレツ
トの存在下に約20℃の温度において減圧(20mmHg;
2.7kPa)乾燥する。これにより粗生成物(7.05g)融点
140℃、が得られる。この生成物を沸とうエタノール
(28cc)中に溶かす。得られた溶液を脱色炭(0.5
g)で処理し、熱時過する。液を約4℃の温度に1
時間冷却する。現われた結晶を過し、約4℃に冷却し
たエタノール(合計10cc)で2回、ジエチルエーテル
(10cc)で1回洗浄し、次いで水酸化カリウムのペレ
ツトの存在下に約20℃の温度で減圧(20mmHg;2.7k
Pa)乾燥する。これにより7−〔4−(ピリジン−2−
イル)−ピペラジン−1−イル〕−カルボニル−3−
(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2
−c〕チアゾール(5.7g)がクリーム色結晶、融点1
42℃、の形で得られる。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボン酸は、実施例
2におけるようにして製造される。
実施例25 無水テトラヒドロフラン(50cc)中の3−(ピリジン
−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チア
ゾール−7−カルボン酸(5g)およびN,N′−カル
ボニルイミダゾール(5g)の溶液を、乾燥窒素流のも
とに約20℃の温度において1時間かきまぜる。無水テ
トラヒドロフラン(50cc)中の1−(ピリジン−2−
イル)−ピペラジン(5.7g)の溶液を、得られた溶液
に15分間にわたり約25℃の温度において加える。次
いで溶液を約20℃の温度において3時間かきまぜる。
次いで得られた懸濁液に蒸留水(100cc)を加える。
結晶を過し、蒸留水(合計250cc)で5回、エタノ
ール(合計25cc)5回およびジエチルエーテル(合計
50cc)で5回洗浄、沸とうエタノール(250cc)中
に溶かす。得られた溶液を脱色炭(0.5g)で処理し、
熱時過する。液を約4℃の温度に72時間冷却す
る。現われた結晶を過し、4℃の温度に冷却したエタ
ノール(合計30cc)で2回洗浄し、水酸化カリウムの
ペレツトの存在下に約20℃の温度で減圧(20mmHg;
2.7kPa)乾燥する。これにより7−〔4−(ピリミジン
−2−イル)−ピペラジン−1−イル〕−カルボニル−
3−(ピリジン−3−イル)−1,3H−ピロロ〔1,
2−c〕チアゾール(5.4g)が白色結晶、融点209
℃、の形で得られる。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボン酸は、実施例
2におけるようにして製造される。
実施例26 トリエチルアミン(5.1g)を、マグネシウム(1.34
g)とジエチルマロネート(8.8g)から調製した、エ
ーテルとエタノールとの混合物(3/1容量)(65c
c)中のジエチルマロネートのエトキシマグネシウム誘
導体の溶液に加える。この得られた懸濁液に7−クロロ
ホルミル−3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−
ピロロ〔1,2−c〕チアゾール塩酸塩(15g)を1
5分間にわたり25℃〜30℃の温度において加え、次
いでこの混合物を無水テトラヒドロフラン(35cc)で
希釈し、約20℃の温度において16時間かきまぜる。
次いでこの反応混合物を塩酸の2N水溶液(25cc)中
に取り、酢酸エチル(合計750cc)で5回抽出する。
有機抽出液を一緒にし、蒸留水(合計250cc)で5回
抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、脱色炭(0.5
g)で処理し、過し、液を約50℃の温度において
減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。これにより生
成物(19g)、融点110℃、が得られる。この生成
物を酢酸エチル(25cc)、蒸留水(15cc)および濃
硫酸(3cc)の混合物中に溶かす。得られた溶液を約1
00℃の温度に30分間加熱し、次いで約20℃の温度
に冷却し、蒸留水(150cc)で希釈し、脱色炭(0.5
g)で処理し、過し、液を炭酸ナトリウムの添加に
よりpH約9にし、酢酸エチル(合計450cc)で3回抽
出する。有機抽出液を一緒にし、蒸留水(合計450c
c)で3回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、脱
色炭(0.5g)で過し、液を約45℃の温度におい
て減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。これにより
生成物(9.5g)が得られる。この生成物をシリカ(0.0
4〜0.063mm)(480g)を含有する直径6cmのカラム
のクロマトグラフイーに付し、シクロヘキサンと酢酸エ
チルとの混合物を用いて0.5バール(51kPa)の圧力下
に溶離を実施し、200ccのフラクシヨンを集める。酢
酸エチルとシクロヘキサンとの混合物(80/20容
量)を用いる溶離からの最初のフラクシヨンを廃棄す
る。酢酸エチルとシクロヘキサンとの混合物(85/1
5容量)を用いる溶離の次ぎの9フラクシヨンを一緒に
し、約50℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)
濃縮乾固する。これにより生成物(7.2g)が得られ
る。この生成物を沸とうするイソプロパノール(30c
c)中に溶かす。得られた溶液を脱色炭(0.5g)で処理
し、熱時過する。液を約4℃の温度に1時間冷却す
る。現われた結晶を過し、約4℃に冷却したイソプロ
パノール(合計15cc)で3回洗浄し、水酸化カリウム
のペレツトの存在下に約20℃の温度において減圧(2
0mmHg;2.7kPa)乾燥する。これにより7−アセチル−
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール(5.7g)がクリーム色結
晶、融点100℃、の形で得られる。
7−クロロホルミル−3−(ピリジン−3−イル)−1
H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール塩酸塩は、
実施例11におけるようにして製造される。
ジエチルマロネートのエトキシマグネシウム誘導体は、
G.A.REYNOLDSおよびC.R.HAUSER,Org.Syth.Col
l.Vol.、708(1963)に従つて製造される。
実施例27 ピリジン(25cc)中の3−(ピリジン−3−イル)−
1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−カ
ルボチオアミド(2.6g)およびヒドロキシルアミン塩
酸塩(6.95g)の溶液を塩化第二水銀(2.7g)で処理
し、得られた懸濁液を約20℃の温度において48時間
かきまぜ、次いで蒸留水(280℃)中に注ぐ。得られ
た懸濁液を約80℃の温度に加熱し、過する。液を
約70℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮
乾固する。残留物を蒸留水(100cc)中に溶解し、得
られた溶液を水酸化ナトリウムの10N水溶液の添加に
よるpH約10にし、次いて塩化メチレン(合計300c
c)で3回抽出する。有機抽出液を合わせ、蒸留水(合
計100cc)で2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥し、過し、液を約50℃の温度において減圧(2
0mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。これにより粗生成物
(2.5g)が得られる。この生成物をシリカ(0.04〜0.0
63mm)(240g)を含有する直径3cmのカラムのクロ
マトグラフイーに付す。純粋な酢酸エチルを用いて溶離
を0.5バール(51kPa)の圧力下に実施し、50ccのフ
ラクシヨンわ集める。最初12フラクシヨンを廃棄し、
次ぎの11フラクシヨンを一緒にし、約50℃の温度に
おいて減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。これに
より生成物(1.6g)が得られる。この生成物をエタノ
ール(35cc)中に溶かし、得られた溶液を塩化水素の
5.35Nエタノール溶液(2.6cc)で処理し、約4℃の温
度に16時間冷却する。現われた結晶を過し、4℃の
温度に冷却したエタノール(合計15cc)で2回、ジエ
チルエーテル(合計45cc)で3回抽出し、次いで水酸
化カリウムのペレツトの存在下に約20℃の温度におい
て減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これにより3−
(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2
−c〕チアゾール−7−カルボキシアミド−オキシム二
塩酸塩(1.6g)が白色、融点206℃、の形で得られ
る。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボチオアミドは、
次の方法で製造することができる。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボキシアミド(8.
