JPH0653198A - 洗浄剤、および、これを用いた半導体基板の洗浄方法 - Google Patents

洗浄剤、および、これを用いた半導体基板の洗浄方法

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JPH0653198A
JPH0653198A JP5060488A JP6048893A JPH0653198A JP H0653198 A JPH0653198 A JP H0653198A JP 5060488 A JP5060488 A JP 5060488A JP 6048893 A JP6048893 A JP 6048893A JP H0653198 A JPH0653198 A JP H0653198A
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heavy metal
semiconductor substrate
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cleaning
adsorption
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JP5060488A
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Yoichi Takahara
洋一 高原
Akio Saito
昭男 斉藤
Eiji Yamamoto
英二 山本
Haruo Ito
晴夫 伊藤
Hitoshi Oka
齊 岡
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体基板などの洗浄において、基板表面を
エッチングにより変化させることなく重金属イオンを除
去するのに有効な洗浄剤であって、有機溶剤を使用せ
ず、基板の洗浄工程において、水溶液として用いること
のできる洗浄剤。 【構成】 水溶性の基を有するポルフィリン系化合物、
水溶性の基を有するクラウンエ−テル系化合物、およ
び、環状ポリアミンの中から選ばれる少なくとも1種の
化合物のように、水溶液中において重金属イオンに対し
電子供与性を有する配位子を含む洗浄剤と、これを用い
た半導体基板の洗浄方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子の製造プロ
セスにおける基板などの洗浄方法に関し、特に、半導体
素子の高集積化、高密度化に伴い、重金属イオンの吸着
防止および除去を可能にした洗浄技術に関する。
【0002】さらに、本発明は、特に、重金属イオンの
吸着状態を量子化学計算によって明らかにされた技術に
基づいた、全く新規な洗浄方法に関するものである。
【0003】
【従来の技術】昨今の、半導体素子の高集積化、高密度
化に伴い、基板の洗浄技術の課題として、金属イオンの
除去および吸着防止がある。次々世代64MbitDR
AM以降では基板表面の金属イオン汚染量を109at
oms/cm2まで低減する必要がある。また、高密度
化に伴い、従来のRCA洗浄による、塩酸と過酸化水素
水の混合液を用いて基板表面に吸着した金属イオンを塩
化物として除去させるとともに、基板表面を酸化させ金
属酸化物として酸化膜中に取り込み除去するといった手
法も、エッチング余裕がなくなるために使えなくなって
くると考えられる。また金属イオンは、酸性よりもアル
カリ性のときの方が吸着しやすいため、アルカリ性での
金属イオン汚染を防止することはできない。従って現在
のところ、これら金属イオンの除去技術あるいは吸着防
止技術は確立しておらず、その吸着状態や吸着メカニズ
ムも未だ明らかにされていない。
【0004】また、この種の技術に関連するものとし
て、例えば、酵素を用いて表面に吸着した金属を除去す
る特開昭63−208222がある。しかし、この方法
は、特定の金属に選択的に作用するものであり、一般的
な洗浄技術として用いることはできない。
