JPH0653044B2 - 魚飼料の製法 - Google Patents

魚飼料の製法

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JPH0653044B2
JPH0653044B2 JP60040021A JP4002185A JPH0653044B2 JP H0653044 B2 JPH0653044 B2 JP H0653044B2 JP 60040021 A JP60040021 A JP 60040021A JP 4002185 A JP4002185 A JP 4002185A JP H0653044 B2 JPH0653044 B2 JP H0653044B2
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JP
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fish
fish feed
carboxymethyl cellulose
salt
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功 西村
駿 斎藤
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Daicel Corp
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は蛋白質、炭水化物またはそれらの混合物を微生
物処理後、カルボキシメチルセルロースアルカリ金属塩
を混入することを特徴とする魚飼料の製法に関する。
(従来の技術及び問題点) 従来、魚釣り用の魚飼料は動物性のもの例えば冷凍アミ
ン、冷凍オキアミ、及びイワシ、サバ、サンマ等のミン
チ等の生もの、あるいは植物性のもの例えばサツマイ
モ、マッシュポテト、おからなどを主材とし、各種の魚
類の嗜好性に応じたものを混合したものなどが用いられ
ている。
しかし、魚の臭いに対する好みを配慮した集魚剤は液状
物、固形状物があり、このうち後者は前記の蛋白質類の
混合によるもので個人差が生じやすくまた釣り針につけ
ても落下しやすい欠点があった。
また、これまで水溶性高分子化合物例えばカルボキシメ
チルセルロースナトリウム塩、アルギン酸ソーダ等を使
用した魚飼料の製法は特開昭55−104864号公報
に記載されている。しかし、この種の水溶性高分子化合
物を使用した魚飼料では、粘結剤が水に易溶性のため海
水での分散が著しく、飼料による海洋汚染の原因となり
好ましくない。
また、アルギン酸ソーダ水溶液とカルシウム塩を使用し
た魚飼料の製法は特公昭57−46350号公報に記載
されている。しかしアルギン酸ソーダは天然品であるた
め産地によって、成分が異なり品質が不安定でまた価格
が高い。更に両者の組合せのゾル態、ゲル態は不均一で
あり、海中での汚濁が高い問題も残されている。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、これらの問題点を解決すべく鋭意研究の
結果蛋白質、炭水化物またはそれらの混合物に酵母、枯
草菌、乳酸菌から選ばれる1種を加え発酵後、加温処理
し次いでカルボキシメチルセルロースアルカリ金属塩を
混入する魚飼料の製法で得られる魚飼料は集魚性が良
く、釣針から落下しにくく、海洋汚染も少ないことを発
見し本発明を完成するに至った。
(構成及び効果) 本発明の最大の特徴は、魚飼料主成分の蛋白質、炭水化
物またはそれらの混合物の微生物処理し次いで粘結剤の
カルボキシメチルセルロースアルカリ金属塩を混入する
ことにある。
本発明の蛋白質は動物性として、オキアミの乾燥粉、レ
バー粉末、粉チーズ、エビ粉、サナギ粉、魚粉などの粉
末上状もの及びイカ油、サナギ油等の油状物、あるいは
いわしのミンチ、レバー、ペーストなどのペースト状の
ものなど、また炭水化物として米ヌカ、マッシュポテ
ト、イモ類の粉末、穀物類の粉末などを挙げることがで
きる。これらはいずれも魚類の臭覚を刺激して、集魚性
を高めるために役立つ物であり、通常これらの数種類を
混合して魚飼料成分とする。
本発明では、蛋白質、炭水化物を適宜混合したものを通
常約100℃〜140℃で約10〜60分間かけて加熱
滅菌した後これに毒性がないことが知られている酵母
(サッカロミセス属、キャンディダ属等)、枯草菌
(B.subtilus)、または(Leuconos
toc属、Loctobacilluc属など)が挙げ
られるが、これに特定されるものではない。これらの内
の1種を所定量添加し、通常30℃〜40℃で6〜24
時間かけて加温し雑菌の混入を避けて静置して微生物の
代謝産物の臭いなどが混合し、集魚効果の高い発酵混合