1g)を、約20℃の温度において硫化水素の気体の流
れで飽和したピリジン(100cc)に加える。得られた
懸濁液を五硫化リン(7.3g)で処理し、次いで硫化水
素の気体の流れのもとに2時間沸とう加熱する。得られ
た溶液を約20℃の温度に冷却し、次いで蒸留水(12
0cc)中に注ぐ。得られた懸濁液を約4℃の温度に16
時間保持する。結晶を過し、蒸留水(合計500cc)
で5回、エタノール(合計25cc)で5回およびジエチ
ルエーテル(合計100cc)で5回洗浄し、次いで水酸
化カリウムのペレツトの存在下に約20℃の温度におい
て減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これにより粗生
成物(7.7g)、融点205℃、が得られる。この生成
物を沸とうブタン−1−オール(180cc)中に溶か
す。得られた溶液を約4℃の温度に1時間冷却する。現
われた結晶を過し、4℃の温度に冷却したブタン−1
−オール(合計15cc)で3回、ジエチルエーテル(合
計60cc)で3回洗浄し、次いで水酸化カリウムのペレ
ツトの存在下に約20℃の温度において、減圧(20mm
Hg;2.7kPa)乾燥する。これにより3−(ピリジン−3
−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾー
ル−7−カルボチオアミド(7.1g)がクリーム色結
晶、融点205℃、の形で得られる。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボキシアミドは、
実施例3におけるようにして製造される。
実施例28 エタノール(125cc)中のS−メチル3−(ピリジン
−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チア
ゾール−7−チオカルボキシイミデートヨウ化水素酸塩
(9.5g)の懸濁液を、約78℃の温度に4時間30分
間加熱する。得られた溶液を約60℃の温度において減
圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。得られた残留水
(250cc)中に溶解し、生じた溶液を酢酸エチル(合
計300cc)で3回抽出し、脱色炭(0.5g)で処理
し、過し、液を水酸化ナトリウムの10N水溶液の
添加によりpH約10にし、酢酸エチル(合計300cc)
で3回抽出する。有機抽出液を合わせ、蒸留水(合計3
00cc)で3回抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
脱色炭(0.5g)で処理し、過し、液を約50℃の
温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。
これにより粗生成物(4.8g)が得られ、これをシリカ
(0.04〜0.063mm)(320g)を含有する直径4cmの
カラムのクロマトグラフイーに付す。塩化メチレンとメ
タノールとの混合物を用いて0.5バール(51kPa)の圧
力下に溶離を実施し、100ccのフラクシヨンを集め
る。塩化メチレンとメタノールとの混合物(90/10
容量)を用いる溶離からの最初の13フラクシヨンを廃
棄する。塩化メチレンとメタノールとの混合物(90/
10容量)を用いる溶離からの次ぎの4フラクシヨン、
塩化メチレンとメタノールとの混合物(80/20容
量)を用いる溶離からの次ぎの9フラクシヨンおよび塩
化メチレンとメタノールとの混合物(50/50容量)
を用いる溶離からの次ぎの10フラクシヨンを合わせ、
約60℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮
乾固する。これにより生成物(3.1g)が得られ、これ
をエタノール(20cc)中に溶かす。得られた濁つた溶
液を過し、液を塩化水素の5.35Nエタノール溶液
(8.1cc)で処理する。得られた塩酸塩を、ジエチルエ
ーテル(2cc)の添加によりその溶液から沈殿させる。
約4℃の温度に16時間冷却した後、結晶を過し、ジ
エチルエーテルとエタノールとの混合物(50/50容
量)(合計75cc)で5回、ジエチルエーテル(合計7
5cc)で5回洗浄し、次いで水酸化カリウムのペレツト
の存在下に約20℃の温度において減圧(20mmHg;2.
7kPa)乾燥する。これにより3−(ピリジン−3−イ
ル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−
7−カルボキシアミド−ジメチルヒドラゾン塩酸塩(2.
7g)がクリーム色結晶、融点195℃、の形で得られ
る。
S−メチル3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−
ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−チオカルボキシ
イミデート塩酸塩は、次の方法で得られる。
アセトン(250cc)中の3−(ピリジン−3−イル)
−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−
カルボキシチオアミド(7g)およびヨウ化メチル(4.
2g)の懸濁液を、約20℃の温度において16時間か
きまぜる。次いでジメチルホルムアミド(50cc)を懸
濁液に加え、かきまぜをさらに3日間続ける。次いで結
晶を過し、アセトン(合計90cc)で3回洗浄し、水
酸化カリウムのペレツトの存在下に約20℃の温度にお
いて減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これによりS
−メチル3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピ
ロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−チオカルボキシイ
ミデート塩酸塩(9.5g)が黄色結晶、融点193−1
94℃、の形で得られる。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボチオアミドは、
実施例27におけるようにして製造される。
実施例29 ジオキサン(100cc)中の7−クロロホルミル−3−
(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2
−c〕チアゾール塩酸塩(3.8g)およびトリエチルア
ミン(2.55g)の混合物を、ジオキサン(45cc)中の
3−メトキシアニリン(3.1g)の溶液に15分間にわ
たり加え、加熱沸とうさせる。得られた懸濁液を約10
0℃の温度に2時間、かきまぜながら、加熱し、次いで
溶媒を約50℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kP
a)蒸発させる。残留物を蒸留水(150cc)中に取
り、塩化メチレン(合計300cc)で3回抽出する。有
機抽出液を合わせ、蒸留水(合計300cc)で3回、水
酸化ナトリウムの2N水溶液(合計200cc)で4回お
よび蒸留水(合計400cc)で4回洗浄し、次いで無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、脱色炭で処理し、過し、
液を約50℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kP
a)濃縮乾固する。これにより生成物(5.5g)が得ら
れ、これをシリカ(0.04〜0.063mm)(480g)を含
有する直径6cm)のカラムのクロマトグラフイーに付
す。酢酸エチルとシクロヘキサンとの混合物を用いて0.