【0005】半導体ウェハ表面への金属系不純物の付着
を防止するため、有機溶剤系洗浄液、または、酸性のエ
ッチング液や洗浄液において、キレート剤や錯化剤を添
加した洗浄液が提案されているが(特開平4−1301
00号公報)、半導体基板を水洗する際には、適用する
ことができない。また、NaとKとの除去を目的とし
て、ジシクロヘクサ・18・クラウン6などを主成分と
する洗浄剤が提案されているが(特開平3−20834
3号公報)、アセトニトリルなどの有機溶剤に溶解した
溶液を用いて洗浄するものであり、半導体基板の水洗の
際に、水溶液として用いる洗浄剤については、考慮され
ていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】有機溶剤を用いること
は、環境を保護する上で、問題となることが多い。本発
明は、純水を用いて半導体基板を洗浄する工程などにお
いて用いることのできる洗浄剤によって、重金属イオン
を効果的に除去することを目的としてなされたものであ
る。
【0007】本発明においては、上述した次々世代以降
の半導体プロセスにおける、重金属イオンの洗浄技術の
ために、重金属イオンの基板に対する吸着状態や吸着メ
カニズムを探求することによって、水溶液を用いた新規
な洗浄技術を確立することである。そのために先ず、重
金属イオンの吸着状態を量子化学計算によって明らかに
し、そして、そこから得られた知見をもとにして、全く
新規な洗浄剤および洗浄方法を見つけだすことができ
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、水溶液中にお
いて重金属イオンに対し電子供与性を有する配位子を含
む洗浄剤、ならびに、これを用いた半導体基板の洗浄方
法に関するものである。
【0009】本発明の原理を説明するために、以下に図
面を用いて説明する今、重金属イオンが基板上に吸着し
ている状態を考えると、重金属イオン−基板表面間の距
離とポテンシャルエネルギ−の関係が図1に示されるよ
うなポテンシャルカ−ブになると考えられる。図1のポ
テンシャルカ−ブにおいて、谷底の部分が吸着状態を示
しその深さが吸着エネルギ−となる。このポテンシャル
カ−ブを実験的に求めることは非常に困難であるため、
量子化学計算によって求めた。得られたポテンシャルカ
−ブから重金属イオンの基板表面への吸着エネルギ−が
求められる。
【0010】量子化学計算はab−initio分子軌
道法を用いた。計算の詳細については文献(量子化学入
門、米澤貞次郎他、化学同人、1983年)に記されて
いるので、ここでは簡単に説明する。
【0011】まず、原子軌道(AO)を式(数1)の形
で表す。
【0012】
【数1】
【0013】次に1電子の分子軌道(MO)を式(数
2)のようにAOの一次結合で表す。
【0014】
【数2】
【0015】これを全電子についてスレ−タ−行列式の
形にし、分子の全波動関数が式(数3)のように表せ
る。
【0016】
【数3】
【0017】この波動関数をシュレディンガ−方程式に
当てはめハ−トリ−フォック法によって解くと、エネル
ギ−や分子軌道がわかる。また、本発明においては重金
属イオンのように軌道の数が非常に多い系を取り扱うた
めに、計算が煩雑となる。そこで、有効内核ポテンシャ
ル(ECP)法を用いた。これは、内核電子は化学反応
に寄与しないという仮定から、原子核のポテンシャルに
内核電子のポテンシャルをも含めた内核ポテンシャルを
作り、外核電子だけの軌道を計算するもので、計算すべ
き軌道の数を少なくする方法である。次に、基板の表面
状態をモデル化しなければならない。一般に、表面への
吸着現象を分子軌道法などの理論的手法で取り扱う場
合、表面上の反応活性部位だけを取り出してモデル化を
行って計算する。また、本発明のように化学反応が主と
なる場合は、このようなモデルでも充分に説明できると
いわれている。
【0018】基板の表面状態は、実験的に明らかとなっ
ている(応用物理第59巻、第11号、第1441−1
