JPH065213U - 表面実装型圧電振動子 - Google Patents

表面実装型圧電振動子

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JPH065213U
JPH065213U JP8191591U JP8191591U JPH065213U JP H065213 U JPH065213 U JP H065213U JP 8191591 U JP8191591 U JP 8191591U JP 8191591 U JP8191591 U JP 8191591U JP H065213 U JPH065213 U JP H065213U
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container
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JP8191591U
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清一郎 浪川
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キンセキ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、ハーメチックベースとカン
からなる通常容器の圧電振動子を表面実装型圧電振動子
にした際に、特に共振子として使用する時に保証減衰量
を確保することにある。 【構成】 圧電振動子容器から導出される端子側容器底
面に各リード端子と複数個の板状端子を一体に固定する
端子体を用いた表面実装型圧電振動子において、該端子
体に該端子のうち接地端子と接続され、該端子体内壁及
び上面に導体が延びている構成の表面実装型圧電振動子
である。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は、普通の端子型圧電振動子容器を表面実装型の振動子とするため、端 子を一体化する端子体を改善した表面実装型圧電振動子。
【０００２】
【従来の技術】
従来より圧電振動子、圧電共振子が広く利用され、中でもモノリシック水晶共 振子が通信分野で利用されている。多くはハーメチック端子と金属カンをウエル ドする容器に封止されている。この容器を基板に横倒しにして固着しようとする と容器が抵抗溶接やコールドウエルドで封止されているので、フランジが出てい て不安定である。そのため端子をＬ字状に折り曲げ、金属帯を折り曲げて被せ、 水平に置いた圧電振動子（実開平３−４２３号公報等）もあるが、端子の折り曲 げ加工が大変であり、寸法精度も悪く、しかも工数がかかる欠点を有している。 そこで端子をユニット化し、端子体として加工精度向上や工数低減をめざした 例（出願人の出願した実願平３−２８４８１号）があるが、フィルタ用振動子等 で使用されてきている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
前述した通り、従来の端子の折り曲げや、金属帯を被せると寸法精度が悪くな るので、簡単でしかも確実に接地端子を確保し、しかもモノリシック水晶フィル タ用共振子では保証減衰量を確保する必要がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案では圧電振動子を表面実装型とするため、板状端子と一体化した 端子体を容器の端子に取り付け、端子体の上面又は／及び内壁に導電体を設ける ことにより従来の欠点を解決している。
【０００５】
【実施例】 図１は本考案の実施例を示す斜視図であり、ハーメチックからなるベースに支 持具を取り付け、そこにモノリシック水晶共振子を固着た後、ベースとカンとに より抵抗溶接やコールドウエルドで気密封止して水晶共振子１としている。水晶 共振子１は、本例では３本の端子を導出している。水晶共振子１の端子３に端子 体２を取り付ける。端子体２は、本例では樹脂からなり図３に示す通り、中に孔 を形成し、その孔に端子が３つの穴を設けている。端子体には下側に導出しプリ ント基板に固着するため導電部４が３本延びている。また図３は中央端子部分の 断面図であり、上側にも上側導電部５が延びている。上側導電部５は、端子体２ の内壁上面に設けられ、また端子体２外側の面にも設けている。これは本考案の 特徴であり、端子体の上面及び内部上側に導電体を配置している。これは圧電振 動子が共振子として使用される際にフィルタとして組み立てられた際に保証減衰 量を確保するのに役立っている。すなわち上側導電部はシールドの接地板として 作用している。なお図中６は端子間に配置されているアース板である。 本実施例では、端子体２の内壁及び外側の両面に導電部５を設けているが、必 要に応じてどちらか一方であってもよい。 図２に示す通り端子体２から圧電振動子１の下側を通りカンの真ん中付近で接 続する接地端子７が延びている。接地端子７は、カンを水平に位置させることと 先端部をプリント基板に固着して電気的兼機械的に固着することを目的としてい る。 本実施例では、圧電振動子としてモノリシック水晶共振子を取り挙げたが、普 通の水晶振動子やタンタル酸リチウム、圧電セラミック等であってもよい。また 本考案は、圧電振動子を用いた圧電発振器が同じような容器に入れられ、表面実 装型圧電発振器としたい時にも使用出来ることはもちろんである。
【０００６】
【考案の効果】
本考案によって圧電振動子の中の特に共振子として使用する場合に有効で、端 子体における接地効果を高め、フィルタとして組み上げた時に保証減衰量を多く とることが出来る。そして発振子として使用する際に外部からのノイズが侵入す るのを阻止し、また振動子からの信号が外部に漏れることを防止している。 さらに簡単に通常の端子型圧電振動子を表面実装型圧電振動子にする事が出来 るため、有用である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の斜視図である。
【図２】本考案の側面図である。
【図３】本考案の部分断面図である。
【符号の説明】
１ 圧電振動子 ２ 端子体 ３ 端子 ４ 導電部 ５ 上側導電部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 圧電振動子容器から導出される端子側容
    器底面に各リード端子と複数個の板状端子を一体に固定
    する端子体を用いた表面実装型圧電振動子において、該
    端子体に該端子のうち接地端子と接続され、該端子体内
    壁又は／及び上面に導体が設けられていることを特徴と
    する表面実装型圧電振動子。
JP1991081915U 1991-09-13 1991-09-13 表面実装型圧電振動子 Expired - Lifetime JP2599325Y2 (ja)

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