5バール(51kPa)の圧力下に溶離を実施し、200cc
のフラクシヨンを集める。シクロヘキサンと酢酸エチル
との混合物(50/50容量)を用いる溶離からの最初
の10フラクシヨンおよび純粋な酢酸エチルを用いる溶
離からの次ぎの4フラクシヨンを廃棄する。純粋な酢酸
エチルを用いる溶離からの次ぎの12フラクシヨンを合
わせ、約50℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kP
a)濃縮乾固する。これにより粗生成物(3g)が得ら
れる。この生成物を沸とうイソプロパノール(30cc)
得られた溶液を脱色炭(0.5g)で処理し、熱時過す
る。液を約4℃の温度に1時間冷却する。現われた結
晶を過し、約4℃の温度に冷却したイソプロパノール
(合計10cc)で2回、イソプロピルエーテル(合計2
0cc)で2回洗浄し、次いで水酸化カリウムのペレツト
の存在下に約20℃の温度において減圧(20mmHg;2.
7kPa)乾燥する。これによりN−(3−メトキシフエニ
ル)−3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロ
ロ〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボキシアミド
(1.8g)が白色結晶、融点85℃、の形で得られる。
7−クロロホルミル−3−(ピリジン−3−イル)−1
H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール塩酸塩は、
実施例11におけるようにして製造される。
実施例30 7−クロロホルミル−3−(ピリジン−3−イル)−1
H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール塩酸塩(3.
8g)を、1,2−ジクロロエタン(50cc)中の4−
メトキシアニリン(3.1g)およびトリエチルアミン
(5.1g)の溶液に、少しずつ一度に15分間にわたり
21〜26℃の温度において加える。得られた懸濁液を
約20℃の温度において16時間かきまぜる。次いで塩
化メチレン(300cc)および蒸留水(100cc)を反
応混合物に加える。水相を廃棄し、有機相を蒸留水(合
計200cc)で2回、水酸化ナトリウムの1N水溶液
(合計240cc)で3回および蒸留水(合計300cc)
で3回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、脱色炭
(0.5g)で処理し、過し、液を約50℃の温度に
おいて減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。これに
より粗生成物(5.3g)が得られる。この生成物を沸と
うイソプロパノール(35cc)中に溶かす。得られた溶
液を脱色炭(0.5g)で処理し、熱時過する。液を
約4℃の温度に1時間冷却する。現われた結晶を過
し、約4℃の温度に冷却したイソプロパノール(合計1
5cc)で3回およびイソプロピルエーテル(合計30c
c)で3回洗浄し、次いで水酸化カリウムのペレツトの
存在下に約20℃の温度に減圧(20mmHg;2.7kPa)乾
燥する。これによりN−(4−メトキシフエニル)−3
−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,
2−c〕チアゾール−7−カルボキシアミド(1.7g)
がクリーム色結晶、融点120℃、の形で得られる。
7−クロロホルミル−3−(ピリジン−3−イル)−1
H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール塩酸塩は、
実施例11におけるようにして製造される。
実施例31 7−クロロホルミル−3−(ピリジン−3−イル)−1
H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール塩酸塩(3.
8g)を、1,2−ジクロロエタン(50cc)中の3−
クロロアニリン(3.2g)およびトリエチルアミン(5.1
g)の溶液に、一度に少しずつ15分間22〜28℃の
温度において加える。得られた懸濁液を約20℃の温度
で16時間かきまぜる。次いで1,2−ジクロロエタン
(300cc)および蒸留水(100cc)を反応混合物に
加える。水相を廃棄し、有機相を蒸留水(合計300c
c)で3回、水酸化ナトリウムの1N水溶液(合計24
0cc)で3回、次いで蒸留水(合計300cc)で3回洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、脱色炭(0.5
g)で処理し、過し、液を約60℃の温度において
減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。これにより生
成物(5.5g)が得られ、これをシリカ(0.04〜0.063m
m)(480g)を含有する直径6cmのカラムのクロマ
トグラフイーに付す。純粋な酢酸エチルを用いて0.5バ
ール(51kPa)の圧力のもとに溶離を実施し、100c
cのフラクシヨンを集める。最初の11フラクシヨンを
廃棄し、次ぎの8フラクシヨンを合わせ、約50℃の温
度において減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。こ
れにより生成物(3.5g)が得られ、これを沸とうイソ
プロパノール(2.5cc)中に溶かす。得られた溶液を脱
色炭(0.5g)が処理し、熱時過する。液を約4℃
の温度に1時間冷却する。現われた結晶を過し、約4
℃の温度に冷却したイソプロパノール(合計10cc)で
2回およびイソプロピルエーテル(合計15cc)で3回
洗浄し、次いで水酸化カリウムのペレツトの存在下に約
20℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥す
る。これによりN−(3−クロロフエニル)−3−(ピ
リジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−
c〕チアゾール−7−カルボキシアミド(2.2g)がク
リーム色結晶、融点150℃、の形で得られる。
7−クロロホルミル−3−(ピリジン−3−イル)−1
H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール塩酸塩は、
実施例11におけるようにして製造される。
実施例32 7−クロロホルミル−3−(ピリジン−3−イル)−1
H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール塩酸塩(3.