450頁(1990年11月10日))。フッ酸処理後
のSiウェハ面への重金属イオンの吸着を考えると、図
2に示されるような表面モデルが考えられる。図中
(a)は、水素が終端されている部分のモデルの場合
で、これは表面の大部分を占めている。(b)は、水酸
基で終端されている部分のモデルであり、これは表面上
の約0.12%の割合であり、この部分が重金属イオン
の吸着に重要となる。また、この水酸基はアルカリ性ま
たは中性領域ではO ̄となり(c)、酸性になるとOH
陽イオンとなる(d)。これらの各吸着部位へ重金属
イオン(Al,Fe,Cu)を近付けていったとき(図
3)のポテンシャルエネルギ−を基板表面原子−重金属
イオン間の距離に対して計算した。
【0019】まず、重金属イオンが単独で吸着する場合
を計算した。求めた吸着エネルギ−を表1にまとめた。
表中、反発と記してあるのはどの距離(基板表面原子−
重金属イオン間距離)においてもポテンシャルエネルギ
−が負の値であり、重金属イオンがその表面部位には吸
着しないことを表している。
【0020】
【表1】
【0021】表1からO~上(図2(c))に吸着した
場合、吸着エネルギ−が非常に大きく、強く吸着してい
る。このような重金属イオンを除去するためには吸着エ
ネルギ−以上のエネルギ−が必要である。しかしながら
酸性にしOH2陽イオン(図2(d))にすると吸着エ
ネルギ−がなくなり重金属イオンが吸着しなくなる。実
験的にも重金属イオンはアルカリ性で吸着しやすく酸性
で吸着しにくいと報告(Proceeding of
Advanced Wet ChemicalProc
essing II,第5−20頁、UCS,(199
1年))されており、本計算を裏付けている。
【0022】また、表面の残りの大部分を占めている水
素上(図2(a))への吸着エネルギ−はO~上への吸
着エネルギ−に比べて小さいが、充分に吸着する値であ
る。この水素は酸性やアルカリ性にしても変化しないた
め他の方法で除去する必要がある。
【0023】次に、基板表面の水素上に残る重金属イオ
ンの除去法およびO~上に吸着した重金属イオンを酸性
にせずに除去する方法について検討した。計算から重金
属イオンは2価のときよりも1価のときの方が吸着エネ
ルギ−は小さく、また1価のときよりも0価のときの方
が吸着エネルギ−は小さいことがわかったため、吸着エ
ネルギ−は重金属イオンの正味電荷に関係していると考
えられる。すなわち、重金属イオンの正味電荷が小さく
なれば吸着エネルギ−も小さくなる傾向にある。そこ
で、重金属イオンの正味電荷を小さくできるように、電
子供与性の配位子を付加することを考えた。
【0024】
【表2】
【0025】まず、アンモニアを配位させたとき(図
4)の吸着エネルギ−を計算した。結果を表2にまとめ
た。O~上への吸着エネルギ−は重金属イオン単独の場
合に比べて半減しているが、まだ除去できるような値に
はなっていない。水素上への吸着については問題なく熱
エネルギ−程度で除去できる値である。そこで電子供与
性のさらに強い配位子としてポルフィリン(ポルフィリ
ン環を骨格に持つ分子の総称名)を考えた。ポルフィリ
ンは非常に大きな分子であるため反応部位だけを取り出
して計算を行った。結果を表3にまとめた。Feイオン
以外は反発型のポテンシャルカ−ブとなり、Feイオン
もその吸着エネルギ−と熱エネルギ−の範囲となり除去
できると考えられる。また、Feイオンについてはさら
に電子供与性の強いクラウンエ−テル(環状エ−テルの
総称名)や環状ポリアミンを用いることによっても除去
できる。
【0026】
【表3】
【0027】表3より、例えば、ポルフィリンのような
電子供与性の大きな配位子を付加することによって、基
板表面と重金属イオンの吸着エネルギーを低減、あるい
は、なくすことができる。
【0028】本発明において、水溶液中において重金属
イオンにたいし電子供与性を有する配位子としては、水
溶性の基を有するポルフィリン系化合物、水溶性の基を
