JPH0652358U - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JPH0652358U
JPH0652358U JP8833092U JP8833092U JPH0652358U JP H0652358 U JPH0652358 U JP H0652358U JP 8833092 U JP8833092 U JP 8833092U JP 8833092 U JP8833092 U JP 8833092U JP H0652358 U JPH0652358 U JP H0652358U
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和人 宮嶋
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長野日本電産株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 材質の熱膨張率の差に基づく不具合を排除し
つつ、しかも、十分な機械的支持力が得られるスピンド
ルモータの提供。 【構成】 モータは、励磁状態で電流磁界を発生するス
テータコイル27を備えたブラケット10と、コイル27の電
流磁界との電磁相互作用により回転力を得るロータマグ
ネット25を備えたロータハブ19とを有している。ロータ
ハブ19の内周側には、軟鉄で形成されたヨーク24が配置
され、ヨーク24は、フランジ部23の幅にほぼ相当する内
周面でのみ固着されている。ヨーク24の下端は、ロータ
マグネット25の下端よりも下方に突出され、この部分に
延長部26が一体に形成されている。この延長部26の内面
側には、繋ぎ材27が配置され、延長部26は、繋ぎ材27の
外周に形成されたL形段部28に支持された状態で固着さ
れている。繋ぎ材27と内周筒部13との間には第1 ローラ
ベアリング30が介装されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、スピンドルモータに関し、特に、そのロータマグネットの支持構 造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
磁気ディスク装置の回転駆動用のモータとして、従来から、ブラシレス多相直 流モータが用いられている。この種のモータはスピンドルモータとも呼ばれ、基 本的な構成として、励磁状態において電流磁界を発生するステータコイルを備え たステータと、このステータコイルの電流磁界との電磁相互作用により回転力を 得るロータマグネットを備えたロータとを有している。
【0003】 このような構造のスピンドルモータでは、ロータハブの外周にアルミニウムな いしはアルミニウム合金製の磁気ディスクが装着される関係から、ロータハブも アルミニウムないしはアルミニウム合金で形成され、材質の熱膨張差による偏心 ,振動,変形の発生を防止している。ところが、このようなスピンドルモータの 内部構造においては、通常、ロータマグネットの磁気的影響が磁気ディスクに及 ぼないように、ロータマグネットの背面側に磁性材料、例えば、軟鉄などで形成 されたヨークを介在させ、これらの部材を接着固定している。
【0004】 しかし、このようにロータマグネットにヨークを固定すると、マグネットとヨ ークとの間の熱膨張率の差により撓みなどが発生して、モータに振動が発生する などの不具合が生じる。そこで、例えば、特公平1−50310号公報には、ロ ータマグネットとヨークとをその端部のみでロータハブに支持させる構造を採用 したスピンドルモータが提案されている。しかしながら、このような構造のスピ ンドルモータには、以下に説明する技術的課題があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 すなわち、上述したスピンドルモータでは、ロータマグネットとヨークとをそ の端部のみで支持しているので、これらの部材間の熱膨張率の差が、ロータの回 転に及ぼす影響は少なくなるものの、このような構成では、ロータマグネットや ヨークの機械的支持力が不安定なものとなる。
【0006】 本考案は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると ころは、材質の熱膨張率の差に基づく不具合を排除しつつ、しかも、十分な機械 的支持力が得られ、さらに磁気回路のために十分なスペースを確保することがで きるスピンドルモータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、励磁状態で電流磁界を発生するステータ コイルを備えたステータと、このステータコイルの電流磁界との電磁相互作用に より回転力を得るロータマグネットを備えたロータとを有するスピンドルモータ において、前記ロータマグネットは、磁性材料からなるヨークに接着固定され、 前記ヨークの外周の一部のみが前記ロータに支持されるとともに、前記ヨークの 一端に前記ロータの端部よりも下方に突出する延長部を形成し、この延長部を軸 受け部材を介して支持したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