8g)を、1,2−ジクロロエタン(50cc)中のo−
トリイミジン(2.7g)およびトリエチルアミン(5.1
g)の溶液に、一度に少しずつ15分間にわたり約21
〜27℃の温度において加える。得られた懸濁液を約2
0℃の温度において3日間かきまぜる。次いで1,2−
ジクロロエタン(300cc)および蒸留水(100cc)
を反応混合物に加える。水相を廃棄し、有機相を蒸留水
(合計200cc)で2回、水酸化ナトリウムの1N水溶
液(合計240cc)で3回および蒸留水(合計300c
c)で3回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、脱
色炭(0.5g)で処理し、過し、そして液を約50
℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固す
る。これにより生成物(4.6g)が得られ、これをシリ
カ(0.04〜0.063mm)(480g)を含有する直径6cm
のカラムのクロマトグラフイーに付す。純粋な酢酸エチ
ルを用いて0.5バール(51kPa)の圧力のもとに溶離を
実施し、100ccのフラクシヨンを集める。最初の15
フラクシヨンを廃棄し、次ぎの12フラクシヨンを合わ
せ、約50℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)
濃縮乾固する。これにより粗生成物(2.9g)、融点8
5℃、が得られる。この生成物を沸とうイソプロパノー
ル(25cc)中に溶かす。得られた溶液を脱色炭(0.5
g)で処理し、熱時過する。液を約4℃の温度に1
時間冷却する。現われた結晶を過し、約4℃の温度に
冷却したイソプロパノール(合計10cc)で2回および
イソプロピルエーテル(合計15cc)で3回洗浄し、次
いで水酸化カリウムのペレツトの存在下に約20℃の温
度において減圧(20mmHg;2.7kPa)乾燥する。これに
よりN−(o−トリル)−3−(ピリジン−3−イル)
−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−
カルボキシアミド(1.8g)がクリーム色結晶、融点1
01℃、の形で得られる。
7−クロロホルミル−3−(ピリジン−3−イル)−1
H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール塩酸塩は、
実施例11におけるようにして製造される。
実施例33 7−クロロホルミル−1H,3H−ピロロ〔1,2−
c〕チアゾール塩酸塩(4.8g)を、少しずつ一度に1
5分間にわたり21〜28℃の温度において、1,2−
ジクロロエタン(150cc)中のN,N−ジメチル−p
−フエニレンジアミン二塩酸塩(6.7g)およびトリエ
チルアミン(13.1g)の懸濁液に加える。得られた懸濁
液を約20℃の温度において16時間かきまぜる。1,
2−ジクロロエタン(300cc)および蒸留水(100
cc)を反応混合物に加える。水相を廃棄し、有機相を蒸
留水(合計200cc)で2回、水酸化ナトリウムの1N
水溶液(合計200cc)で2回および蒸留水(合計30
0cc)で3回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
脱色炭(0.5g)で処理し、過し、液を約50℃の
温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。
これにより粗生成物(6.8g)が得られ、これにより沸
とうアセトニトリル(90cc)中に溶かす。得られる溶
液を脱色炭(0.5g)で処理し、熱時過する。現われ
た結晶を過し、約4℃の温度に冷却したアセトニトリ
ル(合計30cc)で3回洗浄し、水酸化ナトリウムのペ
レツトの存在下に約20℃の温度において減圧(20mm
Hg;2.7kPa)乾燥する。これによりN−(4−N′,
N′−ジメチルアミノフエニル)−3−(ピリジン−3
−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾー
ル−7−カルボキシアミド(3g)がベージユ色結晶、
融点196℃、の形で得られる。
7−クロロホルミル−3−(ピリジン−3−イル)−1
H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール塩酸塩は、
実施例11におけるようにして製造される。
実施例34 無水テトラヒドロフラン(50cc)中の3−(ピリジン
−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チア
ゾール−7−カルボン酸(2g)およびN,N′−カル
ボニルジイミダゾール(2.1g)の溶液を、乾燥窒素の
もとに2時間30分間約20℃の温度においてかきまぜ
る。無水テトラヒドロフラン(50cc)中の1−(4−
メトキシフエニル)−ピペラジン(2.9g)の溶液を、
得られた溶液に10分間にわたり20℃〜25℃の温度
において加える。得られる溶液を約20℃の温度におい
て16時間かきまぜる。次いで蒸留水(30cc)を反応
混合物に加え、溶媒を約50℃の温度において減圧(2
0mmHg;2.7kPa)蒸発させる。得られた油状残留物を蒸
留水(80cc)中に取り、酢酸エチル(合計200cc)
で3回抽出する。有機抽出液を合わせ、蒸留水(合計2
40cc)で3回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、脱色炭(0.5g)で処理し、過し、液を約50
℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固す
る。これにより粗生成物(4.5g)が得られ、これをシ
クロキヘキサンと酢酸エチルとの沸とう混合物(50/
50容量)(45cc)中に溶解する。得られた溶液を脱
色炭(0.5g)で処理し、熱時過する。液を約4℃
の温度に1時間冷却する。現われた結晶を過し、シク
ロヘキサンと酢酸エチルとの混合物(50/50容量)
(合計10cc)で2回洗浄し、水酸化カリウムのペレツ
トの存在下に約20℃の温度において減圧(20mmHg;
2.7kPa)乾燥する。これにより7−〔4−(4−メトキ
シフエニル)−ピペラジン−1−イル−カルボニル〕−
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール(2.1g)がクリーム色結
晶、融点131℃、の形で得られる。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボン酸は、実施例
2におけるようにして製造される。
実施例35 無水テトラヒドロフラン(80cc)中の3−(ピリジン
−3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チア
ゾール−7−カルボン酸(4.9g)およびN,N′−カ
ルボニルイミダゾール(4.9g)の溶液を約25℃の温
度において乾燥窒素のもとに2時間かきまぜ、次いで無
水テトラヒドロフラン(20cc)中の4−メチルピペラ
ジン(3g)の溶媒を5分間にわたり25℃〜29℃の
温度において加える。得られた溶液を約20℃の温度に
おいて16時間かきまぜ、次いで過し、液を約45
℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)濃縮乾固す
る。得られた粗製油状残留物を、シリカ(0.04〜0.063m
m)(480g)を含有する直径6cmのカラムのクロマ
トグラフイーに付す。塩化メチレンとメタノールとの混
合物(90/10容量)を用いて0.5バール(51kPa)
の圧力のもとに溶離を実施し、100ccのフラクシヨン
を集める。最初12フラクシヨンを廃棄し、次ぎの3フ