有するクラウンエ−テル系化合物、および、環状ポリア
ミンの中から選ばれる少なくとも1種の化合物を用いる
ことができる。
【0029】本発明において用いる、ポルフィリン系化
合物の水溶性の基とは、カルボキシル基またはスルホン
酸基などであり、ポルフィリン系化合物の具体例として
は、テトラキス(4−N−トリメチルアミノフェニル)
ポルフィン、テトラキス(4−カルボキシフェニル)ポ
ルフィン、テトラフェニルポルフィンスルホン酸または
テトラキス(4−スルホフェニル)ポルフィンなどが挙
げられる。
【0030】本発明において用いるクラウンエ−テル系
化合物の水溶性の基とは、シクロヘキシル基などであ
り、クラウンエ−テル系化合物の具体例としては、ジシ
クロヘキシル−18−クラウン−6またはジシクロヘキ
シル−24−クラウン−8などが挙げられる。なお、ジ
シクロヘキシル−18−クラウン−6には、毒性がある
ことが知られている(有機合成化学協会誌 第33号
pp782-789 (1975年))ので、他の化合物を用いること
が、より望ましい。
【0031】本発明において用いる環状ポリアミンは、
炭素数4〜12の環状ポリアミンであることが望まし
い。
【0032】本発明の洗浄剤においては、重金属イオン
に対して、上記化合物が排する反応を促進するために、
上記化合物に加えて、還元剤を含むことが望ましい。
本発明の洗浄剤により、半導体基板から除去される、あ
るいは、基板への付着が防止される重金属イオンは、F
e、Ni、Cu、Alなどの金属のイオンである。
【0033】本発明にかかる洗浄剤に半導体基板を浸漬
し、半導体基板上の重金属イオンに体して、水溶液中に
おいて、重金属イオンに対し電子供与性を有する配位子
を配位させることにより、前記重金属イオンの半導体基
板に対する吸着エネルギーを低減させて、前記重金属イ
オンの半導体基板からの除去を行う。また、水溶液中の
重金属イオンに対して、水溶液中において重金属イオン
に対し電子供与性を有する配位子を配位させることによ
り、前記重金属イオンの半導体基板に対する吸着エネル
ギーを低減させて、前記重金属イオンの半導体基板への
吸着防止を行う。
【0034】超純水を用いて半導体基板を洗浄する場合
においては、本発明による洗浄方法は、例えば、超純水
製造部で製造された超純水を洗浄槽に送ると共に、水溶
液中において重金属イオンに対し電子供与性を有する配
位子を、化合物貯蔵部から混合調節機を介して洗浄槽に
送り、前記超純水と前記配位子とを前記洗浄槽において
混合し、半導体基板搬送系から運ばれる重金属イオンが
付着した半導体基板を、前記洗浄層において洗浄するこ
とにより実施できる。この場合、半導体基板を洗浄槽に
1〜60分間浸漬し、処理温度を常温〜80℃以下と
し、pH11以下において処理することが望ましい。
【0035】
【作用】本発明においては、半導体基板上の重金属イオ
ンに体して、水溶液中において、重金属イオンに対し電
子供与性を有する配位子を配位させることにより、前記
重金属イオンの半導体基板に対する吸着エネルギーを低
減させて、前記重金属イオンの半導体基板からの除去を
行うことができる。また、水溶液中の重金属イオンに対
して、水溶液中において重金属イオンに対し電子供与性
を有する配位子を配位させることにより、前記重金属イ
オンの半導体基板に対する吸着エネルギーを低減させ
て、前記重金属イオンの半導体基板への吸着防止を行う
ことができる。
【0036】また、除去された重金属イオンの再吸着を
も防止することができる。この方法は、半導体基板に限
らず、その他、例えば画像表示素子としての液晶基板に
ついても同様に有効である。
【0037】
【実施例】本発明の効果を確認するために、金属イオン
で故意汚染させた基板を作製し、基板表面に吸着した金
属イオンの個数を、全反射蛍光X線分析装置で測定する
ことによって求めた。基板は面方位(100)の4イン
チP型ウェハを用い、前処理としてまず、表面の汚染物
質を酸化膜中に取り込むため、容積比が、アンモニア