上記構成のスピンドルモータによれば、ロータマグネットは、磁性材料からな るヨークに接着固定され、前記ヨークの外周の一部のみがロータに支持されてい るので、熱膨張率が異なるこれらの部材の撓みなどの変形が、ロータ側に及ぼす 影響が少なくなる。また、ヨークは、その外周の一部と延長部との2箇所で支持 されているので、機械的な支持力が安定する。
【0009】 また、ヨークは、ロータを越えて突出する延長部を有し、この延長部が軸受け 部材を介して支持されるので、ロータが比較的小さくてもヨークの内側に磁気回 路のための十分な空間を確保することができる。
【0010】
【実施例】
以下本考案の好適な実施例について添附図面を参照して詳細に説明する。図1 は、本考案にかかるスピンドルモータの一実施例を示している。同図に示すスピ ンドルモータは、3相の直流モータであって、断面が概略凹形に形成されたブラ ケット10(静止部材)を有し、ブラケット10は、最外周に設けられたリング 状の外周壁部11と、その外周壁部11の内方下部に形成された環状の底部12 と、底部12の内周側に設けら、モータの回転軸となる円筒状の内周筒部13と 、内周筒部13の外周に形成された段部14とを有している。
【0011】 ブラケット10の内周筒部13の中心には、下端と側面の一部が開口した孔部 15が形成されている。また、ブラケット10の内周筒部13の外周面には、そ のほぼ中間位置にあって、一部が孔部15に臨むようにして、円板状の磁性材を 積層したステータコア16が固設され、このステータコア16には、3相のステ ータコイル17が捲回されている。ステータコイル17に電流を供給する手段は 、この実施例ではフレキシブルプリント配線板18が用いられており、この配線 板18は、ブラケット10の底部12の下面に接着固定され、その一端側が外方 に延長されているとともに、孔部15を介してコイル17のリード線が配線板1 8に電気的に接続されている。
【0012】 図1において、符号19は、略椀形状に形成されたロータハブ(ロータ)であ って、ロータハブ19は、中央部に嵌合孔20が貫通する基部21と、基部21 の外周に垂下形成された外壁部22と、外壁部22の外方に張出形成されたフラ ンジ部23とを有している。この実施例では、外壁部22が比較的長く形成され ていて、フランジ部23の上方の外壁部22外周に複数枚の磁気ディスクがスペ ーサを介在させて外嵌固定されることになる。
【0013】 また、外壁部22およびフランジ部23の内周側には、円筒状の磁性材、例え ば、軟鉄で形成されたヨーク24が配置され、このヨーク24は、外壁部22の 内周面とは、比較的狭い間隙をおいて対向し、例えば、焼き嵌めなどの手段によ って、フランジ部23の幅にほぼ相当する内周面とこの部分でのみ接合固着され ている。そして、ヨーク24の内周面には、円筒状のロータマグネット25が、 実質上その全長に亘って接着固定され、このロータマグネット25は、組立状態 において、ステータコア16の外周面と対向する。
【0014】 ヨーク24の下端は、ロータマグネット25の下端よりも下方に突出され、こ の部分に延長部26が一体に形成されている。このヨーク24の下端は、また、 ロータハブ19の開口端から下方に突出している。また、この延長部26の内面 側には、アルミないしは鉄材からなる略凹形断面の繋ぎ材27が配置され、延長 部26は、繋ぎ材27の外周に形成されたL形段部28に支持された状態で固着 されている。
【0015】 また、繋ぎ材27の中心には、ブラケット10の内周筒部13の外径よりも若 干大きな孔部29が形成されている。そして、繋ぎ材27とブラケット10の内 周筒部13下部との間に第1ローラベアリング30が介装されるとともに、ロー タハブ19の嵌合孔20とブラケット10の内周筒部13上部との間に第2ロー ラベアリング32が介装され、第2ローラベアリング31上に内周筒部13の外 周面との間に微小ギャップを形成したラビリンスキャップ32が装着されている 。第1および第2ローラベアリング30,31は、一端が外輪30b,31bに 固定され、他端が内輪30a,31aの近傍まで延びる一対のシール30c,3 1cがローラを挟んでその両側に設けられている。
【0016】 以上のように構成されたモータの組立について簡単に説明すると、まず、ロー タハブ19は、繋ぎ材27を延長部26に固着する前に、ヨーク24やロータマ グネット25が装着される。一方、ブラケット10側では、前もって繋ぎ材27 が第1ローラベアリング30の外輪30bに装着されており、段部14上側の内 周筒部13の外周にこの第1ローラベアリング30の内輪30aが嵌合される。