ラクシヨンを合わせ、約45℃の温度において減圧(2
0mmHg;2.7kPa)濃縮乾固する。これにより粗生成物
(3.7g)が得られ、これをエタノール(20cc)中に
溶かす。塩化水素の5Nエタノール溶液(7cc)を加
え、次いでジエチルエーテル(140cc)を、得られた
溶液に加える。上澄み液体を廃棄し、油状沈殿を塩化水
素の5Nエタノール溶液(60cc)中に約50℃の温度
において加える。得られた溶液を約4℃の温度に1時間
冷却する。現われた結晶を過し、エタノール(合計1
0cc)で2回およびジエチルエーテル(合計60cc)で
3回洗浄し、次いで水酸化カリウムのペレツトの存在下
に約40℃の温度において減圧(20mmHg;2.7kPa)乾
燥する。これにより生成物(2.65g)、融点170℃、
が得られる。この生成物(2.4g)を塩化水素の4.5Nエ
タノール溶液中に懸濁させる。得られた懸濁液を約20
℃の温度に30分間かきまぜる。結晶を過し、エタノ
ール(合計6cc)で2回およびジエチルエーテル(合計
40cc)で4回洗浄し、次いで水酸化カリウムのペレツ
トの存在下に約20℃の温度において減圧(20mmHg;
2.7kPa)乾燥する。これにより7−〔(4−メチルピペ
ラジン−1−イル)−カルボニル〕−3−(ピリジン−
3−イル)−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾ
ールを三塩化水素酸塩(2.7g)として白色結晶、融点
161℃、の形で得られる。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボン酸は、実施例
2におけるようにして製造できる。
本発明は、式Iの化合物を、遊離の形で或いは製薬学的
に許容しうる酸又は塩基との付加塩の形で、そして適合
しうる製薬学的担体(ここでは、なかでも、コーテイン
グおよび補助薬を包含する)を含んでなる製薬学的組成
物も提供する。該担体は通常不活性であるが、生理学的
に活性な成分であつても、それを含有していてもよい。
本発明の組成物は経口的、非経口的、経直腸的又は局所
的投与に適当な形態にすることができる。
錠剤、丸薬、粉剤(特にゼラチンカプセル中又はカシユ
ー中)、及び顆粒剤は経口投与のための固体組成物の例
である。これらの組成物の場合、本発明の活性化合物は
1種又はそれ以上の不活性な希釈剤例えば殿粉、セルロ
ース、スクロース、ラクトース又はシリカと混合するこ
とができる。これらの組成物は、希釈剤以外の担体、例
えば1種又はそれ以上の、ステアリン酸マグネシウム又
はタルクのような滑剤、着色剤、コーテイグ(糖衣錠)
又はラツカーを含む助剤を含んでいてもよい。
不活性な希釈剤例えば水、エタノール、グリセロール、
植物油又はパラフイン油を含む溶液剤、懸濁剤、乳化
剤、シロツプ剤及び製薬学的に許容しうるエリキシル
は、経口的投与のための液体組成物の例である。これら
の組成物は、希釈剤以外の他の物質、例えば湿潤剤、甘
味剤、増粘剤、風味剤又は安定剤を含有していてもよ
い。
非経口投与のための無菌組成物は、好ましくは懸濁液
剤、乳化液剤或いは水性又は非水性液剤を含有すること
もできる。水、プロピレングリコール、ポリエチレング
リコール、植物油、特にオリーブ油、注射しうる有機エ
ステル、例えばオレイン酸エチル、或いは他の適当な有
機溶媒は溶媒又は賦形剤として使用できる。
これらの組成物は、補助薬、特に湿潤剤、等張性を与え
る試剤、乳化剤、分散剤及び安定剤も含有することがで
きる。殺菌はいくつかの方法により、例えば無菌条件下
での過により、殺菌剤の組成物への混入により、照明
により又は加熱により行なうことができる。また本組成
物は使用時に注射しうる無菌媒体に溶解する無菌固体組
成物の形でも製造しうる。
経直腸的投与のための組成物は、活性化合物のほかに、
カカオバター、半合成グリセリド又はポリエチレングリ
コールのような賦形剤を含有する坐薬又は経直腸的カプ
セル剤である。
局所投与のための組成物は例えばクリーム剤、軟こう、
ローシヨン剤、眼用ローシヨン剤、口腔洗浄剤、鼻用点
滴剤又はエーロゾルであつてよい。
人間の治療において、本発明の化合物は、とくにアレル
ギー性および炎症性の訴えおよび、一般にP.A.F.
−アセーテル(Acether)の生理病理学的役割が指摘さ
れる訴えの処置において有用である。
投薬量は所望の効果及び処置の期間に依存する。成人に
対しては、1日当り25〜200mgの投薬量を1回又は
それ以上の個々の投与量で、経口的、静脈内に、あるい
は吸入により投与することは一般に適当である。
一般に、医者は、年令、体重及び他の特に処置すべき患
者に対するすべての関数として最も適当であると考えら
れる投薬量を決定するであろう。
次の実施例により、本発明による組成物を例示する。
実施例A 活性成分の25mgの投薬量を分し且つ次の組成を有する
錠剤を普通の技術によつて製造する。
N−ピリジン−2−イル−3−(ピリジン−3−イル)
−1H,3H−ピロロ〔1,2−c〕チアゾール−7−
カルボキシアミド 25mg 殿粉 60mg クラトース 50mg ステアリン酸マグネシウム 2mg 実施例B 活性成分を5mg含有し且つ次の組成を有する注射しうる
溶液剤を、通常の技術により調製する。
3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H−ピロロ
〔1,2−c〕チアゾール−7−カルボキシアミド 2
0mg 0.1N塩酸溶液 0.77cc 注射しうる溶液のために十分な量 2cc 前述の新規な化合物の薬理学的に活性は、次の試験によ
り証明された。
(a)試験管内でのPAF−アセーテル(Acether)により
引き起こされる血小板の凝集の阻止作用P.A.F.−
Acエーテルにより37℃で攪拌して誘発される血小板
に富むウサギの血漿中の血小板の凝固を、混合物中を通
過する光の透過量の増加によつて測定する。新しいクエ
ン酸塩で処理したウサギの血を、15℃の温度で30分
間100Gで遠心分離する。このようにして血小板を少
くとも500,000/mm3含有する血小板に富む血漿
(PRP)を得る。PRPの0.2cm3を、軟質のシリコー
ンで被覆された鉄のかき混ぜ棒を含むポリスチレン管中
に入れ、0.05MのTris-HCl緩衝剤(pH7.4)の0.025cm3
を添加する。この管を激しく攪拌し、37℃で10分間
保温した。この予備的保温の後、P.A.F.−アセー
テルの0.1mg/溶液の0.025cm3を添加する。凝集物を
通る光の透過量を5分間にわたつて測定する。凝集の開
始前の血漿の透過量及び凝集曲線の最高透過量の時間t
で観察される透過量間の差△TMを計算する。
P.A.F.−アセーテルで引き起こされる血小板凝集
に関して化合物の阻止活性を研究するために、0.05Mの
Tris-HCl緩衝剤(pH7.4)の0.025cm3の代わりに同一の
緩衝剤に溶解した試験生成物の0.025cm3を用いる。37
℃での10分間の予備保温後、P.A.F.−アセーテ
ルの溶液を添加する。
試験化合物の各濃度cに対し、差△Tc(凝集開始前の
透過量一時間t後の透過量)を計算する。反応媒質のmg
/で表わしたCの関係として△Tcを与える曲線を描
く。縦軸が に等しい△Tc−f(c)の曲線上の点は、横軸のC=
IC50に担当する。IC50は、定義により、PAF−ア
セーテルにより誘発される凝集の50%を阻止する試験
化合物の濃度を表わす。
(b)毒性 マウスに経口的に投与した時に、マウスの50%の死を
引き起こす試験化合物の投薬量を検討した。これはLD
50である。
次ぎの結果が得られた。
フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・ラブ フランス国75019パリ・ブ−ルバ−ルドラ ビレツト72