水:過酸化水素水:水=1:2:7の溶液(80℃)に
10分間浸漬し水洗を15分間行った。次に、汚染物質
を取り込んだ酸化膜を取り除くために、容積比が、フッ
化水素酸:水=1:99の溶液に2分間浸漬し、水洗を
10秒間行った。また、金属イオンの故意汚染は上記前
処理を行った直後に汚染液に浸漬し行った。
【0038】故意汚染に用いた金属イオンは、原子吸光
用のサンプル液(1000ppm、1規定硝酸塩)を用
い、適宜希釈して用いた。汚染方法は、図5に示すよう
に液槽1の液中に金属イオンまたは金属イオンと配位子
を添加しウェハ2を一定時間浸漬した。次いで、これを
液1中より引き上げて水洗しスピンナ−乾燥し、全反射
蛍光X線分析装置((株)テクノス製TREX610)
によりウェハ表面に吸着した金属イオンの個数を求め
た。また、本実験においては、水は全て超純水を用い
た。
【0039】(実施例1)配位子による金属イオンの除
去効果を確認するために、Cuイオンを用いて行った例
を示す。まず、0.1ppmおよび0.01ppmのC
uイオン汚染液に前処理を行ったウェハを3分間浸漬
し、その後水洗を10分間行い、スピン乾燥した。その
時のウェハ表面Cuイオン吸着量を図6の3に示す。
【0040】次に、前処理を行った別のウェハを上記汚
染液に3分間浸漬し、その後直ちに水溶性ポルフィリン
の一種であるテトラキス(4−N−トリメチルアミノフ
ェニル)ポルフィン1.3×10~6mol/lの溶液に
Lアスコルビン酸を1.7×10~4mol/lの濃度で
添加した溶液に3分間浸漬した。その後、水洗を10分
間行い、スピンナ−乾燥した。ウェハ表面のCuイオン
吸着量を図6の4に示す。0.1ppmでは約50%の
Cuイオンが除去できた。なお、実施例1で用いたテト
ラキス(4−N−トリメチルアミノフェニル)ポルフィ
ンを、以下、TTMAPPと略記する。
【0041】(実施例2)配位子による吸着防止効果を
確認するために、Cuイオンによる故意汚染液に配位子
として、TTMAPPを1.3×10~6mol/l、還
元剤としてL−アスコルビン酸を1.7×10~4mol
/lの濃度で添加した溶液にウェハを浸漬し、ウェハ表
面の金属イオン量を求めた。Cuイオンは、0.1pp
mおよび0.01ppmの濃度で行った。結果を図6の
5に示す。TTMAPPおよびL−アスコルビン酸未添
加の結果(図6の3)に比べて、1桁程度の吸着防止効
果が得られた。
【0042】(実施例3)次いで、金属イオンとしてN
iを、配位子としてテトラキス(4−カルボキシフェニ
ル)ポルフィンを用いて、吸着防止効果を確認した。該
配位子を以下TCPPと略記する。
【0043】また、汚染液は塩化アンモニアとアンモニ
ア水を用いてpH10に調整した。Niイオン濃度は、
0.1ppmおよび0.01ppmで行った。まず、T
CPP未添加の溶液にウェハを3分間浸漬し、汚染させ
た場合の結果を図7の6に示す。次に、Ni汚染液にT
CPPを1.7×10~5mol/l(Niイオン0.1
ppmと同濃度)の濃度で添加した溶液にウェハを3分
間浸漬した場合の結果を図7の7に示す。0.1ppm
では効果が見られた。さらに還元剤としてヒドロキシル
アミン塩酸塩を1.7×10~3mol/l(TCPPの
100倍)の濃度になるように添加し、その溶液にウェ
ハを浸漬した場合の結果を図7の8に示す。0.1pp
mの場合にTCPPだけを添加した場合よりも大きな効
果があった。
【0044】(実施例4)次いで、金属イオンとしてN
iを、配位子としてクラウンエ−テルの一種であるジシ
クロヘキシル−18−クラウン−6(以下C−18と略
記する)および環状ポリアミンの一種であるサイクラム
を用いて、吸着防止効果を確認した。実験方法は実施例
3と同様、溶液は全て塩化アンモニアとアンモニア水を
用いてpH10に調整し、Niイオン濃度は0.1pp
mおよび0.01ppmで行い、配位子の濃度は1.7
×10~5mol/l(Niイオン0.1ppmと同濃
度)、還元剤としてのヒドロキシルアミン塩酸塩は1.
