JPS6340909Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6340909Y2 JPS6340909Y2 JP11437682U JP11437682U JPS6340909Y2 JP S6340909 Y2 JPS6340909 Y2 JP S6340909Y2 JP 11437682 U JP11437682 U JP 11437682U JP 11437682 U JP11437682 U JP 11437682U JP S6340909 Y2 JPS6340909 Y2 JP S6340909Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piezoelectric substrate
- filter
- electrodes
- periphery
- slit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は二重モード・フイルタ、特に単一圧電
基板上に一対の電極を付着したモノリシツクの二
重モード・フイルタの構造に関する。
基板上に一対の電極を付着したモノリシツクの二
重モード・フイルタの構造に関する。
従来から単一圧電基板上に一対の電極を付着し
両電極間の音響的結合を巧みに利用したモノリシ
ツク・フイルタが無線機のIFフイルタ、アンテ
ナ・フイルタを始めとして広く使用されている。
両電極間の音響的結合を巧みに利用したモノリシ
ツク・フイルタが無線機のIFフイルタ、アンテ
ナ・フイルタを始めとして広く使用されている。
これらは構成簡単にして小型かつ、耐衝撃性に
優れ、特に圧電基板に水晶を使用したものは温度
特性も良好である等幾多の特徴を有するものでは
あるが、そのパツケージ構造については一般振動
子のそれと同様なもの、即ち、ベースを絶縁的に
貫通するリード線に圧電基板の縁部を固定すると
共に電極と電気的に接続し、然る後に封止管をか
ぶせて密閉するといつた手法を用いている為、製
造工程の自動化が困難であつてしかもその形状は
IC又はLSI化した他の電子回路部品に比べて大型
になるという欠点があつた。
優れ、特に圧電基板に水晶を使用したものは温度
特性も良好である等幾多の特徴を有するものでは
あるが、そのパツケージ構造については一般振動
子のそれと同様なもの、即ち、ベースを絶縁的に
貫通するリード線に圧電基板の縁部を固定すると
共に電極と電気的に接続し、然る後に封止管をか
ぶせて密閉するといつた手法を用いている為、製
造工程の自動化が困難であつてしかもその形状は
IC又はLSI化した他の電子回路部品に比べて大型
になるという欠点があつた。
本考案は上述の如き従来の二重モード・フイル
タの欠点を完全に解消し製造の自動化と小型化を
同時に満足すべくなされたものであつて、圧電基
板上に付着した一対の電極周辺の振動エネルギが
閉じ込められる範囲にほゞ相応する範囲の周囲に
複数個に分割したスリツトを穿設し、前記スリツ
ト外周の圧電基板をパツケージ部材周縁によつて
密封するようにした二重モード・フイルタを提供
することを目的とする。
タの欠点を完全に解消し製造の自動化と小型化を
同時に満足すべくなされたものであつて、圧電基
板上に付着した一対の電極周辺の振動エネルギが
閉じ込められる範囲にほゞ相応する範囲の周囲に
複数個に分割したスリツトを穿設し、前記スリツ
ト外周の圧電基板をパツケージ部材周縁によつて
密封するようにした二重モード・フイルタを提供
することを目的とする。
以下、本考案を実施例を示す図面によつて詳細
に説明する。
に説明する。
第１図は本考案に係る二重モード・モノリシツ
ク・フイルタの構成を示す図である。
ク・フイルタの構成を示す図である。
即ち、圧電基板１の表面中央部に２個の分割電
極２及び３を付着すると共に裏面に共通電極４を
付着して励振せしめるものであるが、この際前記
分割電極２及び３の間隔を適切に設定すれば両電
極間の音響的結合によつて二つの振動モードが出
現するのでこれを利用することによつてフイルタ
が構成し得ることは周知である。
極２及び３を付着すると共に裏面に共通電極４を
付着して励振せしめるものであるが、この際前記
分割電極２及び３の間隔を適切に設定すれば両電
極間の音響的結合によつて二つの振動モードが出
現するのでこれを利用することによつてフイルタ
が構成し得ることは周知である。