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 式中RおよびRは、同一であるかあるいは異なり、
    水素原子またはアルキル基を表わし、そして a)Rはシアノまたはアルキルカルボニルを表わすか、
    あるいは b)Rは式 の基を表わし、ここでRは水素原子を表わしかつR
    はアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、フエニ
    ルアミノまたはジフエニルアミノ基を表わすか、あるい
    はRおよびRは、同一であるかあるいは異なり、水
    素原子、1〜5個の炭素原子のアルキル基または未置換
    もしくは置換されたフエニル基を表わし、あるいはR
    は水素原子を表わしかつRはピリジル基または1〜5
    個の炭素原子のアルキル基を表わし、ここで前記アルキ
    ル基はカルボキシル、アミノ、アルキルアミノ、ジアル
    キルアミノ、モルホリノ、ピペリジノ、ピロリジン−1
    −イル、ピペラジン−1−イル(アルキル、ピリジル、
    未置換もしくは置換されたフエニルまたは未置換もしく
    は置換されたベンジル基により4−位置において置換さ
    れていてもよい)、未置換もしくは置換されたフエニ
    ル、ピリジルまたはイミダゾリルによつて置換されてお
    り、あるいはRおよびRはそれらが結合する窒素原
    子と一緒にイミダゾリル基または5員もしくは6員の複
    素環を形成し、前記複素環は酸素原子、イオウ原子また
    は窒素原子の如き他の異種原子を含有することができか
    つアルキル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシアルキ
    ル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアル
    キルアミノアルキル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジ
    ニル、未置換もしくは置換されたフエニルまたは未置換
    もしくは置換されたベンジル基によつて置換されていて
    もよく、あるいは c)Rは式 の基を表わし、ここでR′およびR″は、同一であるか
    あるいは異なり、アルキル基を表わし、前述の基中のア
    ルキル基およびアルキル部分は直鎖または分枝鎖であり
    かつ特記しないかぎり1〜4個の炭素原子を含有し、前
    記フエニルおよびベンジル基上の可能な置換基はハロゲ
    ン、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、トリフルオ
    ロメチルまたはジアルキルアミノ基である、 の1H,3H−ピロロ[1,2−c]チアゾール誘導
    体、Rが式(III)または式(IV)の基を表わすときの
    式Iの化合物の互変異性体、および酸とのその付加塩お
    よび、存在する場合、その金属塩および窒素塩基とのそ
    の付加塩。
  2. 【請求項2】式(I)において、RおよびRは、同
    一であるかあるいは異なり、水素原子またはアルキル基
    を表わし、そして Rは式 の基を表わし、ここでRおよびRは、同一であるか
    あるいは異なり、水素原子または1〜4個の炭素原子の
    アルキル基を表わし、あるいはRは水素原子を表わし
    かつRは1〜4個の炭素原子のアルキル基を表わし、
    ここで前記アルキル基はアミノ、アルキルアミノ、ジア
    ルキルアミノ、モルホリノ、ピペリジノ、ピロリジン−
    1−イルまたはピペラジン−1−イル(アルキルにより
    4−位置において置換されていてもよい)によつて置換
    されており、あるいはRおよびRはそれらが結合す
    る窒素原子と一緒にイミダゾリル基または5員もしくは
    6員の複素環を形成し、前記複素環は酸素原子または窒
    素原子の如き他の異種原子を含有することができかつア
    ルキル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシアルキル、
    アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキル
    アミノアルキルによつて置換されていてもよく、前述の
    基中のアルキル基およびアルキル部分は直鎖または分枝
    鎖でありかつ特記しないかぎり1〜4個の炭素原子を含
    有する特許請求の範囲第1項に記載の1H,3H−ピロ
    ロ[1,2−c]チアゾール誘導体、Rが式(III)ま
    たは式(IV))の基を表わすときの式Iの化合物の互変
    異性体、および酸とのその付加塩。
  3. 【請求項3】式(I)において、RおよびRの両者
    は水素原子またはアルキル基を表わし、そして a)Rはシアノまたはアルキルカルボニル基を表わす
    か、あるいは b)Rは式(II)の基を表わし、ここでRは水素原子
    を表わしかつRはアミノ基を表わすか、あるいはR
    およびRは、同一であるかあるいは異なり、水素原
    子、アルキル基またはフエニル基を表わし、前記フエニ
    ル基はハロゲン、アルキル、アルコキシまたはジメチル
    アミノで置換されていてもよく、あるいはRは水素原
    子を表わしかつRはピリジル基または1〜5個の炭素
    原子のアルキル基を表わし、前記アルキル基はカルボキ
    シル、ジアルキルアミノ、ピペリジノ、ピペラジン−1
    −イル(ピリジル基により4−位置において置換されて
    いる)、フエニルまたはイミダゾリル基により置換され
    ており、あるいはRおよびRはそれらが結合する窒
    素原子と一緒にイミダゾリル環またはピペラジニル環を
    形成し、前記ピペラジニル環はヒドロキシアルキル、ピ
    リジル、ピリミジル、フエニル(アルコキシ基により置
    換されていてもよい)またはベンジル基によつて4−位
    置において置換されており、あるいは c)Rが式(III)または式(IV)の基を表わし、ここ
    でR′およびR″は、同一であるかあるいは異なり、ア
    ルキル基を表わす、特許請求の範囲第1項記載の化合
    物。
  4. 【請求項4】式(I)において、RおよびRの両者
    は水素原子を表わしかつRは式(II)の基を表わし、こ
    こでRおよびRは、同一であるかあるいは異なり、
    水素原子またはアルキルまたはフエニル基を表わすか、
    あるいはRは水素原子を表わしかつRはピリジル基
    またはアルキル基を表わし、前記アルキル基はフエニル
    またはイミダゾリル基により置換されており、あるいは
    およびRは一緒になつてピペラジニル環を形成
    し、前記ピペラジニル環はピリジル、フエニルまたはベ
    ンジル基によつて4−位置においた置換されている、特
    許請求の範囲第1項記載の化合物。
  5. 【請求項5】N−ピリジン−2−イル−3−(ピリジン
    −3−イル)−1H,3H−ピロロ[1,2−c]チア
    ゾール−7−カルボキシアミド、およびその製薬学的に
    許容されうる酸付加塩である特許請求の範囲第1項記載
    の化合物。
  6. 【請求項6】N−フエニル−3−(ピリジン−3−イ
    ル)−1H,3H−ピロロ[1,2−c]チアゾール−
    7−カルボキシアミド、およびその製薬学的に許容され
    うる酸付加塩である特許請求の範囲第1項記載の化合
    物。
  7. 【請求項7】3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H
    −ピロロ[1,2−c]チアゾール−7−カルボキシア