7×10~3mol/l(配位子の100倍)の濃度にな
るように添加した。結果を図8に示す。図8の9は配位
子未添加でNiイオンの溶液に浸漬した結果である。図
8の10はC−18を添加した溶液に浸漬したものであ
り、図8の11はC−18に還元剤を添加した溶液に浸
漬したものである。クラウンエ−テルと還元剤を併用す
ることにより吸着防止効果があった。また、図8の12
はサイクラムを添加した溶液に浸漬したものであり、図
8の13は、サイクラム添加溶液に還元剤を加えた溶液
に浸漬した結果である。サイクラムの場合は、還元剤無
添加でも効果があった。
【0045】(実施例5)次いで、還元剤の効果を確認
するために、Cuイオン濃度を0.1ppmとし、Cu
イオン1分子に対してTCPPを5分子添加した溶液
に、さらに、ヒドロキシルアミンを添加して、ウェハを
浸漬したときの、ヒドロキシルアミン添加量と吸着量と
の関係を調べた。この結果を図9に示す。Cuイオン1
分子に対してヒドロキシルアミンを5分子添加した場合
が、最も効果があった。なお、ヒドロキシルアミンを添
加しない場合の吸着量については、図7の7を参照され
たい。
【0046】(実施例6)次いで、実施例5とウェハの
浸漬時間を変化させ、Cuイオンの吸着防止効果を確認
した。浸漬時間は1分、6分、10分、30分そして6
0分で行った。Cuイオン濃度は0.1ppmとした。
また配位子はTCPPを2.6×10~6mol/l(C
uイオンの濃度の2倍)の濃度になるように添加した。
さらに還元剤としてヒドロキシルアミン塩酸塩を2.6
×10~4mol/lの濃度になるように添加した。図1
0にウェハ浸漬時間とCuイオンの吸着量を示す。図1
0の16は配位子および還元剤無添加の吸着量の変化
で、図10の17は配位子および還元剤を添加した吸着
量の変化である。全ての時間範囲で90%以上の吸着防
止効果が得られた。また、浸漬時間が30分程度でウェ
ハ表面に吸着する金属イオンの量はほぼ飽和していると
考えられる。従って浸漬時間をさらに長くしても同様の
効果が得られると考えられる。
【0047】(実施例7)次いで、配位子が金属イオン
に十分に配位するように、汚染液に配位子を添加した後
加熱することによってさらに吸着防止効果が大きくなる
ことを示す。金属イオンはCuイオンを用い配位子とし
てはTCPPを用いた。まず、0.001ppmから
0.3ppmまでのCuイオンを含む溶液に塩化アンモ
ニアとアンモニア水を加えpH10に調整し、汚染液と
した。該汚染液に前処理を行ったウェハを30分間浸漬
し、水洗、乾燥を行い、ウェハ表面のCuイオン吸着量
を測定した。結果を図11の18に示す。次に、上記汚
染液にTCPPをCuイオンの5倍の分子数になるよう
に添加した場合の結果を図11の27に示す。さらに、
該TCPP添加後の汚染液を、80℃に保ったウォ−タ
−バスで1時間加熱し、その後常温まで冷却し、塩化ア
ンモニアとアンモニア水でpH10に調整し汚染液に前
処理を行ったウェハを30分間浸漬し、水洗、乾燥を行
い、ウェハ表面のCuイオン吸着量を測定した。結果を
図11の19に示す。図11より、TCPPを添加し、
さらに加熱した場合は、低濃度になるに従って大幅に吸
着低減効果が大きくなることが判る。0.01ppm以
下で2桁以上の効果が見られる。
【0048】(実施例8)次いで、pH変化による吸着
低減効果を確認した。金属イオンはCuイオンを用い濃
度は0.01ppmとした。pHは4から11まで変化
させた。まず、各pHの汚染液を調整し汚染液に前処理
を行ったウェハを30分間浸漬し、水洗、乾燥を行い、
ウェハ表面のCuイオン吸着量を測定した。結果を図1
2の20に示す。次に、上記汚染液にTCPPをCuイ
オン分子の数の5倍の分子数になるように添加し、80
℃に保ったウォ−タ−バスで1時間加熱し、その後常温
まで冷却し、塩化アンモニアとアンモニア水でそれぞれ
のpH値に調整した溶液に前処理を行ったウェハを30
分間浸漬し、水洗、乾燥を行い、ウェハ表面のCuイオ
ン吸着量を測定した。結果を図12の21に示す。図1
2より、pH4からpH11の全範囲で吸着防止効果が
得られた。
【0049】(実施例9)本発明を実施するための洗浄
システムの一例を図13に示す。図13において、超純
水製造部22で製造された超純水と、配位子貯蔵部23
から混合量調節器24を介して供給される配位子が、洗
浄槽25に送られて混合され、ウェハ搬送系26から洗