【0017】 その後、ステータコイル17が捲回されたステータコア16が内周筒部13に 位置決め固定され、その上部側の内周筒部13に第2ローラベアリング31の内 輪が嵌着される。次いで、この状態で、ロータハブ19を逆さまにして、嵌合孔 20を第2ローラベアリング31の外輪31bに嵌合し、ラビリンスキャップ3 2を嵌合孔20に装着する。そして、延長部26と繋ぎ材27のL形段部28と を接着固定する。
【0018】 なお、本実施例では、第1ローラベアリング30と段部14との間に、先端が 内外輪31a,31b間に位置するワッシャ33を介在させるとともに、繋ぎ材 27の孔部29内周面に環状の切欠部34を形成し、これらの対向する部分で潤 滑剤の漏出を防止するラビリンス構造の第1シール部35が形成されている。ま た、ブラケット10の外周壁部11の内周面と、繋ぎ材27の外周面とを近接配 置し、これらの対向する部分で潤滑剤の漏出を防止する第2シール部36が形成 されている。
【0019】 さて、以上のように構成された本考案のスピンドルモータでは、ロータマグネ ット25は、磁性材料からなるヨーク24に接着固定され、このヨーク25は、 その外周の一部のみがロータハブ19のフランジ部23の内周に支持されている ので、熱膨張率が異なるこれらの部材の撓みなどの変形が、ロータハブ19側に 及ぼす影響が少なくなる。また、ヨーク24は、その外周の一部が上記のように 支持されている上に、ヨーク24と一体に形成された延長部26に固着された繋 ぎ材27が第1ローラベアリング30を介してブラケット10側に結合されてい るので、この部分でも支持されることになり、その結果、ヨーク24は、これら の2箇所で支持されているので、機械的な支持力が安定する。
【0020】 特に、本実施例の場合、ヨーク24の上部外周面を下部外周面より外径を幾分 小さくし、これをロータハブ19に圧入することによってその一部を固定してい るので、比較的容易な加工,組付けでもって固定することができ、また、その固 定部が半径方向の肉厚が厚いフランジ部23となっているので、温度変化により ヨーク24とロータハブ19との間に若干の熱膨張差が生じてもロータハブ19 に与える影響を抑えることがてきる。
【0021】 さらに、本実施例のスピンドルモータでは、ヨーク24の一端がロータハブ1 9の開口端を越えて外方に突出し、ヨーク24の軸方向略中間部がロータハブ1 9に固定される構成になっているので、ロータハブ19の軸線方向の長さが比較 的短い場合であっても、ヨーク24とブラケット10の内周筒部13との間に比 較的大きな空間が確保され、多数の磁気ディスクを装着して大きな駆動トルクが 必要な場合に好適なものとなる。
【0022】 なお、上記実施例では、回転軸となる内周筒部13がブラケットと一体に形成 されたものを例示したが、内周筒部13をブラケット10と別に形成したもので あってもよい。また、上記実施例では、軸固定型のスピンドルモータを例示した が、軸回転型のスビンドルモータであってもよい。
【0023】
【考案の効果】
以上、実施例で詳細に説明したように、本考案にかかるスピンドルモータによ れば、材質の熱膨張率の差に基づく不具合を排除しつつ、しかも、十分な機械的 支持力が得られ、また、ヨークの内側に磁気回路の十分なスペースを確保できる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるスピンドルモータの一実施例を
示す断面図である。
【符号の説明】
10 ブラケット(ステータ) 17 ステータコイル 19 ロータハブ(ロータ) 25 ロータマグネット 26 延長部 27 繋ぎ材 30 第1ローラベアリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁状態で電流磁界を発生するステータ
    コイルを備えたステータと、このステータコイルの電流
    磁界との電磁相互作用により回転力を得るロータマグネ
    ットを備えたロータとを有するスピンドルモータにおい
    て、 前記ロータマグネットは、磁性材料からなるヨークに接
    着固定され、前記ヨークの外周の一部のみが前記ロータ
    に支持されるとともに、前記ヨークの一端に前記ロータ
    の端部よりも下方に突出する延長部を形成し、この延長
    部を軸受け部材を介して支持したことを特徴とするスピ
    ンドルモータ。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01146776U (ja) * 1988-03-17 1989-10-11
JPH01171570U (ja) * 1988-05-17 1989-12-05
JPH04351453A (ja) * 1991-05-28 1992-12-07 Nippon Densan Corp スピンドルモータ

Patent Citations (3)

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