物を得た。次いで、この混合物にカルボキシセルロース
アルカリ金属塩を混入して、粘結性を寄与させ魚飼料と
して分散性、粘性を向上させることに特徴がある。ま
た、このようにして得られた魚飼料の保存性を向上させ
るためにそのまま真空包装させるか、あるいは乾燥する
ことが要求される。具体的には真空包装の場合、前述の
混合物にカルボキシメチルセルロースアルカリ金属塩を
加え、十分混合した後に実施するのが好ましく、乾燥す
る場合は前述の混合物を乾燥した後カルボキシメチルセ
ルロースアルカリ金属塩を加え、十分に混合し使用時に
水を加えて練ることで魚飼料に供しうる。この場合の乾
燥方法は特定する必要はなく、温風、天日、凍結等のい
ずれでもよい。
また、カルボキシメチルセルロースアルカリ金属塩は、
ナトリウム、カリウム、アンモニウム、リチウム、バリ
ウム、カルシウム、ストロンチウム等のアルカリ金属塩
のカルボキシメチルセルロースで、これらの2種以上の
混合塩である。好ましくは、カルボキシメチルセルロー
スナトリウム塩とカルボキシメチルセルロースカルシウ
ム塩の混合塩であり、これらの組成は海水中での魚飼料
のゾル態、ゲル態の共存に影響を与える。すなわちカル
ボキシメチルセルロースナトリウム塩1〜99重量部と
カルボキシメチルセルロースカルシウム塩99〜1重量
部の範囲にあるものがゾル態、ゲル態の共存状態に在
り、粘結剤として難溶性であることがわがった。これら
の範囲をはずれると、海水中での汚濁が増大しかつゲル
態が大半を占めるため、海水への魚飼料の分散が困難と
なり好ましくない。
また、本発明のカルボキシメチルセルロースアルカリ金
属混合塩の前記の混合物への混入比率は、魚飼料の用途
例えば、集魚剤用か練り餌用かによって異なるが、混合
物の乾燥重量に対して5〜15重量%が適当である。
(実施例) 以下実施例により、本発明を具体的に説明するがこれら
によって本発明を限定するものではない。なお、%,部
は重量基準を示す。
実施例1 オキアミの乾燥粉末50%、魚粉10%にマッシュルー
ム40%を加えた混合物に水を加えて十分練り、混合物
が手に付着しない程度の粘度に調整した。この混練物を
オートクレーブにて120℃、10分間滅菌し、室温ま
で冷却してからパン酵母(Saccharomyces
属に属する)を加えて、滅菌した容器中にて37℃で5
時間静置した。これを広げて50℃の温風で乾燥し乾燥
物に対して、カルボキシメチルセルロースアルカリ金属
混合塩(カルボキシメチルセルロースナトリウム塩70
%、カルボキシメチルセルロースカルシウム塩30%)
の粉末10%を加えて、混練したものは釣餌として良好
な結果を示した。
実施例2 魚粉20部、マッシュルーム10部の混合物に水を加え
て十分混練し、手に付着しない程度の粘度に調整した。
これをオートクレーブにて120℃、10分間滅菌し室
温まで冷却後、B.subtilusを加え、滅菌した
容器中で35℃、12時間静置後カルボキシメチルセル
ロースアルカリ金属混合塩(カルボキシメチルセルロー
スナトリウム塩70%、カルボキシメチルセルロースカ
ルシウム塩30%)の粉末2部を加えて十分混合し、5
0℃の温風にて乾燥し粉末として1ケ月間保存し、これ
に水を加えて混練したものは釣餌として良好な結果を示
した。
実施例3 魚粉20部、マッシュルーム10部、米ぬか10部の混
合物に水を加えて十分混練し手に付着しない程度の粘度
に調整した。これをオートクレーブにて120℃、10
分間滅菌し室温まで冷却後、乳酸菌(Loctobac
illus属に属する)を加え、滅菌した容器中で35
℃、24時間静置後カルボキシメチルセルロースアルカ
リ金属混合塩(カルボキシメチルセルロースナトリウム
塩70%、カルボキシメチルセルロースカルシウム塩3
0%)の粉末2部を加えて十分混合し、50℃の温風に
て乾燥し粉末として1ケ月間保存し、これに水を加えて
混練したものは釣餌として良好な結果を示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蛋白質、炭水化物またはそれらの混合物に
    酵母、枯草菌、乳酸菌から選ばれる1種を加え、発酵後
    加温処理し、次いでカルボキシメチルセルロースアルカ
    リ金属塩を混入することを特徴とする魚飼料の製法
JP60040021A 1985-02-28 1985-02-28 魚飼料の製法 Expired - Lifetime JPH0653044B2 (ja)

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JPS61199747A JPS61199747A (ja) 1986-09-04
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