    ミド、およびその製薬学的に許容されうる酸付加塩であ
    る特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  8. 【請求項8】N−ピリジン−3−イル−3−(ピリジン
    −3−イル)−1H,3H−ピロロ[1,2−c]チア
    ゾール−7−カルボキシアミド、およびその製薬学的に
    許容されうる酸付加塩である特許請求の範囲第1項記載
    の化合物。
  9. 【請求項9】N−メチル−3−(ピリジン−3−イル)
    −1H,3H−ピロロ[1,2−c]チアゾール−7−
    カルボキシアミド、およびその製薬学的に許容されうる
    酸付加塩である特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  10. 【請求項10】N−ブチル−3−(ピリジン−3−イ
    ル)−1H,3H−ピロロ[1,2−c]チアゾール−
    7−カルボキシアミド、およびその製薬学的に許容され
    うる酸付加塩である特許請求の範囲第1項記載の化合
    物。
  11. 【請求項11】N−ベンジル−3−(ピリジン−3−イ
    ル)−1H,3H−ピロロ[1,2−c]チアゾール−
    7−カルボキシアミド、およびその製薬学的に許容され
    うる酸付加塩である特許請求の範囲第1項記載の化合
    物。
  12. 【請求項12】N−[2−(イミダゾール−4−イル)
    −エチル]−3−(ピリジン−3−イル)−1H,3H
    −ピロロ[1,2−c]チアゾール−7−カルボキシア
    ミド、およびその製薬学的に許容されうる酸付加塩であ
    る特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  13. 【請求項13】(4−フエニルピペラジン−1−イル)
    −7−カルボニル−3−(ピリジン−3−イル)−1
    H,3H−ピロロ[1,2−c]チアゾール、およびそ
    の製薬学的に許容されうる酸付加塩である特許請求の範
    囲第1項記載の化合物。
  14. 【請求項14】[4−(ピリジン−2−イル)−ピペラ
    ジン−1−イル]−7−カルボニル−3−(ピリジン−
    3−イル)−1H,3H−ピロロ[1,2−c]チアゾ
    ール、およびその製薬学的に許容されうる酸付加塩であ
    る特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  15. 【請求項15】(4−ベンジルピペラジン−1−イル)
    −7−カルボニル−3−(ピリジン−3−イル)−1
    H,3H−ピロロ[1,2−c]チアゾール、およびそ
    の製薬学的に許容されうる酸付加塩である特許請求の範
    囲第1項記載の化合物。
  16. 【請求項16】2−クロロアクリロニトリルを、式 式中、RおよびRは、同一であるかあるいは異な
    り、水素原子またはアルキル基を表わす、 の化合物と反応させ、次いで生成物を単離し、そして必
    要に応じて、それを酸との付加塩に転化することからな
    る、式 式中RおよびRは、同一であるかあるいは異なり、
    水素原子または1〜4個の炭素原子を含有する直鎖もし
    くは分枝鎖のアルキル基を表わし、そしてRはシアノ基
    を表わす、 の1H,3H−ピロロ[1,2−c]チアゾール誘導
    体、および酸とのその付加塩の製造法。
  17. 【請求項17】N,N′−カルボニルジイミダゾール
    を、式 式中RおよびRは、同一であるかあるいは異なり、
    水素原子またはアルキル基を表わす、 の酸と反応させ、次いで得られた生成物を単離し、そし
    て必要に応じて、それを酸との付加塩に転化することか
    らなる、式 式中、RおよびRは、同一であるかあるいは異な
    り、水素原子またはアルキル基を表わし、そしてRは式 式中、RおよびRはそれらが結合する窒素原子と一
    緒にイミダゾリル基を形成し、上記の基中のアルキル基
    およびアルキル部分は直鎖または分枝鎖でありかつ特記
    しないかぎり1〜4個の炭素原子を含有する、 の基を表わす、 の1H,3H−ピロロ[1,2−c]チアゾール誘導
    体、および酸とのその付加塩の製造法。
  18. 【請求項18】アンモニアまたは式 式中、Rは水素原子を表わしかつRはアミノ、アル
    キルアミノ、ジアルキルアミノ、フエニルアミノまたは
    ジフエニルアミノ基を表わすか、あるいはRおよびR
    は、同一であるかあるいは異なり、水素原子、1〜5
    個の炭素原子のアルキル基または未置換もしくは置換さ
    れたフエニル基を表わし、あるいはRは水素原子を表
    わしかつRはピリジル基または1〜5個の炭素原子の
    アルキル基を表わし、ここで前記アルキル基はカルボキ
    シル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、モ
    ルホリノ、ピペリジノ、ピロリジン−1−イル、ピペラ
    ジン−1−イル(未置換であるかまたは、アルキル基、
    ピリジル基、未置換もしくは置換されたフエニルまたは
    未置換もしくは置換されたベンジル基により4−位置に
    おいて置換されている)、未置換もしくは置換されたフ
    エニル基またはピリジルもしくはイミダゾリル基によつ
    て置換されており、あるいはRおよびRはそれらが
    結合する窒素原子と一緒にイミダゾリル基または5員も
    しくは6員の複素環を形成し、前記複素環は酸素原子、
    イオウ原子または窒素原子の如き他の異種原子を含有す
    ることができかつ未置換であるかまたはアルキル、アル
    コキシカルボニル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキ
    ル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキ
    ル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル基、未置換も
    しくは置換されたフエニルまたは未置換もしくは置換さ
    れたベンジル基によつて置換されており、上記の基中の
    アルキル基およびアルキル部分は直鎖または分枝鎖であ
    りかつ特記しないかぎり1〜4個の炭素原子を含有し、
    前記フエニルおよびベンジル基の可能な置換基はハロゲ
    ン、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、トリフルオ
    ロメチルまたはジアルキルアミノ基である、の化合物
    を、式 式中RおよびRは、同一であるかあるいは異なり、
    水素原子またはアルキル基を表わす、 の酸と反応させ、次いで得られた生成物を単離し、そし
    て必要に応じて、それを酸との付加塩に転化するか、あ
    るいは必要に応じて、金属塩または窒素塩基との付加塩
    に転化することからなる、式 式中、RおよびRは、同一であるかあるいは異な
    り、水素原子またはアルキル基を表わし、そしてRは式 式中、RおよびRは前記に定義したとおりである、 の基を表わす、 の1H,3H−ピロロ[1,2−c]チアゾール誘導
    体、および酸とのその付加塩および、存在する場合、そ
    の金属塩および窒素塩基とのその付加塩の製造法。
  19. 【請求項19】式 式中RおよびRは、同一であるかあるいは異なり、
    水素原子またはアルキル基を表わす、 のニトリルを既知の方法により加水分解し、次いで得ら