浄槽25に運ばれるウェハの洗浄に用いられる。
【0050】
【発明の効果】本発明の洗浄剤によれば、半導体基板な
どの基板表面をエッチングにより変化させることなく、
洗浄工程において水溶液による洗浄を行い、重金属イオ
ンを効果的に除去でき、また、重金属イオンの付着防止
もできる。従って、エッチング余裕のない半導体基板表
面からの重金属イオンの除去に有用である。また、半導
体基板に限らず、液晶基板など、洗浄により重金属イオ
ンを除去する場合に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属イオンが基板上に吸着している状態の金属
イオン−基板表面間の距離とポテンシャルエネルギ−の
関係を示す図である。
【図2】基板の表面状態をモデル化した分子の図であ
る。
【図3】基板の表面に金属イオンが吸着する様子をモデ
ル化した分子の図である。
【図4】アンモニアが基板表面に吸着した金属イオンに
配位した状態をモデル化した分子の図である。
【図5】4インチSiウェハを汚染液に浸漬して取り出
す図である。
【図6】Cuイオン濃度とウェハ表面に吸着したCuイ
オンの量の関係を示す図である。
【図7】Niイオン濃度とウェハ表面に吸着したNiイ
オンの量の関係を示す図である。
【図8】ウェハ浸漬時間とウェハ表面に吸着したNiイ
オンの量の関係を示す図である。
【図9】ヒドロキシルアミンの添加量とウェハ表面に吸
着したCuイオンの量の関係を示す図である。
【図10】Cuイオン濃度とウェハ表面に吸着したCu
イオンの量の関係を示す図である。
【図11】Cuイオン濃度とウェハ表面に吸着したCu
イオンの量の関係を示す図である。
【図12】水素イオン濃度(pH)とウェハ表面に吸着
したCuイオンの量の関係を示す図である。
【図13】本発明に係る洗浄システムの一例を示す図。
【符号の説明】
1…液槽、2…4インチSiウェハ、3…Cuイオン汚
染液に浸漬したときのCuイオン吸着量、4…Cuイオ
ン汚染液浸漬後TTMAPPおよびL−アスコルビン酸
水溶液に浸漬したときのCuイオン吸着量、5…Cuイ
オン汚染液にTTMAPPおよびL−アスコルビン酸を
添加した溶液に浸漬したときのCuイオン吸着量、6…
Niイオン汚染液に浸漬したときのNiイオン吸着量、
7…Niイオン汚染液にTCPPを添加した溶液に浸漬
したときのNiイオン吸着量、8…Niイオン汚染液に
TCPPおよびヒドロキシルアミン塩酸塩を添加した溶
液に浸漬したときのNiイオン吸着量、9…Niイオン
汚染液に浸漬したときのNiイオン吸着量、10…Ni
イオン汚染液にC−18を添加した溶液に浸漬したとき
のNiイオン吸着量、11…Niイオン汚染液にC−1
8およびヒドロキシルアミン塩酸塩を添加した溶液に浸
漬したときのNiイオン吸着量、12…Niイオン汚染
液にサイクラムを添加した溶液に浸漬したときのNiイ
オン吸着量、13…Niイオン汚染液にサイクラムおよ
びヒドロキシルアミン塩酸塩を添加した溶液に浸漬した
ときのNiイオン吸着量、16…Cuイオン汚染液に浸
漬したときのCuイオン吸着量、17…Cuイオン汚染
液にTCPPおよびヒドロキシルアミン塩酸塩を添加し
た溶液に浸漬したときのCuイオン吸着量、18…Cu
イオン汚染液に浸漬したときのCuイオン吸着量、19
…Cuイオン汚染液にTCPPを添加し加熱冷却した溶
液に浸漬したときのCuイオン吸着量、20…Cuイオ
ン汚染液に浸漬したときのCuイオン吸着量、21…C
uイオン汚染液にTCPPを添加し加熱冷却した溶液に
浸漬したときのCuイオン吸着量、22…超純水製造
部、23…配位子貯蔵部、24…混合量調節器、25…
洗浄槽、26…ウェハ搬送系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 晴夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 岡 齊 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水溶液中において重金属イオンに対し電子
    供与性を有する配位子を含む洗浄剤。
  2. 【請求項2】請求項1において、水溶液中において重金
    属イオンに対し電子供与性を有する配位子が、水溶性の
    基を有するポルフィリン系化合物、水溶性の基を有する
    クラウンエ−テル系化合物、および、環状ポリアミンの
    中から選ばれる少なくとも1種の化合物であることを特