又、斯る二重モード・フイルタに於いては振動
エネルギは前記２及び３の周辺近傍に閉じ込めら
れることもよく知られたことであるから前記圧電
基板１外周縁の振動エネルギの実質的に伝播しな
い部分を押圧してもフイルタ特性には格別の影響
はない。
エネルギは前記２及び３の周辺近傍に閉じ込めら
れることもよく知られたことであるから前記圧電
基板１外周縁の振動エネルギの実質的に伝播しな
い部分を押圧してもフイルタ特性には格別の影響
はない。
そこで本考案に於いては前記圧電基板１外周縁
をパツケージ部材によつて押圧した際、前記基板
１と前記パツケージ部材との熱膨張率の差異によ
る基板の振動領域の変形に対処する為、該振動領
域にほゞ相応する周縁に多分割したスリツト５，
５，……を穿設する。このスリツトはエツチング
によつて行えば容易に所望の形状寸法とすること
が可能である。
をパツケージ部材によつて押圧した際、前記基板
１と前記パツケージ部材との熱膨張率の差異によ
る基板の振動領域の変形に対処する為、該振動領
域にほゞ相応する周縁に多分割したスリツト５，
５，……を穿設する。このスリツトはエツチング
によつて行えば容易に所望の形状寸法とすること
が可能である。
而して前記電極２，３及び４からその電極リー
ド部６，７及び８を前記スリツト５，５，……の
間を通つて前記圧電基板１の周縁部に導びくよう
構成する。
ド部６，７及び８を前記スリツト５，５，……の
間を通つて前記圧電基板１の周縁部に導びくよう
構成する。
以上説明した如く構成する二重モード・フイル
タを第２図に第１図のＡ−Ａ断面図で示す如き皿
型のパツケージ部材９及び１０によつてその周縁
部に於いて表裏から挾み接着することより密封し
てフイルタを製造する。この場合、前記パツケー
ジ部材９及び１０をガラスの型成形部材とすれば
極めて安価に製造することができ前記圧電基板１
が水晶であれば低融点ガラスによつて接着するこ
とができる。
タを第２図に第１図のＡ−Ａ断面図で示す如き皿
型のパツケージ部材９及び１０によつてその周縁
部に於いて表裏から挾み接着することより密封し
てフイルタを製造する。この場合、前記パツケー
ジ部材９及び１０をガラスの型成形部材とすれば
極めて安価に製造することができ前記圧電基板１
が水晶であれば低融点ガラスによつて接着するこ
とができる。
尚、前記電極リード６，７及び８の端部を露出
させ外部電子回路と接続する為、前記パツケージ
部材９及び１０の周縁部には第３図に斜視図で示
す如く切り欠き１１，１２及び１３を設ける。
させ外部電子回路と接続する為、前記パツケージ
部材９及び１０の周縁部には第３図に斜視図で示
す如く切り欠き１１，１２及び１３を設ける。
前記切り欠き１１，１２及び１３に於いて夫々
露出した電極リード部６，７及び８を外部回路と
直接接続することも不可能ではないがプリント基
板に実装する上では具合が悪い。そこで第４図及
び第５図に夫々平面図及びＢ−Ｂ断面図に示す如
き端子部材を用いれば好都合であろう。
露出した電極リード部６，７及び８を外部回路と
直接接続することも不可能ではないがプリント基
板に実装する上では具合が悪い。そこで第４図及
び第５図に夫々平面図及びＢ−Ｂ断面図に示す如
き端子部材を用いれば好都合であろう。
即ち、プラスチツク又はセラミツクスを形成し
た枠１４の内面にコ字状断面を有する金属板１
５，１５，……を固定しこれからリード端子１
６，１６，……を夫々延長する。前記枠１４に前
記パツケージしたフイルタを挿入した上前記コ字
状金属板１５，１５，……と前記パツケージ部材
９，１０周縁の切り欠き１１，１２及び１３とを
夫々係合させ導電性接着剤で固定すればリード端
子を突出したフイルタが完成する。
た枠１４の内面にコ字状断面を有する金属板１
５，１５，……を固定しこれからリード端子１
６，１６，……を夫々延長する。前記枠１４に前
記パツケージしたフイルタを挿入した上前記コ字
状金属板１５，１５，……と前記パツケージ部材
９，１０周縁の切り欠き１１，１２及び１３とを
夫々係合させ導電性接着剤で固定すればリード端
子を突出したフイルタが完成する。
尚ケースのシールドはパツケージ部材にアルミ
等を蒸着しておき端子部材を導電性接着材で接着
する際にアース端子と接続すれば良い。
等を蒸着しておき端子部材を導電性接着材で接着
する際にアース端子と接続すれば良い。
本考案は以上説明した如く構成するのでモノリ
シツク・二重モード・フイルタをその特性を何等
損うことなく極めて安価に製造する上で著しい効