    れた生成物を単離し、そして必要に応じて、それを酸と
    の付加塩に転化することからなる、式 式中、RおよびRは、同一であるかあるいは異な
    り、水素原子またはアルキル基を表わし、そしてRは式 式中、RおよびRはそれぞれ水素原子、または直鎖
    もしくは分枝鎖でありかつ1〜4個の炭素原子を含有す
    るアルキル基を表わす、 の基を表わす、 の1H,3H−ピロロ[1,2−c]チアゾール誘導
    体、および酸とのその付加塩の製造法。
  20. 【請求項20】2−クロロアクリルアミドを式 式中RおよびRは、同一であるかあるいは異なり、
    水素原子またはアルキル基を表わす、 の酸と反応させ、次いで得られた生成物を単離し、そし
    て必要に応じて、それを酸との付加塩に転化することか
    らなる、式 式中、RおよびRは、同一であるかあるいは異な
    り、水素原子またはアルキル基を表わし、そしてRは式 式中、RおよびRはそれぞれ水素原子、または直鎖
    もしくは分枝鎖でありかつ1〜4個の炭素原子を含有す
    るアルキル基を表わす、 の基を表わす の1H,3H−ピロロ[1,2−c]チアゾール誘導
    体、および酸とのその付加塩の製造法。
  21. 【請求項21】マロン酸エチルのエトキシマグネシウム
    誘導体を、式 式中RおよびRは、同一であるかあるいは異なり、
    水素原子またはアルキル基を表わし、そしてYはハロゲ
    ン原子を表わす、 の化合物と反応させ、次いで得られた生成物を加水分解
    および脱カルボキシル化し、そして必要に応じて、それ
    を酸との付加塩に転化することからなる、式 式中、RおよびRは、同一であるかあるいは異な
    り、水素原子または1〜4個の炭素原子を含有する直鎖
    もしくは分枝鎖のアルキル基を表わし、そしてRはアセ
    チル基を表わす、 の1H,3H−ピロロ[1,2−c]チアゾール誘導
    体、および酸とのその付加塩の製造法。
  22. 【請求項22】式 RMgX 式中Rはアルキル基を表わし、そしてXはハロゲン原
    子を表わす、 の有機マグネシウム誘導体を式 式中RおよびRは、同一であるかあるいは異なり、
    水素原子またはアルキル基を表わす、 のニトリルと反応させ、次いで得られた生成物を加水分
    解し、そして必要に応じて、最終生成物を酸との付加塩
    に転化することからなる、式 式中、RおよびRは、同一であるかあるいは異な
    り、水素原子またはアルキル基を表わし、そしてRはア
    ルキルカルボニル基を表わし、上記の基中のアルキル基
    およびアルキル部分は直鎖または分枝鎖でありかつ1〜
    4個の炭素原子を含有する、 の1H,3H−ピロロ[1,2−c]チアゾール誘導
    体、および酸とのその付加塩の製造法。
  23. 【請求項23】式 式中R′およびR″は、同一であるかあるいは異なり、
    アルキル基を表わし、このアルキル基は直鎖または分枝
    鎖でありかつ1〜4個の炭素原子を含有する、 のヒドラジンを、式 式中RおよびRは、同一であるかあるいは異なり、
    水素原子またはアルキル基を表わし、そしてRはアル
    キル基を表わす、 の化合物と反応させ、次いで得られた生成物を単離し、
    そして必要に応じて、それを酸との付加塩に転化するこ
    とからなる、式 式中RおよびRは、同一であるかあるいは異なり、
    水素原子またはアルキル基を表わし、そしてRは式 式中、R′およびR″は、同一であるかあるいは異な
    り、アルキル基を表わし、このアルキル基は直鎖または
    分枝鎖でありかつ1〜4個の炭素原子を含有する、 の基を表わす、 の1H,3H−ピロロ[1,2−c]チアゾール誘導
    体、この化合物の互変異性体、および酸とのその付加塩
    の製造法。
  24. 【請求項24】ヒドロキシルアミンを、式 式中RおよびRは、同一であるかあるいは異なり、
    水素原子またはアルキル基を表わす、 の化合物と反応させ、次いで得られた生成物を単離し、
    そして必要に応じて、それを酸との付加塩に転化するこ
    とからなる、式 式中、RおよびRは、同一であるかあるいは異な
    り、水素原子またはアルキル基を表わし、そしてRは式 の基を表わし、前記アルキル基は直鎖または分枝鎖であ
    りかつ1〜4個の炭素原子を含有する、 の1H,3H−ピロロ[1,2−c]チアゾール誘導
    体、この化合物の互変異性体、および酸とのその付加塩
    の製造法。
  25. 【請求項25】式 式中RおよびRは、同一であるかあるいは異なり、
    水素原子またはアルキル基を表わし、そして a)Rはシアノまたはアルキルカルボニルを表わすか、
    あるいは b)Rは式 の基を表わし、ここでRは水素原子を表わしかつR
    はアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、フエニ
    ルアミノまたはジフエニルアミノ基を表わすか、あるい
    はRおよびRは、同一であるかあるいは異なり、水
    素原子、1〜5個の炭素原子のアルキル基または未置換
    もしくは置換されたフエニル基を表わし、あるいはR
    は水素原子を表わしかつRはピリジル基または1〜5
    個の炭素原子のアルキル基を表わし、ここで前記アルキ
    ル基はカルボキシル、アミノ、アルキルアミノ、ジアル
    キルアミノ、モルホリノ、ピペリジノ、ピロリジン−1
    −イル、ピペラジン−1−イル(アルキル、ピリジル、
    未置換もしくは置換されたフエニルまたは未置換もしく
    は置換されたベンジル基により4−位置において置換さ
    れていてもよい)、未置換もしくは置換されたフエニ
    ル、ピリジルまたはイミダゾリルによつて置換されてお
    り、あるいはRおよびRはそれらが結合する窒素原
    子と一緒にイミダゾリル基または5員もしくは6員の複
    素環を形成し、前記複素環は酸素原子、イオウ原子また
    は窒素原子の如き他の異種原子を含有することができか
    つアルキル、アルコキシカルボニル、ヒドロキシアルキ
    ル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアル
    キルアミノアルキル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジ
    ニル、未置換もしくは置換されたフエニルまたは未置換
    もしくは置換されたベンジル基によつて置換されていて
    もよく、あるいは c)Rは式 の基を表わし、ここでR′およびR″は、同一であるか
    あるいは異なり、アルキル基を表わし、前述の基中のア
    ルキル基およびアルキル部分は直鎖または分枝鎖であり
    かつ特記しないかぎり1〜4個の炭素原子を含有し、前
    記フエニルおよびベンジル基上の可能な置換基はハロゲ
    ン、アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、トリフルオ
    ロメチルまたはジアルキルアミノ基である、 の1H,3H−ピロロ[1,2−c]チアゾール誘導
    体、Rが式(III)または式(IV)の基を表わすときの
    式Iの化合物の互変異性体、および酸とのその付加塩お
    よび、存在する場合、その金属塩および窒素塩基とのそ
    の付加塩の少なくとも1種からなるPAF−アセーテル
    によつて引き起こされる小血板凝集の阻止が必要とされ
    るアレルギー性および炎症性の訴えに対する処置に有用
    な製薬学的組成物。
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