    徴とする洗浄剤。
  3. 【請求項3】請求項2において、ポルフィリン系化合物
    が、カルボキシル基またはスルホン酸基を有するもので
    ある洗浄剤。
  4. 【請求項4】請求項2において、ポルフィリン系化合物
    が、テトラキス(4−N−トリメチルアミノフェニル)
    ポルフィン、テトラキス(4−カルボキシフェニル)ポ
    ルフィン、テトラフェニルポルフィンスルホン酸または
    テトラキス(4−スルホフェニル)ポルフィンである洗
    浄剤。
  5. 【請求項5】請求項2において、クラウンエ−テル系化
    合物が、シクロヘキシル基を有するものである洗浄剤。
  6. 【請求項6】請求項2において、クラウンエ−テル系化
    合物が、ジシクロヘキシル−18−クラウン−6または
    ジシクロヘキシル−24−クラウン−8である洗浄剤。
  7. 【請求項7】請求項2において、環状ポリアミンが、炭
    素数4〜12の環状ポリアミンである洗浄剤。
  8. 【請求項8】請求項2において、上記化合物に加えて、
    還元剤を含むことを特徴とする洗浄剤。
  9. 【請求項9】請求項1に記載の洗浄剤に半導体基板を浸
    漬し、半導体基板上の重金属イオンに対して、水溶液中
    において重金属イオンに対し電子供与性を有する配位子
    を配位させることにより、前記重金属イオンの半導体基
    板に対する吸着エネルギーを低減させて、前記重金属イ
    オンを半導体基板から除去することを特徴とする半導体
    基板の洗浄方法。
  10. 【請求項10】請求項2〜8のいずれかに記載の洗浄剤
    に半導体基板を浸漬し、半導体基板上の重金属イオンに
    対して、ポルフィリン系化合物、クラウンエーテル系化
    合物、および、環状ポリアミンの中から選ばれる少なく
    とも1種の化合物を配位させることにより、前記重金属
    イオンの半導体基板に対する吸着エネルギーを低減させ
    て、前記重金属イオンを半導体基板から除去することを
    特徴とする半導体基板の洗浄方法。
  11. 【請求項11】請求項9または10において、重金属イ
    オンが、Fe、Ni、Cu、Alのうち、少なくとも1
    種の金属のイオンである半導体基板の洗浄方法。
  12. 【請求項12】請求項1に記載の洗浄剤に半導体基板を
    浸漬し、水溶液中の重金属イオンに対して、水溶液中に
    おいて重金属イオンに対し電子供与性を有する配位子を
    配位させることにより、前記重金属イオンの半導体基板
    に対する吸着エネルギーを低減させて、前記重金属イオ
    ンの半導体基板への吸着防止を行うことを特徴とする半
    導体基板への重金属イオンの吸着防止方法。
  13. 【請求項13】請求項2〜8のいずれかに記載の洗浄剤
    に半導体基板を浸漬し、水溶液中の重金属イオンに対し
    て、ポルフィリン系化合物、クラウンエーテル系化合
    物、および、環状ポリアミンの中から選ばれる少なくと
    も1種の化合物を配位させることにより、前記重金属イ
    オンの半導体基板に対する吸着エネルギーを低減させ
    て、前記重金属イオンの半導体基板への吸着防止を行う
    ことを特徴とする半導体基板への重金属イオンの吸着防
    止方法。
  14. 【請求項14】請求項12または13において、重金属
    イオンが、Fe、Ni、Cu、Alのうち、少なくとも
    1種の金属のイオンである半導体基板への重金属イオン
    の吸着防止方法。
  15. 【請求項15】超純水製造部で製造された超純水を洗浄
    槽に送ると共に、 水溶液中において重金属イオンに対し電子供与性を有す
    る配位子を、化合物貯蔵部から混合調節機を介して洗浄
    槽に送り、 前記超純水と前記配位子とを前記洗浄槽において混合
    し、 半導体基板搬送系から運ばれる重金属イオンが付着した
    半導体基板を、前記洗浄層において洗浄することを特徴
    とする半導体基板の洗浄方法。
  16. 【請求項16】請求項15において、半導体基板を洗浄
    槽に1〜60分間浸漬し、処理温度を常温〜80℃以下
    とし、pH11以下において処理することを特徴とする
    半導体基板の洗浄方法。
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