果がある。
シツク・二重モード・フイルタをその特性を何等
損うことなく極めて安価に製造する上で著しい効
果がある。
尚、本考案は上述の実施例に限定される必要は
なく、例えば圧電基板は円形でもよいし、又前記
パツケージ部材は金属であつてもよい。この場合
には前記圧電基板上をその周縁部に延びる電極リ
ード部の短絡を防止する為、前記圧電基板周縁部
にガラス又はセラミツクスのリングを配置した上
でパツケージ部材を接着すればよい。
なく、例えば圧電基板は円形でもよいし、又前記
パツケージ部材は金属であつてもよい。この場合
には前記圧電基板上をその周縁部に延びる電極リ
ード部の短絡を防止する為、前記圧電基板周縁部
にガラス又はセラミツクスのリングを配置した上
でパツケージ部材を接着すればよい。
第１図は本考案に係る二重モード・モノリシツ
ク・フイルタの構成を説明する図、第２図はこれ
をパツケージした状態を示すＡ−Ａ断面図、第３
図はその斜視図、第４図及び第５図は夫々本考案
のフイルタにリード端子を付する為の枠体の平面
図及びＢ−Ｂ断面図である。 １……圧電基板、２及び３……一対の電極、
５，５，……多分割のスリツト。
ク・フイルタの構成を説明する図、第２図はこれ
をパツケージした状態を示すＡ−Ａ断面図、第３
図はその斜視図、第４図及び第５図は夫々本考案
のフイルタにリード端子を付する為の枠体の平面
図及びＢ−Ｂ断面図である。 １……圧電基板、２及び３……一対の電極、
５，５，……多分割のスリツト。
Claims (1)
- 圧電基板表面に一対の電極を設け前記両電極間
でこれらが共振する際に生ずる音響的結合を利用
する二重モード・フイルタに於いて、前記圧電基
板の前記一対の電極周辺で振動エネルギが閉じ込
められる範囲にほゞ相応する範囲の外周に多分割
のスリツトを穿設すると共に前記スリツト外側の
非振動部分を当該フイルタのパツケージ周縁によ
つて固定密封したことを特徴とする二重モード・
フイルタの構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11437682U JPS5920721U (ja) | 1982-07-28 | 1982-07-28 | 二重モ−ド・フイルタの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11437682U JPS5920721U (ja) | 1982-07-28 | 1982-07-28 | 二重モ−ド・フイルタの構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5920721U JPS5920721U (ja) | 1984-02-08 |
| JPS6340909Y2 true JPS6340909Y2 (ja) | 1988-10-26 |
Family
ID=30264415
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11437682U Granted JPS5920721U (ja) | 1982-07-28 | 1982-07-28 | 二重モ−ド・フイルタの構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5920721U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007180995A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Kyocera Kinseki Corp | 圧電振動子 |
-
1982
- 1982-07-28 JP JP11437682U patent/JPS5920721U/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007180995A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Kyocera Kinseki Corp | 圧電振動子 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5920721U (ja) | 1984-02-08 |
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